米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> マルホン工業株式会社

発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−137502(P2001−137502A)
公開日 平成13年5月22日(2001.5.22)
出願番号 特願平11−327182
出願日 平成11年11月17日(1999.11.17)
代理人 【識別番号】100099254
【弁理士】
【氏名又は名称】役 昌明 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA50 BA65 EA11 EA30 
発明者 谷口 信行
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 遊技盤が取り付けられた機枠前面の下部に、賞球として払い出された遊技球を貯留し発射装置へ供給する上皿本体と、払い出された遊技球で上記上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を貯留する下皿本体が設けられ、機枠背面に設けられた裏セット機構板に、賞球として払い出された遊技球を流下させる球通路が設けられ、払い出された遊技球を上記球通路から上皿接続樋を介して上記上皿本体へ導くとともに、上記余剰となった遊技球を余剰球流出口から満杯樋へ流出させ、上記下皿本体へ導くよう構成された遊技機において、上記余剰球流出口および上記満杯樋を、上記裏セット機構板の前面よりも前方に設けたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 前後面が開口した外枠と、該外枠の前面に開閉可能に取り付けられた内枠と、前面に外レールおよび内レールによって遊技領域が区画され上記内枠に着脱可能に装着された遊技盤と、該遊技盤前面の上記遊技領域に向け遊技球を発射する発射装置と、該発射装置へ遊技球を供給するとともに払い出された遊技球を貯留する上皿本体を有し上記内枠の前面に開閉可能に取り付けられた上受け皿と、払い出された遊技球で上記上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を貯留する下皿本体を有し上記上受け皿の下方に配置された下受け皿と、上記内枠の背面に設けられた裏セット機構板と、該裏セット機構板に設けられた払い出し用の球通路と、該球通路を上記上皿本体に接続する上皿接続樋と、上記余剰となった遊技球を上記下皿本体へ向けて流出させる余剰球流出口と、該余剰球流出口に連通する満杯樋と、該満杯樋と上記下皿本体を接続する下皿接続樋とを備えた遊技機において、上記余剰球流出口および上記満杯樋を、上記下皿接続樋の上部または上記上受け皿に設けたことを特徴とする遊技機。
【請求項3】 上記余剰球流出口が上記上皿接続樋に設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
【請求項4】 上記内枠には、該内枠に装着される上記遊技盤の下部を支える支持板が設けられていて、該支持板に上記上皿接続樋および上記満杯樋が設けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
【請求項5】 上記上皿接続樋および上記満杯樋が上記上受け皿の後面に設けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
【請求項6】 上記内枠には、該内枠に装着される上記遊技盤を下方から支える支持板が設けられていて、上記上皿接続樋が上記上受け皿の後面に設けられ、上記満杯樋が上記支持板に設けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
【請求項7】 上記上皿本体および上記上皿接続樋が遊技球で満杯となった状態において、上記上受け皿を上記内枠に対して開放状態とした時、上記支持板を貫通して零れ出た遊技球を回収する零れ球回収口が、上記満杯樋に設けられていることを特徴とする請求項6記載の遊技機。
【請求項8】 上記発射装置により発射された後、上記遊技領域に達することなく上記外レールを逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口が、上記満杯樋の上面に設けられていることを特徴とする請求項4、5、6または7記載の遊技機。
【請求項9】 上記余剰球流出口が上記上受け皿の表面に設けられ、上記満杯樋が上記上受け皿内に設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
【請求項10】 上記余剰球流出口が上記上皿本体に設けられていることを特徴とする請求項9記載の遊技機。
【請求項11】 上記余剰球流出口が、上記上皿本体の底部の、上記発射装置への供給側とは反対の正面視左側の隅に設けられていることを特徴とする請求項10記載の遊技機。
【請求項12】 上記満杯樋が略垂直に設けられていることを特徴とする請求項11記載の遊技機。
【請求項13】 上記満杯樋を流下した遊技球の上記下皿本体への流出口が、上記下皿本体の上記正面視左側の側壁に設けられていることを特徴とする請求項12記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特に、上皿本体が賞球として払い出された遊技球で満杯となった後の余剰となった遊技球を余剰球流出口から満杯樋へ流出させ下皿本体へ導くよう構成された遊技機における、上記余剰球流出口および満杯樋の設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機において、入賞球の検知に伴い賞球として払い出される遊技球を、機枠前面下部の上皿本体に貯留して、発射装置へ供給するとともに、払い出された遊技球で上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を、余剰球流出口から流出させて、下皿本体に貯留するよう構成されたものが従来から知られている。
【0003】図12〜図14に示すパチンコ機(遊技機)は、上皿本体および下皿本体を備える上記従来の遊技機の一例であって、機枠として、前後面が開口した外枠1を有し、その外枠1の前面に、ヒンジ2によって内枠3が開閉可能に取り付けられている。そして、内枠3の前面には、内枠3の最上部に取り付けられた枠飾り4の下方に、上記ヒンジ2によって内枠3と共付けで内枠3に対し開閉可能にガラス枠5が取り付けられ、さらに、このガラス枠5の下方に、同じく共付けで開閉可能に、上皿本体を有する上受け皿6が取り付けられている。また、内枠3前面の上受け皿6の下方には、下皿本体を有するとともに発射レバー7を有する下受け皿8が装着されている。また、内枠3の後方には、ガラス枠5に保持されたガラス板から一定の間隔を隔てて、着脱可能に遊技盤が装着される。そして、内枠3の背面に、開閉可能に裏セット機構板9が取り付けられている。
【0004】上記裏セット機構板9の背面には、中央に、遊技盤の後面を覆う箱状のカバー部材10が設けられ、カバー部材10の上方に、外部より補給される遊技球を貯えておく球タンク11が固定され、球タンク11の、正面視右側方に向け下り傾斜した底面の傾斜方向先端に設けられた流出口の下方に臨む位置に、補給球切れスイッチ12が設けられ、また、球タンク11の下方に、球タンク11の流出口から流出する遊技球を正面視左方向へ転がすよう傾斜したタンクレール13が設けられ、タンクレール13の終端部付近には球押さえ板14が配置されている。
【0005】また、裏セット機構板9の背面には、カバー部材10に対し正面視左側方に、タンクレール13の左端に接続して下方に延びるケースレール15が設けられ、その下方に、ケースレール15の下端に接続された、スクリュー16aと駆動源であるモータ16bとで構成された賞球払出装置16が設けられ、その下方には、賞球払出装置16の流出口に連接された賞球払出樋17が設けられ、また、ケースレール15に並列して裏セット機構板9の最外周部に球抜き樋18が延設され、ケースレール15から球抜き樋18へ分岐する部分に、遊技球を球抜き樋18に導くよう外部から操作する球抜きレバー19が設けられている。
【0006】そして、裏セット機構板9の背面の賞球払出樋17の下流には、払い出された遊技球を流下させ、途中、流路変換部20にて上受け皿6へ向けて略90゜流路を変換し、上受け皿6の後面を貫通する樋の入口に対応する位置まで延設されて、払い出された遊技球を上皿本体へ導く球通路21が設けられるとともに、流路変換部20の上流で球通路21から分岐して、払い出された遊技球によって上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を下皿本体へ向けて流出させる余剰球流出口22と、この余剰球流出口22に連通して遊技機下部の下皿本体の後側壁より下受け皿8の後面を貫通する樋の入口に対応する位置まで延設されて、上皿本体に入り切らない遊技球を下皿本体へ流下案内する満杯樋23が設けられている。また、上記球抜き樋18の下部が、球通路21の流路変換部20の下方を中央寄りに傾斜して延設され、さらに、その傾斜した部分に連接して、満杯樋23の左側方を略垂直に裏セット機構板の最下部まで延設されている。そして、上記満杯樋23の正面視右測方の裏セット機構板9の右最下端の位置に遊技球の発射や払い出し等を制御する払出制御基板24が設けられ、その直ぐ上方の遊技盤後面を覆う箱状のカバー部材10の後面には、遊技盤面に於ける遊技内容等を制御する主基板25が設けられている。
【0007】なお、上記構成のパチンコ機においては、発射装置により発射された後、遊技領域に達することなく外レールを逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口と、遊技者が操作することにより上皿本体に貯留した遊技球を下皿本体へ向けて流下させる上皿球抜き樋に連通する下皿接続樋が、下受け皿8後面に設けられ、それらファール球回収口と下皿接続樋とが、下受け皿8の後面を貫通する上記樋に上部より合流するよう構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の遊技機においては、上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を下皿本体へ向けて流出させる余剰球流出口22と、この余剰球流出口22から流出した遊技球を下皿本体へ流下案内する満杯樋23を、裏セット機構板9に設けるので、裏セット機構板9の裏面に、球通路21と共にこれら余剰球流出口22および満杯樋23を配置する空間が必要であり、また、球通路21を裏セット機構板を貫通して上受け皿6に設けられた樋に対応する位置まで延設するのに加えて、満杯樋23を、余剰球流出口22に連通する位置から、裏セット機構板9を貫通して遊技機下部の下受け皿8に設けられた樋に対応する位置まで延設する必要があり、そうしたことが裏セット機構板9の大型化の要因となるとともに、球通路の構造を複雑化させる要因ともなっている。
【0009】しかも、今日の遊技機は、遊技内容の複雑化に伴い、それを制御するための装置(基板等)が大型化あるいは多数化しているため、球通路の複雑化も相まって、基板等の設置箇所に苦慮するところであり、例えば、上記従来の遊技機のように、遊技盤後面を覆う箱状のカバー部材10の後面に、遊技盤面に於ける遊技内容等を制御する主基板25が設けるようなことになるため、遊技機後面において奥行き方向の寸法が大きくなる傾向にある。
【0010】したがって、遊技機の裏セット機構板における球通路の構造を簡素化するとともに、制御のための基板等の装置の設置空間を確保して、遊技機後面における奥行き方向の寸法の増大を回避できるようにすることが課題である。本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上皿本体が払い出された遊技球で満杯となった後の余剰となった遊技球を流出させる余剰球流出口と、この余剰球流出口に流出させた遊技球を下皿本体へ導く満杯樋を、裏セット機構板の前面よりも前方に設けるように構成したものであり、これによって、裏セット機構板の球通路の簡素化および小型化を実現でき、それによって空いた空間を基板等の装置の設置のために有効に活用することができる。
【0012】すなわち、請求項1に係る発明の遊技機は、遊技盤が取り付けられた機枠前面の下部に、賞球として払い出された遊技球を貯留し発射装置へ供給する上皿本体と、払い出された遊技球で上記上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を貯留する下皿本体が設けられ、機枠背面に設けられた裏セット機構板に、賞球として払い出された遊技球を流下させる球通路が設けられ、払い出された遊技球を上記球通路から上皿接続樋を介して上記上皿本体へ導くとともに、上記余剰となった遊技球を余剰球流出口から満杯樋へ流出させ、上記下皿本体へ導くよう構成された遊技機において、上記余剰球流出口および上記満杯樋を、上記裏セット機構板の前面よりも前方に設けたことを特徴とする。
【0013】この場合、上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を流出させる余剰球流出口と満杯樋を共に裏セット機構板の前面よりも前方に設けることにより、裏セット機構板に設ける球通路は、余剰球流出口や満杯樋を連接しない簡素な構造とすることができ、また、満杯樋を、裏セット機構板を貫通するような構造とする必要がなくて、裏セット機構板を小型化することができるとともに、裏セッテ機構板の裏面に基板等の設置空間を確保することができる。
【0014】また、請求項2に係る発明の遊技機は、前後面が開口した外枠と、該外枠の前面に開閉可能に取り付けられた内枠と、前面に外レールおよび内レールによって遊技領域が区画され上記内枠に着脱可能に装着された遊技盤と、該遊技盤前面の上記遊技領域に向け遊技球を発射する発射装置と、該発射装置へ遊技球を供給するとともに払い出された遊技球を貯留する上皿本体を有し上記内枠の前面に開閉可能に取り付けられた上受け皿と、払い出された遊技球で上記上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を貯留する下皿本体を有し上記上受け皿の下方に配置された下受け皿と、上記内枠の背面に設けられた裏セット機構板と、該裏セット機構板に設けられた払い出し用の球通路と、該球通路を上記上皿本体に接続する上皿接続樋と、上記余剰となった遊技球を上記下皿本体へ向けて流出させる余剰球流出口と、該余剰球流出口に連通する満杯樋と、該満杯樋と上記下皿本体を接続する下皿接続樋とを備えた遊技機において、上記余剰球流出口および上記満杯樋を、上記下皿接続樋の上部または上記上受け皿に設けたことを特徴とする。
【0015】この場合、上皿本体が満杯となった後の余剰となった遊技球を流出させる余剰球流出口と満杯樋を、裏セット機構板の前面よりも前方に位置する下皿接続樋の上部、または、同じく裏セット機構板の前面よりも前方に位置する上受け皿に設けることにより、裏セット機構板に設ける球通路は、余剰球流出口や満杯樋を連接しない簡素な構造とすることができ、また、満杯樋を、裏セット機構板を貫通するような構造とする必要がないため、裏セット機構板を小型化することができるとともに、裏セット機構板の裏面に基板等の設置空間を確保することができる。
【0016】請求項3に係る発明の遊技機は、上記請求項2に係る構成の遊技機において、上記余剰球流出口が上記上皿接続樋に設けられていることを特徴とする。
【0017】余剰球流出口および満杯樋を下皿接続樋の上部または上受け皿に設けるについては、例えばこのように余剰球流出口を上皿接続樋に設けるのがよい。
【0018】そして、請求項4に係る発明の遊技機は、上記請求項3に係る構成の遊技機において、上記内枠に、該内枠に装着される上記遊技盤の下部を支える支持板が設けられていて、該支持板に上記上皿接続樋および上記満杯樋が設けられていることを特徴とする。
【0019】余剰球流出口を上皿接続樋に設ける場合に、上皿接続樋および満杯樋はこのように、遊技盤を支える支持板に設けることができる。
【0020】また、請求項5に係る発明の遊技盤は、上記請求項3に係る構成の遊技盤において、上記上皿接続樋および上記満杯樋が上記上受け皿の後面に設けられていることを特徴とする。
【0021】余剰球流出口を上皿接続樋に設ける場合に、上皿接続樋および満杯樋はこのように、共に上受け皿の後面に設けることもできる。
【0022】また、請求項6に係る発明の遊技盤は、上記請求項3に係る構成の遊技盤において、上記内枠には、該内枠に装着される上記遊技盤を下方から支える支持板が設けられていて、上記上皿接続樋が上記上受け皿の後面に設けられ、上記満杯樋が上記支持板に設けられていることを特徴とする。
【0023】余剰球流出口を上皿接続樋に設ける場合に、このように上皿接続樋は上受け皿の後面に設け、満杯樋は遊技機を支える支持板に設けることもできる。
【0024】請求項7に係る発明の遊技機は、上記請求項6に係る構成の遊技機において、上記上皿本体および上記上皿接続樋が遊技球で満杯となった状態において、上記上受け皿を上記内枠に対して開放状態とした時、上記支持板を貫通して零れ出た遊技球を回収する零れ球回収口が、上記満杯樋に設けられていることを特徴とする。
【0025】満杯樋にこうした零れ球回収口を設けることにより、上皿本体および上皿接続樋が遊技球で満杯となった状態において、上受け皿を内枠に対して開放した時に、払い出し用の球通路に残っていて支持板を貫通して零れ出る遊技球を下皿本体へ回収することができる。
【0026】また、請求項8に係る発明の遊技機は、上記請求項4、5、6または7に係る構成の遊技機において、上記発射装置により発射された後、上記遊技領域に達することなく上記外レールを逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口が、上記満杯樋の上面に設けられていることを特徴とする。
【0027】こうしてファール球回収口を満杯樋の上面に設けることにより、余剰球流出の経路とファール球回収の経路をまとめて通路構成を簡略化することができる。
【0028】また、請求項9に係る発明の遊技機は、上記請求項2に係る構成の遊技機において、上記余剰球流出口が上記上受け皿の表面に設けられ、上記満杯樋が上記上受け皿内に設けられていることを特徴とする。
【0029】余剰球流出口および満杯樋を下皿接続樋の上部または上受け皿に設けるについては、このように余剰球流出口を上受け皿の表面に設け、満杯樋を上受け皿内に設けることもできる。
【0030】そして、請求項10に係る発明の遊技機は、上記請求項9に係る構成の遊技機において、上記余剰球流出口が上記上皿本体に設けられていることを特徴とする。
【0031】余剰球流出口を上受け皿の表面に設けるについては、例えば、このように上皿本体に設けるのがよい。
【0032】また、請求項11に係る発明の遊技機は、上記請求項10に係る構成の遊技機において、上記余剰球流出口が、上記上皿本体の底部の、上記発射装置への供給側とは反対の正面視左側の隅に設けられていることを特徴とする。
【0033】余剰球流出口を上皿本体に設けるについては、例えばこのように上皿本体の底部の、発射装置への供給側とは反対の正面視左側の隅に設けるのがよい。
【0034】また、請求項12に係る発明の遊技機は、上記請求項11に係る構成の遊技機において、上記満杯樋が略垂直に設けられていることを特徴とする。
【0035】余剰球流出口を上皿本体の底部の、発射装置への供給側とは反対の正面視左側の隅に設ける場合、満杯樋はこのように略垂直に設けることができる。
【0036】また、請求項13に係る発明の遊技機は、上記請求項12に係る構成の遊技機において、上記満杯樋を流下した遊技球の上記下皿本体への流出口が、上記下皿本体の上記正面視左側の側壁に設けられていることを特徴とする。
【0037】余剰珠流出口が、上皿本体の底部の、発射装置への供給側とは反対の正面視左側の隅に設けられるとともに、満杯樋が略垂直に設けられ、且つ、下皿本体への流出口がこのように下皿本体の正面視左側の側壁に設けられることによって、余剰球流出口および満杯樋に拘わる部分の全てが遊技機前面の一側にコンパクトにまとまる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実施例の形態を具体的に説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図1〜図7は、本発明の第1の実施の形態を示している。図1は遊技機の正面図、図2は遊技機の右側面図、図3は遊技機の前面斜視図、図4は遊技盤の単体正面図、図5は遊技機の後面斜視図、図6は裏セット機構板の単体背面図である。また、図7は、遊技機の、ガラス枠および上受け皿を内枠に対して開放した状態の前面斜視図である。
【0040】この第1の実施の形態の遊技機(パチンコ機)は、請求項1、2、3および4に係り、また、請求項8に係るもので、機枠として、前後面が開口した外枠1を有し、その外枠1の前面に、略垂直姿勢を保って、且つ、ヒンジ2によって回動自在に額縁状の内枠3が取り付けられ、開閉可能とされている。そして、内枠3の最上部には枠飾り4が取り付けられ、内枠3前面の枠飾り4の下方に、上記ヒンジ2によって内枠3と共付けで内枠3に対し開閉可能にガラス枠5が取り付けられ、さらに、このガラス枠5の下方に、同じく共付けで開閉可能に上受け皿6が取り付けられている。また、内枠3前面の上受け皿6の下方には、発射レバー7を有する下受け皿8が装着されている。そして、内枠3の後方には、ガラス枠5に保持されたガラス板5aから一定の間隔を隔てて、着脱可能に遊技盤30(図4)が装着される。内枠3の下部には、支持板31が設けられ、この支持板31が遊技盤30の下部を支えている。
【0041】上受け皿6の表面には、多数の遊技球を一時的に貯える上皿本体6aが設けられており、下受け皿8の表面には、上皿本体6aが遊技球で満杯となった後の余剰となった遊技球を貯える下皿本体8aが設けられている。さらに、上受け皿6の後面には、遊技者が操作することにより上皿本体6aに貯留した遊技球を下皿本体へ向けて流下させる上皿球抜き樋32が設けられており、下受け皿8の後面には、上受け皿6を内枠3に対して閉塞状態としたときに上皿球抜き樋32に連通する下皿接続樋33と、上皿本体6aより一個ずつ供給される遊技球を撃ち出す発射装置34が設けられている。
【0042】支持板31には、発射装置34により撃ち出された遊技球を遊技盤30の盤面に向けて案内する発射レール35が設けられている。
【0043】遊技盤30は、図4に示すように盤面に、外レール36および内レール37等の区画部材によって区画された遊技領域38が形成され、発射装置34により撃ち出されて発射レール35により案内された遊技球が、さらに外レール36によって遊技盤30の上方部に案内され、内レール37の上端を越えることによって遊技領域38に達する構成とされている。
【0044】内枠3の背面には、図2および図5に示すように各種機構が重複的にセットされた裏セット機構板9が設けられている。この裏セット機構板9は、開閉可能に取り付けられていて、その背面には、図6に示すように、中央に、遊技盤の後面を覆う箱状のカバー部材10が設けられ、カバー部材10の上方に、外部より補給される遊技球を貯えておく球タンク11が、多量の遊技球の重量にも耐え得るよう、腰掛け状態で固定されている。そして、球タンク11の、正面視右側方に向け下り傾斜した底面の傾斜方向先端の流出口の下方に臨む位置に設けられた傾動自在な踏板レバー(図示せず)の傾動動作と連動するよう、補給球切れスイッチ12が設けられている。これは、球タンク11内の遊技球の有無を検出し、無くなると球切れ信号を発して、遊技球の補給を促すものである。また、球タンク11の下方には、球タンク11の流出口から流出する遊技球を正面視左方向へ転がすよう傾斜した2条のタンクレール13が設けられ、タンクレール13の左方終端部付近には、タンクレール13における遊技球が相互の接触圧力の微妙な変化によって、二段、三段と重なり、球詰まり現象を起こすのを防止するために、一端を軸支することにより傾動自在とされた球押さえ板14が配置されている。
【0045】また、裏セット機構板9の背面には、カバー部材10に対し正面視左側方に、タンクレール13の左端に連接して、その後直ぐ下方に屈曲し、次いで略垂直下方に延びる2条のケースレール15が設けられ、その下方には、スクリュー16aと駆動源であるモータ16bとで構成された賞球払出装置16が設けられて、ケースレール15の下方終端部が賞球払出装置16の流入口に接続されている。そして、賞球払出装置16の下方流出口には、賞球払出樋17が連接されている。
【0046】ケースレール15は、内部にできるだけ多くの遊技球が貯留できるよう、また、賞球払出装置16に過度な負荷をかけないよう、何度も屈曲させた構造とされている。また、ケースレール15に並列して裏セット機構板9の最外周部に埋設状態で球抜き樋18が設けられている。そして、球抜き樋18は、上端がケースレール15の上方側の屈曲部から分岐する通路部分に接続され、その分岐する通路部分の入口には、遊技球を球抜き樋18に導くよう外部から操作可能な球抜きレバー19が配設されている。
【0047】また、裏セット機構板9の背面の賞球払出樋17の下流には、払い出された遊技球を流下させ、途中、流路変換部20にて上受け皿6へ向けて略90゜流路を変換し、上受け皿6の後面に向け延設されて、払い出された遊技球を上皿本体へ導く球通路21が設けられている。
【0048】上記球抜き樋18の下部は、球通路21の流路変換部20の下方を中央寄りに傾斜して延設され、さらに、その傾斜した部分に連接し、略垂直に裏セット機構板9の最下部まで延設されており、遊技球を機外へ抜き取る構成とされている。
【0049】そして、球抜き樋18下部の中央寄りに傾斜する部分の下側方には、遊技球の発射や払い出し等を制御する払出制御基板24が設けられている。また、上記傾斜する部分に連接する略垂直な球抜き樋18最下部を挟んで、払出制御基板24とは反対の正面視右側方に、遊技盤面に於ける遊技内容等を制御する主基板25が設けられている。
【0050】また、ケースレール15の、上記球抜き樋18への分岐部分の直下流で略垂直に降下する部分の途中には、2条(2列)のケースレール15の各列宛にそれぞれ流路内に突出する押板レバー41が傾動自在に設けられている。そして、この押板レバー41の傾動動作と連動して、タンクレール13およびケースレール15内の球詰まりやゴミ等の混入による遊技球の流動異常を監視し、制御装置に指令信号を出力するよう、空切り防止スイッチ42が臨設されている。空切り防止スイッチ42は、遊技球が正常に流下しているときには流下する遊技球によって押板レバー41が押圧されることにより、規則的な検出信号を出力するが、タンクレール13やケースレール15内で球詰まりや異物の混入のような異常が発生したときには、賞球払出中でも検出信号が変化しなくなったり不規則に変化し、それによって遊技球の流下異常現象を検出できるようにしたものである。
【0051】上記スクリュー16aと駆動源であるモータ16bとからなる電動式の賞球払出装置16は、遊技盤30前面の遊技領域38に撃ち出された遊技給の入賞口への流入(入賞)に伴い、遊技者に賞品としての所定数の遊技球(賞球)を払い出す装置であって、裏セット機構板9の背面において上記のようにカバー部材10の正面視左側方に配設可能なよう小型化され、そのスクリュー16aの最下端位置には賞球払出センサ43が設けられている。また、遊技盤30背面の集合板には、各々の入賞口に流入した遊技球(入賞球)を検出する入賞球検出スイッチが設けられている。そして、各入賞球検出スイッチの検出信号に基づいて、各入賞口毎に予め定められた賞球数の累積値を、払出制御基板24に設けられたRAM(ランタ゛ム・アクセス・メモリー)に記憶し、その記憶した賞球数累積値を、賞球払出センサ43の信号により1個ずつ減算して、RAMの賞球数記憶値が0(零)になるまで、賞球払出装置16を駆動し、2列で1個ずつ交互に賞球を払い出させるよう制御装置が構成されている。したがって、賞球払出中に新たな入賞球検出信号が発生した場合には、賞球払出装置16はその払出動作を停止することなく、前回の入賞球検出信号に伴う賞球払出に引き続いて新たな入賞検出信号に伴う賞球を払い出すこととなる。
【0052】また、上述のように押板レバー41の傾動動作に連動する空切り防止スイッチ42によってケースレール15内の遊技球流動異常が検知されると、制御装置は、その時点で賞球払出装置16による賞球の払い出しを停止させるとともに、球切れランプ等の警報ランプを点灯させて、機能停止の原因が直ぐ分かるようにし、また、迅速な処置がとれるようする。これにより、払出動作の異常による賞球の不足や、払出タイミングのずれによるスクリュー16aへの球噛みが確実に防止される。
【0053】また、上記賞球払出樋17下方の球通路21には、流路変換部20の手前の垂直通路部分に、払い出された遊技球が衝突して爽快音を発生するよう、ベル44が臨設されている。そして、球通路21は、流路変換部20にて略90゜流路を変換して裏セット機構板9を貫通し、上記内枠3下部の支持板31に設けられた上皿接続樋51に連接されている。
【0054】上皿接続樋51は、上下左右の壁に覆われた筒形状の流路をなして、やや前方に傾斜する。そして、その正面視右方の側壁には、遊技球の直径寸法よりやや低い規制壁52を下方に残す形で余剰球流出口53が設けられている。また、支持板31には、上記規制壁52を残す余剰球流出口53に連接して機枠幅方向中央寄りに下方へ傾斜し下受け皿8後面の上記下皿接続樋33に連通する満杯樋54が設けられている。そして、この満杯樋54の上面には、発射装置34により発射された後、遊技領域38に達することなく外レール36を逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口55が設けられている。また、満杯樋54の右側壁の下端には、上記上皿球抜き樋32の流出口が連通する球抜き連通口56が設けられている。
【0055】下皿接続樋33は、満杯樋54の流出口が連通する位置から略垂直下方に延び、その後、前方に略90゜流路を変換し、下皿本体8aに連通する。そして、この下皿接続樋33の上部側壁から流路内に臨むよう満杯検出スイッチ57が設けられている。下皿本体8aが満杯となり、遊技球が下皿接続樋33に溢れて、満杯検出スイッチ57まで達すると、その満杯検出信号を受けて制御装置が遊技中断の指令信号を出力する。
【0056】第1の実施の形態の遊技機はこのように構成されたものであり、賞球として払い出された遊技球は、通常は、規制壁52を乗り越えず、余剰球流出口53への流出が規制されて、上受け皿6の後面を貫通する通路を介して上皿本体6aに流入するが、上皿本体6aが遊技球で満杯となると、上皿接続樋51の部分で遊技球が溢れ、その後の払い出された遊技球が規制壁52を乗り越えて、余剰球流出口53から満杯樋54に流出し、下皿接続樋33を経て下皿本体8aに流入する。
【0057】また、さらに下皿本体8aも満杯となり、遊技球が下皿接続樋33に溢れると、満杯検出スイッチ57がそれを検出し、制御装置が賞球払出装置16および発射装置34の駆動を停止して、遊技を中断する。
【0058】また、ファール球は、満杯樋54上面に設けられたファール球回収口55より満杯樋54に合流し、下皿本体8aに達する。
【0059】なお、第1の実施の形態においては、上皿接続樋51および満杯樋54を支持板31に設けているが、これら上皿接続樋51および満杯樋54を下皿接続樋33と共に下受け皿8に設けるよう構成を変更することも可能である。
【0060】(第2の実施の形態)図8は、本発明の第2の実施の形態の遊技機の、ガラス枠および上受け皿を内枠に対して開放した状態の前面斜視図である。上記図1、図2、図3、図4、図5および図6は、この第2の実施の形態の遊技機にも共通する。
【0061】この実第2の実施の形態の遊技機(パチンコ機)は、請求項1、2、3および5に係り、また、請求項8に係るもので、外枠1および内枠3からなる機枠構造、ガラス枠5、上受け皿6、下受け皿8、遊技盤30、上皿本体6a、下皿本体8a、上皿球抜き樋32、下皿接続樋33、発射装置34、発射レール35等の基本構造は、上記第1の実施の形態の遊技機と同様である。また、やはり内枠3の背面に裏セット機構板9が設けられ、その裏セット機構板9の背面には、やはりカバー部材10、球タンク11、補給球切れスイッチ12、タンクレール13、球押さえ板14、ケースレール15、賞球払出装置16、賞球払出樋17、球抜き樋18、球抜きレバー19等が配設されている。そして、やはり賞球払出樋17の下流には、流路変換部20を含む球通路21が設けられ、球抜き樋18の下部は、球通路21の流路変換部20の下方を中央寄りに傾斜して、その傾斜した部分に連接して、略垂直に裏セット機構板9の最下部まで延設され、その球抜き樋18下部の中央寄りに傾斜する部分の下側方に払出制御基板24が設けられ、払出制御基板24とは反対の正面視右側方に主基板25が設けられている。また、押板レバー41、空切り防止スイッチ42、賞球払出センサ43、ベル44等の配設構造および動作も同様である。
【0062】そして、この第2の実施の形態の遊技機においては、図8に示すように、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態で、流路変換部20にて略90゜流路を変換して裏セット機構板9の前面に達した球通路21に連接する支持板31の開口部と連通するよう、上受け皿6の後面に上皿接続樋51が設けられている。そして、その上皿接続樋51は、上下左右の壁に覆われた筒形状の流路をなして、やや前方に傾斜し、その正面視右方の側壁には、遊技球の直径寸法よりやや低い規制壁52を下方に残す形で余剰球流出口53が設けられている。また、上記規制壁52を残す余剰球流出口53に連接して機枠幅方向中央寄りに下方へ傾斜する満杯樋54が、上受け皿6の後面に設けられている。そして、この満杯樋54の上面には、発射装置34により発射された後、遊技領域38に達することなく外レール36を逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口55が設けられている。また、満杯樋54の右側壁の下端には、連通口56が設けられ、この連通口56に上記上皿抜き樋32の流出口が連接されている。
【0063】また、下受け皿8の後面には、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態で満杯樋54の下方流出口と連通するよう、満杯樋54の下方となる位置に下皿接続樋33が設けられている。この下皿接続樋33は、満杯樋54の流出口と連通する位置から略垂直下方に延び、その後、前方に略90゜流路を変換し、下皿本体8aに開口する。そして、この下皿接続樋33の上部側壁から流路内に臨むよう満杯検出スイッチ57が設けられている。下皿本体8aが満杯となり、遊技球が下皿接続樋33に溢れて、満杯検出スイッチ57まで達すると、その満杯検出信号を受けて制御装置が遊技中断の指令信号を出力する。
【0064】第2の実施の形態の遊技機はこのように構成されたものであり、賞球として払い出された遊技球は、通常は、規制壁52を乗り越えず、余剰球流出口53への流出が規制されて、上皿接続樋51から上皿本体6aに流入するが、上皿本体6aが遊技球で満杯となると、上皿接続樋51の部分で遊技球が溢れ、その後の払い出された遊技球が規制壁52を乗り越えて、余剰球流出口53から満杯樋54に流出し、下皿接続樋33を経て下皿本体8aに達する。
【0065】また、さらに下皿本体8aも満杯となり、遊技球が下皿接続樋33に溢れると、満杯検出スイッチ57がそれを検出し、制御装置が賞球払出装置16および発射装置34の駆動を停止して、遊技を中断する。
【0066】また、ファール球は、満杯樋54上面に設けられたファール球回収口55より満杯樋54に合流し、下皿本体8aに達する。
【0067】(第3の実施の形態)図9は、本発明の第3の実施の形態の遊技機の、ガラス枠および上受け皿を内枠に対して開放した状態の前面斜視図である。上記図1、図2、図3、図4、図5および図6は、この第3の実施の形態の遊技機にも共通する。
【0068】この第3の実施の形態の遊技機(パチンコ機)は、請求項1、2、6および7に係り、また、請求項8に係るもので、外枠1および内枠3からなる機枠構造、ガラス枠5、上受け皿6、下受け皿8、遊技盤30、上皿本体6a、下皿本体8a、上皿球抜き樋32、下皿接続樋33、発射装置34、発射レール35等の基本構造は、上記第1の実施の形態の遊技機と同様である。また、やはり内枠3の背面に裏セット機構板9が設けられ、その裏セット機構板9の背面には、やはりカバー部材10、球タンク11、補給球切れスイッチ12、タンクレール13、球押さえ板14、ケースレール15、賞球払出装置16、賞球払出樋17、球抜き樋18、球抜きレバー19等が配設されている。そして、やはり賞球払出樋17の下流には、流路変換部20を含む球通路21が設けられ、球抜き樋18の下部は、球通路21の流路変換部20の下方を中央寄りに傾斜して、その傾斜した部分に連接して、略垂直に裏セット機構板9の最下部まで延設され、その球抜き樋18下部の中央寄りに傾斜する部分の下側方に払出制御基板24が設けられ、払出制御基板24とは反対の正面視右側方に主基板25が設けられている。また、押板レバー41、空切り防止スイッチ42、賞球払出センサ43、ベル44等の配設構造および動作も同様である。
【0069】そして、この第3の実施の形態の遊技機においては、図9に示すように、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態で、流路変換部20にて略90゜流路を変換して裏セット機構板9の前面に達した球通路21に連接する支持板31の開口部と連通するよう、上受け皿6の後面に上皿接続樋51が設けられている。そして、その上皿接続樋51は、上下左右の壁に覆われた筒形状の流路をなして、やや前方に傾斜し、その正面視右方の側壁には、遊技球の直径寸法よりやや低い規制壁52を下方に残す形で余剰球流出口53が設けられている。また、支持板31には、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態で上記余剰球流出口53に連通する満杯樋54が設けられている。この満杯樋54は、支持板31の上記開口部の前方下部へ張り出した位置から機枠幅方向中央寄りに下方へ傾斜し、下受け皿8後面の下皿接続樋33に連通するよう構成されたもので、支持板31の開口部前方下部へ張り出した部分には、零れ球回収口58が設けられている。この零れ球回収口58は、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態のときには、上皿接続樋51の底部下面と相対して塞がれた状態となるが、上受け皿6を内枠3に対して開放状態とした時には、支持板31の開口部前方下部に開いた状態となり、上皿本体6aおよび上皿接続樋51が遊技球で満杯となった状態において、上受け皿6を内枠3に対して開放した時に、払い出し用の球通路21に残っていて支持板31の上記開口部から零れ出る遊技球を回収する。また、満杯樋54の上面には、発射装置34により発射された後、遊技領域38に達することなく外レール36を逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口55が設けられている。また、満杯樋54の右側壁の下端には、上記上皿球抜き樋32の流出口が連通する球抜き連通口56が設けられている。
【0070】下皿接続樋33は、満杯樋54の流出口が連通する位置から略垂直下方に延び、その後、前方に略90゜流路を変換し、下皿本体8aに開口する。そして、この下皿接続樋33の上部側壁から流路内に臨むよう満杯検出スイッチ57が設けられている。下皿本体8aが満杯となり、遊技球が下皿接続樋33に溢れて、満杯検出スイッチ57まで達すると、その満杯検出信号を受けて制御装置が遊技中断の指令信号を出力する。
【0071】第3の実施の形態の遊技機はこのように構成されたものであり、賞球として払い出された遊技球は、通常は、規制壁52を乗り越えず、余剰球流出口53への流出が規制されて、上皿接続樋51と通過して上皿本体6aに流入するが、上皿本体6aが遊技球で満杯となると、上皿接続樋51の部分で遊技球が溢れ、その後の払い出された遊技球が規制壁52を乗り越えて、余剰球流出口53から満杯樋54に流出し、下皿接続樋33を経て下皿本体8aに流入する。
【0072】また、さらに下皿本体8aも満杯となり、遊技球が下皿接続樋33に溢れると、満杯検出スイッチ57がそれを検出し、制御装置が賞球払出装置16および発射装置34の駆動を停止して、遊技を中断する。
【0073】また、ファール球は、満杯樋54上面に設けられたファール球回収口55より満杯樋54に合流し、下皿本体8aに達する。
【0074】また、上受け皿6を内枠3に対して開放した時に、支持板31の上記開口部から零れ出た遊技球は、零れ球回収口58に回収されて、やはり満杯樋54に合流し、下皿本体8aに達する。
【0075】なお、第3の実施の形態においては、満杯樋54を支持板31に設けているが、満杯樋54は下皿接続樋33と共に下受け皿8に設けるよう構成を変更することも可能である。
【0076】(第4の実施の形態)図10は、本発明の第4の実施の形態の遊技機の上受け皿単体の平面図(a)および正面図(b)、図11は、同下受け皿単体の平面図(a)および正面図(b)である。上記図1、図2、図3、図4、図5および図6は、この第4の実施の形態の遊技機にも共通する。
【0077】この第4の実施の形態の遊技機(パチンコ機)は、請求項1、2、9、10、11、12および13に係るもので、外枠1および内枠3からなる機枠構造、ガラス枠5、上受け皿6、下受け皿8、遊技盤30、上皿本体6a、下皿本体8a、上皿球抜き樋32、下皿接続樋33、発射装置34、発射レール35等の基本構造は、上記第1の実施の形態の遊技機と同様である。また、やはり内枠3の背面に裏セット機構板9が設けられ、その裏セット機構板9の背面には、やはりカバー部材10、球タンク11、補給球切れスイッチ12、タンクレール13、球押さえ板14、ケースレール15、賞球払出装置16、賞球払出樋17、球抜き樋18、球抜きレバー19等が配設されている。そして、やはり賞球払出樋17の下流には、流路変換部20を含む球通路21が設けられ、球抜き樋18の下部は、球通路21の流路変換部20の下方を中央寄りに傾斜して、その傾斜した部分に連接して、略垂直に裏セット機構板9の最下部まで延設され、その球抜き樋18下部の中央寄りに傾斜する部分の下側方に払出制御基板24が設けられ、払出制御基板24とは反対の正面視右側方に主基板25が設けられている。また、押板レバー41、空切り防止スイッチ42、賞球払出センサ43、ベル44等の配設構造および動作も同様である。
【0078】そして、この第4の実施の形態の遊技機においては、図10に示すように、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態で、流路変換部20にて略90゜流路を変換して裏セット機構板9の前面に達した球通路21に連接する支持板31の開口部と連通するよう、上受け皿6の後面に上皿接続樋51が設けられている。そして、上受け皿6に設けられた上皿本体6aの底部の、発射装置34への供給側とは反対の正面視左側の隅に、上皿本体6aの側壁形状に沿うように、該側壁と相対する側が遊技球の直径寸法よりやや低い規制壁62によって囲われた余剰球流出口63が設けられている。そして、上受け皿6内には、上記余剰球流出口63の下方に、該余剰球流出口63に連接して略垂直に上受け皿6下面の流出口まで延びる満杯樋64が設けられている。また、図11に示すように、下受け皿8には、上受け皿6を内枠3に対して閉じた状態としたときに満杯樋64の流出口と連通するように下皿接続樋65が設けられている。下皿接続樋65は、満杯樋64の流出口と連通する位置から略垂直下方に流路が延び、その後、正面視右向きに略90゜流路を変換して下皿本体8aに連通する。そして、この下皿接続樋65の上部側壁から流路内に臨むよう満杯検出スイッチ57が設けられている。下皿本体8aが満杯となり、遊技球が下皿接続樋65に溢れて、満杯検出スイッチ57まで達すると、その満杯検出信号を受けて制御装置が遊技中断の指令信号を出力する。
【0079】第4の実施の形態の遊技機はこのように構成されたものであり、賞球として払い出された遊技球は、上皿接続樋51を通過して上皿本体6aに流入し、通常は、規制壁62を乗り越えず、余剰球流出口63への流出が規制されるが、上皿本体6aに遊技球が溜まって満杯状態となると、遊技球が規制壁62を乗り越えて、余剰球流出口63から満杯樋64に流出し、下皿接続樋65を経て下皿本体8aに流入する。
【0080】また、さらに下皿本体8aも満杯となり、遊技球が下皿接続樋65に溢れると、満杯検出スイッチ57がそれを検出し、制御装置が賞球払出装置16および発射装置34の駆動を停止して、遊技を中断する。
【0081】以上、本発明の図示の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り適宜変更して実施できる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、上皿本体が満杯となり余剰となった遊技球を下皿本体へ向けて流出させる余剰球流出口と、この余剰球流出口に連通する満杯樋を、裏セット機構板の前面よりも前方の、例えば下皿接続樋の上部、または上受け皿に設けたため、裏セット機構板における球通路の構造を簡素化することができ、また、満杯樋を、裏セット機構板を貫通するような構造とする必要がなくて、裏セット機構板を小型化することができるとともに、裏セット機構板の裏面に基板等の設置空間を確保でき、今日の遊技機における遊技内容の複雑化に伴う基板等の制御のための装置の大型化或いは多数化にも対応することができ、遊技機後面における奥行き方向の寸法増大を抑えることができる。
【0083】また、発射装置により発射された後、遊技領域に達することなく外レールを逆戻りした遊技球をファール球として回収するファール球回収口を上記満杯樋に設けることにより、余剰球流出の経路とファール球回収の経路をまとめて通路構成を簡略化することができる。
【0084】また、余剰球流出口を上皿本体表面の、例えば底部一側の隅に設け、それに連接する満杯樋を上皿本体内に略垂直に設け、その満杯樋下端の流出口に連接するよう下皿本体に下皿接続樋を設けたものにおいては、余剰球流出口および満杯樋に拘わる部分の全てが前面側に設けられることとなって、遊技機後面側に尚一層の空き空間を確保できる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013