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遊技機 - マルホン工業株式会社
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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−198292(P2001−198292A)
公開日 平成13年7月24日(2001.7.24)
出願番号 特願2000−12090(P2000−12090)
出願日 平成12年1月20日(2000.1.20)
代理人 【識別番号】100095795
【弁理士】
【氏名又は名称】田下 明人
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 AA17 AA35 AA36 AA42 BC22 BC23 EA24 EB15 EB58 
発明者 繁田 正幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 特定の条件を満たした場合に、遊技者に特別の利益を与える特別遊技状態を提供する特別遊技手段と、前記特別遊技状態に関する情報表示を行う表示手段とを備えた遊技機において、所定の条件により、前記表示手段の表示時間を異ならしめたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 所定の条件を満たした場合に、遊技者にとって不利な第1の状態から有利な第2の状態に切り換える遊技切換手段と、特定の条件を満たした場合に、遊技者に特別の利益を与える特別遊技状態を提供する特別遊技手段と、前記特別遊技状態に関する情報表示を行う表示手段とを備えた遊技機において、前記第1の状態から前記特別遊技状態になった場合と、前記第2の状態から前記特別遊技状態になった場合とで、前記表示手段の表示時間を異ならしめたことを特徴とする遊技機。
【請求項3】 前記第2の状態から前記特別遊技状態になった場合の前記表示手段の表示時間を、前記第1の状態から前記特別遊技状態になった場合の前記表示手段の表示時間よりも短くしたことを特徴とする請求項2の遊技機。
【請求項4】 前記表示時間を異ならしめる際に、情報表示の内容を異ならしめることを特徴とする請求項2又は3の遊技機。
【請求項5】 前記表示時間を異ならしめる際に、情報表示の一部又は全部を削除することを特徴とする請求項2又は3の遊技機。
【請求項6】 前記表示時間を異ならしめる際に、情報表示を変化させる速度を変えることを特徴とする請求項2又は3の遊技機。
【請求項7】 前記表示時間を異ならしめる情報表示は、特別遊技状態の開始前の情報表示であることを特徴とする請求項2又は3の遊技機。
【請求項8】 前記表示時間を異ならしめる情報表示は、特別遊技状態の終了後の情報表示であることを特徴とする請求項2又は3の遊技機。
【請求項9】 前記表示時間を異ならしめる情報表示は、特別遊技状態の終了後の遊技状態に関する情報表示であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1の遊技機。
【請求項10】 前記表示手段は、図柄表示装置であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、当たりの発生により利益有る遊技を提供する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在多くの遊技機では、始動領域を遊技球が通過すると、図柄表示装置の図柄が変動し、予め選択された変動パターンにて変動が行われた後、予め決定された停止図柄で停止する。その停止図柄が大当たり図柄の場合には、大当たりと呼ばれる特別遊技状態が開始される。この特別遊技状態においては、図柄表示装置で、大当たりに関連する各種情報表示として、先ず大当たりの発生を知らせるための情報表示が行われた後、遊技球の非常に入賞し易い大入賞口の開放が開始される。大入賞口の開放が所定回数を上限として繰り返され、大入賞口の開放が終了すると、大当たりの終了を知らせる情報表示が図柄表示装置にて行われ、その情報表示の終了を以て大当たりが終了する。即ち、大当たりが発生すると、図柄表示装置での開始情報の表示後、大入賞口が連続開放され、そして、終了の情報が表示されてから、図柄変動が再開される。
【0003】ここで、大当たりの発生確率を変動させる遊技機、また、図柄変動の時間を短縮させる遊技機においては、大当たりの終了表示に前後して、大当たり後に確率変動・時間短縮が行われるとの情報表示を一般的に行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した確率変動機、時間短縮を行う遊技機においては、高確率への変動時、また、変動時間の短縮中においては、大当たりが連続して発生することがあり、大当たりの度に、大当たりの開始情報、及び、終了情報の表示を繰り返すことになる。遊技者にとって、最初の大当たりの際には、大当たりの開始情報等は、大当たり発生の感動でもって楽しく見ることができるが、何度も同じ情報表示が繰り返されると見飽きてしまう。即ち、情報表示の時間が無駄に費やされているように思い、大入賞口の開放前の開始情報が表示されている際には、早く大入賞口が開放しないかと苛立ちを覚え、また、大入賞口の開放後の終了情報が表示される際には、次大当たりに繋がる図柄変動が迅速に再開されないかと不満を感じさせ、遊技の興趣を損ねていた。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、遊技の進行を迅速にし、興趣を高めた遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1の発明は、特定の条件を満たした場合に、遊技者に特別の利益を与える特別遊技状態を提供する特別遊技手段と、前記特別遊技状態に関する情報表示を行う表示手段とを備えた遊技機において、所定の条件により、前記表示手段の表示時間を異ならしめたことを技術的特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、所定の条件を満たした場合に、遊技者にとって不利な第1の状態から有利な第2の状態に切り換える遊技切換手段と、特定の条件を満たした場合に、遊技者に特別の利益を与える特別遊技状態を提供する特別遊技手段と、前記特別遊技状態に関する情報表示を行う表示手段とを備えた遊技機において、前記第1の状態から前記特別遊技状態になった場合と、前記第2の状態から前記特別遊技状態になった場合とで、前記表示手段の表示時間を異ならしめたことを技術的特徴とする。
【0008】請求項1の発明では、所定の条件により表示手段の表示時間を異ならしめたため、確率を変動させ或いは図柄変動時間を短縮させた際に、情報表示の時間を短縮することで、遊技の進行を迅速化させて、興趣を高めることができる。
【0009】請求項2の発明では、第1の状態から特別遊技状態になった場合と、第2の状態から特別遊技状態になった場合とで、表示手段の表示時間を異ならしめてある。高確率或いは時短変動中に特別遊技状態となった、即ち、特別遊技状態の発生する蓋然性の高い際には、情報表示の時間を短縮することで、遊技の進行を迅速化させて興趣を高めることができる。
【0010】請求項3の発明では、第2の状態から特別遊技状態になった場合の表示手段の表示時間を、第1の状態からなった場合よりも短くしてある。高確率或いは時短変動中に特別遊技状態となった、即ち、特別遊技状態の発生する蓋然性の高い際には、情報表示の時間を短縮することで、遊技の進行を迅速化させて興趣を高めることができる。
【0011】請求項4では、表示時間を異ならしめる際に、情報表示の内容を異ならしめるため、情報表示に変化を付けることができる。
【0012】請求項5では、表示時間を異ならしめる際に、情報表示の一部又は全部を削除するため、情報表示のデータを複数用意することなく実現できる。
【0013】請求項6では、表示時間を異ならしめる際に、情報表示を変化させる速度を変えるため、情報表示のデータを複数用意することなく実現できる。
【0014】請求項7では、表示時間を異ならしめる情報表示は、特別遊技状態の開始前の情報表示であるため、情報表示時間を短縮することで、特別遊技状態の発生する蓋然性の高い際には、特別遊技状態による遊技を迅速に開始することができる。
【0015】請求項8では、表示時間を異ならしめる情報表示は、特別遊技状態の終了後の情報表示であるため、情報表示時間を短縮することで、特別遊技状態の発生する蓋然性の高い際には、通常の遊技を迅速に再開することができる。
【0016】請求項9では、表示時間を異ならしめる情報表示は、特別遊技状態の終了後の遊技状態に関する情報表示であるため、情報表示時間を短縮することで、特別遊技状態の発生する蓋然性の高い際には、通常の遊技を迅速に再開することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の実施形態について図を参照して説明する。
[第1実施形態]以下の第1実施形態では、本発明のパチンコ機として、CR第1種のパチンコ機を代表に説明する。まず、第1実施形態のパチンコ機の主要構成について、本実施形態のパチンコ機を正面から見た説明図である図1を参照して説明する。
【0018】パチンコ機10には、内枠11が開閉可能に備えられており、その内枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス枠26が開閉可能に取付けられている。ガラス枠26の裏面側には、遊技盤13が配置されており、この遊技盤13の左方には、発射された遊技球を案内するガイドレール14が設けられている。内枠11の右側には、ガラス枠26開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り16が設けられおり、内枠11の上方には、枠ランプ17が設けられている。
【0019】ガラス枠26の下には、前面板18が設けられており、この前面板18の左側上部には、賞球が排出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口19から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0020】下皿22の右方には、上皿20から供給された遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図4に符号254で示す)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に取付けられており、その発射ハンドル23には、発射途中で発射を停止するための発射停止ボタン24が設けられている。また、上皿20の右方には、上皿20に溜められた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜きレバー25がスライド可能に取付けられている。さらに、内枠11の左側には、プリペイドカードを挿入するスリット27aを有するプリペイドカードユニット27が設けられている。
【0021】次に、遊技盤13の主要構成について図2を参照して説明する。遊技盤13の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、それを正面から見た拡大説明図である図3に示すように、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置32と、この普通図柄表示装置32の始動される回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED33と、液晶表示で特別図柄34aを表示する特別図柄表示装置34と、この特別図柄表示装置34の始動される回数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED35とが備えられている。
【0022】図2に示すように、センターケース30の左右には、普通図柄表示装置32を作動させるための普通図柄作動ゲート40,40が設けられている。センターケース30の下方には、特別図柄表示装置34を作動させるための第1種始動口41が設けられており、この第1種始動口41の下方には普通図柄表示装置32の停止図柄が所定の当たり図柄となった場合に開放される普通電動役物42が設けられている。開放された普通電動役物42は、第1種始動口41と同様に、特別図柄表示装置34を作動開始させる機能を備えている。普通電動役物42の下方には、特別図柄表示装置34の停止図柄が所定の大当たり図柄となった場合に作動する変動入賞装置50が設けられている。
【0023】この変動入賞装置50には、当たりの発生時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入賞口51の内部には、特定領域53と、この特定領域53を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図4に符号236で示す)と、大入賞口51に入賞した遊技球の数Pをカウントするカウントスイッチ(図4に符号238で示す)とが設けられている。
【0024】その他、遊技盤13には、風車60,60と、普通入賞口61,61と、コーナー飾りランプ62a,62aと、入賞時に点灯する入賞ランプ63と、球切れ時に点灯する球切れランプ64と、サイド飾りランプ62b,62bと、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口65とが設けられている。また、遊技盤13には、多くの釘28が打ち込まれており、遊技盤13に発射された遊技球は、釘28間を乱舞しながら落下する。
【0025】アウト口65へ入った遊技球を計数するため、上記アウト口65から遊技機外へ排出される樋の途中に遊技球のアウト球検出用スイッチ(図示せず)が配設されている。同様に、入賞球を検出するために、各入賞口に連通する通路に複数の入賞球検出用スイッチ(図示せず)が配設されている。アウト球検出用スイッチ及び入賞球検出用スイッチは、検出した遊技球数を後述する主制御基板100へ出力する。
【0026】次に、普通図柄表示装置32の表示態様について説明する。普通図柄表示装置32のLEDは、左右の赤のLEDおよび中央の緑色のLEDによって構成されており、遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過することによって表示を変動する。その変動の態様には、○−○(−は消灯を示す)のように左右のLED32a、32cが点灯する場合と、−○−のように中央のLED32bのみが点灯する場合の2種類がある。ここで、普通図柄が停止するときに、LEDが○−○(左右点灯)で停止するとはずれで、0.5秒点灯後、普通図柄記憶がある場合は再び普通図柄が変動を開始する。他方、普通図柄のLEDが−○−(中点灯)で停止すると当りになり、普通電動役物42が通常時には0.5秒間開放する。
【0027】また、普通図柄表示装置32、または、普通電動役物42の作動中に遊技球が普通図柄作動ゲート40を通過した場合は、最初の4個までが始動記憶となり、普通図柄記憶表示LED33の点灯数でもって記憶数が表示され、普通図柄が変動可能となると、その始動記憶に基づいて変動が開始される。
【0028】また、図3に示すように、液晶表示装置(LCD)からなる特別図柄表示装置34は、遊技球が第1種始動口41または開放した普通電動役物42に入賞した際に、0〜9の10種類の図柄を3箇所に変動表示する。以下、図3において左側の図柄を表示する部分を第1表示部34A(以下、A図柄として参照する)、中央の図柄を表示する部分を第2表示部34B(以下、B図柄)、右側の図柄を表示する部分を第3表示部34C(以下、C図柄)と称する。そして、変動開始後、所定の変動固定時間が経過すると、たとえば、第1表示部34A・第2表示部34B・第3表示部34Cの順に変動が停止し、その停止図柄がA=B=C、たとえば、図3に示すように、777になると大当たりとなり、変動入賞装置50が作動して大入賞口51が開放される。
【0029】また、特別図柄表示装置34が作動中、または、大当たり状態の時に、遊技球が第1種始動口41または開放した普通電動役物42に入賞した場合は、最初の4個までが始動記憶となり、特別図柄記憶表示LED35によって記憶数が表示される。そして、特別図柄が変動可能な状態になると、その始動記憶に基づいて変動が開始されるとともに、特別図柄記憶表示LED35が1つ消灯される。
【0030】次に、パチンコ機10の電気的構成についてそれをブロック図で示す図4を参照して説明する。パチンコ機10には、遊技全般を制御する主制御基板100が設けられており、この主制御基板100には、特別図柄表示器34を制御する特別図柄制御装置120,パチンコ機に配設された各LEDランプを制御するランプ制御装置140、音声出力を制御する音声制御装置170、賞球の払い出しを制御する払出制御基板190が接続されている。
【0031】主制御基板100には、特別図柄制御装置120などの制御を行うCPU102と、このCPU102が実行する制御プログラムが記憶されたROM104と、CPU102が制御プログラムを実行する際にROM104から読出された制御プログラムを一時的に記憶するRAM106とが搭載されている。
【0032】同様に、サブ制御基板である特別図柄制御装置120、音声制御装置170、ランプ制御装置140及び払出制御基板190にも、CPU、ROM、RAMが搭載されており、主制御基板100とケーブルCを介して接続されている。
【0033】主制御基板100には、更に、盤面中継基板210が接続されている。該盤面中継基板210には、普通電動役物42を開放する普通電動役物用ソレノイド212と、普通図柄表示装置32を制御する普通図柄表示基板214と、普通図柄作動用のゲートスイッチ216と、入賞検出スイッチ218、220,222,224と、大入賞口中継基板230と、が接続されている。当該大入賞口中継基板230には、特定領域ソレノイド232と、大入賞口51を開放する大入賞口用ソレノイド234と、特定領域の通過を検出する特定領域スイッチ236と、大入賞口への入賞数を計数するカウントスイッチ238とが接続されている。
【0034】主制御基板100には、また、遊技枠中継基板240が接続されている。該遊技枠中継基板240には、下皿22(図1参照)が満杯になったことを検出する下皿満杯検出スイッチ244、センサ中継基板246とが接続されている。
【0035】また、主制御基板100には、第1種始動口を通過した遊技球を検出する第1種始動口スイッチ202、及び、入賞、エラー発生等に関する情報をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータ(図示せず)へ送信するための遊技盤情報端子基板280が接続されている。
【0036】上述した払出制御基板190には、発射ハンドル23に内蔵された発射スイッチ252から出力される信号に従って発射モータ254を制御する発射モータ駆動基板250と、CR接続基板260と、払出中継基板270とが接続されている。CR接続基板260には、カードを処理するための遊技機外装置部分262が接続されている。一方、払出中継基板270には、球切れを検出する貸球切れスイッチ242、賞球ユニット272及び貸球ユニット274が接続されると共に、センサ中継基板246を介して遊技枠中継基板240が接続されている。賞球ユニット272には、賞球払出を検出する賞球払出センサ(図示せず)、賞球を払い出すための球払出モータ276が収容されている。
【0037】主制御基板100、特別図柄表示装置120、ランプ制御装置140,音声制御装置170、払出制御基板190には、主電源292の電力が、電源基板290から電力線Pを介して供給されるようになっている。
【0038】次に、図2、図3、及び、特別図柄表示装置の情報表示を示す図14,図15を参照し第1実施態様のパチンコ機による遊技のあらましについて説明する。このパチンコ機は、所謂時短機として構成されており、時短時には、普通図柄表示装置、及び、特別図柄表示装置の図柄変動時間が短縮され、次々と入賞記憶を消化することで、高い頻度で当たり及び大当たりが発生するようになっている。
〔普通図柄表示装置による遊技〕
(通常時の遊技)ここでは、まず、普通図柄作動ゲート40、40への遊技球の通過に伴う通常時の遊技(後述する時短時以外の遊技)について説明する。遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図柄表示装置32の左赤色ダイオード32a、中緑色ダイオード32b、右赤色ダイオード32cが順次点灯(変動表示)する。
【0039】ここで、普通図柄表示装置32の変動表示中、又は、普通電動役物42の開放中に、更に、遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図柄記憶LED33のLEDが順次点灯し、普通図柄表示装置32の変動が開始になる都度消されることにより記憶個数が表示される。なお、上述した遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過してもそれが記憶されるのは最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶されている状態においては、普通図柄表示装置32での変動停止後、再び変動が開始される。
【0040】普通図柄表示装置32の変動開始後、変動固定時間である28秒変動させた後、表示図柄が後述する普通図柄乱数によって選択された停止図柄と一致したときに変動を停止させる。ここで、左赤色ダイオード32a、又は、右赤色ダイオード32cのいずれか1個でも点灯した状態であれば、当たりとなり、普通電動役物42が0.5秒間開放される。開放した普通電動役物42に遊技球が1個入賞すると、開放時間であっても開放動作は終了する。
【0041】(時短時の遊技)図柄の変動が短縮される時間短縮遊技(以下時短と称する)には、普通図柄表示装置32の変動開始後、7〜2秒変動させた後変動を停止させる。ここで、当たりの際には、普通電動役物42が3秒間開放される。開放した普通電動役物42に遊技球が1個入賞すると、開放時間であっても開放動作は終了する。ここで、変動時間が7〜2秒に短縮されるため普通図柄表示装置32にて当たり、ハズレが次々と表示されると共に、上記通常時の遊技の0.5秒よりも長い3秒間の普通電動役物42の開放により、高い確率で普通電動役物42に入賞できるようになる。
【0042】〔特別図柄表示装置による遊技〕
(通常時の遊技)引き続き、特別図柄表示装置34による通常時の遊技について説明する。図3に示す液晶表示板から成る特別図柄表示装置34は、それぞれ第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cにて0〜9の数字の図柄を表示し得るように構成されている。
【0043】ここで、遊技球が第1種始動口41又は普通電動役物42へ入賞すると、特別図柄表示装置34の各第1表示部34A、34B、34Cにて0〜9の図柄の変動をそれぞれ開始する。そして、予め設定された時間が経過すると第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの順で図柄の変動を停止する。ここで、ハズレの際には、図柄変動の終了までに9.6秒要する。ここで、第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が異なる場合にはハズレとなる。他方、第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が同じときには、大当たりとなる。
【0044】通常時に大当たりが発生すると、大当たり図柄停止から最初の大入賞口の開放前までのインターバル中は、第1の表示として図14(A)に示すように「大当たり!おめでとうございます」が右から左に移動しながら10秒間スクロール表示される。その後、大入賞口51を約29.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供する。この大入賞口の開放中は、図14(B)に示すように、第2表示として右領域にラウンド数が、中領域にカウント数(大入賞口への入賞数)が、左領域に大当たり図柄の一部(例えば、図3中に示すように大当たり図柄「777」の場合には「7」)が表示される。そして、該29.5秒の経過又は開放時間内であっても遊技球がおおむね10個入賞することにより大入賞口51が閉じられる。この大入賞口51の開放中に、入賞球が特定領域53を通過することにより大入賞口51は再び開放される。なお、この大入賞口51の開放回数は最高6回までである。ここで、大入賞口を閉口から次の大入賞口の開放までのインターバル中は第3の表示として、図14(C)に示す大当たり図柄を2秒間表示し、大入賞口の開放に伴い、再び第2の表示がなされる。
【0045】そして、大入賞口の開放中に遊技機が特定領域を通過しなかった場合、もしくは前記最高の6回の開放を繰り返した際には、大入賞口の開放を終了し、終了情報の表示を開始する。ここでは先ず、以降の遊技が時短で行われるか否かの抽選表示を第4の表示として行う。「○」及び「×」の判定図柄を2秒高速変動し、時短を行う際には、図14(D)に示すように「○」図柄を1秒停止表示し、時短を行わないときには「×」図柄を1秒停止表示する。「○」が表示された際には、第5の表示へ移行し、図15(A)に示すように「おめでとう。チャンスタイム突入!」が右から左に移動しながら10秒間スクロール表示され、表示の終了とともに時短動作による、特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。他方、上記第4表示において、「×」が表示された場合、第6の表示へ移行し、図15(B)に示すように「END」が2秒間表示され、表示終了後、通常動作による特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。
【0046】上述したように、通常動作時には、第1の表示「大当たり!おめでとうございます」を10秒という長い期間表示し、不利な条件から大当たりを発生させた遊技者の優越感を一層高める。加えて、時短が開始される時には、第5の表示「おめでとう。チャンスタイム突入!」を10秒という長い期間表示し、遊技者の時短状態の次遊技に対する興趣を更に高める。
【0047】ここで、特別図柄表示装置34にて0〜9の図柄の変動表示を行っている最中に、更に、第1種始動口41又は普通電動役物42へ遊技球が入賞すると、この入賞個数が記憶され、特別図柄記憶表示LED35にて順次表示される。なお、上述した遊技球が第1種始動口41等に入賞してもそれが記憶されるのは最初の4個までで、それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶されている状態においては、特別図柄表示装置34での変動停止後、再び変動が開始される。
【0048】(時短時の遊技)時短中においては、特別図柄の変動時間が、例えば、通常時の8秒から5.6秒〜2.6秒まで短縮される。時短中に大当たりが発生した際には、大当たりの図柄停止後、通常時と同様に第1の表示「大当たり!おめでとうございます」が、右から左に移動するスクロール速度を5倍速めて2秒間表示される。即ち、表示時間が10秒から2秒に短縮される。第2から第4の表示は通常時と同様である。ここで、時短中に大当たりが発生し、次の遊技も時短となる際には、第5表示として、図15(C)に示すように「つづく」を2秒間だけ表示した後、表示の終了とともに時短動作による特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。
【0049】上述したように、時短中においては、特別図柄の変動時間が5.6秒〜2.6秒まで短縮される。変動時間が短縮されるため、特別図柄表示装置34にて停止図柄が次々と表示される。ここで、上述したように時短中において、普通電動役物42の開放時間が長くなることにより、普通電動役物42への入賞の機会が高まり、この入賞記憶に基づき、短時間で図柄変動が繰り返されるため、大当たりの発生してから次の大当たりが発生するまでの時間が短くなる。この時短動作は、大当たりによる上記第5表示の終了後から開始され、次の大当たりの発生まで継続する。
【0050】ここで、時短時には、大当たりの連続する蓋然性が高まるが、上述したように大当たり発生時に、連続すると無駄に感じ易い第1の表示「大当たり!おめでとうございます」を2秒という短時間表示し、直ちに大入賞口を開放させることで、遊技者に苛立ちを感じさせず、遊技を迅速に進行させることができる。同様に、時短が続く際、即ち、大当たりの発生する蓋然性の高い状態が続く際には、第5の表示「つづく」を2秒という短期間表示し、迅速に図柄変動を再開させることで、遊技者の次遊技に対する興趣を失わしめることがない。
【0051】また、第1実施形態では、第1表示を2秒間表示する際に、スクロール速度を5倍早めることで、10秒間表示する際と同じ画像データを用いる。このため、画像データを複数用意することなく実現できる。一方、第5表示を、通常時には、「おめでとう。チャンスタイム突入!」と表示し、時短時には、「つづく」と異なる内容で表示するため、情報表示に変化を付けれると共に、遊技者に対して遊技の内容を正確に理解させることができる。
【0052】この第1実施形態では、時短時に大当たりが発生した際に第1、第5表示の時間を短縮したが、短縮ではなく削除することも可能である。即ち、第1表示「大当たり!」の2秒間の表示を無くして、直ちに大入賞口の開放を開始してもよい。また、第4表示として、判定図柄「○」を表示した後、第5表示の「つづく」の表示を削除して、直ちに変動図柄による遊技を再開してもよい。
【0053】また、上述した第1実施形態では、時短時に大当たりが発生した際に第1表示の「大当たり!おめでとうございます」のスクロール速度を5倍にしたが、スクロールを行わずに、同一の表示を表示時間を変えることで用いることも、更に、変動させる画像一部を削除して用いることも可能である。例えば、「大当たり!おめでとうございます」の画像の一部として、「大当たり!」のみを表示することもできる。
【0054】ここで、上述したパチンコ機による遊技を遂行するための遊技制御装置50の動作について図5〜図16のフローチャートを参照して説明する。遊技制御装置50の主たる処理手順について、メインルーチンを示す図5のフローチャートを参照して説明する。
【0055】まず、CPU102は電源が投入されたかを判断し(S100)、電源投入直後の1回目のループ(S100:Yes)だけはステップ102へ移行し、初期設定を行いメインルーチンを終了する。ここで、電源投入時でないと判断されると(S100:No)、入賞球検出スイッチ218,220、222,224(図4参照)等からの入賞球等についての信号を入力し、他のフェーズで使用できる形に整える入力処理を行い(S200)、出力編集された出力データを盤面中継基板210、払出制御基板190(図4参照)へ出力する出力処理を行う(S300)。
【0056】引き続き、普通図柄作動ゲート40(図2参照)を通過した遊技球に対する処理である普通図柄始動処理を行い(S400)、このゲート通過処理に伴い、普通図柄表示装置32の図柄を変化させる普通図柄・普通電役制御処理を行う(S600)。
【0057】また、第1種始動口41(図2参照)を通過した遊技球に対する処理である特別図柄始動処理を行い(S500)、第1種始動口41への入賞に伴い、特別図柄表示装置34の図柄を変化させる特別図柄変動処理を行う(S700)。そして、当たりの発生に応じて大入賞口51を開放する大入賞口制御処理を行う(S800)。
【0058】引き続き、ランプ、LEDの点灯処理を行う(S104)。最後に、音声制御装置170を介して音声を出力させる音声出力処理を進め(S106)、1サイクルのメインルーチン処理を完了する。そのメインルーチンは、内蔵のクロックからのリセット信号がCPU102へ加わるマシンサイクルの度に繰り返される。
【0059】ここで上述した普通図柄作動ゲート40への遊技球の通過に基づく上述したステップ400での普通図柄始動処理について図6に示すサブルーチンを参照して説明する。
【0060】CPU102は、ゲートスイッチ216(図4参照)からの信号を基に普通図柄作動ゲート40を遊技球が通過したか否かを判断し(S402)、遊技球が通過していない場合には(S402:No)、該普通図柄始動サブルーチンを終了する。他方、遊技球が通過したときは(S402:Yes)、普通図柄作動記憶数Wが4未満かを判断する(S404)。ここで、変数Wは、普通図柄表示装置32の図柄変動中に普通図柄作動ゲート40を通過した遊技球の数を示しており、本実施態様では前述したように4を超える数は保持されないように構成されている。このため、変数Wが4の場合には(S404:No)、該サブルーチンを終了する。
【0061】他方、変数Wが4未満の場合は(S404:Yes)、変数Wに1加算した後(S406)、図13(B)に示す0から23までの24コマの普通図柄乱数内の現タイミング(普通図柄作動ゲート40を遊技球が通過時)に於ける値を抽出し(S408)、この値を保持して始動口入賞サブルーチンを終了する。なお後述するように、普通図柄乱数「0」〜「23」の24個の内、「0」〜「20」がはずれで、「21」〜「23」なら当りになる(確率3/24)。
【0062】遊技球のゲート40通過により、普通図柄表示装置によって普通図柄を変動表示する普通図柄・普通電役制御処理を実行する(S600)。この普通図柄・普通電役制御処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0063】まず、普通電役が作動しているかどうかを判定する(S602)。普通電役を作動させる以前は(S602:No)、ステップ610へ進み、普通図柄表示装置によって普通図柄が作動されているかどうかを判定する。ここで、普通図柄を変動する以前は(S610:No)、ステップ624へ進み、普通図柄作動記憶は1個以上かを判断する(S624)。ここで、1個以上記憶している状態においては(S624:Yes)、ステップ626へ進む。そして、作動記憶を1個減少させ(S626)、普通図柄表示装置32の図柄の変動を開始し、左赤色ダイオード32a、中緑色ダイオード32b、右赤色ダイオード32cを点灯させる(S628)。
【0064】引き続き、時短遊技を行うことを示す時短フラグが設定されたいるかを判断し(S630)、時短フラグが設定されているときには(S630:Yes)、短時間の変動時間を設定する変動タイマをスタートさせ(S632)、一方、時短フラグが設定されていないときには(S630:No)、長時間の変動時間を設定する変動タイマをスタートさせる(S631)。次に、ステップ634へ進み、上記ステップ408にて格納した普通図柄乱数の値を見て、乱数値がはずれ(0〜20)に該当しているなら(S634:No)、ステップ642へ進み、はずれ図柄を選択することで、普通図柄停止時に、選択したはずれ図柄を表示させる。一方、乱数値が当り(21〜23)に該当している場合は(S634:Yes)、ステップ638へ進み当り図柄を設定することで、普通図柄停止時に、選択した当たり図柄を表示させる。最後に、当りフラグをONにする(S640)。
【0065】変動タイマがスタートして、停止図柄を選択したら、次のマシンサイクルにおいて、ステップ610の普通図柄が変動中かの判断がYesとなる。これによりステップ612へ移行し、普通図柄の変動時間を設定してある変動タイマがタイムアップしたかを判断する。ここで、タイムアップするまでは(S612:No)、ステップ622へ進み、図柄の変動を続ける。そして、変動タイマがタイムアップ状態になった時に(S612:Yes)、ステップ614へ進み、CPU102は、左赤色ダイオード32a、中緑色ダイオード32b、右赤色ダイオード32cによりステップ638にて設定した当たり図柄、または、ステップ642で設定したはずれ図柄を表示する。
【0066】その後、ステップ616へ進み、当りフラグがONかを判断する。ここで、当たりフラグがONなら(S616:Yes)、ステップ618へ進み、普通電役の作動を開始させ、ステップ620へ進み、普通電役の作動時間(通常時0.5秒:時短時3秒)を設定する作動タイマをスタートさせる。
【0067】次のマシンサイクルにおいて、ステップ602での普通電役が作動しているかの判断において、普通電役が作動した際には(S602:Yes)、ステップ604へ進み、普通電役の作動タイマがタイムアップしているか否かを判断する。ここで、タイムアップした際に(S604:Yes)、ステップ606へ進み、普通電役の作動を終了させ、ステップ608へ進み、当りフラグをOFFにする。
【0068】次に、上記第1種始動口41又は上述した普通電動役物42への入賞に基づく上述した図5に示すステップ500の特別図柄表示装置の変動処理について、図8のサブルーチンに基づき詳細に説明する。
【0069】先ずCPU102は、第1種始動口スイッチ202からの信号を基に第1種始動口41へ遊技球が入賞したか否かを判断し(S502)、遊技球が入賞していない場合には(S502:No)、該特別図柄始動サブルーチンを終了する。他方、遊技球が入賞したときは(S502:Yes)、始動記憶変数Uが4未満かを判断する(S504)。ここで、変数Uは、特別図柄表示装置34での図柄変動中に第1種始動口41へ入賞した遊技球の数を示しており、本実施態様では前述したように4を超える数は保持されないように構成されている。このため、変数Uが4の場合には(S504:No)、該サブルーチンを終了する。
【0070】他方、変数Uが4未満の場合は(S504:Yes)、変数Uに1加算した後(S506)、図13(A)に示す0から60までの61コマ数の大当たり特別乱数内の現タイミング(第1種始動口41へ遊技球が入賞時)に於ける値を抽出し格納する(S508)。後述するように本実施形態では、乱数“7”を大当たりとして設定しており、1/61の確率で大当たりが発生するようになっている。更に、図13(C)に示す0から9までの10コマ数の時短乱数内の現タイミング(第1種始動口41へ遊技球が入賞時)に於ける値を抽出し格納する(S510)。後述するように本実施形態では、乱数“1”、“3”、“5”、“7”、“9”、を時短として設定しており、1/2の確率で時短が発生するようになっている。これにより、特別図柄始動処理のサブルーチンを終了する。
【0071】次に、図5のステップ700における特別図柄変動処理について図9に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、第1種始動口41へ遊技球が入賞していないとき、即ち、上記変数Uが0の時の処理について述べる。CPU102は、先ず、図3に示す特別図柄表示装置34の図柄を変動中か判断するが(S702)、ここでは特別図柄表示装置34を変動していないため(S702:No)、変数Uが“1”以上かを判断する(S718)。ここでは、変数Uが0であるため(S718:No)、当該特別図柄変動処理のサブルーチンを終了する。
【0072】引き続き、第1種始動口41へ遊技球が入賞し、上記変数Uが1になった時の処理について説明する。特別図柄表示装置34を変動中かのステップ702の判断がNoとなり、CPU102は、変数Uが“1”以上かを判断するが(S718)、変数Uが1であるため(S718:Yes)、変数Uから“1”を減じる(S720)。そして、特別図柄表示装置34の図柄の変動を開始する(S722)。
【0073】その後、CPU102は、先ず上述したステップ508にて設定した乱数値が、大当たりの乱数値“7”であるかを判断する(S726)。ここで、乱数値が“7”の場合には(S726:Yes)、大当たりフラグを設定した後(S730)、111,333等の大当たり図柄を選出する(S732)。そして、停止時の態様としてリーチ態様をセットする(S737)。その後、時短動作を示す時短フラグが設定されているかを判断し(S738)、時短フラグが設定されている際には(S738:Yes)、特別図柄の変動時間を設定する特図変動タイマを短時間に設定してスタートさせる(S742)。一方、時短フラグが設定されていない際には(S738:No)、特図変動タイマを長時間に設定してスタートさせる(S740)。
【0074】他方、上述した大当たりかの判断(S726)がNoとなった際には、ステップ734へ進み、123,124等のはずれ図柄を選択するためのはずれ図柄選択処理を行ってから、選択したはずれ図柄がリーチ図柄かを判断する(S735)。そして、はずれ図柄が114,223等のリーチ図柄の際には(S735:Yes)、ステップ737へ移行してリーチ態様をセットする。他方、リーチ図柄ではない際は(S735:No)、ステップ736へ進み、はずれ態様で図柄変動の停止を設定した後、特図変動タイマをスタートさせる(S740、S742)。
【0075】上述したステップ722にて特別図柄表示装置34の図柄変動を開始すると、次のマシンサイクルにおいて、ステップ702の判断において、図柄変動中かの判断がYesとなり、CPU102は、先ず、上述したステップ740又はステップ742にて設定した長又は短時間の図柄変動タイマがタイムアップしたかを判断する(S704)。ここで、変動時間の経過により図柄停止タイマがタイムアップするまでは(S704:No)、図柄の変動を継続する(S716)。
【0076】そして、図柄変動タイマがタイムアップすると(S704:Yes)、CPU102は、各変動停止態様で図柄変動を停止する(S706)。即ち、リーチ態様ではない通常のハズレが設定されている時には、通常の図柄停止を行い、リーチが設定されているときには、リーチ態様で図柄変動を停止する。
【0077】図5のステップ800における大入賞口制御処理について図10、図11、図12に示すサブルーチンを参照して説明する。まず、大当たりフラグが設定されているかの判断を経て(S801:Yes)、大入賞口を開放中か判断する(S802)、最初の動作は大入賞口が開放していないので(S802:No)、ステップ804へ進み、R=6かを判断する。ここで、Rはラウンド数を示し1R終了後に特定領域を通過すると+1されるものであり、ここでは、ラウンドが開始しておらずR=0なので(S804:No)、ステップ806へ進み、R=0かを判断する。ここで、R=0であるため(S806:Yes)、時短フラグが設定されているかを判断する(S808)。
【0078】通常時で、時短フラグが設定されていないときには(S808:No)、図14(A)を参照して上述した大入賞口開放前の情報表示(第1表示)が、長時間(10秒間)表示されたかを判断する(S810)。ここで、10秒間表示される前は(S810:No)、当該第1表示を緩やかな速度でスクロールさせながら表示する(S812)。一方、時短フラグが設定されてるときには(S808:Yes)、図14(A)を参照して上述した大入賞口開放前の情報表示(第1表示)が、短時間(2秒間)表示されたかを判断する(S814)。ここで、2秒間表示される前は(S814:No)、当該第1表示を早い速度(5倍)でスクロールさせながら表示する(S816)。そして、設定された10秒、又は、2秒が経過すると(S810:Yes、S814:Yes)、第1表示を終了する(S818)。
【0079】引き続き、ステップ820へ進み、大入賞口開放コマンドの指示を出し、大入賞口を開放し、図14(B)を参照して上述した大入賞口の開放中の情報表示(第2表示)を開始する。即ち、特別図柄表示装置34の右領域にラウンド数を、中領域にカウント数を、左領域に大当たり図柄の一部を表示する。
【0080】次のマシンサイクルにおいて、ステップ802での大入賞口は開放中かの判断が、今度は大入賞口が開放しているので(S802:Yes)、図11に示すステップ912へ移行する。該ステップ912では、大入賞口開放時間タイマがタイムアップかを判断する。ここでは、大入賞口を開放したばかりなので(S912:No)、ステップ916へ進む。該ステップ916ではカウントSW:ONかを判断する。ここで、カウントスイッチを通過していなかったら(S916:No)、処理を終了する。他方、通過した場合は(S916:Yes)、ステップ918へ進み、R=5かを判断する。ここでは、大入賞口を開放するのは最初なので(S918:No)、ステップ920へ進み、特定領域SW:ONかを判断する。このステップ920では、遊技球が大入賞口51へ入賞した際に特定領域を通過したなら(S920:Yes)、ステップ922へ進み、通過していなければ(S920:No)、ステップ924へ進む。ここでは通過したとして説明を続ける(ステップ920:Yes)。該通過により、特定領域SWはON状態になる(S922)。次にカウント数≧9か、即ち、大入賞口に遊技球がおおむね9個入賞したかを判断する(S924)。大入賞口への入賞により、9カウントになると(S924:Yes)、ステップ926へ進み、大入賞口閉口コマンドの指示を出して、大入賞口51を一旦閉じ、ステップ937にて第2表示を終了する。そして、ステップ928へ進み、特定領域SWはON状態になっているかを判断する。ここでは、上述したようにON状態になっているので(S928:Yes)、ステップ930へ進み、特定領域SWをOFF状態にする。引き続き、ステップ932へ進み、大入賞口に入賞したカウント数をリセットした後、ステップ934へ進み、R=R+1にする。上述したようにRは開放したラウンド数を示し、大入賞口が閉口して、特定領域SWがONされていれば、それを1回として数える。
【0081】上述したように、大入賞口を1回開放した後は、次のマシンサイクルで、図10に示すステップ806のR=0の判断がNoとなり、ステップ824へ進み、図14(C)を参照して上述した大入賞口の閉口時間の情報表示(第3表示)時間が終了したかを判断し、表示時間が終了するまでは(S824:No)、大当たり図柄を表示する第3表示を続け(S826)、時間の終了により(S824:Yes)、第3表示を終了後(S828)、大入賞口開放コマンドの指示を出し、大入賞口を開放し(S830)、上述した大入賞口の開放中の情報表示(第2表示)を再開する(S832)。
【0082】引き続き、大入賞口の開放を6回繰り返した際の処理の流れを説明する。6R目では、それまでに大入賞口が連続して開いた回数は5回なのでR=5となる。まず大入賞口は開放しているとして(S802:Yes)、図11に示すステップ912へ移行し、大入賞口開放時間タイマがタイムアップするまでは(S912:No)、ステップ916へ進み、カウントSW:ONかの判断で、カウントスイッチを通過した場合は(S916:Yes)、ステップ918へ進み、R=5かを判断する。ここではR=5になっているため(S918:Yes)、特定領域SWをON状態にすることなく、ステップ924へ移行する。ステップ924の判断でカウント数≧9になることで(S924:Yes)、ステップ926へ進み、大入賞口閉口コマンドの指示を出力し、第2表示を終了(S927)してからステップ928へ進み、特定領域SWはON状態かを判断する。上述したようにR=5となっており、特定領域SWはON状態にしていないため(S928:No)、ステップ936へ進み、R=6にされる。
【0083】次回のマシンサイクルで、図10に示すステップ802における大入賞口は開放中かの判断において、現在の状態は最終ラウンドが終了しているので(S802:No)、ステップ804へ進む。該ステップ804でのR=6かの判断で、現時点でR=6であるので(S804:Yes)、図12に示すステップ840へ移行する。
【0084】当該ステップ840では、図14(D)を参照して上述した時短へ移行するか否かの大入賞口閉口後の情報表示(第4表示)が完了したかを判断する。ここで、第4表示が終了する前は(S840:No)、第4表示時間が終了したかを判断する(S842)。終了するまでは(S842:No)、第4表示を特別図柄表示装置34に表示する(S844)。そして、設定された時間が経過すると(S842:Yes)、ステップ846にて図8を参照して上述したステップ510で抽出した時短乱数が、“1”、“3”、“5”、“7”、“9”であり次遊技球が時短動作となる際には、図14(D)に示すように「○」を表示する。他方、時短乱数が、“0”、“2”、“4”、“6”、“8”であり、次遊技が通常動作の際には、「×」を表示して第4表示を終了する。その後、上述したステップ510で抽出した時短乱数が、時短動作となる“1”、“3”、“5”、“7”、“9”であるかを判断し(S848)、乱数“1”、“3”、“5”、“7”、“9”である際には(S848:Yes)、次の遊技を時短動作とする時短フラグを設定するための時短設定フラグをセットする(S850)。
【0085】次回のマシンサイクルで、第4表示が終了しているため(S840:Yes)、ステップ852にて時短設定フラグが設定されているかを判断する。ここで、時短設定フラグが設定されている、即ち、次の遊技を時短動作とする際には、ステップ854へ移行し、時短の開始若しくは継続を知らせる第5表示を開始する。
【0086】先ず、ステップ854では、時短フラグが設定されているか、即ち、大当たりが時短時に発生したか、通常時に発生したかを判断する。ここで、通常時に大当たりが発生しているときには(S854:No)、図15(A)を参照して上述した第5表示(おめでとうチャンスタイム突入!)が、長時間(10秒間)表示されたかを判断する(S868)。ここで、10秒間表示される前は(S868:No)、当該第5表示を継続する(S870)。一方、時短時に大当たりが発生しているときには(S854:Yes)、図15(C)を参照して上述した第5表示(つづく)が、短時間(2秒間)表示されたかを判断する(S856)。ここで、2秒間表示される前は(S856:No)、当該第5表示を継続する(S858)。そして、設定された10秒、又は、2秒が経過すると(S868:Yes、S856:Yes)、第5表示を終了する(S860)。引き続き、時短フラグを設定し(S862)、時短設定フラグをリセットした後(S864)、ステップ865へ進み、Rをリセットしてから、大当りフラグをOFFにする(S866)。
【0087】一方、上記ステップ852にて、時短設定フラグが設定されていない、即ち、次の遊技で時短動作が行われないときには(S852:No)、ステップ872へ移行し、図15(B)を参照して上述した第6表示(END)が終了したかを判断する。終了するまでは(S872:No)、第6表示を特別図柄表示装置34に表示する(S874)。そして、設定された時間が経過すると(S872:Yes)、表示を終了する(S876)。その後、時短フラグをリセットし(S878)、ステップ879へ進み、Rをリセットしてから、大当りフラグをOFFし(S880)、当該大入賞口制御処理を終了する。
【0088】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。上述した第1実施形態では、時短機に本発明の構成を適用した例を挙げたが、第2実施形態では、いわゆる確変機に本発明の構成を適用してある。第2実施形態の機械的構成については、図1〜図4を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、この説明は省略する。
【0089】先ず、図2、図3、及び、特別図柄表示装置の情報表示を示す図14,図22を参照し第2実施態様のパチンコ機による遊技のあらましについて説明する。第2実施形態のパチンコ機は、高確率(3/61)と低確率(1/61)とで大当たりの発生確率が変動する。ここで、高確率下においては、第1実施形態と同様に時短動作を併せて行い、入賞記憶を迅速に消化していく。ここで、普通図柄表示装置による遊技は、時短処理が行われる第1実施形態と同様であるため、特別図柄表示装置による遊技についてのみ説明を行う。
【0090】〔特別図柄表示装置による遊技〕
(通常時の遊技)遊技球が第1種始動口41又は普通電動役物42へ入賞すると、特別図柄表示装置34の各第1表示部34A、34B、34Cにて0〜9の図柄の変動をそれぞれ開始する。そして、予め設定された時間が経過すると第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの順で図柄の変動を停止する。
【0091】通常時に大当たりが発生すると、大当たり図柄停止から最初の大入賞口の開放前までのインターバル中は、第1表示として図14(A)に示すように「大当たり!おめでとうございます」が右から左に移動しながら10秒間スクロール表示される。その後、大入賞口51を約29.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供する。この大入賞口の開放中は、図14(B)に示すように、第2表示として右領域にラウンド数が、中領域にカウント数が、左領域に大当たり図柄の一部が表示される。そして、該29.5秒の経過又は開放時間内であっても遊技球がおおむね10個入賞することにより大入賞口51が閉じられる。この大入賞口51の開放中に、入賞球が特定領域53を通過することにより大入賞口51は再び開放される。なお、この大入賞口51の開放回数は6回までである。ここで、大入賞口を閉口から次の大入賞口の開放までのインターバル中は第3の情報表示として、図14(C)に示す大当たり図柄を2秒間表示し、大入賞口の開放に伴い、再び第2の表示がなされる。
【0092】そして、大入賞口の開放中に遊技機が特定領域を通過しなかった場合、もしくは前記最高の6回の開放を繰り返した際には、大入賞口を開放を終了し、終了情報の表示を開始する。ここで、000,111、222、333、444、555、666、777、888、999の大当たり図柄の内、111、333、555、777、999の奇数図柄が表示された際は、高確率へ移行する。奇数図柄が表示された際には、第5の表示へ移行し、図22(A)に示すように「おめでとう。高確率へ移行!」が右から左に移動しながら10秒間スクロール表示され、表示の終了とともに高確率下における、特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。他方、大当たり図柄として000、222、444、666、888が表示された場合、第6の表示へ移行し、図22(B)に示すように「END」が2秒間表示され、表示終了後、通常動作による特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。
【0093】上述したように、通常動作時には、第1の表示「大当たり!おめでとうございます」を10秒という長い期間表示し、不利な条件から大当たりを発生させた遊技者の優越感を一層高める。加えて、高確率へ移行する時には、第5の表示「おめでとう。高確率へ移行!」を10秒という長い期間表示し、遊技者の時短状態の次遊技に対する興趣を更に高める。
【0094】(高確率下の遊技)高確率下においては、特別図柄の変動時間が5.6秒〜2.6秒まで短縮される。高確率中に大当たりが発生した際には、大当たりの図柄停止後、通常時と同様に第1の表示「大当たり!おめでとうございます」が、右から左に移動するスクロール速度を速め2秒間表示される。即ち、表示時間が10秒から2秒に短縮される。第2から第4の表示は通常時と同様である。ここで、高確率中に大当たりが発生し、次の遊技も高確率が継続する際には、第5表示として、図22(C)に示す「つづく」を2秒間だけ表示した後、表示の終了とともに高確率状態での特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。
【0095】ここで、高確率中には、大当たりの連続する蓋然性が高まるが、上述したよう大当たり発生時に、連続すると無駄に感じ易い第1の表示「大当たり!おめでとうございます」を2秒という短時間表示し、直ちに大入賞口を開放させることで、遊技者に苛立ちを感じさせず、遊技を迅速に進行させる。同様に、高確率が続く際、即ち、大当たりの発生する蓋然性の高い状態が続く際には、第5の表示「つづく」を2秒という短期間表示し、迅速に図柄変動を再開させることで、遊技者の次遊技に対する興趣を失わしめることがない。
【0096】また、第2実施形態では、第1表示を2秒間表示する際に、スクロール速度を早めることで、10秒間表示する際と同じ画像データを用いる。このため、画像データを複数用意することなく実現できる。一方、第5表示を、通常時には、「おめでとう。高確率へ移行!」と表示し、高確率時には、「つづく」と異なる内容で表示するため、情報表示に変化を付けれると共に、遊技者に対して遊技の内容を正確に理解させることができる。
【0097】ここで、第2実施形態したパチンコ機による遊技を遂行するための遊技制御装置50の動作について図16〜図20のフローチャートを参照して説明する。遊技制御装置50の主たる処理手順、及び、普通図柄始動処理については、図5及び図6を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略し、図16を参照して普通図柄・普通電動役物制御処理について述べる。
【0098】図16のステップ602〜628までの処理は、図7を参照して上述した第1実施形態と同様である。ステップ630では、現在高確率であるか否かを高確率フラグが設定されているかにより判断し、高確率である際には(S630:Yes)、普通図柄表示装置の短時間変動を設定する変動タイマをスタートさせ(S632)、一方、高確率フラグが設定されていないときには(S630:No)、長時間の変動時間を設定する変動タイマをスタートさせる(S631)。以降の処理は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0099】図17を参照し特別図柄始動処理について説明する。ステップ502〜ステップ508までの処理は図8を参照して第1実施形態と同様である。ステップ510で、図21に示す大当たり及び高確率かを決定する0から9までの10コマ数の高確率乱数内の現タイミング(第1種始動口41へ遊技球が入賞時)に於ける値を抽出し格納する。後述するように本実施形態では、乱数“1”(大当たり図柄111)、“3”(大当たり図柄333)、“5”(大当たり図柄555)、“7”(大当たり図柄777)、“9”(大当たり図柄999)を高確率として設定しており、1/2の確率で高確率となるようになっている。
【0100】図18を参照し、特別図柄変動処理について説明する。ステップ702〜ステップ722までの処理は図9を参照した第1実施形態と同様である。ステップ724では、現在高確率であるか否かを高確率フラグが設定されているかにより判断し、高確率である際には(S724:Yes)、第1実施形態と同様に抽出した大当たり特別乱数の値が大当たりの乱数値“7”、“14”、“21”であるかを判断する(S726)。ここで、乱数値が“7”、“14”、“21”の場合には(S726:Yes)、大当たりフラグを設定する(S730)。一方、高確率フラグが設定されていないときには(S724:No)、大当たり特別乱数の値が大当たりの乱数値“7”であるかを判断する(S725)。ここで、乱数値が“7”の場合には(S725:Yes)、大当たりフラグを設定する(S730)。以降のステップ732〜736の処理は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0101】ステップ738では、現在高確率であるか否かを高確率フラグが設定されているかにより判断し、高確率である際には(S738:Yes)、特別図柄表示装置の短時間変動を設定する変動タイマをスタートさせ(S742)、一方、高確率フラグが設定されていないときには(S738:No)、長時間の変動時間を設定する変動タイマをスタートさせる(S740)。
【0102】図19、図20を参照し大入賞口制御処理について説明する。図19に示すステップ801〜ステップ806までの処理は図10を参照し上述した第1実施形態と同様である。ステップ808では、現在高確率であるか否かを高確率フラグが設定されているかにより判断し、高確率である際には(S808:Yes)、ステップ814へ進み、高確率でない時には(S808:No)、ステップ810へ進む。以降の処理及び図11を参照し上述した処理は、第1実施形態とほぼ同様である。
【0103】第1実施形態と同様に、大入賞口の開放を繰り返し、最終ラウンドが終了するとステップ804でのR=6かの判断がYesとなり図20に示すステップ852へ移行する。
【0104】当該ステップ852では、上述したステップ510で抽出した次遊技が高確率かを決定する高確率乱数値が、高確率となる乱数値“1”、“3”、“5”、“7”、“9”かを判断する。ここで、高確率となる乱数値であった際には(S852:Yes)、ステップ854へ進む。
【0105】ステップ854では、高確率フラグが設定されているか、即ち、大当たりが高確率時に発生したか、通常時に発生したかを判断する。ここで、通常時に大当たりが発生しているときには(S854:No)、図22(A)を参照して上述した第5表示(おめでとう高確率へ移行!)が、長時間(10秒間)表示されたかを判断する(S868)。ここで、10秒間表示される前は(S868:No)、当該第5表示を継続する(S870)。一方、高確率時に大当たりが発生してるときには(S854:Yes)、図22(C)を参照して上述した第5表示(つづく)が、短時間(2秒間)表示されたかを判断する(S856)。ここで、2秒間表示される前は(S856:No)、当該第5表示を継続する(S858)。そして、設定された10秒、又は、2秒が経過すると(S868:Yes、S856:Yes)、第5表示を終了する(S860)。その後、高確率フラグを設定し(S862)、Rをリセットしてから(S865)、大当りフラグをOFFにする(S866)。
【0106】一方、上記ステップ852にて、次遊技が高確率とならない図柄、即ち、次の遊技で高確率動作が行われないときには(S852:No)、ステップ872を経てステップ874へ移行し、特別図柄表示装置34にて第6表示(END)が表示される。そして、設定された時間が経過すると(S872:Yes)、表示を終了する(S876)。その後、高確率フラグをリセットし(S877)、Rをリセットしてから(S878)、大当りフラグをOFFし(S880)、当該大入賞口制御処理を終了する。
【0107】[第3実施形態]次に本発明の第3実施形態に係るパチンコ機について説明する。上述した第1、第2実施形態では、時短時、確変時に大当たりが発生した際にと、通常時に大当たりが発生した際とで、大当たりに関する情報表示の時間を異ならしめた。これに対して、第3実施形態は、時短・確変は行わないが、大当たりの発生間隔に応じて、大当たりに関する情報表示の時間を異ならしめてある。具体的には、大当たりが前回の大当たりの発生から、特別図柄表示装置34の図柄変動が30回以内に発生、即ち、大当たりが、少ない変動数で発生した際には、第1表示として図28(C)に示す「大当たり連発!」が短時間表示(2秒間)される。一方、変動回数が31回以上、即ち、大当たりが多く変動した後に発生した際には、図28(A)に示す「大当たり!おめでとうございます」が長時間表示(10秒間)される。第3実施形態の機械的構成については、図1〜図4を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、この説明は省略する。
【0108】先ず、図2、図3、及び、特別図柄表示装置の情報表示を示す図28を参照し第3実施態様のパチンコ機による遊技のあらましについて説明する。
〔普通図柄表示装置による遊技〕遊技球が普通図柄作動ゲート40、40を通過すると、普通図柄表示装置32の左赤色ダイオード32a、中緑色ダイオード32b、右赤色ダイオード32cが順次点灯(変動表示)する。普通図柄表示装置32の変動開始後、変動固定時間である28秒変動させた後、表示図柄が後述する普通図柄乱数によって選択された停止図柄と一致したときに変動を停止させる。ここで、左赤色ダイオード32a、又は、右赤色ダイオード32cのいずれか1個でも点灯した状態であれば、当たりとなり、普通電動役物42が0.5秒間開放される。開放した普通電動役物42に遊技球が1個入賞すると、開放時間であっても開放動作は終了する。
【0109】〔特別図柄表示装置による遊技〕遊技球が第1種始動口41又は普通電動役物42へ入賞すると、特別図柄表示装置34の各第1表示部34A、34B、34Cにて0〜9の図柄の変動をそれぞれ開始する。そして、予め設定された時間が経過すると第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの順で図柄の変動を停止する。ここで、第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が異なる場合にはハズレとなる。他方、第1表示部34A、第2表示部34B、第3表示部34Cの図柄が同じときには、大当たりとなる。
【0110】大当たりが、図柄変動が30回以内に発生した際には、大当たり図柄停止から最初の大入賞口の開放前までのインターバル中に、第1表示として図28(C)に示す「大当たり連発!」が短時間表示(2秒間)される。一方、図柄が31回以上変動した後に大当たりが発生した際には、図28(A)に示す「大当たり!おめでとうございます」が長時間表示(10秒間)される。その後、大入賞口51を約29.5秒開放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供する。この大入賞口の開放中は、図28(B)に示すように、第2表示として右領域にラウンド数が、中領域にカウント数が、左領域に大当たり図柄の一部が表示される。そして、該29.5秒の経過又は開放時間内であっても遊技球がおおむね10個入賞することにより大入賞口51が閉じられる。この大入賞口51の開放中に、入賞球が特定領域53を通過することにより大入賞口51は再び開放される。なお、この大入賞口51の開放回数は6回までである。ここで、大入賞口を閉口から次の大入賞口の開放までのインターバル中は第3の情報表示として、大当たり図柄を2秒間表示し、大入賞口の開放に伴い、再び第2の表示がなされる。
【0111】そして、大入賞口の開放中に遊技機が特定領域を通過しなかった場合、もしくは前記最高の6回の開放を繰り返した際には、大入賞口を開放を終了し、終了情報の表示を開始する。ここでは、図28(D)に示す「END」が2秒間表示され、表示終了後、特別図柄表示装置34の図柄変動が再開される。
【0112】第3実施形態のパチンコ機では、当たりに関する情報の表示が、当たりの発生までの図柄変動の回数が多い際、即ち、当たりが発生し難い時に長く表示され、一方、変動回数が少ない際、即ち、当たりが頻繁に発生する際には、短く表示される。このため、当たりが発生し難い際に、当たり発生の興趣を高めることができ、一方、当たりが頻繁に発生する際には、遊技を迅速に進行させ、遊技者の集中力を失わせることがない。
【0113】第3実施形態では、表示時間を異ならしめる際に、情報表示の内容を「大当たり!おめでとうございます」から「大当たり連発」へ変えるため、情報表示に変化を付けることができる。
【0114】ここで、第3実施形態のパチンコ機による遊技を遂行するための遊技制御装置50の動作について図23〜図26のフローチャートを参照して説明する。遊技制御装置50の主たる処理手順、及び、普通図柄始動処理については、図5及び図6を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略し、図23を参照して普通図柄・普通電動役物制御処理について述べる。
【0115】図23のステップ602〜628までの処理は、図7を参照して上述した第1実施形態と同様である。ステップ631では、普通図柄表示装置の固定変動時間を設定する変動タイマをスタートさせる。以降の処理は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0116】図24を参照し特別図柄始動処理について説明する。ステップ502〜ステップ508までの処理は図8を参照して第1実施形態と同様である。第3実施形態では、ステップ508で全処理を終了する。
【0117】図25を参照し、特別図柄変動処理について説明する。ステップ702〜ステップ726までの処理は図9を参照した第1実施形態と同様である。ステップ726で、大当たり乱数値が”7”かを判断し、”7”でないハズレの際に(S767:No)、ハズレの連続回数を示す変数Hに1を加算する(S727)。以降のステップ730〜ステップ737までの処理は第1実施形態と同様である。そして、ステップ740で、特別図柄表示装置の固定変動時間を設定する変動タイマをスタートさせ、処理を終了する。
【0118】図26、図27を参照し大入賞口制御処理について説明する。図19に示すステップ801〜ステップ806までの処理は図10を参照し上述した第1実施形態と同様である。ステップ808では、前回の大当たりから図柄変動を30回以上行ったかを、ハズレの連続回数を示す変数Hが30未満かに基づき判断する。ここで、変動回数が30回を越えない際には(S808:Yes)、ステップ814へ進み、31回以上変動している時には(S808:No)、ステップ810へ進む。以降の処理及び図11を参照し上述した処理は、第1実施形態とほぼ同様である。
【0119】第1実施形態と同様に、大入賞口の開放を繰り返し、最終ラウンドが終了するとステップ804でのR=6かの判断がYesとなり図27に示すステップ872へ移行する。
【0120】ステップ872では、第6表示を終了したかを判断し、終了する前(S872:No)は、特別図柄表示装置34にて第6表示(END)を表示する。そして、設定された時間が経過すると(S872:Yes)、表示を終了する(S876)。その後、ステップ878へ進み、Rをリセットし、大当りフラグをOFFし(S880)、上記ハズレの連続回数を示す変数Hをリセットしてから(S885)、当該大入賞口制御処理を終了する。
【0121】上述した第1〜第3実施形態では、スクロール速度を変えたり、表示する文字数を減らしたりして時間短縮を行った。この代わりに、スクロールも行わず、表示する内容は同じで、単に表示する時間のみを異ならすことも可能である。例えば、表示内容は「大当たり!」だけで、通常時からの大当たりでは10秒間表示し、時短時・確変時からの大当たりでは2秒間のみ表示することもできる。
【0122】上述した第1〜第3実施形態では、大当たりに関する情報を文字・記号によるメッセージで表示する例を挙げたが、花火が打ち上がる画像等の画像データによる表示を用いて、途中課程から結果までの画像と、結果画像とを使い分けることで表示時間に変化を付けることも可能である。




 

 


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