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発明の名称 パチンコ機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−239019(P2001−239019A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−56162(P2000−56162)
出願日 平成12年3月1日(2000.3.1)
代理人 【識別番号】100099254
【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外3名)
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 AA06 AA09 AA10 AA17 AA33 AA35 AA36 AA42 BC06 BC21 EB55 
発明者 繁田 正幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】所定条件を満たした場合に開放する可変入賞口と、該可変入賞口が開放終了するための閉口条件を選択する選択手段とを備えたパチンコ機であって、前記選択手段は、前記可変入賞口の所定の開放前から閉口までの間に選択することを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】所定の条件を満たした場合に開放する可変入賞口と、図柄表示装置に予め定められた図柄が表示された場合に前記可変入賞口を開放させる第1制御手段と、前記可変入賞口の開放中に所定の条件が成立するとき前記可変入賞口の開放が終了しても再度開放させる第2制御手段と、前記可変入賞口が開放を終了させるための複数の閉口条件を選択する選択手段とを備え、前記第1および第2制御手段の所定の開放開始前から開放終了前までの間に前記選択手段で上記可変入賞口の閉口条件を選択することを特徴とするパチンコ機。
【請求項3】可変入賞口が遊技者に不利な第1状態から有利な第2状態に変える第1制御手段と、前記第1状態から前記第2状態よりも遊技者にさらに有利な第3状態に変える第2制御手段と、前記可変入賞口が開放を終了させるための閉口条件を複数の閉口条件から選択する選択手段とを備え、前記第2制御手段の所定の開放開始前から開放終了前までの間に前記選択手段で前記閉口条件を選択することを特徴とするパチンコ機。
【請求項4】図柄を表示する図柄表示装置と、該図柄表示装置に予め定められた図柄が表示されると開放する第1可変入賞口と、該第1可変入賞口内に配置されている特定領域と、該特定領域に遊技球が通過後に所定の始動領域を通過することにより開放する第2可変入賞口と、該第2可変入賞口が開放を終了させるための複数の閉口条件を選択する選択手段を備え、前記第2可変入賞口のの所定の開放開始前から開放終了前までの間に前記選択手段で前記閉口条件を選択することを特徴とするパチンコ機。
【請求項5】前記閉口条件は、前記可変入賞口に入賞する遊技球の個数または前記可変入賞口の開放後の経過時間であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパチンコ機。
【請求項6】前記閉口条件は、前記選択手段により特定ラウンド毎に選択されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパチンコ機。
【請求項7】前記選択手段で選択された前記可変入賞口の前記閉口条件を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載パチンコ機。
【請求項8】前記表示手段は、当たり/外れを決定表示する特別図柄表示領域の近傍に表示するよう配置されていることを特徴とする請求項7に記載のパチンコ機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機、特に遊技球を使用して遊技盤上の入賞口に入賞させて遊技するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、遊技球を使用する大衆娯楽の1つであり、国内に広く普及している。現在、所定条件を満足したとき開放する可変入賞口を備えたパチンコ機が出回っている。このような可変入賞口を備えたパチンコ機の1例は、図柄表示装置内に所定の図柄が表示した場合に大入賞口が開放する第1種パチンコ機である。また、始動領域を遊技球が通過することにより大入賞口が所定回数開放し、このとき遊技球がこの大入賞口内の特定領域を通過すると、上述した所定回数よりも多い回数開放する第2種パチンコ機がある。さらに、図柄表示装置内に所定の図柄が表示すると特定入賞口(普通電動役物)が開放し、遊技球が特定入賞口内の特別装置作動領域を通過すると、始動口に入賞させることにより大入賞口が開放する第3種パチンコ機がある。
【0003】そして、その中で可変入賞口に該当するものは、上述した第1種、第2種および第3種パチンコ機の大入賞口、第3種パチンコ機の特定入賞口(普通電動役物)、さらにここでは紹介していないが、上述した第1種および第2種パチンコ機の中にも存在する普通電動役物がある。可変入賞口は、上述した種々の条件を満足すると、所定時間経過または所定個数遊技球が入賞するまで開放する機能を持っている。この機能を利用して、可変入賞口が開放した時のみ遊技者に特別な利益を獲得させる遊技機が出回っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来のパチンコ機では、上述した大入賞口が開放したときは、予め決まった(即ち、一定の)特別な利益を得るために遊技球を所定個数入賞させるだけの遊技を行わせているのみである。従って、この期間中には、遊技者が遊技に集中できていないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決し、大当たりで大入賞口または可変入賞口が開放したときも遊技者の注意を引きつけ、興趣を高めることが可能なパチンコ機を提供することを目的として考えられたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機は、遊技球が入賞する複数の入賞口と、所定条件を満たした場合に作動開始する可変入賞口と、この可変入賞口が作動を開始するための開始条件および作動を終了するための閉口条件を選択する選択手段とを備えるものであって、上述した可変入賞口の所定の作動開始前から作動終了前までに上述した選択手段で閉口条件を複数の条件から選択することを特徴とする。
【0007】また、本発明のパチンコ機の好適な実施形態によると、選択手段で選択された可変入賞口の閉口条件を表示する表示手段を有することを特徴とする。閉口条件は、閉口カウント乱数により選択されることを特徴とする。また、閉口カウント乱数には、1:1で所定図柄が割り当てられ、選択された図柄を上述した表示手段に表示することを特徴とする。この図柄は、複数種類用意され、可変入賞口の閉口条件を、上述した種類に応じて夫々異なる態様に設定することを特徴とする。さらに、閉口条件は、可変入賞口を通過する遊技球の個数および経過時間の組み合わせであることを特徴とする。また、表示手段は、当たり/外れを決定表示する特別図柄表示領域の近傍に表示するよう配置されていることを特徴とする。さらにまた、閉口条件は、各ラウンド毎にまたは複数ラウンド目毎に選択可能であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明によるパチンコ機の好適な実施形態の構成および動作を、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明によるパチンコ機の好適な実施形態の主要部である遊技盤の正面図を示す。このパチンコ機10は、コーナー飾り15および略円形の遊技盤(または遊技領域)20を有する。また、遊技盤20は、天入賞口21、特別図柄表示領域22、普通図柄作動ゲート23、センターケース24、遊技釘25、サイド飾り26、第1種始動口27、普通電動役物(兼第1種始動口)28、右袖入賞口29、左袖入賞口30、特別図柄記憶LED(発光ダイオード)31、左下入賞口32、右下入賞口33、可変入賞口である大入賞口34、変動入賞装置35、特定領域36およびアウト口44を含んでいる。また、センターケース24内には、上述した大入賞口34の閉口条件の表示部である判定図柄表示領域40、特別図柄表示領域22中の左領域41、中領域および右領域43を含んでいる。
【0010】このパチンコ機10において、遊技球(図示せず)が、図1にある遊技盤20内に打ち込まれ、その中の第1種始動口27(または普通電動役物28)に入賞すると、特別図柄表示領域22の特別図柄が変動を開始する。所定の変動後、図柄が停止したとき、大当たり図柄が揃っている場合は、大当たりとなる。次に、大当たり/外れの決定方法および上述した特別図柄に停止させる図柄の決定方法を説明する。
【0011】先ず、遊技球が第1種始動口27の始動口スイッチ(図示せず)を通過した時点で、「大当たり」か「外れ」かを決定する「大当たり乱数」(図2(A)参照)と、「大当たり図柄」を決定する「大当たり図柄乱数」(図2(B)参照)の値が取られる。図2(A)に示すように、「大当たり乱数」は、0〜199の200コマあり、この中で「7」を引いた場合に「大当たり」が決定する。従って、「大当たり」の確率は1/200である。図2(B)に示す「大当たり図柄乱数」においては、「0」〜「9」の10コマある。大当たり図柄乱数「0」を引いた場合には、「大当たり図柄」は「000」になる。乱数「1」を引いた場合には、大当たり図柄は「111」になる。以下同様にして、乱数「9」を引いた場合には、大当たり図柄は「999」になる。
【0012】変動開始となった時点における「大当たり乱数」の値を見て、「7」の場合は「大当たり」と決定され、次に「大当たり図柄乱数」の値を見る。そして、その大当たり図柄乱数値に該当する図柄が「大当たり図柄」と決定され、所定の変動が行われた後に、特別図柄表示領域22に表示される。また、「大当たり乱数」が「7」以外の場合には、「外れ」と決定される。
【0013】次に、図2(C)を参照して、「外れ図柄乱数」を説明する。この「外れ図柄乱数」は、この特定例では、A・B・C図柄用の3つある。変動開始時にそれぞれの乱数値をとって、それを「外れ図柄」に決定する。但し、それぞれの乱数値を見たときに、停止図柄が「大当たり図柄」になっていると、A図柄用の「外れ図柄乱数」の値をインクリメント(+1)して、常時外れ図柄を作成する。上述した「外れ図柄乱数」により、外れ図柄が決定すると、所定の変動が行われた後に特別図柄表示領域22に表示される。
【0014】「大当たり」となると、「大当たりファンファーレ」が鳴ると同時に特別図柄表示領域22に「大当たり画面」が表示される。この大当たり画面表示が終了すると、「第1R」、即ち第1ラウンドという表示が3秒間行われる。同時に、センターケース24内の判定図柄表示領域40に表示される「判定図柄」が変動を開始し、2秒間高速変動後に「1」〜「10」、「五」、「十」、「三十」の13種のいずれかの図柄が差し替えられて停止する。停止は、ラウンド終了時(ここではIR)まで行われる。なお、最終ラウンド終了時は無表示状態となる。また、上述した「第1R」の表示が行われている時間、同時に判定図柄が変動してから図柄停止後1秒までの3秒間を開放前インターバル時間とする。
【0015】次に、図2(D)を参照して、「1」〜「10」、「五」、「十」、「三十」のどの図柄を出現させるかの選択方法を説明する。選択方法は、「閉口カウント乱数」により選択される。この「閉口カウント乱数」は、「0」〜「12」の13通りある。乱数「0」が選択されると、図柄「1」になる。閉口カウント乱数「1」が選択されると、図柄「2」になる。閉口カウント乱数「2」が選択されると、図柄「3」になる。以下同様にして、閉口カウント乱数「9」が選択されると、図柄「10」になる。閉口カウント乱数「10」が選択されると、図柄「五」になる。閉口カウント乱数「11」が選択されると、図柄「十」になる。最後に、閉口カウント乱数「12」が選択されると、図柄「三十」になる。このように決定された図柄が、判定図柄表示領域40に表示される。「閉口カウント乱数」は、「第XR」の表示制御が開始された時点のものが選択される。なお、選択時期は、大入賞口の開放前から閉口前までなら何時でも良い。ここで、「開放前から閉口前」とは、開放が決定してから閉口命令が出る直前までをさし、本発明の実施形態では、開放前のインターバル時間から大入賞口が閉口する直前までをいう。
【0016】なお、判定図柄で、「1」〜「10」が選択された場合は、その数字分(即ち、「1」の場合は1個、また「8」の場合は8個)の遊技球が大入賞口に入賞すると閉口する。一方、図柄「五」、「十」および「三十」が選択された場合には、その漢数字の秒数分(即ち、「五」の場合には5秒間、また「三十」の場合には30秒間)だけ大入賞口34が開放する。このようにして、変化を持たせることにより、遊技者の注意を常に喚起または集中させることが可能になる。
【0017】上述した開放前インターバル時間の3秒経過後は、大入賞口34が開放し、開放後に表示された「判定図柄」の終了条件を満たすと、大入賞口34が閉口する。そして、大入賞口34が閉口するまでに遊技球が特定領域36を通過していた場合には、上述した開放前インターバル時間の3秒経過後、大入賞口が開放することを繰り返し行う。そして、この繰り返しが最高、例えば15回(16R)まで行なわれる。上述の特定実施形態では、ラウンド終了毎に「判定図柄」を抽選したが、4R毎とか、特定のR開始時とかに「判定図柄」を抽選しても良い。なお、上述した特定実施形態では、入賞個数または時間の制限のみ設けた。しかし、この他に、「特定領域を○個通過するまで」とか、「始動口に○個入賞するまで」とか種々の変形変更が可能であり、条件は上述したものに特に限定されない。
【0018】次に、4R毎に「判定図柄」を抽選する場合の例を説明する。第1R開始前に終了条件が決定する。そして、第1R目が終了した時点で遊技球が特定領域36を通過していると、第2R目に入るが、閉口条件は第1R目と同じである。第3R目および第4R目も同様である。そして、第5R目に終了条件を決め直す。決め直された条件が、第5R目〜第8R目まで適用されることになる。そして、第9R目と第13R目も同様に終了条件を決め直すことになる。
【0019】この実施形態のパチンコ機は、「判定図柄」により普通電動役物28または大入賞口34に入賞する個数、即ち利益量が左右されるものである。この技術思想は、第2種および第3種パチンコ機には勿論、普通電動役物28または大入賞口34を使用している機種には全て適用可能であることを当業者には容易に理解できよう。
【0020】以上、本発明によるパチンコ機の好適な実施形態の構成および動作を詳細に説明した。しかし、このような実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。
【0021】
【発明の効果】上述の説明から理解されるように、本発明のパチンコ機によると、次のような実用上の顕著な効果を有する。先ず、可変入賞口(例えば、大入賞口)に選択手段を備えることにより、同じ1回の大当たりでも可変入賞口の入賞数、即ち利益量に差を持たせることが可能になる。そして、閉口条件を種々に変更することにより、同じ「大当たり」でも変化を持たせて、遊技者の注意を引き付けて遊技を楽しくすることが可能である。さらに、判定図柄表示領域を、特別図柄表示領域の近傍に配置しているので、遊技者の注意を限られた領域に集中させることが可能である。
【0022】また、3種の特定入賞口に関しては、大入賞口を開放させるための権利が発生する特別装置作動領域の通過率が変わるので、前記利益量の差を持たせることは別で遊技を楽しませることができる。




 

 


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