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発明の名称 パンチプレスにおける板材支持機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−205360(P2001−205360A)
公開日 平成13年7月31日(2001.7.31)
出願番号 特願2000−20085(P2000−20085)
出願日 平成12年1月28日(2000.1.28)
代理人 【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
【テーマコード(参考)】
4E048
【Fターム(参考)】
4E048 CA02 CA03 MA12 
発明者 坂本 博一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 タレットに設置されたダイと、前記タレットの周辺に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置するタレット回り板材支持部材とを有し、板材をダイから浮かせた状態で支持するパンチプレスにおける板材支持機構であって、加工時に前記タレット回り板材支持部材を下降させてその支持レベルをダイの上面と同一にする高さ調整手段を設けたパンチプレスにおける板材支持機構。
【請求項2】 タレットの円周方向に隣合うダイ間に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置するダイ間板材支持部材を有し、加工時に前記ダイ間板材支持部材を下降させてその支持レベルをダイの上面と同一にする高さ調整手段を設けた請求項1記載のパンチプレスにおける板材支持機構。
【請求項3】 タレットに設置されたダイと、前記タレットの付近に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置する板材支持部材とを有し、板材をダイから浮かせた状態で支持するパンチプレスにおける板材支持機構であって、加工時にダイを上昇させてダイの上面高さを前記板材支持部材の支持レベルと同一にする高さ調整手段を設けたパンチプレスにおける板材支持機構。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチプレスにおいて、ワークテーブル等に設けられて板材を送り可能に支持する板材支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスでは、板材送りを円滑にするために、ブラシや自在回転ボール等を有する板材支持部材をワークテーブルに設けている。この板材支持部材による支持レベルは、例えばブラシを用いた場合、図12に示すように、ブラシ120の先端がダイハイトDHよりも若干突出するように設けられる。板材Wはダイ107より若干浮いた状態となる。このため、板材送り時には、ダイ107が板材Wと擦れず、板材の裏面に傷を付けないという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、加工時には、そのダイハイトDHとブラシ上端とのレベル差hだけ、板材Wはブラシ107に抗してパンチ106で押し下げられることになる。このため、ダイ107の上面に板材Wが押し付けられ、レベル差hにより板材Wが歪む。
【0004】この発明の目的は、板材を円滑に移動でき、加工時に板材に歪みを生じさせることのないパンチプレスにおける板材支持機構を提供することである。この発明の他の目的は、傷や歪み防止の処置が加工精度に影響することを避けることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の発明のパンチプレスにおける板材支持機構は、タレットに設置されたダイと、前記タレットの周辺に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置するタレット回り板材支持部材とを有し、板材をダイから浮かせた状態で支持する機構であって、加工時に前記タレット回り板材支持部材を下降させてその支持レベルをダイの上面と同一にする高さ調整手段を設けたものである。この構成によると、板材の移動時には、板材をダイの上面高さよりも若干高い支持レベルで支持するので、円滑に移動させることができる。また加工時には、板材をダイの上面と同一の支持レベルで支持してパンチ加工が行われるので、加工時にダイの上面とタレット回り板材支持部材とのレベル差で板材に歪みを生じさせることがない。また、タレット回り板材支持部材を下降させることで同一レベルとし、ダイは昇降させないので、ダイの昇降よる加工精度の低下の問題も生じない。
【0006】第1の発明において、タレットの円周方向に隣合うダイ間に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置するダイ間板材支持部材を有するものとし、加工時に前記ダイ間板材支持部材を下降させてその支持レベルをダイの上面と同一にする高さ調整手段を設けてもよい。この構成の場合、ダイ間板材支持部材を設けたため、板材がダイ間で非支持状態となることが防げ、板材移動時やタレット回転時に板材裏面にダイによって傷が付くことが、より一層確実に防止される。ダイ間板材支持部材は、加工時は高さ調整手段でダイの上面と同一にするため、ダイ間板材支持部材で板材がダイから浮き上がり状態になることで、加工時に板材が歪むことも防止できる。
【0007】この発明における第2の発明のパンチプレスにおける板材支持機構は、タレットに設置されたダイと、前記タレットの付近に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置する板材支持部材とを有し、板材をダイから浮かせた状態で支持する機構であって、加工時にダイを上昇させてダイの上面高さを前記板材支持部材の支持レベルと同一にする高さ調整手段を設けたものである。前記板材支持部材は、タレットの付近に設けられるものであるが、例えば、タレットの上方の全体を覆うように設けられてタレットの周囲まで延びるものとされ、ダイが臨む開口を有するものとされる。この構成によると、板材の移動時やタレットの回転時に、板材をダイの上面高さよりも若干高い支持レベルで支持して円滑に移動させることができる。加工時には、ダイをその上面が板材の支持レベルと同一となるように上昇させた状態でパンチ加工が行われるので、加工時にレベル差で板材が歪むことがない。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ないし図4と共に説明する。図1は、この実施形態に係る板材支持機構を備えたパンチプレスの概略構成を示す破断平面図、図2(A)はその要部を示す断面図である。このパンチプレスはタレットパンチプレスであって、ベースフレーム1に、板材Wを載置するワークテーブル2と、このワークテーブル2上で板材Wを前後(Y軸方向),左右(X軸方向)に移動させるワーク送り装置3とが設けられている。ベースフレーム1の後部には、C形のフレーム部4が連続して形成され、このC形フレーム部4内に、パンチ位置P(図2)のラム5によって押し下げられる複数のパンチ6を円周方向に並べて配列した上タレット8と、前記ラム5等からなるパンチ駆動機構21(図2)が設けられている。
【0009】ベースフレーム1の後部における上タレット8の下方位置には下タレット9が設けられ、これら上下のタレット8,9は互いに同心の垂直軸心回りに回転自在に支持されている。下タレット9は、上タレット8の各パンチ6と対応するダイ7を保持した複数のダイホルダ10を上面に設置したものである。また、これら上下のタレット8,9は、軸部にスプロケット11,12を有しており、共通のモータ(図示せず)によりチェーン等の駆動伝達系を介して互いに同期回転させられ、希望のパンチ6がパンチ位置Pに割り出される。
【0010】ワーク送り装置3は、ワークテーブル2上に載せられた板材Wの任意箇所をパンチ位置Pへ送る手段である。ワーク送り装置3は、前後(Y軸方向)移動するキャリッジ13に、左右(X軸方向)移動可能にクロススライド14を設置し、板材Wの端部を把持するワークホルダ15をクロススライド14に取付けたものとしてある。ワークテーブル2は、ベースフレーム1に固定された中央の固定テーブル16と、レール19上を前後に移動する両側のスライドテーブル17,18とで構成される。
【0011】パンチ駆動機構21は、パンチ6を殴打するラム5と、このラム5を昇降させるパンチ駆動源(図示せず)とを備える。
【0012】下タレット9の付近には、板材Wをダイ7から浮かせた状態で支持する板材支持機構24が設けられている。この板材支持機構24は、下タレット9の周辺に設けられたタレット回り板材支持部材25と、下タレット9の円周方向に隣合うダイホルダ10,10間に設けられたダイ間板材支持部材26と、下タレット9におけるダイホルダ10の配列部の内周側に設けられたタレット内板材支持部材27と、これら板材支持部材25〜27の支持レベルを調整する高さ調整手段28とで構成される。
【0013】各板材支持部材25〜27は、テーブル天板からブラシ20を突出させたものであり、ブラシ20の上に板材Wが支持される。これら板材支持部材25〜27の支持レベル(ブラシ20の上端レベル)は、加工時以外のときには、図2(B)に示すようにダイ7の上面高さよりも若干高い位置に設定され、これにより板材Wがダイ7から浮かせた状態で支持される。高さ調整手段28は昇降シリンダからなり、加工時に、各板材支持部材25〜27を、その支持レベルがダイ7の上面と同一となる高さまで下降させる。なお、タレット回り板材支持部材25は、ワークテーブル2の固定テーブル16の一部を構成するものであり、ワークテーブル2の他の部分、すなわち固定テーブル16のタレット9よりも手前側の部分、およびスライドテーブル17,18にも、ブラシ(図示せず)が突出させてある。
【0014】上記構成の動作を説明する。上下のタレット8,9に設置されたパンチ6およびダイ7は、タレット8,9の回転により希望のものがパンチ位置Pに割り出される。この状態でパンチ駆動機構21のラム5を下降させることにより、希望のパンチ6が押し下げられ、パンチ6により板材Wがパンチ加工される。
【0015】一方、板材支持機構24を構成する各板材支持部材25〜27は、前記加工時以外のときは、その支持レベルがダイ7の上面よりも若干高い位置となるように設定されており、板材Wはダイ7から浮かせた状態で支持される(図4の左半分に図示)。これにより、タレット8,9の割出し回転や、ワーク送り装置3による板材Wの送り動作時に、板材Wの裏面がダイ7で傷付けられことなく、割出し回転や板材移動が円滑に行われる。
【0016】また、加工時に、各板材支持部材25〜27は、図4の右半分に示すように、その支持レベルがダイ7の上面と同一となるように高さ調整手段28によって高さ調整されるので、加工時に板材支持部材25〜27とダイ7とのレベル差で板材が歪むことがない。特に、ダイ間板材支持部材26は、隣合うダイホルダ10,10間に設けられるので、加工時と非加工時の板材支持レベルを、ダイ7の近接した位置で確実に可変設定できることになり、加工時の板材Wの歪みをより確実に防止できる。
【0017】なお、前記実施形態では、板材支持機構24を構成する各板材支持部材25〜27の上面にブラシ20を植設した例を示したが、これに限らず、図5に示すように、板材支持部材25〜27の表面に回転自在なボール29を分散設置してもよい。ワークテーブル2の上面のブラシ20についても、同様に回転自在ボールが使用できる。
【0018】図6ないし図11はこの発明の他の実施形態を示す。この実施形態の板材支持機構34では、上面にブラシ20を有する板材支持部材35を、下タレット9の上方の全体を覆い、タレット周囲に延びるように設けている。この板材支持部材35は、その支持レベル(ブラシ20の上端高さ)が、ダイ7の上面高さと同一となるように設置してあり、パンチ位置Pには、ダイ9の上昇を許容するダイ貫通孔36が形成されている。この例では、板材支持部材35は高さ固定であり、ダイ9を昇降させる高さ調整手段38が設けられる。高さ調整手段38は、パンチ位置Pに割り出されたダイ9を、その上面高さが板材支持部材35の支持レベルと同一になる高さまで上昇させるものである。板材支持部材35は、ワークテーブル2の固定テーブル16の一部を構成するものであり、固定テーブル16における他の部分、およびスライドテーブル17,18にもブラシ(図示せず)が突出させてある。
【0019】高さ調整手段38は、一例を挙げると次の構成とされる。図7に平面図で示すように、この高さ調整手段38は、パンチ位置Pに近い下タレット9の外周側に配置した進退シリンダ39と、図8に平面図で示すようにダイホルダ10の上面に配置され下タレット9の径方向に向けて進退自在としたフォーク状のカム40とを備える。カム40は、ダイホルダ10の上面の両側に配置された一対のガイドロッド41,41で進退ガイドされるとともに、ガイドロッド41に外嵌させたばね42により下タレット9の外周側に付勢されている。
【0020】ばね42の付勢力に抗して、進退シリンダ39が進出動作してカム40を進出させると、ダイ7の上半拡径部7aの下面にカム40の円弧状エッジ部40aが潜り込んで、ダイ7はその上面が板材支持部材35の支持レベルと同一になるまで持ち上げられる。また、進退シリンダ39が後退動作すると、ばね42の付勢によりカム40がダイ7の上半拡径部7aの下面から退避し、ダイ7は板材支持部材35のダイ貫通孔36から抜け出す高さ位置まで下降する。なお、ダイホルダ10を貫通するダイ7の下半部の下端に形成されたフランジ7bとダイホルダ10の下面との間には、ダイ7を下方に付勢するばね43が介装されており、カム40が退避したときに、そのばね43の付勢力によりダイ7を強制的に下降させるようにしてある。
【0021】この実施形態では、加工時以外のとき、すなわち、タレット8,9を割出し回転させるときや、板材Wを板材支持部材35の上で移動させるときに、高さ調整手段38の進退シリンダ39は図10に示すように後退していて、カム40がダイ7の下から退避しており、ダイ7はその上面が板材支持部材35の支持レベルよりも下位置、すなわち板材支持部材35の下面より下位置まで下降している(図11の左半分に図示)。このため、タレット8,9の割出し回転や板材Wの移動に伴って、板材Wの裏面がダイ7のエッジで傷付くのを防止でき、割出し回転や板材移動を円滑に行うことができる。
【0022】また、加工時には、高さ調整手段38の進退シリンダ39が図9に示すように進出駆動し、カム40がダイ7の下に進出しており、ダイ7は板材支持部材35のダイ貫通孔36を貫通して、その上面が板材支持部材35の支持レベルと同一になる高さまで上昇する(図11の右半分に図示)。このため、パンチ加工時にのみ板材Wがダイ7と接することとなり、板材Wの裏面が傷付けられるのを確実に防止できる。
【0023】
【発明の効果】この発明における第1の発明のパンチプレスにおける板材支持機構は、タレットに設置されたダイと、タレットの周辺に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置するタレット回り板材支持部材とを有し、板材をダイから浮かせた状態で支持する機構であって、加工時に前記タレット回り板材支持部材を下降させてその支持レベルをダイの上面と同一にする高さ調整手段を設けたため、板材を円滑に移動でき、また加工時に板材に歪みを生じさせることがない。また、ダイを昇降させないので、加工精度に悪い影響がない。タレットの円周方向に隣合うダイ間に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置するダイ間板材支持部材を有するものとし、加工時に前記ダイ間板材支持部材を下降させてその支持レベルをダイの上面と同一にする高さ調整手段を設けた場合は、板材をより安定して支持することができ、加工時の板材の歪み防止がより一層確実となる。
【0024】この発明における第2の発明のパンチプレスにおける板材支持機構は、タレットに設置されたダイと、前記タレットの付近に設けられダイの上面高さよりも若干高い位置に支持レベルが位置する板材支持部材とを有し、板材をダイから浮かせた状態で支持する機構であって、加工時にダイを上昇させてダイの上面高さを前記板材支持部材の支持レベルと同一にする高さ調整手段を設けたため、この場合も、板材を円滑に移動でき、また加工時に板材に歪みを生じさせることがない。




 

 


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