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発明の名称 膜カートリッジの識別方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−62259(P2001−62259A)
公開日 平成13年3月13日(2001.3.13)
出願番号 特願平11−244147
出願日 平成11年8月31日(1999.8.31)
代理人 【識別番号】100068087
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
【テーマコード(参考)】
4D006
【Fターム(参考)】
4D006 GA02 HA42 HA91 HA93 JA07A JA51A KA13 KA44 LA10 MA03 MA06 MA40 MB11 PA01 PB08 PC61 PC62 
発明者 和泉 清司 / 山田 豊 / 上島 達也
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 平板状の剛体をなすろ板の表裏にろ過膜を設けて膜カートリッジを形成し、複数の膜カートリッジを膜面を鉛直方向に沿わせて、かつ一定間隔で平行に配置して反応槽に浸漬する浸漬型膜分離装置において、各膜カートリッジのろ板の上端縁に識別コードを表示するコード表示手段を設け、一列状に配置した複数のコード表示手段の配列方向に沿って非接触のコード読取手段を走査して、各膜カートリッジの識別コードを読み取り、読み取った識別コードによって各膜カートリッジを識別するとともに、識別した各膜カートリッジの識別コードを各膜カートリッジの配列順序で一覧表示することを特徴とする膜カートリッジの識別方法。
【請求項2】 予め各識別コードに関連付けて記憶した各膜カートリッジの設置履歴を記憶装置から読み出し、読み出した各膜カートリッジの設置履歴を各膜カートリッジの配列順序で一覧表示することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジの識別方法。
【請求項3】 コード読取手段の走査に際してコード表示手段に洗浄流体を吹き付けて、コード表示手段に付着する異物を除去することを特徴とする請求項1に記載の膜カートリッジの識別方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水処理施設、合併浄化槽等において、下水やし尿などの有機物が多く、窒素濃度の高い有機性汚水の処理に使用する浸漬型膜分離装置に係り、浸漬型膜分離装置に装着した膜カートリッジを管理するための膜カートリッジの識別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浸漬型分離装置としては、例えば図4に示すものがある。図4において、膜分離装置21は、複数枚の平板状膜カートリッジ22と、その下方より膜面洗浄気体を噴出する散気装置23とをケース24の内部に配置したものである。ケース24は、搬送やメンテナンスを容易にするために、膜ケース25と散気ケース26とに分割形成し、散気装置23より噴出する膜面洗浄気体の全量が膜ケース25内に入り込むように形成している。
【0003】膜カートリッジ22は、ABS樹脂製の剛体からなるろ板22Aの両表面にろ過膜22Bを配置し、ろ板22Aとろ過膜22Bとの間、およびろ板22Aの内部に透過液流路を形成し、透過液流路に連通する透過液取出口22Cをろ板22Aの上端縁に形成したものである。各膜カートリッジ22は、透過液取出口22Cに接続したチューブ27を介して集水管28に連通しており、29は集水管28に連通して膜透過液を導出する透過液導出管であり、30は膜カートリッジ22の浮上を防止する押さえ板である。
【0004】この膜分離装置21を活性汚泥処理施設において使用する場合には、曝気槽内部の活性汚泥混合液中に膜分離装置21を浸漬し、散気装置23より曝気空気を噴出させる状態において、原水中の有機物や窒素を活性汚泥により処理しており、活性汚泥混合液は、槽内での水頭を駆動圧として膜カートリッジ22により重力ろ過し(透過液導出管29に吸引ポンプを介装することで吸引ろ過も可能である)、膜カートリッジ22の膜面を透過した透過液を処理水として透過液導出管29を通じて槽外へ導出する。このとき、散気装置23より噴出する曝気空気の気泡およびそれにより生起される上昇流によって膜カートリッジ22の膜面を洗浄し、分離機能の低下を抑制して膜分離装置21が機能不全に至ることを防止している。
【0005】膜カートリッジ22は、ろ過膜22Bをその周縁部においてろ板に超音波溶着で貼り付けたもので、通常においてその寿命が5年程度とされているが、その使用時に曝気空気による上昇流によって周縁部を煽られるので、溶着部の強度が劣化し、このことが膜カートリッジの寿命を左右することになる。一方、膜カートリッジ22に使用するろ過膜22Bのそれ自体の構造は、基材をなす不織布の表裏の両面に有機高分子系の膜材をコーティングしたものであり、膜材そのものも耐薬品性に優れ、しかも活性汚泥に対する耐久性を備えた素材を使用しているので、溶着部より先にろ過膜22Bが破損することはまずない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような、平板ろ板を支持体とした膜カートリッジを使用する構造の浸漬型膜分離装置は、メンテナンスにおいて膜カートリッジの取り出しが簡単に行なえ維持管理が容易に行なえる。また、他の膜、例えば中空糸膜等を使用する膜分離装置と異なり、膜カートリッジは個別に膜の補修や張り替えが可能で、再生した膜カートリッジを二次使用することが可能である。
【0007】このため、浸漬型膜分離装置の使用期間の経過に連れて、交換した新しい膜カートリッジと古い膜カートリッジが共存することになる。膜カートリッジは、健全なものと破損したものとの区別は容易にできるが、経年変化による溶着部の強度の劣化等は目視によって確認することが困難であり、個々の膜カートリッジの履歴を管理する手法が求められる。
【0008】しかし、膜カートリッジを個々に識別してその履歴を管理することは容易にできないために、膜カートリッジの交換は一定期間を経過した時点で膜分離装置毎に全て膜カートリッジを一括して交換している。本発明は上記した課題を解決するものであり、膜分離装置に設置した状態で、膜カートリッジの設置履歴を容易に把握できる膜カートリッジの識別方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の膜カートリッジの識別方法は、平板状の剛体をなすろ板の表裏にろ過膜を設けて膜カートリッジを形成し、複数の膜カートリッジを膜面を鉛直方向に沿わせて、かつ一定間隔で平行に配置して反応槽に浸漬する浸漬型膜分離装置において、各膜カートリッジのろ板の上端縁に識別コードを表示するコード表示手段を設け、一列状に配置した複数のコード表示手段の配列方向に沿って非接触のコード読取手段を走査して、各膜カートリッジの識別コードを読み取り、読み取った識別コードによって各膜カートリッジを識別するとともに、識別した各膜カートリッジの識別コードを各膜カートリッジの配列順序で一覧表示するものである。
【0010】請求項2に係る本発明の膜カートリッジの識別方法は、予め各識別コードに関連付けて記憶した各膜カートリッジの設置履歴を記憶装置から読み出し、読み出した各膜カートリッジの設置履歴を各膜カートリッジの配列順序で一覧表示するものである。請求項3に係る本発明の膜カートリッジの識別方法は、コード読取手段の走査に際してコード表示手段に洗浄流体を吹き付けて、コード表示手段に付着する異物を除去するものである。
【0011】上記した構成により、メンテナンスにおいて膜カートリッジを識別する場合には、膜カートリッジを浸漬型膜分離装置に装着して反応槽に浸漬した状態において、膜カートリッジの上端縁を槽内液から露出させる。この状態において、各膜カートリッジのコード表示手段をコード読取手段で読み取る。このとき、各膜カートリッジのコード表示手段は一列状に配列しているので、一度の走査によって全ての膜カートリッジのコード表示手段から識別コードを読み出すことができ、配列順序にしたがって連続して各コード表示手段を読み取る。
【0012】この走査によって、各膜カートリッジを順次に識別するとともに、その読み込んだ識別コードの順番を各膜カートリッジの配置順序として記憶する。そして、記憶した識別コードを各膜カートリッジの配列順序で一覧表示することにより、操作者は実際に使用する状態に配置した各膜カートリッジを個々に識別するとともに、その配置位置を認識することができ、意図する膜カートリッジを容易に選択して取り出すことができる。
【0013】また、操作者は、予め書面や記憶装置に各膜カートリッジの設置履歴を記録することにより、意図する膜カートリッジの設置履歴を識別コードに基づいて参照することで、各膜カートリッジの設置履歴を容易に把握することができ、浸漬型膜分離装置に装着した膜カートリッジを個別に管理して、設置履歴に基づいて適切に各膜カートリッジの移動や交換を行なえる。
【0014】この設置履歴の表示は、予め各識別コードに関連付けて記憶した各膜カートリッジの設置履歴を記憶装置から読み出し、読み出した各膜カートリッジの設置履歴を各膜カートリッジの配列順序で一覧表示することもできる。浸漬型膜分離装置は、活性汚泥反応槽等に浸漬して使用するので、コード表示手段には汚泥等の異物が付着しているので、コード読取手段の走査に際しては、コード表示手段に洗浄流体を吹き付けて、コード表示手段に付着する異物を除去することにより、読取エラーや誤認識を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、各膜カートリッジ22は、図4において説明した状態で、浸漬型膜分離装置に装着しており、曝気槽などの活性汚泥反応槽に浸漬設置して活性汚泥と処理水とを分離する。
【0016】各膜カートリッジ22は、ろ板22Aの上端縁に識別コードを表示するコード表示手段としてバーコード1を設けており、各膜カートリッジ22のバーコード1が一列状に並んでいる。スキャナー部2は、非接触のコード読取手段をなす光学式のバーコードリーダ3と、バーコード1に水や空気等の洗浄流体を吹き付けるノズル4を有しており、バーコードリーダ3は読取装置5に信号ケーブル6を介して接続し、ノズル4はチューブ等のフレキシブルな管路7を介して洗浄流体供給装置8に接続しており、読取装置5にプリンターもしくはモニターの表示装置9を接続している。
【0017】読取装置5の記憶装置には、各膜カートリッジ22の識別コードに関連付けて設置履歴を記憶しており、設置履歴のデータとしては、製造情報、製造年月日、膜溶着条件、膜ロット番号、設置情報、調査年月日、施設名称、配置情報、維持管理情報などがあり、水洗浄や薬液洗浄など情報をインプットすることにより、膜カートリッジ22の製造後の履歴を全て管理している。この管理情報は、保守点検業者などにより管理する。
【0018】以下、上記した構成における作用を説明する。メンテナンスにおいて膜カートリッジ22を識別する場合には、膜カートリッジ22を浸漬型膜分離装置に装着して反応槽に浸漬した状態において、膜カートリッジ22の上端縁を槽内液から露出させる。この状態において、スキャナー部2をバーコード1の配列方向に沿って移動し、バーコードリーダ3で各膜カートリッジ22のバーコード1を読み取る。このとき、バーコード1には活性汚泥等の異物が付着しているので、バーコードリーダ3の走査方向の前方において、ノズル4から洗浄流体をバーコード1に吹き付けて汚泥等の異物を除去し、読取エラーや誤認識を防止する。
【0019】各膜カートリッジ22のバーコード1は一列状に配列しているので、バーコードリーダ3の一度の走査によって全ての膜カートリッジ22のバーコード1からその識別コードを読み出すことができ、各膜カートリッジ22の配列順序にしたがって連続して各バーコード1を読み取る。この走査によって、各膜カートリッジ22を順次に識別して識別コードを読取装置5の記憶装置に記憶するとともに、その読み込んだ識別コードの順番を各膜カートリッジ22の配置順序として記憶する。
【0020】図2に示すように、記憶した識別コードを各膜カートリッジ22の配列順序で表示装置9に一覧表示する。この表示により、操作者は実際に使用する状態に配置した各膜カートリッジ22を個々に識別するとともに、その配置位置を認識することができる。このため、意図する管理対象の膜カートリッジを容易に選択して取り出すことができる。
【0021】操作者は、記憶装置に記録した各膜カートリッジ22の設置履歴の中から識別コードに基づいて意図する膜カートリッジ22の設置履歴を参照表示することで、各膜カートリッジ22の設置履歴を容易に把握することができ、浸漬型膜分離装置に装着した膜カートリッジ22を個別に管理して、設置履歴に基づいて適切に各膜カートリッジ22の移動や交換を行なえる。
【0022】図3に示すように、走査後に識別コードを表示する際に、記憶装置から各識別コードに関連する各膜カートリッジ22の設置履歴を読み出し、読み出した各膜カートリッジ22の設置履歴を各膜カートリッジ22の配列順序で一覧表示することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各膜カートリッジのコード表示手段を一列状に配列することで、一度の走査によって全ての膜カートリッジのコード表示手段から識別コードを読み出すことができ、その読み込んだ識別コードを順次に記憶することで各膜カートリッジの配置順序を認識できる。この読み込んだ識別コードを一覧表示することで、操作者は実際に使用する状態に配置した各膜カートリッジを個々に識別するとともに、その配置位置を認識することができる。また、識別コードに基づいて各膜カートリッジの設置履歴を容易に把握することができるので、浸漬型膜分離装置に装着した膜カートリッジを個別に管理して、設置履歴に基づいて適切に各膜カートリッジの移動や交換を行なえる。




 

 


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