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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−239032(P2001−239032A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−56161(P2000−56161)
出願日 平成12年3月1日(2000.3.1)
代理人 【識別番号】100099254
【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 AA31 AA42 BA32 BC02 BC12 
発明者 水野 雅裕
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 予め設定した複数の遊技結果を入賞として賞遊技媒体数毎にそれら遊技結果を判定する賞遊技媒体数判定手段と、賞遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、該払出手段により払い出された賞遊技媒体を1個ずつ検知する払出検出手段と、上記払出手段により払い出すべき賞遊技媒体数を設定するとともに、その設定した賞遊技媒体数を上記払出検出手段が賞遊技媒体を検知する毎に1ずつ減算する払出カウンターと、上記各遊技結果毎に発生回数を加算記憶するとともに該遊技結果に対する賞遊技媒体数を上記払出カウンターに設定する毎に1ずつ減算記憶する賞遊技媒体数毎の複数の記憶領域を所定の配列で設けた払出テーブルと、上記払出カウンターに設定された賞遊技媒体数を払い出すよう上記払出手段を制御する払出制御手段とを備え、上記払出カウンターは、該払出カウンターの値が0であり、且つ、上記複数の記憶領域の何れかに遊技結果の発生回数に関する記憶があることを条件に、上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列に基づいて所定の順序で遊技結果の発生回数に関する記憶のある記憶領域のデータを読み込み該データに基づいて賞遊技媒体数を設定する遊技機において、上記記憶領域の配列に基づく読み込みの順序を、上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータを読み込むよう設定するとともに、上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列順を、発生回数が相対的に多くなる可能性の高い遊技結果の記憶領域が、発生回数が相対的に少なくなる可能性の高い遊技結果の記憶領域より上位となるよう変更することを特徴とする遊技機。
【請求項2】 第1の遊技結果及び第2の遊技結果を含む所定の遊技結果を入賞として賞遊技媒体数毎にそれら遊技結果を判定する賞遊技媒体数設定手段と、賞遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、該払出手段により払い出された賞遊技媒体を1個ずつ検知する払出検出手段と、上記払出手段から払い出すべき賞遊技媒体数を設定するとともに、その設定した賞遊技媒体数を上記払出検出手段が賞遊技媒体を検知する毎に1ずつ減算する払出カウンターと、上記第1の遊技結果の発生回数を加算記憶するとともに該第1の遊技結果に対する賞遊技媒体数を上記払出カウンターに設定する毎に1ずつ減算記憶する第1の記憶領域と、上記第2の遊技結果の発生回数を加算記憶するとともに該第2の遊技結果に対する賞遊技媒体数を上記払出カウンターに設定する毎に1ずつ減算記憶する第2の記憶領域とを含む賞遊技媒体数毎の複数の記憶領域を設けた払出テーブルと、上記払出カウンターに設定された賞遊技媒体数を払い出すよう上記払出手段を制御する払出制御手段とを備え、上記払出カウンターは、該払出カウンターの値が0であり、且つ、上記複数の記憶領域の何れかに遊技結果の発生回数に関する記憶があることを条件に、上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列に基づいて所定の順序で遊技結果の発生回数に関する記憶のある記憶領域のデータを読み込み該データに基づいて賞遊技媒体数を設定する遊技機において、上記記憶領域の配列に基づく読み込みの順序を、上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータを読み込むよう設定するとともに、上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列順を、上記第1の遊技結果の発生回数が上記第2の遊技結果の発生回数より相対的に多くなる可能性が高い遊技状態では、該第1の記憶領域を上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列順の上記第2の記憶領域よりも上位に配置し、上記第2の遊技結果の発生回数が上記第1の記憶結果の発生回数より相対的に多くなる可能性が高い遊技状態では、該第2の記憶領域を上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域の配列順の上記第1の記憶領域よりも上位に配置するよう遊技状態によって入れ替えることを特徴とする遊技機。
【請求項3】上記払出テーブルにおける上記複数の記憶領域は、当該遊技機で許容される最小賞遊技媒体数から最大賞遊技媒体数までの各賞遊技媒体数毎に用意されている請求項1または2に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、賞遊技媒体数の異なる複数の遊技結果に対し、遊技状態によって賞遊技媒体払出の順序を変更可能とした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機においては、例えばパチンコ遊技機の場合、遊技盤に設けられた入賞口に遊技球が入ることによって入賞が発生し、入賞した遊技球すなわち入賞球が、異なる賞球数毎に入賞球検知手段によって検知されて、入賞口毎に割り振られた賞球数に対応したコードが主制御用の主基板から賞球払出制御用の払出制御基板に制御コマンドとして送信され、払出制御基板でその制御コマンドが解析されて、払出カウンターに賞球数がセットされ、そのセットとされた賞球数が賞球払出装置より払い出される。
【0003】そして、その賞球払出の順序は、例えば特許第1974230号掲載公報等に示された例では、賞球数毎の記憶エリアに賞球情報をそれぞれ記憶し、予め決定された優先順位に従って賞球を払い出すというものであり、また、例えば特許第2108567号掲載公報、特許第2566127号掲載公報、特許第2582824号掲載公報、特許第2615387号掲載公報、特許第2617099号掲載公報、特許第2785012号掲載公報等に示された例では、賞球数の多い方か少ない方のいずれかの賞球情報を記憶し、その記憶した方の賞球数を優先して払い出すというものであり、特許第2070359号掲載公報、特許第2615388号掲載公報、特許第2615389号掲載公報等に示された例では、賞球数の少ない方の賞球情報を記憶して、そちらを優先して払い出すというものであり、特許第2684026号掲載公報等に示されたものは、賞球数の多い方の賞球情報を記憶して、そちらを優先して払い出すというものである。
【0004】つまり、従来の遊技機における賞球払出は、例えば賞球数が5個と15個の2種類の場合に、例えば賞球数5個の方の入賞球の賞球情報がテーブルの賞球数エリアに記憶され、あるいは賞球数5個と賞球数15個のそれぞれの入賞球の賞球情報がテーブルのそれぞれのエリアに記憶される。そして、例えば賞球数5個と賞球数15個のそれぞれの入賞球の賞球情報がテーブルのそれぞれのエリアに記憶される場合に、例えば、賞球数5個の賞球数エリアの記憶されたデータが2であって、更に賞球数5の入賞球が検知されれば、賞球数5個のエリアのデータは1加算されて3となる。そして、検知された入賞球は全て集合樋により一箇所に集められ、1個づつ入賞球処理装置に送られて、入賞処理装置から1個ずつ排出され、その排出された入賞球が検知されて、入賞球1個検知毎に、プログラミングされた所定の順序で賞球数が上記テーブルから検索され、その検索された賞球数が賞球払出装置から払い出される。そして、その検索順序は例えば、賞球数5個の入賞、6個の入賞、7個の入賞・・・13個の入賞、14個の入賞、15個の入賞の順とされる。その場合、入賞の順序が例えば賞球数15個の入賞、5個の入賞、15個の入賞、5個の入賞、5個の入賞であれば、賞球数5個のエリアのデータが最大で3となり、賞球数15個のエリアのデータが最大で2となって、賞球数5個が3回、賞球数15個が2回払い出されることになるが、払出順序として賞球数5個のデータが優先されるため、例えば賞球数5個が3回続いて払い出された後初めて賞球数15個の分が払い出されることになる。つまり、賞球数15個の入賞がいくら発生しても、賞球数5個の入賞がいくつか発生してしまうと、賞球数5個のエリアにデータがある限りは賞球数5個入賞に対する払い出しが優先されてしまうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の遊技機にあっては、例えば賞球数が5個と15個の2種類の場合に、例えば賞球数5個の払い出しが優先されるため、賞球数15個の入賞がいくら発生しても、賞球数5個の入賞がいくつか発生してしまうと、賞球数5個のエリアにデータがある限りは15個の払い出しは後回しにされてしまうことになる。つまり、従来の遊技機では、入賞となる所定の遊技結果が一度に多く発生した場合に、予め決定された順序に従ってどちらかの賞球数が優先して払い出され、その優先して払い出される方の賞球数の払い出しが全て終了するまで、もう一方の賞球数の払い出しは行われないため、例えば賞球数15個の入賞が発生したにも拘わらず、後で発生した賞球数5個の方の払い出しが続くことになる。そのため、例えば賞球数15個の入賞が発生したはずであるにも拘わらず払い出されないといった疑念を遊技者が抱く場合がある。
【0006】したがって、賞遊技媒体数の異なる複数の遊技結果に対し、遊技状態に応じて適正な順序で賞遊技媒体を払い出せるようにすることが課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するため、記憶領域の配列に基づく読み込みの順序を、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータを読み込むよう設定するとともに、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順を、発生回数が相対的に多くなる可能性の高い遊技結果の記憶領域が、発生回数が相対的に少なくなる可能性の高い遊技結果の記憶領域より上位となるよう変更するものである。
【0008】すなわち、請求項1に係る遊技機は、予め設定した複数の遊技結果を入賞として賞遊技媒体数毎にそれら遊技結果を判定する賞遊技媒体数判定手段と、賞遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、該払出手段により払い出された賞遊技媒体を1個ずつ検知する払出検出手段と、払出手段により払い出すべき賞遊技媒体数を設定するとともに、その設定した賞遊技媒体数を払出検出手段が賞遊技媒体を検知する毎に1ずつ減算する払出カウンターと、各遊技結果毎に発生回数を加算記憶するとともに該遊技結果に対する賞遊技媒体数を払出カウンターに設定する毎に1ずつ減算記憶する賞遊技媒体数毎の複数の記憶領域を所定の配列で設けた払出テーブルと、払出カウンターに設定された賞遊技媒体数を払い出すよう払出手段を制御する払出制御手段とを備え、払出カウンターは、該払出カウンターの値が0であり、且つ、複数の記憶領域の何れかに遊技結果の発生回数に関する記憶があることを条件に、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列に基づいて所定の順序で遊技結果の発生回数に関する記憶のある記憶領域のデータを読み込み該データに基づいて賞遊技媒体数を設定する遊技機において、記憶領域の配列に基づく読み込みの順序を、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータを読み込むよう設定するとともに、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順を、発生回数が相対的に多くなる可能性の高い遊技結果の記憶領域が、発生回数が相対的に少なくなる可能性の高い遊技結果の記憶領域より上位となるよう変更することを特徴とする。
【0009】この遊技機において、入賞となる遊技結果が発生すると、賞遊技媒体情報(賞遊技媒体数等)が設定され、払出テーブルの賞遊技媒体数毎の記憶領域に発生回数が加算記憶され、払出カウンターの値が0であり、且つ、複数の記憶領域の何れかに遊技結果の発生回数に関する記憶があることを条件に、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して遊技結果の発生回数に関する記憶のある最上位の記憶領域のデータが読み込まれ、該データに基づいて賞遊技媒体数が払出カウンターに設定され、その払出カウンターに設定された賞遊技媒体数が払出手段により払い出される。そして、払出カウンターに賞遊技媒体数が設定される毎に、払出テーブルにおける上記データを読み込んだ記憶領域の記憶値が減算記憶される。そして、払出カウンターの値が0になれば、その同じ記憶領域にデータがある限り、またその同じ記憶領域のデータが読み込まれて、払出カウンターが再度設定され、同じ賞遊技媒体数の払い出しが繰り返される。そして、その記憶領域にデータが無くなれば、次に記憶がある記憶領域の最上位となる記憶領域からデータが読み込まれる。
【0010】こうして所定の順序で払い出しが行われる。そして、上記払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順が、発生回数が相対的に多くなる可能性の高い遊技結果の記憶領域が、発生回数が相対的に少なくなる可能性の高い遊技結果の記憶領域より上位となるよう遊技状態によって変更される。そのため、賞遊技媒体数の異なる複数の遊技結果に対し、状況に応じて適正な順序で賞遊技媒体を払い出すことが可能となり、特定の入賞となるべき所定の遊技結果(例えば賞球数15個の入賞)が発生したはずであるにも拘わらず相当分の賞遊技媒体が払い出されないといった疑念を遊技者に与えるのを防止することができ、遊技者と遊技店との無用なトラブルの発生を未然に防止することができる。
【0011】また、請求項2に係る遊技機は、第1の遊技結果及び第2の遊技結果を含む所定の遊技結果を入賞として賞遊技媒体数毎にそれら遊技結果を判定する賞遊技媒体数判定手段と、賞遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、該払出手段により払い出された賞遊技媒体を1個ずつ検知する払出検出手段と、払出手段から払い出すべき賞遊技媒体数を設定するとともに、その設定した賞遊技媒体数を払出検出手段が賞遊技媒体を検知する毎に1ずつ減算する払出カウンターと、第1の遊技結果の発生回数を加算記憶するとともに該第1の遊技結果に対する賞遊技媒体数を払出カウンターに設定する毎に1ずつ減算記憶する第1の記憶領域と、第2の遊技結果の発生回数を加算記憶するとともに該第2の遊技結果に対する賞遊技媒体数を払出カウンターに設定する毎に1ずつ減算記憶する第2の記憶領域とを含む賞遊技媒体数毎の複数の記憶領域を設けた払出テーブルと、払出カウンターに設定された賞遊技媒体数を払い出すよう払出手段を制御する払出制御手段とを備え、払出カウンターは、該払出カウンターの値が0であり、且つ、複数の記憶領域の何れかに遊技結果の発生回数に関する記憶があることを条件に、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列に基づいて所定の順序で遊技結果の発生回数に関する記憶のある記憶領域のデータを読み込み該データに基づいて賞遊技媒体数を設定する遊技機において、記憶領域の配列に基づく読み込みの順序を、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータを読み込むよう設定するとともに、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順を、第1の遊技結果の発生回数が第2の遊技結果の発生回数より相対的に多くなる可能性が高い遊技状態では、該第1の記憶領域を払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順の第2の記憶領域よりも上位に配置し、第2の遊技結果の発生回数が第1の記憶結果の発生回数より相対的に多くなる可能性が高い遊技状態では、該第2の記憶領域を払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順の第1の記憶領域よりも上位に配置するよう遊技状態によって入れ替えることを特徴とする。
【0012】この場合、払出テーブル及び払出カウンターによる処理は基本的に請求項1に係る上記遊技機と同様で、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータが読み込まれ、読み込まれた順序で払い出しが行われる。そして、払出テーブルにおいて、複数の記憶領域の配列順が、第1の遊技結果の発生回数が第2の遊技結果の発生回数より相対的に多くなる可能性が高い遊技状態では、該第1の記憶領域が払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順の第2の記憶領域よりも上位の配置となり、第2の遊技結果の発生回数が第1の記憶結果の発生回数より相対的に多くなる可能性が高い遊技状態では、該第2の記憶領域が払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順の第1の記憶領域よりも上位の配置となるよう遊技状態によって入れ替えられる。こうして賞遊技媒体数の異なる複数の遊技結果に対し、発生回数が多くなる遊技結果に対する賞遊技媒体数の払い出しを優先して行うようにできる。
【0013】また、請求項3に係る遊技機は、請求項1または2に係る上記遊技機において、払出テーブルにおける複数の記憶領域が、当該遊技機で許容される最小賞遊技媒体数から最大賞遊技媒体数までの各賞遊技媒体数毎に用意されているというものである。この場合、所定の遊技結果に対する賞遊技媒体数を変更するのに、同じ払出テーブルを用い、プログラムを変更するだけで迅速に対処することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態の具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機(パチンコ遊技機)の盤面構成を示している。図において1は遊技盤で、その前面(遊技盤面)の略中央には、所定の検出信号に基づいて図柄を変動表示する特別図柄表示器2が設けられ、この特別図柄表示器2の中央最頂部に天入賞口3が設けられている。そして、特別図柄表示部2のほぼ真下には、特別図柄表示部2の図柄変動開始のための始動信号を検出する始動スイッチ(後述の第1種始動口スイッチ)を備えた第1種始動口4が設けられ、この第1種始動口4の直ぐ下には、上記特別表示器2の図柄が所定の態様となることによって開放する大入賞口5が設けられている。さらに、上記第1種始動口4の左右両側には左袖入賞口6と右袖入賞口7が、また、上記大入賞口5の左右両側には左下入賞口8と右下入賞口9が設けられている。
【0016】図2に示すように遊技盤1の背面には、遊技盤面の上記各入賞口に流入(入賞)した入賞球(入賞遊技媒体)を検出する第1種始動口スイッチ11、大入賞口スイッチ12、左袖入賞口スイッチ13、右袖入賞口スイッチ14、左下入賞口スイッチ15、右下入賞口スイッチ16、天入賞口スイッチ17といった各種入賞球検出スイッチや、大入賞口ソレノイド18等の電動装置や、入賞球が通過する通路等が設けられた集合板20が取り付けられている。遊技盤面上の入賞領域である各入賞口に入賞した入賞球は全て、遊技盤1の背面に設けられた上記各種検出スイッチのうちの何れかによって検出されることになる。これら検出スイッチのうち、大入賞口スイッチ12のみは、賞球(賞遊技媒体)15個払出の入賞球を検出するのに用いられ、残りの、第1種始動口スイッチ11、左袖入賞口スイッチ13、右袖入賞口スイッチ14、左下入賞口スイッチ15、右下入賞口スイッチ16、天入賞口スイッチ17といった検出スイッチは、賞球5個払出の入賞球を検出するのに用いられるものである。つまり、上記各入賞口のうち、大入賞口5は賞球数15個の設定とされ、残りの天入賞口3、第1種始動口4、左袖入賞口6、右袖入賞口7、左下入賞口8及び右下入賞口9は、賞球数5個の設定とされているのである。
【0017】大入賞口5は、特別図柄表示器2の図柄が所定の態様となった場合に、上記大入賞口ソレノイド18によって開放されるものであって、この大入賞口5が開放している遊技状態を大当たりと称し、大入賞口5が閉じている遊技状態を通常遊技状態と称している。通常遊技中は、大入賞口5は閉じているため、賞球15個払出の入賞球が検出される遊技結果(第1の遊技結果)の発生回数は少なくて、賞球5個払出の入賞球が検出される遊技結果(第2の遊技結果)の発生回数が相対的に多くなる可能性が高い。逆に大当たり中は、遊技球が賞球数15個の大入賞口5に入る可能性が非常に高いため、賞球5個払出の入賞球が検出される遊技結果(第2の遊技結果)の発生回数は通常遊技中と変わらないものの、賞球15個払出の入賞球が検出される遊技結果(第1の遊技結果)の発生回数が相対的に多くなる可能性が高い。
【0018】遊技機は、入賞領域への遊技球(遊技媒体)の入賞に伴い遊技者に賞品としての遊技球すなわち賞球を払い出す賞球払出装置(賞遊技媒体払出装置)を備えている(図示せず)。賞球払出装置は裏セット機構板(図示せず)に配設され、そのスクリュー下方の排出通路には賞球払出センサ(図示せず)が設けられている。
【0019】遊技機の裏セット機構板には、また、各種制御基板が配設されている。図3はそれら各種基板等の配線系統ブロックダイヤ図である。図3において、21は遊技内容等に伴うLEDランプ等の点灯、点滅、消灯を制御するランプ制御基板、22は遊技内容等に伴う効果音等の制御を行う音声制御基板、23は遊技媒体の発射や払い出し等を制御する払出制御基板、24は図柄変動を制御する図柄制御基板(特別図柄制御基板)、25は遊技盤面に於ける遊技内容等の制御をする主基板、26は各基板へ電力を供給する電源基板である。
【0020】ランプ制御基板21、音声制御基板22、払出制御基板23及び図柄制御基板24は、主基板25からの制御コマンドを受けて各種状態に応じた制御信号を出力する。すなわち、ランプ制御基板21は、主基板25からの制御コマンドを受けてランプ制御分配基板27に制御信号を出力し、ランプ制御分配基板27に繋がれた全ランプの点灯、点滅、消灯を制御する。そして、音声制御基板22は、主基板25からの制御コマンドを受けてスピーカ中継基板28に制御信号を出力し、スピーカ中継基板28に繋がれたスピーカの音声出力を制御する。また、払出制御基板23は、主基板25からの制御コマンドを受けて払出中継基板29に制御信号を出力し、払出中継基板29に接続された賞球払出装置(賞遊技媒体払出機構部)を制御する。払出制御基板23はまた、発射装置駆動基板30を介して発射装置を制御する。また、図柄制御基板24は、主基板25からの制御コマンドを受けて図柄表示器を制御する。
【0021】賞球払出装置は、上記第1種始動口スイッチ11、大入賞口スイッチ12、左袖入賞口スイッチ13、右袖入賞口スイッチ14、左下入賞口スイッチ15、右下入賞口スイッチ16、天入賞口スイッチ17といった各種入賞球検出スイッチからの検出信号が盤面中継基板31を介して主基板25に入力され、主基板25から払出制御基板23に払出制御コマンドが出力されることにより、払出中継基板29を介して制御される。その賞球払出の具体的な制御および動作は次のとおりである。
【0022】各入賞口(3〜9)に入賞した遊技球は、盤面裏側に設けられた入賞球検出スイッチ(11〜17)によって検出され、その検出信号は中継基板(盤面中継基板31)を介して主基板25へ送られる。
【0023】入賞球検出スイッチ(11〜17)からの検出信号を受け、主基板25では各入賞口検出スイッチ毎に設定された入賞データ(賞遊技媒体情報)に対応したコードを払出制御コマンドとして払出制御基板23へ送信する。
【0024】払出制御基板23では、入賞球毎に、受信した制御コマンドを解析し、その制御コマンドに基づく入賞データ(入賞球数)を、払出テーブルに設けられた賞球数毎の記憶領域のデータ(入賞球数)に加算して記憶する。
【0025】払出テーブルは、基本的には図4に示すように、当該遊技機で許容される最大賞球数である例えば賞球数(払出数)15個の入賞球数(遊技結果の発生回数)を記憶する記憶領域(第1の記憶領域)を最上位として、以下、賞球数14個の記憶領域、賞球数13個の記憶領域・・・賞球数5個の記憶領域(第2の記憶領域)・・・賞球数2個の記憶領域、最小賞球数である賞球数1個の記憶領域の順に、各記憶領域が配列されたものである。
【0026】この実施の形態の遊技機において、払出テーブルは上述のように賞球数15個から賞球数1個までの各賞球数毎に15種類の記憶領域が設けられている。但し、実際に使用する記憶領域はその一部であってよく、例えば賞球数15個の記憶領域と賞球数5個の記憶領域のみを使用するようにでき、また、適宜変更できる。
【0027】そして、払出テーブルに記憶された入賞データに基づいて払出カウンターに払い出すべき賞球数が順次設定されて、払出制御基板23から払出中継基板29を介して賞球払出装置の払出モータへ駆動信号が送信され、払出カウンターに設定された賞球数が賞球払出装置(払出手段)により払い出される。そして、払い出された賞球が賞球払出センサ(払出検出手段)により検出される都度、払出カウンターが1減算される。払出モータは、駆動信号が送信されると、満杯異常・賞球切れ異常の状態でないことを確認の上、作動を開始する。払出モータは、48ステップで1回転するステッピングモータで構成されたもので、このモータにスクリューが直結され、スクリューは2条の球通路から流れ込んだ遊技球を保持して、モータが180度すなわち1/2回転すると、遊技球を1個ずつ排出通路側に払い出す。
【0028】払出カウンターの設定は、払出カウンターの値が0であり、且つ、何れかの記憶領域に記憶されたデータがあることを条件に実行され、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列の上位より順に巡回して記憶のある最上位の記憶領域のデータが読み込まれ、そのデータに基づく賞球数が払出カウンターに設定される。そして、払出カウンターに賞球数が設定される毎に、そのデータを読み込んだ記憶領域の記憶値が減算されて記憶される。そして、払出カウンターの値が0になれば、その同じ記憶領域にデータがある限り、またその同じ記憶領域のデータが読み込まれて、払出カウンターが再度設定され、同じ賞遊技媒体数の払い出しが繰り返される。そして、その記憶領域にデータが無くなれば、上記所定の順序において次に記憶がある記憶領域のデータが読み込まれる。
【0029】この実施の形態では、例えば賞球数15個の入賞となる遊技結果の発生回数が賞球数5個の入賞となる遊技結果の発生回数より大きくなる可能性が高い場合と、賞球数5個の入賞となる遊技結果の発生回数が賞球数5個の入賞となる遊技結果の発生回数より大きくなる可能性が高い場合とで、次のように賞球払出の順序が変更される。
【0030】すなわち、大当たり中等で賞球数15個の入賞の発生回数の方が多くなる状態では、図4の(a)に示すように、賞球数15個の入賞を記憶する第1の記憶領域が、払出テーブルにおける配列順で、賞球数5個の入賞を記憶する第2の記憶領域よりも上位の配置のままで、その払出テーブルの記憶領域の配列の上位より順に巡回して、記憶のある最上位の記憶領域である賞球数15個の記憶領域のデータを読み込む。そして、「15」を払出カウンターにセットする。
【0031】また、通常遊技中で賞球数5個の入賞の発生回数の方が多くなる状態では、図4の(b)に示すように、第2の記憶領域が払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順の第1の記憶領域よりも上位の配置となるよう払出テーブルにおける配置を入れ替える。そして、払出テーブルの記憶領域の配列の上位より順に巡回して、記憶のある最上位の記憶領域である賞球数5の記憶領域のデータを読み込む。そして、「5」を払出カウンターにセットする。
【0032】このように払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順を遊技状態によって変更することにより、賞球数の異なる複数の遊技結果に対し、状況に応じて適正な順序で賞球を払い出すことが可能となり、特定の入賞となるべき所定の遊技結果(例えば賞球数15個の入賞)が発生したはずであるにも拘わらず相当分の賞球数が払い出されないといった疑念を遊技者に与えるのを防止することができ、遊技者と遊技店との無用なトラブルの発生を未然に防止することができる。
【0033】以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の技術的範囲を逸脱しない限り適宜構成を変更して実施することができる。例えば、上記実施の形態においては、払出テーブルにおいて上位に位置する第1の記憶領域の賞球数(賞遊技媒体数)を下位に位置する第2の記憶領域の賞球数(賞遊技媒体数)より多くするのを基本としたが、下位に位置する記憶領域の賞媒体数を上位に位置する賞媒体数より多くするのを基本としても良いものであり、15個、5個とした具体的な数値はこれに限定されないことも勿論である。
【0034】また、上記実施の形態は、パチンコ遊技機の場合を説明したものであるが、本発明は、パチンコ遊技機に限らず、スロットマシン等の他の遊技機にも適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上で説明したように本発明によれば、払出テーブルにおける複数の記憶領域の配列順を、発生回数が相対的に多くなる可能性の高い遊技結果の記憶領域が、発生回数が相対的の少なくなる可能性の高い遊技結果の記憶領域より上位となるよう遊技状態によって変更することにより、賞球数の異なる複数の遊技結果に対し、状況に応じて適正な順序で賞遊技媒体を払い出すことができ、例えば賞球数15個の入賞等特定の入賞となるべき所定の遊技結果が発生したはずであるにも拘わらず相当分の賞遊技媒体が払い出されないといった疑念を遊技者に与えるのを防止することができ、遊技者と遊技店との間に無用なトラブルが発生するのを未然に防止することができる。
【0036】また、払出テーブルにおける複数の記憶領域を、当該遊技機で許容される最小賞遊技媒体数から最大賞遊技媒体数までの各賞遊技媒体数毎に用意した場合には、所定の遊技結果に対する設定賞遊技媒体数を変更するのに、同じ払出テーブルを用い、プログラムを変更するだけで迅速に対処することが可能となる。




 

 


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