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発明の名称 ディスク成形用金型
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−138362(P2001−138362A)
公開日 平成13年5月22日(2001.5.22)
出願番号 特願平11−323828
出願日 平成11年11月15日(1999.11.15)
代理人 【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠 (外1名)
【テーマコード(参考)】
4F202
5D121
【Fターム(参考)】
4F202 AH38 AH79 CA11 CB01 CK06 CK35 CK84 CM04 
5D121 DD05 DD18
発明者 鈴木 正己 / 渋谷 裕二 / 稲田 雄一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 (a)ベースプレートと、(b)該ベースプレートに取り付けられた鏡面ブロックと、(c)前記ベースプレート及び鏡面ブロックに形成された穴内に着脱自在に配設され、スタンパを保持する筒状のインナホルダと、(d)該インナホルダより径方向内方に配設され、前記インナホルダ内を延在させられる筒状部を備えたブシュとを有するとともに、(e)前記インナホルダの内周面、及びブシュの外周面は円錐面を形成し、前記内周面と外周面との間に、空気を吹き出すためのエアブロースリットが形成されることを特徴とするディスク成形用金型。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリンダ内において溶融させた樹脂を、ディスク成形用金型のキャビティ空間に充填(てん)することによって成形品を成形することができるようになっている。
【0003】図2は従来のディスク成形用金型の要部断面図である。
【0004】図において、10は可動側金型ユニット、11はベースプレート、12は該ベースプレート11に取り付けられた鏡面ブロック、13は前記ベースプレート11及び鏡面ブロック12に形成された穴14内に着脱自在に配設され、スタンパ15の内周縁を保持する円筒状のインナホルダ、16は前記ベースプレート11に形成された穴26内に延在させられ、前記インナホルダ13を選択的に保持するセットピンである。
【0005】前記インナホルダ13は、前記ベースプレート11内を延在させられる小径部18、前記鏡面ブロック12内を延在させられる大径部19、及び該大径部19の前端(図における上端)において径方向外方に突出させられる押え部20を備える。前記小径部18の後端(図における下端)の近傍の円周方向における2箇所に凹部22が形成され、該凹部22によって後端側(図における下端側)に係止突起24が形成される。また、前記大径部19の所定の箇所には、円周方向において溝が形成され、該溝に、前記鏡面ブロック12の内周面とインナホルダ13の外周面との間を気密にするOリング25が配設される。
【0006】前記ディスク成形用金型の外部からセットピン16を操作して回転させると、セットピン16の先端に形成された半円形の形状を有する突起部27と凹部22とが係止させられる。したがって、前記インナホルダ13は後方(図における下方)に向けて付勢された状態でベースプレート11及び鏡面ブロック12に固定される。その結果、前記セットピン16を一方の方向に回転させることによって穴14内からインナホルダ13を取り出し、スタンパ15を交換し、その後、インナホルダ13を穴14内に挿入し、セットピン16を他方の方向に回転させることによってインナホルダ13をベースプレート11及び鏡面ブロック12に固定することができる。
【0007】そして、前記インナホルダ13より径方向内方に、円筒状のブシュ31が配設され、該ブシュ31は、前記ベースプレート11内を延在させられるフランジ部32、及び前記インナホルダ13内を延在させられる筒状部33を備え、前記フランジ部32の所定の箇所には、円周方向において溝が形成され、該溝に、前記ベースプレート11の内周面とブシュ31の外周面との間を気密にするOリング35が配設される。
【0008】さらに、前記ブシュ31より径方向内方に進退自在にカットパンチ41が配設され、該カットパンチ41は、図示されないシリンダを駆動することによって進退させられる。
【0009】前記構成のディスク成形用金型において、図示されない型締装置を作動させ、図示されない可動プラテンを前進させて固定プラテン側に移動させると、前記可動側金型ユニット10が前進(図における上方に移動)させられ、型閉じ及び型締めが行われる。これに伴って、可動側金型ユニット10と図示されない固定側金型ユニットとの間にキャビティ空間が形成される。続いて、図示されない射出ノズルから射出された溶融した樹脂は、前記キャビティ空間に充填され、成形品になる。このとき、前記スタンパ15の表面に形成された凹凸が成形品に転写される。
【0010】続いて、前記カットパンチ41が前進させられて固定側金型ユニットのカットダイ内に進入すると、成形品に穴空け加工が施されて内径抜きが行われる。その後、可動プラテンが後退させられて型開きが行われると、成形品は可動側金型ユニット10と共に後退(図における下方に移動)させられる。
【0011】ところで、前記インナホルダ13の内周面と筒状部33の外周面との間には、エアブロースリット37が形成され、前記型開きに伴って、エアブロースリット37を介して空気が吹き出され、空気圧によって成形品が離型させられる。
【0012】そして、前記エアブロースリット37において、インナホルダ13の内周面と筒状部33の外周面との間に所定の間隙(げき)を形成するために、筒状部33の外周面から径方向外方に突出させられる凸条38及び溝39が形成される。また、前記ベースプレート11及びインナホルダ13には空気供給路43が形成され、該空気供給路43の一端は図示されない空気供給源と接続され、他端が前記エアブロースリット37に臨ませて開口される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来のディスク成形用金型においては、インナホルダ13とブシュ31との同軸度が低いので、前記エアブロースリット37を介して吹き出される空気の量がエアブロースリット37の円周方向において均一ではなくなってしまう。
【0014】ところで、インナホルダ13に対するブシュ31の嵌(かん)合部p1の嵌合クリアランスをδ1とし、ベースプレート11に対するブシュ31の嵌合部p2の嵌合クリアランスをδ2とし、ベースプレート11に対する鏡面ブロック12の嵌合部p3の嵌合クリアランスをδ3とし、鏡面ブロック12に対するインナホルダ13の嵌合部p4の嵌合クリアランスをδ4としたとき、インナホルダ13とブシュ31との同軸度は、基本的に、前記嵌合クリアランスδ1で決まる。
【0015】そして、嵌合クリアランスδ1は、嵌合クリアランスδ2〜δ4の和に依存し、大きくなってしまうので、インナホルダ13とブシュ31との同軸度がその分低くなり、前記エアブロースリット37を介して吹き出される空気の量がエアブロースリット37の円周方向において均一ではなくなってしまう。したがって、成形品に離型むらが発生し、成形品の品質が低下してしまう。
【0016】そこで、嵌合クリアランスδ4を大きくし、インナホルダ13とブシュ31との同軸度が各嵌合クリアランスδ2〜δ4に依存しないようにした上で、嵌合クリアランスδ1を小さくすることが考えられる。
【0017】図3は従来の他のディスク成形用金型の要部断面図である。なお、図2と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0018】この場合、鏡面ブロック12に対するインナホルダ13の嵌合部p12の嵌合クリアランスδ12が大きくされ、インナホルダ13に対するブシュ31の嵌合部p11の嵌合クリアランスδ11が小さくされる。したがって、嵌合クリアランスδ11が小さくなる分だけ、インナホルダ13とブシュ31との同軸度を高くすることができる。
【0019】ところが、嵌合クリアランスδ11が小さいと、インナホルダ13を着脱する際に、インナホルダ13とブシュ31との間の摺(しゅう)動性がその分低くなり、作業が煩わしくなってしまう。しかも、前記嵌合クリアランスδ11を完全に0にすることができないので、前記エアブロースリット37を介して吹き出される空気の量をエアブロースリット37の円周方向において完全に均一にすることはできない。したがって、成形品に離型むらが発生するのを十分に防止することができないので、成形品の品質を向上させることができない。
【0020】本発明は、前記従来のディスク成形用金型の問題点を解決して、成形品に離型むらが発生するのを十分に防止することができ、成形品の品質を向上させることができるディスク成形用金型を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のディスク成形用金型においては、ベースプレートと、該ベースプレートに取り付けられた鏡面ブロックと、前記ベースプレート及び鏡面ブロックに形成された穴内に着脱自在に配設され、スタンパを保持する筒状のインナホルダと、該インナホルダより径方向内方に配設され、前記インナホルダ内を延在させられる筒状部を備えたブシュとを有する。
【0022】そして、前記インナホルダの内周面、及びブシュの外周面は円錐(すい)面を形成し、前記内周面と外周面との間に、空気を吹き出すためのエアブロースリットが形成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態におけるディスク成形用金型の要部断面図、図4は本発明の実施の形態におけるインナホルダの取出状態を示す断面図である。
【0025】図において、10は可動側金型ユニット、11はベースプレート、12は該ベースプレート11に取り付けられた鏡面ブロック、53は前記ベースプレート11及び鏡面ブロック12に形成された穴14内に着脱自在に配設され、スタンパ15の内周縁を保持する筒状のインナホルダ、16は前記ベースプレート11に形成された穴26内に延在させられ、前記インナホルダ53を選択的に保持するセットピンである。
【0026】前記インナホルダ53は、前記ベースプレート11内を延在させられる小径部18、前記鏡面ブロック12内を延在させられる大径部19、及び該大径部19の前端(図における上端)において径方向外方に突出させられる押え部20を備える。前記小径部18の後端(図における下端)の近傍の円周方向における2箇所に凹部22が形成され、該凹部22によって後端側(図における下端側)に係止突起24が形成される。また、前記大径部19の所定の箇所には、円周方向において溝が形成され、該溝に、前記鏡面ブロック12の内周面とインナホルダ53の外周面との間を気密にするOリング25が配設される。
【0027】前記ディスク成形用金型の外部からセットピン16を操作して回転させると、セットピン16の先端に形成された半円形の形状を有する突起部27と凹部22とが係止させられる。したがって、前記インナホルダ53は後方(図における下方)に向けて付勢された状態でベースプレート11及び鏡面ブロック12に固定される。その結果、前記セットピン16を一方の方向(図4における矢印方向)に回転させることによって穴14内からインナホルダ53を取り出し、スタンパ15を交換し、その後、インナホルダ53を穴14内に挿入し、セットピン16を他方の方向に回転させることによってインナホルダ53をベースプレート11及び鏡面ブロック12に固定することができる。
【0028】そして、前記インナホルダ53より径方向内方に、筒状のブシュ61が配設され、該ブシュ61は、前記ベースプレート11内を延在させられるフランジ部32、及び前記インナホルダ53内を延在させられる筒状部63を備え、前記フランジ部32の所定の箇所には、円周方向において溝が形成され、該溝に、前記ベースプレート11の内周面とブシュ61の外周面との間を気密にするOリング35が配設される。
【0029】さらに、前記ブシュ61より径方向内方に進退自在にカットパンチ41が配設され、該カットパンチ41は、図示されないシリンダを駆動することによって進退させられる。
【0030】前記構成のディスク成形用金型において、図示されない型締装置を作動させ、図示されない可動プラテンを前進させて固定プラテン側に移動させると、前記可動側金型ユニット10が前進(図における上方に移動)させられ、型閉じ及び型締めが行われる。これに伴って、可動側金型ユニット10と図示されない固定側金型ユニットとの間にキャビティ空間が形成される。続いて、図示されない射出ノズルから射出された溶融した樹脂は、前記キャビティ空間に充填され、成形品になる。このとき、前記スタンパ15の表面に形成された凹凸が成形品に転写される。
【0031】続いて、前記カットパンチ41が前進させられて固定側金型ユニットのカットダイ内に進入すると、成形品に穴空け加工が施されて内径抜きが行われる。その後、可動プラテンが後退させられて型開きが行われると、成形品は可動側金型ユニット10と共に後退(図における下方に移動)させられる。
【0032】ところで、前記インナホルダ53の内周面と筒状部63の外周面との間には、エアブロースリット67が形成され、前記型開きに伴って、エアブロースリット67を介して空気が吹き出され、空気圧によって成形品が離型させられる。
【0033】そして、前記エアブロースリット67において、インナホルダ53の内周面と筒状部63の外周面との間に所定の間隙を形成するために、筒状部63の外周面から径方向外方に突出させられる凸条68及び溝69が形成される。また、前記ベースプレート11及びインナホルダ53には空気供給路43が形成され、該空気供給路43の一端は図示されない空気供給源と接続され、他端が前記エアブロースリット67に臨ませて開口される。
【0034】ところで、インナホルダ53とブシュ61との同軸度が低いと、前記エアブロースリット67を介して吹き出される空気の量がエアブロースリット67の円周方向において均一ではなくなってしまう。
【0035】そこで、本実施の形態においては、インナホルダ53とブシュ61との同軸度を高くするために、インナホルダ53とブシュ61とが調心されるようになっている。そのために、インナホルダ53の内周面、及び筒状部63の外周面が、頂角をθとする円錐面を形成するように傾斜させられ、インナホルダ53の内周面は後端から前端にかけて内径が次第に小さくされ、筒状部63の外周面は後端から前端にかけて外径が次第に小さくされる。この場合、インナホルダ53を穴14内に挿入してベースプレート11及び鏡面ブロック12に固定してディスク成形用金型にセットしたときに、インナホルダ53に対するブシュ61の嵌合クリアランスを完全に0にすることができる。
【0036】したがって、インナホルダ53とブシュ61との同軸度を高くすることができるので、前記エアブロースリット67を介して吹き出される空気の量をエアブロースリット67の円周方向において完全に均一にすることができる。その結果、成形品に離型むらが発生するのを十分に防止することができ、成形品の品質を向上させることができる。
【0037】また、穴14内からインナホルダ53を取り出す場合、セットピン16を図4の矢印方向に回転させると、突起部27の角部が係止突起24に当たってインナホルダ53を前方(図における上方)に押し出す。このとき、インナホルダ53が前進する量、すなわち、移動量をhとすると、インナホルダ53の前進に伴って嵌合クリアランスは変化量ΔδΔδ=h・tan(θ/2)
だけ大きくなる。
【0038】したがって、インナホルダ53を着脱する際に、嵌合クリアランスが0より大きくなるので、インナホルダ53とブシュ61との間の摺動性を高くすることができる。その結果、インナホルダ53の着脱の作業を簡素化することができる。
【0039】なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、ディスク成形用金型においては、ベースプレートと、該ベースプレートに取り付けられた鏡面ブロックと、前記ベースプレート及び鏡面ブロックに形成された穴内に着脱自在に配設され、スタンパを保持する筒状のインナホルダと、該インナホルダより径方向内方に配設され、前記インナホルダ内を延在させられる筒状部を備えたブシュとを有する。
【0041】そして、前記インナホルダの内周面、及びブシュの外周面は円錐面を形成し、前記内周面と外周面との間に、空気を吹き出すためのエアブロースリットが形成される。
【0042】この場合、インナホルダをセットしたときに、インナホルダに対するブシュの嵌合クリアランスを完全に0にすることができる。
【0043】したがって、インナホルダとブシュとの同軸度を高くすることができるので、前記エアブロースリットを介して吹き出される空気の量をエアブロースリットの円周方向において完全に均一にすることができる。その結果、成形品に離型むらが発生するのを十分に防止することができ、成形品の品質を向上させることができる。
【0044】また、インナホルダを着脱する際に、嵌合クリアランスが0より大きくなるので、インナホルダとブシュとの間の摺動性を高くすることができる。その結果、インナホルダの着脱の作業を簡素化することができる。




 

 


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