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発明の名称 パンチプレス
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−205496(P2001−205496A)
公開日 平成13年7月31日(2001.7.31)
出願番号 特願2000−16901(P2000−16901)
出願日 平成12年1月26日(2000.1.26)
代理人 【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
【テーマコード(参考)】
4E048
4E088
【Fターム(参考)】
4E048 MA10 
4E088 FA03
発明者 坂本 博一 / 尾関 浩二
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 パンチ工具を、少なくとも工具外周の一部が現れる上昇位置と下降位置との間で昇降できるように支持する工具支持体と、前記上昇位置にあるパンチ工具の外周に向いた放出ノズルを有しこの放出ノズルから潤滑油を放出する潤滑油放出手段とを備えたパンチプレス。
【請求項2】 前記潤滑油放出手段は、パンチ工具の外側の異なる2方向または3方向から放出するように、2つまたは3つの放出ノズルを有するものとした請求項1記載のパンチプレス。
【請求項3】 前記工具支持体は、一つの工具割出位置に複数のパンチ工具が配置されたものとし、前記潤滑油放出手段は、同じ割出位置に配置された複数のパンチ工具の並びを挟むように前記放出ノズルが複数配置され、かつこれら放出ノズルから噴霧状に潤滑油を放出するものである請求項2記載のパンチプレス。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチ工具の外周面に潤滑油を供給する機能を備えたパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】タレットに設けたパンチ保持孔にパンチ工具を摺動自在に嵌合させたタレットパンチプレスにおいては、パンチ工具の摺動を円滑に行うために、パンチ保持孔とパンチ工具との摺動面に潤滑油が供給することが必要である。従来、前記潤滑油の供給は、パンチ工具の外周面に手作業で潤滑油を塗布することによって行っていた。しかし、手作業で潤滑油を塗布するのでは、作業が煩わしいばかりか、手が汚れるので作業環境上よくない。
【0003】潤滑油供給を自動化したものとしては、パンチ工具を昇降させるラムからパンチ工具内を経てその外周面に開口する連通孔を形成したものが提案されている。この連通孔を介してパンチ工具の外周面にオイルミストを供給し、スラグ落としと、パンチ工具の潤滑とを行う。しかし、このような構成では、加工対象の板材を潤滑油で汚すうえ、潤滑油をパンチ工具の外周面の全体に供給できない。またオイルミストを供給するため、構造も複雑になるという問題点がある。
【0004】この発明の目的は、パンチ工具の摺動部への潤滑油の供給を確実に、かつ簡単な構成で行えるパンチプレスを提供することである。この発明の他の目的は、パンチ工具の全周に潤滑油が行き渡るようにすることである。この発明のさらに他の目的は、簡単な構成で複数のパンチ工具に潤滑油の供給が行えるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のパンチプレスは、パンチ工具を、少なくとも工具外周の一部が現れる上昇位置と下降位置との間で昇降できるように支持する工具支持体と、前記上昇位置にあるパンチ工具の外周に向いた放出ノズルを有しこの放出ノズルから潤滑油を放出する潤滑油放出手段とを備える。前記放出ノズルは、斜め下向きとしても良い。この構成によると、工具支持体に支持されたパンチ工具が上昇位置にあるときに、潤滑油放出手段により放出ノズルからパンチ工具の外周における工具支持体からの突出部分に向けて潤滑油が放出される。このようにパンチ工具の外周に供給された潤滑油は、パンチ工具が工具支持体のパンチ支持孔の内面に摺接しながら昇降することで、パンチ工具外周の摺接面の全体に行き渡る。そのため、パンチ工具の摺接面への潤滑油の供給が確実に行われる。また、パンチ工具の工具支持体からの突出部に向けた放出ノズルを設けたものであるため、簡単な構成で済む。
【0006】この発明において、前記潤滑油放出手段は、パンチ工具の外側の異なる2方向または3方向から放出するように、2つまたは3つの放出ノズルを有するものとしてもよい。この構成の場合、パンチ工具に対して複数の方向から潤滑油が放出されるので、パンチ工具外周面の全体に潤滑油を行き渡らせることができる。この発明の前記各構成の場合に、前記工具支持体は、一つの工具割出位置に複数のパンチ工具が配置されたものとし、前記潤滑油放出手段は、同じ割出位置に配置された複数のパンチ工具の並びを挟むように前記放出ノズルが複数配置され、かつこれら放出ノズルから噴霧状に潤滑油を放出するものとしてもよい。この構成の場合、工具割出位置にある複数のパンチ工具に対して、それらの外周面の全体に行き渡るように潤滑油を供給でき、工具割出位置にだけ放出ノズルを配置するので構造も簡略化できる。また,このように放出ノズルを噴霧状に放出するものとすることで、隠れた部分にも潤滑油が供給されることをある程度期待することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ないし図8と共に説明する。図1はこの実施形態に係るパンチプレスの概略構成を示す平面図、図2はその側面図である。このパンチプレスはタレットパンチプレスであって、フレーム1における上フレーム部1aおよび下フレーム部1bに、各々タレットからなる上下の工具支持体2,3が、互いに同心の垂直軸心回りに回転自在に支持されている。これら上下の工具支持体2,3には、複数のパンチ工具4およびダイ工具5が円周方向に並べて設置されている。各パンチ工具4は、パンチ位置Pに割り出されたときに、プレスラム6に連結されて昇降駆動される。プレスラム6は、ガイド部材7を介して上フレーム部1aに昇降自在に支持され、パンチ駆動装置8で昇降駆動される。
【0008】上工具支持体2は、パンチ工具4を、少なくとも工具外周の一部が現れる上昇位置と下降位置との間で昇降できるように支持する部材であって、複数のパンチ保持孔9(図4)が円周方向に並べて設けられている。上工具支持体2の一部では、図8に示すように円周方向の同じ回角度位置において、内外周に分けて複数のパンチ保持孔9が配置される。外周側のパンチ保持孔9は、パンチ保持孔9が1つだけ配置される各回角度位置のパンチ保持孔9と共に、タレット軸心を中心とする共通の同心円上に設けられ、内周側のパンチ保持孔9も別の共通の同心円上に設けられる。これら各パンチ保持孔9に、パンチ工具4が昇降自在に嵌合している。なお、各パンチ工具4は、外周面が円筒面状に形成されたパンチホルダと、このパンチホルダに保持されたパンチ工具本体とで構成される。
【0009】下工具支持体3は、上工具支持体2の各パンチ工具4と対応する複数のダイ工具5を上面に設置した工具支持体である。これら上下のタレット2,3は、フレーム1に設置された共通のモータ(図示せず)により、チェーン等の駆動伝達系を介して互いに同期して回転させられる。これらモータおよび駆動伝達系により、希望のパンチ工具4がパンチ位置Pに割り出される。
【0010】パンチ駆動装置8は、図3に示すように、プレスラム6を昇降駆動するクランク機構10と、このクランク機構10を回転させるモータ等の駆動源11とからなる。プレスラム6は、上工具支持体2の内外周のパンチ工具4に対応する複数のストライカ12A,12Bと、これらのストライカの1つを選択使用するセレクト用シリンダ13とを有する。工具割出位置であるパンチ位置Pに内外周に2つ並ぶパンチ工具4が割り出されたときに、プレスラム6の下降により、両ストライカ12A,12Bのうちのセレクト用シリンダ13で選択された一方のストライカで対応するパンチ工具4が叩かれ、パンチ加工が行われる。外周列のパンチ工具4だけが割り出されたときには、セレクト用シリンダ13はストライカ12Aを選択する。パンチ工具4は、ばねによる引上げ式のものであり、ストライカ12A,12Bで叩かれない状態では、上昇位置で支持される。
【0011】ワーク送り機構14は、テーブル15上に載せられた板材Wの任意箇所をパンチ位置Pヘ送る手段である。このワーク送り機構14は、前後(Y方向)移動するキャリッジ16に、左右(X方向)移動するクロススライド17を設置し、板材Wの端部を把持するワークホルダ18をクロススライド17に取付けたものとしてある。
【0012】プレスラム6を昇降ガイドするガイド部材7には、図5および図6に平面図および側面図で示すように、潤滑油放出手段19を構成する3つの放出ノズル20A,20B,20Cが支持部材21,22を介して斜め下向きに取付けられている。潤滑油放出手段19は、各放出ノズル20A〜20Cから噴霧状に潤滑油を放出して工具割出位置で上昇位置にあるパンチ工具4の外周に供給するものである。この潤滑油放出手段19は、各放出ノズル20A〜20Cと、給油源23と、これら給油源23と各放出ノズル20A〜20Cとを接続する給油路24とを有し、給油源23からの給油はパンチプレスの全体の動作を制御する制御装置25によって制御される。
【0013】各放出ノズル20A〜20Cのうち、ガイド部材7の前方に設置される2つの放出ノズル20A,20Bは、工具割出位置に配置された内外周の2つのパンチ工具4の並びを挟むように配置される。残る1つの放出ノズル20Cは、上工具支持体2の内周側から2つのパンチ工具4の並びの一側部側に向くように配置される。また、各放出ノズル20A〜20Cは、上昇位置にあるパンチ工具4の外周に向く姿勢とされている。なお、各放出ノズル20A〜20Cからの潤滑油の1回分の放出量は、前方の両放出ノズル20A,20Bの放出量が、残る1つの放出ノズル20Cの放出量よりも少なくなるようにし、パンチ工具4の全周に対して略均等に放出されるようにしてある。
【0014】上記構成の潤滑油供給動作について説明する。図7は、上工具支持体2の外周列に並ぶ1つのパンチ工具4が工具割出位置に割り出された状態を示す。このパンチ工具4が上昇位置にあるときに、その外周面に向けて3つの放出ノズル20A〜20Cから噴霧状に潤滑油が放出される。そのため、パンチ工具4の外周面のほぼ全周にわたって潤滑油が確実に供給される。図8は、外周列と内周列のパンチ工具4が2つ並ぶ部分が工具割出位置に割り出された状を示す。この場合、2つのパンチ工具4の並びを前方の2つの放出ノズル20A,20Bで挟んだ状態で、両側から噴霧状の潤滑油が両パンチ工具4の外周に放出され、さらに残る1つの放出ノズル20Cで上工具支持体2の内周側から2つのパンチ工具4の並びの一側方に向けて噴霧状の潤滑油が放出される。そのため、2つのパンチ工具4の外周面に潤滑油が無駄なく確実に供給される。
【0015】この実施形態では、パンチ工具4への潤滑油の供給は、所定のヒット数(例えば数百ヒット)毎に1回行うように、潤滑油放出手段19の給油源23が制御装置25によって制御される。これにより、パンチ工具4に対して、潤滑油を過不足なく供給できる。また、この実施形態では、潤滑油放出手段19の各放出ノズル20A〜20Cが工具割出位置に配置されているので、上工具支持体2の各パンチ工具4ごとに放出ノズルを配置することなく、各パンチ工具4への潤滑油の供給を行うことができ、構成を簡略化できる。
【0016】なお、前記実施形態は、工具支持体2,3がタレットである場合につき説明したが、この発明は、工具支持体が、例えば直線上を進退移動可能なカートリッジ等である場合にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明のパンチプレスは、パンチ工具を、少なくとも工具外周の一部が現れる上昇位置と下降位置との間で昇降できるように支持する工具支持体と、前記上昇位置にあるパンチ工具の外周に向いた放出ノズルを有しこの放出ノズルから潤滑油を放出する潤滑油放出手段とを備えたため、パンチ工具の外周面への潤滑の供給を、確実に、かつ簡単な構成行うことができる。潤滑油放出手段が、パンチ工具の外側の異なる2方向または3方向から放出するように、2つまたは3つの放出ノズルを有するものとした場合は、パンチ工具の全周に潤滑油が行き渡るようにできる。また、工具支持体が、一つの工具割出位置に複数のパンチ工具が配置されたものである場合に、潤滑油放出手段を、同じ割出位置に配置された複数のパンチ工具の並びを挟むように放出ノズルが複数配置され、かつこれら放出ノズルから噴霧状に潤滑油を放出するものとした場合は、簡単な構成で複数のパンチ工具に潤滑油の供給が行える。放出ノズルを斜め下向きとした場合は、タレットに載っているインデックスツールを回転させるための機構に邪魔されることなく、油供給が行える。換言すれば、タレットがどの回転位相にあっても、常に開いている空間から油供給することができる。




 

 


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