米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 村田機械株式会社

発明の名称 プリフォームの成形方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−30361(P2001−30361A)
公開日 平成13年2月6日(2001.2.6)
出願番号 特願平11−212354
出願日 平成11年7月27日(1999.7.27)
代理人 【識別番号】100068032
【弁理士】
【氏名又は名称】武石 靖彦 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4F205
【Fターム(参考)】
4F205 AA39 AC05 AD16 AG08 HA02 HA23 HA33 HA34 HA37 HA43 HA44 HB01 HC02 HG01 HG04 HK04 HK05 HK08 HK17 HK37 HM04 HT02 HT22 HW41 
発明者 魚住 忠司 / 山本 卓
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 組成の芯となるマンドレル上にブレイダーによって複数層からなる筒状のプリフォームを組成するプリフォーム組成工程と、前記プリフォームの各層間を仮止めするプリフォーム仮止め工程と、前記プリフォームの組成芯となるマンドレルを引き抜く脱型工程と、前記プリフォームに対してステッチ加工を施すステッチング工程と、ステッチングしたプリフォームを最終製品に仕上げる成形工程とからなることを特徴とするプリフォームの成形方法。
【請求項2】 前記プリフォームを、希釈した樹脂溶液により仮止めすることを特徴とする請求項1に記載のプリフォームの成形方法。
【請求項3】 前記プリフォームを、粘着性フィルムにより仮止めすることを特徴とする請求項1に記載のプリフォームの成形方法。
【請求項4】 前記プリフォームを、熱可塑性樹脂により仮止めすることを特徴とする請求項1に記載のプリフォームの成形方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブレイダー装置を用いて、複数層からなる筒状のプリフォームを成形するプリフォーム成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ブレイダー装置によって複数層からなる筒状のプリフォームを成形するプリフォーム成形方法が開発され提供されてきている。上記するような複数層からなる筒状のプリフォームを製造する場合、層間の剥離、ズレなどの防止のために、プリフォームに対して最終成形前にステッチ加工(ミシン縫い加工)を行う必要がある。一方、筒状のプリフォームを組成する場合には、組成のための芯となるマンドレル上にプリフォームを組成するものであり、このプリフォームに対してステッチ加工を施す場合にあっては、マンドレルを一旦抜き取って筒状のプリフォームとする必要がある。この時、マンドレルを一旦引き抜く際、プリフォームの繊維配列が乱れることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明では、ブレイダー装置による複数層からなる筒状のプリフォームの成形にあたって、プリフォームに対するステッチ加工に際してマンドレルを一旦引き抜く際、プリフォームの繊維配列の乱れが生じないように、前記マンドレルを引き抜く前にプリフォームを仮止めする工程を含めたプリフォームの成形方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、組成の芯となるマンドレル上にブレイダーによって複数層からなる筒状のプリフォームを組成するプリフォーム組成工程と、前記プリフォームの各層間を仮止めするプリフォーム仮止め工程と、前記プリフォームの組成芯となるマンドレルを引き抜く脱型工程と、前記プリフォームに対してステッチ加工を施すステッチング工程と、ステッチングしたプリフォームを最終製品に仕上げる成形工程とからなるプリフォームの成形方法を構成するものである。
【0005】さらに、この発明では、前記プリフォームを、希釈した樹脂溶液により仮止めするようにしたプリフォームの成形方法を構成するものである。
【0006】さらに、この発明では、前記プリフォームを、粘着性フィルムにより仮止めするようにしたプリフォームの成形方法を構成するものである。
【0007】さらにまた、この発明では、前記プリフォームを、熱可塑性樹脂により仮止めするようにしたプリフォームの成形方法を構成するものでもある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明になるブレイダーによるプリフォームの成形方法について、図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明する。図1は、この発明になるブレイダーによる複数層でなる筒状のプリフォームの組成に関して、ブレイダー装置、ロボットアーム並びにステッチ加工のためのステッチ装置を含む全体的な概要を示す概略的な側面図である。図2は、この発明になるプリフォーム成形方法に適用されるブレイダー装置の一例を示す概略的な正面図である。一方、図3は、この発明になるブレイダーによるプリフォーム成形方法のフローを示すブロック図であり、図4は、当該プリフォームに対してステッチ加工を施した状態の概要を示す概略的な斜視図である。
【0009】一方、図5〜図8は、この発明になるブレイダーによるプリフォーム成形方法にあって、特に、マンドレル引き抜き前、プリフォームに対する仮止めのための異なる具体的な例を示すものであって、図5は、プリフォーム組成後に当該プリフォームを希釈した樹脂液に含浸させる第1の具体例を概略的に示す側断面図であり、図6は、プリフォームの組成過程において各層毎に組成表面に対して希釈した樹脂液を塗布する第2の具体例を概略的に示す側断面図であり、図7は、予めマンドレル上に粘着面を外向けにした粘着フィルムを貼り、且つ最外層の組成表面に粘着面を内向きにした粘着フィルムを貼る第3の具体例を概略的に示す側断面図であり、図8は、予めマンドレル上に熱可塑性樹脂を塗っておき、組成後に熱を加えて最内層を仮止めし、且つ、最外層の組成表面に対して前記第2の具体例あるいは第3の具体例を適用して最外層を仮止めする第4の具体例を概略的に示す側断面図である。
【0010】まず、図1および図2にもとづき、ブレイダーの一構成例について説明する。図1および図2において、ブレイダーBRは、ブレイダー本体Bbと多関節のロボットハンド装置RHから構成されている。
【0011】前記ブレイダー本体Bbは、軸線が水平で一側に開口eを有するほぼ円筒状の機台Fb内に配置された所定の曲率半径Rの曲面状の上板Uと、上板Uの周方向に穿設された軌道に沿って走行するボビンキャリアーCと、ボビンキャリアーCを軌道に沿って走行させるための駆動装置Dと、糸条案内装置Gおよび中糸用または補強用ボビン支持装置Iとから構成されている。
【0012】そして、ボビンキャリアーCに載置されたボビンからボビンの軸線方向に引き出される糸条Yが上板Uのほぼ中心に集合し、また、ロボットハンド装置RHにハンドリングされたマンドレルMの位置は、このマンドレルM上に形成される組物の組み上げ点Pが上板Uの中心に位置するようになっている。ロボットハンド装置RHは、マンドレルMを一次元、二次元あるいは三次元的に位置制御することができる。
【0013】こうして、ボビンキャリアーCが駆動装置Dによって軌道に沿って走行させられるとともに、マンドレルMの位置が前記ロボットハンド装置RHによって制御され、その結果、多数の糸条Yが交錯し、また、必要に応じて、機台FbにおけるフレームFb’にほぼ水平に配置されたボビンキャリアーCから中糸用糸条yが、軌道に沿って走行するボビンキャリアーCから巻き戻され組み上げられる糸条Yに交絡することにより、ブレイディングが行われて、マンドレルM上に複数層からなる筒状のプリフォームPFが組み上げられる。
【0014】ブレイディングによるプリフォーム作製が完了した後、適当な切断手段によって糸条Yおよびyが切断され、プリフォームPFを備えたマンドレルMは、前記ロボットハンド装置RHによる搬出および反転動作によって次段作業部所に受け渡される。
【0015】次に、上記するようなブレイダー本体Bbおよびロボットハンド装置RHから構成されるブレイダーBRによるプリフォームPFの成形方法について図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】まず、この発明になるプリフォームの成形方法は、基本的には、プリフォーム組成工程1、プリフォーム仮止め工程2、マンドレルを引き抜く脱型工程3、ステッチング工程4および仕上げ成形工程5とを含むものからなっている。
【0017】前記プリフォーム組成工程1では、組成の芯となるマンドレルM上にブレイダーBRによって複数層(例えば、PF1 、PF2 、PF3 )からなる筒状のプリフォームPFを組成する。このプリフォームPFは、図1に示すように複数層であるため各層の層間ズレを防止する目的において、ステッチ装置Sによって図4に示すようなステッチ6が形成される。この場合、前記プリフォームPFは筒状であり、しかもマンドレルM上に組成されているため、そのままではステッチ装置Sによるステッチング加工ができない。
【0018】そこで、この発明では、プリフォーム組成工程の後、ステッチング工程前に、前記プリフォームの各層間を仮止めするプリフォーム仮止め工程2および前記プリフォームの組成芯となるマンドレルを引き抜く脱型工程3が行われる。
【0019】特に、この発明にあって、プリフォーム仮止め工程2は重要である。以下、前記プリフォームPFを仮止めするための異なる4つの具体的な実施例について、図5、図6、図7および図8に基づいて説明する。
【0020】第1の実施例になるプリフォームの仮止めは、例えば、エポキシ樹脂を溶剤(アセトン)で希釈した希釈樹脂液Reを準備しておき、この希釈樹脂液Reを、図5に示すようにマンドレルM上に組成されている複数層からなる筒状のプリフォームPFに含浸させ、硬化させてプリフォームの各層組成を仮止めする。
【0021】第2の実施例になるプリフォームの仮止めは、上記する希釈樹脂液Re(エポキシ樹脂をアセトンなどの溶剤で希釈した希釈樹脂液)を準備しておき、この希釈樹脂液Reを、図6に示すようにマンドレルM上に組成されるプリフォームPFに対して、各層毎に組成層表面に塗布してプリフォームの各層組成を仮止めする。
【0022】第3の実施例になるプリフォームの仮止めは、プリフォームの組成前に、予めマンドレルM上に片面だけ粘着性のある粘着性フィルムF1 を、粘着面を外向きにして貼っておき、その上にプリフォームを組成し、最外層のプリフォーム組成表面に対して、片面だけ粘着性のある粘着性フィルムF2 を、粘着面を内向きにして貼ってプリフォームの組成を仮止めする。
【0023】第4の実施例になるプリフォームの仮止めは、プリフォームの組成前に、予めマンドレルM上に熱可塑性樹脂RTPを塗布しておき、その上にプリフォームを組成し、最外層のプリフォーム組成表面に対して、希釈樹脂液Reを塗布するか、あるいは片面だけ粘着性のある粘着性フィルムF2 を、粘着面を内向きにして貼るかしてプリフォームの組成を仮止めする。
【0024】上記するいずれかの実施例によりプリフォームPFを仮止めした後、プリフォーム組成の芯になっているマンドレルMを引き抜く。この場合、前記プリフォームPFは、前工程において仮止めされているので、前記マンドレルMを引き抜く際、プリフォームPFの繊維配列が乱れることがなくなる。
【0025】プリフォーム組成の芯になっているマンドレルMを引き抜いた後、ステッチング工程4に移行する。前記ステッチング工程4は、図1に示すように組み合わされたステッチ装置Sにより、例えば、図4に示すようにして前記プリフォームPFに対してステッチ6が形成される。このステッチ6は、周方向に一定の間隔をおいて、母線方向に沿って設けておけばよい。
【0026】前記ステッチング工程4の後、前記仮止め工程において使用された樹脂を加熱して除去し、最終的な成形工程5に移行する。前記最終的な成形工程5では、最終成形製品の形態に成形加工される。
【0027】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明のプリフォームの成形方法によれば、ブレイダーによる複数層からなる筒状のプリフォームの成形にあたって、プリフォームに対してステッチング加工を行う場合、マンドレルを一旦引き抜く前にプリフォームを仮止めする仮止め工程を経てマンドレルを抜き取ってステッチ加工に供するようにしたことにより、マンドレルの抜き取り時にプリフォームの繊維配列を確実に確保することができ、生産効率の向上を図り得る点において極めて有効に作用するものといえる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013