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被滅菌物の処理方法および滅菌装置 - 三浦工業株式会社
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発明の名称 被滅菌物の処理方法および滅菌装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−286536(P2001−286536A)
公開日 平成13年10月16日(2001.10.16)
出願番号 特願2000−104316(P2000−104316)
出願日 平成12年4月6日(2000.4.6)
代理人
発明者 中井 哲志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 被滅菌物6に撥水性を有する保護層8を形成してから滅菌処理を行うことを特徴とする被滅菌物の処理方法。
【請求項2】 滅菌槽1内に撥水性を有する槽内保護層7を設けたことを特徴とする滅菌装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被滅菌物の処理方法および滅菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気滅菌装置は、蒸気の保有する熱により被滅菌物に付着している雑菌を滅菌処理する構成になっている。この蒸気滅菌装置においては、長期間使用していると,あるいは供給する蒸気の状態によって、滅菌槽の内壁面に汚れが付着することがある。また、前記滅菌槽内に収容する被滅菌物においても、供給する蒸気の状態によっては、汚れが付着することがある。これらの汚れは、酸性あるいはアルカリ性の洗浄剤により洗浄するようにしているが、洗浄作業を行うのに手間がかかるとともに、洗浄力の強い洗浄剤は人体にとっても有害なものが多い。また、洗浄後の廃液は、中和処理を行ってから捨てる必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しようとする課題は、被滅菌物や滅菌槽内において汚れが付着するのを防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、被滅菌物に撥水性を有する保護層を形成してから滅菌処理を行うことを特徴としている。
【0005】さらに、請求項2に記載の発明は、滅菌槽内に撥水性を有する槽内保護層を設けたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明に係る滅菌装置は、被滅菌物を収容する滅菌槽を備えている。そして、被滅菌物の滅菌処理は、前記滅菌槽内へ加熱滅菌用の蒸気を導入することにより行われる構成になっている。また、前記滅菌槽内には、撥水性を有する槽内保護層が設けられている。すなわち、この槽内保護層は、所定の厚さに形成された状態で、前記滅菌槽の内壁面全体にわたって設けられている。また、被滅菌物を載せる棚や被滅菌物を収納する容器にも前記槽内保護層を設けることができ、実施に応じては、前記滅菌槽の内壁面,前記棚および前記容器のうち全部にまたは選択して前記槽内保護層を設けることができる。さらに、前記槽内保護層は、たとえばフッ素樹脂により形成されており、フッ素樹脂で前記滅菌槽の内壁面等を被覆した構成になっている。
【0007】したがって、前記構成によれば、滅菌処理時、前記滅菌槽の内壁面等に付着した凝縮水は、スムーズに下方へ流れ、前記滅菌槽の底壁に設けられた排水管から外部へ排出され、前記滅菌槽内に残留することがない。よって、前記滅菌槽内に汚れが付着するのを防止することができる。また、汚れが付着しないので、人体に有害な洗浄剤を用いて洗浄作業を行う必要がない。さらに、仮に汚れが付着したとしても、容易に拭き取ることができる。
【0008】また、実施に応じては、前記滅菌槽の内壁面にアルミナ等の無機材料からなる放射伝熱層を形成し、この放射伝熱層の表面に前記槽内保護層を設けた構成とすることもできる。前記放射伝熱層は、前記滅菌槽の内壁面からの放射伝熱を促進する作用をなすが、通常、多数の細孔を有する。したがって、前記槽内保護層を設けることにより、この細孔を塞ぎ、内部へ汚れが入り込むのを防止することができる。
【0009】つぎに、この発明に係る被滅菌物の処理方法について説明する。この発明においては、被滅菌物を前記滅菌槽内へ収容して滅菌処理を行う際、被滅菌物に撥水性を有する保護層を形成してから滅菌処理を行うようにしている。前記保護層は、たとえばフッ素樹脂により形成され、被滅菌物全体をフッ素樹脂で被覆した後、被滅菌物を前記滅菌槽内へ収容し、滅菌処理を行う。ここで、フッ素樹脂は、スプレーで噴霧したりハケで塗布することにより、被滅菌物に被覆される。
【0010】したがって、前記処理方法によれば、滅菌処理時、被滅菌物に凝縮水が付着したまま残留することがなく、被滅菌物に汚れが付着するのを防止することができる。また、汚れが付着しないので、特に金属製の被滅菌物においては、人体に有害な洗浄剤を用いて洗浄作業を行う必要がない。さらに、仮に汚れが付着したとしても、容易に拭き取ることができる。
【0011】ところで、前記処理方法は、前記滅菌装置において用いると、汚れの付着防止に対してより効果的であるが、実施に応じては、前記槽内保護層を設けていない滅菌装置においても用いることができる。さらに、前記滅菌装置においては、前記処理方法を実施せず、被滅菌物の処理を行うこともできる。
【0012】また、前記槽内保護層および前記保護層の材料は、フッ素樹脂のほかに、撥水性と耐熱性を有するものであれば、種々の材料を用いることができる。
【0013】さらに、この発明は、蒸気滅菌装置だけでなく、ガス滅菌装置等の種々の滅菌装置においても実施することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例を示す縦断面説明図である。この発明に係る滅菌装置は、前面に開口部を有する滅菌槽1を備え、扉2により密閉可能な構造になっている。前記滅菌槽1の外壁面には、複数本の加熱管3,3,…が設けられている。これらの各加熱管3および前記滅菌槽1には、蒸気供給ライン4が接続されている。また、前記滅菌槽1内には、複数段の棚5,5,…が設けられており、これらの各棚5に被滅菌物6,6,…をそれぞれ載置する構成になっている。したがって、前記各加熱管3内へ蒸気を供給して、前記滅菌槽1を外側から加熱するとともに、前記滅菌槽1内へ蒸気を供給して、前記各被滅菌物6を加熱滅菌する構成になっている。
【0015】また、前記滅菌槽1の内壁面には、撥水性を有する槽内保護層7が設けられている。この槽内保護層7は、前記滅菌槽1の内壁面にフッ素樹脂をコーティングすることにより形成されており、所定の厚さ(約10μm)で、前記滅菌槽1の内壁面全体を被覆するように設けられている。また、前記槽内保護層7は、加熱滅菌時の蒸気温度を考慮して、所定の耐熱性を備えたものを用いている。
【0016】したがって、前記槽内保護層7を設けることにより、滅菌処理時、前記滅菌槽1の内壁面に付着した凝縮水は、スムーズに下方へ流れて、前記滅菌槽1の内壁面に残留することがない。下方へ流れた凝縮水は、前記滅菌槽1の底壁に設けられた排水管(図示省略)から外部へ排出される。このように、凝縮水に混入した汚れは、凝縮水とともに外部へ排出されて残ることがないため、前記滅菌槽1の内壁面に汚れが付着するのを防止することができる。また、仮に前記槽内保護層7の表面に汚れが付着したとしても、容易に拭き取ることができる。さらに、汚れが付着しないので、人体に有害な洗浄剤を用いて洗浄作業を行う必要がなく、前記滅菌装置の保守,管理の手間が低減される。
【0017】つぎに、この発明に係る処理方法について説明する。前記各被滅菌物6を前記滅菌槽1内へ収容して滅菌処理を行う際、前記各被滅菌物6に撥水性を有する保護層8,8,…をそれぞれ形成してから滅菌処理を行うようにしている。これらの各保護層8は、前記槽内保護層7と同様に、フッ素樹脂をコーティングすることにより形成される。また、前記各保護層8は、フッ素樹脂をスプレーにより前記各被滅菌物6へ噴霧することにより形成される。
【0018】したがって、滅菌処理を行う前に、前記各被滅菌物6へフッ素樹脂をコーティングして、前記各被滅菌物6の表面全体に前記各保護層8をそれぞれ形成し、しかる後、前記各被滅菌物6を前記滅菌槽1内へ収容し、滅菌処理を行う。この処理方法によれば、滅菌処理時、前記各被滅菌物6に凝縮水が付着したまま残留することがなく、被滅菌物に汚れが付着するのを防止することができる。また、仮に前記各保護層8の表面に汚れが付着したとしても、容易に拭き取ることができる。さらに、汚れが付着しないので、特に金属製の前記各被滅菌物6においては、人体に有害な洗浄剤を用いて洗浄作業を行う必要がなく、滅菌処理後の後処理の手間が低減される。
【0019】また、前記各被滅菌物6がはさみ等の金属製のものであっても、シーツ等の布製のものであっても、前記処理方法によれば、汚れの付着防止の効果がある。さらに、はさみ等の金属製の前記各被滅菌物6に前記各保護層8を形成すると、汚れの付着防止に加えて、摩擦軽減の効果がある。すなわち、はさみ等の金属製の前記各被滅菌物6は、カストやトレイに収納した状態で前記滅菌槽内へ収容するようにしており、その際、前記各被滅菌物6同士が引っかかるのを防止して収容作業を容易にするために、摩擦軽減用の油を塗布するようにしているが、前記各保護層8が摩擦を低減するため、油の塗布を省略することができる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、被滅菌物や滅菌槽内において汚れが付着するのを防止することができる。したがって、洗浄剤を用いて洗浄作業を行う必要がなく、滅菌処理における作業の手間を低減することができるとともに、安全性を向上させることができる。




 

 


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