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発明の名称 パチンコ機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−87486(P2001−87486A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−270653
出願日 平成11年9月24日(1999.9.24)
代理人 【識別番号】100084043
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 喜多男
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 AA33 AA35 AA36 AA37 AA39 AA42 
発明者 高木 正宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第2状態に変換される変動入賞装置とを設け、大当り図柄態様のうちの所定のものを確率変動図柄態様として、確率変動図柄態様で大当りとなった場合に、所定期間又は所定回数等の所定値消化まで、大当りの確率を高確率に維持するようにしたパチンコ機において、大当りの図柄態様を選定するものであって、確率変動図柄態様の選定確率が異なる複数の図柄選定乱数を備えると共に、系列化された複数の図柄選定乱数からなり、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる図柄選定乱数が変遷する変遷抽選パターンを備え、大当りとなると、次回の大当りが確率変動図柄態様で当たる確率を、変遷抽選パターンの有効な図柄選定乱数により決定する又は決定する場合があることを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第2状態に変換される変動入賞装置とを設け、大当り図柄態様のうちの所定のものを確率変動図柄態様として、確率変動図柄態様で大当りとなった場合に、所定期間又は所定回数等の所定値消化まで、大当りの確率を高確率に維持するようにしたパチンコ機において、大当りの図柄態様を選定するものであって、確率変動図柄態様の選定確率が異なる複数の図柄選定乱数を備えると共に、夫々異なった図柄選定乱数と、夫々異なった他の遊技価値要素とを組合わせてなる異なった種類の複合価値単位を系列化してなり、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる複合価値単位が変遷する変遷抽選パターンを備え、大当りとなると、次回の大当りが確率変動図柄態様で当たる確率を、変遷抽選パターンの有効となる複合価値単位の図柄選定乱数により決定する又は決定する場合があることを特徴とするパチンコ機。
【請求項3】系列内容の異なる複数の変遷抽選パターンを備え、大当りとなると、いずれかの変遷抽選パターンを抽選するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
【請求項4】大当りとなると、数種又は一種の変遷抽選パターンと、数種又は一種の図柄選定乱数とからなる集合から、いずれかを抽選するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
【請求項5】大当りとなる確率が異なる複数の大当り乱数を備え、変遷抽選パターンを構成する複合価値単位の、図柄選定乱数と組合わされる他の遊技価値要素が、少なくとも大当り乱数であることを特徴とする請求項2記載のパチンコ機。
【請求項6】普通図柄表示装置の当たり図柄表示により作動して始動領域を拡開する普通電動役物を備えたものにあって、普通図柄表示装置の当たり図柄を選定するものであって、当たり図柄の選定確率が異なる複数の普通当たり乱数を備え、変遷抽選パターンを構成する複合価値単位の、図柄選定乱数と組合わされる他の遊技価値要素が、少なくとも普通当たり乱数であることを特徴とする請求項2記載のパチンコ機。
【請求項7】抽選された変遷抽選パターンの有効な図柄選定乱数に基づき、大当りが確率変動図柄態様で当たる確率の相対程度を表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパチンコ機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄を変動表示する図柄表示装置を備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第2状態に変換される変動入賞装置とを設け、大当り図柄態様のうちの所定のものを確率変動図柄態様として、確率変動図柄態様で大当りとなった場合に、次回の大当りまでの確率を高確率に維持するようにしたパチンコ機は種々提案されている。
【0003】このように確率が変動する従来のパチンコ機としては、大当り図柄態様のうち所定のものを確率変動図柄態様とし、該確率変動図柄態様が停止表示された場合に、次回に所定態様の図柄が停止表示されるまで、通常の確率の大当り乱数に変えて高確率の大当り乱数を差し替える機種や、確率変動図柄態様が停止表示された場合に、通常の確率の大当り乱数か高確率の大当り乱数かを抽選し、抽選結果の大当り乱数を使用する機種がある。何れも概ね1/2で通常確率と高確率とを抽選している。また高確率の乱数は通常確率の10倍以内の1種類に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した制御にあっては、大当りした後は、通常確率の乱数か、一定値の高確率の乱数での確変状態の2通りで遊技が進行するだけであり、変化に乏しく、遊技者は次回大当りまで単調な時間を過ごすこととなる。このため、上述のパチンコ機にあって、大当りに対する期待感の質に変化を生じさせ、さらにスリリングな遊技内容となることが求められている。
【0005】本発明は、かかる要望に対応するため、大当りへの期待感を刺激する変化に富んだ作動を生じて遊技の興趣を増大し得るパチンコ機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1手段は、上述した複数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、球検知により図柄表示装置を変動表示させる始動領域通過検出スイッチを備えた始動領域と、該図柄表示装置に停止表示された図柄の組合せが所定の大当り図柄態様のときに遊技者に不利な第1状態から遊技者に有利な第2状態に変換される変動入賞装置とを設け、大当り図柄態様のうちの所定のものを確率変動図柄態様として、確率変動図柄態様で大当りとなった場合に、所定期間又は所定回数等の所定値消化まで、大当りの確率を高確率に維持するようにしたパチンコ機において、大当りの図柄態様を選定するものであって、確率変動図柄態様の選定確率が異なる複数の図柄選定乱数を備えると共に、系列化された複数の図柄選定乱数からなり、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる図柄選定乱数が変遷する変遷抽選パターンを備え、大当りとなると、次回の大当りが確率変動図柄態様で当たる確率を、変遷抽選パターンの有効な図柄選定乱数により決定する又は決定する場合があることを特徴とするパチンコ機である。ここで「大当りとなると」とは、大当り乱数の抽選結果等により大当りとなることが確定したことを意味する。また、「決定する又は決定する場合がある」とは、常に変遷抽選パターンが用いられる場合のほか、所定条件で変遷抽選パターンが用いられる場合を含むことを意味する。
【0007】かかる発明にあって、この変遷抽選パターンは複数種類を備えても良いが、単一の変遷抽選パターンを備えるようにしても良い。単一の変遷抽選パターンの場合には、大当たり後の次回の大当たりは、図柄表示装置の図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる図柄選定乱数が変遷する。例えば、後述する表1にあって、変遷抽選パターンを確率変動図柄態様で当たる確率が高まる方向に沿った図柄選定乱数f−g−hの組合せとし、変動回数が50回となるまでに大当たりとなると、図柄選定乱数fが抽選され、変動回数が100回となるまでに大当たりとなると、図柄選定乱数gが抽選され、それ以降は図柄選定乱数hが抽選されるようにする。すなわち、変動回数が増えれば、段階的に確率変動図柄態様で当たる確率が高まるようにする。これにより、遊技者は、はずれ回数が累積されることにより、大当たり後に高確率が選択され易くなり、このため大当たりにならない状態が長引いても、挑戦意欲が助長される。
【0008】この図柄選定乱数の配列は種々提案され、図柄選定乱数h−g−fの配列により、はずれ状態が長引く程、大当たり後に高確率が選択され難くし、これにより、利得差を拡大して、変化のある遊技となるようにしても良い。尚、この変遷抽選パターンf−g−hは、所定値消化ごとに系列に従って繰り返されても良い。即ち、f−g−h−f−g−h−f〜である。(以下の各構成にあっても、同じである。)
【0009】単一の変遷抽選パターン(図柄選定乱数f−g−h)を備えた、上述の構成例を図4,5のフローチャート図でさらに説明する。
【0010】第1ルーチン(図4)において、通常確率状態で、大当り乱数Lが用いられ、大当りとなり、所定の大当り図柄選定乱数(たとえばi)により大当り図柄態様が特定される。この大当り図柄態様が確率変動図柄態様であると、次回の大当りとなるまで高確率の大当り乱数Hが選定され、第2ルーチン(図5)に移行する。第2ルーチン(図5)において、高確率状態下で、大当り乱数Hが用いられ、大当りとなると、変遷抽選パターンである図柄選定乱数f−g−hに従って、変動回数が50回となるまでは図柄選定乱数fが抽選され、変動回数が100回となるまでは図柄選定乱数gが抽選され、それ以降は図柄選定乱数hが抽選される。この大当り図柄態様が確率変動図柄態様であると、再び、高確率の大当り乱数Hが選定され、第2ルーチンに移行する。
【0011】ここで、低確率状態で、大当り乱数Lの乱数値により、大当りの決定と共に、確率変動を行うかどうかも決め、図柄選定乱数iはすべて確率変動図柄態様からなるものとして、その具体的な図柄態様を決定するために用いるようにしても良い。また、図柄選定乱数iは大当り乱数Lで兼用しても良い。即ち、本発明は、確率変動図柄態様となる確率が異なる複数の図柄選定乱数f,g,hを備えたことを特徴とするものである。さらに、大当り乱数Hの当たり乱数値のうち特定の乱数値となった場合に、図柄選定乱数f,g,hを選定するようにしても良い。
【0012】ここで、複数の変遷抽選パターン(図柄選定乱数f−g−h,h−g−f,f−g,h−g等)を備えた構成の場合には、図7で示すように、第1ルーチンにあって、この大当り図柄態様が確率変動図柄態様であると、次回の大当りとなるまで高確率の大当り乱数Hが選定されると共に、パターン選定乱数等を用いて、いすれかの変遷抽選パターンを選出し、図8で示す第2ルーチンで、選出された変遷抽選パターンに従って、順次、有効な図柄選定乱数が用いられるようにすれば良い。
【0013】さらに、大当りとなると、数種又は一種の変遷抽選パターンと、数種又は一種の図柄選定乱数とからなる集合から、いずれかを抽選するようにしても良い。すなわち、図9で示すように、変遷抽選パターン(図柄選定乱数f−g−h,h−g−f,f−g,h−g等)と、図柄選定乱数(f,g,h)との集合から、パターン選定乱数J等を用いて選出するものであり、選定結果が変遷抽選パターンのほか、単独の図柄選定乱数が選定される場合があることを含むものである。
【0014】さらに本発明の第2手段は、大当りの図柄態様を選定するものであって、確率変動図柄態様の選定確率が異なる複数の図柄選定乱数を備えると共に、夫々異なった図柄選定乱数と、夫々異なった他の遊技価値要素とを組合わせてなる異なった種類の複合価値単位を系列化してなり、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる複合価値単位が変遷する変遷抽選パターンを備え、大当りとなると、次回の大当りが確率変動図柄態様で当たる確率を、変遷抽選パターンの有効となる複合価値単位の図柄選定乱数により決定する又は決定する場合があることを特徴とするものである。
【0015】ここで、遊技価値要素とは、入賞に関係する要素、賞球に関係する要素、遊技継続に関係する要素、表示・音響に関係する要素等パチンコ遊技における価値あるすべての要素をいい、後述の遊技者に与えられる利得と関係する乱数以外にも、種々提案される。即ち、この手段の変遷抽選パターンは、実質的には図柄選定乱数を含むすべてのパターンをいう。
【0016】かかる第2手段は、第1手段にあっては、変遷抽選パターンが図柄選定乱数のみの組み合わせに係るものであるに比して、図柄選定乱数(f,g,h)だけで無く、他の遊技価値要素(α,β,γ)と組み合わせてなるものである。たとえば、複合価値単位をf*α,g*β,h*γとし、変遷抽選パターンを(f*α)−(g*β)−(h*γ)等としたものである。即ち、第2ルーチンにおいて、例えば変動回数が50回となるまでは図柄選定乱数fと遊技価値要素αとが抽選され、変動回数が100回となるまでは図柄選定乱数gが抽選され、それ以降は図柄選定乱数hが抽選されるとともに、その変動回数に対応して他の遊技価値要素(α,β,γ)も段階的に変化することとなる。
【0017】この複合価値単位の、図柄選定乱数と組合わされる他の遊技価値要素(α,β,γ)は、大当りとなる確率が異なる複数の大当り乱数(Hh ,Hm ,Hl )を備えた構成にあって、その大当り乱数(Hh ,Hm ,Hl )としても良い。即ち複合価値単位をf*Hh ,g*Hm ,h*Hl 等とし、変遷抽選パターンを(f*Hh )−(g*Hm )−(h*Hl )等としたものである。この場合には、第2ルーチンにおいて、始動口の球検知にともなって、例えば変動回数が50回となるまでは大当り乱数Hh が抽選され、変動回数が100回となるまでは大当り乱数Hm が抽選され、それ以降は大当り乱数Hl が抽選される。そして大当たりとなると、上述の様に図柄選定乱数(f,g,h)が順次有効となる。
【0018】すなわち、図柄選定乱数の種類により、確率変動図柄態様となる確率が定まるから、遊技者の利得と大きく関係する。一方、大当りになる確率が異なる複数の大当り乱数を設けた場合、該大当り乱数の種類も、遊技者の利得と大きく関係する。そこで、この二者を関連付けて適正な複合価値単位を構成して、遊技者の利得を調和あるものとしたり、さらに多様なものとすることができるものである。そして、この構成にあっても、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる複合価値単位が変遷するようにしたものである。
【0019】ここで、この関連付けの態様として、上述の変遷抽選パターン(f*Hh )−(g*Hm )−(h*Hl )の様に、大当りとなると、確率変動図柄で当たる確率が高い程、大当りとなる確率が低くなる関係となるように、図柄選定乱数と、大当り乱数とを関連付けて複合価値単位を構成し、一方が利得の大きな乱数が選定された場合には、他方は利得の小さな乱数が選定されるようにして、過剰な利得が出現しないようにしたものが提案される。これにより、変動回数等の変遷に沿って変化するものの、全体として遊技機の出球率を安定させ、遊技場側の経営の安定化と、遊技者が安心して遊技できる機種を提供できる。尚、変遷抽選パターン(f*Hl )−(g*Hm )−(h*Hh )逆に高いときは高く、低いときは低く設定し、変動回数等の変遷に沿って、出球率の波が大きくなるよう制御しても良い。
【0020】また、複合価値単位の、図柄選定乱数と組合わされる他の遊技価値要素(α,β,γ)は、普通図柄表示装置の当たり図柄を選定するものであって、当たり図柄の選定確率が異なる複数の普通当たり乱数(Ph ,Pm ,Pl )を備えたものにあって、その普通当たり乱数(Ph ,Pm ,Pl )としても良い。即ち複合価値単位をf*Ph ,g*Pm ,h*Pl とし、変遷抽選パターンを(f*Ph )−(g*Pm )−(h*Pl )等としたものである。
【0021】この構成は、当たり図柄の選定確率が異なる複数の普通当たり乱数を設けて、普通電動役物の解放頻度に変化を持たせるようにすると共に、上述の構成と同様に、遊技者の利得と大きく関連する普通当たり乱数と、確率変動図柄態様となる確率が定まる図柄選定乱数とを関連付けて適正な複合価値単位を構成し、その出現率を調整することにより、遊技者の利得を調和あるものとしたり、さらに多様なものとするものしたり、また、高確率中の出球率をゲージを調整することなく調整することができようにしたものである。この構成にあっても、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる複合価値単位が変遷することとなる。
【0022】ここで、この関連付けの態様として、上述の変遷抽選パターン(f*Ph )−(g*Pm )−(h*Pl )の様に、大当りとなると、確率変動図柄で当たる確率が高い程、普通電動役物の当たり確率が低くなる関係となるように、図柄選定乱数と、普通当たり乱数とを関連付けて複合価値単位を構成し、次回の大当りが確率変動図柄態様で当たる確率と、次回の普通図柄表示装置の当たり図柄の表示確率とを、所定値消化毎に、系列順序に従って変遷するようにした構成が提案される。この構成にあっても、一方が利得の大きな乱数が選定された場合には、他方は利得の小さな乱数が選定されるようにして、過剰な利得が出現しないように調整され、遊技機の出球率を安定させ、遊技場側の経営の安定化と、遊技者が安心して遊技できる機種を提供できる。尚、逆に高いときは高く、低いときは低く設定し出球率の波を大きくするよう制御しても良い。
【0023】ところで、かかる各構成にあって、大当りが確率変動図柄態様で当たる確率が、現在どのような相対程度であるかは、遊技者にとっては、経験に頼らざるを得ず、正確に理解し難い。そこで、抽選された変遷抽選パターンの有効な図柄選定乱数に基づき、大当りが確率変動図柄態様で当たる確率の相対程度を表示する表示手段を設けた構成が提案される。これにより、その表示の変化により、遊技者の期待感や次の大当りへの挑戦意欲が変化し、遊技の興趣を向上させ得る。この相対程度の表示態様としては、「A,B,C」、「1,2,3」等のアルファベット,数字による段階表示であっても良く、「高」、「中」,「並」等の文字表記であっても良い。さらには、句表記であっても良い。さらには、LED等による色表記であっても良い。この表示構成として、図柄表示装置を利用したり、または別途専用の表示装置を設けても良い。
【0024】また、変遷抽選パターンに、複数の大当り乱数や普通当たり乱数を有する場合には、この相対程度についても表示するようにしても良い。さらには、変遷抽選パターン自体をランク付けして、その時点で有効な変遷抽選パターンを順次表示するようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】添付図面について本発明の一実施例を説明する。図1は、パチンコ機の遊技盤1の正面図であって、その遊技領域3の中央には、図2で拡大して示すように装着ケース(図示せず)の前部に固定されたセンターケース4が配設され、該センターケース4内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる図柄表示装置6が設けられる。この図柄表示装置6には三つの図柄表示部A,B,Cが横方向に並んで表示される。この図柄表示部A,B,Cは、「0」〜「9」,「Y」,「Z」等の数字及びアルファベット等からなる図柄が表示される。
【0026】センターケース4の上部両側には4個のパイロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けられる。この始動記憶数表示装置8は、図3で示す記憶装置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記憶された球数を表示する。さらに窓孔5上には、特定の色を点灯する三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り状態の場合には、普通電動役物15を開放する。尚、この普通図柄表示装置10としては、液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当り,はずれを決定するものであっても良い。
【0027】センターケース4の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通図柄作動スイッチ(図3参照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0028】また、普通図柄表示装置10の両側位置には、4個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、前記普通図柄始動スイッチからの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0029】普通図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合には、センターケース4の直下位置に配設した普通電動役物15の開閉翼片16,16が約1.5秒拡開して、球入口(始動領域)の開口度を拡開させ、球が入り易い状態に変換する。この普通電動役物15の球入口は、図柄表示装置6を駆動するための、始動領域となる。また、普通電動役物15内には、球検出構成を構成する光電スイッチ、リミットスイッチ等の始動領域通過検出スイッチ(図3参照)が備えられ、該始動スイッチによる球通過検知に伴って、図柄表示装置6の図柄表示部A,B,Cが変動表示し、所定の図柄を停止表示することとなる。
【0030】前記普通電動役物15のさらに下方には、中央部を特定領域25とする大入賞口23を備え、蓋体24をソレノイド(図3参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する入賞装置22が配設されている。そして、後述する大当たり乱数L,Hにより抽出された乱数値が大当たりとなると、蓋体24が解放し、その開放状態で蓋体24上面が案内作用を生じて、大入賞口23へ遊技球を案内すると共に、中央の特定領域25に遊技球が入ると、連続開放作動を生ずる。また、大入賞口23に連通する流通路には、球の通過を検知する光電スイッチ、リミットスイッチ等の球検知スイッチが配設される。この球検知スイッチは、図3の10カウントスイッチ,役物連続作動スイッチを構成する。
【0031】図柄表示装置6,普通図柄表示装置10,普通電動役物15,入賞装置22等の作動制御は、図3で示す中央制御装置CPU等からなるマイクロコンピュータにより構成される遊技制御装置によって実行される。すなわち、中央制御装置CPUにより、普通図柄を確定表示する普通図柄制御構成,特別図柄を確定表示する特別図柄制御構成が構成されることとなる。かかる構成及び制御態様につき説明する。
【0032】ここで図3で示すように、中央制御装置CPUには記憶装置RAMが接続され、この記憶領域により、始動スイッチからの球検出信号を所定個数を限度として記憶する始動記憶装置が構成される。
【0033】また中央制御装置CPUに接続された記憶装置ROMには、所定の乱数を大当りとする大当たり乱数L,Hと、該大当たり乱数L,Hの結果により選定されるハズレ特別図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、当たり図柄選定乱数e,f,g,h,iと、リーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数Nは、非リーチ状態のときと異なる変動態様のリーチ変動態様を複数種類備えている場合に、いずれのリーチ変動態様でリーチ作動を行うかを決定するものである。このリーチ変動態様としては、例えば、低速スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的停止,図柄の反転等の、種々の変動態様がある。
【0034】また、大当り特別図柄乱数L,Hが当り値ではない場合には、ハズレ特別図柄乱数Ma ,Mb ,Mc を抽選して、ハズレ図柄態様を決定する。このとき図柄表示部A,B,Cの表示図柄がA=B=Cとなった場合には、Mc を再抽選して、必ずハズレとなるようにする。このハズレ図柄態様がA=Bの場合には、リーチ乱数Nにより、所定のリーチ態様を実行することとなる。
【0035】次に図柄表示装置6の作動につき説明する。始動口14を球が通過して、始動領域通過検出スイッチからの球検出信号が発生すると、特別図柄始動記憶数が4個未満であれば、記憶数に1個を追加した後、特別乱数Kを抽出して、一旦記憶装置RAMに格納する。
【0036】そして、特別図柄始動記憶数を一個消化して、図柄表示装置6が変動開始する。また、始動記憶数表示装置8は、該記憶数に対応して順次点灯すると共に、図柄表示装置6が変動を開始する都度、消灯されて、記憶数の減少が表示される。
【0037】そして、通常確率の場合には大当たり乱数Lを、高確率の場合には大当たり乱数Hを用いて、抽選値を判定し、所定の当り値の場合には、後述するように図柄選定乱数e,f,g,h,iから、あらかじめ定められている「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,4,4」等、数字又はアルファベット等からなる同一図柄の組み合わせよりなる当り図柄態様を選定して、図柄表示装置6を変動後に、図柄表示部A,B,Cを選定内容に基づいて、順次停止して表示する。そして、大当りとして、サウンドジュネレータ等の報知装置(図3参照)がファンファーレを鳴らすと共に、上述したように入賞装置22の大入賞口23を開放して、大当り態様を実行する。
【0038】すなわち、入賞装置22のソレノイドが駆動して、蓋体24が前方に傾動して大入賞口23が開放する。このとき、全体として約10個の遊技球が入賞するか、所定時間(約29.5秒)が経過するまで開放がなされる。この開放作動にあっては、中央の特定領域25の内部を特定入賞領域として、これを通過した時は、連続変動し、その開放動作終了後に再び大入賞口23が開放する。この連続作動の回数は、初回開放を含め最高16回までとする。
【0039】ところで、上述の大当たり作動にあって、特別図柄の大当り図柄態様により、該大当り作動が終了した後の、次回大当たりとなる確率が選定される。本発明は、この確率が高確率となるか、低確率となるかの選定を、図柄選定乱数等を介して行ったことを要旨とするものであり、以下、本発明の第1構成(請求項1)につき詳細に説明する。
【0040】図柄表示部A,B,Cの表示図柄の種類は上述したように、「0」,「1」,「2」〜「9」,「Y」,「Z」の12通りであり、その内「0」,「2」,「4」,「6」,「8」,「Y」の6通りを通常図柄、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」,「Z」の6通りを確率変動図柄とする。即ちこの確率変動図柄のいずれかで、図柄表示部A,B,Cが揃って、大当たりとなると、それ以後は高確率に移行することとなる。
【0041】本発明にあっては、上述したように、通常確率用の大当たり乱数Lと、高確率用の大当たり乱数Hと、大当たり乱数L,Hで当たり乱数値が選定された場合に、パターン選定乱数J等により選定される図柄選定乱数e,f,g,h,iを備える。さらには、図柄選定乱数f,g,hにより変遷抽選パターンが構成される。この大当たり乱数L,Hと、当たり図柄選定乱数e,f,g,h,i及びパターン選定乱数Jについて説明する。
【0042】大当り乱数Lは、「0」,「1」,「2」〜「629」,「630」の631通りで構成され、「7」と「327」が大当りとなる。その内「7」が抽選された場合は図柄選定乱数iを介して確率変動図柄が選択され、「327」が抽選された場合は図柄選定乱数eを介して通常図柄が選択される。この大当り乱数Lによる当たり確率は、1/315.5であり、これが選定された状態を通常確率状態という。ここで後述の表で明らかなように、図柄選定乱数iで選定される図柄は、すべてが確率変動図柄であるから、大当り乱数Lにより「7」が抽選された時点で、大当たり後に高確率となることが決定されることとなる。また、図柄選定乱数eで選定される図柄は、後述の表で明らかなように、すべてが通常図柄であるから、大当り乱数Lにより「327」が抽選された時点で、通常確率となることが決定されることとなる。
【0043】大当り乱数Hは、「0」,「1」,「2」〜「629」,「630」の631通りで構成され、「7」,「47」,「87」,「127」,「167」,「207」,「247」,「287」,「327」,「367」,「407」,「447」,「487」,「527」,「567」,「607」の16通りが大当たりとなり、図柄選定乱数f,g,hのいずれかが選択される。この大当り乱数Hによる当たり確率は、1/39.4375であり、これが選定された状態を高確率状態という。
【0044】大当たり図柄乱数eは「0」,「1」,「2」〜「22」,「23」の24通りの乱数値で構成され、乱数値「0」,「1」,「2」,「3」が選択された場合は図柄「0」を、乱数値「4」,「5」,「6」,「7」が選択された場合は、図柄「2」を、乱数値「8」,「9」,「10」,「11」が選択された場合は、図柄「4」を、乱数値「12」,「13」,「14」,「15」が選択された場合は図柄「6」を、乱数値「16」,「17」,「18」,「19」が選択された場合は図柄「8」を、乱数値「20」,「21」,「22」,「23」が選択された場合は図柄「Y」をそれぞれ表示する。
【0045】大当たり図柄乱数fも「0」,「1」〜「22」,「23」の24通りで構成され、乱数値「0」,「1」,「2」が選択された場合は図柄「0」を、乱数値「3」が選択された場合は図柄「1」を、乱数値「4」,「5」,「6」が選択された場合は図柄「2」を、乱数値「7」が選択された場合は図柄「3」を、乱数値「8」,「9」,「10」が選択された場合は図柄「4」を、乱数値「11」が選択された場合は図柄「5」を、乱数値「12」,「13」,「14」が選択された場合は図柄「6」を、乱数値「15」が選択された場合は図柄「7」を、乱数値「16」,「17」,「18」が選択された場合は図柄「8」を、乱数値「19」が選択された場合は図柄「9」を、乱数値「20」,「21」,「22」が選択された場合は図柄「Y」を、乱数値「23」が選択された場合は図柄「Z」を表示し大当たりとなる。
【0046】以下、大当たり図柄乱数eから乱数iの表示図柄を表1で示し、乱数g,h,iの説明を省略する。
【0047】
【表1】

【0048】さらに選定乱数決定用乱数Jは0,1,2の3通りで構成され、次回の大当りの場合に抽選され、「0」の場合には大当たり図柄乱数fを、「1」の場合には大当たり図柄乱数gを、「2」の場合には大当たり図柄乱数hを決定する。
【0049】次に本発明の第1構成の制御例を図4,5のフローチャート図に従って説明する。この制御例は、図柄選定乱数f,g,hにより、単一の変遷抽選パターンf−g−hを構成し、確率変動図柄が表示された場合には、次回の大当たりに、図柄選定乱数f−g−hの系列に従い、所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる図柄選定乱数が変遷するようにし、大当たりとなると、その有効な図柄選定乱数から表示される図柄が選定されるようにしたものである。
【0050】ここで図4で示す、第1ルーチンを更に詳しく説明する。第1ルーチンでは通常確率状態で、大当たり乱数Lが用いられ、「327」又は「7」で大当たりとなる。このとき「327」で大当たりとなると、大当たり図柄選定乱数eが用いられる。この大当たり図柄選定乱数eは表1でも明らかなように、すべてが通常図柄である。このため、高確率に移行することなく、かかる同じ通常図柄の組み合わせにより大当たり図柄態様が生成され、図柄表示装置6に表示されることとなり、大当たり作動後には、第1ルーチンに復帰する。「7」で大当たりとなると、大当たり図柄選定乱数iにより大当たり図柄態様が特定される。この大当たり図柄選定乱数iは、表1で明らかなように、すべてが確率変動図柄であるから、かかる抽選により、確率変動図柄態様が生成され、図柄表示装置6に表示される。そして、高確率の大当たり乱数Hが選定されて、第2ルーチンに移行する。
【0051】図5で示す第2ルーチンにおいて、高確率の大当たり乱数Hが用いられ、始動領域を球が通過するたびに、1/39.4375の確率で抽選される。ここで大当たりとなった場合には、変遷抽選パターンf−g−hに基づき、その時点で有効な図柄選定乱数f,g,hから、表示図柄が選定される。すなわち、図柄表示装置6の変動回数が50回となるまでは図柄選定乱数fが有効となり、変動回数が100回となるまでは図柄選定乱数gが有効となり、それ以降は図柄選定乱数hが有効となる。この変動回数は種々設定される。また、図柄表示装置6の変動回数に代えて、リーチ回数、打ち球数等他の所定値を用いても良い。尚、この変遷抽選パターンf−g−hは、所定値消化ごとに系列に従って繰り返されても良い。即ち、f−g−h−f−g−h−f〜である(以下の実施例においてもすべて同じである。)
【0052】ここで図柄選定乱数f,g,hは、通常図柄も含まれるから、必ず確率変動図柄となることはなく、通常図柄が選定された場合には、次回には、第1ルーチンとなり大当たり乱数Lが用いられ、通常確率状態となる。
【0053】図柄選定乱数で選定された大当たり図柄態様が確率変動図柄態様であると、再び、高確率の大当たり乱数Hが選定されて第2ルーチンが繰り返され、変遷抽選パターンf−g−hに基づき、その時点で有効な図柄選定乱数f,g,hから表示図柄が選定される。
【0054】上述の構成にあって、大当たり乱数Hにより大当たりとなった場合には、すべて既に選定された図柄選定乱数f,g,hを用いるようにしているが、図6で示すように、大当たり乱数Hの当たり値に基づいて、所定値の場合にのみ変遷抽選パターンf−g−hを用いるようにし、それ以外の場合には図柄選定乱数eを選定するようにしても良い。この場合は、図柄選定乱数f,g,hには通常図柄がすでに含まれているから、二段階選別となり、大当たり確率に節度をもたらし得ることとなる。
【0055】上述した構成は、単一の変遷抽選パターンを用いたものであるが、複数の変遷抽選パターン(f−g−h,h−g−f,f−g,h−g)を設けて、これをパターン選定乱数Jで選定しても良い。
【0056】ここで、図7にあって、第1ルーチンで大当たりとなると、大当たり作動後にパターン選定乱数Jにより、いずれかの変遷抽選パターンが選定され、図8で示す第2ルーチンで、選定された変遷抽選パターン(図ではf−g−hを例示)が用いられ、そのパターンの系列に従って、変動回数等の所定値が消化されるたびに、有効となる図柄選定乱数が遷移する。そして確率変動図柄が表示された場合には、大当たりとなるとともに、再びパターン選定乱数Jが抽選され、いずれかの変遷抽選パターンが選定されて、第2ルーチンが繰り返される。
【0057】図9は、パターン選定乱数Jにより選定される集合に、変遷抽選パターン(f−g−h,h−g−f,f−g,h−g)のほかに図柄選定乱数(f,g,h)を含む実施例に係るものである。この場合に、図柄選定乱数(f,g,h)が選択された場合には、第2ルーチンで、選択された図柄選定乱数が、変動回数等とは無関係に固定化されて用いられる。
【0058】次に本発明の第2手段につき説明する。上述の各実施例にあっては、変遷抽選パターンが図柄選定乱数のみの組み合わせに係るものであるに比して、図柄選定乱数(f,g,h)を他の遊技価値要素と組み合わせて複合価値単位を形成し、この複合価値単位を系列化して変遷抽選パターンを構成したものである。
【0059】ここで図10〜12は、この遊技価値要素として、大当たり乱数Hh ,Hm ,Hl を用いた場合の実施例に係るものである。
【0060】即ち上述の実施例は、大当たり乱数L,Hにより高確率と、低確率とに分別するものであるが、通常確率の大当たり乱数Lのほかに、高確率にあって、大当たりになる確率が異なる複数の大当たり乱数Hh ,Hm ,Hl を備え、これを、確率変動図柄態様になる確率が異なる複数の図柄選定乱数f,g,hとを関連させて複合価値単位を構成したものである。
【0061】ここで、大当り乱数Hh は、上述した大当り乱数Hを用いる。
【0062】また、大当り乱数Hm は「0」,「1」〜「629」,「630」の631通りで構成され、「7」,「87」,「167」,「247」,「327」,「407」,「487」,「567」の8通りが大当たりとなり、この場合には既に抽選された変遷抽選パターンの系列に従って図柄選定乱数f,g,hのいずれかが選択される。これを中高確率状態(1/78.875)とする。
【0063】大当り乱数Hl も上述の631通りで構成され、「7」,「167」,「327」,「487」の4通りが大当りとなり、この場合にもは既に抽選された変遷抽選パターンの系列に従って図柄選定乱数f,g,hのいずれかが選択される。これを低高確率状態(1/157.75)とする。
【0064】ここで図10は、単一の変遷抽選パターンを備えた構成の第2ルーチンに係るものである。なお、第1ルーチンは図4と同じであり省略する。
【0065】即ち複合価値単位をf*Hh ,g*Hm ,h*Hl とし、変遷抽選パターンを(f*Hh )−(g*Hm )−(h*Hl )としたものである。即ち、大当たり確率が高い大当たり乱数には確率変動図柄態様の出現率の低い図柄選定乱数があてがわれることとなり、換言すれば、図柄選定乱数の確率変動図柄で当たる確率が高い程、大当たりとなる確率が低くなる関係としている。
【0066】この場合には、第2ルーチンにおいて、始動口の球検知にともなって、例えば変動回数が50回となるまでは大当り乱数Hh が抽選され、変動回数が100回となるまでは大当り乱数Hm が抽選され、それ以降は大当り乱数Hl が抽選される。そして大当たりとなると、上述の様に図柄選定乱数(f,g,h)が順次有効となる。
【0067】かかる構成は、図柄選定乱数f,g,hの確率変動図柄で当たる確率が高い程、大当たりとなる確率が低くなる関係で複合価値単位を構成しているが、逆に高いときは高く、低いときは低く設定し出球率の波を大きくするよう制御しても良い。
【0068】図11,12は、複数の変遷抽選パターンを備えた実施例に係るものである。この変遷抽選パターンとしては、(f*Hh )−(g*Hm )−(h*Hl ),(h*Hl )−(g*Hm )−(f*Hh ),(h*Hh )−(g*Hm )−(f*Hl ),(f*Hl )−(g*Hm )−(h*Hh ),(f*Hh )−(g*Hm ),(h*Hh )−(g*Hm )等が提案される。即ち、図柄選定乱数(f,g,h)と、大当たり乱数(Hh ,Hm ,Hl )の組み合わせからなる複合価値単位の種類、系列の順序,複合価値単位の数を変化させることにより、多数の変遷抽選パターンを形成することができ、これをパターン選定乱数Jにより抽選するようにすればよい。
【0069】ここで図11の第1ルーチンでパターン選定乱数Jが用いられて、例えば変遷抽選パターン(f*Hh )−(g*Hm )−(h*Hl )が選出されると、図12の第2ルーチンで、始動口の球検知にともなって、例えば変動回数が50回となるまでは、抽選された変遷抽選パターンで指定された最初の大当り乱数Hh (例)が有効となって抽選され、変動回数が100回となるまでは大当り乱数Hm(例)が抽選され、それ以降は大当り乱数Hl (例)が抽選される。そして大当たりとなると、抽選された変遷抽選パターンの系列に従うその時点で有効な図柄選定乱数(f,g,h)が用いられ、抽選される。その他の進行内容は図7,8と同じであり省略する。なお、この構成にあっても、変遷抽選パターンとともに、単一の複合価値単位f*Hh ,g*Hm ,h*Hl により集合を構成しても良い。
【0070】さらに、図13,14は、この遊技価値要素として、普通当たり乱数Ph ,Pm ,Pl を用いた場合の実施例に係るものである。すなわち、普通図柄表示装置10の当たり図柄を選定するものであって、当たり図柄の選定確率が異なる複数の普通当たり乱数Ph ,Pm ,Pl を設け、これを図柄選定乱数(f,g,h)と組み合わせて、複合価値単位を構成し、この複数個の複合価値単位を系列的に組み合わせて、変遷抽選パターンを構成したものである。
【0071】ここで、普通当たり乱数Ph ,Pm ,Pl は、いずれも「0」,「1」,「2」,「3」,「4」,「5」で構成され、普通当たり乱数Ph は、すべてが当たりとなり、普通当たり乱数Pm は、「2」,「5」のみがハズレとなり、普通当たり乱数Pl は、「1」,「3」,「5」がハズレとなる。
【0072】ここで、上述の構成にあって、図柄選定乱数f,g,hと、普通当たり乱数Ph ,Pm ,Pl との複合価値単位の組み合わせとしては、大当たりとなると、図柄選定乱数の確率変動図柄で当たる確率が高い程、普通電動役物の当たり確率が低くなる関係となるように、図柄選定乱数と、普通当たり乱数とを関連させて抽選した構成とすることができる。この場合には、一方が利得の大きな乱数が選定された場合には、他方は利得の小さな乱数が選定されるようにして、過剰な利得が出現しないように調整され、遊技機の出球率を安定させ、遊技場側の経営の安定化と、遊技者が安心して遊技できることとなる。また、高確率中の出球率をゲージを調整することなく調整することができる。尚、逆に高いときは高く、低いときは低く設定し出球率の波を大きくするよう制御しても良い。
【0073】ここで、図13,14は、複数の変遷抽選パターンを備えた構成である。この変遷抽選パターンとしては、(f*Ph )−(g*Pm )−(h*Pl ),(h*Pl )−(g*Pm )−(f*Ph ),(h*Ph )−(g*Pm )−(f*Pl ),(f*Pl )−(g*Pm )−(h*Ph ),(f*Ph )−(g*Pm ),(h*Ph )−(g*Pm )等が提案される。即ち、図柄選定乱数(f,g,h)と、普通当たり乱数(Ph ,Pm ,Pl )の組み合わせからなる複合価値単位の種類、系列の順序,複合価値単位の数を変化させることにより、多数の変遷抽選パターンを形成することができ、これをパターン選定乱数Jにより抽選するようにすればよい。
【0074】ここで図13の第1ルーチンでパターン選定乱数Jが用いられて、変遷抽選パターンが選出され、始動口の球検知にともなって、例えば変動回数が50回となるまでは、抽選された変遷抽選パターンで指定された最初の普通当たり乱数Ph(例)が有効となって抽選され、変動回数が100回となるまでは普通当たり乱数Pm (例)が有効となり、それ以降は普通当たり乱数Pl (例)が有効となる。そして普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13に球が通過すると、有効となっている普通当たり乱数Ph ,Pm ,Pl により抽選され、当たり外れが決定され、その抽選結果に従って、普通図柄表示装置10に図柄が表示され、当たりの場合には普通電動役物15が駆動して、始動領域に球が入り易くなる。
【0075】そして図14の第2ルーチンで、大当たりとなると、抽選された変遷抽選パターンに沿って図柄選定乱数(f,g,h)が順次有効となる。その他の進行内容は図7,8と同じであり省略する。なお、この構成にあっても、変遷抽選パターンとともに、単一の複合価値単位f*Ph ,g*Pm ,h*Pl により集合を構成しても良い。
【0076】更に、上述の実施例は、複合価値単位の他の遊技価値要素として単数(Hh 又はPh )であるが、複合価値単位を遊技価値要素が3つ以上の結合により構成するようにしても良い。例えば、(f*Hh *Ph )−(g*Hm *Pm )−(h*Hl *Pl )の変遷抽選パターンも提案される。ここで大当たり確率が高い大当たり乱数には確率変動図柄態様の出現率の低い図柄選定乱数と、低確率の普通当たり乱数があてがわれる等により、遊技者が受ける利得の調和を図ることができる。
【0077】上述の構成は、遊技価値要素f*Hh *Ph ,g*Hm *Pm ,h*Hl *Pl を系列化して利得に秩序ある差異を形成したものであるが、h*Hh *Ph ,g*Hm *Pm ,f*Hl *Pl no系列化して、利得に大きな差を形成して、変動回数等の進行に沿って遊技を刺激的にするようにしても良い。このように、複数の遊技価値要素を種々の組み合わせて関連付けることにより、種々の変化に富んだ遊技形態を実現できる。それ以外の構成は、図11,12の構成と同じであり説明を省略する。
【0078】ここで、遊技価値要素とは乱数だけではなく、入賞に関係する要素、賞球に関係する要素、遊技継続に関係する要素、表示に関係する要素等パチンコ遊技における価値あるすべての要素をいうから種々提案され、実質的には図柄選定乱数(f,g,h)を備えるすべての変遷抽選パターンを含むものであるから、この複合価値単位を遊技価値要素が3つ以上の結合により構成される変遷抽選パターンは、種々提案されることとなる。
【0079】ところで、かかる各構成にあって、大当たりが確率変動図柄態様で当たる確率が、遊技の進行に伴って現在どのような相対程度であるかは、遊技者にとっては、経験に頼らざるを得ず、正確に理解し難い。そこで、抽選された図柄選定乱数f,g,hに基づき、大当たりとなった場合に、確率変動図柄態様で当たる確率の相対程度を表示する表示構成を設けた構成が提案される。この表示構成として、図柄表示装置6を用いることができる。この場合に、図柄表示装置6が液晶表示器,CRT表示器、ドットマトリックス等の場合には画面の一部に表示しても良く、又は、変動表示していない間を利用して、かかる表示を行うようにしても良い。
【0080】これにより、その表示結果に一喜一憂したり、または、表示結果により、次の大当たりへの挑戦意欲が喚起され、遊技の興趣を向上させ得る。この相対程度の表示態様としては、「A,B,C」、「1,2,3」等のアルファベット,数字による段階表示であっても良く、「高」、「中」,「並」等の文字表記であっても良い。さらには、句表記であっても良い。さらには、LED等による色表記であっても良い。この表示構成として、図柄表示装置を利用したり、または別途専用の表示装置を設けても良い。
【0081】また、変遷抽選パターンに、複数の大当り乱数や普通当たり乱数を有する場合には、この相対程度についても表示するようにしても良い。さらには、変遷抽選パターン自体をランク付けして、その時点で有効な変遷抽選パターンを順次表示するようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明の第1手段は、系列化された複数の図柄選定乱数からなり、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる図柄選定乱数が変遷する変遷抽選パターンを備え、大当りとなると、次回の大当りが確率変動図柄態様で当たる確率を、変遷抽選パターンの有効な図柄選定乱数により決定する又は決定する場合があるようにしたものであり、このため、確率変動図柄での大当たりの出現率を、遊技の進行に対応して種々変化させることができ、大当りへの期待感を刺激する変化に富んだ作動を生じ、しかも遊技の進行に伴い、多様な状況の変化を発生するから、興趣あるパチンコ遊技を実現し得る。
【0083】さらに第2手段は、第1手段にあっては、変遷抽選パターンが図柄選定乱数のみの組み合わせに係るものであるに比して、図柄選定乱数(f,g,h)だけで無く、他の遊技価値要素(α,β,γ)と組み合わせてなるものであり、図柄表示装置の所定変動回数又は所定リーチ回数等の所定値消化毎に、系列順序に従って、有効となる複合価値単位が変遷するようにしたものである。このため、確率変動図柄での大当たりの出現率を、遊技の進行に対応して種々変化させることができるだけでなく、種々の遊技価値要素も遊技の進行により変化することとなり、さらに多様な状況変化を生じて、さらに興趣あるパチンコ遊技を実現し得る。
【0084】さらに、抽選された図柄選定乱数に基づき、大当たりが確率変動図柄態様で当たる確率の相対程度を表示する表示構成を設けた構成にあっては、遊技の進行に沿って遊技者はその表示結果に一喜一憂し、次の大当たり等への挑戦意欲が喚起され、遊技の興趣を向上させ得る。




 

 


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