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発明の名称 ブラシブロック
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−170725(P2001−170725A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−353919
出願日 平成11年12月14日(1999.12.14)
代理人 【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
発明者 三崎 嘉久 / 猪飼 里視
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ベースの取付孔に嵌着するための嵌着頭部を有するブロック体と、前記嵌着頭部に植設されたブラシとでなり、前記ブロック体が軟質ポリエチレンからなるブラシブロック。
【請求項2】 前記嵌着頭部が断面形状が下すぼまりのテーパ状であって、この嵌着頭部の最大幅寸法部は、前記ベースの取付孔の幅寸法よりも大きくした請求項1記載のブラシブロック。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材加工機のテーブルやその他の移送台等に設置され、移送される物品を支持するブラシブロックや、その他各種の目的で使用されるブラシブロックに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、板材加工機のワークを支持するテーブルでは、ワーク送りが円滑に行えるように、ボールによる搬送ベアリングやローラ等をテーブル上面に多数設けている。しかし、これら搬送ベアリングやローラでは、ワークが柔らかい材質であったり、鏡面加工や塗装されたものなどである場合に、ワークの下面を傷付けることがある。また、ワーク走行音も大きい。このため、近年、ワークの傷防止およびワーク走行音の低下のため、ブラシを用いた物品支持構造が採用されている。
【0003】従来、この種の物品支持構造として、複数束のブラシを所定の配列で塩化ビニル板に植設したブラシ植設板を、テーブルに複数枚設置したものがある。このように、同じブラシ植設板に多数のブラシ束を植え付けた場合、一つのブラシ束が寿命等で痛んだときに、ブラシ植設板の単位で交換する必要があり、不経済である。また、ブラシ植設板の製作は、ある程度広い面積のある塩化ビニル板に多数束のブラシをブラシ植機で植え付ける必要があり、製作が煩わしい。
【0004】このような課題を解消するため、本出願人は、1束のブラシをブロック体に植え付けてなるブラシブロックを設け、このブラシブロックを複数個並べて上下2枚の板の間に挟み込み状態に固定したものを提案した(特願平10−342438号)。これは、ブラシが1束単位(ブラシブロックの単位)で交換できるという利点がある。しかし、ブラシブロックとこれを挟み込む板との間に遊びが生じることから、物品の移動時や加工機による加工時に、ガタツキによる騒音を発生するという課題があった。また、ブロック体が硬質であることからも、このような騒音の問題につながり易い。そのため、ブラシブロックのブロック体にウレタンを用いることを試みた。しかし、ウレタンは、水や油に弱くブラシが抜け易いという課題があった。
【0005】この発明の目的は、ブラシを植設するブロックが、ベースに対して嵌め易く、取り外し易く、かつ安価で耐水性,耐油性のあるものとできるブラシブロックを提供することである。この発明の他の目的は、簡単な構造でしっかりと取付けられるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のブラシブロックは、ベースの取付孔に嵌着するための嵌着頭部を有するブロック体と、前記嵌着頭部に植設されたブラシとでなり、前記ブロック体が軟質ポリエチレンからなるものである。このように、嵌着頭部でベースの取付孔に嵌着するものとし、この嵌着頭部を軟質ポリエチレンとしたため、ベースに対してブロック体を嵌め易く、また取り外し易い。軟質ポリエチレン製としたため、耐水性,耐油性にも優れる。
【0007】この発明において、前記嵌着頭部は断面形状が下すぼまりのテーパ状であって、この嵌着頭部の最大幅寸法部は、前記ベースの取付孔の幅寸法よりも大きくしても良い。
【0008】このように、嵌着頭部をテーパ状とし、取付孔より大きく形成した場合、簡単な構造で、しっかりと、がたつき無くブラシブロックをベースに取付けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1,図2は、このブラシブロックを備える物品支持構造を応用した板材加工機の平面図および正面図である。板材加工機1は、板材のワークWを載せるテーブル2と、このテーブル2上のワークWを加工する加工部3と、ワークWをテーブル2上で移動させるワーク送り装置4とを備える。ワーク送り装置4は、フレーム5のレール6上を所定方向(前後方向Y)に移動可能なキャリッジ7に、前記所定方向と直交する方向(左右方向X)に移動可能にクロススライド8を設置し、ワークWの端部を把持するワークホルダ9を、クロススライド8に設置したものである。テーブル2は、固定テーブル2a,2bと、可動テーブル2cとで構成される。すなわち、テーブル2は、中央の固定テーブル2aの両側に、一対の固定テーブル2bを離して配置し、これら中央と側部の固定テーブル2a,2bの間に、キャリッジ7と共に移動する可動テーブル2cを設けたものである。テーブル2の詳細構造は、後に説明する。
【0010】加工部3はフレーム5に設置され、機体カバーで覆われている。この板材加工機1は、タレット式のパンチプレスからなり加工部3は、上下一対のタレット10と、このタレット10の円周方向複数箇所に保持されたパンチ金型(図示せず)を所定のパンチ位置Pで叩くパンチ駆動機構(図示せず)とで主に構成されている。なお、この板材加工機1において、加工部3は、タレット以外の金型保持手段で金型を保持するものとしても良く、また加工部3は、レーザ加工ヘッド等であっても良い。すなわち、板材加工機1は、タレットパンチプレスに限らず、各種形式のパンチプレスや、レーザ加工機、その他の板材加工機であってもよい。
【0011】テーブル2の各固定テーブル2a,2b、および可動テーブル2cは、その天板部分が図3〜図7に示す構成とされている。すなわち、これらテーブル2a〜2cの天板は、次の構成のブラシ付き天板21とされる。このブラシ付き天板21は、板材からなるベース11(図5)に設けた取付孔22に、下方からブラシブロック13を取付けたものである。取付孔22は、ベース11の全面に分散して多数設けられる。ブラシブロック13は、ブロック体15に1束のブラシ17を植設したものである。これら複数束のブラシにより物品支持面Sが構成される。ベース11の下方には、下面カバー板12が設けられ、ベース11と下面カバー板とは複数箇所でボルト等の取付具20により互いに結合されている。このようにベース11,ブラシブロック13,および下面カバー板12が結合されたブラシ付き天板21が、フレーム5上に設置される。下面カバー板12は省略しても良い。
【0012】ブラシ付き天板21の平面的な大きさ,形状は、テーブル2(図1)を構成する各テーブル部分(例えば、固定テーブル2a,2b、および可動テーブル2c)につき、その全面が一つのブラシ付き天板21で構成される大きさ,形状としても良く、また各テーブル部分2a〜2cを複数の区画面に分割し、個々の区画面毎にブラシ付き天板21を設置するようにしても良い。図1において、テーブル2に示す破線は、その区画線を示す。すなわち、図1の例では、各固定テーブル2a,2bは、複数のブラシ付き天板21で構成されている。
【0013】図5に示すように、ブラシブロック13のブロック体15は、上面の中央に嵌着頭部16を有し、このこの嵌着頭部16がベース11の取付孔22に圧入状態に嵌着される。ブロック体15は、円柱状に形成されていて、嵌着頭部16は、平面形状が円形に形成され、ブロック体15の嵌着頭部16を除く上面部分は平坦面に形成されている。
【0014】嵌着頭部16は、図6に示すように断面が下すぼまりのテーパ状であって、最大幅部分が取付孔22の幅寸法よりも若干大きいものとされている。嵌着頭部16は、図示の例では平面形状が円形であって、中心線を通る任意の角度位置の断面形状が同じであり、したがって嵌着頭部16の最大幅部分は最大径部分16aとなる。この最大径部分16aの外径が、円形孔からなる取付孔22の内径よりも若干大きいものとされている。嵌着頭部16は、詳しくは、最大径部分16aの下方に続く部分が下すぼまりの円すい台状のテーパ部16bとなり、このテーパ部16bから下方に続く首部16c、つまり嵌着頭部16の基端は、円柱形状の直軸状とされている。テーパ部16bの傾斜角度θは、例えば60°程度とされ。嵌着頭部16の最大径部分16aから上端面までの箇所は、上すぼまりのテーパ部16dとされている。
【0015】嵌着頭部16は、ブロック体15の上面がベース11の下面に接するまで嵌着頭部16をベース11の取付孔22に押し込んだ状態では、最大径部分16aがベース11の取付孔22を上方へ抜け、最大径部分16内の下方に続くテーパ部16bの上端付近が、ベース11の取付孔22の上面開口縁に係合する状態となる。このような状態に、ブロック体15がベース11に取付けられる。
【0016】ブロック体15は軟質ポリエチレンからなり、全体が一体に射出成形等で成形されている。軟質ポリエチレンは、耐水,耐油性を有する面で好ましい。
【0017】ブロック体15に対するブラシ17の植設は、ブロック体15の嵌着頭部16に設けられたブラシ植設孔18の底面にブラシ17を植設金具19で取付けることにより行われる。図7に示すように、ブラシ植設孔18の底面18aは円すい状面とされ、植設金具19にはコ字状に屈曲した二叉針が用いられている。ブラシ17の各ブラシ毛は、植設金具19でU字状に折り返されて植設金具19に係合している。ブラシ植設孔18の底面が円すい状面とされているため、二叉針状の植設金具19は、図7(B)に示すように、底面18aに打ち込むときに底面18aの傾斜で内側へ曲げられ、打ち込み完了状態では同図に示すように二叉状部分が交差した状態となる。このため、ブラシ17のブラシ毛が抜け難く堅固に取付けられる。ブラシ17の材質は、例えば6ナイロン等のポリアミド樹脂製とされる。
【0018】この構成によると、ブラシブロック13はベース11の取付孔22に圧入状態に嵌着されるため、がたつきを生じることなく取付けることができる。そのため被移送物品であるワークWの移送時や、この物品支持構造を採用した板材加工機1の加工振動等でブラシブロック13が騒音を発生することが抑えられる。また、ブラシブロック13は、ブロック体15にブラシ17を植設したものであるため、ブラシ17が痛んだときの交換は、ブラシ付き天板21の全体ではなく、1束毎に設けられるブラシブロック13の単位で行える。そのため、無駄がなく、経済的である。ブラシブロック13のブロック体15は軟質ポリエチレンからなるため、その軟質で弾性のある材質により、嵌着頭部16の取付孔22への着脱が簡単に行え、ハンマ等の工具を用いることなく、手作業で行える。すなわち、ハンマ等の大きな力を出せる大がかりな工具を必要とせずに着脱が行える。上記の手作業とは、工具を用いずに人の手で行う作業、あるいは軽作業用の手工具を用いる作業のことである。また、嵌着頭部16は断面が下すぼまりのテーパ状とし、最大径部分16aを取付孔22の内径よりも若干大きくしたため、簡単な構造で、しっかりと、がたつき無くブラシブロック13をベース11に取付けることができる。ブロック体15は軟質ポリエチレンであるため、ベース11との間で振動が生じても騒音が発生し難く、静音である。しかも、ブロック体15は軟質ポリエチレンであるため、塩化ビニルに比べて水や油にも強い。嵌着頭部16の直軸状の首部16cは、ベース11への取付性の観点からは不要であるが、このように首部16cを設けることにより、ブロック体15の樹脂成形に際する脱型が容易になる。すなわち、嵌着頭部16があまり邪魔とならずに脱型できる。
【0019】
【発明の効果】この発明のブラシブロックは、ベースの取付孔に嵌着するための嵌着頭部を有するブロック体と、前記嵌着頭部に植設されたブラシとでなり、前記ブロック体が軟質ポリエチレンからなるため、ベースに対して嵌め易く、取り外し易く、かつ安価で耐水性,耐油性のあるものとできる。前記嵌着頭部が断面形状が下すぼまりのテーパ状であって、この嵌着頭部の最大幅寸法部を、前記ベースの取付孔の幅寸法よりも大きくした場合は、簡単な構造でしっかりと取付けることができる。




 

 


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