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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−246141(P2001−246141A)
公開日 平成13年9月11日(2001.9.11)
出願番号 特願2000−57572(P2000−57572)
出願日 平成12年3月2日(2000.3.2)
代理人 【識別番号】100084043
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 喜多男
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BC05 BC18 EB55 
発明者 峰野 雅史
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】遊技者にとって利益となる一連の特別利益作動が実行される遊技機において、特別利益作動の開始又は/及び終了に先立って、該特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間を、あらかじめ予告報知する予告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】予め定められた種々の図柄を、画面上に変動表示する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する始動スイッチを具備する図柄始動領域とを備え、始動スイッチからの球検知信号の発生に基づき、図柄表示装置が駆動して、図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動を発生させるようにした遊技機において、図柄表示装置が当り図柄態様を表示した場合に、特別利益作動の開始又は/及び終了に先立って、該特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間を、あらかじめ予告報知する予告報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】予告報知手段が、特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間をカウントダウンにより段階的に予告報知するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
【請求項4】予告報知手段を、複数の表示要素を列設してなる表示器を、遊技機の視認可能位置に配設して、待機時間の消化にともない、該表示要素を列に沿って順次表示変化させることにより構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
【請求項5】表示要素が発光ダイオードであることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
【請求項6】予告報知手段を、定められた報知開始時から作動開始時又は/及び作動終了時に至る待機時間に対応する最大長さの可変スケールバーを遊技機の視認可能位置に表示して、時間の消化にともない伸出させ、可変スケールバーの最大伸出時を特別利益作動の開始点又は/及び終了点にほぼ同期させることにより構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
【請求項7】予告報知手段が、音声により報知するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
【請求項8】遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動が、大入賞口の開口をともなうものである遊技機において、予告報知手段による特別利益作動の開始点又は/及び終了点の到達報知と同期して大入賞口を開口又は/及び閉口させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め定められた種々の図柄を変動表示する図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】予め定められた種々の図柄を変動表示する図柄表示装置を備え、始動領域を遊技球が通過すると、球検知装置からの球検知信号に基づいて各図柄が変動を開始し、停止して種々の組合わせの図柄を表示し、該図柄表示装置の停止図柄が所定の組合わせである場合に、大入賞口を備えた変動入賞装置を開放駆動するようにしたパチンコ遊技機は種々提案されている。
【0003】予め定められた種々の図柄を、画面上に変動表示する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する始動スイッチを具備する図柄始動領域とを備え、始動スイッチからの球検知信号の発生に基づき、図柄表示装置が駆動して、図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動を発生させるようにした遊技機は、第一種パチンコ遊技機として種々提案されている。この一連の特別利益作動としては、大入賞口を備えた変動入賞装置を開放駆動するようにした構成となっている。
【0004】さらに、飛行機台といわれる第二種パチンコ遊技機、さらにはいわゆる権利ものといわれる第三種パチンコ遊技機にあっても、所定の条件を具備すると、遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動が実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような一連の特別利益作動は、上述した確定図柄態様が所定の当り図柄態様で表示される等、所定条件が充足すると、直に実行されるのではなく、作動準備のため10秒程度の待機時間を経た後に実行される。このため、待機時間により、特別利益作動の開始につき遊技者は不安感を抱く場合があり、かつその後に予告なく唐突に特別利益作動の開始されるため、遊技の連続性を損なうものであり、さらには、この待機時間により大当りの達成感や緊張感が低落して興ざめとなる。
【0006】本発明は、この待機時間による上述の問題点を除去すると共に、一連の特別利益作動の開始又は終了に向けて、緊張感や昂揚感を向上させる構成を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技者にとって利益となる一連の特別利益作動が実行される遊技機において、特別利益作動の開始又は/及び終了に先立って、該特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間を、あらかじめ予告報知する予告報知手段を備えたことを特徴とする遊技機である。尚、ここでいう特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの「時間」とは、時系列上での現在点から目的点に至る度合をいい、秒,数,図柄進行等により表わされる広義の概念である。
【0008】かかる構成にあって、待機時間を利用して特別利益作動の開始点があらかじめ報知されるから、該待機時間が有用なものとなる。また、一連の特別利益作動の開始又は/及び終了に向かって、その精神的準備期間が与えられ、これにより緊張感や昂揚感が向上する。
【0009】ここで特別利益作動を有するパチンコ機として、予め定められた種々の図柄を、画面上に変動表示する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する始動スイッチを具備する図柄始動領域とを備え、始動スイッチからの球検知信号の発生に基づき、図柄表示装置が駆動して、図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動を発生させるようにした構成があり、この構成にあって図柄表示装置が当り図柄態様を表示した場合に、特別利益作動の開始又は/及び終了に先立って、該特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間を、あらかじめ予告報知する予告報知手段を備えた構成が提案されるものである。
【0010】この予告報知手段としては、特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間をカウントダウンにより段階的に予告報知するものとすることができる。この構成は「3」,「2」,「1」,「0」を順次、表示装置又は音声により報知する等が例示される。このカウントダウンは時間進行と共に到達点を示す手段として好適であり、これにより特別利益作動の開始又は終了に向けて緊張感が高揚する。すなわち、特別利益作動の開始の場合には祝祭的気分で精神が高揚することとなり、終了の場合には、遊技者に焦りを与えて、緊張が高まる。
【0011】また予告報知手段としては、複数の表示要素を列設してなる表示器を、遊技機の視認可能位置に配設して、待機時間の消化にともない、該表示要素を列に沿って順次表示変化させることにより構成し、全表示要素の変化完結時を特別利益作動の開始点又は/及び終了点にほぼ同期させるものが提案される。例えば、4つほどの発光ダイオードを列設し、時間の経過と共に段階的に発光ダイオードを点灯維持し、その全点灯時を特別利益作動の開始点又は/及び終了点到達としたり、又は順次点滅させ、点灯した発光ダイオードを順次移動して、最終位置の発光ダイオードが点灯した時点を特別利益作動の開始点又は/及び終了点到達とする。
【0012】さらにまた予告報知手段として、定められた報知開始時から作動開始時又は/及び作動終了時に至る待機時間に対応する最大長さの可変スケールバーを遊技機の視認可能位置に表示して、時間の消化にともない伸出させ、可変スケールバーの最大伸出時を特別利益作動の開始点又は/及び終了点にほぼ同期させることにより構成したものも提案される。この到達点を示すために、あらかじめ白抜きのスケール枠を表示装置で表示し、時間進行と共に、一端から他端に向けて可変スケールバーを伸出させ、スケール枠全体が可変スケールバーで塗りつぶされた時点を特別利益作動の開始点又は/及び終了点とするようにしても良い。さらには、可変スケールバーの伸出領域に沿って、あらかじめ目盛りや特別利益作動の開始点又は/及び終了点を表示するようにしても良い。
【0013】上述した表示要素列や、可変スケールバーは視覚によって報知するものであるが、音声により報知するものとしても良い。
【0014】さらに遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動が、大入賞口の開口をともなうものである遊技機において、予告報知手段による特別利益作動の開始点又は/及び終了点の到達報知と同期して大入賞口を開口又は/及び閉口させるようにした構成が提案される。このように、特別利益作動の開始点又は/及び終了点の到達報知と同期して大入賞口の開閉蓋を作動させることにより、予告報知手段の時間進行を見ながら、到達点前に打球を大入賞口に集めるように打ったり等の、戦略的準備が可能となり、これにより遊技者にとって、予告報知手段がさらに意義あるものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に従って説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図であり、パチンコ遊技機1、前面枠2、遊技盤3を備える。
【0016】図2は、パチンコ遊技機1の遊技盤3の正面図であって、その盤面中央には、装着ケース(図示せず)の前部に固定されたセンターケース4が配設され、該センターケース4内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる特別図柄表示装置6が設けられる。この特別図柄表示装置6には三つの特別図柄A,B,Cが横方向に並んで表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「14」等の数字からなる。
【0017】センターケース4の下部両側には4個のパイロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けられる。この始動記憶数表示装置8は、図3で示す記憶装置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記憶された球数を表示する。さらに窓孔5上には、特定の色を点灯する三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当たり状態の場合には、普通電動役物15を開放する。尚、この普通図柄表示装置10としては、液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当たり,はずれを決定するものであっても良い。
【0018】センターケース4の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通始動スイッチ(図3参照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0019】また、普通図柄表示装置10の下側位置には、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置11が設けられ、前記普通図柄始動スイッチからの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0020】普通図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の当たり状態の場合には、センターケース4の直下位置に配設した普通電動役物15の開閉翼片16,16が約0.5秒拡開して、図柄始動領域14の開口度を拡開させ、球が入り易い状態に変換する。すなわちこの普通電動役物15の球入口は、特別図柄表示装置6を駆動するための、図柄始動領域14となる。また、普通電動役物15内には、球検出構成を構成する光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS (図3参照)が備えられ、該始動スイッチS による球通過検知に伴って、特別図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示し、所定の図柄を停止表示することとなる。
【0021】前記普通電動役物15のさらに下方には、特定領域25を有する大入賞口23を備え、蓋体24をソレノイドにより開閉制御することにより大入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する変動入賞装置22が配設されている。そして、特別図柄表示装置6が所定の組み合わせで表示されて、大当たりとなると、蓋体24が開いて、その開放状態で蓋体24上面が案内作用を生じて、大入賞口23へ遊技球を案内すると共に、特定領域25に遊技球が入ると、役物連続作動スイッチ(図3参照)による球検知によって、連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される。
【0022】次に上記パチンコ遊技機1の作動につき説明する。前記図柄始動領域14から遊技球が流入すると、景品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動する。尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによる球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLEDが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLEDは図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少する。
【0023】この特別図柄表示装置6が駆動すると、特別図柄A,B,Cは変動開始し、約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当たりが発生し、サウンドジェネレーター(図3参照)がファンファーレを発すると共に、後述するように10秒程度の待機時間経過後に、変動入賞装置22の大入賞口開放ソレノイド(図3参照)が駆動して、蓋体24が前方に傾動して大入賞口23が開放する。この開放は、10カウントスイッチ(図3参照)の検知に基づく10個の遊技球の入賞検知がなされるか、所定時間が経過するまで継続される。また上述したように、大入賞口23の特定領域25を通過した時は、連続駆動し、その開放動作終了後に再び大入賞口23が開放する。この連続作動の回数は、初回開放を含め最高16回までとする。
【0024】かかる駆動タイミングを図4で示すタイムチャート図で説明する。先ず特別図柄表示装置6に表示された特別図柄A,B,Cが揃うと、3秒間の停止時間T 経過後、待機時間T (10秒間)が開始される。そして、該待機時間T の経過後に、蓋体24が開放駆動して大入賞口23が開口する。その開放時間T にあっては、最大29.5秒であり、それ以前にあっても10個入賞すると消化完了する。そして次に、役物連続作動有効時間T (約2秒)を含む待機時間T (3秒間)の経過後に再び大入賞口23が開放する。これが最大16回繰り返され、一連の特別利益作動(大当り作動)が終了する。尚、各回の開放作動を夫々特別利益作動の概念として把握することもできる。
【0025】かかる制御態様につき詳細に説明する。上述の特別図柄A,B,Cの図柄変動は、図3で示す中央制御装置CPU等からなるマイクロコンピュータにより構成される遊技制御装置により制御される。ここで、中央制御装置CPUには記憶装置ROM及び記憶装置RAMが接続される。この記憶装置RAMの記憶領域に、特別図柄始動スイッチ,普通始動スイッチからの球検知信号が所定個数を限度として記憶される。
【0026】さらには記憶装置ROMには、0〜426のコマからなる大当たり特別乱数Kが格納される。そして、図柄始動領域14に球が入って、特別図柄始動スイッチで球検出されると、その時点における乱数値が選出され、その内容が記憶装置RAMに記憶される。図柄が変動開始すると、記憶内容を調べ、図柄が低確率の場合は、「7」、高確率の場合は、「7」、「13」、「23」、「42」、「47」であれば当たり、それ以外はハズレとする。尚、確率変動は本発明の要部ではないので説明を省略する。
【0027】また記憶装置ROMには、大当たり特別乱数Kの結果により選定される大当たり図柄乱数Lと、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc が格納され、当たり,はずれに基づき停止図柄となる図柄を決定する。
【0028】さらにまた記憶装置ROMには、0〜28のリーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非リーチ状態のときと異なる変動表示態様の特殊なリーチ変動表示態様を複数種類備えていることから、いずれのリーチ変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定するものであり、大当たり図柄の場合、及びハズレ図柄であってA=Bの場合に選択される。この特殊変動表示態様としては、例えば、ロングリーチ,低速スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的停止,図柄の反転等の、種々の変動表示態様がある。
【0029】上述の各乱数を用いてなる、図柄表示態様を説明する。まず、図柄始動領域14を球が通過すると同時に大当たり特別乱数Kを選定し、当たり又ははずれを決定する。尚、この過程で、始動記憶数が満杯状態(4個)となっている場合には、図柄始動領域14を球が通過しても無効としたり、変動中の場合には、始動記憶数を一個加算する等の処理が行なわれる。そして、この図柄始動領域14への球通過、または始動記憶数の減算に基づき特別図柄表示装置6が変動する。
【0030】そして、大当たり特別乱数KがK=7が選定されて大当たりとなると、始動スイッチからの球検知信号の発生に伴って、又は始動記憶装置に記憶されている場合にはその記憶消化に伴って、特別図柄A,B,Cを変動させると共に、図3で示す大当たり図柄乱数Lから値を選出して、当たり図柄を決定する。さらにはリーチ乱数Nを抽選し、いずれの特殊変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定する。ここで、大当たり図柄乱数Lは、0〜14の15コマからなり、該コマに対応する当たり図柄を選出する。
【0031】そして、特別図柄A,Bを順次循環変動して停止させ、同一図柄となるようにしてリーチ状態とし、リーチ乱数Nにより指定された所定の特殊動作形態を実行した後に、特別図柄Cが図柄停止して、大当たり図柄乱数Lによりあらかじめ決定された、下段に示す「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,4」等の数字からなる同一図柄の組み合わせを特別図柄A,B,Cに表出し、当たり図柄態様となるようにする。そして、「大当たり」となって、上述の変動入賞装置22の作動が行われることとなる。
【0032】一方、Kが当たりコマでない場合には、ハズレとなり、特別図柄A,B,Cを変動させると共にハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc を順次選出し、特別図柄A,B,Cをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb から選出された図柄が、特別図柄A=Bとなった場合には、リーチ乱数Nを抽選して、所定のリーチ変動表示態様によるリーチ作動を発生させるようにし、当たり図柄が得られた場合は、再度、ハズレ図柄乱数を選出し直して、ハズレ図柄態様となるようにする。
【0033】上述の一連の特別図柄表示装置6及び普通図柄表示装置10の図柄変動制御、さらには次記する本発明の要部に係る予告報知手段の制御は図3で示す中央制御装置CPU等からなる遊技制御装置50によって構成される制御指令手段により実行される。この中央制御装置CPUは、制御動作を所定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMが接続されている。記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル、大当り遊技パターン及びランプ,LEDの表示パターン、スピーカからの効果音等を発生させるための音声発生パターン等の固定データが記憶されている。そして前記乱数テーブルには上述した各種の乱数が格納され、これにより、上述の各ステップに沿って、各抽選がなされる。
【0034】この中央制御装置CPUには入力ポートを介して特別図柄始動領域14に設けられた特別図柄始動スイッチ、普通始動スイッチ、大入賞口23内の10カウントスイッチ及び役物連続作動スイッチが接続され、各スイッチから送り出された信号を波形整形回路により波形整形して中央制御装置CPUに入力データとして伝えられ、その情報が記憶装置RAMに記憶される。また記憶装置RAMには特別図柄表示装置6で表示される特別図柄A,B,Cの停止表示態様を定めるデータ等を一時的に記憶する記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及び遊技制御装置50のワークエリア等が設けられている。この記憶装置RAMには、メモリにデータを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、中央制御装置CPUと記憶装置ROM,RAMとデータのやり取りを行なうデータバスとが接続される。
【0035】また、中央制御装置CPUには、音データを受けてアンプに出力するサウンドジェネレータが接続されている。この音データとして、上述したように、比較的単純な効果音が出力される。この効果音は本発明に係る続行支援図柄が表出したときにも用いられ得る。
【0036】さらに、中央制御装置CPUには、出力ポートを介して、制御する図柄制御装置51、上述した各種ソレノイド、始動記憶数表示装置8,11,装飾ランプ・LED等の周辺機器が接続される。この図柄制御装置51は、LCD可変表示用CPU及びドライバーとを備え、そのドライバーに液晶表示器からなる特別図柄表示装置6が接続され、その図柄を制御するようにしている。この図柄制御装置51の図示しない記憶装置には、液晶表示器(特別図柄表示装置6)への可変表示データ、その表示パターン及び大当り表示態様等の固定データが記憶されている。
【0037】次に本発明の要部につき説明する。本発明の要部にあっては、大入賞口23の開放をもたらす特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間を、あらかじめ予告報知する予告報知手段を備えている。
【0038】すなわち、大入賞口23の開放は、特別図柄表示装置6に表示された特別図柄A,B,Cが所定の同じ図柄の組み合わせになると大当りとなり、これに伴って、大入賞口が開放する特別利益作動が開始するが、この大当り表示から特別利益作動の開始までには10秒間程の待機時間T が発生する。そしてこの待機時間T により種々の作動準備がなされる。
【0039】ところでこの待機時間T は比較的長いので、特別利益作動が本当に開始されるのかどうか、遊技者は不安感を抱きがちとなり、かつその後に予告なく唐突に特別利益作動の開始されるため、遊技の連続性を損なう。さらには、この待機時間により大当りの達成感や緊張感が低落して興ざめとなる。そこで、予告報知手段を具備し、その開始点を事前に遊技者に報知すると共に、特別利益作動に向けての昂揚感を生じさせるようにしている。すなわち待機時間T 内で、特別利益作動の開始点よりも、数秒前に、該特別利益作動(大当り作動)の開始点までの時間を、あらかじめ予告報知し、その予告点到達と同時に、蓋体24を開放駆動して大入賞口23を開口する。
【0040】さらには、特別利益作動の終了点を報知して、緊張感を与えることも行なわれ得る。尚、この場合は待機時間T とは無関係である。さらには、本来、待機時間T のない特別利益作動にあっても、特別利益作動の開始前に開始報知するための待機時間を形成して、緊張感を高揚させるようにしても良い。すなわち、蓋体24は、その開放時間T にあっては、最大29.5秒である。そこで、この最大29.5秒が経過する直前の数秒前に、終了点を予告報知し、その予告点到達と同時に、蓋体24を閉鎖駆動して大入賞口23を閉口するようにしてもよい。この場合に、蓋体24は最大10個入ると閉鎖するから、この予告作動は、大入賞口23への入賞個数が10個未満の場合に発生することとなる。このように予告報知手段は、特別利益作動の終了を報知するためにも用いられ、これにより、遊技者に焦りを伴う緊張感を与えることとなる。
【0041】尚、ここで特別利益作動とは、図4で示す16回の大入賞口23の開口作動に至る一連の大当り作動を指すだけでなく、各回ごとの大入賞口23の開口作動を指すものと考えることができる。各概念に従うと、前者にあっては、開口の予告報知は1回目の直前にのみ予告報知するものとなり、後者にあっては、各回毎の大入賞口23の開口ごとに予告報知するものとなる。その終了の予告報知にあっても、前者では、16回目の大入賞口23の開口終了前にのみ予告報知するものとなり、後者にあっては、各回毎の大入賞口23の開口終了ごとに予告報知するものとなる。
【0042】次に、この予告報知手段の実施態様につき説明する。
【0043】[第一実施態様]図5で示すように、7セグメント表示器60を遊技盤3の盤面又はパチンコ遊技機1前面の遊技者に視認可能な位置に配設し、待機時間T 内で、特別利益作動の開始点(蓋体24の開口開始点)よりも、例えば3秒程度前で、「3」(図中イ),「2」(図中ロ),「1」(図中ハ),「0」(図中ニ)と順次カウントダウンし、その「0」表示と同時に、蓋体24を開放駆動して大入賞口23を開口する。このようにカウントダウンにより時間進行と共に到達点を劇的に示す手段にあっては、単に到達点を予告させるだけでなく、特別利益作動の開始又は終了に向けて、遊技者の緊張感を高揚させる。すなわち、特別利益作動の開始の場合には祝祭的気分で精神が高揚することとなる。
【0044】または、同様に蓋体24の閉口は、その開放時間T にあっては、最大29.5秒である。そこで、この最大29.5秒が経過する直前の例えば3秒程度前で、「3」(図中イ),「2」(図中ロ),「1」(図中ハ),「0」(図中ニ)と順次カウントダウンし、その「0」表示と同時に、蓋体24を閉鎖駆動して大入賞口23を閉口するようにしてもよい。このように予告報知手段は、特別利益作動の終了を報知するためにも用いられ、これにより、遊技者に焦りを伴う緊張感を与えることとなる。
【0045】而して、このカウントダウンは時間進行と共に到達点を示す手段として好適であり、これにより特別利益作動の開始又は終了に向けて緊張感が高揚する。
【0046】この表示手段として、特別図柄表示装置6を用いることができる。この場合に、液晶表示装置,ドットマトリックス、カラー液晶TV等、多くの情報表示が可能な特別図柄表示装置6を用いることにより、カウントダウンをさらに装飾的かつダイナミックに演出することができ、遊技者の緊張感や祝祭的気分をさらに昂揚させることができる。
【0047】[第二実施態様]図6で示すように、図中四つの発光ダイオード62を上下方向に列設してなる表示器61を用いるようにしても良い。この表示器61も遊技盤3の盤面又はパチンコ遊技機1前面の遊技者に視認可能な位置に配設される。
【0048】そして待機時間T 内で、特別利益作動の開始点又は/及び終了点よりも、3秒程度前で、時間の経過と共に段階的に発光ダイオード62を点灯維持し(図中イ〜ハ参照)、最終位置の発光ダイオード62aも点灯した時点(図中ニ参照)を特別利益作動の開始点又は/及び終了点到達とする。この構成にあって、発光ダイオード62を順次点滅させ、点灯した発光ダイオードを順次上方へ移動して、最終位置の発光ダイオード62aが点灯した時点を特別利益作動の開始点又は/及び終了点到達としても良い。
【0049】ここで表示要素として、発光ダイオードに換え、時間進行を示すマーク等を用いて、特別図柄表示装置6で表示するようにしても良い。
【0050】[第三実施態様]予告報知手段として、図7で示すように、定められた報知開始時から作動開始時又は/及び作動終了時に至る待機時間に対応する最大長さの可変スケールバー64を遊技機の視認可能位置に表示するようにしても良い。この可変スケールバー64は、あらかじめ白抜きのスケール枠65内に表示される。すなわち、報知作動が開始されると、特別図柄表示装置6に出現し、可変スケールバー64が、スケール枠65内の左端から表われて(図中イ参照)、時間の進行にともない図7矢線方向へ伸出し、スケール枠65全体が可変スケールバー64で塗りつぶされた時点(図中ロ参照)を特別利益作動の開始点又は/及び終了点とする。尚、図8で示すように、上述した第二実施態様のように、表示要素66が右方向へ段階的に、増えてゆく態様とし、その表示要素66群で可変スケールバー64を形成するようにしても良い(かかる構成は第二実施態様の範ちゅうとして捉えることもできる。)。さらには、到達点を明示するため、スケール枠65を用いないで、可変スケールバー64の伸出領域に沿って、あらかじめ目盛りや特別利益作動の開始点又は/及び終了点を表示するようにしても良い。
【0051】[第四実施態様]予告報知手段は、上述した表示要素列や、可変スケールバー6による表現は視覚によって報知するものであるが、音声により報知するものとしても良い。この場合に、「3」,「2」,「1」,「0」のカウントダウンを音声で発したり、さらには、、始めは音階の同じ音を鳴らしていき、最終時には前記音階とは異なる音階の音を鳴らすと同時に、大入賞口を開放又は閉鎖する。また、全ての音を異なる音階で鳴らしたり、メロディなどにしてもよい。この音声による報知は、特別図柄表示装置6等の表示機能を用いた視覚による報知と共に、実行するようにしても良い。
【0052】[その他]上述の実施例では、遊技者に利得をもたらす一連の特別利益作動が、本実施例のように、大入賞口23の開口をともなうものであるパチンコ遊技機1において、予告報知手段による特別利益作動の開始点又は/及び終了点の到達報知と同期して大入賞口23を開口させるようにしている。このように、特別利益作動の開始点又は/及び終了点の到達報知と同期して大入賞口23を開口させることにより、予告報知手段の進行を見ながら、到達前に打球を大入賞口に集めるように打つ等の、戦略的準備が可能となり、これにより遊技者にとって、予告報知手段がさらに意義あるものとなる。
【0053】上述の各実施態様は、大当りにより、大入賞口23が開口するいわゆる第一種パチンコ遊技機に係るものであるが、飛行機台といわれる第二種パチンコ遊技機にあっては役物内の誘導機構の状態が変化する一連の特別利益作動(大当り作動)の開始又は終了に適用できる。または、いわゆる権利ものといわれる第三種パチンコ遊技機にあって、遊技機の普通電役や、大入賞口など遊技状態が変化する一連の作動を特別利益作動と把握してその開始又は終了を予告報知するようにしても良い。
【0054】また、本来、待機時間を有しない特別利益作動にあっても、あえて、事前に予告報知するために待機時間を設け、その特別利益作動の開始点又は/及び終了点を盛り上げるようにしても良い。さらには、本発明は、パチンコ遊技機以外の遊技機にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、大当り作動等の遊技者にとって利益となる一連の特別利益作動が実行される遊技機において、7セグメント表示器等の予告報知手段を、遊技盤の盤面又はパチンコ遊技機1前面の遊技者に視認可能な位置に配設し、特別利益作動の開始又は/及び終了に先立って、該特別利益作動の開始点又は/及び終了点までの時間を、あらかじめ予告報知するようにしたものであるから、次の効果がある。
【0056】) 待機時間を利用して特別利益作動の開始点があらかじめ報知されるから、該特別利益作動に先だって待機時間を有する遊技機にあっては、待機時間が有用なものとなる。また、該待機時間中に、開始情報が与えられるから、特別利益作動の開始が確信され、無用な不安感を与えることが無い。尚、本発明は、本来待機時間を有しない特別利益作動にも適用され得る。
【0057】) 特別利益作動の開始又は/及び終了に向かって、その精神的準備期間が与えられ、これにより緊張感や昂揚感が向上する。すなわち、特別利益作動の開始の場合には祝祭的気分で精神が高揚することとなり、終了の場合には、遊技者に焦りを与えて、緊張が高まる。
【0058】) 特別利益作動の開始又は/及び終了に対応した戦略的遊技が可能となり、遊技の興趣が増大する。




 

 


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