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発明の名称 押出機排煙装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−179801(P2001−179801A)
公開日 平成13年7月3日(2001.7.3)
出願番号 特願平11−366688
出願日 平成11年12月24日(1999.12.24)
代理人 【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠 (外1名)
【テーマコード(参考)】
4F207
【Fターム(参考)】
4F207 AG01 AG03 AM25 KA01 KK90 KL41 KL45 KM20 KW45 KW50 
発明者 小林 和義
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 (a)押出ダイを備え、該押出ダイのスリットから樹脂を押し出す押出機と、(b)前記押出ダイに沿って延在させられ、前記スリットから押し出された樹脂から発生した煙を吸引するための吸引口が形成された排煙フードと、(c)吸引された煙を排出する排出手段と、(d)前記スリットから押し出された樹脂に流体カーテンを形成する流体カーテン形成手段とを有することを特徴とする押出機排煙装置。
【請求項2】 前記スリットから押し出された樹脂を処理する樹脂処理部を有する請求項1に記載の押出機排煙装置。
【請求項3】 前記押出機及び排煙フードは、移動自在に配設され、退避位置及び稼働位置に置かれる請求項1に記載の押出機排煙装置。
【請求項4】 前記樹脂処理部は移動自在に配設され、退避位置及び稼働位置に置かれる請求項2に記載の押出機排煙装置。
【請求項5】 前記流体カーテン形成手段は、退避位置に配設される請求項3に記載の押出機排煙装置。
【請求項6】 前記流体カーテン形成手段は、稼働位置に配設される請求項4に記載の押出機排煙装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機排煙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムを製造するためのフィルム製造装置、フィルム積層体を製造するための押出ラミネータ等の押出装置においては、押出機の押出ダイから溶融させられた樹脂が押し出されて単独でフィルムになるか、他のフィルムと合わせられてフィルム積層体になる。
【0003】この場合、押出ダイから押し出された前記樹脂の温度は約200〜300〔℃〕であるので、樹脂から多量の煙が発生する。そこで、発生した煙を排出するために押出機排煙装置が配設される。
【0004】図2は従来の押出ラミネータの製造準備中の状態を示す側面図、図3は従来の押出ラミネータの製造中の状態を示す側面図である。
【0005】図において、11は押出装置としての押出ラミネータであり、該押出ラミネータ11は、移動自在に配設された押出機12及び所定の位置に設置されたラミネータ部13から成る。
【0006】そして、前記押出機12は、押出機本体14、アダプタ15、押出ダイ16、ホッパ21、排煙装置23等を備え、前記ホッパ21に収容されたペレット状の樹脂は、押出機本体14に供給されて加熱され溶融させられ、アダプタ15を介して押出ダイ16に供給される。該押出ダイ16は水平方向に延在させられ、押出ダイ16内において幅方向に広がった樹脂は、スリットSLから押し出され、フィルム17になる。
【0007】また、排煙装置23は、前記押出ダイ16より上方において、下方に向けて開口させられ、断面が台形を有する排煙フード24、図示されない駆動手段としてのモータを駆動することによって作動させられる排煙ブロア25、前記排煙フード24と排煙ブロア25のサクション側との間に配設された排煙ダクト26等を備え、押出ダイ16から押し出された樹脂から発生した煙は、破線矢印に示されるように、排煙フード24によって集められ、実線矢印に示されるように、排煙ダクト26を介して排煙ブロア25に送られ、排煙ブロア25の排出口27から排出される。なお、押出機12及び排煙装置23によって押出機排煙装置が構成される。
【0008】そして、前記ラミネータ部13は、ラミネータ部本体28、該ラミネータ部本体28に対して回転自在に配設された冷却ローラ29、該冷却ローラ29に押し付けられ、かつ、ラミネータ部本体28に対して回転自在に配設された押付ローラ31等を備え、前記ラミネータ部本体28から排出されたフィルム32と前記フィルム17とが冷却ローラ29及び押付ローラ31によって挟まれ、融着させられてフィルム積層体を形成する。
【0009】なお、前記押出ラミネータ11の製造準備中において、前記押出機12は、図2に示されるように退避位置に置かれ、スリットSLから押し出された樹脂は、フィルム17になってフロア33上に堆積させられる。また、前記押出ラミネータ11の製造中において、前記押出機12は、図3に示されるように稼働位置に置かれ、スリットSLから押し出された樹脂は、フィルム17になり、冷却ローラ29と押付ローラ31との間に送られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の押出機排煙装置においては、押出ラミネータ11の製造中は、煙が発生する箇所(スリットSLから冷却ローラ29及び押付ローラ31までの間)と排煙フード24との間の距離が短いので、発生した煙を十分に集めて排出することができるが、押出ラミネータ11の製造準備中は、煙が発生する箇所(スリットSLからフロア33までの間)と排煙フード24との間の距離が長いので、発生した煙を十分に集めて排出することができない。
【0011】そこで、押出ラミネータ11の製造準備中と製造中とで排煙フード24の位置、形状等を変更することが考えられるが、押出ラミネータ11の製造準備中から製造中への移行は、押出ラミネータ11を稼働させたまま連続的に行われるので、排煙フード24の位置、形状等を変更することは極めて困難である。
【0012】また、発生した煙がアダプタ15に沿って流れるので、アダプタ15に汚れが付着しやすくなるだけでなく、発生した煙がアダプタ15及び押出ダイ16に沿って流れる間に広がるので、前記排煙フード24を高い位置に配置し、かつ、寸法を大きくする必要が生じる。この場合、アダプタ15、押出ダイ16等の上方が排煙フード24によって占有されてしまう。
【0013】したがって、押出機12の清掃及びメンテナンスのための作業が煩わしくなる。また、排煙フード24の開口の寸法が大きくなるのに伴って排煙ブロア25の吐出容量を大きくする必要が生じるので、排煙装置23が大型化してしまう。
【0014】本発明は、前記従来の押出機排煙装置の問題点を解決して、押出装置の製造準備中においても、発生した煙を十分に集めて排出することができ、清掃及びメンテナンスのための作業を簡素化することができ、排煙装置を小型化することができる押出機排煙装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の押出機排煙装置においては、押出ダイを備え、該押出ダイのスリットから樹脂を押し出す押出機と、前記押出ダイに沿って延在させられ、前記スリットから押し出された樹脂から発生した煙を吸引するための吸引口が形成された排煙フードと、吸引された煙を排出する排出手段と、前記スリットから押し出された樹脂に流体カーテンを形成する流体カーテン形成手段とを有する。
【0016】本発明の他の押出機排煙装置においては、さらに、前記スリットから押し出された樹脂を処理する樹脂処理部を有する。
【0017】本発明の更に他の押出機排煙装置においては、さらに、前記押出機及び排煙フードは、移動自在に配設され、退避位置及び稼働位置に置かれる。
【0018】本発明の更に他の押出機排煙装置においては、さらに、前記樹脂処理部は移動自在に配設され、退避位置及び稼働位置に置かれる。
【0019】本発明の更に他の押出機排煙装置においては、さらに、前記流体カーテン形成手段は、退避位置に配設される。
【0020】本発明の更に他の押出機排煙装置においては、さらに、前記流体カーテン形成手段は、稼働位置に配設される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態における押出ラミネータの製造準備中の状態を示す側面図、図4は本発明の第1の実施の形態における押出ラミネータの製造準備中の状態を示す正面図、図5は本発明の第1の実施の形態における押出ラミネータの製造中の状態を示す正面図、図6は本発明の第1の実施の形態における押出ラミネータの製造中の状態を示す側面図、図7は本発明の第1の実施の形態における押出ラミネータの製造中の状態を示す要部側面図である。
【0023】図において、11は押出装置としての押出ラミネータであり、該押出ラミネータ11は、移動自在に配設された押出機12及び所定の位置に設置された樹脂処理部としてのラミネータ部13から成る。
【0024】そして、前記押出機12は、押出機本体14、アダプタ15、押出ダイ16、ホッパ21、排煙装置43等を備え、前記ホッパ21に収容されたペレット状の樹脂は、押出機本体14に供給されて加熱され溶融させられ、アダプタ15を介して押出ダイ16に供給される。該押出ダイ16は水平方向に延在させられ、押出ダイ16内において幅方向に広がった樹脂は、スリットSLから押し出され、フィルム17になる。なお、前記押出ダイ16には、前記スリットSLの間隙(げき)を調整するための調整リップ41、及びフィルム17の幅を調整するための幅調整装置(インナーディケル)42が配設される。
【0025】ところで、押出ダイ16から押し出された前記樹脂の温度は約200〜300〔℃〕であるので、樹脂から多量の煙が発生する。そこで、前記排煙装置43によって煙を排出するようにしている。
【0026】該排煙装置43は、前記押出ダイ16の上端における両側縁に沿って水平方向に延在させられ、かつ、押出ダイ16を挟持し、下面に溝状の吸引口51が形成された排煙フード44、図示されない駆動手段としてのモータを駆動することによって作動させられる排出手段としての排煙ブロア45、前記排煙フード44と排煙ブロア45のサクション側との間に配設された複数の集合管46、押出機本体14の上方において水平方向に延在させられたエアチャンバ48、排煙ダクト49等を備え、押出ダイ16から押し出された樹脂から発生した煙は、図1の破線矢印に示されるように、排煙フード44によって集められ、実線矢印に示されるように、集合管46、エアチャンバ48及び排煙ダクト49を介して排煙ブロア45に送られ、排煙ブロア45の排出口47から排出される。なお、本実施の形態において、前記吸引口51は溝状の形状を有するが、長手方向に複数形成することもできる。また、本実施の形態においては、排煙装置43の全体が押出機本体14と共に移動させられるが、押出機本体14、排煙フード44及びエアチャンバ48を移動自在とし、排煙ブロア45を固定することもできる。
【0027】そして、前記ラミネータ部13は、前記スリットSLから押し出された樹脂を処理するために、ラミネータ部本体28、該ラミネータ部本体28に対して回転自在に配設された冷却ローラ29、該冷却ローラ29に押し付けられ、かつ、ラミネータ部本体28に対して回転自在に配設された押付ローラ31等を備え、前記ラミネータ部本体28から排出されたフィルム32と前記フィルム17とが冷却ローラ29及び押付ローラ31によって挟まれ、融着させられてフィルム積層体を形成する。
【0028】なお、前記押出ラミネータ11の製造準備中において、前記押出機12は、図1及び4に示されるように退避位置に置かれ、スリットSLから押し出された樹脂は、フィルム17になってフロア33上に堆積させられる。また、前記押出ラミネータ11の製造中において、前記押出機12は、図5〜7に示されるように稼働位置に置かれ、スリットSLから押し出された樹脂は、フィルム17になり、冷却ローラ29と押付ローラ31との間に送られる。
【0029】前記退避位置には、所定の間隔を置いて、二つの流体カーテン形成手段としての媒体ノズル61、62が排煙フード44に沿って水平方向に延在させて配設される。該媒体ノズル61、62の下端に図示されない溝状の媒体吹出口が形成され、図示されない流体供給源から供給された圧縮流体、例えば、圧縮空気は媒体吹出口から下方に向けて噴射させられて流体カーテン63、64、例えば、エアカーテンを形成する。
【0030】そして、前記媒体ノズル61、62は、押出機12が退避位置に置かれたときに、各排煙フード44を両側からほぼ挟むように、すなわち、各排煙フード44との間に隙(すき)間が形成されないように配設される。したがって、前記フィルム17が流体カーテン63、64によって挟まれるので、樹脂から発生した煙は、流体カーテン63、64によって案内されて上昇させられる。その結果、発生した煙は、流体カーテン63、64外に出ることなく吸引口51に完全に吸引される。したがって、発生した煙を十分に集めて排出することができる。
【0031】この場合、前記押出ラミネータ11の製造中は、押出機12が稼働位置に置かれるので、煙が発生する箇所と吸引口51との間の距離が、従来の煙が発生する箇所と排煙フード24との間の距離(図7に比較のために排煙フード24を示した。)より短くすることができる。したがって、発生した煙を一層十分に集めて排出することができる。
【0032】なお、前記押出ラミネータ11の製造中は、流体カーテン63、64を形成する必要がないので、前記流体供給源と媒体ノズル61、62との間を接続する図示されない管路に開閉弁を配設し、図示されない制御装置によって開閉弁を操作し、該開閉弁を押出ラミネータ11の製造準備中は開放し、製造中は閉鎖することができる。
【0033】また、押出ラミネータ11の製造準備中と製造中とで排煙フード44の位置、形状等を変更する必要がないので、構造を簡素化することができる。
【0034】そして、発生した煙は流体カーテン63、64外に出ることなく吸引口51に完全に吸引されるので、アダプタ15等に汚れが付着することがないだけでなく、発生した煙が流れる間に広がることがないので、前記排煙フード44を低い位置に配置し、かつ、吸引口51の寸法を小さくすることができる。また、アダプタ15、押出ダイ16等の上方が排煙フードによって占有されることがなくなる。
【0035】したがって、押出機12の清掃及びメンテナンスのための作業を簡素化することができる。また、排煙ブロア45の吐出容量を大きくする必要がないので、排煙装置43を小型化することができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0037】図8は本発明の第2の実施の形態における押出ラミネータの製造中の状態を示す側面図である。
【0038】図において、71、72は各排煙フード44に隣接させて取り付けられ、かつ、排煙フード44に沿って水平方向に延在させて配設された流体カーテン形成手段としての媒体ノズルである。該媒体ノズル71、72の下端に図示されない溝状の媒体吹出口が形成され、図示されない流体供給源から供給された圧縮流体、例えば、圧縮空気は媒体吹出口から下方に向けて噴射させられて図示されない流体カーテン、例えば、エアカーテンを形成する。
【0039】この場合、前記媒体ノズル71、72は排煙フード44に取り付けられ、押出機12が移動するのに伴って移動する。したがって、図に示されるように、押出機12を稼働位置に置いた状態で流体カーテンを形成することができる。
【0040】その結果、発生した煙を一層十分に集めて排出することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0042】図9は本発明の第3の実施の形態における押出ラミネータの製造準備中の状態を示す側面図である。
【0043】図において、81、82は退避位置におけるフロア33上に配設された流体カーテン形成手段としての媒体ノズルである。該媒体ノズル81、82の上端に図示されない溝状の媒体吹出口が形成され、図示されない流体供給源から供給された圧縮流体、例えば、圧縮空気は一点鎖線矢印に示されるように、媒体吹出口から上方、特に、排煙フード44の外周縁に向けて噴射させられて流体カーテン73、74、例えば、エアカーテンを形成する。
【0044】なお、前記各実施の形態において、排煙フード44及び媒体ノズル61(図1)、62、71(図8)、72、81、82は、押出ダイ16の長手方向だけでなく、押出ダイ16の幅方向に配設することもできる。
【0045】また、前記各実施の形態においては、押出機12が退避位置及び稼働位置に置かれるようになっているが、ラミネータ部13を退避位置及び稼働位置に置くこともできる。その場合、押出機12はラミネータ部13の稼働位置において固定されるので、媒体ノズルは稼働位置に配設される。
【0046】なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、押出機排煙装置においては、押出ダイを備え、該押出ダイのスリットから樹脂を押し出す押出機と、前記押出ダイに沿って延在させられ、前記スリットから押し出された樹脂から発生した煙を吸引するための吸引口が形成された排煙フードと、吸引された煙を排出する排出手段と、前記スリットから押し出された樹脂に流体カーテンを形成する流体カーテン形成手段とを有する。
【0048】この場合、スリットから押し出された樹脂は流体カーテンによって挟まれるので、樹脂から発生した煙は、流体カーテンによって案内されて上昇させられる。その結果、発生した煙は流体カーテン外に出ることなく吸引口に完全に吸引されるので、発生した煙を十分に集めて排出することができる。
【0049】また、押出装置の製造準備中と製造中とで排煙フードの位置、形状等を変更する必要がないので、構造を簡素化することができる。
【0050】そして、発生した煙は流体カーテン外に出ることなく吸引口に完全に吸引されるので、押出装置のアダプタ等に汚れが付着することがないだけでなく、発生した煙が流れる間に広がることがないので、前記排煙フードを低い位置に配置し、かつ、吸引口の寸法を小さくすることができる。また、アダプタ等の上方が排煙フードによって占有されることがなくなる。
【0051】したがって、押出機の清掃及びメンテナンスのための作業を簡素化することができる。また、排出手段の吐出容量を大きくする必要がないので、排煙装置を小型化することができる。




 

 


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