| 発明の名称 |
瞳孔中心確認記録装置 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開2001−218739(P2001−218739A) |
| 公開日 |
平成13年8月14日(2001.8.14) |
| 出願番号 |
特願2000−34606(P2000−34606) |
| 出願日 |
平成12年2月14日(2000.2.14) |
| 代理人 |
【識別番号】100085936 【弁理士】 【氏名又は名称】大西 孝治 (外1名)
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| 発明者 |
星野 龍一 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 被測定者が掛けた眼鏡のフレームに取り付けられるガイド本体と、このガイド本体に移動可能に取り付けられた一対のアジャスターと、この一対のアジャスターにそれぞれ取り付けられたポインタとを具備しており、前記ポインタは、測定者からみた被測定者の左右の瞳のそれぞれの瞳孔中心を、被測定者が掛けた眼鏡のフレームに取り付けられたダミーレンズ上にマーキングする第1のマーキング部と、被測定者の左右の瞳の前にそれぞれ同じマークを示す第2のマーキング部と、前記同じマークが重なるように前記アジャスターを移動させ、前記同じマークが重なって見えた位置で、前記ダミーレンズ上に左右の瞳のそれぞれの瞳孔中心を示すマーキングを行う第3のマーキング部とを有しており、前記第1〜第3のマーキング部は、同一円周上を移動し、同一位置で固定できることを特徴とする瞳孔中心確認記録装置。 【請求項2】 前記第2のマーキング部で示すマークは中心が透明なリング状のものであることを特徴とする請求項1記載の瞳孔中心確認記録装置。 【請求項3】 前記第3のマーキング部で行うマーキングは、前記第2のマーキング部で示されたマークと同一のマークを有するシールをダミーレンズに貼り付けることで行うことを特徴とする請求項2記載の瞳孔中心確認記録装置。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡を作る際に、レンズの光学中心と、眼鏡の使用者の瞳孔中心とを合致させる瞳孔中心確認記録装置に関する。 【0002】 【従来の技術】眼鏡の主要構成部材はフレームとレンズとであるが、フレームはファッション性を中心として選択され、レンズは使用者の視力に応じて選択されるものである。眼鏡において最重要なポイントは、レンズの光学中心を使用者の瞳孔中心は合致させることである。光学中心と瞳孔中心とがずれていると、視力にあったレンズであってもその性能を発揮することはできず、肩こりや前進の倦怠感、ひどい場合には斜視等の病的な状態を引き起こす。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】眼鏡がこのような問題を引き起こす光学中心と瞳孔中心とのずれを有する最大の原因は、使用者の顔の形に同じものはない、すなわち瞳孔中心は使用者によってすべて異なるにもかかわらず、平均的な瞳孔中心とされる位置にレンズの光学中心を合わせるためである。 【0004】また、光学中心と瞳孔中心とを合致させることを目的としたものは、特開平8−47481号公報にあるように、フレームを掛けた使用者の顔を画像として取り込み、瞳孔中心の座標を確定することでフレーム内における瞳孔中心を確定する方法が提案されている。 【0005】しかしながら、この方法では測定者が瞳孔中心と考えた座標を使用者の瞳孔中心として確定するため、使用者が真の瞳孔中心と考える位置とはずれることが多い。ここで、使用者からみた真の瞳孔中心とは、使用者が2〜3メートル以上の遠景を見ている状態で、両眼の前にそれぞれ示された同じマークが重なって見えた時の両眼の瞳孔の中心をいう。なお、以下の説明では、このように測定者が瞳孔中心と考えた位置を他覚的瞳孔中心と、使用者が瞳孔中心と考えた位置を自覚的瞳孔中心という。 【0006】この他覚的瞳孔中心と自覚的瞳孔中心とは、5〜6mm程度ずれることが多い。このため、前記公報の方法でも、自覚的瞳孔中心によった眼鏡を作ることはできないのが現状である。 【0007】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、瞳孔中心とレンズの光学中心とを一致させるために他覚的瞳孔中心と自覚的瞳孔中心とを考慮して瞳孔中心を確認する瞳孔中心確認記録装置を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係る瞳孔中心確認記録装置は、被測定者が掛けた眼鏡のフレームに取り付けられるガイド本体と、このガイド本体に移動可能に取り付けられた一対のアジャスターと、この一対のアジャスターにそれぞれ取り付けられたポインタとを備えており、前記ポインタは、測定者からみた被測定者の左右の瞳のそれぞれの瞳孔中心を、被測定者が掛けた眼鏡のフレームに取り付けられたダミーレンズ上にマーキングする第1のマーキング部と、被測定者の左右の瞳の前にそれぞれ同じマークを示す第2のマーキング部と、前記同じマークが重なるように前記アジャスターを移動させ、前記同じマークが重なって見えた位置で、前記ダミーレンズ上に左右の瞳のそれぞれの瞳孔中心を示すマーキングを行う第3のマーキング部とを有しており、前記第1〜第3のマーキング部は、同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっている。 【0009】また、前記第2のマーキング部で示すマークは中心が透明なリング状のものであることが望ましい。 【0010】さらに、前記第3のマーキング部で行うマーキングは、前記第2のマーキング部で示されたマークと同一のマークを有するシールをダミーレンズに貼り付けることで行うようにする。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置の概略的正面図、図2は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置のクランプ部を説明する概略的側面図、図3は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置のアジャスターの要部を示す概略的正面図、図4は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置のポインタの概略的分解斜視図、図5は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置に用いるシールの概略的平面図である。 【0012】また、図6は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置による瞳孔中心の確認作業を示す概略的正面図、図7は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置による瞳孔中心の確認作業を示す概略的正面図、図8は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置による瞳孔中心の確認作業を示す概略的正面図、図9は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置による瞳孔中心の確認作業を示す概略的斜視図、図10は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置による瞳孔中心の確認作業の原理を示す概略的説明図、図11は本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置をオートレフラクトメーターに応用した場合の概略的説明図である。 【0013】本発明の実施の形態に係る瞳孔中心確認記録装置は、被測定者P1が掛けた眼鏡のフレーム900に取り付けられるガイド本体100と、このガイド本体100に移動可能に取り付けられた一対のアジャスター200と、この一対のアジャスター200にそれぞれ取り付けられたポインタ300とを備えており、前記ポインタ300は、測定者P2からみた被測定者P1の左右の瞳Eのそれぞれの瞳孔中心(他覚的瞳孔中心E1)を、被測定者P1が掛けた眼鏡のフレーム900に取り付けられたダミーレンズ920の上にマーキングする第1のマーキング部340Aと、被測定者P1の左右の瞳Eの前にそれぞれ同じマーク342Bを示す第2のマーキング部340Bと、前記同じマーク342Bが重なるように前記アジャスター200を移動させ、前記同じマーク342Bが重なって見えた位置で、前記ダミーレンズ920の上に左右の瞳Eのそれぞれの瞳孔中心(自覚的瞳孔中心E2)を示すマーキングを行う第3のマーキング部340Cとを有しており、前記第1〜第3のマーキング部340A、340B、340Cは、同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっている。 【0014】まず、前記ガイド本体100は、眼鏡のフレーム900に取り付けられるための一対のクランプ部110を有している。このクランプ部110は、フレーム900のレンズが入る部分であるレンズ枠部910の上下を挟み込むようになっている。 【0015】このため、このクランプ部110は、下端に固定子111Aが設けられたクランプ側シャフト111と、このクランプ側シャフト111を貫通させた状態で固定するクランプ側シャフト固定部112とを有している。クランプ側シャフト固定部112は、クランプ側シャフト111が貫通する貫通孔112aが開設されたブロック状のクランプ側移動子112Aと、このクランプ側移動子112Aにねじ込まれ、先端が前記貫通孔112aに達したネジ部112bとを有している。前記クランプ側移動子112Aの下端には下向きの上側爪部112cが形成されている。 【0016】一方、前記固定子111Aの上端には上向きの下側爪部部111cが形成されている。また、この固定子111Aには、前記下側爪部111cを移動させるためのネジ部111bが設けられている。 【0017】前記両爪部111c、112cでレンズ枠部910を挟み込むように、クランプ側シャフト111に沿ってクランプ側移動子112Aを動かし、前記ネジ部112bでクランプ側シャフト111を固定することでレンズ枠部910、ひいてはフレーム900を固定することができる。 【0018】このクランプ部110は左右に一対あり、その間はメインシャフト120が連結されている。このメインシャフト120の上面にはラック121(図3参照)が形成されている。このラック121は、後述するアジャスター200を左右方向に移動させる際に利用されるものである。 【0019】このように、ガイド本体100は、一対のクランプ部110と、この一対のクランプ部110を連結するメインシャフト120とで門状に構成されている。 【0020】一方、前記アジャスター200は、図3に示すように、横方向に貫通した横貫通孔211及び縦方向に貫通した縦貫通孔212が開設されたブロック状のアジャスター側移動子210と、このアジャスター側移動子210に回動可能に取り付けられ、前記横貫通孔211に歯部が露出した横側ピニオン部220と、前記縦貫通孔212に歯部が露出した縦側ピニオン部230と、前記縦貫通孔212に挿入されたアジャスター側シャフト240とを有している。 【0021】前記アジャスター側移動子210の横貫通孔211には、前記メインシャフト120が貫通し、横側ピニオン部220の歯部とメインシャフト120のラック121とが交合している。よって、横側ピニオン部220を回動させると、アジャスター側移動子210がメインシャフト120に沿って左右横方向に移動する。 【0022】また、前記アジャスター側シャフト240にもラック241が形成されており、このラック241と前記縦側ピニオン部230の歯部とが交合している。よって、縦側ピニオン部230を回動させると、アジャスター側シャフト240が上下方向に移動する。 【0023】さらに、前記ポインタ300は、前記アジャスター側シャフト240の先端に設けられた略リング状の枠部310と、この枠部310の内部に回動可能に嵌まり込むハブ部320と、このハブ部320に設けられ、ハブ部320が枠部310に嵌まり込んだ状態で外側に突出する3本のアーム部330A、330B、330Cと、このアーム部330A、330B、330Cの先端にそれぞれ設けられた第1のマーキング部340A、第2のマーキング部340B及び第3のマーキング部340Cとを有している。 【0024】前記枠部310の内側には、内蔵されたスプリングで内側に向かって弾発付勢された小球体311がある。一方、前記ハブ部320の各アーム部330A、330B、330Cの反対側外周には、45°間隔で3つの凹部(図示省略)が形成されている。前記小球体311が凹部に嵌まり込むことで、ハブ部320の枠部310内における回動位置が固定されるのである。 【0025】また、前記ハブ部320は、枠部310に嵌まっても枠部310から突出している部分がある。この部分に45°間隔で3本のアーム部330A、330B、330Cが突出形成されているのである。なお、3本のアーム部330A、330B、330Cの長さはすべて等しく設定されている。なお、ハブ部320には、ハブ部320の回動の際に摘まれるツマミ321が設けられている。 【0026】かかる3本のアーム部330A、330B、330Cのうち、最も上側のアーム部330Aの先端には、前記第1のマーキング部340Aが設けられている。この第1のマーキング部340Aは、測定者P2が被測定者P1の瞳Eの瞳孔中心(他覚的瞳孔中心E1)を確認することができる程度の大きさの開口部341Aを有するリング状のものである。 【0027】また、3本のアーム部330A、330B、330Cのうち、中央のアーム部330Bの先端には前記第2のマーキング部340Bが設けられている。この第2のマーキング部340Bは、第1のマーキング部340Aと同じ大きさで開口部341Bが形成された略リング状のものであり、前記開口部341Bには中央が透明で周囲がオレンジ色のリングとなったマーク342Bが設けられている。 【0028】さらに、3本のアーム部330A、330B、330Cのうち、最も下側のアーム部330Cの先端には前記第3のマーキング部340Cが設けられている。この第3のマーキング部340Cには、図5に示すように、前記マーク342Bと同じ模様、すなわち中央が透明で周囲がオレンジ色のシール342Cが取り付けられている。なお、このシール342Cには、自覚的瞳孔中心E2を確認する際の目安となる十字状のレティクル342Dが印刷されている。 【0029】上述したように、3本のアーム部330A、330B、330Cは、その長さが等しく設定されており、かつ前記枠部310の3つの凹部と同じく45°間隔で形成されているため、ハブ部320を回動させると、同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっている。 【0030】次に、上述したような構成の瞳孔中心確認記録装置による瞳孔中心の確認作業について説明する。まず、被測定者P1である眼鏡の使用者である被測定者P1が選択した眼鏡のフレーム900を瞳孔中心確認記録装置のガイド本体100に取り付ける。すなわち、クランプ部110でクランプする。すなわち、フレーム900のレンズ枠部910を上下方向からクランプ部110の上側爪部112cと下側爪部111cとで挟み込むことで、ガイド本体100にフレーム900を固定するのである。なお、このフレーム900のレンズ枠部910には、予めダミーレンズ920が取り付けられている。 【0031】次に、被測定者P1は、図9に示すように、ガイド本体100を介して瞳孔中心確認記録装置が固定されたフレーム900を掛ける。この際、フレーム900は、眼鏡の通常の使用と同じ位置に掛けることが重要である。 【0032】図6に示すように、ポインタ300のハブ部320を回動させて第1のマーキング部340Aが設けられたアーム部330Aが水平になるようにする。この状態で、アジャスター部200を上下左右に調整することで、図10(A)に示すように、測定者P2からみて第1のマーキング部340Aを瞳Eの瞳孔中心E1(他覚的瞳孔中心)に一致させる。第1のマーキング部340Aの開口部341Aを介して、白色インク等でダミーレンズ910にマーキングMを行う。これを、左右の瞳Eについて行う。 【0033】次に、図7に示すように、ポインタ300のハブ部320を回動させて第2のマーキング部340Bが設けられたアーム部330Bが水平になるようにする。ここで、第1のマーキング部340Aと第2のマーキング部340Bとは、同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっているので、第2のマーキング部340Bの開口部341Bの位置は、第1のマーキング部340Aの開口部341Aの位置と一致する。このため、第2のマーキング部340Bの開口部341Bは、白色インクによるマーキングに一致する。 【0034】この状態で、被測定者P1に2〜3メートル以上の遠方を見させる。他覚的瞳孔中心E1と自覚的瞳孔中心E2とが一致すれば、一対の第2のマーキング部340Bにそれぞれ設けられマーク342Bが1つに重なって見えるはずである。マーク342Bが重ならなければ、重なるように2つのアジャスター部200を上下左右に移動させ、マーク342Bが重なるようにする。マーク342Bが重なった位置が自覚的瞳孔中心E2である(図10(B)参照)。 【0035】アジャスター部200を2つのマーク32Bが重なって見えた位置で固定し、そのまま第2のマーキング部340Bを第3のマーキング部340Cに変える(図8参照)。そして、図10(C)に示すように、第3のマーキング部340Cに設けられたシール342Cを左右のダミーレンズ920の上に貼り付ける。このシール342Cが貼り付けられた位置が、自覚的瞳孔中心E2である。 【0036】ダミーレンズ920に貼り付けられたシール342Cの透明な部分の中心のフレーム900のレンズ枠部910における座標(自覚的瞳孔中心E2の座標)を測定する。この測定は、従来からあるチャート等によって可能である。これによって得られた座標データをレンズ加工装置に入力し、加工されたレンズの光学中心が前記座標に一致するようにレンズを加工する。このようにして加工されたレンズの光学中心は、被測定者P1(使用者)の自覚的瞳孔中心E2と必ず一致する。 【0037】なお、上述した実施の形態では、眼鏡のフレームに適用したがコンタクトレンズにも応用することができるし、斜視の測定にも応用することができる。 【0038】また、遠近両用眼鏡のレンズには、遠くを見る場合の光学中心と、近くを見る場合の光学中心とがあるが、この瞳孔中心確認記録装置を用いれば両方の光学中心をそれぞれの瞳孔中心に容易に合致させることも可能となる。 【0039】さらに、オートレフラクトメーターARにこの瞳孔中心確認記録装置を応用した場合について説明する。オートレフラクトメーターARとは、被測定者P1の瞳Eに赤外線ビームを照射し、その反射を検出することで、被測定者P1の瞳Eの屈折率や他覚的瞳孔中心等を自動的に検出する装置である。このオートレフラクトメーターARは、被測定者P1が顎を載せる台AR1と、この台AR1を上下左右に移動せる移動機構(図示省略)と、被測定者P1の瞳Eに赤外線ビームを照射する照射部(図示省略)と、この照射部からの照射された赤外線ビームで、瞳Eで反射された赤外線ビームから瞳Eの屈折率等を演算する演算部(図示省略)と、台AR1に顎を載せた状態の被測定者P1の瞳Eの画像を撮像する撮像部AR2と、この撮像部AR2で撮像された瞳Eを映し出すCRT等からなる表示部(図示省略)とを有している。 【0040】このように構成されたオートレフラクトメーターARに瞳孔中心確認記録装置を取り付ける。すなわち、図11に示すように、被測定者P1が掛けた眼鏡のフレーム900に取り付けられたダミーレンズ920に、前記シール342Cを貼り付けるようになっている。オートレフラクトメーターARの筐体の上部にダミーレンズ920に対して進退可能なロッド部800と、このロッド部800の先端に設けられたシール貼着部810と、このシール貼着部810に取り付けられたシール342Cとを有している。 【0041】オートレフラクトメーターARで他覚的瞳孔中心E1が確認されたならば、その位置で前記台AR1を固定し、ロッド部800を被測定者P1側に押圧し、シール貼着部810に取り付けられたシール342Cをダミーレンズ920に貼り付ける。これを左右の瞳Eに行う。 【0042】この状態で、被測定者P1は顎を台AR1から外し、左右のダミーレンズ920に貼り付けられたシール342Cが重なって見えるかを確認する。重なっていれば、他覚的瞳孔中心E1は自覚的瞳孔中心E2と一致したのであるから、シール342Cの透明な部分の中心のフレーム900のレンズ枠部910における座標(自覚的瞳孔中心E2の座標)を測定する。この測定は、従来からあるチャート等によって可能である。これによって得られた座標データをレンズ加工装置に入力し、加工されたレンズの光学中心が前記座標に一致するようにレンズを加工する。 【0043】また、シール342Cが重なって見えなければ、他覚的瞳孔中心E1と自覚的瞳孔中心E2とは一致しないのであるから、自覚的瞳孔中心E2が一致するように、前記アジャスター200を左右方向に移動させて、自覚的瞳孔中心E2を確認する。自覚的瞳孔中心E2が確認された後の作業は上述した作業と同一である。 【0044】このように、オートレフラクトメーターARに応用すると、他覚的瞳孔中心E1を正確かつ迅速に行うことができ、しかも自覚的瞳孔中心E2も確認可能であるという有利な点を有している。 【0045】 【発明の効果】本発明に係る瞳孔中心確認記録装置は、被測定者が掛けた眼鏡のフレームに取り付けられるガイド本体と、このガイド本体に移動可能に取り付けられた一対のアジャスターと、この一対のアジャスターにそれぞれ取り付けられたポインタとを備えており、前記ポインタは、測定者からみた被測定者の左右の瞳のそれぞれの瞳孔中心を、被測定者が掛けた眼鏡のフレームに取り付けられたダミーレンズ上にマーキングする第1のマーキング部と、被測定者の左右の瞳の前にそれぞれ同じマークを示す第2のマーキング部と、前記同じマークが重なるように前記アジャスターを移動させ、前記同じマークが重なって見えた位置で、前記ダミーレンズ上に左右の瞳のそれぞれの瞳孔中心を示すマーキングを行う第3のマーキング部とを有しており、前記第1〜第3のマーキング部は、同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっている。 【0046】このため、第1のマーキング部で他覚的瞳孔中心を確認し、第2のマーキング部で自覚的瞳孔中心を確認し、第3のマーキング部で自覚的瞳孔中心をダミーレンズ上にマーキングすることが簡単にできるので、他覚的瞳孔中心と自覚的瞳孔中心とを考慮して瞳孔中心を決定することができる。この瞳孔中心確認記録装置を使用すると、従来のようにレンズの光学中心と瞳孔中心とが一致しないことに起因する弊害、例えば肩凝りや前進の倦怠感等を予防することができる。また、光学中心と瞳孔中心とが合わなくなった眼鏡の調整も簡単にできるため、前記弊害の解消にも寄与するものである。 【0047】また、前記第2のマーキング部で示すマークは中心が透明なリング状のものである。これによって、自覚的瞳孔中心の確認が行い易くなる。 【0048】さらに、前記第3のマーキング部で行うマーキングは、前記第2のマーキング部で示されたマークと同一のマークを有するシールをダミーレンズに貼り付けることで行うようにすると、繰り返してのマーキングが簡単に可能になるので、より正確な自覚的瞳孔中心の確認を行うことができる。
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