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発明の名称 データアクセス許可方法、ビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びビデオゲーム装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−314643(P2001−314643A)
公開日 平成13年11月13日(2001.11.13)
出願番号 特願2000−134923(P2000−134923)
出願日 平成12年5月8日(2000.5.8)
代理人 【識別番号】100071272
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 洋介 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C001
9A001
【Fターム(参考)】
2C001 BD04 CB01 CB04 CB06 CB08 CC02 CC03 CC08 
9A001 DD08 JJ76 LL03
発明者 下村 聡 / 岡田 寛
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 第1のビデオゲーム装置から第2のビデオゲーム装置に対して、一のデータにアクセスする許可を与える方法において、前記第1のビデオゲーム装置が、前記一のデータに対するアクセスを許可するコードP、及び、前記第2のビデオゲーム装置に予め付与された識別子に応じて、コードQを生成する段階1と、前記第2のビデオゲーム装置に前記コードQを入力する段階2と、前記第2のビデオゲーム装置が、前記段階2で入力された前記コードQから抽出した前記識別子と、前記第2のビデオゲーム装置に予め付与された識別子とを比較する段階3と、前記段階3で前記識別子が一致する場合、前記第2のビデオゲーム装置が、前記段階2で入力された前記コードQから前記コードPを抽出して、当該コードPの許可の元、前記一のデータにアクセスする段階4とを含むことを特徴とするデータアクセス許可方法。
【請求項2】 請求項1に記載のデータアクセス許可方法において、前記第2のビデオゲーム装置は、取り外し可能な外部記憶装置を備えると共に、前記識別子は、前記外部記憶装置に付与されていることを特徴とするデータアクセス許可方法。
【請求項3】 請求項2に記載のデータアクセス許可方法において、前記識別子は、前記外部記憶装置に電子的に記憶されていると共に、前記外部記憶装置の筐体外壁に印刷されており、前記段階1に先立って、前記識別子は、前記外部記憶装置の筐体外壁を参照して前記第1のビデオゲーム装置に入力され、前記段階3で、前記第2のビデオゲーム装置は、前記段階2で入力された前記コードQから抽出した前記識別子と、前記外部記憶装置に電子的に記憶された前記識別子とを比較することを特徴とするデータアクセス許可方法。
【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のデータアクセス許可方法において、前記段階1に先立って、前記第1のビデオゲーム装置が、ビデオゲームの進行状況に応じて前記コードPを生成する段階を含むことを特徴とするデータアクセス許可方法。
【請求項5】 ビデオゲーム装置で実行されるビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、一のデータに対するアクセスを許可するコードP、及び、一のビデオゲーム装置を特定する識別子に応じて、コードQを生成する処理1と、前記ビデオゲームプログラムに従って動作する他のビデオゲーム装置にて生成された前記コードQの入力を受け付ける処理2と、前記処理2で受け付けた前記コードQから前記識別子を抽出する一方、前記ビデオゲームプログラム自身が動作する前記ビデオゲーム装置の識別子を参照し、二つの識別子を比較する処理3と、前記処理3で前記二つの識別子が一致する場合、前記処理2で入力された前記コードQから前記コードPを抽出して、当該コードPの許可の元、前記一のデータにアクセスする処理4とを前記ビデオゲーム装置に実行させることを特徴とするビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項6】 請求項5に記載のビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記ビデオゲーム装置は、取り外し可能な外部記憶装置を備え、前記外部記憶装置は、当該外部記憶装置を一意に指定する識別子を記憶し、前記ビデオゲームプログラムは、前記外部記憶装置に識別子を前記ビデオゲーム装置の識別子として参照することを特徴とするビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項7】 請求項6に記載のビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記ビデオゲームプログラムは、前記処理1に先立って、前記外部記憶装置の筐体外壁に印刷された前記識別子の入力を受け付ける処理を更に含み、前記処理3は、前記処理2で入力された前記コードQから抽出した前記識別子と、前記外部記憶装置に記憶された前記識別子とを比較することを特徴とするビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】 請求項5乃至7のいずれかに記載のビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記ビデオゲームプログラムは、前記処理1に先立って、ビデオゲームの進行状況に応じて前記コードPを生成する処理を含むことを特徴とするビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】 ビデオゲーム装置において、他のビデオゲーム装置に対して一のデータに対するアクセスを許可するコードP、及び、当該ビデオゲーム装置に予め付与された識別子に応じて、コードQを生成する手段1と、外部から前記コードQの入力を受け付ける手段2と、前記手段2で入力された前記コードQから抽出した前記識別子と、当該ビデオゲーム装置に予め付与された識別子とを比較する手段3と、前記手段3で前記識別子が一致する場合、前記手段2で入力された前記コードQから前記コードPを抽出して、当該コードPの許可の元、前記データにアクセスする手段4とを備えることを特徴とするビデオゲーム装置。
【請求項10】 請求項9に記載のビデオゲーム装置において、取り外し可能な外部記憶装置を更に備え、前記外部記憶装置は前記識別子を記憶していることを特徴とするビデオゲーム装置。
【請求項11】 請求項10に記載のビデオゲーム装置において、前記外部記憶装置の筐体外壁に前記識別子が印刷されており、当該他のビデオゲーム装置の外部記憶装置の筐体外壁に印刷された前記識別子の入力を受け付ける手段5を更に備え、前記手段1は、前記手段5で受け付けた前記識別子に応じて前記コードQを生成し、前記手段3は、前記手段2で受け付けた前記コードQから抽出した前記識別子と、前記外部記憶装置に記憶された前記識別子とを比較することを特徴とするビデオゲーム装置。
【請求項12】 請求項9乃至11のいずれかに記載のビデオゲーム装置において、ビデオゲームの進行状況に応じて前記コードPを生成する手段を更に備えることを特徴とするビデオゲーム装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオゲームに関し、特に、ビデオゲームの中で所定のデータにアクセスする許可を他のプレイヤーに与えるための方法、ビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びビデオゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオゲームでは、ゲームの進行度に応じて、プレイヤーが利用可能なデータの種類が増えていく。ここでいうデータの種類と利用の形態には様々なケースが含まれる。例えば、所謂アドベンチャーゲームにおいて、選択肢のひとつとなるテキストデータがゲームの進行に応じて新たに追加表示されるケース、イベントをクリアしたことにより特定の画像データが表示できるようになるケース、ビデオゲーム内のキャラクターが装備する各種のアイテムに関する画像データ、数値データ、音声データ等が利用できるようになるケース等である。
【0003】所定の条件を満たしてこのような各種データが利用可能になると、そのデータが利用可能であることを示すコード(以下、許可コードと記す)をプレイヤーに対して出力し、他のプレイヤーに教えることができるようになっているビデオゲームが存在する。所定条件を満たしていないプレイヤーであっても、他のプレイヤーから許可コードを教えて貰えば、該当するデータを利用することができるようになる。こうした許可コードのやりとりはプレイヤー間のコミュニケーションを促す役割を果たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオゲームでは、同一のビデオゲーム内で同一のデータの利用を許可する場合、同一の許可コードが発行されていた。このような従来のビデオゲームによれば、許可コードを入手したプレイヤーが不特定多数に許可コードを公開してしまう可能性がある。自力で許可コードを入手したいと思っているプレイヤーの立場に立つと、知りたくない情報を不本意ながら知ってしまうという事態を招くこととなり、ビデオゲームの面白さを削いでしまう恐れがあった。
【0005】特に、インターネットの普及した現代社会においては、個人が容易に不特定多数に情報を発信することが可能であり、発信された情報を入手することも容易となっている。このため、例えばインターネット上の掲示板や、ウェブページ上に許可コードが発表された結果、実際にはほとんどプレイしていないプレイヤーがそのビデオゲーム内で最も価値の高いデータを利用可能になってしまうことも考えられる。
【0006】このような状況に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、許可コードを未入手のプレイヤーが、入手済のプレイヤーから許可コードを入手する手段を残しつつも、不特定多数に許可コードが拡散してしまうのを防ぐことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明は次のようなデータアクセス許可方法、ビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びビデオゲーム装置を提供する。
【0008】(1)データアクセス許可方法第1のビデオゲーム装置から第2のビデオゲーム装置に対して、一のデータにアクセスする許可を与える方法において、第1のビデオゲーム装置が、一のデータに対するアクセスを許可するコードP、及び、第2のビデオゲーム装置に予め付与された識別子に応じて、コードQを生成する段階1と、第2のビデオゲーム装置にコードQを入力する段階2と、第2のビデオゲーム装置が、段階2で入力されたコードQから抽出した識別子と、第2のビデオゲーム装置に予め付与された識別子とを比較する段階3と、段階3で識別子が一致する場合、第2のビデオゲーム装置が、段階2で入力されたコードQからコードPを抽出して、当該コードPの許可の元、一のデータにアクセスする段階4とを含むことを特徴とするデータアクセス許可方法を提供する。
【0009】このようなデータアクセス許可方法によれば、第1のビデオゲーム装置を操作する者(以下、プレイヤー1と記す)及び第2のビデオゲーム装置を操作する者(以下、プレイヤー2と記す)のどちらにもコードP、即ち、許可コードを見せる必要がない。プレイヤーが直接目にするコードQは、許可コードの受け取り先である第2のビデオゲーム装置の識別子に応じて生成されているので、仮に第三者がコードQを入手しても第2のビデオゲーム装置以外のビデオゲーム装置では無効なコードとなる。
【0010】第2のビデオゲーム装置は、取り外し可能な外部記憶装置を備えると共に、識別子は、外部記憶装置に付与されていることとしてよい。こうすれば、第2のビデオゲーム装置には識別子がなくとも、外部記憶装置に識別子を設けることにより、上記の方法を実現することができる。
【0011】また、第2のビデオゲーム装置がこのような外部記憶装置を備える場合、次のようにしてもよい。即ち、識別子を外部記憶装置に電子的に記憶すると共に外部記憶装置の筐体外壁に印刷する。この上で、段階1に先立って、いずれかのプレイヤーが外部記憶装置の筐体外壁を参照して、第1のビデオゲーム装置に識別子を入力するようにする。更に、段階3で、第2のビデオゲーム装置が、段階2で入力されたコードQから抽出した識別子と、外部記憶装置に電子的に記憶された識別子とを比較する。
【0012】このように、第2のビデオゲーム装置は第1のビデオゲーム装置から許可コードを入手している。第1のビデオゲーム装置も他のビデオゲーム装置から入手することとしてもよいが、段階1に先立って、第1のビデオゲーム装置が、ビデオゲームの進行状況に応じてコードPを生成することとしてもよい。
【0013】(2)ビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体また、本発明は、ビデオゲーム装置で実行されるビデオゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、一のデータに対するアクセスを許可するコードP、及び、一のビデオゲーム装置を特定する識別子に応じて、コードQを生成する処理1と、ビデオゲームプログラムに従って動作する他のビデオゲーム装置にて生成されたコードQの入力を受け付ける処理2と、処理2で受け付けたコードQから識別子を抽出する一方、ビデオゲームプログラム自身が動作する前記ビデオゲーム装置の識別子を参照し、二つの識別子を比較する処理3と、処理3で二つの識別子が一致する場合、処理2で入力されたコードQからコードPを抽出して、当該コードPの許可の元、一のデータにアクセスする処理4とを前記ビデオゲーム装置に実行させることを特徴とするビデオゲームプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0014】このビデオゲームプログラムは、当該外部記憶装置を一意に指定する識別子を記憶する、取り外し可能な外部記憶装置を備えるビデオゲーム装置にて動作して、外部記憶装置に識別子をビデオゲーム装置の識別子として参照することとしてもよい。
【0015】ビデオゲーム装置がこのような外部記憶装置を備える場合、ビデオゲームプログラムは次のような処理を実行してもよい。即ち、処理1に先立って、外部記憶装置の筐体外壁に印刷された識別子の入力を受け付ける処理を更に含む。また、処理3は、処理2で入力されたコードQから抽出した識別子と、外部記憶装置に記憶された識別子とを比較するものとする。
【0016】ビデオゲームプログラムは、処理1に先立って、ビデオゲームの進行状況に応じてコードPを生成する処理を含むこととしてよい。
【0017】(3)ビデオゲーム装置更に、本発明は、ビデオゲーム装置において、他のビデオゲーム装置に対して一のデータに対するアクセスを許可するコードP、及び、当該ビデオゲーム装置に予め付与された識別子に応じて、コードQを生成する手段1と、外部からコードQの入力を受け付ける手段2と、手段2で入力されたコードQから抽出した識別子と、当該ビデオゲーム装置に予め付与された識別子とを比較する手段3と、手段3で識別子が一致する場合、手段2で入力されたコードQからコードPを抽出して、当該コードPの許可の元、データにアクセスする手段4とを備えることを特徴とするビデオゲーム装置を提供する。
【0018】このビデオゲーム装置において、取り外し可能な外部記憶装置を更に備え、外部記憶装置は識別子を記憶していることとしてもよい。
【0019】このような外部記憶装置を備える場合、次のようにしてもよい。即ち、外部記憶装置の筐体外壁に識別子を印刷しておく。ビデオゲーム装置は、当該他のビデオゲーム装置の外部記憶装置の筐体外壁に印刷された識別子の入力を受け付ける手段5を更に備える。手段1は、手段5で受け付けた識別子に応じてコードQを生成する。手段3は、手段2で受け付けたコードQから抽出した識別子と、外部記憶装置に記憶された識別子とを比較する。
【0020】このビデオゲーム装置は、ビデオゲームの進行状況に応じてコードPを生成する手段を更に備えることとしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】1.ビデオゲームシステム1のハードウェア構成本発明の一実施の形態であるビデオゲームシステム1の構成の概略について、図1を参照して説明する。ゲームシステム1は同等の2つのビデオゲームシステム100A及び100Bからなる。ビデオゲームシステム100Aは、ビデオゲーム装置本体200Aを中心にして、ディスプレイ装置225A及びコントローラ252Aが接続されており、更に、通信制御デバイス251Aを介してメモリカード300Aが接続されている。メモリカード300Aは取り外し可能な外部記憶装置である。
【0022】同様に、ビデオゲームシステム100Bは、ビデオゲーム装置本体200Bを中心にして、ディスプレイ装置225B及びコントローラ252Bが接続されており、更に、通信制御デバイス251Bを介してメモリカード300Bが接続されている。メモリカード300Bは取り外し可能な外部記憶装置である。
【0023】ここで、参照符号の末尾のA及びBのみが異なる構成要素は同一の機能を備える。以後、参照符号の末尾のみが異なる構成要素を区別する必要がない場合は、A及びBを省略するものとする。また、ビデオゲームシステム100Aを操作する者をプレイヤー1と呼び、ビデオゲームシステム100Bを操作する者をプレイヤー2とする。
【0024】(1)ビデオゲームシステム100次に、ビデオゲームシステム100の構成について、図2を参照して説明する。
【0025】ビデオゲームシステム100は、装置全体の動作を制御する制御部210と、画像表示に関する処理を行う画像処理部220と、音声出力に関する処理を行う音声処理部230と、記録媒体からゲームプログラム及び各種データを読み出す補助記憶制御部240と、プレイヤーの操作、ゲームの設定や進行状況等のデータの読み出し及び書き込み、その他データの入出力を制御する通信制御部250と、以上の制御部210から通信制御部250までを接続するメインバス260とから構成される。
【0026】次に、制御部210から通信制御部250までの内部の構成を説明する。
【0027】制御部210は、CPU211と、割り込み制御、タイムコントロール、メモリコントロール、ダイレクトメモリアクセス(DMA)転送の制御等を行う周辺デバイスコントローラ212と、RAMからなる主記憶装置(メインメモリ)213と、メインメモリ213や画像処理部220、音声処理部230等を管理するオペレーティングシステム(OS)等のプログラムを格納するROM214とを備える。CPU211は、ROM214に記憶されているOSを実行することにより装置全体の制御を行う。また、CPU211は命令キャッシュとスクラッチパッドメモリを搭載し、実メモリの管理も行う。
【0028】画像処理部220は、座標変換等の処理を行う座標計算用コプロセッサからなるジオメトリトランスファエンジン(GTE)221と、CPU211からの描画命令に従って描画を行うグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)222と、GPU222により描画された画像を記憶するフレームバッファ223と、いわゆる離散コサイン変換などの直行変換がなされ更に圧縮されて符号化された画像データを復号化する画像デコーダ(MDEC)224と、ディスプレイ装置等のディスプレイ装置225とから構成される。
【0029】音声処理部230は、CPU211からの指示に基づいて、音声を発生するサウンド再生処理プロセッサ(SPU)231と、CD−ROM244(不図示)から読み出された音声,楽音等のデータや音源データ等を記憶するサウンドバッファ232と、SPU231によって発生される音声を出力する増幅器及びスピーカ等のサウンド出力部233とから構成される。
【0030】補助記憶制御部240は、CD−ROM244に記録されたプログラム、データ等を再生するCD−ROMドライブ装置243と、例えばエラー訂正(ECC)符号が付加されて記録されているプログラム、データ等を復号するデコーダ241と、CD−ROMドライブ装置243からの再生データを一時的に記憶するCD−ROMバッファ242とから構成される。
【0031】通信制御部250は、メインバス260を介してCPU211との通信の制御を行う通信制御デバイス251と、使用者からの指示を入力するコントローラ252と、ゲームの設定等を記憶する読み書き可能な記録媒体であり、取り外し可能なメモリカード300とを備えている。尚、メモリカード300については更に後述する。
【0032】次に、ビデオゲームシステム100の基本的な動作を説明する。
【0033】ビデオゲームシステム100の電源が投入されると、ROM214に記憶されているOSがCPU211で実行され、画像処理部220、音声処理部230等がOSの制御下に入る。まずOSは装置全体に対して動作確認等の初期化を実行した後、補助記憶制御部240を制御して、CD−ROMドライブ装置243に格納されたCD−ROM244に記録されているゲームプログラムを実行する。以後は、実行されたゲームプログラムとコントローラ252によるプレイヤーの入力とに応じ、CPU211が画像処理部220、音声処理部230等を制御して、ディスプレイ装置225により画像を表示すると共にサウンド出力部233により効果音・楽音等の音声を出力する。ゲームを一時中断する場合は、ゲームの進行状況がセーブデータとしてメモリカード300に書き込まれる。中断されたゲームを再開する時は、このセーブデータを読み込んで進行中のゲームの状態を再現する。
【0034】(2)メモリカード300次に、メモリカード300の構成について説明する。メモリカード300はビデオゲーム装置本体200に接続して使用可能な外部記憶装置であり、通信制御デバイス251を介して相互にデータの転送が可能である。尚、メモリカード300については特開平11−7504にメモリカードとして記載されている。メモリカード300は、通常のメモリカードとしての機能、即ち、ゲームデータを記録する機能に加えて、ビデオゲーム装置本体200からプログラムをダウンロードして携帯ビデオゲーム装置として機能する。
【0035】図3を参照して主要部の構成を説明する。メモリカード300は、一般のメモリカードと同様に、動作を制御するための制御手段341と、情報機器などのスロットに接続するためのコネクタ342と、データを記憶するための素子である不揮発メモリ346を備えている。
【0036】制御手段341は、例えばマイクロコンピュータ(図中ではマイコンと略記)を用いて構成され、その内部にはプログラム格納手段であるプログラムメモリ部341aを有している。また、不揮発メモリ346として、フラッシュメモリのように電源を切っても記録されている状態が残る半導体メモリ素子が用いられる。
【0037】メモリカード300は、上記の構成に加えて、格納されたプログラムを操作するための操作(イベント)入力手段であるボタンスイッチ343、上記のプログラムに応じて種々の情報を表示する表示手段である液晶表示装置(LCD)などの表示画面344、他のメモリカード等との間で赤外線などによりデータを送受信するワイヤレス通信手段348、上記の各部に電源を供給する小型の電池349を備える。電池349を内蔵しているので、ビデオゲーム装置本体200から分離された状態でも単独で動作することが可能である。
【0038】更に、メモリカード300は、時計345、上記プログラムに応じて発音する発音手段であるスピーカ347なども備える。なお、上記の各部は、いずれも制御手段341に接続しており、制御手段341の制御に従って動作する。
【0039】図3(b)は、制御手段341の制御項目を示している。制御手段341を持たない一般のメモリカードでは、ビデオゲーム装置本体200への本体接続インタフェースと、メモリにデータを入出力するためのメモリインタフェースのみを備えていたが、メモリカード300では、上記のインタフェースに加えて、表示インタフェース、操作入力インタフェース、音声インタフェース、ワイヤレス通信インタフェース、時計管理、およびプログラムダウンロードインタフェースを備えている。
【0040】メモリカード300は、アプリケーションプログラムを、ビデオゲーム装置本体200からダウンロードして、マイクロコンピュータ341内のプログラムメモリ部341aに格納する機能を有しているため、メモリカード300上で動作するアプリケーションプログラムや各種のドライバソフトを容易に変更することができる。また、メモリカード300は、ビデオゲーム装置本体200から所定のコマンドを受信すると、自分自身に対して割り当てられた識別子を返信する。識別子はひとつのメモリカードを他のメモリカードと区別するためのものであり、個々のメモリカードにはそれぞれ異なる識別子が割り当てられている。この識別子はメモリカード300の筐体外部にも印刷されている。
【0041】2.ビデオゲームシステム1の動作ここで、CD−ROMドライブ装置243A及び243Bは、共に、ビデオゲームプログラムαを記録したCD−ROM244を格納しているとする。つまり、ビデオゲームシステム100A及び100Bは、共に、ビデオゲームプログラムαに従って動作している。
【0042】ビデオゲームプログラムαは、ゲームの進行状況を示すプレイヤーデータを生成する。プレイヤー1及び2のプレイヤーデータをそれぞれプレイヤーデータA及びBとする。
【0043】CD−ROM244には、ビデオゲームプログラムαが参照する画像データD1、D2、…、Dk、…Dn(k、nは自然数)が格納されている。画像データDnにはそれぞれ許可コードP1、P2、…、Pk、…Pnが関連付けられており、ビデオゲームプログラムαは、ゲームの進行状況が特定の条件を満たすとき、プレイヤーデータにこれらの許可コードを追加していく。また、ビデオゲームプログラムαは、プレイヤーデータ内に許可コードPkを含む場合、画像データDkの表示を許可するが、プレイヤーデータ内に許可コードPkを含まない場合、画像データDkの表示を認めないようになっている。
【0044】以上のようなとき、プレイヤー2がプレイヤー1から必要なコードを受け取って、ビデオゲームシステム100Bでも画像データDkを表示できるようになるまでのビデオゲームシステム1の動作について、図4を参照して以下に説明する。尚、メモリカード300Bの識別子をibとする。
【0045】最初、プレイヤーデータAは許可コードPkを含むが、プレイヤーデータBは含まないものとする。このとき、プレイヤー1がコントローラ252Aを使って所定の操作をすれば、ビデオゲームプログラムαはディスプレイ装置225Aに画像データDkを表示させる。しかし、同じ操作をプレイヤー2がしても、ビデオゲームプログラムαは画像データDkを表示させない。
【0046】まず、プレイヤー2がメモリカード300Bの筐体に印刷された識別子ibを読み取る。そして、プレイヤー2がビデオゲームシステム100Bに表示させようとしている画像データが画像データDkであることと、識別子ibとをプレイヤー1に伝える。伝達方法は口頭、文書、電子メールその他どのような形態であっても構わない。プレイヤー1はコントローラ252Aを用いてビデオゲームシステム100Aに識別子ibを入力する(ステップS1)。
【0047】続いて、プレイヤー1はコントローラ252Aを操作して現在自分が表示可能な画像データの一覧をディスプレイ装置225Aに表示させる。この一覧は、対応する許可コードがプレイヤーデータ1に含まれている画像データの一覧である。例えば、プレイヤーデータ1にP1、P42、P59、Pkが含まれる場合、ビデオゲームプログラムαはコントローラ252Aの入力操作に応じて画像データD1、D42、D59、Dkを格納した一覧をディスプレイ装置225Aに表示する。プレイヤー1はコントローラ252Aを使ってこの一覧の中から画像データDkを選択する(ステップS2)。
【0048】次に、ビデオゲームシステム100Aは、指定された画像データDkの許可コードPkと識別子ibとに基づいてコードQkを生成する(ステップS3)。コードQkの生成方法の例としては、許可コードPkと識別子ibとを加算した後、数字の0〜9及び英大文字のA〜Zを組み合わせた文字列となるように文字種の変換を行う方法(コード生成方法例1とする)がある。また、許可コードPkと識別子ibとをそれぞれ複数のビット列に分解し、予め定められた順序に従ってマージした後、同様に文字種を変換する方法(コード生成方法例2とする)でもよい。つまり、コードQの生成方法は、同一の許可コードと異なる識別子に対して異なるコードを生成し、異なる許可コードと同一の識別子に対して異なるコードを生成する方法であって、人間が判読して記憶の容易な種類の文字を組み合わせた文字列としてコードを生成するような方法であればよい。
【0049】生成されたコードQkはディスプレイ装置225Aに表示される(ステップS4)。これを読んだプレイヤー1は、コードQkをプレイヤー2に伝える。識別子ibの伝達と同様に、伝達の形態は問わない。
【0050】コードQkの通知を受けたプレイヤー2は、コントローラ252Bを操作してビデオゲームシステム100BにコードQkを入力する(ステップS5)。
【0051】ビデオゲーム装置本体200Bには、予めメモリカード300Bを挿入しておく。この状態で、ビデオゲーム装置本体200Bはメモリカード300Bに電子的に記憶されている識別子ibを受け取り、この識別子ib及びステップS5にて入力されたコードQkから許可コードPkを生成する(ステップS6)。例えば、先述のコード生成方法例1に従ってコードQkを生成するのであれば、ここでは文字種の逆変換を行った後、識別子ibを減算すればよい。また、コード生成方法例2に従って生成するのであれば、ここでは文字種の逆変換を行った後、マージされた識別子を抽出する。そして、取り出した識別子と、メモリカード300に電子的に記憶されていた識別子ibとを比較し、両者が一致する場合に限り、マージされている許可コードPkを抽出する。このようにして許可コードPkを生成した後、ビデオゲームシステム100Bはプレイヤーデータ2に許可コードPkを追加する。
【0052】こうして、プレイヤーデータ2に許可コードPkが格納された後、プレイヤー2がコントローラ252Bを使って所定の操作を行うと、ビデオゲームプログラムαは画像データDkを表示するようになる(ステップS7)。
【0053】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能であることは勿論である。例えば、データDが画像データであるとして説明したが、これに限らず、文字データや音声データであっても構わない。また、プレイヤーに対して直接出力されずに専らビデオゲームプログラムの内部処理でのみ参照されるようなデータであっても構わない。更に、これらデータの組み合わせにであっても構わない。
【0054】
【発明の効果】普通、同一のビデオゲームプログラムの中では、同一のデータDに対して同一の許可コードが設定される。本発明によれば、このような許可コードをプレイヤー間で許可コードを融通する場合に、ビデオゲーム装置や外部記憶装置に付与された識別子毎に異なるコードQを生成し、コードQを介して間接的に許可コードをやり取りする。コードQは、生成の際に参照した識別子をもつビデオゲーム装置でのみ有効である。
【0055】よって本発明によれば、プレイヤーから許可コードを隠した状態を維持しつつ、識別子により指定したビデオゲーム装置でのみ有効なコードを介して、指定したビデオゲーム装置に対してデータアクセスの許可を与えることができる。




 

 


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