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発明の名称 パチンコ機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−161995(P2001−161995A)
公開日 平成13年6月19日(2001.6.19)
出願番号 特願平11−351920
出願日 平成11年12月10日(1999.12.10)
代理人 【識別番号】100084043
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 喜多男
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA02 BC23 DA09 EB55 
発明者 高木 正宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に利益ある作動を生ずるパチンコ機において、遊技球を貯留して遊技球発射位置に遊技球を導出する上受け皿の遊技球の残球状態を検知する残球検知手段と、残球検知手段からの残球の少数状態検知により、図柄表示装置に、遊技者の遊技続行を支援するための続行支援図柄を表出する、または表出する場合があるようにした図柄制御手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】残球検知手段を、上受け皿から遊技球発射位置に至る球通路に配設して遊技球の有無を検知する残球検知スイッチを備えたものであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
【請求項3】続行支援図柄が、遊技者の遊技続行を喚起する画像又は/及びメッセージ図柄からなるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
【請求項4】続行支援図柄が、リーチ図柄であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
【請求項5】残球検知手段からの残球の少数状態検知があると、遊技球の始動領域通過により変動表示する図柄表示装置を、リーチ図柄が表出するリーチ変動表示態様で作動させるようにした制御内容を実行する図柄制御手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のパチンコ機。
【請求項6】リーチ作動となる場合とならない場合とを選定するリーチ選定乱数を備え、残球検知手段からの残球の少数状態検知があると、リーチ選定乱数を抽選して、リーチ作動が選定された場合には、遊技球の始動領域通過により変動表示する図柄表示装置を、リーチ図柄が表出するリーチ変動表示態様で作動するようにした制御内容を実行する図柄制御手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のパチンコ機。
【請求項7】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に利益ある作動を生ずるパチンコ機において、遊技球を貯留して遊技球発射位置に遊技球を導出する上受け皿の遊技球の残球状態を検知する残球検知手段と、残球検知手段からの残球の少数状態検知により、図柄表示装置に、一連の遊技案内変動パターンを表出するようにした制御内容を実行する図柄制御手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
【請求項8】遊技案内変動パターンが、リーチ変動表示態様をデモンストレーション表示するものであることを特徴とする請求項7記載のパチンコ機。
【請求項9】遊技案内変動パターンが、大当たり変動表示態様をデモンストレーション表示するものであることを特徴とする請求項7記載のパチンコ機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め定められた種々の図柄を変動表示する図柄表示装置を備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】予め定められた種々の図柄を変動表示する図柄表示装置を備え、始動領域を遊技球が通過すると、球検知装置からの球検知信号に基づいて各図柄が変動を開始し、停止して種々の組合わせの図柄を表示し、該図柄表示装置の停止図柄が所定の組合わせである場合に、大入賞口を備えた変動入賞装置を開放駆動するようにしたパチンコ機は種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機は、遊技者がその台にどれほど遊技球をつぎ込もうが、さらには上受け皿の球が残り少なくなろうが、遊技の制御自体にはまったく影響を与えることがなかった。このため、遊技者は、残球の減少とともに、失望感を強く感じ、パチンコ遊技に対する興味を失いがちとなる。
【0004】また、昨今、例えば三つの図柄のうち最終図柄以外が揃ったような、大当たりを予感させるリーチ図柄となる場合には、種々の変化に富んだ作動を発生させるようにして、遊技者の興味を引くように、趣向を凝らしている。しかるに、上述のように、リーチさえも生じない不調状態が長引くと、このような変化ある作動を楽しむことなく、遊技を終了することとなり、当該パチンコ機の特徴や面白さを理解することもなく、ひいてはパチンコ遊技への関心を減退させることともなる。さらには、遊技者はその台の状態を試すために試し打ちをする場合がよくあるが、このような場合にあっても、その台の特徴,利点を理解させる工夫が求められる。
【0005】本発明は、不調状態にあっても、パチンコ遊技の興味を失うことがない構成、さらには当該台の特徴を理解させ得る構成を備えたパチンコ機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような、複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に利益ある作動を生ずるパチンコ機において、遊技球を貯留して遊技球発射位置に遊技球を導出する上受け皿の遊技球の残球状態を検知する残球検知手段と、残球検知手段からの残球の少数状態検知により、図柄表示装置に、遊技者の遊技続行を支援するための続行支援図柄を表出する、または表出する場合があるようにした図柄制御手段を備えたことを特徴とするパチンコ機である。
【0007】この残球検知手段としては、上受け皿から遊技球発射位置に至る球通路に配設して遊技球の有無を検知する残球検知スイッチを備えたものとすることができる。即ち、球通路の所定位置で、連続して球検知がなされた後、球検知がオフとなると、上受け皿の遊技球の残数が少なくなっていることを検知する。尚、球のまったく無い初期状態と区別するために、球検知がオン状態となって有効とし、その後にオフとなった場合にのみ、該オフ信号を残球の少数状態検知信号とする等の制御を行う。または、発射ハンドルに設けたタッチセンサが、遊技者の操作によりオン状態となっている場合で、残球検知スイッチがオフとなった場合に、少数状態検知とする等、他のセンサ(スイッチ)と連係することにより、初期状態と区別することができる。
【0008】ここで続行支援図柄が、遊技者の遊技続行を喚起する画像又は/及びメッセージ図柄とすることができる。このような図柄が図柄表示装置に表出することにより、遊技者は励まされ、やる気が沸く作用を生ずる。
【0009】また、続行支援図柄を、リーチ図柄としても良い。このようにリーチ図柄が出現することにより、遊技の続行による大当たりへの期待度が増す。この場合に、リーチ図柄でも、大当たりとなる確率の高いリーチ図柄(いわゆるスーパーリーチといわれているようなリーチ)を選定することにより、より次回への期待度が増すこととなる。
【0010】このような、リーチ図柄を続行支援図柄とした場合の例として、残球検知手段からの残球の少数状態検知があると、遊技球の始動領域通過により変動表示する図柄表示装置を、リーチ図柄が表出するリーチ変動表示態様で作動させるようにした制御内容とする構成が提案される。この場合には、遊技球の始動領域通過により、図柄表示装置をリーチ変動表示態様で変動し、その過程でリーチ図柄の表出及びこれに伴う低速スクロール等のリーチ作動を生じさせる。これにより、リーチさえも生じない不調状態が長引いた場合にも、そのリーチが表れることとなり、遊技者は、当該台独自の変動表示態様を楽しむことができる。また、このリーチにより期待感を刺激され、遊技の続行意志を喚起される。尚、このリーチは遊技の続行を支援するためのものであるから、これにより大当たりの確率が変化するものではない。
【0011】さらに、リーチ作動となる場合とならない場合とを選定するリーチ選定乱数を備え、残球検知手段からの残球の少数状態検知があると、リーチ選定乱数を抽選して、リーチ作動が選定された場合には、遊技球の始動領域通過により変動表示する図柄表示装置をリーチ変動表示態様で作動するようにした制御内容としても良い。この場合には、必ずリーチ変動表示態様が実行されるものではなく、リーチ選定乱数により抽選された場合にのみリーチとなる。
【0012】残球検知手段からの残球の少数状態検知により、図柄表示装置に、一連の遊技案内変動パターンを表出するようにした制御内容を実行するようにしてもよい。この遊技案内変動パターンとしては、リーチ変動表示態様をデモンストレーション表示するものや、大当たり変動表示態様をデモンストレーション表示するものが提案される。すなわち遊技不調の場合や、試し打ち程度の遊技球の拠出数が少ない場合には、リーチ作動や大当たり作動を体験することができず、その遊技台の面白さを味わうことができない。そこで、残球の少数状態検知があると、このようなデモンストレーション表示を実行する。このリーチ変動表示態様をデモンストレーション表示するものは、遊技球の始動領域通過を条件としないで実行される点に特徴がある。この場合に、大当たりを招来する実際の変動表示態様とは無関係であることが明瞭である必要がある。また、このような構成にあっては、実際の図柄変動を阻害しないように、始動領域に遊技球が通過した場合には、その作動が優先される。また、実際の図柄変動と重ならないように、上述した残球検知スイッチの位置は発射位置又はその近傍であることが望ましい。すなわち球をほぼ打ち終ってから実行されるようにすることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に従って説明する。図1はパチンコ機の正面図であり、パチンコ機1、前面枠2、遊技盤3を備え、さらに下方部分には、上受け皿パネル40に配設された上受け皿30及び下受け皿31を上下に備え、さらに右下には回転式の発射ハンドル32が設けられている。
【0014】この上受け皿30は、図2で示すように、遊技球等を貯留するものであって、案内路33により遊技球を一列状とし、順次上受け皿パネル40の裏面に設けられた整流器35(図3参照)を経て後述する遊技球発射位置Pへと案内する。入賞による賞球の払い出しによりパチンコ機1内から排出される後続の遊技球は該上受け皿30へ供給され、該上受け皿30が満杯となると下部の下受け皿31へ排出される。また、案内路33は、その入口付近を除いて上受け皿30と一体となった上壁に覆われて、視認不能となっており、これ以降の通路を遊技球の視認不能領域としている。
【0015】この案内路33は、上受け皿30の背部に設けられた整流器35の球通路36と連通している。この球通路36の最端部は下方へ開口し、かつ該開口を球一個分が滞留し得る領域を残して、発射レール42の端部にある遊技球発射位置Pに遊技球を一球づつ供給する球送り部材37の頂端で開閉可能に遮蔽するようにしている。この球送り部材37は発射鎚41の揺動にともない回動し、係止孔38に球通路36の最端部にあった球を捕捉し、かつ復動時に、整流器35の連通孔から遊技球発射位置Pへ球を送りこむ。この遊技球発射位置Pの球は遊技球を発射する発射装置の一部を構成する発射鎚41の打圧作動により、発射レール42を経由して遊技盤3の遊技領域に打ち出される。そして、同様に、球送り部材37に係止された球が再び遊技球発射位置Pに送りこまれる。すなわち、この作動により、球通路36にある球は順次約0.6秒の間隔を置きながら間欠的に、前方へ送り出されることとなる。
【0016】この遊技球発射位置Pに至る案内路33には本発明の要部に係る球検知手段を、構成する残球検知スイッチS が配設される。この配設位置は上述の視認不能領域に設けることが望ましい。蓋し、遊技者による操作を不能とでき、かつ遊技球以外の遊技者が持ち込んだライター等の部材により誤検知されることを防止できるからである。
【0017】図4は、パチンコ機1の遊技盤3の正面図であって、その盤面中央には、図5で拡大して示すように装着ケース(図示せず)の前部に固定されたセンターケース4が配設され、該センターケース4内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる特別図柄表示装置6が設けられる。この特別図柄表示装置6には三つの特別図柄A,B,Cが横方向に並んで表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「14」等の数字からなる。
【0018】センターケース4の上部両側には4個のパイロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けられる。この始動記憶数表示装置8は、図7で示す記憶装置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記憶された球数を表示する。さらに窓孔5上には、特定の色を点灯する三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当たり状態の場合には、普通電動役物15を開放する。尚、この普通図柄表示装置10としては、液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当たり,はずれを決定するものであっても良い。
【0019】センターケース4の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通始動スイッチ(図7参照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0020】また、普通図柄表示装置10の両側位置には、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置11が設けられ、前記普通図柄始動スイッチからの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0021】普通図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の当たり状態の場合には、センターケース4の直下位置に配設した普通電動役物15の開閉翼片16,16が約0.5秒拡開して、図柄始動領域14の開口度を拡開させ、球が入り易い状態に変換する。すなわちこの普通電動役物15の球入口は、特別図柄表示装置6を駆動するための、図柄始動領域14となる。また、普通電動役物15内には、球検出構成を構成する光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS (図7参照)が備えられ、該始動スイッチS による球通過検知に伴って、特別図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示し、所定の図柄を停止表示することとなる。
【0022】前記普通電動役物15のさらに下方には、特定領域25を有する大入賞口23を備え、蓋体24をソレノイドにより開閉制御することにより大入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する変動入賞装置22が配設されている。そして、特別図柄表示装置6が所定の組み合わせで表示されて、大当たりとなると、蓋体24が開いて、その開放状態で蓋体24上面が案内作用を生じて、大入賞口23へ遊技球を案内すると共に、特定領域25に遊技球が入ると、役物連続作動スイッチ(図7参照)による球検知によって、連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される。
【0023】次に上記パチンコ機1の作動につき説明する。前記図柄始動領域14から遊技球が流入すると、景品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動する。尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによる球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLEDが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLEDは図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少する。
【0024】この特別図柄表示装置6が駆動すると、特別図柄A,B,Cは図5の図柄順列に従って変動開始し、約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当たりが発生し、サウンドジェネレーター(図7参照)がファンファーレを発すると共に、変動入賞装置22の大入賞口開放ソレノイド(図7参照)が駆動して、蓋体24が前方に傾動して大入賞口23が開放する。この開放は、10カウントスイッチ(図7参照)の検知に基づく10個の遊技球の入賞検知がなされるか、所定時間が経過するまで継続される。また上述したように、大入賞口23の特定領域25を通過した時は、連続駆動し、その開放動作終了後に再び大入賞口23が開放する。この連続作動の回数は、初回開放を含め最高16回までとする。
【0025】かかる制御態様につき詳細に説明する。上述の特別図柄A,B,Cの図柄変動は、図7で示す中央制御装置CPU等からなるマイクロコンピュータにより構成される遊技制御装置により制御される。ここで、中央制御装置CPUには記憶装置ROM及び記憶装置RAMが接続される。この記憶装置RAMの記憶領域に、特別図柄始動スイッチ,普通始動スイッチからの球検知信号が所定個数を限度として記憶される。
【0026】さらには記憶装置ROMには、0〜426のコマからなる大当たり特別乱数Kが格納される。そして、図柄始動領域14に球が入って、特別図柄始動スイッチで球検出されると、その時点における乱数値が選出され、その内容が記憶装置RAMに記憶される。図柄が変動開始すると、記憶内容を調べ、図柄が低確率の場合は、「7」、高確率の場合は、「7」、「13」、「23」、「42」、「47」であれば当たり、それ以外はハズレとする。尚、確率変動は本発明の要部ではないので説明を省略する。
【0027】また記憶装置ROMには、大当たり特別乱数Kの結果により選定される大当たり図柄乱数Lと、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc が格納され、当たり,はずれに基づき停止図柄となる図柄を決定する。
【0028】さらにまた記憶装置ROMには、0〜28のリーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非リーチ状態のときと異なる変動表示態様の特殊なリーチ変動表示態様を複数種類備えていることから、いずれのリーチ変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定するものであり、大当たり図柄の場合、及びハズレ図柄であってA=Bの場合に選択される。この特殊変動表示態様としては、例えば、ロングリーチ,低速スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的停止,図柄の反転等の、種々の変動表示態様がある。ここで図6は、さらにこれ以外のリーチ変動表示態様を示すものであり、通常リーチ(イ)のほかに、逆コマ送りリーチ(ロ),コ送り同期リーチ(ハ)を示している。この図表は上部から下部へ、その変化の過程を示している。
【0029】一方、本発明の要部にあって、後述する第二実施例及び第三実施例にあっては、リーチ生成乱数Rも格納されることとなる。このリーチ生成乱数Rは、特別図柄A,Bが一致するリーチ図柄の組み合わせを選定するものであり、例えば1〜9コマの乱数値を有し、3が抽選されれば、特別図柄A,Bを「3」で停止するようにしする。このリーチ生成乱数Rは、後述するように、残球検知スイッチS により、所定位置の球なしが検知された場合に選定されるものである。
【0030】次に、上述の各乱数を用いてなる、図柄表示態様を説明する。まず、図柄始動領域14を球が通過すると同時に大当たり特別乱数Kを選定し、当たり又ははずれを決定する。尚、この過程で、始動記憶数が満杯状態(4個)となっている場合には、図柄始動領域14を球が通過しても無効としたり、変動中の場合には、始動記憶数を一個加算する等の処理が行なわれる。そして、この図柄始動領域14への球通過、または始動記憶数の減算に基づき特別図柄表示装置6が変動する。
【0031】そして、大当たり特別乱数KがK=7が選定されて大当たりとなると、始動スイッチからの球検知信号の発生に伴って、又は始動記憶装置に記憶されている場合にはその記憶消化に伴って、特別図柄A,B,Cを変動させると共に、図7で示す大当たり図柄乱数Lから値を選出して、当たり図柄を決定する。さらにはリーチ乱数Nを抽選し、いずれの特殊変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定する。ここで、大当たり図柄乱数Lは、0〜14の15コマからなり、該コマに対応する当たり図柄を選出する。
【0032】そして、特別図柄A,Bを順次循環変動して停止させ、同一図柄となるようにしてリーチ状態とし、リーチ乱数Nにより指定された所定の特殊動作形態を実行した後に、特別図柄Cが図柄停止して、大当たり図柄乱数Lによりあらかじめ決定された、下段に示す「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,4」等の数字からなる同一図柄の組み合わせを特別図柄A,B,Cに表出し、当たり図柄態様となるようにする。そして、「大当たり」となって、上述の変動入賞装置22の作動が行われることとなる。
【0033】一方、Kが当たりコマでない場合には、ハズレとなり、特別図柄A,B,Cを変動させると共にハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc を順次選出し、特別図柄A,B,Cをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb から選出された図柄が、特別図柄A=Bとなった場合には、リーチ乱数Nを抽選して、所定のリーチ変動表示態様によるリーチ作動を発生させるようにし、当たり図柄が得られた場合は、再度、ハズレ図柄乱数を選出し直して、ハズレ図柄態様となるようにする。
【0034】次に普通図柄作動につき説明する。遊技球が普通図柄始動ゲート13を通過すると、該遊技球は普通始動スイッチ(図3参照)で検出される。この普通始動スイッチで球検出されると、図4で示すように、普通図柄表示装置10の普通図柄が変動する。この普通図柄は、左赤色,中緑色,右赤色の3個のLEDで構成される。
【0035】この普通図柄表示装置10が変動中、又は普通電動役物15が開放中のときに、普通始動スイッチで球検出されると、普通始動記憶装置(RAM)にその球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12のLEDが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。尚、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は4個であり、それ以上は無効とされる。
【0036】普通図柄表示装置10の変動停止後、又は普通電動役物15の開放動作終了後に、普通始動記憶装置(RAM)の始動記憶に基づいて普通図柄表示装置10は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開始後、約28秒以上経過すると変動が停止し、左右いずれかのLEDが1個でも点灯した状態であれば当たりとなり、普通電動役物15が約 0.5秒間開放される。
【0037】上述の一連の特別図柄表示装置6及び普通図柄表示装置10の図柄変動制御は図7で示す中央制御装置CPU等からなる遊技制御装置50によって構成される制御指令手段により実行される。この中央制御装置CPUは、制御動作を所定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMが接続されている。記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル、大当り遊技パターン及びランプ,LEDの表示パターン、スピーカからの効果音等を発生させるための音声発生パターン等の固定データが記憶されている。そして前記乱数テーブルには上述した各種の乱数が格納され、これにより、上述の各ステップに沿って、各抽選がなされる。
【0038】この中央制御装置CPUには入力ポートを介して特別図柄始動領域14に設けられた特別図柄始動スイッチ、普通始動スイッチ、大入賞口23内の10カウントスイッチ及び役物連続作動スイッチが接続され、各スイッチから送り出された信号を波形整形回路により波形整形して中央制御装置CPUに入力データとして伝えられ、その情報が記憶装置RAMに記憶される。また記憶装置RAMには特別図柄表示装置6で表示される特別図柄A,B,Cの停止表示態様を定めるデータ等を一時的に記憶する記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及び遊技制御装置50のワークエリア等が設けられている。この記憶装置RAMには、メモリにデータを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、中央制御装置CPUと記憶装置ROM,RAMとデータのやり取りを行なうデータバスとが接続される。また、入力ポートには、本発明の要部に係る残球検知スイッチS 及び発射ハンドル32内に設けられたタッチセンサS も接続される。
【0039】また、中央制御装置CPUには、音データを受けてアンプに出力するサウンドジェネレータが接続されている。この音データとして、上述したように、比較的単純な効果音が出力される。この効果音は本発明に係る続行支援図柄が表出したときにも用いられ得る。
【0040】さらに、中央制御装置CPUには、出力ポートを介して、制御する図柄制御装置51、上述した各種ソレノイド、始動記憶数表示装置9,11,装飾ランプ・LED等の周辺機器が接続される。この図柄制御装置51は、LCD可変表示用CPU及びドライバーとを備え、そのドライバーに液晶表示器からなる特別図柄表示装置6が接続され、その図柄を制御するようにしている。この図柄制御装置51の図示しない記憶装置には、液晶表示器(特別図柄表示装置6)への可変表示データ、その表示パターン及び大当り表示態様等の固定データが記憶されている。さらにこの図柄制御装置51の記憶装置には、遊技情報に基づき特別図柄表示装置6に適宜表示する続行支援図柄x用の表示データが記憶されている。
【0041】而して、中央制御装置CPU等を備えた遊技制御装置50及び図柄制御装置51により、本発明にかかる図柄制御手段が構成されることとなる。
【0042】次に本発明の要部につき説明する。本発明は、上受け皿30の遊技球が残り少なくなった場合に、これを残球検知スイッチS を備えた残球検知手段により検知して、図柄表示装置に遊技者の遊技続行を支援するための続行支援図柄を表出するものである。
【0043】この残球検知スイッチS は、上述のように上受け皿30から遊技球発射位置Pに至る遊技球が一列に並ぶ案内路33,球通路36の最適位置に設けられる。この位置としては上述のように視認不能領域が好ましく、しかも後述する第一実施例及び第二実施例にあっては、少数状態検知後に続行支援図柄(リーチ図柄)が表出した時に、いまだ遊技球が残され、打球が終了していないことを必要とする。このため、第一及び第二実施例にあっては、図2,3で示すように案内路33の入り口付近が好ましい。尚、後述する第三実施例にあっては遊技発射位置Pまたはその近傍が望ましい。
【0044】この残球検知スイッチS が遊技球が検知せず、オフとなったときに、少数状態検知とする。ここで、球のまったく無い初期状態と区別するために、球検知がオン状態となって有効とし、その後にオフとなった場合にのみ、該オフ信号を残球の少数状態検知信号とする等の制御を行う。または、発射ハンドルに設けられているタッチセンサS が、遊技者の操作によりオン状態となっている場合で、残球検知スイッチS がオフとなった場合に、少数状態検知とする等、他のセンサと連係することにより、初期状態と区別することができる。
【0045】このように残球が残り少なくなったことが検知されると特別図柄表示装置6に遊技者の遊技続行を支援するための続行支援図柄が表出される。この実施例として、遊技者の遊技続行を支援する画像y又は/及び励ましのメッセージ図柄zからなるもの(以下第一実施例)、続行支援図柄がリーチ図柄であるもの(以下第二実施例)があげられる。以下詳細に説明する。
【0046】「第一実施例の説明」
【0047】この一連の遊技にあって、残球検知手段の残球検知スイッチS からのオフ信号発生により、中央制御装置CPU及び図柄制御装置51による制御によっ続行支援図柄xが特別図柄表示装置6に表示される。この表示タイミングは、図柄が変動していない状態時に行うか、又は図柄変動表示を邪魔しない領域を用いてなされる。ここで続行支援図柄Xは図5で示すようなキャラクタ等の画像yやメッセージzによって構成され得る。
【0048】この続行支援図柄xは、図5で示すような、キャラクタ等の画像y,メッセージ図柄z又はこの組み合わせがある。そしてメッセージ図柄zの具体的内容としては、「モウヒトイキ!」、「アキラメナイデ!」、「キットクル!」等、遊技者の再挑戦を促す文言が選択されうる。
【0049】さらにかかる構成にあって、単に続行支援図柄xを表出するだけでなく、特別図柄表示装置6への続行支援図柄xの表示と同期して、該図柄に適した音声を発生させる発声手段を備えるようにしても良い。この場合には、続行支援図柄xとして表示されたメッセージzをそのまま読み上げるようにしたり、または続行支援図柄xは画像yのみとして、メッセージzを音声で伝えるようにしても良い。
【0050】「第二実施例の説明」
【0051】続行支援図柄として、リーチ図柄を表示することができ、この場合には次の例1,例2が挙げられる。
【0052】例1;残球の少数状態検知後に、始動領域の通過に基づく、特別図柄A,B,Cを変動(勿論、記憶消化による場合も含まれる)が発生したら、これをリーチ作動により変動させる。
【0053】すなわち、大当たり特別乱数K=7となって、大当たりとなった場合には、そのまま上述し大当たり図柄乱数L、リーチ乱数Nを順次抽選し、リーチ作動を含む大当たり作動を実行する。
【0054】一方、大当たり特別乱数Kが7以外の場合(ハズレの場合)には、上述したリーチ生成乱数Rが抽選され、その抽選されたコマにより、特別図柄A,Bが一致するリーチ図柄の組み合わせが決定される。そして、リーチ乱数Nを抽選して、いずれの特殊変動表示態様でリーチ作動を行うかを決定し、かかる決定内容に従ってリーチ作動が発生する。この時、特別図柄Cはハズレ図柄乱数M から選出する。尚、特別図柄Cがリーチ図柄と一致した場合には再抽選して、必ずハズレ図柄態様となるようにする。
【0055】ここでリーチ乱数Nにより選定されるリーチ図柄作動態様の種類とは、上述したように、図6の態様以外に、リーチ時の図柄作動態様が低速スクロール走行したり、反転する等、リーチの作動態様が複数種々ある場合には、この作動態様も包摂される。
【0056】このように、残球数が少なくなると始動領域通過によりリーチ作動を生ずる事となるから、上述した例1と同様にリーチ作動を報知して遊技の面白さを理解させ得ると共に、この構成は始動領域の通過が条件であるから、単なるデモンストレーションとは異なり、リーチ作動に伴う大当たりへの期待感を喚起しうることとなる。このため、遊技者の遊技続行意欲を高めることとなる。
【0057】例2;例1の構成は、始動領域への球通過に基づきリーチ作動を必ず生じさせるようにしたものであるが、リーチ作動となる場合とならない場合とを選定するリーチ選定乱数T(図7参照)を備え、残球検知手段からの残球の少数状態検知があると、リーチ選定乱数Tを抽選して、リーチ作動が選定された場合には、遊技球の始動領域通過により、特別図柄表示装置6をリーチ変動表示態様で作動するようにしても良い。
【0058】この場合にも、リーチ選定乱数Tの抽選によりリーチ作動を生じさせることが決定されると、次にはリーチ生成乱数Rが抽選され、その抽選されたコマにより、特別図柄A,Bが一致するリーチ図柄の組み合わせが決定され、リーチ乱数Nの抽選により指定されたいずれの特殊変動表示態様でリーチ作動が行われることとなる。この構成にあっては必ずリーチ変動表示態様が実行されるものではなく、リーチ選定乱数Tにより抽選された場合にのみリーチとなる。
【0059】このようにリーチ選定乱数Tを介してリーチ作動を生じさせるようにしたから、上皿受け30の残球が少なくなったからといって、必ずリーチ作動を生ずることはない。このため、例1にあっては、必ずリーチ作動を生ずるため、遊技者にその作動の流れを知得され易く、遊技者に知られた段階で、残球の減少に伴うリーチ作動の意義が損なわれることとなるが、この構成では必ずしも、リーチ作動となるものではないから、知得され難くなり、遊技の継続意欲を有効に刺激し得ることとなる利点がある。
【0060】「第三実施例の説明」
【0061】遊技不調または試し打ち程度の少数遊技球の拠出のような場合に、遊技者に遊技の続行を喚起させる構成としては、上述の残球検知手段による残球の少数状態検知に基づき、遊技案内変動パターンを特別図柄表示装置6の画面に表出するようにしてもよい。
【0062】この遊技案内変動パターンとしては、遊技中に発生する図柄の変動内容を案内表示するデモンストレーション表示が考えられ、その例としてリーチ図柄の表出またはリーチ図柄の表出が介在する一連のリーチ変動表示態様をデモンストレーション表示するものや、大当たり作動で実行される変動表示態様をデモンストレーション表示するもの等が提案される。さらには、リーチ変動表示態様と大当たり変動表示態様とを一連に行うデモンストレーション表示であっても良い。
【0063】この場合には、遊技球が始動領域を通過しなくとも、実行されるものであり、かつこのためデモンストレーション表示であることが明らかな表示形態が望ましい。このようにリーチ図柄作動や大当たり図柄作動がデモンストレーション表示されるから、遊技不調または試打程度の場合には、リーチ図柄作動の内容または大当たり図柄作動の内容を知ることなく終わることとなりがちであるが、この表示により各作動を確認できる。このため、昨今のリーチ態様または大当たり態様は趣向を凝らしており、その面白さを報知できて、遊技の続意欲を刺激することとなる。
【0064】このリーチ変動表示態様をデモンストレーション表示するものは、遊技球の始動領域通過を条件としないで実行される点において、上述の第二実施例の各例1,2とは相違する。この場合に、遊技者に真の図柄変動表示と、誤解を生じないように、大当たりを招来する真の変動表示態様とは無関係であることが明瞭に示される必要がある。また、このような構成にあっては、実際の図柄変動を阻害しないように、始動領域14に遊技球が通過した場合には、その作動が優先される。また、実際の図柄変動と重ならないように、上述した残球検知スイッチSの位置は発射位置P又はその近傍であることが望ましい。すなわち球を打ち終ってから、実行されるようにすることが望ましい。
【0065】このほかの遊技案内変動パターンとしては、大当たり図柄内容の説明、回転時間等の店内情報、遊技案内等が挙げられ、いずれも、残球の少数状態検知に基づき実行される。
【0066】上述の一連のリーチ図柄または続行支援図柄(リーチ図柄)を表出したり、デモンストレーション表示を実行するための図柄制御手段は、上述したように図7で示す中央制御装置CPU等からなる遊技制御装置50,図柄表示装置51によって構成される。
【0067】
【発明の効果】本発明は、上述したように、遊技球を貯留して遊技球発射位置に遊技球を導出する上受け皿の遊技球の残球状態を検知する残球検知手段と、残球検知手段からの残球の少数状態検知により、図柄表示装置に、遊技者の遊技続行を支援するための続行支援図柄を表出するようにしたから、遊技者は遊技の続行意欲を刺激され、パチンコ遊技への興味を維持し得ることとなるとともに、図柄表示装置を有効利用することができる。
【0068】ここで続行支援図柄として、遊技者の遊技続行を喚起する画像又は/及びメッセージ図柄とした場合には、遊技者は励まされ、やる気が沸く作用を生ずる。
【0069】また、続行支援図柄を、リーチ図柄とした場合には、リーチさえも生じない不調状態や試し打ちの場合にも、遊技者は、当該台独自のリーチ変動表示態様を楽しむことができるとともに、このリーチにより期待感を刺激され、遊技の続行意志を喚起される。
【0070】リーチ作動となる場合とならない場合とを選定するリーチ選定乱数を備えた場合には、始動領域に球が通過したからといって、必ずリーチ変動表示態様が実行されるものではないから、遊技者にその遊技制御を知得されにくくなり、パチンコ遊技の面白さを保全することができる。
【0071】さらに、残球検知手段からの残球の少数状態検知により、図柄表示装置に、一連の遊技案内変動パターンを表出するようにした制御内容を実行するようにした場合には、球をほぼ打ち終ると、図柄表示装置に案内表示がなされ、当該台の特徴等、遊技者にとって有益な情報を与えることができ、遊技の続行意欲や、再来店意欲を醸成することとなる。
【0072】また、この遊技案内変動パターンとして、リーチ変動表示態様をデモンストレーション表示したり、大当たり変動表示態様をデモンストレーション表示した場合には、遊技不調の場合や、試し打ち程度の場合に、リーチ又は大当たりとならなくとも、その変動表示態様を楽しむことができ、かつ理解することができて、続行意欲が刺激されることとなる。




 

 


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