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発明の名称 板材加工機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−96326(P2001−96326A)
公開日 平成13年4月10日(2001.4.10)
出願番号 特願平11−271748
出願日 平成11年9月27日(1999.9.27)
代理人 【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
【テーマコード(参考)】
4E048
【Fターム(参考)】
4E048 CA02 CA05 
発明者 大矢 克巳
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 板材加工部と、この板材加工部に板材を送る板材送り手段とを備え、板材送り手段は、板材加工部に対して前後方向に移動自在なキャリッジと、このキャリッジに設けられ、キャリッジの前後動と直交する左右方向に移動自在なクロススライドと、このクロススライドに間隔をおいて設けられた複数のワークホルダとよりなり、前記クロススライドは、左右移動に伴い、端部のワークホルダの取付部位がキャリッジの一端から突出するものとした板材加工機。
【請求項2】 前記板材加工部は、左右方向の間隔をおいてそれぞれ設けた第1および第2の加工部を有し、ワークホルダによる板材の把持位置を変更するに際して、板材をテーブル上に押し付ける板材押し付け手段を設けた請求項1記載の板材加工機。
【請求項3】 クロススライドのストロークの中心を、左右方向につき、第1の加工部の中心に略一致させた請求項2記載の板材加工機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材送り手段で板材を板材加工部に送って加工する板材加工機に関し、特に、パンチプレスとシャーリング機の複合加工機等のように、加工部を複数持つ板材加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスとシャーリング機の複合機として、図4に示すように、パンチ加工部51とシャーリング加工部52とを並設し、両加工部51,52に対して板材Wを送る板材送り手段53、およびワークテーブル54を共用したものがある。板材送り手段53は、加工部51,52に対して前後方向に移動自在なキャリッジ55と、このキャリッジ55に設けられ、キャリッジ55の前後動と直交する左右方向に移動自在なクロススライド56と、クロススライド56に設けられた複数のワークホルダ57とよりなる。パンチ加工部51とシャーリング加工部52とは、クロススライド56の移動方向に離れているが、クロススライド56のストローク中心は、パンチ加工部51の中心X1 とされている。
【0003】このような板材加工機で、板材Wの加工を行う場合、パンチ加工部51でパンチ加工をした後、シャーリング加工部52で、そのパンチ加工済みの板材Wを切断する。板材Wの左右方向(X方向)の寸法が長い場合、同図(B)に示すようにクロススライド56をシャーリング加工部52側のストローク端まで移動させても、ワークホルダ57に把持された板材Wには、シャーリング加工部52の切断刃位置X2 よりもパンチ加工部51側に位置する部分Wa(斜線で示す部分)が生じる。このような板材部分Waは、そのままでは、シャーリング加工部52に届かず、切断加工が行えないため、通常は、パンチ加工の後、シャーリングの前に、レポジション動作、つまりワークホルダ56による把持位置を左右方向(X方向)に変える動作を行う。レポジションに際しては、パンチ加工部51に設けられたレポジション用パッド58により板材Wをテーブル54上に押し付けておき、ワークホルダ57による把持を解除してクロススライド56を移動し、再度ワークホルダ57で把持することにより行う。このように、レポジションを行うことにより、同図(C)に示すように、クロススライド56が移動端まで達した状態で、板材Wの全体が切断刃位置X2 に達し、板材Wの全体のシャーリングが行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同図(C)のように、板材Wを持ち替えた状態では、板材Wのクロススライド56の端部のワークホルダ57から突出するオーバハング量Lが大きくなりすぎる。このようなオーバハング部分は、ワークホルダ57による把持位置から遠く離れているため、板材位置の精度が十分に出ない。そのため、精度の良いシャーリング加工が行えない。この対策として、キャリッジ55を左右方向(X方向)に長くし、クロススライド56のストローク範囲を長くすることは、動作上は問題がないが、キャリッジ55が長くなるため、装置全体が大型化する。なお、このような板材Wのオーバハングの課題は、複合機に限らず、加工部が一つの機械においても、長尺の板材を加工する場合に生じることがある。
【0005】この発明の目的は、装置の大型化を伴うことなく、板材のオーバハングを小さくして位置決め精度を確保できる板材加工機を提供することである。この発明の他の目的は、複数の加工部を有する複合機において、板材の持ち替えを行っても、板材のオーバハングを小さくして位置決め精度を確保でき、かつ装置の大型化を防げるものとすることである。この発明のさらに他の目的は、第1の加工部における加工が高精度に行えるものとすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の板材加工機は、板材加工部と、この板材加工部に板材を送る板材送り手段とを備える。板材送り手段は、板材加工部に対して前後方向に移動自在なキャリッジと、このキャリッジに設けられ、キャリッジの前後動と直交する左右方向に移動自在なクロススライドと、このクロススライドに間隔をおいて設けられた複数のワークホルダとよりなる。前記クロススライドは、左右移動に伴い、端部のワークホルダの取付部位がキャリッジの一端から突出するものとする。この構成によると、クロススライドがキャリッジの一端から突出するまで移動可能であるため、キャリッジを長くすることなく、クロススライドが移動により対応する範囲を長く得ることができる。そのため、装置の大型化を伴うことなく、板材のワークホルダによる把持位置からのオーバハングを小さくし、位置決め精度を確保できる。
【0007】この発明において、板材加工部は、左右方向の間隔をおいてそれぞれ設けた第1および第2の加工部を有するものであっても良い。また、ワークホルダによる板材の把持位置を変更するに際して、板材をテーブル上に押し付ける板材押し付け手段を設けても良い。この構成の場合、左右に離れた板材加工部での加工を可能とするために、例えば、第1の加工部での加工の後、レポジション動作、つまりクロススライドのワークホルダによる板材の把持位置の変更を行った後、第2の加工部による加工が行われる。レポジション動作は、板材押し付け手段により板材をテーブル上に押し付けておき、ワークホルダによる把持を解除してクロススライドを移動し、再度ワークホルダで把持することで行われる。この場合に、第1の加工部での加工時は、例えば、クロススライドの突出側端のワークホルダに板材が達しない位置関係で、クロススライドの残りの各ワークホルダで板材を把持しておき、第2の加工部での加工に際するレポジション動作で、突出側端のワークホルダで板材を把持するように板材を持ち替える。このようにして、複数の加工部を有する複合機において、板材の持ち替えを行っても、板材のオーバハングを小さくして位置決め精度を確保することができる。また、装置の大型化も不要とできる。
【0008】この発明において、上記のように第1,第2の加工部を有する場合に、クロススライドのストローク中心を、左右方向につき、第1の加工部の中心に略一致させても良い。このように、クロススライドのストローク中心を第1の加工部の中心に略一致させると、第1の加工部で加工を行うときは、板材の持ち替えを行わずに加工が行える。そのため、持ち替えに伴う精度低下を伴うことなく加工でき、高精度な加工が行える。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1〜図3と共に説明する。この板材加工機1は、第1および第2の加工部3,4を横並びに設置した板材加工部2と、ワークテーブル5と、板材送り手段6とを備える。第1の加工部3はパンチ加工部であり、図2に示すように、C型のフレーム8に上下のタレット9A,9Bを回転可能に設置すると共に、所定のパンチ位置Pで上タレット9Aのパンチ工具を昇降駆動するパンチ駆動機構10を設置したものである。フレーム8の下フレーム部には、その前方に続いて、ワークテーブル5および板材送り手段6を支持するベッド7が設けられている。フレーム8の上フレーム部の前端には、レポジションに際して板材Wをワークテーブル5上に押し付ける板材押し付け手段11が設置されている。板材押し付け手段11は、パンチ位置Pの両側に振り分けて2個設置され、各々、下向きのシリンダ装置等の昇降駆動手段と、この昇降駆動手段で昇降させられる押えパッドとで構成されている。
【0010】第2の加工部4は、シャーリング加工部であり、第1の加工部3のフレーム8とは別のフレーム22に設置されていて、上下の刃20,21およびその上刃昇降手段(図示せず)を有する。固定刃である下刃21はフレーム22に固定され、左右方向(X軸方向)から前後方向(Y軸方向)に向けて屈曲する平面形状を有する。可動刃である上刃20は、下刃21の内側に沿うL字形の平面形状とされている。この上刃20が上下動して下刃21と噛み合うことにより、板材Wの切断加工が行われる。
【0011】板材送り手段6は、ワークテーブル5上の板材Wをワークホルダ23で把持して左右方向(X軸方向)および前後方向(Y軸方向)に移動させるものである。板材送り手段6は、板材加工部2に対して前後方向(Y軸方向)に移動自在なキャリッジ12と、このキャリッジ12に搭載され、キャリッジ12の前後動と直交する左右方向(X軸方向)に移動自在なクロススライド13と、クロススライド13に適宜の間隔をおいて取付けられた複数のワークホルダ23とで構成される。キャリッジ12は、Y軸サーボモータ14と、これに直結したY軸方向の送りねじ15と、キャリッジ12に設けられ送りねじ15に噛み合うボールナット16とで前後に進退駆動される。クロススライド13は、キャリッジ12の端部に設置したX軸サーボモータ17と、これに直結したX軸方向の送りねじ18と、クロススライド13に設けられ送りねじ18に噛み合うボールナット19とで左右に進退駆動される。
【0012】クロススライド13は、左右移動に伴い、端部のワークホルダ23の取付部位が、キャリッジ12の一端から突出するものとされている。クロススライド13のストロークの中心Oは、左右方向につき、第1の加工部3の中心であるパンチ位置Pに略一致させてある。また、クロススライド13は、その左右方向の長さが、ストローク長よりも長く形成されている。
【0013】上記構成の動作を説明する。板材Wは、板材送り手段6のワークホルダ23で把持された状態で、板材送り手段6の駆動によりワークテーブル5上を移動して先ず第1の加工部3により孔明け加工等のパンチ加工が行われる。パンチ加工の完了した板材Wは、第2の加工部4に送られ、ここで所望の寸法にシャーリングで切断加工される。
【0014】第1の加工部3での加工の後、第2の加工部4での加工に先立ち、板材送り手段6による板材Wの把持位置の変更動作、つまりレポジション動作が行われる。このレポジション動作は、図3(B)に示すように、第1の加工部3に設けられた板材押し付け手段11で板材Wをワークテーブル5上に押し付けておき、ワークホルダ23による把持を解除した後、図3(C)に示すようにクロススライド13を移動させ、再度ワークホルダ23で把持することにより行う。このときのクロススライド13の移動距離は、第1,第2の加工部3,4間の左右方向の距離や、板材Wの左右方向の寸法等に応じて、適宜の距離とされる。
【0015】このように、レポジションを行うことで、図3(D)に示すようにクロススライド13の移動により、そのワークホルダ23に把持された板材Wの全域を、第2の加工部4で加工可能な位置へ移動させることができる。このとき、板材Wは、その端部近傍がワークホルダ23で把持されていて、ワークホルダ23から横方向へのオーバハング量が小さいため、板材Wを精度良く板材送り手段6で位置決めすることができ、第2の加工部4による加工が精度良く行える。
【0016】また、この板材加工機によると、クロススライド13のストローク中心Oを第1の加工部3の中心(P)に略一致させたため、第1の加工部3で加工する間は、板材寸法がある程度大きくても、板材Wの持ち替えを行わずに加工することができる。そのため、持ち替えに伴う精度低下を伴うことなく加工でき、高精度な加工が行える。
【0017】なお、前記実施形態は、第1,第2の加工部3,4が各々パンチ加工部およびシャーリング加工部である場合につき説明したが、この発明は、第1,第2の加工部3,4が他の種々の加工を行う加工部の場合にも適用できる。また、この発明は、複合機に限らず、例えば単独のパンチプレス等の板材加工機にも適用することができる。その場合、左右方向に長い長尺の板材Wを加工するときに、ワークホルダ23がキャリッジ12よりも突出することで、オーバハングによる精度低下が防止できる。
【0018】
【発明の効果】この発明の板材加工機は、クロススライドを、端部のワークホルダの取付部位がキャリッジの一端から突出するものとしたため、装置の大型化を伴うことなく、板材のオーバハングを小さくして位置決め精度を確保することができる。板材加工部が、左右方向の間隔をおいてそれぞれ設けた第1および第2の加工部を有し、ワークホルダによる板材の把持位置を変更するに際して、板材をテーブル上に押し付ける板材押し付け手段を設けた場合は、複数の加工部を有する複合機において、板材の持ち替えを行っても、板材のオーバハングを小さくして位置決め精度を確保でき、かつ装置の大型化が回避できる。クロススライドのストロークの中心を、左右方向につき、第1の加工部の中心に略一致させた場合は、複合加工機でありながら、第1の加工部における加工が高精度に行える。




 

 


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