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発明の名称 自己乳化型油性化粧料組成物および自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−270808(P2001−270808A)
公開日 平成13年10月2日(2001.10.2)
出願番号 特願2000−41665(P2000−41665)
出願日 平成12年2月18日(2000.2.18)
代理人 【識別番号】100067541
【弁理士】
【氏名又は名称】岸田 正行 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083 AA112 AA122 AB051 AB052 AC022 AC111 AC122 AC181 AC182 AC352 AC401 AC422 AC472 AD662 CC02 CC06 CC23 DD31 EE01 
発明者 高原 正 / 櫻井 正利 / 本橋 理絵
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 液状油性成分、HLB3〜13の界面活性剤、多価アルコールおよび水を必須成分として含有することを特徴とする自己乳化型油性化粧料組成物。
【請求項2】 液状油性成分が、スクワラン、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー等炭化水素、トウモロコシ油、アボカド油、パーシック油、オリーブ油、ミンク油等動植物油、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル等合成エステルおよびホホバ油等天然動植物ワックスから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の自己乳化型油性化粧料組成物。
【請求項3】 HLB3〜13の界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の自己乳化型油性化粧料組成物。
【請求項4】 多価アルコールが、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキシレングリコール、メチルブタンジオール、ジグリセリンおよびエチレングリコールより選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自己乳化型油性化粧料組成物。
【請求項5】 自己乳化型油性化粧料組成物当たりの水の配合量が0.000001〜10重量%であり、多価アルコールの配合量が0.01〜10重量%であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自己乳化型油性化粧料組成物。
【請求項6】 液状油性成分およびHLB3〜13の界面活性剤を含む自己乳化型油性化粧料組成物において、水および多価アルコールを配合することを特徴とする自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法。
【請求項7】 液状油性成分が、スクワラン、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー等炭化水素、トウモロコシ油、アボカド油、パーシック油、オリーブ油、ミンク油等動植物油、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル等合成エステルおよびホホバ油等天然動植物ワックスから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項6に記載の自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法。
【請求項8】 HLB3〜13の界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドおよびポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項6または7に記載の自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法。
【請求項9】 多価アルコールが、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキシレングリコール、メチルブタンジオール、ジグリセリンおよびエチレングリコールより選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法。
【請求項10】 自己乳化型油性化粧料組成物当たりの水の配合量が0.000001〜10重量%であり、多価アルコールの配合量が0.01〜10重量%であることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載の自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存安定性および使用性に優れた自己乳化型油性化粧料組成物および自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自己乳化型油性化粧料として、油状洗顔料、入浴剤などの製品が知られているが、これらの自己乳化型油性化粧料は保存安定性の点で必ずしも満足のいくものではなかった。特に高温下または長期保存時に原料同士、特に界面活性剤と油の比重差または極性差によって分離沈降等がおこり、製品の外観や使用性に問題があった。
【0003】このような欠点を解決する目的で界面活性剤の量を増やすことが考えられる。しかし、界面活性剤の配合量を増やすことにより分離を防ぐことはできても、自己乳化時すなわち水を混合していく際にぬるぬる感や不要な重さがでることで使用しにくいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、従来の液状油性原料を組み合わせて配合した自己乳化型油性化粧料組成物では解決することができなかった保存安定性および使用性に優れた自己乳化型油性化粧料組成物を提供することである。特に高温下または長期保存時における比重差または極性差によって起こる分離、沈降等を防ぎ、保存安定性および使用性に優れた自己乳化型油性化粧料組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討を行った結果、液状油性成分に、特定のHLBの界面活性剤と、微量の水および多価アルコールを配合することにより上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、液状油性成分、HLB3〜13の界面活性剤、多価アルコールおよび水を必須成分として含有することを特徴とする自己乳化型油性化粧料組成物に関するものである。
【0007】また、本発明は、液状油性成分およびHLB3〜13の界面活性剤を含む自己乳化型油性化粧料組成物において、水および多価アルコールを配合することを特徴とする自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良する方法に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における液状油性成分としては、炭化水素、動植物油および高級脂肪酸エステル等の室温で液状の油性成分であり、例えば、スクワラン、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー等炭化水素、トウモロコシ油、アボカド油、パーシック油、オリーブ油、ミンク油等動植物油、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル等合成エステル、ホホバ油等天然動植物ワックスを挙げることができる。
【0009】本発明における、HLB3〜13の界面活性剤におけるHLBとは、小田、寺村らの有機性・無機性から求められる次式HLB価=Σ無機性/Σ有機性×10によって得られた値である。
【0010】HLB3〜13の界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸を挙げることができる。
【0011】HLBが3未満の界面活性剤では、自己乳化時にぬるつきや不要な重さが出て、使用しにくく、HLBが13を超える界面活性剤では自己乳化時に全ての油性成分を乳化しえず、油性感が残りすぎる点で好ましくない。
【0012】HLB3ないし13の界面活性剤の配合量は、化粧量全量中の0.0001〜30重量%が好ましく、更に好ましくは0.01〜15.0重量である。
【0013】本発明は、上記の液状油性成分とHLB3〜13の界面活性剤を含む自己乳化型油性化粧料組成物において、水および多価アルコールを併用して配合することにより、保存安定性を改良するものである。
【0014】本発明における多価アルコールとしては、例えば1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキシレングリコール、メチルブタンジオール、ジグリセリンおよびエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種である。
【0015】水の配合量を化粧料全量中の0.000001〜20重量%の範囲で適宜選択することにより自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を向上させることができるが、好ましくは0.0001〜5.0重量%である。また、併用する多価アルコールの配合量は化粧料全量中の0.01〜10重量%の範囲で適宜選択することにより自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を向上させることができるが、好ましくは0.1〜5.0重量%である。
【0016】本発明の目的を阻害しない範囲で、化粧料一般に用いられる他の成分を任意に配合することができる。他の成分としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等シリコーン油またはその誘導体、パーフルオロポリエーテル等フッ素系樹脂、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等水溶性高分子、コラーゲン、エラスチン、シルク、ラクトフェリン等タンパク及びその加水分解物、二酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、マイカ、無水ケイ酸、ナイロンパウダー、ポリアクリル酸アルキル、アルミナ、酸化鉄等粉体、この他、紫外線吸収剤、ビタミン類、抗炎症剤、アミノ酸類及びその誘導体、レシチン、着色剤、香料、防腐剤等を挙げることができる。
【0017】本発明における自己乳化型油性化粧料組成物とは、すなわち薬用化粧品として医薬部外品、洗顔料、整髪料等頭髪用化粧品、化粧油、日焼け・日焼け止めオイル、マスカラ、浴用化粧品等が挙げられるが、油状液体製剤であればこれらに限定されるものではない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例をもって具体的に説明するが、本発明が実施例によって限定されるものではない。なお、配合等は特に指定が無い限り、重量%で示す。
【0019】本発明の効果試験は室温、40℃、50℃、70℃の各保存条件にて保存安定性を観察し、その評価を行った。室温、40℃、50℃につての評価期間は1ヶ月間とし、70℃についての評価期間は1日とした。保存条件で70℃という高温を設定に含めたのは、真夏の自動車の中等、短時間ではあるが過酷な条件に保存される場合が多々あるためである。次に評価および評価基準を示す。
【0020】

実施例1から3に示す処方の油状洗顔料を調整し、保存安定性の評価試験を行った。
【0021】
実施例1、比較例1,2 油状洗顔料 実施例1 比較例1 比較例2(1)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 0.1 0.1(2)流動パラフィン 47.9 48.9 49.9(3)トリオクタン酸グリセリル 30.0 30.0 30.0(4)ミリスチン酸イソプロピル 15.0 15.0 15.0(5)ポリオキエチレンオレイル エーテル(6E.O)[HLB:8] 5.0 5.0 5.0(6)グリセリン 1.0 1.0 −(7)精製水 1.0 − −合計 100.0 100.0 100.0【0022】製造方法成分(1)から(4)を均一になるまで加熱撹拌溶解した後、(5)を前記溶液に攪拌混合後、(6)および(7)を混合し目的物を得た。
【0023】
実施例2、比較例3,4 油状洗顔料 実施例2 比較例3 比較例4(1)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 0.1 0.1(2)流動パラフィン 50.4 51.9 52.9(3)ミリスチン酸 オクチルドデシル 20.0 20.0 20.0(4)スクワラン 20.0 20.0 20.0(5)ポリオキエチレンノニルフェニル エーテル(5E.O)[HLB:8] 7.0 7.0 7.0(6)1,3−ブチレングリコール 1.5 1.0 −(7)精製水 1.0 − − 合計 100.0 100.0 100.0【0024】製造方法成分(1)から(4)を均一になるまで加熱撹拌溶解し、(5)を前記溶液に攪拌混合後、(6)および(7)を混合し目的物を得た。
【0025】
実施例3、比較例5,6 油状洗顔料 実施例3 比較例5 比較例6(1)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 0.1 0.1(2)オリーブ油 35.9 36.4 37.9(3)トリ2−エチルヘキサン酸 グリセリル 15.0 15.0 15.0(4)オクタン酸セチル 10.0 10.0 10.0(5)流動パラフィン 30.0 30.0 30.0(6)テトラオレイン酸ポリオキシエチレン ソルビット(30E.O)[HLB:11.5] 7.0 7.0 7.0(7)プロピレングリコール 1.5 1.5 −(8)精製水 0.5 − − 合計 100.0 100.0 100.0【0026】製造方法成分(1)から(5)を均一になるまで加熱撹拌溶解し、(6)を前記溶液に攪拌混合後、(7)および(8)を混合し目的物を得た。
【0027】評価実施例1から3に示した油状洗顔料および比較例1から6に示した油状洗顔料の評価結果を表1から3に示す。
【0028】
【表1】

【0029】実施例1は高温においても保存安定性に優れたものである。
【0030】
【表2】

【0031】実施例2は高温においても保存安定性に優れたものである。
【0032】
【表3】

【0033】実施例3は高温においても保存安定性に優れたものである。
【0034】
実施例4 化粧油(1)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1(2)流動パラフィン 40.9(3)ツバキ油 30.0(4)コムギ胚芽油 15.0(5)酢酸トコフェロール 1.0(6)テトラオレイン酸ポリオキシエチレン ソルビット(30E.O)[HLB:11.5] 10.0(7)香料 1.0(8)精製水 1.0(9)グリセリン 1.0【0035】製造方法成分(1)から(5)を均一になるまで加熱攪拌溶解し、別に成分(6)から(7)及び(8)から(9)を攪拌混合したものを前者に加え,均一とし目的物を得た。
【0036】
実施例5 マッサージオイル(1)マカデミアナッツ油 41.4(2)スクワラン 30.0(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 20.0(4)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1(5)カミツレエキス 1.0(6)セスキオレイン酸ソルビタン[HLB:3.7] 5.0(7)精製水 1.5(8)1,3−ブチレングリコール 1.0【0037】製造方法成分(1)から(4)を均一になるまで加熱攪拌溶解し、別に成分(5)から(6)及び(7)から(8)を攪拌混合したものを前者に加え目的物を得た。本製品は高温下の保存安定性においても優れたものである。
【0038】
【発明の効果】本発明の、液状油性成分、HLB3〜13の界面活性剤、多価アルコールおよび水を必須成分として含有する自己乳化型油性化粧料組成物は、保存安定性および使用性に優れたものである。また、液状油性成分およびHLB3〜13の界面活性剤を含む自己乳化型油性化粧料組成物に、水および多価アルコールを配合することにより、自己乳化型油性化粧料組成物の保存安定性を改良することができる。




 

 


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