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発明の名称 ガス滅菌器の運転方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−178800(P2001−178800A)
公開日 平成13年7月3日(2001.7.3)
出願番号 特願平11−368543
出願日 平成11年12月27日(1999.12.27)
代理人
発明者 露口 省二 / 中井 哲志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 滅菌槽3内の滅菌工程後の使用済滅菌ガスを容器8へ移送し、前記容器8内の使用済滅菌ガスを前記滅菌槽3の次回滅菌処理中に処理装置2へ供給することを特徴とするガス滅菌器の運転方法。
【請求項2】 前記使用済滅菌ガスの移送が圧送による移送手段10を介して行なわれることを特徴とする請求項1に記載のガス滅菌器の運転方法。
【請求項3】 前記使用済滅菌ガスの移送が前記容器8内を負圧にすることにより行なわれることを特徴とする請求項1に記載のガス滅菌器の運転方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、滅菌ガスを用いて医療用具等を滅菌するガス滅菌器の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス滅菌器の一つに、酸化エチレンガスを滅菌ガスとして用いるガス滅菌器がある。このガス滅菌器の運転は、高圧容器に滅菌ガスを予め加圧充填しておき、滅菌処理ごとに、この高圧容器から前記ガス滅菌器の滅菌槽へ滅菌ガスを供給し、医療用具等の被滅菌物を滅菌するものである。その滅菌処理としては、滅菌工程が終了するごとに前記滅菌槽内の滅菌ガス(以下、「使用済滅菌ガス」と云う)を排出する。この場合、排出する使用済滅菌ガスは人体にも有害であるため、無害化する処理を行う。そして、その無害化処理の後,すなわち前記滅菌槽から使用済滅菌ガスを排出した後、空気による清浄工程を行い、その後前記被滅菌物を取出し、滅菌処理を終了する。そして、次の被滅菌物を前記滅菌槽内に収容し、次の滅菌処理を行う。この場合、前記無害化処理のとき、前記滅菌槽から排出される使用済滅菌ガスの排出量は、初期には濃度も高いため処理すべき量が多く、そして次第に減少しながら排出されるため、処理装置は初期の排出量に見合った大型のものを装備している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しようとする課題は、滅菌作業の短時間化と処理装置を小型のものとするガス滅菌器の運転方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、滅菌槽内の滅菌工程後の使用済滅菌ガスを容器へ移送し、前記容器内の使用済滅菌ガスを前記滅菌槽の次回滅菌処理中に処理装置へ供給することを特徴としている。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記使用済滅菌ガスの移送が圧送による移送手段を介して行なわれることを特徴としている。
【0006】さらに、請求項3に記載の発明は、前記使用済滅菌ガスの移送が前記容器内を負圧にすることにより行なわれることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、滅菌ガスを用いて医療用具等を滅菌するガス滅菌器において実施することができる。すなわち、医療用具用等の被滅菌物を前記滅菌槽内に収容し、前記滅菌槽内の空気を排除する工程後、滅菌ガス導入管から滅菌ガスを導入し滅菌する工程を行う。また、滅菌ガスは人体にも有害であるため、前記滅菌工程後において、前記滅菌槽から排出する使用済滅菌ガスを無害化する処理装置を設置して運転する。
【0008】この発明においては、滅菌作業の全工程が完了してから次の滅菌作業を開始するのではなく、次回の滅菌工程と前回の使用済滅菌ガスの処理工程とを並行して行うものである。すなわち、滅菌工程ごとに排出される使用済滅菌ガスを容器へ移送する工程を設け、このとき前記滅菌槽は空気による清浄工程を行いつつ、使用済滅菌ガスを確実に排出し、その後次の被滅菌物を収容し、次の滅菌処理を行う。そして、次の滅菌処理と並行して、前記容器へ移送した使用済滅菌ガスを、排出量がほぼ均一になるように、前記容器から前記処理装置へ送出する工程を設けた運転方法である。
【0009】そして、滅菌工程ごとに排出される使用済滅菌ガスを容器に移送する工程において、移送が圧送による移送手段を介して行なわれるものである。また、前記使用済滅菌ガスの移送が前記容器内を負圧にすることにより行なわれるものである。すなわち、前記容器内を負圧にし、滅菌工程後、前記滅菌槽内の使用済滅菌ガスを連通弁を介して負圧にした前記容器へ吸引させるものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の第一実施例を説明する概略的な説明図である。
【0011】図1において、ガス滅菌器1は、滅菌ガスとして酸化エチレンガスを用いるガス滅菌器であり、したがってこの第一実施例における処理装置2は、酸化エチレンガスを無害化する装置である。前記処理装置2としては、処理する使用済滅菌ガスを加熱し触媒で処理するものや、中和処理する装置などが設置される。なお、図1において、以下に説明する各機器の制御を行なう制御器とその接続回線は、ともに図示を省略している。
【0012】さて、前記ガス滅菌器1は、医療用具用等の被滅菌物(図示省略)を収容する滅菌槽3と、この滅菌槽3を気密に閉鎖する扉(図示省略)と、滅菌ガスを導入する滅菌ガス導入管4と、第一空気導入管5を備えている。この第一空気導入管5は、第一空気導入弁6と第一フィルター7を備えている。さらに前記滅菌槽3内の圧力を検出する第一検出器21を備えている。
【0013】そして、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスを蓄える容器8を設ける。前記容器8は、第二空気導入管23を備えており、この前記第二空気導入管23は第二空気導入弁24と第二フィルター25を備えている。さらに、前記容器8内の圧力を検出する第二検出器22を備えている。
【0014】この第一実施例においては、前記滅菌槽3と前記容器8とは、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスが前記容器8内へ圧送されるように構成されている。すなわち、前記滅菌槽3からの排出管9と前記容器8への移送管14とによる使用済滅菌ガスの流路が構成されている。そして、前記排出管9には、圧送を行う移送手段(たとえば真空ポンプ)10と第一逆止弁11とが設けられており、また前記移送管14には、第二逆止弁13が設けられている。そして、前記排出管9と前記移送管14とは流路切換弁12を介して接続されている。
【0015】また、前記容器8と前記処理装置2とは、前記容器8からの送出管15と前記処理装置2への処理管19とにより接続されている。そして、前記送出管15には、第三逆止弁16,ポンプ17および流量制御手段18が設けられている。
【0016】さらに、前記排出管9は、前記処理装置2と接続した構成となっている。すなわち、前記流路切換弁12に接続した排気管20を前記処理管19へ接続している。
【0017】つぎに、前記構成における前記ガス滅菌器1の運転方法を説明する。この第一実施例における前記ガス滅菌器1の運転は、基本的に、高圧容器(図示省略)内に滅菌ガス(酸化エチレンガス)を予め加圧充填しておき、滅菌処理ごとに、この高圧容器から前記滅菌槽3内へ滅菌ガスを供給する運転となっている。そして、その滅菌処理は、従来と同様、前記滅菌槽3内の空気排除工程,前記滅菌槽3内への滅菌ガス供給工程,前記滅菌槽3内の滅菌工程,前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスの排除工程および前記滅菌槽3内の空気清浄工程等からなっている。
【0018】さて、この第一実施例においては、前記滅菌工程が終了すると、まず前記流路切換弁12を操作して、前記排出管9と前記移送管14とを連通状態とする。この状態で前記移送手段10を作動させる。すると、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスは、前記滅菌槽3から、前記移送手段10の圧送により、前記排出管9および前記移送管14を経て、前記容器8内へ移送される。そして、所定時間経過後において、前記移送が終了すると、前記流路切換弁12を切り換えて、前記排出管9と前記移送管14との連通を遮断するとともに、前記排出管9と前記排気管20とを連通させる。
【0019】つぎに、使用済滅菌ガスの移送により、前記滅菌槽3内の圧力が所定圧力になったことを前記第一検出器21が検出すると、前記第一空気導入弁6を開いて、前記第一空気導入管5から前記第一フィルター7にて清浄に処理された空気を前記滅菌槽3へ導入する。導入した空気は、前記滅菌槽3内に残存している微量の使用済滅菌ガスとともに、前記滅菌槽3内から、前記移送手段10により、前記排出管9,前記排気管20および前記処理管19を経て、前記処理装置2へ送られ、ここにおいて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前記滅菌槽3内の空気清浄工程が所定時間行われる。
【0020】つぎに、前記空気清浄工程が終了すると、前記滅菌槽3から被滅菌物を取出し、次の被滅菌物の滅菌処理へ移行する。
【0021】これと同時に、前記ポンプ17を作動させることにより、前記容器8内の使用済滅菌ガスは、前記送出管15および前記処理管19を経て、前記処理装置2へ送り出され、ここにおいて適宜な無害化処理を受ける。この送り出しに際しては、前記流量制御手段18により、前記処理装置2の処理能力に応じた流量で送り出すことができる。
【0022】そして、使用済滅菌ガスの送り出しにより、前記容器8内の圧力が所定圧力になったことを前記第二検出器22が検出すると、前記第二空気導入弁24を開いて、前記第二空気導入管23から前記第二フィルター25にて清浄に処理された空気を前記容器8内へ導入する。導入した空気は、前記容器8内に残存している微量の使用済滅菌ガスとともに、前記容器8内から前記ポンプ17により、前記処理装置2へ送られ、ここにおいて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前記容器8内の空気清浄工程が所定時間行われ、この工程が終了すると、次の移送まで待機状態となる。前記容器8におけるこのような一連の作動は、比較的長い時間を要する前記滅菌槽3における前記滅菌処理の間に行うことができる。
【0023】以上のように、この第一実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の滅菌処理の間に、前記容器8から使用済滅菌ガスの前記処理装置2への送り出しおよび前記容器8内の空気清浄工程を完了させ、次の受け入れに対する待機状態とすることができる。すなわち、この第一実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の滅菌処理と、前記容器8からの送り出しに伴う前記処理装置2における前回の使用済滅菌ガスの無害化処理とを並行して行うことができる。
【0024】つぎに、この発明の第二実施例について図2に基づいて詳細に説明する。図2は、この発明の第二実施例を説明する概略的な説明図である。
【0025】この第二実施例を示す図2において、前記第一実施例を示す図1において使用されている符号と同一の符号は、同一の部材名を表しており、それらの詳細な説明は省略する。なお、図2において、以下に説明する各機器の制御を行なう制御器とその接続回線は、ともに図示を省略している。
【0026】この第二実施例においては、前記滅菌槽3と前記容器8とは、前記滅菌槽3内の使用済滅菌ガスが前記容器8内を負圧にすることにより移送されるように構成されている。すなわち、前記滅菌槽3からの排出管9と前記容器8への移送管14とによる使用済滅菌ガスの流路が構成されている。そして、前記排出管9と前記移送管14とは連通弁28を介して接続されている。
【0027】さらに、前記排出管9は、前記処理装置2と接続した構成となっている。すなわち、前記排出管9に接続される第二排気管26を設け、この第二排気管26は前記処理管19を介して、前記処理装置2と接続している。前記第二排気管26には、制御弁27および前記移送手段10を設けている。
【0028】つぎに、前記構成における前記ガス滅菌器1の運転方法を説明する。この第二実施例における前記ガス滅菌器1の運転は、その基本的な部分は、前記第一実施例と同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0029】さて、この第二実施例においては、前記滅菌工程が終了するまでに、まず前記ポンプ17の作動により前記容器8内を負圧にする工程を行い、前記容器8内を負圧にした状態で待機する。そして、前記滅菌槽3における滅菌工程が終了すると、前記連通弁28を開くことにより、前記滅菌槽3内に残っている使用済滅菌ガスを前記滅菌槽3内から、前記排出管9および前記移送管14を経て、負圧にしてある前記容器8へ吸引させることにより移送する第一移送工程を行う。つぎに、この使用済滅菌ガスの移送により、前記滅菌槽3内が所定圧力になったことを前記第一検出器21が検出すると、前記第一空気導入弁6を開く。そして、前記第一空気導入管5から前記第一フィルター7にて清浄に処理された空気を前記滅菌槽3へ導入し、前記容器8内へ使用済滅菌ガスがさらに吸引される第二移送工程を行う。これらの移送工程を所定時間行った後、前記連通弁28を閉じ、前記滅菌槽3と前記容器8の連通を遮断する。
【0030】そして、前記滅菌槽3内の微量の残存使用済滅菌ガスは、前記制御弁27を開き、さらに前記移送手段10の作動により、前記滅菌槽3から前記排出管9,前記第二排気管26および前記処理管19を経て、前記処理装置2へ送られ、ここにおいて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前記滅菌槽3内の空気清浄工程が所定時間行われる。
【0031】つぎに、前記空気清浄工程が終了すると、前記滅菌槽3から被滅菌物を取出し、次の被滅菌物の滅菌処理へ移行する。
【0032】これと同時に、前記ポンプ17を作動させることにより、前記容器8内の使用済滅菌ガスは、前記送出管15および前記処理管19を経て、前記処理装置2へ送り出され、ここにおいて適宜な無害化処理を受ける。この送り出しに際しては、前記流量制御手段18により、前記処理装置2の処理能力に応じた流量で送り出すことができる。
【0033】そして、使用済滅菌ガスの送り出しにより、前記容器8内の圧力が所定圧力になったことを前記第二検出器22が検出すると、前記第二空気導入弁24を開いて、前記第二空気導入管23から前記第二フィルター25にて清浄に処理された空気を前記容器8内へ導入する。導入した空気は、前記容器8内に残存している微量の使用済滅菌ガスとともに、前記容器8内から前記ポンプ17により、前記処理装置2へ送られ、ここにおいて適宜な無害化処理を受ける。そして、このような前記容器8内の空気清浄工程が所定時間行われ、この工程が終了すると、前記ポンプ17は停止し、次回の前記容器8を負圧にする工程まで待機状態となる。前記容器8におけるこのような一連の作動は、比較的長い時間を要する前記滅菌槽3における前記滅菌処理の間に行うことができる。
【0034】以上のように、この第二実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の滅菌処理の間に、前記容器8から使用済滅菌ガスの前記処理装置2への送り出しおよび前記容器8内の空気清浄工程を完了させ、次の受け入れに対する待機状態とすることができる。すなわち、この第二実施例によれば、前記滅菌槽3における次回の滅菌処理と、前記容器8からの送り出しに伴う前記処理装置2における前回の使用済滅菌ガスの無害化処理とを並行して行うことができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、滅菌作業の全工程が完了してから次の滅菌作業を開始するのではなく、次回の滅菌工程と排出された前回の使用済滅菌ガスの処理工程とを並行して行うことができ、滅菌作業の短時間化ができるとともに、処理装置は初期の多くの排出量に見合ったものにする必要がなく、ほぼ均一化された排出量を処理すれば良い小型のものとすることができる。そのため、従来のような大掛かりな滅菌ガス処理装置や排出設備を設けなくてもよい。




 

 


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