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ビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体 - 株式会社エニックス
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発明の名称 ビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−120835(P2001−120835A)
公開日 平成13年5月8日(2001.5.8)
出願番号 特願平11−340875
出願日 平成11年10月26日(1999.10.26)
代理人
発明者 今田 真二 / 菊本 裕智
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 入力手段から順次入力される操作により音楽を出力するビデオゲーム装置にあって、前記音楽データを出力区分毎に記録した記録手段と、前記記録手段から音楽データを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取った音楽データにより、前記出力区分毎の前記入力の時期を示すマークを表示手段の周辺部から中心部へ向けて移動表示する表示制御手段と、前記入力手段からの入力を受付ける受付手段と、前記受付手段での入力の受付により前記音楽の当該区分を出力する音声出力手段と、前記受付手段により入力を受付けたときに、前記表示制御手段により移動表示されるマークの位置を認識する認識手段と、前記認識手段により認識したマークの位置により前記入力を評価する評価手段と、前記評価手段による評価結果を出力する評価結果出力手段とを備えたビデオゲーム装置。
【請求項2】 前記表示制御手段は、前記移動表示するマークの表示特性を前記表示手段の位置により変更することを特徴とする請求項1記載のビデオゲーム装置。
【請求項3】 入力手段から順次入力される操作により音楽を出力するプログラムを格納した記録媒体にあって、前記音楽の出力区分毎のデータと、前記データを読み取る読み取りステップと、前記読み取りステップにより読み取ったデータにより、前記出力区分毎の前記入力の時期を示すマークを表示手段の周辺部から中心部へ向けて移動表示する表示制御ステップと、前記入力手段からの入力を受付ける受付ステップと、前記受付ステップでの入力の受付により前記音楽の当該区分を出力する音声出力ステップと、前記受付ステップにより入力を受付けたときに、前記表示制御ステップにより移動表示されるマークの位置を認識する認識ステップと、前記認識ステップにより認識したマークの位置により前記入力を評価する評価ステップと、前記評価ステップによる評価結果を出力する評価結果出力ステップとを備えたプログラムを格納した記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力手段から順次入力される操作により音楽を出力するビデオゲームおよびプログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のゲームでは、入力の時期を示すマークが表示され、プレイヤは該マークに合わせて順次入力することで該入力に対応した旋律部分や演出効果が順次出力されるようになっている。
【0003】たとえば、旋律を出力するゲームでは、音楽のリズムに合わせてマークが表示され、プレイヤが該マークに従い入力すると当該旋律部分が出力されるとともに、マークの表示時刻と入力時刻との一致を評価するようになっている。ここで評価が一定値を超えると次の課題音楽に進める等の特典がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような入力を指示するマークの表示は、たとえば図9に示すように直線91上を下方向へマーク92を移動させ該直線91の下端に達したことで入力時期を示すものであり、表示変化に乏しいものであった。
【0005】また、複数のマークを同時に表示するときに、互いに近接しプレーヤに見にくくなるといった問題があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、入力時期を示すマークに変化を付けるとともに、プレイヤに見やすく表示することのできるビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、入力手段から順次入力される操作により音楽を出力するビデオゲーム装置にあって、前記音楽データを出力区分毎に記録した記録手段と、前記記録手段から音楽データを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取った音楽データにより、前記出力区分毎の前記入力の時期を示すマークを表示手段の周辺部から中心部へ向けて移動表示する表示制御手段と、前記入力手段からの入力を受付ける受付手段と、前記受付手段での入力の受付により前記音楽の当該区分を出力する音声出力手段と、前記受付手段により入力を受付けたときに、前記表示制御手段により移動表示されるマークの位置を認識する認識手段と、前記認識手段により認識したマークの位置により前記入力を評価する評価手段と、前記評価手段による評価結果を出力する評価結果出力手段とを備えたビデオゲーム装置である。
【0008】本発明の手段によれば、表示手段の周辺部から中心部へと移動するマークが表示され、該マークが一定位置に移動したときに入力を行うことにより、入力とマーク位置との関係から入力が評価される。このように、入力を指示するマークの表示に変化を与えるとともに、複数のマークを同時に表示してもスタート地点をたとえば周辺部の各隅とするとこにより見易くすることができる。
【0009】ここに、入力手段は、ゲーム用コントローラ、入力マット、キーボード、マウス等の入力ディバイスを意味する。表示手段は、たとえばCRT、液晶表示のディスプレイ装置を意味する。音楽の出力区分とは、1つの音符、小節またはフレーズを意味する。
【0010】本発明の第2の手段は、前記第1の手段において、前記表示制御手段は、前記移動表示するマークの表示特性を前記表示手段の位置により変更するものである。
【0011】本発明の手段によれば、入力を指示するマークの表示にさらに変化を与えるとともに識別が容易となる。
【0012】ここに、表示特性を変更するとは、表示サイズ、表示色、形状等を変更することを意味する。
【0013】本発明の第3の手段は、入力手段から順次入力される操作により音楽を出力するプログラムを格納した記録媒体にあって、前記音楽の出力区分毎のデータと、前記データを読み取る読み取りステップと、前記読み取りステップにより読み取ったデータにより、前記出力区分毎の前記入力の時期を示すマークを表示手段の周辺部から中心部へ向けて移動表示する表示制御ステップと、前記入力手段からの入力を受付ける受付ステップと、前記受付ステップでの入力の受付により前記音楽の当該区分を出力する音声出力ステップと、前記受付ステップにより入力を受付けたときに、前記表示制御ステップにより移動表示されるマークの位置を認識する認識ステップと、前記認識ステップにより認識したマークの位置により前記入力を評価する評価ステップと、前記評価ステップによる評価結果を出力する評価結果出力ステップとを備えたプログラムを格納した記録媒体である。
【0014】ここに、記録媒体としては、CD−ROM、ゲームカートリッジ、メモリカード、フロッピーディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のあらゆる記録媒体を用いることができるが、この中でも特にゲームに適しているのはCD−ROM、ゲームカートリッジである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0016】
【実施例1】図1は本発明のビデオゲーム装置をビデオディスプレイ装置5(以下、単に「ディスプレイ5」という)に接続した状態を示している。
【0017】ゲーム機本体1は、CD−ROMドライブのカバー2aの下に図示せぬCD−ROM(Compact Disc−ROM)2が装着され、ゲームプログラムおよびゲームデータを提供する。また外部入力装置としてコントローラ3および外部記憶装置としてのメモリカード4が接続されている。
【0018】ディスプレイ5はゲーム機本体1から出力される表示記号を表示画像として、またスピーカ6は音声記号を音声としてプレイヤに提供するためのものであり、一般家庭用のテレビ受像機を用いることができる。
【0019】コントローラ3は、種々の操作ボタンを有している。平面方向からみたコントローラ3の左方には、上下左右方向の方向キー7が設けられ該当方向のキーを押下することによりキャラクタを所望の方向へ移動したり、選択画面でカーソルを移動する等に用いられる。一方、コントローラ3の右方には、○ボタン8があり決定入力に使用され、×ボタン9は取り消し入力に使用される。その他、囗ボタン10および△ボタン11は特定のコマンド入力に使用される。また、コントローラ3の中央部には、スタートボタン12がありゲームの一時停止や再スタート等に用いられ、セレクトボタン13は画面の切り替え等に使用される。さらに、コントローラ3の図示せぬ前面には左側上段にL1ボタン14、左側下段にL2ボタン16、右側上段にR1ボタン15および右側下段にR2ボタン17が設けられている。
【0020】図2は、ビデオゲーム装置のハードウェアブロック図を示している。該ビデオゲーム装置は、CPU(Central Processing Unit)21およびその周辺装置等からなる制御系と、フレームバッファ28に描画を行うGPU(Graphic Processing Unit)27等からなるグラフィックシステムと、音楽、効果音等を発生するSPU(Sound Processing Unit)31等からなるサウンドシステムと、CD−ROM2の制御を行うCD−ROM制御部と、プレイヤによるコントローラ3からの指示入力およびメモリカード4との入出力を制御する通信制御部等を備えている。
【0021】上記制御系は、CPU21と割り込み制御やDMA(Dynamic Memory Access)転送の制御を行う周辺装置制御部22と、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)23と、主記憶装置、グラフィックシステム、サウンドシステム等の管理を行うオペレーティングシステム等のプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)24とを備えている。またCPU21には、クロック信号を発生する発振回路と該クロック信号を分周し計時信号とする分周回路とを備えている。
【0022】上記グラフィックシステムは、CD−ROM2から読み出された圧縮されて符号化された画像データを復号化する画像デコーダ25と、画像デコーダ25で復号化された画像データについて座標演算やレンダリング等の処理を行うGTE(Geometry Transfer Engine)26と、GTE26で座標演算されたデータを基にシェーディング、テクスチャーマッピング、ラスター処理等の描画を行うGPU27と、該GPU27による描画された画像を記憶するフレームバッファ28と、該画像データの伸張を行うとともにディジタルアナログ変換する伸張装置29と、NTSC方式のビデオ信号に変換しディスプレイ5へ出力するNTSCエンコーダ30とを備えている。
【0023】上記サウンドシステムは、CPU21からの指示に基づいて、音楽、効果音等を発生するSPU31と、該SPU31により波形データ等が格納されるサウンドバッファ32と、CD−ROM装置34で再生された音声データを復号化するDAC(Digital Analog Converter)33と、該復号化データを出力するスピーカ6とを備えている。
【0024】上記CD−ROM制御部は、CD−ROM2に格納されたプログラムやデータ等を再生するCD−ROM装置34と、ノイズのフィルタリングを行うCD−DSP(CD−Digital Signal Processor)35と、たとえばエラー訂正符号が付加されて格納されているプログラム、データ等を復号するデコーダ36と、CD−ROM装置34からの再生データを一時的に格納することによりCD−ROM2からの読み出しを高速化するバッファ37とを備えている。これらの装置で再生、デコードされた画像データおよび音声データは、バス20を介してそれぞれグラフィックシステム、サウンドシステムへ送出される。
【0025】上記通信制御部は、バス20を介して双方向にCPU21との通信制御を行う通信制御38と、プレイヤからの指示を入力するコントローラ3と、ゲームの設定データ等を格納する外部記録装置としてメモリカード4とを備えている。
【0026】ここに、CD−ROM2に格納されたビデオゲームは、表示される入力指示マークに合わせ入力手段から入力することにより音楽に対する効果音等を出力するビデオゲームである。
【0027】図3は、ディスプレイ5上に表示された入力画面を示している。マーク31乃至34は四隅からスタートし中央部のマーク31E乃至34Eに重なるまで移動して消える。たとえばマーク31は31Sの地点からスタートし31Eまで移動する。これらマーク31乃至34はそれぞれコントローラ3のL1ボタン14,L2ボタン16、R1ボタン15およびR2ボタン17に対応付けてあり、マークが表示されたときに当該ボタンを押下し入力する。これにより音楽の出力区分が出力されるが、入力した時点の移動するマークと中央のマークとの距離が閾値以内であれば一致の評価となる。
【0028】図4は、本発明の音楽データを示している。楽譜は出力区分に分けられ該出力区分毎に入力ボタンが割り付られている。たとえば出力区分1の最初の音符を出力すべき時間から一定時間前に、L1ボタン14に相当するマーク31がスタート地点31Sからスタートし、出力すべき時間に31E地点に移動する。ここに区分は小節または複数の小節からなるフレーズで構成される。
【0029】図5は、1つの音楽が終了した時点で表示される、入力を評価した評価結果画面を示している。入力が閾値以内の誤差で一致した割合、該一致が連続した割合、得点およびランクが表示される。ランクがAであると次の課題音楽へ進むことができる。
【0030】図6は、本実施例の機能ブロック図を示している。読み取り部61は、記録部62から音楽データを読み取り、表示制御部63は、音楽の出力区分毎に押下ボタンに対応したマークをディスプレイ5に移動表示する。入力受付部64は、コントローラ3のボタン押下を受け、音声出力部65は、当該出力区分の音楽をスピーカ6に出力する。一方、認識部66は、ボタン押下時のマーク位置および移動エンド位置の座標値を認識する。評価部67は、該座標位置から両者の距離を算出し、該距離が閾値以内であるかを判定する。音楽が終了した時点で評価結果出力部68は、該評価結果をディスプレイ5に表示する。
【0031】この処理をフロー図で示したものが図7である。図7のフローを図6とともに説明する。読み取り部61は記録部62から音楽データを読み取り(101)、表示制御部63は該音楽の出力区分毎にマークの移動表示をする(102)。入力受付部63がコントローラ3のボタンの押下がなく(103)、タイムオーバとなるとステップ111へ進む(121)。一方、ボタン押下を受けると(103)、音声出力部65は当該出力区分の音楽をスピーカ6へ出力する(104)。また認識部66は、移動表示中のマーク位置の座標値および該マークの移動エンド位置の座標値を認識する(105)。評価部67は、該座標値から両者の距離を算出し(106)、評価部67は、該距離が閾値以内かを判定し、閾値以内でなければステップ111へ進む(107)。一方、閾値以内であれば(107)、一致判定回数をインクリメントし(108)、さらに前の出力区分と連続して一致であれば(109)、連続一致判定回数をインクリメントする(110)。評価結果出力部68は、音楽データが終了でなければステップ102へ戻り(111)、一方音楽データが終了であれば(111)、前述の一致判定回数および連続一致判定回数から得点を算出しディスプレイ5に表示する(112)。
【0032】このように、本実施例によれば、ディスプレイの隅から中央部に向かって移動表示されるマークに合わせ、当該隅に対応したボタンを押下することで音楽の出力と評価とが得られることから、マークの表示に変化を与えるとともにプレイヤにとって見やすい押下指示とすることができる。
【0033】なお、マークは各隅から中央部へ直線的に移動表示したが、曲線であってもよい。またマークの移動速度は、ゲームが進むにつれ速くすることで難易度を上げてもよい。さらに各マークの移動速度に差を付け、たとえば左手で操作するボタンに対応したマークの移動速度を遅くするようにしてもよい。
【0034】また本実施例は1名のプレイヤが操作する例を示したが、コントローラ3を2台使用して、2名のプレイヤで得点を争う対戦ゲームとしてもよい。
【0035】
【実勢例2】本実施例では、マークの表示特性を変更することにより、さらにマークの表示に変化を与えるようにした。
【0036】図8は、表示特性を変更したマークを示している。移動初期のマーク31−1は○で表示され、中央部に移動するとマーク31−2は◇となり、さらにマーク31−3は☆で表示される。
【0037】これは、図7のフロー図にステプ201を追加することで実現できる。すなわち、表示制御部63は、移動位置でのマークの形状を決定し(201)、マークを移動表示する(102)。
【0038】これにより、さらにマークの表示に変化を与えゲームの興味を高めることができるようになった。なお、マークの表示特性の変化としては、移動中に表示色を変化させても、または表示サイズを変化させてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、入力手段から順次入力される操作により音楽を出力するビデオゲーム装置にあって、入力時期を示すマークに変化を付けるとともに、プレイヤに見やすく表示することのできるビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体を提供できる。




 

 


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