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発明の名称 連続鋳造機のピンチロール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−232452(P2001−232452A)
公開日 平成13年8月28日(2001.8.28)
出願番号 特願2000−42840(P2000−42840)
出願日 平成12年2月21日(2000.2.21)
代理人 【識別番号】100057874
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
【テーマコード(参考)】
3J103
4E004
【Fターム(参考)】
3J103 AA02 AA61 AA72 FA05 FA09 FA23 GA02 GA15 GA68 
4E004 LC01 MC04
発明者 塩川 太助 / 板倉 大三 / 吉田 義憲
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 連続鋳造機で鋳造した鋳片(2)を引き抜くため前記鋳片(2)に接触するロール表面(1)を有する連続鋳造機のピンチロールにおいて、前記ロール表面(1)には、ロール胴長(B)の中心に対し左右対称であり、かつロール軸(A)に対する傾斜角αの溝(20)を有することを特徴とする連続鋳造機のピンチロール。
【請求項2】 前記溝(20)の断面における円弧部(R1,R2,R2)には少なくとも半径Rが5mm以上の円弧であることを特徴とする請求項1記載の連続鋳造機のピンチロール。
【請求項3】 前記各溝(20)間の溝間隔(D)の最小値は、前記半径Rの2倍であり、最大値(A)は、A=0.5×BS×tanα(但し、BSは引き出される鋳片(2)の最小鋳片幅寸法)であることを特徴とする請求項1又は2記載の連続鋳造機のピンチロール。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造機のピンチロールに関し、特に、ロール表面には、ロール胴長の中心に対し左右対称であり、かつロール軸に対する傾斜角αの溝を有することにより、鋳片の引き抜きを確実化すると共に、セルフセンターリングの作用を得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の連続鋳造機のピンチロールとしては種々あるが、その中で代表的なものとして、特開昭52−14529号公報及び特開平4−71762号公報に開示された構成を図4及び図5に挙げている。すなわち、図4のピンチロールの場合、ロール表面1にメッシュ状の粗面3が形成され、この粗面3の摩擦により鋳片2の引き抜きを行っていた。また、図5のピンチロールの場合、ロール表面1に円周状のスリット4が形成され、このスリット4の摩擦により鋳片2の引き抜きを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の連続鋳造機のピンチロールは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、前述の図4及び図5に開示されたピンチロールの場合、ロールの亀裂伝播の防止、あるいは、抜熱対応などを主眼としており、引き抜きスタンドのない連続鋳造機の場合、従来、幅替えタイミングまたはタンディッシュ交換タイミング等で鋳造停止時間が長くなった場合、当該時間に成長していくロールの偏熱によるロールのたわみの増加、及びバルジング量の増加に起因する引き抜き抵抗が増加し、鋳造再開時に引き抜き不能の問題があった。また、引き抜きスタンドが設置されている連続鋳造機の場合、従来、引き抜きスタンドのピンチロールは押し付力が大きく鋳片を若干ながら圧延するため、諸要因(上下ロール間隙間調整の不具合によるもの、幅方向の圧下率の偏差に起因する鋳片の蛇行、鋳片幅方向の偏熱による幅方向の圧下率の偏差に起因する鋳片の蛇行、ピンチロール軸受箱とハウジング間のガタ増加による鋳片の蛇行)による鋳片の曲がりの問題があった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、ロール表面には、ロール胴長の中心に対し左右対称であり、かつロール軸に対する傾斜角αの溝を有することにより、鋳片の引き抜きを確実化すると共に、セルフセンターリングの作用も得るようにした連続鋳造機のピンチロールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による連続鋳造機のピンチロールは、連続鋳造機で鋳造した鋳片を引き抜くため前記鋳片に接触するロール表面を有する連続鋳造機のピンチロールにおいて、前記ロール表面には、ロール胴長Bの中心に対し左右対称であり、かつロール軸Aに対する傾斜角αの溝を有する構成であり、また、前記溝の断面における円弧部には少なくとも半径Rが5mm以上の円弧である構成であり、また、前記各溝間の溝間隔の最小値は、前記半径Rの2倍であり、最大値は、A=0.5×BS×tanα(但し、BSは引き出される鋳片(2)の最小鋳片幅寸法)である構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による連続鋳造機のピンチロールの好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。図1において符号2で示されるものは、タンディッシュ10及び鋳型11を経て垂下する帯状の鋳片であり、この鋳片2は、曲折して多数配設されたセグメントロール12及びピンチロール13により引き抜かれると共に、引き抜きスタンド15に組込まれたピンチロール13によって先端が引き抜かれている。
【0007】前記ピンチロール13は、図2で示されるように、そのロール表面1に、ロール軸Aと平行とならない傾斜角αを有すると共に、ロール胴長Bの中心に対し左右対称となる溝20が形成されている。
【0008】前記溝20は、図3に拡大して示されているように、溝20を断面で示すと円弧部R1、R2、R2が3個形成され、何れの円弧部R1、R2、R2も半径Rが5mm以上に設定されている。また、各溝20間の間隔である溝間隔Dの最小値は半径Rの2倍であり、最大値Aは、A=0.5×BS×tanα(但し、BSは鋳片2の最小鋳片幅寸法)となるように設定されている。なお、この半径Rは5mm以下では表面疵がつきやすく、溝間隔Dも前述の範囲以外の値では鋳片2との噛みつきが不十分となる。
【0009】前記ロール表面1に形成された溝20によって摩擦係数μを増加させ、ピンチロール押付力と摩擦係数μとの積(引き抜き能力)が引き抜き抵抗力より大となり、引き抜き時の動作不良をなくすことができる。また、この溝20の存在によって鋳片2表面全長に溝20のスタンプ疵が発生し、これによって下工程の表面疵起因となることが考えられるが、溝20の断面形状は図3のように十分なRを有しているため、疵の発生は防止される。また、この溝20の間隔も前述のように設定されているため、溝20が常に鋳片2をかみつき、μを確保している。また、図2に示すように、ロール胴長Bの中心に左右対称となるように形成されていると共にロール軸Aに対して各溝20は傾斜角αを有するため、この溝20のパターン形状によって鋳片2を内側へ寄せる作用が発生し、引き抜き時に発生する鋳片2のセンターリングはずれを自動的に修正するセルフセンターリング作用が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明による連続鋳造機のピンチロールは、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、各溝がロール軸方向と平行とならない傾斜角でかつロール胴長の中心に対し左右対称となるように形成されているため、引き抜く鋳片の曲がりを修正し、セルフセンターリングを得ることができる。また、各溝の断面形状が、半径R及び溝間の間隔の最小値と最大値が決められているため、引き抜き時の表面疵の防止及び鋳片に対する噛みつきによるμの値の確保が得られ、引き抜きミスを防止することができる。




 

 


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