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発明の名称 パチンコ機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−187191(P2001−187191A)
公開日 平成13年7月10日(2001.7.10)
出願番号 特願平11−372865
出願日 平成11年12月28日(1999.12.28)
代理人 【識別番号】100095795
【弁理士】
【氏名又は名称】田下 明人
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 EA05 
発明者 岸 勇夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 当りか否かを判定する機能を有する主基板を含む複数の基板と、これら複数の基板のうちの所定の基板に必要な電源をそれぞれ生成して各基板へ供給する単一の電源基板と、を備えたことを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】 前記電源基板と前記所定の基板とは、電源を供給するための線でそれぞれ接続されており、それらの線のうちの所定の線の両端に取付けられた端子の少なくとも一方は、それぞれ共通であることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータによって遊技を制御するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機として、遊技球が所定の領域を通過すると、図柄表示装置によって複数の図柄が変動表示され、その停止図柄が所定の図柄に揃った場合に大当りを発生させ、大入賞口を複数回開放することにより、大量の賞球を払出可能なものが知られている。このようなパチンコ機では、遊技を制御するための回路基板が多数使用されている。たとえば、大当りか否かの判定を行うCPUが搭載された主基板、賞球の払出しを制御する払出制御基板、特別図柄の表示制御を行う特別図柄制御基板、遊技中の効果音などを制御する音声制御基板、入賞時に点灯するLEDや飾りLEDなどを制御するランプ制御基板などが使用されている。また、所定の基板間には、信号や電源を中継するための中継基板が設けられている。そして、主電源から供給される電源は、各基板に直接供給されたり、中継基板を経由して各基板に供給され、各基板においてその基板が必要とする電圧に変圧されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパチンコ機は、上述のように、主電源から供給された電源を各基板においてその基板が必要とする電圧に変圧する構成であるため、たとえば製造機種ごとに基板構成が異なる場合は、電源の供給経路および各基板の変圧回路などを製造機種ごとに設計しなければならない。つまり、基板設計の自由度が低いため、パチンコ機の製造歩留まりが悪いという問題がある。また、各基板で使用する電源電圧を一箇所で管理できないため、電圧変化の監視系統が複雑になるという問題もある。さらには、各基板ごとに設ける変圧回路が、基板の省スペース化の妨げとなっている。
【0004】そこでこの発明は、上記諸問題を解決するためになされたものであり、電源供給系統を改良することにより、基板設計の自由度を高めることができるパチンコ機を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、当りか否かを判定する機能を有する主基板を含む複数の基板と、これら複数の基板のうちの所定の基板に必要な電源をそれぞれ生成して各基板へ供給する単一の電源基板とを備えたという技術的手段を用いる。
【0006】電源基板は単一であり、その電源基板は、当りか否かを判定する機能を有する主基板を含む複数の基板のうちの所定の基板に必要な電源をそれぞれ生成して各基板へ供給する。
【0007】つまり、単一の電源基板が、各所定の基板へ必要な電源を供給することができるため、製造機種ごとに基板構成が異なる場合であっても、電源基板から各所定の基板へ電源供給ラインを配線するだけでよいため、電源の供給経路および各所定の基板の変圧回路などを製造機種ごとに設計する必要がない。したがって、基板設計の自由度を高めることができるため、パチンコ機の製造歩留まりを良くすることができる。また、各所定の基板で使用する電源電圧を電源基板一箇所で管理できるため、電圧変化の監視系統を統一化できる。さらに、各所定の基板ごとに変圧回路を設ける必要がないため基板の省スペース化を図ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のパチンコ機において、前記電源基板と前記所定の基板とは、電源を供給するための線でそれぞれ接続されており、それらの線のうちの所定の線の両端に取付けられた端子の少なくとも一方は、それぞれ共通であるという技術的手段を用いる。
【0009】つまり、電源基板から各所定の基板へ電源を供給するための線のうちの所定の線の両端に取付けられた端子の少なくとも一方が、それぞれ共通であるため、各所定の線のそれぞれに端子が異なる線を用いる場合よりも線を選択する手間を省くことができるため、線の接続処理を容易かつ短時間で行うことができる。また、共通で用いることができる線の数が多いため、端子が異なる線を何種類も製造する場合よりも製造コストを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るパチンコ機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、この発明に係るパチンコ機として、いわゆる第1種パチンコ機を例に挙げて説明する。
[全体の主要構成]まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、この実施形態のパチンコ機を正面から見た説明図である。パチンコ機10には、前枠11が開閉可能に備えられており、その前枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス枠13が開閉可能に取付けられている。ガラス枠13の内部には、遊技盤14が設けられている。前枠11の右下には、遊技球を遊技盤14へ発射する発射モータ(図3に符号15eで示す)を操作するための発射ハンドル15aが回動可能に取付けられており、遊技盤14の左方には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するガイドレール16が設けられている。発射ハンドル15aには、発射操作を停止するための発射停止ボタン15bが設けられている。
【0011】前枠11の右側には、ガラス枠13開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り17が設けられおり、前枠11の上方には、枠ランプ18aが設けられている。ガラス枠13の下には、前面板19が設けられており、この前面板19の左側上部には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口20aが形成されており、この賞球・貸球供給口20aの供給側には、その賞球・貸球供給口20aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿20が取り付けられている。上受け皿20の下方には、上受け皿20の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー20bの操作により上受け皿20から排出された遊技球などを排出する排出口21aが形成されている。排出口21aの排出側には、その排出口21aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿21が設けられている。また、前枠11の左側には、プリペイドカードを挿入するスリット22aを有するプリペイドカードユニットなどの遊技機外装置部分22が設けられている。
【0012】[遊技盤14の主要構成]次に、遊技盤14の主要構成についてそれを示す図2を参照して説明する。遊技盤14の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の作動される回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED35と、液晶表示で複数の図柄、たとえば0〜9の特別図柄を変動表示する特別図柄表示装置32と、この特別図柄表示装置32の始動回数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED36とが備えられている。
【0013】センターケース30の左右には、普通図柄表示装置34を作動させるための普通図柄作動ゲート26,26が設けられている。センターケース30の下方には、特別図柄表示装置32を作動させる機能を有する第1種始動口27が設けられており、この第1種始動口27の下方には普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けられている。開放された普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に、特別図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えている。普通電動役物28の下方には、特別図柄表示装置32の停止図柄が当たり図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。
【0014】この変動入賞装置40には、当たりの発生時に開放される扉形式の大入賞口41が開閉可能に取り付けられており、この大入賞口41の両側には、下入賞口29,29がそれぞれ設けられている。また、大入賞口41の内部には、大入賞口41を連続して開放する機能を有する特定領域42と、この特定領域42を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図3に符号42aで示す)と、大入賞口41に入賞した遊技球の数Pをカウントする大入賞口スイッチ(図3に符号43aで示す)とが設けられている。
【0015】その他、遊技盤14には、風車23,23と、袖入賞口24,24と、コーナー飾りランプ18b,18bと、入賞時に点灯する入賞ランプ18cと、球切れ時に点灯する球切れランプ18dと、サイド飾りランプ18e,18eと、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45とが設けられている。また、遊技盤14には、多くの釘28が打ち込まれており、遊技盤14に発射された遊技球は、釘28間を乱舞しながら落下する。
【0016】[パチンコ機10の電気的構成]次に、パチンコ機10の電気的構成についてそれをブロックで示す図3を参照して説明する。パチンコ機10には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、遊技の制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が各種制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM114と、メインCPU112が各種制御プログラムを実行する際にROM114から読出された制御プログラムや遊技中に発生する大当りに関するデータなどの各種データを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。
【0017】主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しなどを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置32、遊技盤14に設けられたランプ類を制御するランプ制御装置75、遊技中の効果音などを再生する音声再生装置(図示省略)を制御する音声制御装置79、遊技球の第1種始動口27の通過を検出する第1種始動口スイッチ27a、入賞や大当りなどに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板55である。
【0018】払出制御基盤200には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。また、払出制御基盤200には、電源基板80、CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。
【0019】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ21bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されている。賞球ユニット62は、賞球払出センサ62a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効率良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は賞球払出モータ62cによって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方の機構に設けられており、賞球払出センサ62bは他方の機構に設けられている。賞球払出センサ62a,62bによる検出信号は、センサ中継基板54から遊技枠中継基板53を介して主基板100へ送出され、その信号に基づいてCPU120は、払い出された賞球数をカウントする。
【0020】払出中継基板55には、貸球がなくなったことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されている。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、図柄作動口スイッチ26a、大入賞口スイッチ43a、袖入賞口24への入賞を検出する袖入賞口スイッチ24a、下入賞口29への入賞を検出する下入賞口スイッチ29a、天入賞口31への入賞を検出する天入賞口スイッチ31aおよび大入賞口中継基板50である。
【0021】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装置などを備える遊技機外装置部分22と電気的に接続されている。電源基板80は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。
【0022】[主なハードウエア構成]次に、パチンコ機10の主なハードウエア構成についてそれを示す図4を参照して説明する。なお、ここでは、主基板100のメインCPU112および払出制御基板200のサブCPU212間のインターフェースにおけるハードウエア構成を例に挙げて説明する。主基板100のメインCPU112から出力された各種制御コマンドは、メインCPUバス118を介して出力ポート120へ出力され、その出力された各種制御コマンドは、メインCPUパラレル出力ポート124を介して出力バッファ126に一時的に蓄積された後、サブCPU212に接続された入力バッファ220に蓄積される。そして、メインCPU112から出力された転送信号が、メインCPUバス118から出力ポート122、出力バッファ128および入力バッファ222を介してサブCPU212のトリガ入力(TRG2)226に入力されると、入力バッファ220に蓄積されている各種制御コマンドがサブCPUパラレル入力ポート228を介してサブCPU212の入力ポート224に取り込まれる。そして、サブCPU212は、取込んだ各種制御コマンドが何を意味する制御コマンドであるかなどの解析を行い、その解析結果に基づいて賞球ユニット62に賞球払出命令を出力するなどの制御を行う。なお、主基板100のメインCPU112と払出制御基板200以外の基板に搭載されたサブCPUとの間のハードウエア構成も上述した構成と同じ構成である。
【0023】[電源基板80の主要構成、電源基板80と各基板との接続関係]次に、電源基板80の主要構成、電源基板80と各基板との接続関係について図5および図6を参照して説明する。図5は、電源基板80の主要構成を各基板との接続関係と共に示す説明図であり、図6は、電源基板80と各基板との接続関係の詳細を示す説明図である。図5に示すように、主電源70から供給された24Vの交流電流は、フューズF1を介して整流回路81によって32Vの直流に変換され、主基板100および払出制御基板200にそれぞれ供給される。また、32Vの直流は、DC/DCコンバータ82によって12Vに変圧される。この12Vの直流は、主基板100、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御装置79および払出制御基板200へそれぞれ供給される。また、主電源70の交流24Vは、フューズF2を介して24Vライン85によってCR接続基板56に供給される。
【0024】主基板100に供給された32Vの直流は、盤面中継基板51(図3)に供給され、普通電動役物ソレノイド28aを駆動する。特別図柄表示装置32に供給された12Vの直流は、特別図柄表示器の液晶などを駆動し、ランプ制御装置75に供給された12Vの直流は、コーナー飾りランプ18bや入賞ランプ18cなどのランプ類を点灯または点滅させる。音声制御装置79に供給された12Vの直流は、音声回路を介してスピーカを駆動し、払出制御基板200に供給された12Vの直流は、払出中継基板55を介して賞球ユニット62や貸球ユニット63に供給され、賞球払出モータ62cなどを駆動する。また、払出制御基板200に供給された32Vの直流は、払出中継基板69を介して貸球ユニット63(図3)に供給され、供給する貸球を所定数で区切るシャッター部材を動作させるソレノイドを駆動する。
【0025】また、DC/DCコンバータ82によって12Vに変圧された直流電流は、DC/DCコンバータ83によって5Vに変圧され、この5Vの直流は、主基板100、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御装置79および払出制御基板200へそれぞれ供給される。主基板100に供給された5Vの直流は、マイクロプロセッサ110(図3)の駆動電源となり、払出制御基板200に供給された5Vの直流は、マイクロプロセッサ210(図3)の駆動電源となる。また、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75および音声制御装置79に供給された5Vの直流は、各装置に設けられたマイクロプロセッサ(図示せず)の駆動電源となる。
【0026】つまり、各基板の電源は、総て単一の電源基板80から供給されており、電源基板80が各基板の電源を制御する。このため、製造機種ごとに基板構成が異なる場合であっても、電源基板80から各基板へ電源供給ラインを配線するだけでよいため、電源の供給経路および各基板の変圧回路などを製造機種ごとに設計する必要がない。したがって、基板設計の自由度を高めることができるため、パチンコ機の製造歩留まりを良くすることができる。また、各基板ごとに変圧回路を設ける必要がないため基板の省スペース化を図ることができる。
【0027】図6に示すように、電源基板80には、主基板100へ電源を供給するためのNo.1〜6の6ピンのコネクタCN2aが取付けられており、このコネクタCN2aは、ケーブルL1によって主基板100に取付けられたコネクタCN1と接続される。ケーブルL1の一端には、コネクタCN2aと接続するための端子CN2bが取付けられており、他端には主基板100側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。また、電源基板80には、払出制御基板200へ電源を供給するためのNo.1〜8の8ピンのコネクタCN3aが取付けられており、このコネクタCN3aは、ケーブルL2によって払出制御基板200に取付けられたコネクタCN1と接続される。ケーブルL2の一端には、コネクタCN3aと接続するための端子CN3bが取付けられており、他端には払出制御基板200側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。
【0028】さらに、電源基板80には、コネクタCN7a,CN4a,CN5a,CN6a,CN1aが取付けられている。コネクタCN7aは、ケーブルL3によってCR接続基板56と接続されており、ケーブルL3の一端にはコネクタCN7aと接続するための端子CN7bが取付けられており、他端にはCR接続基板56側のコネクタCN2と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。コネクタCN4aは、ケーブルL4によって特別図柄表示装置32に設けられた特別図柄制御基板32aと接続されており、ケーブルL4の一端にはコネクタCN4aと接続するための端子CN4bが取付けられており、他端には特別図柄制御基板32a側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。
【0029】コネクタCN5aは、ケーブルL5によってランプ制御装置75に設けられたランプ制御基板75aと接続されており、ケーブルL5の一端にはコネクタCN5aと接続するための端子CN5bが取付けられており、他端にはランプ制御基板75a側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。コネクタCN6aは、ケーブルL6によって音声制御装置79に設けられた音声制御基板79aと接続されており、ケーブルL6の一端にはコネクタCN6aと接続するための端子CN6bが取付けられており、他端には音声制御基板79a側のコネクタCN1と接続するための端子(図示せず)が取付けられている。コネクタCN1aは、電源コードL7によって主電源70と接続されており、電源コードL7の一端にはコネクタCN1aと接続するための端子CN1bが取付けられている。
【0030】また、ケーブルL4〜L6は端子のピンの数が同じであるため、共通のケーブルを用いることができる。したがって、端子のピンの数がそれぞれ異なるケーブルを用いる場合よりもケーブルを選択する手間を省くことができるため、ケーブルの接続処理を容易かつ短時間で行うことができる。また、共通で用いることができるケーブルの数が多いため、端子のピンの数が異なるケーブルを何種類も製造する場合よりも製造コストを低減することができる。
【0031】[電圧監視機能]次に、電源基板80から各基板へ供給されている電源の電圧を監視する機能について図5、図6および図7(B)を参照して説明する。図7(B)は、電源電圧監視用ICの主要構成を示す説明図である。図5に示すように、電源基板80には、各基板に供給される電源の電圧を監視する電源電圧監視用IC84が設けられている。電源電圧監視用IC84は、電圧検出ラインA1,A2およびA3から、それぞれ32Vライン86,12Vライン87,5Vライン88の電圧を検出する。電源電圧監視用IC84は、図7(B)に示すように、32Vライン86から検出した電圧をデジタル信号に変換するA/D変換回路84aと、12Vライン87から検出した電圧をデジタル信号に変換するA/D変換回路84bと、5Vライ88ンから検出した電圧をデジタル信号に変換するA/D変換回路84cとを備える。各A/D変換回路は、CPU84eに接続されており、CPU84eは、各A/D変換回路から出力されたデジタル信号を取り込んで電圧を演算するとともに、その演算値に基づいて電圧低下などの判定を行う。CPU84eは、各基板と接続されており、判定結果によって各基板へRESET信号を出力し、所定電圧に低下した基板をリセットする。
【0032】[データのバックアップ機能]次に、マイクロプロセッサ210に内蔵のRAM216に格納されたデータをバックアップする機能について図5および図7(A)を参照して説明する。図7(A)は、電源基板80とマイクロプロセッサ210との接続関係を示す説明図である。なお、以下の説明においてサブ化基板とは、主基板100および払出制御基板200以外の各基板をいう。図5に示すように、DC/DCコンバータ83と払出制御基板200とを接続する電源供給ライン83aには、ダイオードD1が直列接続されており、そのダイオードD1の出力側にはバックアップ電源たるコンデンサC1が並列接続されている。このコンデンサC1は、DC/DCコンバータ83から供給される5Vの直流電流によって充電される。そのコンデンサC1の放電電流は、図7に示すようにケーブルL2の中のバックアップ電源供給ラインL2aを介してマイクロプロセッサ210の内蔵RAMバックアップ用電源端子VBBに供給される。
【0033】また、図7(A)に示すように、電圧監視用IC84の出力の1つは、マイクロプロセッサ210のNMI(ノン・マスクブル・インタラプト)端子に接続されている。ここで、ケーブルL2の一端に取付けられたコネクタCN3b(図6)を電源基板80に設けられたコネクタCN3aから外すか、あるいは、ケーブルL2の他端に取付けられたコネクタ(図示せず)を払出制御基板200側のコネクタCN1(図6)から外すことにより、コンデンサC1からのバックアップ電源の供給を停止させることができる。これにより、RAM216に格納されている賞球の払出しに重要なデータが静電気ノイズや不正行為などによって書換えられた場合であっても、迅速かつ容易にバックアップ電源の供給を停止させることができるため、データの書換えによる損失を最小限にくい止めることができる。なお、この実施形態では、コンデンサC1は、電気二重層コンデンサであり、公称静電容量は0.1F、定格電圧5.5Vである。また、ケーブルL1〜L6は、FPC(フレキシブル・プリント・サーキット)である。
【0034】[電源および払出制御基板の主な制御]次に、各基板の電源の制御および払出制御基板200の主な制御について図8ないし図12を参照して説明する。図8はサブCPU212が実行するプログラムスタート処理の流れを示すフローチャートであり、図9はサブCPU212が実行するメインプログラム処理の流れを示すフローチャートである。図10はサブCPU212が実行するコマンド入力処理の流れを示すフローチャートであり、図11はサブCPU212が実行するNMI割込み処理の流れを示すフローチャートである。図12は、各基板の電源の立上げから立下がりを示すタイミングチャートである。
【0035】(電源の立上げ)主電源70(図5)を立上げると、DC/DCコンバータ83から各基板へ5V電源が供給される。そして、各基板に搭載されたマイクロプロセッサに接続された電圧監視用ICの最低動作電圧以上になると、総ての基板においてシステムリセット信号(ローレベル)が出力され安定する。続いて5V電源が電圧Vusに達してから時間Trs後にサブ化基板のシステムリセット信号が解除され(ローレベル→ハイレベル)、各サブ化基板それぞれの制御が開始される。そしてDC/DCコンバータ82から各基板に12V電源が供給され、その12V電源が電圧Vuhに達してから時間Trh後に払出制御基板200のシステムリセット信号が解除され、サブCPU212(図7)は、セキュリティチェックを実行する。このセキュリティチェックでは、ROM214に記録されているコンピュータプログラムに異常が存在しないかなどのチェックを行う。続いてセキュリティチェックが終了すると、サブCPU212は動作を開始する。
【0036】(サブCPU212のプログラムスタート処理)ここで、サブCPU212が実行するプログラムスタート処理について図8を参照して説明する。サブCPU212は、割込み禁止を設定し(ステップ(以下、Sと略す)10)、メインルーチンからサブルーチンへ移行するときにメインルーチンのアドレスを保持するためのスタックポインタをアドレスのボトムに設定する(S12)。続いてサブCPU212は、RAM216へのアクセス許可を設定し(S14)、割込みモードにモード2を設定する(S16)。続いてサブCPU212は、インタラプトレジスタにモード2で使用するアドレスを設定し(S18)、RAM216のチェックデータが正しいか否か、たとえばA5A5Hであるか否かを判定し(S20)、チェックデータが正しい場合は(S20:Yes)、RAM216内のバックアップ領域以外を0クリア(初期化)し、チェックデータが正しくない場合は(S20:No)、RAM216の全領域(たとえば256バイト)を総て0クリア(初期化)するとともにチェックデータ(たとえばA5A5H)をストアする(S24)。続いてサブCPU212は、サブCPU212の暴走を監視するタイマであるウオッチドッグタイマなどの内蔵ディバイスの初期設定を行い(S26)、作業領域の初期設定を行う(S28)。続いてサブCPU212は、割込み許可を設定し(S30)、このS30を繰り返す無限ループに移行する。そして12V電源が電圧Vumに達してから時間Trm後に主基板100のシステムリセット信号が解除され、主基板100のメインCPU112はセキュリティチェックを実行した後に動作を開始する。この段階で、パチンコ機10が遊技可能な状態になる。以上のように、サブ化基板、払出制御基板200、主基板100の順序で制御を開始することができるため、主基板100が管理する総ての基板において主基板100からのコマンド受信漏れが発生することがない。
【0037】(サブCPU212のメインプログラム処理)ここで、払出制御基板200のサブCPU212が実行するメインプログラム処理の流れについて図9を参照して説明する。このメインプログラム処理は、CTC(タイマカウンタ)218(図7)のチャンネル3割込みによって実行される。サブCPU212は、割込み許可を設定し(S100)、ウオッチドッグタイマをリスタートさせる(S200)。続いてサブCPU212は、データやコマンドの出力処理(S300)、入力処理(S400)、払い出す賞球数の記憶や払出命令などの賞球処理(S500)、CR接続基板56(図3)からのデータに基づいて貸球ユニット63を制御する貸球処理(S600)を実行する。
【0038】(サブCPU212のコマンド入力処理)次に、サブCPU212が実行するコマンド入力処理の流れについて図10を参照して説明する。このコマンド入力処理は、CTC218のチャンネル2割込みによって実行される。サブCPU212は、主基板100から送出された払出コマンドなどの制御コマンドを入力し(S50)、その入力した制御コマンドをチェックする(S52)。たとえば、制御コマンドは8ビットの信号で構成された2バイトであり、それを1バイトずつに振り分ける。続いてサブCPU212は、その入力した制御コマンドが何を意味する制御コマンドであるか、たとえば5個の賞球の払出命令を示すものか、15個の賞球の払出命令を示すものかなどを解析し(S54)、割込み許可を設定する(S56)。このように、コマンド入力処理はチャンネル2割込みに割り当てられており、後述するNMI割込み処理に続く優先順位第2位で実行されるため、たとえばサブCPU212が賞球払出モータ62cへパルス出力を行っているときに主基板から賞球払出の制御コマンドが送信された場合であっても、その制御コマンドの解析を優先して行うことができる。したがって、主基板100からの制御コマンド受信の取りこぼしによる賞球払出ミスや賞球払出の遅れなどをなくすことができる。
【0039】(電源の立下げ)パチンコホールの営業終了時の電源遮断、停電、あるいは電源の異常などにより、主電源70が遮断され、12V電源が電圧Vdmに達すると、主基板100にシステムリセット信号が発生する(ハイレベル→ローレベル)。続いて12V電源が電圧Vdh(たとえば10.3V)に達するとNMI信号が生成され、このNMI信号は時間Tnmiの期間継続する。この時間Tnmiの期間内に賞球数などのデータがRAM216にバックアップされる。このとき、コンデンサC1(図5)の放電電流がマイクロプロセッサ210のバックアップ用電源端子VBB(図7)に供給されるため、RAM216は賞球データなどのデータの記憶を維持することができる。
(サブCPU212のNMI割込み処理)ここで、サブCPU212が実行するNMI割込み処理について図11を参照して説明する。サブCPU212は、NMI信号が生成されると、RAM216に対するアクセスレジスタにアクセス禁止を設定する(S70)。この割込み処理は、他の割込み処理よりも最優先で実行される。つまり、RAM216へのアクセスを禁止することにより、RAM216に格納されている賞球データが書き換えられてしまうのを防止する。
【0040】たとえば、RAM216をバックアップするタイミングのときに、既に他の割込み処理が実行されており、新たな割込みを禁止していた場合に前記他の割込み処理の処理時間が長くなると、その後に割込み処理が許可され、RAM216へのアクセスを禁止しようとしても間に合わず、RAM216の記憶内容の一部または全部を破壊してしまうおそれがある。そこで、NMI割込み処理によってRAM216へのアクセスを禁止することにより、RAM216の記憶内容の破壊を防止する。そして、時間Tnmiが経過するとNMI信号が停止し、払出制御基板200にシステムリセット信号が発生し、払出制御基板200がリセットされる。続いて、5V電源が電圧Vdsに達すると、サブ化基板にシステムリセット信号が発生し、サブ化基板がリセットされる。なお、RAM216がバックアップされている期間中に電源が立ち上がった場合は、サブCPU212は、RAM216に格納されている賞球数を参照し、賞球払出モータ62c(図3)を駆動し、上記賞球数に対応する賞球を払出す。
【0041】(電源監視処理)次に、電源電圧監視用IC84に設けられたCPU84eが実行する電源電圧監視処理の流れについて、それを示す図13のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、12Vライン87の電圧を監視する場合を例に挙げて説明する。CPU84eは、図示しないタイマからのタイミング信号を取り込んで、電源電圧を検出するタイミングであると判定すると(S80:Yes)、制御ライン84f(図7(B))を介して各A/D変換回路へ制御信号を送出する(S82)。この制御信号を取込んだ各A/D変換回路は、それぞれの電圧ラインから電流を取込み、その取込んだ電流の電圧値をデジタル信号に変換し、CPU84eへ送出する。
【0042】そしてCPU84eは、取込んだデジタル信号をカウントして電圧V1を演算し、その電圧V1が所定電圧以下であるかを判定する(S86)。ここで、所定電圧とは、たとえば基板が機能するために最低限必要な動作電圧であり、12V電源の基板では、たとえば、10.3Vである。続いてCPU84eは、電圧V1が10.3V以下である場合は(S86:Yes)、12Vの電源によって機能している各基板へRESET信号を送出し(S88)、パチンコ機10の所定箇所(たとえば、RESET信号を送出する基板上、あるいはパチンコ機10の外部から視認可能な箇所など)に設けられた報知LED89(図5)を点灯させる(S90)。この報知LED89の点灯により、電源電圧の低下により、機能しなくなった基板が発生したことを報知することができる。このため、基板の機能を復活させるための処置を早期に行うことができる。
【0043】以上のように、この実施形態のパチンコ機10を使用すれば、単一の電源基板80が、各基板へ必要な電源を供給することができるため、製造機種ごとに基板構成が異なる場合であっても、電源の供給経路および各基板の変圧回路などを製造機種ごとに設計する必要がない。したがって、基板設計の自由度を高めることができるため、パチンコ機の製造歩留まりを良くすることができる。また、各基板で使用する電源電圧を電源基板一箇所で管理できるため、電圧変化の監視系統を統一化できる。さらに、各基板ごとに変圧回路を設ける必要がないため基板の省スペース化を図ることができる。なお、メインCPU112またはサブCPU212によって電圧監視を行うようにすることもできる。この場合、電圧監視を他の処理と独立させてもよいし、割込み処理にすることもできる。




 

 


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