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ビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体 - 株式会社エニックス
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発明の名称 ビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−87547(P2001−87547A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−307405
出願日 平成11年9月24日(1999.9.24)
代理人
発明者 鈴木 隆之 / 三宅 有
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 旋律を構成する音をプレイヤが順次出力指示し、該旋律を出力するビデオゲーム装置にあって、前記音の高低を該音の1つ前の音に比較して出力指示する出力指示手段と、前記高低を前記旋律の音階で比較する比較手段と、前記出力指示手段により出力指示された前記音の高低と前記比較手段により比較した高低とが一致するかを判定する判定手段と、前記判定手段により一致していると判定されたときに前記音を前記旋律の当該音の高さに設定し、これに対して、一致していないと判定されたときに前記音を前記出力指示手段で出力指示した高低で設定する設定手段と、前記設定手段で設定した音を出力する音声出力手段とを備えたビデオゲーム装置。
【請求項2】 前記判定手段により一致しているとの判定が前記旋律のフレーズにわたり連続したかを判断する判断手段を備え、前記音声出力手段は、前記判断手段により連続したと判断されたときに前記旋律の当該フレーズを反復出力することを特徴とする請求項1記載のビデオゲーム装置。
【請求項3】 旋律を構成する音の出力指示を順次受け、該旋律を出力するプログラムを格納した記録媒体にあって、前記音の高低を該音の1つ前の音に比較して出力指示を受付ける出力受付けステップと、前記高低を前記旋律の音階で比較する比較ステップと、前記出力受付けステップにより出力指示を受付けた前記音の高低と前記比較ステップにより比較した高低とが一致するかを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより一致していると判定されたときに前記音を前記旋律の当該音の高さに設定し、これに対して、一致していないと判定されたときに前記音を前記出力受付けステップで出力指示を受付けた高低で設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定した音を出力する音声出力ステップとを備えたプログラムを格納した記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋律を構成する音をプレイヤが順次出力指示し、該旋律を出力するビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、提示される入力ガイドに従いプレイヤが順次操作ボタン等を押下することにより、音楽、効果音等を出力する音楽ゲームが広くプレイヤの支持を集めている。
【0003】たとえば、操作ボタン毎に押下のタイミングがインジケータ等の入力ガイドで表示され、プレイヤが該入力ガイドに従い当該ボタンを押下することで音楽の旋律または効果音が出力されるようになっている。さらに入力ガイドとプレイヤの入力との一致を評価して演出画像等が表示されるようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような音楽ゲームでは、ゲーム装置の限られた数の操作ボタンに音階を割り付けることは困難であり、旋律の入力には限界があった。
【0005】また、入力ガイドの表示に従いボタンを押下するのでは、自ら楽器を演奏しているという主体性に欠け、プレイヤに物足りなさを感じさせるものであった。一方、入力ガイドなしに旋律の音階を入力することは、楽器の演奏経験の少ないプレイヤにとっては操作が困難なものとなってしまう。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、音楽ゲームの旋律の入力を容易とするとともに、プレイヤに演奏の主体性を実感させることのできるビデオケーム装置およびプログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、旋律を構成する音をプレイヤが順次出力指示し、該旋律を出力するビデオゲーム装置にあって、前記音の高低を該音の1つ前の音に比較して出力指示する出力指示手段と、前記高低を前記旋律の音階で比較する比較手段と、前記出力指示手段により出力指示された前記音の高低と前記比較手段により比較した高低とが一致するかを判定する判定手段と、前記判定手段により一致していると判定されたときに前記音を前記旋律の当該音の高さに設定し、これに対して、一致していないと判定されたときに前記音を前記出力指示手段で出力指示した高低で設定する設定手段と、前記設定手段で設定した音を出力する音声出力手段とを備えたビデオゲーム装置である。
【0008】本発明の手段によれば、旋律を構成する直前の音との高低を比較して入力することで該旋律の当該音が出力され、限られた操作ボタンで旋律を入力できる。また音階そのものを入力しないことから操作が容易となり、楽器の演奏経験の少ないプレイヤでも入力ガイドなしで操作でき、演奏の主体性を実感することができる。
【0009】本発明の第2の手段は、前記第1の手段において、前記判定手段により一致しているとの判定が前記旋律のフレーズにわたり連続したかを判断する判断手段を備え、前記音声出力手段は、前記判断手段により連続したと判断されたときに前記旋律の当該フレーズを反復出力するものである。
【0010】本発明の手段によれば、入力が旋律のフレーズにわたり連続して一致したときに当該フレーズが反復出力されることから、プレイヤに入力が正しかったかを知らせることができるとともに、重奏によりゲームに演出効果を持たせることができる。
【0011】本発明の第3の手段は、旋律を構成する音の出力指示を順次受け、該旋律を出力するプログラムを格納した記録媒体にあって、前記音の高低を該音の1つ前の音に比較して出力指示を受付ける出力受付けステップと、前記高低を前記旋律の音階で比較する比較ステップと、前記出力受付けステップにより出力指示を受付けた前記音の高低と前記比較ステップにより比較した高低とが一致するかを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより一致していると判定されたときに前記音を前記旋律の当該音の高さに設定し、これに対して、一致していないと判定されたときに前記音を前記出力受付けステップで出力指示を受付けた高低で設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定した音を出力する音声出力ステップとを備えたプログラムを格納した記録媒体である。
【0012】ここに、記録媒体としては、CD−ROM、ゲームカートリッジ、メモリカード、フロッピーディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のあらゆる記録媒体を用いることができるが、この中でも特にゲームに適しているのはCD−ROM、ゲームカートリッジである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0014】
【実施例1】図1は本発明のビデオゲーム装置をビデオディスプレイ装置5(以下、単に「ディスプレイ5」という)に接続した状態を示している。
【0015】ゲーム機本体1は、CD−ROMドライブのカバー2aの下に図示せぬCD−ROM(Compact Disc−ROM)2が装着され、ゲームプログラムおよびゲームデータを提供する。また外部入力装置としてコントローラ3および外部記憶装置としてのメモリカード4が接続されている。
【0016】ディスプレイ5はゲーム機本体1から出力される表示記号を表示画像として、またスピーカ6は音声記号を音声としてプレイヤに提供するためのものであり、一般家庭用のテレビ受像機を用いることができる。
【0017】コントローラ3は、種々の操作ボタンを有している。平面方向からみたコントローラ3の左方には、↑(上)、↓(下)、←(左)および→(右)方向の方向キー7が設けられ該当方向のキーを押下することにより方向の属性を有する入力や、選択画面でのカーソルの移動等に用いられる。一方、コントローラ3の右方には、○ボタン8があり決定入力に使用され、×ボタン9は取り消し入力に使用される。その他、□ボタン10および△ボタン11は特定のコマンド入力に使用される。また、コントローラ3の中央部には、スタートボタン12がありゲームの一時停止や再スタート等に用いられ、セレクトボタン13は画面の切り替え等に使用される。
【0018】図2は、ビデオゲーム装置のハードウェアブロック図を示している。該ビデオゲーム装置は、CPU(Central Processing Unit)21およびその周辺装置等からなる制御系と、フレームバッファ28に描画を行うGPU(Graphic Processing Unit)27等からなるグラフィックシステムと、音楽、効果音等を発生するSPU(Sound Processing Unit)31等からなるサウンドシステムと、CD−ROM2の制御を行うCD−ROM制御部と、プレイヤによるコントローラ3からの指示入力およびメモリカード4との入出力を制御する通信制御部等を備えている。
【0019】上記制御系は、CPU21と割り込み制御やDMA(Dynamic Memory Access)転送の制御を行う周辺装置制御部22と、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)23と、主記憶装置、グラフィックシステム、サウンドシステム等の管理を行うオペレーディングシステム等のプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)24とを備えている。
【0020】上記グラフィックシステムは、CD−ROM2から読み出された圧縮されて符号化された画像データを復号化する画像デコーダ25と、画像デコーダ25で復号化された画像データについて座標演算やレンダリング等の処理を行うGTE(Geometry Transfer Engine)26と、GTE26で座標演算されたデータを基にシェーディング、テクスチャーマッピング、ラスター処理等の描画を行うGPU27と、該GPU27による描画された画像を記憶するフレームバッファ28と、該画像データの伸張を行うとともにディジタルアナログ変換する伸張装置29と、NTSC方式のビデオ信号に変換しディスプレイ5へ出力するNTSCエンコーダ30とを備えている。
【0021】上記サウンドシステムは、CPU21からの指示に基づいて、音楽、効果音等を発生するSPU31と、該SPU31により波形データ等が格納されるサウンドバッファ32と、CD−ROM装置34で再生された音声データを復号化するDAC(Digital Analog Converter)33と、該復号化データを出力するスピーカ6とを備えている。
【0022】上記CD−ROM制御部は、CD−ROM2に格納されたプログラムやデータ等を再生するCD−ROM装置34と、ノイズのフィルタリングを行うCD−DSP(CD−Digital Signal Processor)35と、たとえばエラー訂正符号が付加されて格納されているプログラム、データ等を復号するデコーダ36と、CD−ROM装置34からの再生データを一時的に格納することによりCD−ROM2からの読み出しを高速化するバッファ37とを備えている。これらの装置で再生、デコードされた画像データおよび音声データは、バス20を介してそれぞれグラフィックシステム、サウンドシステムへ送出される。
【0023】上記通信制御部は、バス20を介して双方向にCPU21との通信制御を行う通信制御38と、プレイヤからの指示を入力するコントローラ3と、ゲームの設定データ等を格納する外部記録装置としてメモリカード4とを備えている。
【0024】ここに、CD−ROM2に格納されたビデオゲームは、指定された旋律を入力してイベントをクリアする音楽ゲームである。
【0025】図3は、上述のビデオゲームの入力方法を示したものである。まず旋律の最初の音である音階ドに対しては、比較する該音の1つ前の音(以下、「前音」という)がないため○ボタン8を押下することにより該ドの音が出力される。次のソに対しては前音ドに比べソの音が高いため○ボタン8と→方向キー7を押下することにより該ソの音が出力される。次にミは前音ソよりも低いため○ボタン8と←方向キー7を押下することにより該ミの音が出力される。次のミは前音ミと同じ高さのため○ボタン8を押下することにより該ミの音が出力される。一方、誤ったボタンを押下した場合、たとえば前述のソで、○ボタン7と←方向キーを押下すると、ドの下のシが出力される。
【0026】図4は、本実施例の機能ブロック図を示している。出力指示部51はコントローラ3のボタン押下により出力指示音の前音に対する高低の入力を受付ける。比較部52は、旋律記録部53から旋律を読み取り、旋律の出力指示音の高低を前音と比較する。判定部54は、入力された高低と比較部52で比較した高低が一致しているか判定する。設定部55は、双方の高低が一致していれば出力する音を旋律の当該音の高さに設定する。一方、一致していなければ出力する音の高さを、出力指示された高低と前音の高さとで設定する。音声出力部56は、設定された音の高さで該音をスピーカ6へ出力する。
【0027】これをフロー図で示したものが図5である。すなわち、出力指示部51はコントローラ3のボタン押下を受け(101)、出力指示された高低を認識する(102)。比較部52は、旋律記録部53から旋律を読み取り(103)、旋律の最初の音であれば(104)、判定部54は、出力指示された高低が一致しているかを判定する(106)。一方、旋律の最初の音でなければ(104)、比較部52は、旋律の当該音の高低を前音と比較する(105)。判定部54は、出力指示された高低と比較部52で比較した高低が一致しているか判定し、一致していれば(106)、設定部55は、出力する音を旋律の当該音の高さに設定する(107)。一方、一致していなければ(106)、設定部55は、出力する音を出力指示された高低と前音で設定する(108)。音声出力部56は、設定された音の高さで該音をスピーカ6へ出力する(109)。上述のステップ101〜109を旋律が終了するまで繰り返す(110)。
【0028】以上説明したように、本実施例によれば、旋律の前音との高低を比較し「高い」、「同じ」または「低い」を出力指示することで、旋律の当該音の高さに設定された音が出力されることから操作が容易となるとともに、旋律の音階を正確に記憶する必要がないため入力ガイドなしでも操作できることからプレイヤは演奏の主体性を実感できるようになった。
【0029】
【実施例2】実施例1では旋律の前音との高低を比較し出力指示したが、誤って出力指示しても該指示に応じて出力がなされるため、プレイヤは誤りに気付かないことがあり物足りなくなってしまう。
【0030】本実施例では、出力指示された旋律をフレーズ毎に評価することでこれを解決した。すなわち、図4の機能ブロック図と図6のフロー図において説明する。図6のフロー図は、実施例1のフロー図(図5参照)と同一処理のステップには同一ステップ番号が付してあり、実施例1と異なる部分のみ述べる。判定部54で入力指示の高低と旋律の高低が一致していないと判定されたきに(106)、設定部55は出力指示の高低と前音で出力音を選定し(108)、誤りフラグをONにする(201)。音声出力部56が出力音を出力すると、判定部61は、フレーズの終わりであり (202)、誤りフラグがOFFであれば(203)、当該フレーズを旋律の音階で反復出力する(204)。一方、誤りフラグがONであれば該フラグをOFFにする(205)。
【0031】このように、本実施例によれば、出力指示が正しかったかをプレイヤが知ることができるとともに、ゲームの演出効果を高めることができるようになった。
【0032】なお、前述のフレーズ終了後に当該旋律の楽譜を出力指示の誤り個所を明示してディスプレイに表示してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、音楽ゲームの入力の操作性を高めるとともに、プレイヤに演奏の主体性を実感させることのできるビデオゲーム装置およびプログラムを格納した記録媒体を提供できる。




 

 


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