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発明の名称 遊技媒体補給システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−87530(P2001−87530A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−265034
出願日 平成11年9月20日(1999.9.20)
代理人 【識別番号】100086298
【弁理士】
【氏名又は名称】船橋 國則
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA74 BA75 BA96 CA24 EA02 EA45 
発明者 高貝 篤人 / 矢内 啓之 / 風間 英樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の遊技機が並設された遊技機島にて用いられる遊技媒体補給システムであって、前記遊技機島の下方側にて前記遊技機または前記遊技機島の一端に配設された遊技媒体計数機から遊技媒体の回収を行うアウトレールと、前記アウトレールが回収した遊技媒体を研磨しつつ前記遊技機島の上方側に搬送する研磨塔と、前記研磨塔から研磨後の遊技媒体を受け取ってこれを一定量貯留しておく上タンクと、前記上タンク内の遊技媒体を前記遊技機に補給すべく該遊技媒体を前記遊技機島の上方側にて前記遊技機まで案内する補給トイと、前記研磨塔が前記一定量を超える量の遊技媒体を搬送すると、当該超える量の遊技媒体を受け取って貯留し、かつ、貯留した遊技媒体の一部を前記アウトレールへ排出するサブタンクとを具備するとともに、前記サブタンクは、前記遊技機島の上方側に配設されていることを特徴とする遊技媒体補給システム。
【請求項2】 前記サブタンクは、前記補給トイに沿って配設されるとともに、その断面が下方に向けて突出する凸状に形成されており、前記凸状の下端が前記補給トイの下面よりも下方または同一高さに位置し、前記凸状の突出部分以外の下面が前記補給トイの上面よりも所定空間を挟んで上方に位置するように配されていることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体補給システム。
【請求項3】 前記サブタンクは、前記補給トイと一体成形されたものであることを特徴とする請求項2記載の遊技媒体補給システム。
【請求項4】 前記サブタンクは、前記凸状を構成する角部分が曲面によって形成されたものであることを特徴とする請求項2または3記載の遊技媒体補給システム。
【請求項5】 前記サブタンクは、樹脂部材により形成されたものであることを特徴とする請求項2,3または4記載の遊技媒体補給システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機での遊技に使用する遊技媒体の当該遊技機への補給を管理する遊技媒体補給システムに関し、具体的には例えばパチンコ台に対するパチンコ玉の補給を管理する玉補給システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技媒体補給システムの一例である玉補給システムは、複数のパチンコ台が並設されてなるパチンコ島(以下、単に「島」と称す)において、各パチンコ台または玉計数機等からパチンコ玉(以下、単に「玉」と称す)を回収すると、その玉を研磨して汚れ等を除去した後に再び各パチンコ台に供給還元するものである。このような玉補給システムとしては、いわゆる島中タンクを用いた島還元方式によるものが知られている。
【0003】島中タンクを用いた島還元方式とは、島内に玉を貯留するためのタンクおよび玉を研磨するための研磨塔を設け、その島内で玉を循環させるとともに、複数の島が存在する場合には各島の間に配された島渡しレールを介して玉の授受を行うことで、各島における玉の貯留量のバランス調整を図る方式である。したがって、島中タンクを用いた島還元方式によれば、いわゆる全店還元方式による場合のように遊技場(パチンコホール)の天井裏、地下および玉場(研磨室)といった遊技場全体で玉を循環させる必要がないので、システムが大規模化してしまうのを抑えられる。また、一つの島内でのみ玉を循環させる、いわゆる独立島還元方式による場合とは異なり、各島毎に玉の貯留量が偏ってしまうこともない。
【0004】ここで、一般的な島中タンクを用いた島還元方式による玉補給システムの一例を図8に示す。図例のように、この玉補給システムでは、島の下方側に、この島内の各パチンコ台1または島の一端に配設された玉計数機2から玉の回収を行うアウトレール3が設けられている。このアウトレール3は、その傾斜を利用して、回収した玉を島内の略中央に設けられた研磨塔4へ送出するものである。また、研磨塔4は、モータ等の駆動源およびこれに駆動されるベルト等により、アウトレール3から受け取った玉を研磨しつつ、これを島の上方側まで搬送するものである。したがって、各パチンコ台1または玉計数機2から回収された玉は、アウトレール3および研磨塔4を経て、島の上方側まで揚送されることになる。
【0005】そして、上方側まで揚送された玉は、研磨塔4の玉出口近傍に設けられた上タンク5を経て、その上タンク5から島の両端部へ向けてそれぞれ延びる補給トイ6へ送られ、それぞれの補給トイ6内を満たすことになる。この補給トイ6は、島の端部側に向けて下がる傾斜を有しており、しかも各パチンコ台1およびこれに隣接する各玉貸出機7に個別に連通しているものである。したがって、補給トイ6内を満たした玉は、その補給トイ6を通じて、補給を必要とするパチンコ台1または玉貸出機7へ案内されることになる。なお、パチンコ台1または玉貸出機7が玉の補給を必要とするか否かは、補給トイ6と各パチンコ台1および各玉貸出機7との間に設けられた図示しないシャッターによって切り換えられるものとする。
【0006】また、このときに、上方側まで揚送された玉は一旦上タンク5内に貯留されるが、その上タンク5には、他の島の上タンクとの間に、図示しない島渡しレールが架設されている。これにより、上タンク5は、必要に応じて、他の島の上タンクと玉の授受を行うので、他の島との玉貯留量のバランス調整が図られることになる。
【0007】ところで、上タンク5が玉の貯留を行うのは、上述した他の島との間の貯留量調整を図るのに加えて、自島内のパチンコ台1または玉貸出機7への玉補給量と研磨塔4における玉の搬送能力との差を吸収するバッファとしての機能を果たすためである。このことから、上タンク5では、必要とされ得る玉補給量と研磨塔4の搬送能力との関係から事前に定まる一定量の玉のみを貯留するように、その容量が設定されている。ただし、通常、玉の補給は断続的に行われるのに対し、研磨塔4による玉の搬送は連続的に行われる。そのため、場合によっては、研磨塔4による搬送量が上タンク5の容量を超えてしまい、上タンク5から玉が溢れてしまうことも考えられる。
【0008】このような場合のために、上タンク5の下方には、その上タンク5から溢れた玉を受け取るための中タンク11が設けられており、その中タンク11からは、島中レール12a,12b,12cが下方に向けて延びている。また、島中レール12a,12b,12cの下方端は、それぞれが、島の下方側に位置するアウトレール3に沿って配設された下タンク13a,13b,13cに連通している。これにより、上タンク5から溢れた玉があると、その玉は、中タンク11および島中レール12a,12b,12cを経て下タンク13a,13b,13cへ送られて、各下タンク13a,13b,13c内に貯留されることとなる。さらに、島全体について考えると、各下タンク13a,13b,13cが玉を貯留することによって、その島では、稼働に必要とされる量の玉を保有しておくことが可能になる。このことから、下タンク13a,13b,13cの設置数およびそれぞれの容量は、島の長さ(パチンコ台1の並設数)に応じて決定すればよい。
【0009】また、各下タンク13a,13b,13cでは、貯留している玉の一部を順次アウトレール3へ排出することで、その玉をアウトレール3および研磨塔4に揚送させ、再びパチンコ台1または玉貸出機7への補給に供するようになっている。ただし、これらの下タンク13a,13b,13cのうち、島の端部近傍に位置する下タンク13aでは、玉の一部をアウトレール3へ排出する際に、小型玉リフタ14を用いる。これは、玉の貯留容量を確保しようとすると、アウトレール3の傾斜に起因して、玉の排出位置の高さとアウトレール3の高さとの間に相違が生じてしまうからである。
【0010】このように、従来の島中タンクを用いた島還元方式による玉補給システムでは、アウトレール3、研磨塔4、上タンク5、補給トイ6、中タンク11、島中レール12a,12b,12c、下タンク13a,13b,13cおよび小型玉リフタ14により玉をシステム内で循環させつつ、パチンコ台1または玉貸出機7への玉補給を行うように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の玉補給システムでは、島の稼働に必要となる量の玉を保有しておくための下タンク13a,13b,13cが、アウトレール3に沿って島の下方側に配設されているため、以下に述べるような難点が生じてしまうおそれがある。
【0012】その一つは、下タンク13a,13b,13cが島の下方側に配設されていることから、下タンク13a,13b,13cでの貯留容量を確保しようとすると、パチンコ台1よりも下方における島の幅(島の奥行き方向の大きさ)を狭くすることができず、島の設置床面積の増加を招くおそれがある。また、これに伴い、パチンコ台1を利用する遊技者にとって、足元の空間が非常に窮屈になってしまうことも考えられる。さらには、島内への設置を要する機器(例えば、ホールコンピュータ用トランス、ホールコンピュータ用島コントローラ、吸殻搬送用ブロアなど)の配置が困難になったり、あるいはそのためにメンテナンス作業やトラブル対処処理等が非常に煩雑なものとなってしまう可能性もある。
【0013】また、その他にも、下タンク13a,13b,13cでの貯留容量を確保しようとすると、上述したように島の端部近傍の下タンク13aでは小型玉リフタ14が必要となるため、構成の複雑化および動作制御の煩雑化を招いてしまい、結果としてシステムのコストアップに繋がってしまう。さらには、島の長さに応じて下タンク13a,13b,13cの設置数や小型玉リフタ14の要否等が変わってくるので、システムの相違(変更等)に容易に対応することができず、結果として汎用性に欠けてしまうことにもなる。
【0014】そこで、本発明は、島中タンクを用いた島還元方式による遊技媒体補給システムであっても、島下方に遊技媒体を貯留するためのタンクを設置する必要のない遊技媒体補給システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために案出された遊技媒体補給システムで、複数の遊技機が並設された遊技機島にて用いられるものであって、前記遊技機島の下方側にて前記遊技機または前記遊技機島の一端に配設された遊技媒体計数機から遊技媒体の回収を行うアウトレールと、前記アウトレールが回収した遊技媒体を研磨しつつ前記遊技機島の上方側に搬送する研磨塔と、前記研磨塔から研磨後の遊技媒体を受け取ってこれを一定量貯留しておく上タンクと、前記上タンク内の遊技媒体を前記遊技機に補給すべく該遊技媒体を前記遊技機島の上方側にて前記遊技機まで案内する補給トイと、前記研磨塔が前記一定量を超える量の遊技媒体を搬送すると、当該超える量の遊技媒体を受け取って貯留し、かつ、貯留した遊技媒体の一部を前記アウトレールへ排出するサブタンクとを具備するとともに、前記サブタンクは、前記遊技機島の上方側に配設されていることを特徴とするものである。
【0016】上記構成の遊技媒体補給システムによれば、サブタンクが遊技機島の上方側に配設されているため、例えば遊技場の天井近傍といった比較的空いているスペースを有効活用して遊技媒体を貯留しておくことが可能となる。すなわち、遊技機島の稼働に必要な遊技媒体を保有すべくサブタンクの貯留容量を確保しようとしても、遊技機島の設置床面積に直接影響を及ぼす遊技機島の下方側のスペースを必要とすることがなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る遊技媒体補給システムについて説明する。図1は本発明をパチンコ玉の補給を管理する玉補給システムに適用した場合の一例の概要を示す構成図であり、図2は玉補給システムの断面構成の一例を示す説明図である。なお、ここでは、従来の玉補給システム(図8参照)と同一の構成要素については同一の符号を与えてその説明を省略するものとする。
【0018】図1に示すように、本実施形態の玉補給システムは、島の上方側、さらに詳しくは補給トイ6の直上に、その補給トイ6の略全長に渡って、かつ、その補給トイ6に沿うように、サブタンク8が配設されている。したがって、サブタンク8も、補給トイ6と同様に、島の端部側に向けて下がる傾斜を有している。
【0019】サブタンク8の一端(上タンク5側の端)は、上タンク5の側部に連通しており、その連通箇所を介して、上タンク5から溢れた玉を受け取り得るようになっている。また、サブタンク8内には、その略全長に渡って延びる中板81が設けられている。これにより、サブタンク8内では、上タンク5から受け取った玉がその中板81の上をある程度の距離転がった後にサブタンク8の底部へ落下するようになっている。なお、中板81の形状については後述するものとする。
【0020】一方、サブタンク8の他端(島の端部側の端)には、このサブタンク8内に貯留している玉の一部を順次排出するための排出口が設けられているとともに、その排出口からは、排出された玉をアウトレール3上へ案内する循環レール9が延びている。
【0021】また、このサブタンク8は、その垂直方向の大きさおよび図中奥行き方向の幅によって決定される玉貯留容量が、パチンコ台1の並設数に応じて、島の稼働に必要となる量の玉を貯留し得るように設定されている。
【0022】このような構成の玉補給システムでは、パチンコ台1および玉貸出機7への玉補給を以下のような手順で管理する。遊技者がパチンコ台1に投入した玉の一部あるいは玉計数機2に投入した玉がアウトレール3上へ流れると、その玉は、アウトレール3の傾斜により研磨塔4へ送られた後、その研磨塔4により研磨されつつ上タンク5へ揚送される。そして、上タンク5内に入った玉は、先ず、補給トイ6へ流れ、その補給トイ6内に溜まることになる。ただし、補給トイ6内が玉で満たされた後も、研磨塔4からは新たな玉が揚送されてくるので、その新たな玉は、上タンク5内に貯留される。
【0023】その後、上タンク5内にある程度の量の玉が貯留されると、それ以降に上タンク5に入った玉は、他の島(以下「隣島」と称す)の上タンクとの間に架設された島渡しレールに流れる。この島渡しレールの下流側には、モータ等で駆動されるシャッターが設けられている。このシャッターは、隣島の上タンクまたはサブタンクの玉貯留量を検出するセンサ等の検出結果を基にした制御部(マイクロコンピュータ等)の判断に従って開閉する。したがって、隣島における玉の貯留量が少ないと制御部が判断すると、その隣島のシャッターが開くため、島渡しレールに流れた玉は、島渡しレールの接続先である隣島の上タンク内またはサブタンク内に補給される。ただし、隣島の玉貯留量が少なくない場合には、隣島のシャッターが閉じるため、島渡しレール内における玉の流れは止まり、自島の上タンク5内にさらに玉が溜まることになる。
【0024】このようにして、上タンク5内における玉貯留量が予め定められた一定量を超えると、その超えた分の玉は、上タンク5から溢れてサブタンク8へ流れ、そのサブタンク8内に溜まることになる。このとき、サブタンク8内では、先ず、その底面を覆うように島端側から順に一段分の玉が溜まる。その後、さらに上タンク5から溢れてくる玉があると、その玉は、既に溜まっている一段分の玉の上に上タンク5側から徐々に積み重なっていくことになる。上タンク5側から徐々に積み重なるのは、上タンク5からの玉が、既に溜まっている玉の上を転がらずに、上タンク5側で滞ってしまうからである。ただし、上タンク5側で滞っても、サブタンク8内には中板81が設けられているので、その後に上タンク5から溢れてきた玉は、中板81上をある程度の距離転がった後にサブタンク8内へ落下することになる。これにより、サブタンク8内には、上タンク5側から島端側にわたって満遍なく玉が溜まるようになる。
【0025】また、このときに、サブタンク8の島端側からは、このサブタンク8内の玉が循環レール9へ排出されているが、その排出量は、例えば排出口の大きさ等によって、上タンク5からの受取量(研磨塔4による揚送量)よりも少なくなるように設定されているため、上タンク5から流れてきた玉は、サブタンク8内に徐々に溜まっていくことになる。
【0026】このようにしてサブタンク8内に貯留された玉は、島端側のものから順次循環レール9へ排出され、アウトレール3上へ案内される。そして、アウトレール3上へ送られた後、研磨塔4により研磨されつつ揚送され、再び上タンク5から溢れてサブタンク8へ流れてくる。このようにして、サブタンク8の玉は、常に循環され続けるため、サブタンク8内に長時間留まることなく、研磨塔4により良く磨かれることになる。
【0027】なお、上タンク5内またはサブタンク8内における玉の貯留量が少ない場合には、その旨を検出するためのセンサ等での検出結果に応じて制御部が島渡しレールのシャッターを開くことによって、隣島から上タンク5内またはサブタンク8内へ玉が補給される。
【0028】以上のように、この玉補給システムでは、島の稼働に必要となる量の玉を貯留しておくためのサブタンク8が島の上方側に配設されている。そのため、この玉補給システムでは、図2(b)に示す従来の玉補給システムのように島の下方側に配設された下タンク13a,13b,13cにより玉を貯留するのではなく、図2(a)に示すように例えば遊技場の天井近傍といった比較的空いているスペースを有効活用して玉を貯留しておくことが可能となる。すなわち、サブタンク8における玉貯留容量を確保しようとしても、島の設置床面積に直接影響を及ぼす下方側のスペースを必要とすることがなくなる。
【0029】したがって、この玉補給システムによれば、サブタンク8での貯留容量を確保しようとしても、島の下方側に大きなスペースを要することがないので、従来よりも島の設置床面積を削減することができる。また、これに伴い、パチンコ台1を利用する遊技者の足元空間に余裕が生じるようになるので、遊技者にとって快適な遊技環境を提供し得るようになる。さらには、島内への設置を要する機器(例えば、ホールコンピュータ用トランス、ホールコンピュータ用島コントローラ、吸殻搬送用ブロアなど)の配置が容易となるのに加えて、そのメンテナンス作業やトラブル対処処理等の煩雑化も招くことがない。
【0030】また、この玉補給システムによれば、島内における玉貯留容量を確保する場合であっても、従来のように小型玉リフタ等を設ける必要がないため、構成の複雑化および動作制御の煩雑化を招くことがなく、システムのコストダウンが実現容易となる。さらには、補給トイ6の長さに応じてサブタンク8の長さも変えれば、どのような構成の島にも容易に対応することができるので、システムとしての汎用性も確保することができるとともに、レイアウトの自由度も高めることができる。
【0031】また、この玉補給システムによれば、サブタンク8が補給トイ6の略全長に渡って、かつ、その補給トイ6に沿うように配設されているので、島の上方側に玉を貯留する場合であっても、島の長手方向全体に満遍なく玉を貯留することができ、ある特定の箇所に荷重が集中してしまうのを防止できるようになる。すなわち、玉の重量が島全体に分散されるため、島本体の構造を統一することができ、その製作が容易になる。
【0032】さらに、この玉補給システムによれば、サブタンク8から循環レール9への玉の排出によって、サブタンク8内の玉を循環させるシステムを構築することができるので、システム内に貯留されている玉が良く磨かれるようになる。また、一旦サブタンク8内に貯留された玉を循環レール9への排出を通じて隣島に送ることもできるため、島間のバランスを取ることが可能になる。つまり、この玉補給システムは、単に島の上方側で玉を貯留し、その玉を直接補給トイ6へ流すようにしただけのものと、以下の点で異なる。単に上方側で貯留するだけのものは、貯留している玉を隣島に渡すことができないため、各島間での玉のバランスを取るためには全島に玉計数機2を配置するか、玉を多量に貯留しなければならない無駄が生じてしまう。これは、貯留している玉を取り出すには補給トイ6から玉を抜き出さなければならず、これによりパチンコ台1等への補給玉が足りなくなってしまうおそれがあるからである。また、単に上方側で貯留するだけのものは、玉が循環しないため、貯留されたままの玉が湿気等により錆びてしまうこともあり、メンテナンス性の悪化等を招く可能性がある。これに対して、本実施形態の玉補給システムは、上述したように玉を循環させているので、これらの問題が生じることがない。
【0033】次に、以上のような玉補給システムにおけるサブタンク8について、さらに詳しく説明する。図3〜6は、サブタンクおよび補給トイの断面形状の具体例を示す説明図である。
【0034】以上のような玉補給システムにて用いられるサブタンクとしては、例えば図3に示すように形成されたものがある。このサブタンク8aは、その断面が略方形の無蓋有底容器状に形成されたもので、その垂直方向の大きさおよび水平方向(島の奥行き方向)の幅が、島の稼働に必要となる量の玉を貯留し得るように設定されたものである。また、サブタンク8a内の上方側には、上方に向けて膨出する板状に形成され、かつ、水平方向の大きさがサブタンク8aの水平方向の幅よりも小さく形成された中板81が設けられている。このような形状の中板81によって、サブタンク8内に流れてきた玉は、中板81上をある程度の距離転がった後に、その中板81端縁の外側からサブタンク8の底部へ落下することになる。
【0035】一方、このサブタンク8aの下方に位置する補給トイ6は、その断面が水平方向(島の奥行き方向)に長い略長方形状に形成されており、その略長方形内を玉が流れるように構成されている。この補給トイ6の側部には、島を構成するパチンコ台1および玉貸出機7に対応する箇所に補給シュート61が付設されており、その補給シュート61が補給トイ6内の玉を必要に応じてパチンコ台1等へ送り出すようになっている。なお、補給トイ6は、混入したゴミの撤去や清掃等といったメンテナンスを行うために、その上面が開閉自在または取り外し得るようになっているものとする。
【0036】これらサブタンク8aおよび補給トイ6は、それぞれが互いに積重する状態に配される。これにより、玉補給システムでは、上述したような島の設置床面積の削減やシステムのコストダウン等を、従来と同様に形成された補給トイ6を用いつつ、実現することができるようになる。
【0037】ところで、補給トイ6に対しては混入したゴミの撤去や清掃等といったメンテナンスを行う必要が生じることもあるが、上述のようにサブタンク8aと補給トイ6とが積重されており、しかも補給トイ6の直上にサブタンク8aが位置していると、メンテナンスが非常に行い難くなってしまう可能性がある。
【0038】これを避けるためにはサブタンク8aと補給トイ6との間隔を広くすればよいが、その場合は間隔を広げた分だけサブタンク8a上端の位置が高くなってしまうため、島の上部への設置を要する機器(例えばホストコンピュータとの通信を行うため機器、さらに具体的にはカードユニット用のいわゆるUFO等)を配設できなくなるおそれがあり、外観上も好ましくないものとなってしまう。また、島上部の高さ位置を抑えるべく、サブタンク8a自体の高さを小さくすると玉貯留容量が減ってしまうことになり、水平方向(島の奥行き方向)の幅を拡げると島自体の幅が大きくなってしまうことになる。
【0039】そこで、島上部の高さ位置を抑えつつ玉貯留容量を確保するためには、例えば図4に示すような形状に、サブタンク8bと補給トイ6aとを一体成形することが考えられる。すなわち、サブタンク8bをその断面が下方に向けて突出する凸状に形成するとともに、その凸状突出部分が補給トイ6aの略中央近傍を上下に貫通するようにこれらサブタンク8bと補給トイ6aとを一体で形成する。これにより、サブタンク8bの凸状の下端82は、補給トイ6aの下面62よりも下方または少なくとも同一の高さに位置し、また凸状突出部分以外の下面83は、補給トイ6aの上面63よりも所定空間を挟んで上方に位置することになる。このときの一体成形は、例えばアルミニウム材の押出によって行えばよい。
【0040】なお、サブタンク8b内の中板81、補給トイ6aの補給シュート61等は、上述した場合と同様に付設されているものとする。また、補給トイ6aの下面側にはフック64が設けられており、このフック64に補給トイ6aの長手方向に延びるヒーター(ただし不図示)が係止されるようになっている。
【0041】このように一体成形されたサブタンク8bおよび補給トイ6a(以下、これらを合わせて「トイタンク」と称す)を用いれば、補給トイ6aの上面63とサブタンク8bの凸状突出部分以外の下面83との間に所定空間を確保できるので、補給トイ6aの上面63が開閉自在または開放状態となっていれば、補給トイ6a内に混入したゴミの撤去や清掃等といったメンテナンスを、その補給トイ6aの上面63側から容易に行うことができるようになる。しかも、そのために、サブタンク8b上端の位置が高くなってしまうことがないので、島上部の高さ位置を抑えられ機器設置の自由度を確保し得るとともに、外観上も好ましいものとなる。また、サブタンク8b内の玉貯留容量が減ってしまうこともない。
【0042】つまり、上述した形状のトイタンクを用いることで、玉補給システムでは、補給トイ6aのメンテナンス性を確保しつつ、サブタンク8b内に合理的な玉貯留量を確保することができ、結果として必要最小限の大きさで島全体を構成することができるようになる。
【0043】また、そのトイタンクは一体成形されていることから、その製作の容易化を通じて製作に要するコスト等を低減することができ、また部品点数の削減を通じて設置に要するコスト等も削減することができ、結果としてシステム全体のコストダウンが実現容易となる。さらには、トイタンクの一体成形によって、補給トイ6a下面側の一つのヒーターで、サブタンク8b内と補給トイ6a内との両方を暖めることができるので、それぞれに対する除湿を同時に行えるようにもなる。
【0044】トイタンクとしては、上述した形状以外にも、例えば図5に示すような形状のものが考えられる。すなわち、サブタンク8cにおける凸形状を構成する角部分が曲面によって形成され、そのサブタンク8cの略垂直面84と略水平面85とのつなぎ目がR形状86となっているものであってもよい。
【0045】このトイタンクでは、略垂直面84と略水平面85とのつなぎ目が角状である場合とは異なり、中板81から落下してくる玉がサブタンク8cの略水平面85に直接当たることなくR形状86の部分によって案内されるので、玉の落下による騒音発生や衝撃等の観点から好適なものとなる。また、これに伴い、騒音防止や衝撃吸収等のための略水平面85へのゴム等の弾性部材の貼り付けを省くことも可能となる。
【0046】また、トイタンクとしては、例えば図6に示すような形状のものも考えられる。これは、図4に示したものと略同様の形状を有するものであるが、アルミニウム材の押出等によって一体成形されたのが補給トイ6aおよびサブタンク8dの底面側を支持する支持部87のみで、サブタンク8d自体は樹脂部材による押出成形品として製作された点で異なる。
【0047】このトイタンクでは、サブタンク8dがアルミニウム材等の金属部材よりも柔らかい樹脂部材によって形成されているため、玉の落下による騒音発生や衝撃等の観点から好適なものとなる。また、これに伴い、ゴム等の弾性部材の貼り付けも省くことが可能となる。
【0048】次に、本発明に係る玉補給システムの他の実施形態について説明する。図7は本発明を玉補給システムに適用した場合の他の例の概要を示す構成図である。
【0049】図例のように、この玉補給システムは、サブタンク8eが補給トイ6bに沿って配設されているのではなく、上タンク5の側部に隣接するように、その上タンク5の近傍のみに配された点で、上述した場合とは異なる。また、これに伴い、補給トイ6bも、その補給トイ6b内の玉が各パチンコ台1等に向けて流れ得るように、サブタンク8eの下部形状に合わせた傾斜を有している。
【0050】このような構成の玉補給システムにおいても、パチンコ台1および玉貸出機7への玉補給については、上述した場合と略同様の手順で管理を行う。すなわち、上タンク5から溢れた玉があると、その玉を島の上方側で上タンク5の側部に隣接するサブタンク8eを用いて貯留するとともに、そのサブタンク8e内の玉の一部を順次アウトレール3上へ排出することで、システム内の玉を常に循環させる。
【0051】したがって、この玉補給システムにおいても、例えば遊技場の天井近傍といった比較的空いているスペースを有効活用して玉の貯留しておくことが可能となるので、上述した場合と同様に島の設置床面積の削減やシステムのコストダウン等を実現することができる。
【0052】さらに、この玉補給システムでは、サブタンク8eが上タンク5の近傍のみに配されているので、島端側における補給トイ6bの上方の空間を利用して、島の上部に設置を要する機器を配設することができるようになる。つまり、これらの機器を配設する際の自由度を、より一層向上させることができる。
【0053】なお、上述した各実施形態では、研磨塔4および上タンク5が島の略中央近傍に位置している場合について説明したが、これらが他の位置、例えば島端近傍に位置している場合であっても、本発明を同様に適用し得ることは勿論である。
【0054】また、上述した各実施形態では、本発明をパチンコ玉の補給を管理する玉補給システム、すなわちパチンコ玉を遊技媒体とした遊技媒体補給システムに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明は、島中タンクを用いた島還元方式によるものであれば、他の遊技媒体の補給を管理するシステムについても応用することが考えられる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の遊技媒体補給システムは、サブタンクが遊技島の上方側に配設されているため、例えば遊技場の天井近傍といった比較的空いているスペースを有効活用して遊技媒体の貯留しておくことが可能となる。すなわち、サブタンクにおける遊技媒体の貯留容量を確保しようとしても、遊技機島の設置床面積に直接影響を及ぼす下方側のスペースを必要とすることがなくなる。したがって、この遊技媒体補給システムによれば、従来よりも遊技機島の設置床面積を削減し得るとともに、遊技機島自体が大型化するのを抑制することができる。また、これに伴い、遊技機を利用する遊技者の足元空間に余裕が生じるようになるので、遊技者にとって快適な遊技環境を提供し得るようになる。さらには、遊技機島内への設置を要する機器の配置が容易となるのに加えて、そのメンテナンス作業やトラブル対処処理等の煩雑化も招くことがない。また、この遊技媒体補給システムによれば、遊技機島内における玉貯留容量を確保する場合であっても、従来のように構成の複雑化および動作制御の煩雑化を招くことがなく、システムのコストダウンが実現容易となり、さらにはどのような構成の遊技機島にも容易に対応することができるので、システムとしての汎用性も確保することができる。




 

 


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