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発明の名称 パチンコ機および記録媒体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−187252(P2001−187252A)
公開日 平成13年7月10日(2001.7.10)
出願番号 特願平11−372863
出願日 平成11年12月28日(1999.12.28)
代理人 【識別番号】100095795
【弁理士】
【氏名又は名称】田下 明人
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA32 BC53 BC56 BC58 CA08 CA30 
発明者 岸 勇夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技中に発生したデータを書換え可能に記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたデータを参照して遊技を制御する制御手段と、このパチンコ機に発生した異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段によって前記異常が検出された際に前記記憶手段へのアクセスを禁止する禁止手段と、を備えたことを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】 前記記憶手段へのアクセスの禁止は、NMI(ノン・マスカブル・インタラプト)割込みに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
【請求項3】 前記記憶手段は、電源が供給されることによって前記データの記憶を保持するものであり、前記異常検出手段が前記異常を検出した場合に前記記憶手段に前記電源を供給する電源供給手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
【請求項4】 前記記憶手段は、少なくとも賞球の払出しを制御するマイクロプロセッサに内蔵されたRAMであり、前記電源供給手段は、前記マイクロプロセッサに設けられた内蔵RAMバックアップ用電源端子に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ機。
【請求項5】 前記電源供給手段は、蓄電媒体であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のパチンコ機。
【請求項6】 賞球の払出しを行うための処理が、優先順位第2位で割込み処理されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機。
【請求項7】 前記データは、少なくとも賞球の払出しに関するデータであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のパチンコ機。
【請求項8】 前記蓄電媒体は、コンデンサであることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1つに記載のパチンコ機。
【請求項9】 遊技中に発生したデータを書換え可能に記憶手段に記憶する処理と、前記記憶手段に記憶されたデータを参照して遊技を制御する処理と、このパチンコ機に発生した異常を検出する処理と、前記異常が検出された際に前記記憶手段へのアクセスを禁止する処理とを含むコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータによって遊技を制御するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機では、賞球の払出を以下に示すように行っている。入賞した入賞球は、入賞球集合部に集められ、入賞球導出路を流下して入賞球排出機構部に到達する。この入賞球排出機構部には、入賞球検出スイッチが設けられており、この入賞球検出スイッチがONすると、賞球払出装置が作動し、入賞に見合った賞球が払出され、入賞球排出機構部に貯留している入賞球を1個排出する。このような構造により、入賞球は入賞球排出機構部に貯留されるため、パチンコ機が停電した場合でも、電源の復帰後に賞球の払出を継続することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパチンコ機は、入賞球集合部、入賞球導出路および入賞球排出機構部などの構造物が必要であるため、パチンコ機の裏セットの構造が複雑になるので、製造効率が悪いし、省スペース化を図ることが困難であるという問題があった。また、入賞球排出機構部は、入賞球を1個ずつ排出する動作を頻繁に繰り返すため、動作部分の摩耗や破損などによる故障がつきまとうという問題もあった。さらに、上記構造物の製造コストが、パチンコ機全体の製造コストを高くする要因になっており、そのことがパチンコ機の製造コストを低減する妨げとなっていた。そこで、本発明者は、賞球数ごとに入賞球の数を電気的に記憶する構成を考えた。この構成によれば、上記構造物が不要であるため、上記諸問題を解決することができる。また、記憶したデータは、電源の遮断や電圧低下によって喪失するため、記憶を維持するためのバックアップ電源を設ける構成を考えた。しかし、払出制御基板が、たとえば賞球払出モータへ駆動パルスを出力する処理を行っており、他の割込み処理を禁止している場合において、パルス出力処理時間が長くなると、割込みが許可され、バックアップ処理をしようとしても間に合わず、記憶したデータの一部または全部を破壊してしまう可能性が推測される。
【0004】そこでこの発明は、パチンコ機に電源遮断や電圧低下などの異常が発生した場合であっても、賞球の払出に関するデータを正確に記憶維持できるパチンコ機を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遊技中に発生したデータを書換え可能に記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたデータを参照して遊技を制御する制御手段と、このパチンコ機に発生した異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段によって前記異常が検出された際に前記記憶手段へのアクセスを禁止する禁止手段とを備えたという技術的手段を用いる。
【0006】異常検出手段によって異常が検出されると、禁止手段によって記憶手段へのアクセスが禁止される。これにより、記憶手段に記憶された遊技中に発生したデータが書換えられることがない。ここで、異常とは、パチンコ機に供給されている電源の遮断、電源電圧の低下、パチンコ機に設けられたコンピュータの異常など、遊技に影響を与える異常を意味する。たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、払出制御基板200(図3、図5、図7)に搭載されたマイクロプロセッサ210に備えられたRAM(記憶手段)216は、払出制御基板200に供給されている電源電圧が所定の電圧以下になった場合に、NMI割込みによってRAM216へのアクセスが禁止される。また、バックアップ電源たるコンデンサC1(図5)にチャージされている電源によって、入賞の有無、入賞回数および払い出すべき賞球数(遊技中に発生したデータ)などをバックアップする。そして、電源が復帰すると、サブCPU212は、RAM216に記憶されている賞球数を参照し、賞球ユニット62(図3)を動作させ、記憶されている賞球数に対応する賞球を払出す。
【0007】つまり、停電や電圧低下などの異常が発生した場合は、賞球数などの遊技中に発生したデータを記憶したRAMへのアクセスが禁止されるため、RAMに記憶されたデータの一部または全部が破壊されるおそれがない。そして、RAMに記憶されているデータが正確であるため、電源復帰後に正確な数の賞球を払出すことができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のパチンコ機において、前記記憶手段へのアクセスの禁止は、NMI(ノン・マスカブル・インタラプト)割込みに設定されているという技術的手段を用いる。
【0009】つまり、遊技中に発生したデータを記憶手段に記憶する処理を行うCPUが、割込み処理として賞球の払出処理を実行している場合であっても、NMI割込みが発生すると賞球の払出処理を中止し、記憶手段へのアクセスを禁止できるため、記憶手段に記憶されているデータの破壊を防止することができる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のパチンコ機において、前記記憶手段は、電源が供給されることによって前記データの記憶を保持するものであり、前記異常検出手段が前記異常を検出した場合に前記記憶手段に前記電源を供給する電源供給手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0011】つまり、記憶手段が、電源が供給されることによってデータの記憶を保持するものである場合において、パチンコ機に電源遮断や電圧低下などの異常が発生した場合に、電源供給手段によって記憶手段に電源を供給することができるため、記憶手段はデータの記憶を保持することができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のパチンコ機において、前記記憶手段は、少なくとも賞球の払出しを制御するマイクロプロセッサに内蔵されたRAMであり、前記電源供給手段は、前記マイクロプロセッサに設けられた内蔵RAMバックアップ用電源端子に接続されているという技術的手段を用いる。
【0013】つまり、少なくとも賞球の払出しを制御するマイクロプロセッサに内蔵されたRAMによってデータを記憶することにより、マイクロプロセッサとは別個に記憶手段を設ける必要がないため、省スペース化を図ることができるとともに、記憶手段を別個に回路基板に実装する手間を省くことができる。また、マイクロプロセッサに設けられた内蔵RAMバックアップ用電源端子に電源供給手段を接続する構成にすることにより、マイクロプロセッサが搭載された基板に電源供給手段を設ける必要がなく、電源供給手段を内蔵RAMバックアップ用電源端子に接続するだけの簡単な配線により、マイクロプロセッサに内蔵された記憶手段のバックアップが可能となる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項3または請求項4に記載のパチンコ機において、前記電源供給手段は、蓄電媒体であるという技術的手段を用いる。
【0015】つまり、電源供給手段は蓄電媒体であるため、パチンコ機を駆動する主電源が機能しなくなった場合であっても、電源供給手段から記憶手段へ電源を供給することができる。なお、蓄電媒体とは、後述するコンデンサや電池など、電荷を蓄えておくことができる媒体を意味する。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機において、賞球の払出しを行うための処理が、優先順位第2位で割込み処理されるという技術的手段を用いる。
【0017】つまり、賞球の払出しは、遊技者にとって重要な処理であり、遊技者は、入賞後、短時間で賞球の払出しが行われることを望むことから、賞球の払出しを行うための処理を優先順位第2位で割込み処理することにより、入賞後賞球の払出しまでの時間を短縮することができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のパチンコ機において、前記データは、少なくとも賞球の払出しに関するデータであるという技術的手段を用いる。
【0019】つまり、払出される賞球の数など、賞球の払出しに関するデータは、遊技者側およびパチンコホール側の利益に係わる重要なデータであることから、異常発生時にそのデータが記憶された記憶手段へのアクセスを禁止し、データの破壊を防止することにより、双方の利益を守ることができる。
【0020】請求項8に記載の発明では、請求項5ないし請求項7のいずれか1つに記載のパチンコ機において、前記蓄電媒体は、コンデンサであるという技術的手段を用いる。
【0021】つまり、コンデンサを充電しておけば、パチンコ機の主電源が機能しなくなった場合であっても、コンデンサの放電電流を電源として記憶手段へ供給することができる。また、コンデンサは、電池などと異なり、放電後に短時間で再充電することができ、何度も使用できるため、交換が殆ど不要であるという利点や、コスト的にも電池などよりも安価であるという利点がある。さらには、コンデンサは、容量を変えることにより、放電時間、つまり記憶手段をバックアップできる時間を容易に設定できるという利点がある。
【0022】請求項9に記載の発明では、遊技中に発生したデータを書換え可能に記憶手段に記憶する処理と、前記記憶手段に記憶されたデータを参照して遊技を制御する処理と、このパチンコ機に発生した異常を検出する処理と、前記異常が検出された際に前記記憶手段へのアクセスを禁止する処理とを含むコンピュータプログラムが記録された記録媒体という技術的手段を用いる。
【0023】つまり、コンピュータによって遊技を制御するパチンコ機は、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、パチンコ機に設けられたROMなどの記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをCPUが実行することにより機能することから、上記コンピュータプログラムを記録したROMなどの記録媒体を使用することにより、請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載のパチンコ機を実現できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るパチンコ機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、この発明に係るパチンコ機として、いわゆる第1種パチンコ機を例に挙げて説明する。
[全体の主要構成]まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、この実施形態のパチンコ機を正面から見た説明図である。パチンコ機10には、前枠11が開閉可能に備えられており、その前枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス枠13が開閉可能に取付けられている。ガラス枠13の内部には、遊技盤14が設けられている。前枠11の右下には、遊技球を遊技盤14へ発射する発射モータ(図3に符号15eで示す)を操作するための発射ハンドル15aが回動可能に取付けられており、遊技盤14の左方には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するガイドレール16が設けられている。発射ハンドル15aには、発射操作を停止するための発射停止ボタン15bが設けられている。
【0025】前枠11の右側には、ガラス枠13開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り17が設けられおり、前枠11の上方には、枠ランプ18aが設けられている。ガラス枠13の下には、前面板19が設けられており、この前面板19の左側上部には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口20aが形成されており、この賞球・貸球供給口20aの供給側には、その賞球・貸球供給口20aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿20が取り付けられている。上受け皿20の下方には、上受け皿20の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー20bの操作により上受け皿20から排出された遊技球などを排出する排出口21aが形成されている。排出口21aの排出側には、その排出口21aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿21が設けられている。また、前枠11の左側には、プリペイドカードを挿入するスリット22aを有するプリペイドカードユニットなどの遊技機外装置部分22が設けられている。
【0026】[遊技盤14の主要構成]次に、遊技盤14の主要構成についてそれを示す図2を参照して説明する。遊技盤14の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の作動される回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED35と、液晶表示で複数の図柄、たとえば0〜9の特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置32と、この特別図柄表示装置32の始動回数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED36とが備えられている。
【0027】センターケース30の左右には、普通図柄表示装置34を作動させるための普通図柄作動ゲート26,26が設けられている。センターケース30の下方には、特別図柄表示装置32を作動させる機能を有する第1種始動口27が設けられており、この第1種始動口27の下方には普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けられている。開放された普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に、特別図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えている。普通電動役物28の下方には、特別図柄表示装置32の停止図柄が当たり図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。
【0028】この変動入賞装置40には、当たりの発生時に開放される扉形式の大入賞口41が開閉可能に取り付けられており、この大入賞口41の両側には、下入賞口29,29がそれぞれ設けられている。また、大入賞口41の内部には、大入賞口41を連続して開放する機能を有する特定領域42と、この特定領域42を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図3に符号42aで示す)と、大入賞口41に入賞した遊技球の数Pをカウントする大入賞口スイッチ(図3に符号43aで示す)とが設けられている。
【0029】その他、遊技盤14には、風車23,23と、袖入賞口24,24と、コーナー飾りランプ18b,18bと、入賞時に点灯する入賞ランプ18cと、球切れ時に点灯する球切れランプ18dと、サイド飾りランプ18e,18eと、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45とが設けられている。また、遊技盤14には、多くの釘28が打ち込まれており、遊技盤14に発射された遊技球は、釘28間を乱舞しながら落下する。
【0030】[パチンコ機10の電気的構成]次に、パチンコ機10の電気的構成についてそれをブロックで示す図3を参照して説明する。パチンコ機10には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、遊技の制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が各種制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM114と、メインCPU112が各種制御プログラムを実行する際にROM114から読出された制御プログラムや遊技中に発生する大当りに関するデータなどの各種データを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。
【0031】主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しなどを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置32、遊技盤14に設けられたランプ類を制御するランプ制御装置75、遊技中の効果音などを再生する音声再生装置(図示省略)を制御する音声制御装置79、遊技球の第1種始動口27の通過を検出する第1種始動口スイッチ27a、入賞や大当りなどに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板55である。
【0032】払出制御基盤200には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。また、払出制御基盤200には、電源基板80、CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。
【0033】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ21bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されている。賞球ユニット62は、賞球払出センサ62a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効率良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は賞球払出モータ62cによって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方の機構に設けられており、賞球払出センサ62bは他方の機構に設けられている。賞球払出センサ62a,62bによる検出信号は、センサ中継基板54から遊技枠中継基板53を介して主基板100へ送出され、その信号に基づいてCPU120は、払い出された賞球数をカウントする。
【0034】払出中継基板55には、貸球がなくなったことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されている。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、図柄作動口スイッチ26a、大入賞口スイッチ43a、袖入賞口24への入賞を検出する袖入賞口スイッチ24a、下入賞口29への入賞を検出する下入賞口スイッチ29a、天入賞口31への入賞を検出する天入賞口スイッチ31aおよび大入賞口中継基板50である。
【0035】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装置などを備える遊技機外装置部分22と電気的に接続されている。電源基板80は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。
【0036】[主なハードウエア構成]次に、パチンコ機10の主なハードウエア構成についてそれを示す図4を参照して説明する。なお、ここでは、主基板100のメインCPU112および払出制御基板200のサブCPU212間のインターフェースにおけるハードウエア構成を例に挙げて説明する。主基板100のメインCPU112から出力された各種制御コマンドは、メインCPUバス118を介して出力ポート120へ出力され、その出力された各種制御コマンドは、メインCPUパラレル出力ポート124を介して出力バッファ126に一時的に蓄積された後、サブCPU212に接続された入力バッファ220に蓄積される。そして、メインCPU112から出力された転送信号が、メインCPUバス118から出力ポート122、出力バッファ128および入力バッファ222を介してサブCPU212のトリガ入力(TRG2)226に入力されると、入力バッファ220に蓄積されている各種制御コマンドがサブCPUパラレル入力ポート228を介してサブCPU212の入力ポート224に取り込まれる。そして、サブCPU212は、取込んだ各種制御コマンドが何を意味する制御コマンドであるかなどの解析を行い、その解析結果に基づいて賞球ユニット62に賞球払出命令を出力するなどの制御を行う。なお、主基板100のメインCPU112と払出制御基板200以外の基板に搭載されたサブCPUとの間のハードウエア構成も上述した構成と同じ構成である。
【0037】[電源基板80の主要構成、電源基板80と各基板との接続関係]次に、電源基板80の主要構成、電源基板80と各基板との接続関係について図5および図6を参照して説明する。図5は、電源基板80の主要構成を各基板との接続関係と共に示す説明図であり、図6は、電源基板80と各基板との接続関係の詳細を示す説明図である。図5に示すように、主電源70から供給された24Vの交流電流は、フューズF1を介して整流回路81によって32Vの直流に変換され、主基板100および払出制御基板200にそれぞれ供給される。また、32Vの直流は、DC/DCコンバータ82によって12Vに変圧され、主基板100、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御装置79および払出制御基板200へそれぞれ供給される。また、主電源70の交流24Vは、フューズF2を介してCR接続基板56に供給される。
【0038】主基板100に供給された12Vの直流は、盤面中継基板51(図3)に供給され、普通電動役物ソレノイド28aや普通図柄表示装置34などを駆動する。特別図柄表示装置32に供給された12Vの直流は、特別図柄表示器の液晶などを駆動し、ランプ制御装置75に供給された12Vの直流は、コーナー飾りランプ18bや入賞ランプ18cなどのランプ類を点灯または点滅させる。音声制御装置79に供給された12Vの直流は、音声回路を介してスピーカを駆動し、払出制御基板200に供給された12Vの直流は、払出中継基板55を介して賞球ユニット62や貸球ユニット63に供給され、賞球払出モータ62cなどを駆動する。
【0039】また、DC/DCコンバータ82によって12Vに変圧された直流電流は、DC/DCコンバータ83によって5Vに変圧され、この5Vの直流は、主基板100、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御装置79および払出制御基板200へそれぞれ供給される。主基板100に供給された5Vの直流は、マイクロプロセッサ110(図3)の駆動電源となり、払出制御基板200に供給された5Vの直流は、マイクロプロセッサ210(図3)の駆動電源となる。また、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75および音声制御装置79に供給された5Vの直流は、各装置に設けられたマイクロプロセッサ(図示せず)の駆動電源となる。つまり、各基板の電源は、総て単一の電源基板80から供給されており、電源基板80が各基板の電源を制御する。このため、従来のように、各基板において変圧する構成のものよりも、変圧回路分のスペースを各基板において省くことができる。また、同じ電源電圧を用いる基板であっても各基板ごとに変圧を行っていた従来のものよりも、電源供給のための回路設計を簡易化することができる。
【0040】図6に示すように、電源基板80には、主基板100へ電源を供給するためのNo.1〜5の5ピンのコネクタCN2aが取付けられており、このコネクタCN2aは、ケーブルL1によって主基板100に取付けられたコネクタCN1と接続される。ケーブルL1の一端には、コネクタCN2aと接続するための端子CN2bが取付けられており、他端には主基板100側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。また、電源基板80には、払出制御基板200へ電源を供給するためのNo.1〜6の6ピンのコネクタCN3aが取付けられており、このコネクタCN3aは、ケーブルL2によって払出制御基板200に取付けられたコネクタCN1と接続される。ケーブルL2の一端には、コネクタCN3aと接続するための端子CN3bが取付けられており、他端には払出制御基板200側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。
【0041】さらに、電源基板80には、コネクタCN7a,CN4a,CN5a,CN6a,CN1aが取付けられている。コネクタCN7aは、ケーブルL3によってCR接続基板56と接続されており、ケーブルL3の一端にはコネクタCN7aと接続するための端子CN7bが取付けられており、他端にはCR接続基板56側のコネクタCN2と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。コネクタCN4aは、ケーブルL4によって特別図柄表示装置32に設けられた特別図柄制御基板32aと接続されており、ケーブルL4の一端にはコネクタCN4aと接続するための端子CN4bが取付けられており、他端には特別図柄制御基板32a側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。
【0042】コネクタCN5aは、ケーブルL5によってランプ制御装置75に設けられたランプ制御基板75aと接続されており、ケーブルL5の一端にはコネクタCN5aと接続するための端子CN5bが取付けられており、他端にはランプ制御基板75a側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。コネクタCN6aは、ケーブルL6によって音声制御装置79に設けられた音声制御基板79aと接続されており、ケーブルL6の一端にはコネクタCN6aと接続するための端子CN6bが取付けられており、他端には音声制御基板79a側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。コネクタCN1aは、電源コードL7によって主電源70と接続されており、電源コードL7の一端にはコネクタCN1aと接続するための端子CN1bが取付けられている。また、ケーブルL4〜L6は端子のピンの数が同じであるため、共通のケーブルを用いることができる。したがって、端子のピンの数がそれぞれ異なるケーブルを用いる場合よりもケーブルを選択する手間を省くことができるため、ケーブルの接続処理を容易かつ短時間で行うことができる。また、共通で用いることができるケーブルの数が多いため、端子のピンの数が異なるケーブルを何種類も製造する場合よりも製造コストを低減することができる。
【0043】[データのバックアップ機能]ここで、マイクロプロセッサ210に内蔵のRAM216に格納されたデータをバックアップする機能について図5および図7を参照して説明する。図7は、電源基板80とマイクロプロセッサ210との接続関係を示す説明図である。なお、以下の説明においてサブ化基板とは、主基板100および払出制御基板200以外の各基板をいう。図5に示すように、DC/DCコンバータ83と払出制御基板200とを接続する電源供給ライン83aには、ダイオードD1が直列接続されており、そのダイオードD1の出力側にはバックアップ電源たるコンデンサC1が並列接続されている。このコンデンサC1は、DC/DCコンバータ83から供給される5Vの直流電流によって充電される。そのコンデンサC1の放電電流は、図7に示すようにケーブルL2を介してマイクロプロセッサ210の内蔵RAMバックアップ用電源端子VBBに供給される。
【0044】また、図7に示すように、払出制御基板200には、12Vおよび5Vの電圧を監視するための電圧監視用IC220が搭載されており、その電圧監視用IC220の出力は、マイクロプロセッサ210のNMI(ノン・マスカブル・インタラプト)端子に接続されている。なお、主基板100のマイクロプロセッサ110にも12Vおよび5V監視用の電圧監視用IC(図示せず)が接続されており、各サブ化基板に搭載されたマイクロプロセッサには、5V監視用の電圧監視用IC(図示せず)が接続されている。なお、ケーブルL2の他端を払出制御基板200側のコネクタCN1(図6)から外すことにより、コンデンサC1からのバックアップ電源の供給を停止させることができる。これにより、RAM216に格納されている賞球の払出しに重要なデータが静電気ノイズや不正行為などによって書換えられた場合であっても、迅速かつ容易にバックアップ電源の供給を停止させることができるため、データの書換えによる損失を最小限にくい止めることができる。また、ケーブルL2の途中にスイッチを設け、そのスイッチによってバックアップの中止または開始を切替えるように構成することもできる。この構成によれば、コネクタを外す場合よりも容易にバックアップの中止または開始を切替えることができる。この実施形態では、コンデンサC1は、電気二重層コンデンサであり、公称静電容量は0.1F、定格電圧5.5Vである。また、ケーブルL1〜L6は、FPC(フレキシブル・プリント・サーキット)である。
【0045】[電源および払出制御基板の主な制御]次に、各基板の電源の制御および払出制御基板200の主な制御について図8ないし図12を参照して説明する。図8はサブCPU212が実行するプログラムスタート処理の流れを示すフローチャートであり、図9はサブCPU212が実行するメインプログラム処理の流れを示すフローチャートである。図10はサブCPU212が実行するコマンド入力処理の流れを示すフローチャートであり、図11はサブCPU212が実行するNMI割込み処理の流れを示すフローチャートである。図12は、各基板の電源の立上げから立下がりを示すタイミングチャートである。
【0046】(電源の立上げ)主電源70(図5)を立上げると、DC/DCコンバータ83から各基板へ5V電源が供給される。そして、各基板に搭載されたマイクロプロセッサに接続された電圧監視用ICの最低動作電圧以上になると、総ての基板においてシステムリセット信号(ローレベル)が出力され安定する。続いて5V電源が電圧Vusに達してから時間Trs後にサブ化基板のシステムリセット信号が解除され(ローレベル→ハイレベル)、各サブ化基板それぞれの制御が開始される。そしてDC/DCコンバータ82から各基板に12V電源が供給され、その12V電源が電圧Vuhに達してから時間Trh後に払出制御基板200のシステムリセット信号が解除され、サブCPU212(図7)は、セキュリティチェックを実行する。このセキュリティチェックでは、ROM214に記録されているコンピュータプログラムに異常が存在しないかなどのチェックを行う。続いてセキュリティチェックが終了すると、サブCPU212は動作を開始する。
【0047】(サブCPU212のプログラムスタート処理)ここで、サブCPU212が実行するプログラムスタート処理について図8を参照して説明する。サブCPU212は、割込み禁止を設定し(ステップ(以下、Sと略す)10)、メインルーチンからサブルーチンへ移行するときにメインルーチンのアドレスを保持するためのスタックポインタをアドレスのボトムに設定する(S12)。続いてサブCPU212は、RAM216へのアクセス許可を設定し(S14)、割込みモードにモード2を設定する(S16)。続いてサブCPU212は、インタラプトレジスタにモード2で使用するアドレスを設定し(S18)、RAM216のチェックデータが正しいか否か、たとえばA5A5Hであるか否かを判定し(S20)、チェックデータが正しい場合は(S20:Yes)、RAM216内のバックアップ領域以外を0クリア(初期化)し、チェックデータが正しくない場合は(S20:No)、RAM216の全領域(たとえば256バイト)を総て0クリア(初期化)するとともにチェックデータ(たとえばA5A5H)をストアする(S24)。続いてサブCPU212は、サブCPU212の暴走を監視するタイマであるウオッチドッグタイマなどの内蔵ディバイスの初期設定を行い(S26)、作業領域の初期設定を行う(S28)。続いてサブCPU212は、割込み許可を設定し(S30)、このS30を繰り返す無限ループに移行する。そして12V電源が電圧Vumに達してから時間Trm後に主基板100のシステムリセット信号が解除され、主基板100のメインCPU112はセキュリティチェックを実行した後に動作を開始する。この段階で、パチンコ機10が遊技可能な状態になる。以上のように、サブ化基板、払出制御基板200、主基板100の順序で制御を開始することができるため、主基板100が管理する総ての基板において主基板100からのコマンド受信漏れが発生することがない。
【0048】(サブCPU212のメインプログラム処理)ここで、払出制御基板200のサブCPU212が実行するメインプログラム処理の流れについて図9を参照して説明する。このメインプログラム処理は、CTC(タイマカウンタ)218(図7)のチャンネル3割込みによって実行される。サブCPU212は、割込み許可を設定し(S100)、ウオッチドッグタイマをリスタートさせる(S200)。続いてサブCPU212は、データやコマンドの出力処理(S300)、入力処理(S400)、払い出す賞球数の記憶や払出命令などの賞球処理(S500)、CR接続基板56(図3)からのデータに基づいて貸球ユニット63を制御する貸球処理(S600)を実行する。
【0049】(サブCPU212のコマンド入力処理)次に、サブCPU212が実行するコマンド入力処理の流れについて図10を参照して説明する。このコマンド入力処理は、CTC218のチャンネル2割込みによって実行される。サブCPU212は、主基板100から送出された払出コマンドなどの制御コマンドを入力し(S50)、その入力した制御コマンドをチェックする(S52)。たとえば、制御コマンドは8ビットの信号で構成された2バイトであり、それを1バイトずつに振り分ける。続いてサブCPU212は、その入力した制御コマンドが何を意味する制御コマンドであるか、たとえば5個の賞球の払出命令を示すものか、15個の賞球の払出命令を示すものかなどを解析し(S54)、割込み許可を設定する(S56)。このように、コマンド入力処理はチャンネル2割込みに割り当てられており、後述するNMI割込み処理に続く優先順位第2位で実行されるため、たとえばサブCPU212が賞球払出モータ62cへパルス出力を行っているときに主基板から賞球払出の制御コマンドが送信された場合であっても、その制御コマンドの解析を優先して行うことができる。したがって、主基板100からの制御コマンド受信の取りこぼしによる賞球払出ミスや賞球払出の遅れなどをなくすことができる。
【0050】(電源の立下げ)パチンコホールの営業終了時の電源遮断、停電、あるいは電源の異常などにより、主電源70が遮断され、12V電源が電圧Vdmに達すると、主基板100にシステムリセット信号が発生する(ハイレベル→ローレベル)。続いて12V電源が電圧Vdh(たとえば10.3V)に達するとNMI信号が生成され、このNMI信号は時間Tnmiの期間継続する。この時間Tnmiの期間内に賞球数などのデータがRAM216にバックアップされる。このとき、コンデンサC1(図5)の放電電流がマイクロプロセッサ210のバックアップ用電源端子VBB(図7)に供給されるため、RAM216は賞球データなどのデータの記憶を維持することができる。
(サブCPU212のNMI割込み処理)ここで、サブCPU212が実行するNMI割込み処理について図11を参照して説明する。サブCPU212は、NMI信号が生成されると、RAM216に対するアクセスレジスタにアクセス禁止を設定する(S70)。この割込み処理は、他の割込み処理よりも最優先で実行される。つまり、RAM216へのアクセスを禁止することにより、RAM216に格納されている賞球データが書き換えられてしまうのを防止する。
【0051】たとえば、RAM216をバックアップするタイミングのときに、既に他の割込み処理が実行されており、新たな割込みを禁止していた場合に前記他の割込み処理の処理時間が長くなると、その後に割込み処理が許可され、RAM216へのアクセスを禁止しようとしても間に合わず、RAM216の記憶内容の一部または全部を破壊してしまうおそれがある。そこで、NMI割込み処理によってRAM216へのアクセスを禁止することにより、RAM216の記憶内容の破壊を防止する。そして、時間Tnmiが経過するとNMI信号が停止し、払出制御基板200にシステムリセット信号が発生し、払出制御基板200がリセットされる。そして、5V電源が電圧Vdsに達すると、サブ化基板にシステムリセット信号が発生し、サブ化基板がリセットされる。なお、RAM216がバックアップされている期間中に電源が立ち上がった場合は、サブCPU212は、RAM216に格納されている賞球数を参照し、賞球払出モータ62c(図3)を駆動し、上記賞球数に対応する賞球を払出す。
【0052】以上のように、この実施形態のパチンコ機10を使用すれば、主電源70が停電などによって遮断された場合であっても、NMI割込み処理によってRAM216へのアクセスを禁止することができるため、RAM216に記憶されている賞球データなどの破壊を防止することができる。また、バックアップ電源たるコンデンサC1から払出制御基板200に搭載されたマイクロプロセッサ210に内蔵されたRAM216に電源を供給できるため、RAM216に格納されている賞球データが消失するおそれがない。そして、電源が復帰した後に、RAM216に格納されている賞球数に対応する賞球を払出すことができる。
【0053】ところで、上述の実施形態では、賞球数をバックアップする場合を例に挙げて説明したが、たとえば、大当りが発生したときの遊技における大入賞口の開放回数、大入賞口への入賞数、ラウンド数などの遊技中に発生したデータの少なくとも1つ以上を主基板100のマイクロプロセッサ110に内蔵されたRAM116にバックアップしておくことにより、電源復帰後にメインCPU112がRAM116に記憶されている各種データを参照し、遊技中断時の遊技を再現することができる。また、大当りが発生する前のリーチ状態、図柄の変動態様、停止図柄、普通図柄表示装置34の作動記憶数、特別図柄表示装置32の始動記憶数、信頼度、利益度、確率変動時の確率、時短時における図柄変動開始間隔などを示すデータの少なくとも1つ以上をRAM116にバックアップしておくことにより、電源復帰後にメインCPU112がRAM116に記憶されている各種データを参照し、遊技中断時の遊技を再現することができる。なお、信頼度とは、たとえば表示領域A2,B2,C2に「7」がそれぞれ表示された場合を大当りとすると、表示領域A2および表示領域B2に「7」が表示されており、次に表示領域C2に「7」が停止する確率を意味する。また、利益度とは、遊技者が獲得し得る利益の度合い、たとえば大当りの種類によって払い出される賞球数に差がある場合に、最も多くの賞球が払い出される大当りの発生する確率を意味する。さらに、前述の実施形態では、バックアップ用の電源としてコンデンサを用いた場合を例に挙げたが、EEPROMなどの電気的消去可能なROM、ICなどの固体記憶素子、電池、充電可能な電池、蓄電可能なソーラーバッテリなどを用いることもできる。
【0054】[各請求項と実施形態との対応関係]払出制御基板200に搭載されたサブCPU212が、この発明の請求項1に係る制御手段として機能し、RAM216が記憶手段として機能し、電源電圧監視用IC220が、異常検出手段として機能する。また、コンデンサC1が、請求項3に係る電源供給手段として機能する。さらに、ROM210が請求項9に係る記録媒体として機能する。




 

 


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