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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−224800(P2001−224800A)
公開日 平成13年8月21日(2001.8.21)
出願番号 特願2000−41858(P2000−41858)
出願日 平成12年2月18日(2000.2.18)
代理人 【識別番号】100099254
【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA02 BA35 BC22 
発明者 水野 雅裕
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 入賞遊技媒体を検知する入賞遊技媒体検知手段と、入賞遊技媒体に対する賞遊技媒体の払い出しを行う賞遊技媒体払出装置と、入賞遊技媒体に関する賞遊技媒体情報に基づいて上記賞遊技媒体払出装置を制御する賞遊技媒体払出制御手段と、上記賞遊技媒体払出装置による賞遊技媒体の払い出しを報知する払出表示ランプと、該払出表示ランプの点灯を制御するランプ制御手段とを備え、上記賞遊技媒体払出制御手段は、複数の入賞遊技媒体に対する賞遊技媒体を連続して払い出すよう上記賞遊技媒体払出制御装置を制御する遊技機において、上記ランプ制御手段は、上記賞遊技媒体検知手段が賞遊技媒体を所定個数検知する毎に上記払出表示ランプを点灯させるよう制御することを特徴とする遊技機。
【請求項2】 上記ランプ制御手段は、上記賞遊技媒体払出装置による連続払出動作が終了した時点で、検知された賞遊技媒体の個数に関係なく最終点灯させるよう上記払出表示ランプを制御する請求項1記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、賞遊技媒体の連続払出を行う遊技機に関し、特に賞遊技媒体の払い出しを報知する払出表示ランプの点灯制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の例えばパチンコ機等の遊技機は、遊技盤に設けられた入賞口に遊技球が入ることによって入賞が発生し、入賞口毎に賞球数が設定される。そして、入賞した遊技球すなわち入賞球が、異なる賞球数毎に入賞球検知手段によって検知され、例えば賞球数が5個と15個の2種類の場合に、賞球数5個の入賞球の賞球情報(入賞球数等)がテーブルに記憶される。そして、検知された入賞球は全て集合樋により一箇所に集められて、1個づつ入賞球処理装置に送られ、入賞球処理装置から1個ずつ排出されて、その排出される入賞球1個毎に、賞球払出装置により、例えば賞球数5個のテーブルにデータがある場合は5個、また、5個のテーブルにデータがなく15個のテーブルにデータがある場合は15個の賞球が、入賞球毎に区切られて払い出される。また、入賞球処理装置を設けない遊技機では、記憶されたデータに基づいて所定の賞球が払い出されるが、その場合も、それぞれの払い出しは1回毎に区切られる。そして、その入賞球の払い出しを報知する手段として、払出表示ランプ(賞球ランプ)が設けられ、入賞球処理装置の有る遊技機では、入賞球処理装置から入賞球が1個ずつ排出される毎に点灯するよう、あるいは賞球払出装置の払出動作の開始または終了を契機として点灯するようランプ制御が行われ、また、入賞球処理装置の無い遊技機では、賞球払出装置の払出動作の開始または終了の時点で点灯するようランプ制御が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機の賞球払出制御は、上述のように入賞球毎に1回ずつ区切って賞球払出を行うものであるため、短時間に大量の入賞球が発生する大当たり等の場合に払い出しに時間がかかりすぎるという問題がある。そこで、賞球払出時間を短縮するため、入賞球処理装置を使用せずに、例えば入賞球に基づいて賞球数を累積加算することによって総賞球数を演算し、総賞球数を逐次更新しながら連続して払い出したり、入賞球数をテーブルに記憶して、その記憶したデータに基づいて連続的に賞球数をセットすることにより、払い出しを実質連続させるなど、複数の入賞球に対する賞球を連続して払い出すことも提案されている。しかしながら、このように連続払出を行う場合は、入賞球処理装置を使用しないので、入賞球が1個ずつ排出される毎にランプを点灯させるという従来の方法を適用することは不可能である。また、払出動作の開始または終了を契機として点灯させる方法は、連続した払い出しを遊技客がランプ点灯で確認できるというものではないため、使用不可能である。
【0004】したがって、複数の入賞遊技媒体に対する賞遊技媒体払出動作を連続して行う遊技機において、賞遊技媒体の払い出しが順調に行われていることをランプ点灯によって遊技客が確認できるようにすることが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するため、賞遊技媒体を所定個数検知する毎に払出表示ランプを点灯させるようにしたものである。
【0006】すなわち、請求項1に係る発明は、入賞遊技媒体を検知する入賞遊技媒体検知手段と、入賞遊技媒体に対する賞遊技媒体の払い出しを行う賞遊技媒体払出装置と、入賞遊技媒体に関する賞遊技媒体情報に基づいて賞遊技媒体払出装置を制御する賞遊技媒体払出制御手段と、賞遊技媒体払出装置による賞遊技媒体の払い出しを報知する払出表示ランプと、該払出表示ランプの点灯を制御するランプ制御手段とを備え、賞遊技媒体払出制御手段は、複数の入賞遊技媒体に対する賞遊技媒体を連続して払い出すよう上記賞遊技媒体払出制御装置を制御する遊技機において、ランプ制御手段は、賞遊技媒体検知手段が賞遊技媒体を所定個数(例えば一定個数)検知する毎に払出表示ランプを点灯させるよう制御することを特徴とする遊技機である。こうして賞遊技媒体を所定個数検知する毎に払出表示ランプを点灯させることにより、遊技客は払い出しが順調に行われていることを確認することができる。また、制御が簡単である。
【0007】また、請求項2に係る発明は、上記構成の遊技機において、ランプ制御手段を、賞遊技媒体払出装置による連続払出動作が終了した時点で、検知された賞遊技媒体の個数に関係なく払出表示ランプを最終点灯させるよう制御する構成としたものである。こうすることで、賞遊技媒体払出の終了とともにランプ表示を終了させことができ、遊技客は払い出し状況をよりリアルに確認できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態の具体的に説明する。
【0009】図1に示す遊技機(パチンコ遊技機)は、遊技盤1の前面(遊技盤面)に遊技領域が設定され、その略中央には、所定の検出信号に基づいて図柄を変動表示する特別図柄表示器2が設けられ、この特別図柄表示器2の中央最頂部に天入賞口3が設けられている。そして、特別図柄表示部2のほぼ真下には、特別図柄表示部2の図柄変動開始のための始動信号を検出する始動スイッチ(後述の第1種始動口スイッチ)を備えた第1種始動口4が設けられ、この第1種始動口4の直ぐ下には、上記特別表示器2の図柄が所定の態様となることによって開放する大入賞口5が設けられている。さらに、上記第1種始動口4の左右両側には左袖入賞口6と右袖入賞口7が、また、上記大入賞口5の左右両側には左下入賞口8と右下入賞口9が設けられている。そして、遊技盤1の背面には、遊技盤面の上記各入賞口に流入(入賞)した入賞球(入賞遊技媒体)を検出する入賞球検出スイッチ(第1種始動口スイッチ、大入賞口スイッチ、左袖入賞口スイッチ、右袖入賞口スイッチ、左下入賞口スイッチ、右下入賞口スイッチ、天入賞口スイッチ)、大入賞口ソレノイド等の電動装置、入賞球が通過する通路等を設けた集合板が取り付けられている。
【0010】また、遊技内容等に伴い点灯、点滅、消灯するLEDランプとして、遊技機前面の最上部に枠LED11が設けられ、遊技盤面に、左コーナーLED12、球切れLED13、センター左上LED14、左風車LED15、センター奥LED16、左ゲートLED17、左サイドLED18、特別図柄記憶表示LED19-1,19-2,19-3,19-4、左チャッカーLED20、大入賞口上LED21、大入賞口左LED22、大入賞口中LED23、普通図柄記憶表示LED24-1,24-2,24-3,24-4、右コーナーLED25、払出異常LED26、センター右上LED27、右風車LED28、センター下LED29、右ゲートLED30、右サイドLED31、右チャッカーLED32、大入賞口右LED33等が設けられている。このうち、球切れLED13以外のLEDランプは、賞球払出を報知するもので、請求項等に記載の上記払出表示ランプに相当する。
【0011】遊技盤面上の入賞領域である各入賞口に入賞した入賞球は全て、遊技盤1の背面に設けられた入賞球検出スイッチの何れかによって検出される。これら検出スイッチのうち大入賞口スイッチは、賞球(賞遊技媒体)15個払出の入賞球を検出し、他の検出スイッチ(第1種始動口スイッチ、左袖入賞口スイッチ、右袖入賞口スイッチ、左下入賞口スイッチ、右下入賞口スイッチ、天入賞口スイッチ)は賞球5個払出の入賞球を検出する。つまり、上記入賞口にうち、大入賞口5は賞球数15個の設定とされ、残りの天入賞口3、第1種始動口4、左袖入賞口6、右袖入賞口7、左下入賞口8及び右下入賞口9は、賞球数5個の設定とされている。
【0012】大入賞口5は、特別図柄表示器2の図柄が所定の態様となった場合に、大入賞口ソレノイドによって開放されるものであって、この大入賞口5が開放している遊技状態を大当たりと称し、大入賞口5が閉じている遊技状態を通常遊技状態と称している。
【0013】遊技機は、入賞領域への遊技球(遊技媒体)の入賞に伴い遊技者に賞品としての遊技球すなわち賞球を払い出す賞球払出装置(図示せず)を備えている。この賞球払出装置は、スクリューと、駆動源である払出モータ(ステッピングモータ)とで構成されたものであって、裏セット機構板(図示せず)に配設され、そのスクリュー下方の排出通路には賞球払出センサ(賞遊技媒体払出検知手段)(図示せず)が設けられている。
【0014】遊技機の裏セット機構板には、また、各種制御基板が配設されている。図3はそれら各種基板等の制御系ブロックダイヤ図である。図において、41は遊技内容に伴う上記LEDランプ等の点灯、点滅、消灯を制御するランプ制御基板、42は遊技内容等に伴う効果音等の制御を行う音声制御基板、43は遊技媒体の発射や払い出し等を制御する払出制御基板、44は図柄変動を制御する図柄制御基板(特別図柄制御基板)、45は遊技盤面に於ける遊技内容等の制御をする主基板、46は各基板へ電力を供給する電源基板である。
【0015】ランプ制御基板41、音声制御基板42、払出制御基板43及び図柄制御基板44は、主基板45からの制御コマンドを受けて各種状態に応じた制御信号を出力する。すなわち、ランプ制御基板41は、主基板45からの制御コマンドを受けてランプ制御分配基板47に制御信号を出力し、ランプ制御分配基板47に繋がれた全ランプの点灯、点滅、消灯を制御する。そして、音声制御基板42は、主基板45からの制御コマンドを受けてスピーカ中継基板48に制御信号を出力し、スピーカ中継基板48に繋がれたスピーカの音声出力を制御する。また、払出制御基板43は、主基板45からの制御コマンドを受けて払出中継基板49に制御信号を出力し、払出中継基板49に接続された賞球払出装置(賞遊技媒体払出機構部)を制御するとともに、発射装置駆動基板40を介して発射装置を制御する。また、図柄制御基板44は、主基板45からの制御コマンドを受けて図柄表示器を制御する。
【0016】賞球払出装置は、上記各入賞球検出スイッチからの検出信号が盤面中継基板41を介して主基板45に入力され、主基板45から払出制御基板43に払出制御コマンドが出力されることにより、払出中継基板49を介して制御される。
【0017】賞球払出の制御では、例えば入賞球が検知されるたびに累積加算を行って、払い出すべき総賞球数を演算し、払い出すべき総賞球数を連続して払い出す。具体的には次のとおりである。
【0018】各入賞口3〜9に入賞した遊技球は、上記各入賞球検出スイッチによって検出され、その検出信号は中継基板(盤面中継基板41)を介して主基板55へ送られる。
【0019】入賞球検出スイッチからの検出信号により、主基板45では各入賞口検出スイッチ毎に設定された賞球数データを自らの払出数記憶エリアにセットすると共に、その賞球数に対応する2バイトデータの賞球コマンドをストローブ信号と共に払出制御基板43へ送信する。
【0020】払出制御基板43では、送られた2バイトデータが正常データであるか否かの判定を行い、正常データであれば、そのデータを自らの払出数記憶エリアに書き込み、払出中継基板49を介して、賞球払出装置の払出モーターへ駆動信号を送信する。
【0021】払出モーターは、満杯異常・賞球切れ異常の状態でないことを確認の上、作動を開始し、遊技球を1個ずつ排出通路側に払い出す。そして、払い出された遊技球は、排出通路に設置された賞球払出センサーによって検出され、その検出信号は主基板45及び払出制御基板43へ送信される。
【0022】主基板45及び払出制御基板43では、賞球払出センサから信号が送信される都度、それぞれの払出数記憶エリアの数値を1減算し、記憶エリアの数値が0になるまで払出モーターへ駆動信号を送り続ける。
【0023】そして、記憶エリアの数値が0になると、駆動信号の送信が停止され、それにより払出モーターが停止し、賞球払出装置は待機状態となる。
【0024】散発的に入賞球が発生した場合はこのようにして1回ずつ完結する態様で賞球が払い出される。また、入賞球が連続的に発生した場合の制御及び動作は次のとおりである。
【0025】主基板45及び払出制御基板43の払出数記憶エリアの数値が0となる前に新たな入賞球が発生した場合には、残存する数値に、新たな入賞球に対する賞球数を加算して、払い出すべき必要数(総賞球数)を求め、その演算結果をそれぞれの払出数記憶エリアに上書きする。この処理は、主基板45と払出制御基板43とで同様に行う。
【0026】新たな入賞球が発生すれば、その都度対応する賞球数分を加算する一方、賞球払出センサから信号が送信される都度1減算しながら、記憶エリアの数値が0になるまで払出モーターの駆動を継続し、記憶エリアの数値が0になるまで払出モーターを作動させ、記憶エリアの数値が0になったら停止させる。こうして、各入賞球に対応した賞球数毎に区切るのではなく、連続的に払出モーターが駆動され、連続的に賞球の払い出しが行われる。
【0027】そして、この遊技機における、賞球ランプすなわち払出表示ランプ(上記各LEDランプ)の点灯制御では、賞球を所定個数検知する毎に払出表示ランプを点灯させる。そして、連続払出動作が終了した時点で最終の点灯を行う。
【0028】例えば払出モーターが賞球を15個払い出すのに要する時間を721.8msとして(払出モーターが1回転48ステップ、1ステップ2.005msにて制御され、一定速度で駆動されて、1/2回転で賞球1個を払い出すとして、1球の払出所要時間は24×2.0005ms=48.12msで、賞球15個の払出所要時間は48.12×15=721.8ms)、それを基準に払出表示ランプの点灯間隔を例えば721.8msと設定しておき、払出動作開始と共に最初の点灯を行い、その後、賞球を所定個数(例えば20個)払い出す毎に点灯させ、払出動作が終了した時点で最終の点灯を行う。
【0029】図3は、こうした点灯制御の1態様で、賞球5個の入賞球が1球、賞球15個の入賞球が10球、合計11球入賞した場合を示している。この場合、賞球払出装置の作動時間(賞球払出時間)は例えば、{5(賞球数)×1(賞球5個の入賞球数)+15(賞球数)×10(賞球5個の入賞球数)}×48.12ms=7458.6msとなる。一方、賞球例えば20個の払出時間は962.4msで、払出表示ランプ(賞球ランプ)は約0.9秒毎に7回点灯し、最後に賞球15個分の721.8msで1回点灯する。
【0030】以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明はそれらに限定されるものではなく、発明の技術的範囲を逸脱しない限り適宜構成を変更して実施することができる。例えば、上記実施の形態は、パチンコ遊技機の場合を図示して説明したものであるが、本発明は、パチンコ遊技機に限らず、スロットマシン等の他の遊技機にも適用できるものである。
【0031】また、賞球連続払出の方法は、例えば賞球数別に入賞球数を記憶し、その記憶したデータに基づいて、一回の賞球払出が完了するとほぼ同時に次の払い出すべき賞球数をセットすることにより、賞球払出の駆動源が作動を継続し、見かけ上は区切りがなく、実質的に連続払出となるようなものであってもよい。
【0032】また、上記実施の形態においては、賞遊技媒体の払い出し単位個数を5個及び15個としたが、その数に限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明によれば、複数の入賞遊技媒体に対する賞遊技媒体払出動作を連続して行う遊技機において、連続払出状態をランプ表示するために、賞球払出センサーにより検知した賞球数のデータに基づいて払出表示ランプの点灯を行うので、遊技者は点灯回数を数えることによって払い出された個数の目安を得ることができると同時に、払い出しが順調に行われていることが解るようにできる。




 

 


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