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発明の名称 管内面塗装のためのマスキング装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−219105(P2001−219105A)
公開日 平成13年8月14日(2001.8.14)
出願番号 特願2000−31263(P2000−31263)
出願日 平成12年2月9日(2000.2.9)
代理人 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【テーマコード(参考)】
4D073
4D075
4F035
4F042
【Fターム(参考)】
4D073 DB03 DB11 DB19 DB22 DB40 
4D075 AD11 DA15 DA19 DA34 DB02
4F035 AA03 CE01 CE04
4F042 AA25 AA30 DG09 DG10
発明者 鍛治 誠一 / 由利 紀昭
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 管の受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路と、前記マスキング部材の先端の開口の内周にわたって環状にエアを吹き付けるノズルとを備えたことを特徴とする管内面塗装のためのマスキング装置。
【請求項2】 管の受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路と、この排気通路における通路断面積の変化する部分にエアを吹き付けるノズルとを備えたことを特徴とする管内面塗装のためのマスキング装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内面塗装のためのマスキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル鋳鉄管を遠心鋳造したような場合には、この管の内外面を塗装するのが一般的であり、特に管内面は、管の内部に挿入したランスの先端から塗料を噴出して行う粉体塗装が行われることが多い。ところで、一般に鋳鉄管はその一端側に受口を有しており、この受口の内面は、管胴部の粉体塗装とは別仕様の塗装を行うため、管胴部の粉体塗装がかかると膜厚が大きくなり過ぎる。このため、ランスの先端から噴出された塗料が飛び散って受口の内面に付着するのを防止する目的で、受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路とを設けた管内面塗装のためのマスキング装置が、従来から知られている。
【0003】図4は、このような従来のマスキング装置の構成を示すものである。ここで1は内面を塗装すべきダクタイル鋳鉄製の管であり、水平方向に支持されるとともに、その軸心まわりに回転駆動されるように構成されている。管1の端部には、受口2が形成されている。11はマスキング装置で、管1の軸心と直交する水平方向の円柱状の支持部12を有している。この支持部12には、回転式円筒体13が外ばめされている。
【0004】この回転式円筒体13には、その周方向に沿った偶数箇所の位置において、接続フランジ14を有した開口部15が形成されている。そして一対の開口部15、15どうしが、互いに周方向に180度の間隔をおいて設けられている。すなわち、これら180度の間隔をおいて設けられた一対の開口部15、15どうしは、互いに一直線上に設けられている。支持部12には、これら一対の開口部15、15どうしを互いに連通させるための径方向の連通路16が設けられている。
【0005】各接続フランジ14には、内面塗装を行うべき管1の種類に応じて口径の異なるパイプ状の水冷ジャケット構造のマスキング部材17が、それぞれ接続されている。図示のようにマスキング部材17は、その外径が管1の受口2の内径とほぼ等しくなるように構成され、受口2の内部に挿入したときにこの受口2の内面との間にできるだけ隙間が生じないようにして、確実なマスキングを行えるように構成されている。そして、円筒体13の回転によって管1の受口2に挿入できる位置となったマスキング部材17が、連通路16および周方向に180度の間隔をおいた反対側のマスキング部材17に連通するように構成されている。この反対側のマスキング部材17は、図示の位置となったときに図外の集塵装置に連通される。
【0006】このような構成において、管1の内面を塗装する場合には、遠心鋳造後に焼鈍熱処理されてまだ所定の温度下にある管1を図示のように水平方向に支持し、かつ円筒体13を回転させて、この管1の種類すなわち口径に対応したマスキング部材17をこの管1の受口2に向かい合わせる。そして、マスキング装置11または管1を移動させることで、図示のようにマスキング部材17を管1の受口2の内部に挿入する。
【0007】この状態で図外の集塵装置を運転しながら管1を軸心まわりに回転させ、管1の内部に塗装ランス4を挿入して、このランス4の先端から管1の内面に向けて粉体塗料19を噴出する。この粉体塗料19は、管1の保有する熱によって、マスキング部材17が挿入された受口2の内面を除く管1の全長かつ全周にわたる内面に溶着する。
【0008】噴出された塗料19のうち、管1の内面に付着しなかった分は、集塵装置の運転に伴い発生する気流20に乗ってマスキング部材17の中に入り、連通路16と反対側のマスキング部材17とを経て集塵装置へ送られる。
【0009】このとき、マスキング部材17自体も温度が上がり、一部の粉体塗料19はマスキング部材17の内周面に付着し、そのまま放置して多数の管1の内面を塗装すると、それにともなって図4に示すようにマスキング部材17の開口端の内周に付着塗料21が成長する。
【0010】そこで、このような付着塗料21の成長を防止するため、一本の管1の内面を塗装した1サイクルごとに、図5に示すようにマスキング部材17の開口端にノズル22を近づけ、この開口端の内周にノズル22からのエア23を吹き付けて付着塗料を除去し、その成長を防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノズル22はマスキング部材17の局所にエア23を吹き付けるものであり、したがってエア23の当たらない箇所が生じて、その部分には経時的に付着塗料の成長が避けられない。
【0012】また、図示のように管1に挿入されたマスキング部材17から周方向に180度の間隔をおいた反対側のマスキング部材17が細径の管に対応したものである場合には、連通路16よりもこのマスキング部材17の方が口径が小さくなって通路断面積が小さくなる。その場合には、連通路16とマスキング部材17との接続部分であるフランジ14の部分に段差が生じ、この段差の部分で気流20に淀みが生じて同様に付着塗料21が成長しやすい。この場合に、上述のようにマスキング部材17の開口端に接近させたノズル22からエア23を吹き付けただけでは、付着塗料を十分に除去することができず、やはり経時的に付着塗料の成長が避けられない。
【0013】そこで本発明は、このような課題を解決して、マスキング装置における塗料の付着を確実に防止できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明は、管の受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路と、前記マスキング部材の先端の開口の内周にわたって環状にエアを吹き付けるノズルとを備えたもものである。
【0015】このような構成であると、ノズルはマスキング部材の先端の開口の内周にわたって環状にエアを吹き付けるように構成されているため、マスキング部材はその内面の全周に均一にエアが吹き付けられ、したがって局所的にエアの当たらない箇所が生じてその箇所で付着塗料が成長するという事態の発生が防止される。
【0016】また本発明は、管の受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路と、この排気通路における通路断面積の変化する部分にエアを吹き付けるノズルとを備えたものである。
【0017】このような構成であると、排気通路における通路断面積の変化にもとづき気流に淀みが生じるおそれがある箇所にエアが吹き付けられることで、その箇所における付着塗料の成長が確実に防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の管内面塗装のためのマスキング装置を、図1〜図3にもとづき、図4〜図5に示したものと同一の部材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。
【0019】図1に示すように、マスキング装置11の支持部12には、エアノズル31が設けられている。このエアノズル31は、排気通路としての連通路16の内周に沿って環状に突出するように設けられて、管1に挿入されるマスキング部材17とは反対側のマスキング部材17が接続された接続フランジ14の部分に向けて環状にエア32を吹き付けることができるように構成されている。
【0020】図2は、管1に挿入されるべきマスキング部材17に対してエア33を吹き付けることができるエアノズル34が、このマスキング部材17が管に挿入されていないときに、このマスキング部材17の開口の内周にエア33を吹き付けている様子を示す。このエアノズル34は、ノズル本体35と支持部材36とを一体に有する。支持部材36は、たとえばパイプなどにより構成されて、ノズル本体35を支持および移動させる機能と、このノズル本体35に加圧エアを供給する機能とを有する。
【0021】図3は、ノズル本体35の詳細構造を示す。このノズル本体35は、エア33を吹き付けるべきマスキング部材17の口径に対応した中空の円錐台状に形成され、この円錐台の斜辺37がマスキング部材17の内周に向かい合うように支持部材36によって移動され支持されている。そして、この斜辺37における周方向に沿って、エア33を噴出させるための貫通孔38が複数形成されている。これにより、マスキング部材17の開口の内周にわたって環状にエア33を吹き付け可能である。そして、マスキング部材17の口径に対応した異なる寸法の複数のエアノズル34が準備されている。
【0022】このような構成において、図1に示すように管1の内面を塗装するときには、上述のように図外の集塵装置を運転してマスキング装置11の内部の空気を吸引排気しながら、複数の管1についての塗装作業中にわたって、エアノズル31から常時エア32を噴出して、接続フランジ14の部分に向けて環状にエア32を吹き付ける。これにより、この接続フランジ14が設けられて排気通路の断面積が変化する部分における付着塗料の成長が確実に防止される。
【0023】マスキング部材17の先端の開口については、以下のようにしてエアの吹き付けを行う。すなわち、管1の塗装が終了してこの管1が装置外に搬出されたなら、そのマスキング部材17の口径に対応したエアノズル34を用いて、図2に示すようにこのエアノズル34の支持部材36によってそのノズル本体35をマスキング部材17の開口に向かい合わせる。そして、その状態でノズル本体35からマスキング部材17の先端の開口の内周にわたって環状にエア33を吹き付ける。これにより、マスキング部材17の先端の開口の内周の全体において付着塗料の成長が防止される。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によると、管の受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路と、前記マスキング部材の先端の開口の内周にわたって環状にエアを吹き付けるノズルとを備えたため、マスキング部材の内面の全周に均一にエアを吹き付けることができ、したがって局所的にエアの当たらない箇所が生じてその箇所で付着塗料が成長するという事態の発生を防止できる。
【0025】また本発明によると、管の受口の内部に挿入される円筒状のマスキング部材と、このマスキング部材の内部に連通した排気通路と、この排気通路における通路断面積の変化する部分にエアを吹き付けるノズルとを備えたため、排気通路における通路断面積の変化にもとづき気流に淀みが生じるおそれがある箇所にエアを吹き付けることができて、その箇所における付着塗料の成長を確実に防止できる。




 

 


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