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発明の名称 気泡ブロック製造用型枠
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−113514(P2001−113514A)
公開日 平成13年4月24日(2001.4.24)
出願番号 特願平11−299268
出願日 平成11年10月21日(1999.10.21)
代理人 【識別番号】100094536
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 隆二 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4G053
【Fターム(参考)】
4G053 AA11 DA01 EA03 EB05 EB16 
発明者 川崎 博孝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 略水平な全体略長方形状の底板と、その底板の四周に略垂直に起立させて設けた側板とで、上面が開口する略直方体状の箱状に形成され、上記底板と側板とを分離可能に構成した気泡ブロック製造用型枠において、上記底板を複数枚の板材で構成し、その隣り合う板材間に耐熱性および弾性を有するシール材を介在させたことを特徴とする気泡ブロック製造用型枠。
【請求項2】 略水平な全体略長方形状の底板と、その底板の四周に略垂直に起立させて設けた側板とで、上面が開口する略直方体状の箱状に形成され、上記底板と側板とを分離可能に構成した気泡ブロック製造用型枠において、前記底板の下部に略方形枠状の支持フレームを設け、その支持フレームの下部に支持脚を一体的に設けたことを特徴とする気泡ブロック製造用型枠。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軽量気泡コンクリート(ALC)パネルなどの軽量建材を製造する工程で気泡ブロックを形成する場合などに使用される型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば幅60cm、厚さ3.7〜20cm、長さ90〜600cmのALCパネルを製造する場合には、先ず内法の長さが約600〜700cm、幅が約150cm、深さが約600〜700cmの直方体状の型枠内にパネル寸法に応じた補強用鉄筋をセットしてから、原料スラリーを注入して発泡させる。その後、所定時間経過して半可塑性状態に硬化したら、上記型枠の側板を取り外して半可塑性体の高さが所望寸法になるように、その上面を切削する。
【0003】次に、上記半可塑性体を切断装置に移送して、この直方体状の半可塑性体と、所定間隔でピアノ線を張設した枠とを相対的に移動させて所定幅と長さに切断する。次いで、この切断済みの半可塑性体を再び前記型枠又は養生用の型枠に収納し、この型枠を数段積み重ねた状態でオートクレーブに挿入し、高温高圧で蒸気養生することにより所定寸法のALCパネルを得る。
【0004】その後、切削装置で各パネルの小口面の面取り加工や、溝加工したり、必要に応じてパネル表面に模様を切削加工して製品にしている。なお、原料スラリーを発泡させた半可塑性状態の気泡ブロックを整形して煉瓦状や小石状の軽量建材を製造する場合にも上記と同様の型枠が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の方法では型枠の底板と側板が同数必要であり、また同じ型枠を繰り返し使用することにより、その水平な底板が熱歪みで変形し、この変形が大きくなると半可塑性体の寸法精度が低下したり、亀裂や一部欠落するなどの問題があった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、半可塑性状態の気泡ブロックをオートクレーブで養生する際に型枠の底板が変形するのを防止すること、およびオートクレーブで養生する際に型枠の側板を用いることなく養生できるようにして耐久性、操作性および製造効率のよい気泡ブロック用型枠を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明による気泡ブロック製造用型枠は、以下の構成としたものである。
【0008】即ち、略水平な全体略長方形状の底板と、その底板の四周に略垂直に起立させて設けた側板とで、上面が開口する略直方体状の箱状に形成され、上記底板と側板とを分離可能に構成した気泡ブロック製造用型枠において、上記底板を複数枚の板材で構成し、その隣り合う板材間に耐熱性および弾性を有するシール材を介在させたことを特徴とする。
【0009】 また、略水平な全体略長方形状の底板と、その底板の四周に略垂直に起立させて設けた側板とで、上面が開口する略直方体状の箱状に形成され、上記底板と側板とを分離可能に構成した気泡ブロック製造用型枠において、前記底板の下部に略方形枠状の支持フレームを設け、その支持フレームの下部に支持脚を一体的に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように底板を複数枚の板材で構成し、その隣り合う板材間に耐熱性および弾性を有するシール材を介在させたので、気泡ブロックを成形する際に原料スラリーが漏れることがなく、またオートクレーブで蒸気養生を繰り返し使用しても熱膨張や熱歪みによる変形は殆ど生じることがなく、成形品の寸法精度が低下したり、亀裂や一部欠落するなどの不具合を解消することが可能となる。
【0011】また底板の下部に略方形枠状の支持フレームを設け、その支持フレームの下部に支持脚を一体的に設けたので、半可塑性体を蒸気養生等する際に前記従来のように側板を用いることなく、半可塑性体を複数段積み重ねることができる。そのため半可塑性体の成形後は側板が不要となり、その不要となった側板を他の底板と組み合わせることによって次の成形に供することができるので、側板の数を大幅に削減できると共に、養生時には側板がないので、半可塑性体への熱まわりがよくなり、熱量を節減することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態に基づいて本発明を具体的に説明する。図1(a)は本発明による気泡ブロック製造用型枠の一実施形態を示す平面図、同図(b)はその側面図、図2はその一部縦断拡大正面図である。
【0013】本実施形態による気泡ブロック製造用型枠1は、略水平な全体略長方形状の底板2と、その底板2の四周に略垂直に起立させて設けた側板3とで、上面が開口する直方体状の箱状に形成され、上記底板2の下部には略方形枠状の支持フレーム4が設けられている。
【0014】上記底板2は、角材を格子状に組み立てた台座20上に、鉄板等の板材21を複数枚並べて配置した構成であり、その隣り合う板材21・21間には、図3に示すように耐熱性および弾性を有するシリコンゴム等のシール材22が介在されている。そのシール材22は、図示例においては断面凸字形に形成され、一方の板材21の端面に形成した断面コ字形の凹溝21a内に嵌合保持されている。
【0015】前記の側板3は、全体略長方形状の底板2の長手方向に沿う一対の長辺側の側板3a・3aと、長手方向両端部に設けた一対の短辺側の側板3b・3bとよりなり、それぞれ略平行に対向させて設けられている。その各側板3a,3bの対向面側には、それぞれ平板状の基板30が設けられ、さらに短辺側の側板3bには、略水平方向に配置した断面コ字形の補強材31等が、また長辺側の側板3aには、略垂直方向の断面コ字形の補強材32やカバー板33等がそれぞれ設けられている。その補強材32とカバー板33には、吊具係合用の凹部34が形成され、クレーン等で吊上げるときに吊具のフック(図示せず)等が係脱可能になっている。
【0016】また上記長辺側の側板3aの長手方向両端部には、短辺側の側板3bとの連結用の断面略L字形の係止板35が溶接等で一体的に設けられ、短辺側の側板3bの両端部に設けたクランプ5で連結固定する構成である。そのクランプ5は、図示例においては図2に示すように上記補強材31に取付けたボルト51を、上記係止板35に形成した穴または凹部に挿通し、上記ボルト51の先端部にねじ込んだナット52で締め付け固定する構成である。図中、53は長辺側の側板3aと短辺側の側板3bとの位置決めピンである。
【0017】さらに長辺側の側板3aの下端部には、図2に示すように底板2の台座20との係合用凹溝を有する溝形材36が溶接等で一体的に設けられ、型枠1を組み立てた状態では、上記溝形材36の凹溝に台座20の長辺側の角材20aに形成した凸条が係合している。前記のクランプ5を緩めると、対向する長辺側の側板3a・3aの間隔を拡げることができ、それによって上記形材36と角材20aとの係合が解除されて側板3を底板2から分離できるようになっている。
【0018】一方、前記の支持フレーム4は、チャンネル材40を前記底板2の外形寸法とほぼ等しい方形枠状に組み合わせて溶接等で一体的に固着した構成であり、その支持フレーム4の上面には、図4に示すように前記底板2の台座20がボルト42で脱着可能に取付けられている。その支持フレーム4の長辺側のチャンネル材40の下面側の相対する位置には2対の略垂直な下向きの支持脚41が溶接等で一体的に設けられ、また上記チャンネル材40の側面の相対する位置には、クレーン等で吊上げるときに吊具のフック(図示せず)等を係脱させる2対の突起43が設けられている。
【0019】上記のように構成された気泡ブロック製造用型枠を用いて、ALCパネル等の気泡ブロックを製造するに当たっては、先ず底板2に側板3を取付けた型枠1内に、図に省略した補強鉄筋をセットし、この型枠1を支持フレーム4上に取付けた状態で、図5に示すように台車6上に載置する。この状態で型枠1内に原料スラリーを注入し、発泡硬化させて成形するもので、その際、底板2の隣り合う板材21・21間には耐熱性および弾性を有するシール材22が介在されているので原料スラリーが漏れることはない。
【0020】次に、上記台車6を切断装置(不図示)の付近まで移動させてから、側板3のクランプ31を弛めて底板2との結合を解除し、前記凹部34に図に省略した吊具等のフックを係合させてクレーン等で側板3を吊上げて底板2から取り外す。この取り外した側板3は以後の工程では不要なので、他の底板と組み合わせて型枠を構成し、次の気泡ブロックの成形に使用することができる。
【0021】上記のようにして側板3を外した底板2上には、直方体状に成形された半可塑性体Wが載置されており、その半可塑性体Wを図に省略した吊具で把持して吊上げ、切断装置に移載する。そして所定寸法の高さ、長さ、幅に切断してから再度台車6上の底板2に移載する。
【0022】その後、台車6をオートクレーブの付近まで移動させてから、支持フレーム4を吊上げて図6に示すように別の台車7上に載置するもので、その際、上側の支持フレーム4の支持脚41を、下側の支持フレーム4上に載せることによって、前記従来のように側板を用いることなく半可塑性体Wを複数段積み重ねることができる。図6は半可塑性体Wを台車7上に3段積み重ねた状態を示す。
【0023】なお上記支持脚41の高さは、支持フレーム4のチャンネル材40の高さ寸法をも含めて成形品すなわち上記半可塑性体Wの高さよりもやや高く形成されており、それによって半可塑性体Wの上面が前記底板2に接触することなく配置されると共に、半可塑性体Wの上部は方形枠状のチャンネル材40の内空内に位置するように構成されている。
【0024】上記のようにして台車7上に複数段積み重ねた半可塑性体Wをオートクレーブ内に搬送して蒸気養生するもので、その際、型枠1の底板2は前述のように複数枚の板材21で構成し、隣り合う板材21・21間に耐熱性および弾性を有するシール材22を介在させたので、養生する際もしくは養生後に上記板材21が熱膨張もしくは収縮しても上記シール材22がそれを吸収するので変形等することがない。また蒸気養生する際、半可塑性体Wの周囲には側板がないので、半可塑性体の周面に蒸気を万遍なく吹き付けることができるもので、少ない熱量で良好に養生することが可能となり、熱エネルギーを節約することができる。また半可塑性体の温度分布が均一化される利点もある。
【0025】また上記のようにしてオートクレーブに挿入した後の工程は、前記従来例と同様であり、支持フレーム4上の底板2から取り出したALCパネル等の発泡ブロックは加工工程に搬送して製品化し、支持フレーム4と底板2には別の側板3を取り付けて型枠1を形成する。このとき底板2は前述のように養生後も変形することがなく、また側板3はオートクレーブに挿入しないので変形や劣化がなく、精度よい成形加工を繰り返し行うことができる。ALCパネル以外の発泡ブロックを製造する場合も同様である。
【0026】なお上記実施形態においては、半可塑性体Wを載せた台車6をオートクレーブ付近まで移動させた後、別の台車7に載せてオートクレーブ内に移送するようにしたが、別の台車に載せ替えることなく、先の台車6に載せたままでオートクレーブ内に移送するように構成することもできる。
【0027】また図示例においては、支持フレーム4の支持脚41を2対(4本)設けたが、必要に応じて3対以上設けてもよい。また上記支持脚41には、必要に応じて支持フレーム4のずれ止め用の係止部材等を設けるとよく、図示例においては支持脚41の下端部に係止ピン41aが一体的に設けられている。
【0028】さらに上記実施形態においては、上側の支持フレーム4の支持脚41を、下側の支持フレーム4上に底板2を介して載置するようにしたが、下側の支持フレーム4上に直接載置するように構成することもできる。また前記図6に示すように最下段に載置される支持フレーム4は支持脚41を有しないものを用いることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明による気泡ブロック製造用型枠1は、その底板2を鉄板等よりなる複数枚の板材21で構成し、隣り合う板材21・21間に耐熱性および弾性を有するシール材22を介在させたので、成形時に原料スラリーが漏れることがなく、またオートクレーブで蒸気養生を繰り返し使用しても熱膨張による変形や熱歪みによる変形は殆ど生じない。そのため半可塑性状態の気泡ブロックの寸法精度が低下したり、亀裂や一部欠落するなどの問題が発生することがない。
【0030】また型枠1の底板の下部に略方形枠状の支持フレームを設け、その支持フレーム4に支持脚41を設けたので、半可塑性体を養生する際に前記従来のように側板を用いることなく、半可塑性体を複数段重ねて配置することができる。そのため半可塑性体の成形後は側板が不要となり、その不要となった側板を他の底板と組み合わせることによって次ぎの成形に供することができる。その結果、側板の数を大幅に削減できると共に、養生時には側板がないので、半可塑性体への熱まわりがよくなり、熱量を節減できるだけでなく、養生時には半可塑性体の温度分布が均一になり良好に養生できる等の効果がある。




 

 


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