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発明の名称 プレス機械
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−79624(P2001−79624A)
公開日 平成13年3月27日(2001.3.27)
出願番号 特願平11−259743
出願日 平成11年9月14日(1999.9.14)
代理人 【識別番号】100086793
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅士
【テーマコード(参考)】
4E063
【Fターム(参考)】
4E063 AA01 BA07 FA07 
発明者 川崎 孝行
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 板材を線状に延びる上下一対の金型で挟んでプレス加工を行うプレス機械であって、上下の金型の間を金型の長手方向に沿って走行する走行体を設け、この走行体に、金型に付着した不純物を掻き取って除去する不純物除去手段と、この不純物除去手段で掻き取られた不純物を拭き取りながら金型の配置領域外へ排出するワイパー手段とを設けたプレス機械。
【請求項2】 前記走行体に、前記ワイパー手段で拭き取れない小さな不純物を吸い取る吸引手段を設けた請求項1記載のプレス機械。
【請求項3】 前記不純物除去手段は、回転自在なブラシと、このブラシを回転駆動させるアクチュエータとよりなる請求項1または請求項2記載のプレス機械。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型のワーク接触部に付着する不純物を除去する機能を備えたプレスブレーキ等のプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばプレスブレーキにおいては、上下の金型で板材を折り曲げたときに、亜鉛メッキ等の不純物が上下の金型のワーク接触部に付着する。この不純物は、次の折り曲げ加工において製品に傷を付けたり、曲げ精度を悪くする原因となり、不良品の発生率が高くなる。ところが、この種の従来のプレス機械では、前記した上下の金型に付着する不純物を取り除く機能がないので、作業者が金属タワシなどを用いて掻き取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したように金型に付着した不純物を手作業で除去するのでは、作業が面倒であり、相当の力作業となる。とくに、プレスブレーキのように、金型が一方向に延びる長手形状のものである場合には、金型の全領域にわたって除去作業するのは一層面倒である。
【0004】この発明の目的は、手作業によらず金型に付着した不純物を自動的に効率良く除去できるプレス機械を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のプレス機械は、板材を線状に延びる上下一対の金型で挟んでプレス加工を行う機械であって、上下の金型の間を金型の長手方向に沿って走行する走行体を設ける。この走行体には、金型に付着した不純物を掻き取って除去する不純物除去手段と、この不純物除去手段で掻き取られた不純物を拭き取りながら金型の配置領域外へ排出するワイパー手段とを設ける。この構成によると、金型の長手方向に沿って走行体が走行すると、走行体に設けられた不純物除去手段が金型に付着した不純物を掻き取って除去するとともに、走行体に設けられたワイパー手段が、前記不純物除去手段で掻き取られた不純物を拭き取りながら金型の配置領域外へ排出する。そのため、金型に付着した不純物を自動的に効率良く除去でき、不純物が少々小さくても確実に金型から排除できる。
【0006】上記構成において、前記走行体に、前記ワイパー手段で拭き取れない小さな不純物を吸い取る吸引手段を設けてもよい。この構成の場合、ワイパー手段で掻き取れない小さな不純物でも、金型に残すことなく、きれいに排除できる。また、前記不純物除去手段は、回転自在なブラシと、このブラシを回転駆動させるアクチュエータとよりなるものとしてもよい。この構成の場合、金型に付着した不純物を簡単な構成により確実に掻き落とすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面と共に説明する。図1はプレス機械の正面図、図2はその側面図である。このプレス機械は、プレスブレーキであり、ベッド1上に雌金型となる直線状の下型2が取付けられ、ラム3の下端に雄金型となる上型4が取付けられている。ラム3は、両側部でガイド5によりベッド1に昇降自在に設置され、ラム昇降駆動装置6により昇降駆動される。ラム昇降駆動装置6は、電動モータまたは油圧シリンダ等からなる。
【0008】下型2および上型4は、各々型幅方向に複数の分割型2A,4Aに分割されていて、分割型2A,4Aの配列個数の選択により、型幅変更が可能とされている。この型幅変更は、分割型2A,4Aを、加工に使用する使用位置(図示された位置)と退避位置との間に、分割型選択機構(図示せず)で移動させることにより行われる。
【0009】ベッド1には、下型2の前後に板材Wを搬入・搬出するコンベア7,8が設置されている。折り曲げるべき板材Wは、コンベア7に載せられて下型2の上に挿入され、ラム3による上型4の下降により、雌金型の下型2と雄金型の上型4とで挟まれて、V字状に折り曲げられる。
【0010】ラム3の前方には、不純物除去用の走行体9が、下型2および上型4の長手方向に沿って走行可能に設けられている。すなわち、走行体9は、ベッド1の両側部に設けられた支脚10で支持されるレール11にガイドされて、下型2および上型4の長手方向に沿って走行可能に設けられている。
【0011】図3は、その走行体9の設置部を拡大して示す側面断面図である。同図において、レール11を保持するレール保持体12の一端部の前面には、支持材13を介して走行体9の走行駆動源であるインバータ制御用のモータ14が設置されている。このモータ14の出力軸15に設けられたプーリ16と、レール保持体12の他側部の前面に設けられたプーリ17(図1)とにタイミングベルト18が掛装され、そのタイミングベルト18の一部が前記走行体9に連結されている。これにより、モータ14の駆動で走行体9がレール11にガイドされて、下型2および上型4の長手方向に沿って走行する。
【0012】走行体9には、下型2および上型4のワーク接触部分に付着した亜鉛メッキ等の不純物を掻き取って除去する不純物除去手段19A,19B(図3)と、この不純物除去手段19A,19Bで掻き取られた不純物を拭き取りながら下型2および上型4の配置領域外へ排出するワイパー手段20A,20B(図5)と、このワイパー手段20A,20Bで拭き取れない小さな不純物を吸い取る吸引手段21A,21B(図5)が搭載されている。ワイパー手段20A,20Bには、ゴムまたは合成樹脂等の弾性ないし可撓性のある板状部材が用いられる。
【0013】不純物除去手段19A,19Bは、図3に示すように、回転自在なブラシ22A,22Bと、このブラシ22A,22Bを回転駆動させるアクチュエータであるモータ23A,23Bとからなる。下型2に対応する不純物除去手段19Aを構成するモータ23Aは、取付部材24を介して左右一対の縦枠材25,25に取付けられている。また、下型用の不純物除去手段19Aが、下型2に作用する位置と退避位置とに昇降制御される。すなわち、縦枠材25は、走行体9に垂直姿勢に設けられた昇降シリンダ26の昇降ロッド26aに連結され、昇降シリンダ26の駆動により縦枠材25が昇降して、この縦枠材25と共にに、不純物除去手段19Aが、下型2に作用する位置と退避位置とに昇降制御される。
【0014】上型4に対応する不純物除去手段19Bを構成するモータ23Bは、前記両縦枠材25で挟まれる空間の下型用不純物除去手段19Aより上の位置に配置される。そのモータ23Bは、前記両縦枠材25の上部に垂直姿勢に設けられた別の昇降シリンダ27の昇降ロッド27aの下端に取付部材28を介して連結されている。昇降シリンダ27の駆動により、上型用の不純物除去手段19Bが、上型4の高さ位置に応じた位置に昇降制御される。
【0015】図5に示すように、下型用不純物除去手段19Aのモータ23Aが支持される取付部材24には、一対の下型用ワイパー手段20A,20Aが、下型用不純物除去手段19Aのブラシ22Aを挟んで下型2の長手方向に分けて配置されている。さらに、取付部材24には、一対の下型用吸引手段21A,21Aが、下型用不純物除去手段19Aを挟んで下型2の長手方向に分けて配置されている。
【0016】また、上型用不純物除去手段19Bのモータ23Bが支持される取付部材28には、一対の上型用ワイパー手段20B,20Bが、上型用不純物除去手段19Aのブラシ22Bを挟んで上型4の長手方向に分けて配置されている。さらに、取付部材28には、一対の上型用吸引手段21B,21Bが、上型用不純物除去手段19Bを挟んで上型4の長手方向に分けて配置されている。
【0017】図4に示すように、下型2および上型4の一端部の下方には、前記ワイパー手段20A,20Bにより、下型2および上型4から拭き取られた不純物を回収する回収ボックス29が配置されている。
【0018】つぎに、このプレス機械の不純物除去動作を説明する。プレス機械の加工作動中は、走行体9は、レール11の一側部に待機していて、上下型4,2の配置された領域の外部にある。プレス機械の加工作動が終了して上型4が上昇待機すると、走行体9の昇降シリンダ26が下降駆動して、下型用不純物除去手段19Aは、そのブラシ22Aがそれまでの待機位置から下型2のワーク接触部分に接触する作用位置まで下降する。また、上型用不純物除去手段19Bは、そのブラシ22Bが上型4の接触部分に接触する作用位置となるように、昇降シリンダ28の駆動により昇降制御される。
【0019】このような準備動作の後に、走行用のモータ14が駆動して、それまで上下型4,2の配置領域の外部に待機していた走行体9が、レール11に沿って走行を開始する。それと同時に、上下の不純物除去手段19A,19Bのモータ23A,23B、および吸引手段21A,21Bの図示しない吸引駆動源が駆動する。これにより、走行体9の走行と並行して、不純物除去手段19A,19Bのブラシ22A,22Bが回転し、下型2および上型4のワーク接触部分に付着した亜鉛メッキ等の不純物がブラシ22A,22Bで掻き取られて除去される。この場合、不純物除去手段は19A,19B、回転自在なブラシ22A,22Bと、このブラシを回転駆動させるアクチュエータであるモータ23A,23Bとからなるので、下型2や上型4に付着した不純物を簡単な構成により確実に掻き落とすことができる。掻き取られた不純物は、ワイパー手段20A,20Bで拭き取られて、回収ボックス29の待機する下型2および上型4の一端側の配置領域外へと排出されて回収ボックス29に回収される。
【0020】また、このような動作と並行して、吸引手段21A,21Bが、ワイパー手段20A,20Bで拭き取れない小さな不純物を吸い取るので、下型2および上型4のワーク接触部分に付着する不純物が、手作業によらず自動的に、かつ確実に除去される。
【0021】なお、図6に示すように上型4が交換されて、その上型4の待機位置がそれまでの待機位置と変わる場合には、昇降シリンダ28の駆動により、上型4に対応する不純物除去手段19Bが昇降制御され、そのブラシ22Bが上型4のワーク接触面に接触する高さ位置となるように調整される。
【0022】つぎに、コッター補正時の走行体9の速度制御につき、図7と共に説明する。下型2は、コッター(図示せず)を有する高さ調整機構32により、上面高さの調整が可能とされており、型幅方向の各部について、異なる高さに調整可能である。板材Wの折曲部の通り精度を出すために、例えば、同図に示すように、下型2の上面位置が型幅方向に次第に変化するように調整される。このような補正によって、下型2の中央部Bが、両端の高さA,Cに対して、Δdだけ高くなったような場合、そのままでは、走行体9が下型2の一端(例えばA側)より他端(B側)へ移動するときに、Δdの差により、中央部に移動するにつれ、走行体9の走行用のモータ14の負荷が大きくなり、走行体9の作動が悪くなる。そこで、この実施形態では、走行体9の走行駆動用のモータ14をインバータ制御が可能なモータとし、インバータ制御によって、走行体9の走行速度を調整し、下型2の一端から他端へ移動させるようにしている。具体的には、下型2の高さ調整情報に従って、モータ14の電流源となるインバータ31の周波数を制御する走行制御手段31を設けている。下型2の高さ調整情報は、高さ調整装置32から、あるいは高さ調整装置32に調整指令を与える手段(図示せず)から走行制御手段31に与えられる。このような速度調整により、高速回転・低速回転のトルクを利用し、走行体9を下型2の一端から他端側へ移動させる。速度制御の内容としては、例えば、高さΔdに応じて、走行体9が下型2の中央に近づくに従って低速となるように制御し、あるいは下型2の全長について走行速度は等速であるが、その等速となる速度を、高さΔdに応じて調整する等の制御が行われる。
【0023】
【発明の効果】この発明のプレス機械は、板材を線状に延びる上下一対の金型で挟んでプレス加工を行う機械であって、上下の金型の間を金型の長手方向に沿って走行する走行体を設け、この走行体に、金型に付着した不純物を掻き取って除去する不純物除去手段と、この不純物除去手段で掻き取られた不純物を拭き取りながら金型の配置領域外へ排出するワイパー手段とを設けたため、金型に付着した不純物を自動的に効率良く除去でき、不純物が少々小さくても確実に金型から排除できる。また、前記走行体に、前記ワイパー手段で拭き取れない小さな不純物を吸い取る吸引手段を設けた場合は、ワイパー手段で掻き取れない小さな不純物でも、金型に残すことなく、きれいに排除できる。また、前記不純物除去手段が、回転自在なブラシと、このブラシを回転駆動させるアクチュエータとよりなる場合には、金型に付着した不純物を簡単な構成により確実に掻き落とすことができる。




 

 


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