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発明の名称 パチンコ玉計数機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−224829(P2001−224829A)
公開日 平成13年8月21日(2001.8.21)
出願番号 特願2000−42430(P2000−42430)
出願日 平成12年2月21日(2000.2.21)
代理人 【識別番号】100086298
【弁理士】
【氏名又は名称】船橋 國則
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA13 BA17 BA73 BA74 BA75 BA90 
発明者 高貝 篤人
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記玉整列ユニットに、その複数の計数レーンの中の所定レーンに対し玉の流れを遮断・解除可能な規制手段を設けたことを特徴とするパチンコ玉計数機。
【請求項2】 前記規制手段を、設定された規定時間単位での最大玉流量値に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項3】 前記規制手段を、玉補給システム系に設けたセンサーからの入力信号に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項4】 前記規制手段を、玉詰まり又は玉逆流検知信号に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項5】 投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記ホッパーに投入された玉量を感知し、前記玉整列ユニット又はその入口側における玉搬送面の傾斜角度を可変可能に構成したことを特徴とするパチンコ玉計数機。
【請求項6】 前記玉整列ユニットを、その送出側を支点として傾斜角度を可変可能に支持すると共に、その入口側を前記ホッパーからの玉送り圧力に応じて伸縮する弾性部材にて支持したことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項7】 前記玉整列ユニットの入口に、前記ホッパーからの玉送り圧力に応じて伸縮する弾性部材にて支持され、その傾斜角度を可変可能とした玉搬送面を設けたことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項8】 前記ホッパーを、投入された玉量に応じて傾斜可能に支持すると共に、前記玉整列ユニットを、このホッパーに連動して傾斜角度を可変可能に支持したことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項9】 前記玉整列ユニットを、その送出側を支点として傾斜角度を可変可能に支持すると共に、その入口側に前記ホッパー投入された玉量を検知して昇降させる昇降駆動手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項10】 投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記ホッパーから前記玉整列ユニットへ玉を流出させる流出穴の幅寸法を、前記玉整列ユニットの幅寸法より狭くしたことを特徴とするパチンコ玉計数機。
【請求項11】 投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記玉整列ユニットの入口側に設ける傾斜板の溝の深さ及び幅を、玉送出方向に向かって漸次減少させたことを特徴とするパチンコ玉計数機。
【請求項12】 前記玉計数センサーの設置位置の出口側に、各列毎に玉の逆流防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のパチンコ玉計数機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ島の一端等に設置され、投入されたパチンコ玉の数をカウントするパチンコ玉計数機に関するもので、特にその計数機能の改善と計数能力の向上化、並びに計数能力の可変化等を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】通常の遊戯ホールでは、多数の支持フレームを建て、各支持フレーム毎に複数台のパチンコ台を支持して一群のパチンコ台を備えた1つのパチンコ島を構成するようにしている。このパチンコ島の一端に、投入された玉の数をカウントしてプリントアウトする機能を有する玉計数機を設置する場合があり、この場合、玉計数機及び各台から回収された玉は、搬送レールを経て収納タンクに集められ、研磨塔により磨かれながらリフター装置を介して揚送された後、供給レールにより各台に送られ、各台の玉受け部にノズルを介して送り込まれるように構成される。
【0003】上記の玉計数機は、一般に図1に示されているように、投入される玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出する玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくる玉の数をカウントする玉計数センサーとから構成され、遊技客がホッパーに投入した玉を玉整列ユニットにより計数レーン毎に一列、一段に整列し、この整列した玉を玉計数センサーで計数することによって、遊技客が投入した玉数をカウントしてプリントアウトするよう作用するものである。
【0004】この玉計数機は、一定の玉計数能力を有するように構成されるもので、例えば毎分2万4千個程度の速度で玉数をカウントできる高い計数能力を有する。このため、上記のようにパチンコ島の一端に玉計数機を設置した場合、玉計数機側の能力が、玉補給システム系側の研磨塔の能力、収納タンクの容量、リフター装置の処理能力等で決まる玉補給システム系側の処理能力に比べて過大になりすぎるので、計数レーンの一部を潰し、計数速度を低下させて使用している。しかしながら、営業中における通常の時間帯では上記のように計数速度を低下させて使用しなければならないものの、ホール側としては、閉店間際になって遊技客が玉計数機に玉を流す時間が長くなると、閉店処理が遅延すると共に、遊技客を待たせることになることから、閉店時間帯では出来る限り速い計数処理が望まれ、計数レーンを潰しての使用は嫌がられていた。
【0005】これは、パチンコ島において玉計数機から流される玉の処理能力を考える場合に、例えば一人の遊技客が10000個の玉を流すのと、5人の遊技客が各々2000個の玉を流すのとでは、プリンターの発券時間、遊技客の入れ代わり時間、玉の流し始めと流し終わりにおけるロス等のため、前者の場合の方が高い処理能力が必要となり、このため条件の悪い方を基準にして玉計数速度の上限を玉補給システム系側の最大処理能力に合わせて制限していた。以上の状況から、閉店時間の遅延や遊技客の待ち時間の問題を考えて、パチンコ島(玉補給システム系)の状態に応じて玉計数速度を変えることができる玉計数機が求められているのが実情である。
【0006】また、閉店時間の遅延や遊技客の待ち時間を考えると、出来るだけ速い玉の計数処理が求められるが、多量の玉を玉計数機に流した場合、計数始めは玉量が多いことからホッパーに溜まった玉による圧力(玉圧)がかかり、効率良く玉を計数することができる反面、玉数が少なくなってくると、玉圧がかからなくなって玉の転がり速度が落ちると共に、玉がまばらになることから、玉計数機に表示される計数値もゆっくりカウントアップされるようになり、この現象は玉を計数している遊技客に、玉計数の終了を認識させ難い要因となり、計数終了後における発券スイッチの操作タイミングの遅れとなってしまい、遊技客の入れ代わりに時間がかかる原因となっていた。このため、玉数が少なくなってきたときに、玉計数処理を速くすることができる玉計数機が要望されていた。
【0007】更に、玉計数機の計数速度を向上させるには、如何にして多量に投入され重なりあっている玉が玉詰まりを起こさないように平滑化して流し、玉整列ユニットにおいて計数レーン毎に一列、一段に玉を整列させるかが重要であり、従来は縦列状態に複数の仕切り板を並べ、緩やかに傾斜した底面を有する複数の計数レーンを備えた構成の玉整列ユニットを使用していた。このような構成の玉整列ユニットでは、傾斜した底面を有する計数レーンの長さが短いと、玉の重なりが解消して一段になり難く玉詰まりが発生し易くなることから、ある程度の長さが必要となるが、あまり長くするとユニットが大きくなって玉計数機が大型化するため、ホッパーから流出される玉を速やかに平滑化できる簡潔な手段が要望されていた。また、同時に玉計数機に要求される機能として、不正計数や誤計数の解消問題があり、これに対する対策も併せ求められていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題に対処するためになされたものであり、その第一の課題は、パチンコ島(玉補給システム系)の状況に応じて計数速度を変えることができるパチンコ玉計数機を提供することにある。また、本発明の第2の課題は、閉店時間の遅延や遊技客の待ち時間を解消するため、玉計数能力、特に玉数が少なくなってからの計数能力を向上させることができるパチンコ玉計数機を提供することにある。本発明の第3の課題は、玉計数能力を向上させるために、玉を速やかに平滑化して玉詰まりを防止できる、コンパクトで簡潔な構成の平滑化手段を備えたパチンコ玉計数機を提供することにある。本発明のもう一つの課題は、上記のような高い計数能力を有する玉計数機であって、かつ不正計数や誤計数の問題を解消することができるパチンコ玉計数機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するため、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記玉整列ユニットに、その複数の計数レーンの中の所定レーンに対し玉の流れを遮断・解除可能な規制手段を設けたことを特徴とするもので、規制手段を作動させて所定レーンに対する玉の流れを遮断することによって、当該所定レーンに相当する分だけ玉の計数速度を変えることができるため、パチンコ島(玉補給システム系)側の状況に応じて適宜規制手段を作動又は解除しながら、玉計数機の処理能力を効率良く使用することができる。なお、規制手段は、玉整列ユニットの両側に設けることができることから、少なくとも3段階に玉の計数速度を変えることができる。
【0010】また、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記規制手段を、設定された規定時間単位での最大玉流量値に基づいて制御することを特徴とするもので、監視時間とその時間に対する最大玉流量を設定することにより、規定時間単位での最大玉流量が設定値を超えたとき、規制手段を作動させて玉計数速度を減速させることができるため、玉計数速度をパチンコ島(玉補給システム系)側の状況(処理能力)に合わせることができる。
【0011】更に、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記規制手段を、玉補給システム系に設けたセンサーからの入力信号に基づいて制御することを特徴とするもので、収納タンクや玉レール等の玉補給システム系に設けたセンサーからの外部信号を入力信号とし、規制手段を作動させて玉計数速度を減速させることによっても、玉計数速度をパチンコ島(玉補給システム系)の状況に合わせることができる。
【0012】また、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記規制手段を、玉詰まり又は玉逆流検知信号に基づいて制御することを特徴とするもので、玉詰まり又は玉逆流検知信号は、いずれも玉補給システム系の処理能力を超えて玉計数機に玉を流したときに発生する事象であることから、それらの検知信号により規制手段を作動させて玉計数速度を減速させることによって、玉補給システム系にそれ以上の負担を負わせないようにすることができる。なお、このケースでは玉計数速度を減速してから設定時間後に、通常の計数速度に戻すようにすることができる。
【0013】本発明にかかるパチンコ玉計数機は、投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記ホッパーに投入された玉量を感知し、前記玉整列ユニット又はその入口側における玉搬送面の傾斜角度を可変可能に構成したことを特徴とするもので、玉整列ユニット又は玉搬送面の傾斜角度を変えることができるため、玉量が多いときは玉圧により玉が重ならないように、玉整列ユニット又は玉搬送面の傾斜を緩やかにして玉詰まりを防止し、玉量が少なくなったときは、玉整列ユニット又は玉搬送面の傾斜角度を大きくして玉の転がり速度を速くすることにより、玉の計数速度を上げ、計数処理を速く終了させることができる。
【0014】また、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記玉整列ユニットを、その送出側を支点として傾斜角度を可変可能に支持すると共に、その入口側を前記ホッパーからの玉送り圧力に応じて伸縮する弾性部材にて支持したことを特徴とするもので、玉量の多少により弾性部材が伸縮して玉整列ユニットの傾斜角度が変わり、玉量が多いときは傾斜が緩やかに、少ないときは傾斜角度が大きなるため、玉量が少なくなるほど玉の転がり速度を速くして計数速度を上げることができ、これによって計数処理時間の短縮化を図ることができる。
【0015】更に、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記玉整列ユニットの入口に、前記ホッパーからの玉送り圧力に応じて伸縮する弾性部材にて支持され、その傾斜角度を可変可能とした玉搬送面を設けたことを特徴とするもので、玉量の多少によって弾性部材が伸縮され、玉搬送面の傾斜角度が変わり、玉量が多いときは緩やかに、少ないときは角度を大きくできるため、玉量が少なくなるほど玉の転がり速度を速くして計数速度を上げ、玉の計数処理時間を短くすることができる。
【0016】更にまた、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記ホッパーを、投入された玉量に応じて傾斜可能に支持すると共に、前記玉整列ユニットを、このホッパーに連動して傾斜角度を可変可能に支持したことを特徴とするもので、玉の投入量に応じてホッパーが傾斜し、この傾斜に連動して玉整列ユニットの傾斜角度が玉量が多いときは緩やかに、少ないときは角度が大きくなるように変化する。従って、玉量が少なくなるほど玉の転がり速度を速くして計数速度を上げることができ、玉の計数処理を速く終わらせることができる。
【0017】また、本発明にかかるパチンコ玉計数機は、上記したパチンコ玉計数機において、前記玉整列ユニットを、その送出側を支点として傾斜角度を可変可能に支持すると共に、その入口側に前記ホッパー投入された玉量を検知して昇降させる昇降駆動手段を設けたことを特徴とするもので、ホッパーに投入された玉量に応じ昇降駆動手段を介して玉整列ユニットの傾斜角度を変えることができるため、玉量が少なくなったとき、玉整列ユニットの傾斜角度を大きくして玉の転がり速度を速くし、その計数速度を上げることができ、これによって玉の計数処理時間を短くすることができる。
【0018】本発明に係るパチンコ玉計数機は、投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記ホッパーから前記玉整列ユニットへ玉を流出させる流出穴の幅寸法を、前記玉整列ユニットの幅寸法より狭くしたことを特徴とするもので、玉を玉整列ユニットへ流出させる穴の幅寸法を玉整列ユニットの幅寸法より狭くしておくことにより、同流出穴を経て玉整列ユニットへ流出する玉は、玉流れ方向だけではなく横方向にも逃げることができるため、より速く玉の重なり状態を解消して平滑化することができる。
【0019】また、本発明に係るパチンコ玉計数機は、投入されるパチンコ玉を受け入れるホッパーと、同ホッパーから流出するパチンコ玉を複数の計数レーン毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニットと、同玉整列ユニットで整列されて送出されてくるパチンコ玉の数をカウントする玉計数センサーとを有するパチンコ玉計数機であって、前記玉整列ユニットの入口側に設ける傾斜板の溝の深さ及び幅を、玉送出方向に向かって漸次減少させたことを特徴とするもので、かかる溝構成とすることにより、常に送出方向の下流側にある玉の移動を速くすることができるため、その速度差によって短い距離で速やかに重なり合った玉を平滑化することができる。
【0020】更に、本発明に係るパチンコ玉計数機は、上記した各パチンコ玉計数機において、前記玉計数センサーの設置位置の出口側に各列毎に玉の逆流防止手段を設けたことを特徴とするもので、かかる逆流防止手段を設けることにより、いったん玉計数センサーを通った玉は逆流防止手段によって逆流を阻止されるため、玉計数センサー部で数珠玉を前後させての不正計数や、トラブル等で滞った玉が振動等によって玉計数センサー部で前後に動き過剰計数される等の誤計数を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1乃至図 に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すパチンコ玉計数機の平面図(A)とその横断面相当図(B)及び縦断面相当図(C)、図2は本発明の第2実施形態を示すパチンコ玉計数機の横断面相当図(A)と縦断面相当図(B)及びその規制板の構成図(C)、図3は本発明の第3実施形態を示すパチンコ玉計数機の横断面相当図、図4は本発明の第4実施形態を示すパチンコ玉計数機の横断面相当図、図5は本発明の第5実施形態を示すパチンコ玉計数機の横断面相当図、図6は本発明の第6実施形態を示すパチンコ玉計数機の横断面相当図、図7は本発明の第7実施形態を示すパチンコ玉計数機の平面図(A)とその横断面相当図(B)、図8は本発明の第8実施形態を示す玉整列ユニットの溝構成を示す平面図(A)とその横断面相当図(B)及び右側面図(C)、図9は本発明の第9実施形態を示す逆流防止手段の構成を示す正面図(A)とその側面図(B)である。
【0022】図1において、1はパチンコ玉計数機であり、パチンコ島の一端にその玉搬送レールに連なるように設置して使用される場合がある。このパチンコ玉計数機1は、投入されるパチンコ玉2を受け入れるホッパー3と、このホッパー3から流出するパチンコ玉2を平行な複数の計数レーン4毎に一列、一段に整列して送出する玉整列ユニット5と、同玉整列ユニット5で整列されて送出されてくるパチンコ玉2の数をカウントする玉計数センサー6とから構成され、ホッパー3に投入されたパチンコ玉2の数をカウントし、必要に応じてプリントアウトできる機能を有している。
【0023】このようなパチンコ玉計数機1をパチンコ島の一端に設置した場合、パチンコ玉計数機1の処理能力は1分間に2万4千個程度ときわめて高いため、通常は計数速度の上限を制限し、パチンコ島(玉補給システム系)側の最大処理能力に合わせて制限していた。しかしながら、計数速度を制限すると、閉店間際の時間帯等においては玉を流す時間が長くなり、遊技客を待たせることになる。そこで、パチンコ島(玉補給システム系)側の状況に応じてパチンコ玉計数機1の計数速度を変えられるように、玉整列ユニット5の計数レーン4に隣接してソレノイド又はモーター7によりリンク8を介して作動され、複数の計数レーン4中の所定のレーン4に対する玉の流れを遮断・解除可能な玉流れ規制板9を戻しバネ10を介して設置している。
【0024】なお、この玉の流れを遮断・解除可能な玉流れ規制板9は、図2に示すようにホッパー3と玉整列ユニット5との間にスライド可能なシャッター部材として設置し、その下流側の玉整列ユニット5の複数の計数レーン4中の所定のレーン4に対して玉の流れを遮断・解除可能に設けてもよい。そして、上記のパチンコ玉計数機1をパチンコ島の一端に設置して使用する場合、以下のように構成することによって、パチンコ島(玉補給システム系)側の状況に応じてパチンコ玉計数機1の計数速度を変え、その計数能力をパチンコ島(玉補給システム系)の処理能力に合わせて使用することができる。
【0025】(1)設定による自動減速制御監視時間とその時間に対する最大玉流量を設定することによって、規定時間単での最大玉流量値を規定するようにし、この設定値を超えた場合にソレノイド又はモーター7を作動させて玉流れ規制板9を動作させ、所定の計数レーン4に対する玉の流れを遮断して、計数速度を減速するように制御する。
(2)外部信号入力による自動減速制御外部信号として第1信号、第2信号等を入力できるようにし、玉補給システム系の玉収納タンク、玉搬送レール等に設けたセンサーからの信号を入力することにより、その入力信号に応じて計数速度を減速するように制御する。
(3)玉詰まり又は逆流検知による自動減速制御玉詰まり検知は、計数センサー6部において玉有検出状態が規定時間以上継続したときに検出される機能であり、また、逆流検知は、計数センサー6にデュアルセンサー等を用いて玉の流れ方向を検知できるようにした玉計数機において可能な機能であり、いずれの場合も玉補給システム系にその処理能力を超えて玉を流し続けた場合に発生する事象であるため、これを検知したときに計数速度を減速制御することにより、玉補給システム系にそれ以上の負担を負わせないようにすることができる。なお、玉詰まり又は逆流を検知して減速し、所定時間経過後に自動的に通常の計数速度に戻すように設定することができる。
【0026】しかして、上記の実施形態によると、パチンコ玉計数機1の計数能力をパチンコ島(玉補給システム系)側の処理能力に合わせて自動制御することができるため、パチンコ玉計数機1の計数レーン4を潰すことなく使用できるようになると共に、閉店間際の時間帯等においては、計数速度を速くして効率よく玉計数をすることができるため、遊技客の待ち時間を短くすることができる等の効果を期待できる。なお、玉流れ規制板9を左右一対設けているため、一方のみの作動又は両方の同時作動により少なくとも3段階に計数速度を変えることができるが、これに限定されるものではなく、さらに細かく段階的に計数速度を変えようにしてもよいことは勿論である。
【0027】また、遊戯ホール側としては、遊技客がパチンコ玉計数機1に玉を流している時間が長い程、閉店時間が遅くなり、又、遊技客を待たせることになる。従って、パチンコ玉計数機としては出来る限り速い計数処理能力が望まれることになる。しかしながら、通常のパチンコ玉計数機では、計数始めは玉量が多くホッパー3に溜まった玉2の送り圧力(玉圧)がかかるため、効率よく計数できるが、玉数が残り少なくなってくると、玉圧がかからなくなるため、玉の転がり速度が落ち計数能力も低下して時間がかかってしまう。そこで、玉数が少なくなってきたときに、玉の転がり速度を上げるようにしてやれば玉計数速度を速くできる点に着目し、以下のような機構をパチンコ玉計数機1に内蔵してその計数処理能力を高めるようにしている。
【0028】(1)玉整列ユニット又はその入口側玉搬送面の傾斜角度を変える構成図3に示すように玉整列ユニット5を、その玉送出側を支点11として傾斜角度を可変可能に支持すると共に、その玉入口側をホッパー3からの玉圧に応じて伸縮する弾性部材(バネ)12により支持し、玉量が多いときにはその重量、玉圧により玉整列ユニット5の傾斜が緩やかに、又、玉数が少なくなって重量、玉圧が小さくなる程、弾性部材(バネ)12の反発力で玉整列ユニット5の傾斜角度が大きくなるようにして、玉数が少なくなった領域で玉の転がり速度を速くできる構成とするか、あるいは図4に示すように玉整列ユニット5の入口に、ホッパー3からの玉圧に応じて伸縮する弾性部材(バネ)13により支持され、支点14を中心にその傾斜角度を可変可能とした玉搬送面15を設け、この玉搬送面15の傾斜を玉量に応じて上記と同様に変化させることによって、玉数が少なくなった領域で玉計数能力を高めることができる構成としている。
【0029】(2)ホッパーに投入された玉の重量を利用する構成ホッパー3を投入された玉の重量により支点16を中心に傾斜できるように支持し、このホッパー3と連動して上記のように傾斜角度を可変可能に支持した玉整列ユニット5の傾斜角度を可変できるように連結構成することによっても、上記の実施形態と同様に玉数が少なくなったときに玉計数速度を速くすることができる。この場合、ホッパー3を玉量に応じて伸縮する弾性部材(バネ)17により支持することになるが、動力が大きくなるため弾性部材(バネ)17の弾性力を強くすることができ、傾斜角度の変化動作を安定化させることができる。なお、玉整列ユニット5側の弾性部材(バネ)12は省略してもよい。
【0030】(3)ソレノイド、モーター等を駆動手段を利用する構成ホッパー3に玉量を検出する圧力センサー、重量センサー、超音波センサー等の検出手段18を設け、この検出手段18からの検出信号によってソレノイド又はモーター19を回転させ、ピニオン20及びラック21を介して玉整列ユニット5を支点11を中心にして傾斜角度を強制的に変化させることができるよう構成する。これによって、検出手段18で玉量を監視し規定の状態を境にして傾斜角度を強制的に変え、任意の玉計数速度に制御できるようになる。
【0031】従って、上記の実施形態によると、玉数が少なくなってきたときに、玉の転がり速度を上げるようにしてパチンコ玉計数機における計数処理能力を高めることができる。玉計数速度を上げるためには、玉整列ユニット5の傾斜角度を大きくして玉の転がり速度を速くすればよいが、単に玉整列ユニット5の傾斜角度を大きくすると、玉量が少ない場合は問題ないが、玉量が多い場合には、玉圧により玉が重なり易くなって玉詰まりが発生し易くなるため、傾斜角度は制約され、計数処理能力の向上には限界があった。しかしながら、この実施形態では、玉数が少なくなってきた領域で計数速度を速くすることができるため、玉整列ユニット5の傾斜角度を適度に保ったままで計数処理能力を向上させることができる。
【0032】一方、パチンコ玉計数機1において玉を計数するためには、計数センサー6に玉2を通過させてカンウトする必要があるが、このために玉整列ユニット5で玉2を一列、一段に整列しなければならない。玉整列ユニット5は、一般に縦列状態に複数の仕切り板を並べ、緩やかに傾斜した底面を有する複数の計数レーン4を備えた構成とされるが、傾斜した底面の長さが短いと玉が一段になり難く玉詰まりが発生し易くなるため、ある程度の長さが必要である。このため、玉整列ユニット5のコンパクト化及び玉計数速度の向上には、如何にして速く滑らかに短い距離で玉を一列、一段に整列するかが重要なカギとなる。従来のパチンコ玉計数機1では、図7に2点鎖線で示すようにホッパー3の底面に設けられ、ホッパー3から玉整列ユニット5に玉2を流出させる流出穴22Aの幅寸法を、玉整列ユニット5の幅寸法と同じ幅寸法としていた。
【0033】しかし、上記した従来のものでは十分に玉2を平滑化した状態で玉整列ユニット5に供給することはできなかった。そこで、図7に実線で示すようにホッパー3から玉整列ユニット5に玉2を流出させる流出穴22の幅寸法を玉整列ユニット5の幅寸法より狭く構成した。このように流出穴22の幅寸法を玉整列ユニット5の幅寸法より狭くし、その中継部分の幅も流出穴22の幅と同じにしておき、ホッパー3からの玉圧を受けさせ、玉整列ユニット5の手前で玉整列ユニット5と同じ幅寸法に広げることにより、重なり合ってた玉2は玉流れ方向だけではなく横方向にも逃げることが可能となるため、より速く短距離で玉を一段に平滑化することができ、玉整列ユニット5を短くしてコンパクト化することができると共に、それによって玉計数速度の向上を図ることができる。
【0034】更に、重なり合っている玉を平滑化する方法としては、通常緩やかな傾斜板上を転がしながら平滑化する方法を採っているが、勾配が急すぎると玉が平滑になる前に計数センサー6に到達して玉詰まり発生し、逆に緩やかすぎると玉の速度が遅くなり計数処理能力が低下してしまう。また、計数機本体としては傾斜板を適度に緩やかで理想的な角度に製作したとしても、設置状態が悪いと角度が変わってしまい、不具合が発生する可能性がある。そこで、図8に示すように玉整列ユニット5の入口側に設ける傾斜板23の溝24の深さ及び幅を、玉送出方向に向かって漸次減少させて構成することによって、設置条件による不具合の発生を抑制することができるようになる。
【0035】つまり、傾斜板23の溝24を上記のように構成することにより、常に下流側の玉2の方が速く下流側に移動することになり、連続的に繋がった玉の間隔を広げることができるため、重なり合った玉の間隔を広げて落とすことにより平滑化することができる。これは回転しながら傾斜板23上を転がる玉を横から見たとき、円周速度は円の中心に近いところでは遅く、外周に近づくにつれ速くなるためで、溝24の構成により図8(B)に示すように上流側においては玉を支える点が円の中心に近く、下流側にいく程玉を支える点が外周側に移行し、常に下流側の玉2の方が速く移動するようになる。従って、重なり合った玉を速やかに平滑化することができる。
【0036】また、パチンコ玉計数機1に要求される機能として不正計数、誤計数の防止機能が上げられる。パチンコ玉計数機1の不正計数は、パチンコ玉又はそれに似た形状の玉を糸などで複数個連結して数珠玉を作成し、計数センサー6の設置位置で前後に動かすことにより不正計数させることが考えられる。一方、誤計数としては、玉計数機1から排出された玉を処理する収納タンクやリフター装置などの処理能力の限界又はトラブルのため、玉が滞って玉計数機1まで玉が繋がることがあり、このとき振動等があると計数センサー6の前後で玉が動き、過剰計数することが考えられる。
【0037】そこで、図9に示すように玉整列ユニット5における玉計数センサー6の設置位置の出口側に、各列毎に支軸25を中心に回転自在に支持された逆流防止ストッパー26を、その先端を玉送り方向に沿って玉送り経路中へ臨ませて設置することにより、一旦逆流防止ストッパー26を通過した玉2が逆流して再び逆流防止ストッパー26の上流側へ移動するのを阻止することができる。これによって、上記したようなパチンコ玉計数機1による不正計数や誤計数を防止することができる。なお、この逆流防止ストッパー26は、上記したいずれの実施形態とも組み合わせて使用できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明にかかるパチンコ玉計数機によると、パチンコ島(玉補給システム系)の状況に応じて計数速度を変えることができるため、計数レーンを潰すことなく使用できるようになると共に、閉店間際の時間帯等においては、計数速度を速くして効率よく玉計数をすることができ、遊技客の待ち時間を短くすることができる。また、玉計数能力、特に玉数が少なくなってからの計数速度を上げて玉計数処理能力を向上させることができるため、閉店時間の遅延や遊技客の待ち時間解消に寄与することができる。
【0039】更に、簡潔な平滑化手段により、玉を速やかに平滑化して玉詰まりを防止することができるため、計数機自体のコンパクト化と玉計数能力の向上を図ることができる。しかも、玉の逆流防止手段を設けることによって、上記のような高い計数能力を有する玉計数機でありながら、不正計数や誤計数の問題を同時に解消することができる。




 

 


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