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発明の名称 蒸気滅菌装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−104456(P2001−104456A)
公開日 平成13年4月17日(2001.4.17)
出願番号 特願平11−286406
出願日 平成11年10月7日(1999.10.7)
代理人
発明者 牧 岳彦 / 中井 哲志 / 松永 勝利
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 滅菌槽1へ供給される蒸気の清浄度を検出する蒸気清浄度検出手段を備えたことを特徴とする蒸気滅菌装置。
【請求項2】 前記蒸気清浄度検出手段として、前記滅菌槽1の蒸気供給ライン5におけるドレン採集手段7に設けた第一センサ12と、この第一センサ12からの信号に基づいて蒸気の清浄度を判定する判定器14とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の蒸気滅菌装置。
【請求項3】 前記滅菌槽1のドレン排出ライン27に第二センサ30を設け、前記判定器14が、前記第一センサ12の検出値と前記第二センサ30の検出値とを比較して被滅菌物の汚れを判定する機能を有することを特徴とする請求項2に記載の蒸気滅菌装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気滅菌装置の運転管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、蒸気滅菌装置は、滅菌槽内に被滅菌物を収容した後、蒸気を供給し、蒸気の保有する熱により滅菌処理を行うようになっている。この蒸気滅菌装置においては、前記滅菌槽へ供給される蒸気が清浄である必要があるが、従来は蒸気の清浄度についての管理は特にされていなかった。蒸気が清浄でない場合,たとえば蒸気供給配管中の錆が混入していると、前記滅菌槽内の被滅菌物が茶色に変色するという問題が発生する。また、蒸気発生手段でキャリーオーバーが発生し蒸気中に液滴が混ざると、この液滴中の不純物が前記滅菌槽内の被滅菌物に付着して種々の問題が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しようとする課題は、滅菌槽へ供給される蒸気の清浄度を管理し、確実に滅菌処理を行うことであり、また被滅菌物の汚れを判定することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、滅菌槽へ供給される蒸気の清浄度を検出する蒸気清浄度検出手段を備えたことを特徴としている。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記蒸気清浄度検出手段として、前記滅菌槽の蒸気供給ラインにおけるドレン採集手段に設けた第一センサと、この第一センサからの信号に基づいて蒸気の清浄度を判定する判定器とを備えたことを特徴としている。
【0006】さらに、請求項3に記載の発明は、前記滅菌槽のドレン排出ラインに第二センサを設け、前記判定器が、前記第一センサの検出値と前記第二センサの検出値とを比較して被滅菌物の汚れを判定する機能を有することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明に係る蒸気滅菌装置は、被滅菌物を収容する滅菌槽を備え、扉を開閉することにより密閉可能な構成になっている。前記滅菌槽の蒸気供給ラインには、蒸気の清浄度を検出する蒸気清浄度検出手段が設けられている。この蒸気清浄度検出手段は、前記蒸気供給ラインにおけるドレン採集手段に設けられた第一センサと、この第一センサからの信号に基づいて蒸気の清浄度を判定する判定器とを備えている。前記ドレン採集手段としてたとえば気水分離器が設けられており、前記ドレン採集手段により採集されたドレンの電気伝導度およびpHのうちどちらか一方または両方を前記第一センサで検出するようになっている。
【0008】また、前記滅菌槽のドレン排出ラインには、第二センサが設けられている。この第二センサは、前記滅菌槽から排出されるドレンの電気伝導度およびpHのうちどちらか一方または両方を検出するようになっている。
【0009】前記構成において、前記第一センサの検出値が上昇して設定値を越えると、前記判定器は、前記滅菌槽へ供給される蒸気の清浄度が低下したと判定してその旨の信号を出力し、この信号に基づいて警報が発せられる。この場合、警報を発するとともに、前記蒸気滅菌装置の運転を停止させることもできる。そして、警報を確認した運転管理者は、蒸気配管中の汚れはないか,蒸気発生手段でキャリーオーバーは発生していないか等を点検する。
【0010】また、前記判定器により、前記第一センサの検出値と前記第二センサの検出値とを比較して被滅菌物の汚れを判定する。被滅菌物は、滅菌処理を行う前に、前記蒸気滅菌装置とは別の洗浄手段で洗浄して汚れを落とすようにしているが、洗浄が不充分で汚れが残っていると、滅菌処理時に汚れが前記滅菌槽から排出されるドレン中に混入し、前記第二センサの検出値が上昇する。前記滅菌槽へ供給される蒸気の清浄度が低下したときも、前記第二センサの検出値は上昇するが、前記第一センサの検出値と比較することにより、被滅菌物が汚れていることを特定することができる。すなわち、前記第一センサの検出値は設定値を越えず、前記第二センサの検出値のみが設定値を越えたときに、被滅菌物が汚れていると判定する。そして、前記第二センサの検出値の上昇度合い(前記第一センサの検出値との差)に応じて、被滅菌物の汚れ度合いを判定する。被滅菌物の汚れが検出されたときは、その旨の警報を発して運転管理者に知らせる。
【0011】以上のように、前記構成によれば、前記滅菌槽へ供給される蒸気の清浄度を管理し、清浄な蒸気で確実に滅菌処理を行うことができる。また、被滅菌物の汚れを判定することもできる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について、図面に基づいて説明する。図1は、この発明における一実施例の概略構成を示す説明図である。この発明に係る蒸気滅菌装置は、滅菌槽1を備え、この滅菌槽1の前面の開口部2を密閉するように扉3が設けられている。前記開口部2の周囲には、パッキン4が設けられている。また、前記滅菌槽1の外壁には蒸気ジャケットあるいは加熱管が設けられ(図示省略)、前記滅菌槽1を外側から加熱するようになっている。
【0013】前記滅菌槽1には、蒸気供給ライン5を介してリボイラ等の蒸気発生手段6が接続され、前記滅菌槽1内へ加熱滅菌用の蒸気が供給されるようになっている。前記蒸気供給ライン5には、ドレン採集手段7としての気水分離器が設けられ、このドレン採集手段7の下流側に、蒸気供給弁8が設けられている。前記ドレン採集手段7は、前記蒸気供給ライン5中を流れるドレンを採集するものであり、その下端部に排出ライン9を備えている。この排出ライン9には、第一スチームトラップ10および第一逆止弁11が、上流側から順に設けられている。そして、前記第一スチームトラップ10の上流側には、ドレンの電気伝導度およびpHを検出する第一センサ12が設けられている。
【0014】前記第一センサ12の先端にある検出部は、前記第一スチームトラップ10の上流側に溜まるドレンに浸される位置に配置されている。また、前記第一センサ12の検出部は、電気伝導度検出用とpH検出用の2つを別々に設けることもできるし、1つの検出部で両方を検出する構成にすることもできる。
【0015】また、前記第一センサ12には、信号線13を介して判定器14が接続されている。この判定器14は、前記第一センサ12からの信号に基づいて蒸気の清浄度を判定するものであり、前記第一センサ12および前記判定器14により蒸気清浄度検出手段が構成されている。
【0016】つぎに、前記滅菌槽1に接続されているその他の配管構成について説明する。前記滅菌槽1には空気供給ライン15が接続されており、減圧された前記滅菌槽1内へ無菌空気が供給されて、前記滅菌槽1内が大気圧まで復圧されるようになっている。前記空気供給ライン15には、無菌フィルタ16,空気供給弁17および第二逆止弁18が、上流側から順に設けられている。
【0017】また、前記滅菌槽1には真空引きライン19が接続されており、前記滅菌槽1内が減圧されるようになっている。前記真空引きライン19には、第一排気弁20,第三逆止弁21,真空ポンプ22および第四逆止弁23が、上流側から順に設けられている。
【0018】また、排気ライン24が、前記真空引きライン19における前記第一排気弁20の上流側から分岐して設けられ、その下流端が前記真空引きライン19における前記第四逆止弁23の下流側に接続されている。前記排気ライン24は、前記滅菌槽1内の蒸気を外部へ排出する作用をなす。そして、前記排気ライン24には、第二排気弁25および第五逆止弁26が、上流側から順に設けられている。
【0019】さらに、ドレン排出ライン27が、前記真空引きライン19における前記排気ライン24の接続部の上流側から分岐して設けられ、その下流端が前記排気ライン24における前記第五逆止弁26の下流側に接続されている。前記ドレン排出ライン27は、前記滅菌槽1内で発生するドレンを外部へ排出する作用をなす。そして、前記ドレン排出ライン27には、第二スチームトラップ28および第六逆止弁29が、上流側から順に設けられている。また、前記ドレン排出ライン27における前記第二スチームトラップ28の上流側には、ドレンの電気伝導度およびpHを検出する第二センサ29が設けられている。
【0020】前記第二センサ29は、前記第一センサ12と同様に、その先端にある検出部が、前記第二スチームトラップ28の上流側に溜まるドレンに浸される位置に配置されている。また、前記第二センサ29の検出部は、電気伝導度検出用とpH検出用の2つを別々に設けることもできるし、1つの検出部で両方を検出する構成にすることもできる。そして、前記第二センサ29は、前記信号線13を介して前記判定器14に接続されている。したがって、前記判定器14により、前記第一センサ12の検出値と前記第二センサ30の検出値とを比較して、前記滅菌槽1内に収容されている被滅菌物の汚れを判定するようになっている。
【0021】つぎに、前記構成における作用について説明する。前記第一センサ12の検出値が上昇して設定値を越えると、前記判定器14は、前記滅菌槽1へ供給される蒸気の清浄度が低下したと判定してその旨の信号を出力し、この信号に基づいて警報が発せられる。たとえば、電気伝導度が設定値を越えると、配管中の錆等の汚れ,前記蒸気発生手段6からのキャリーオーバー,前記蒸気発生手段6の前処理装置(たとえば純水装置)の故障等のいずれかが発生していると考えられる。また、pHが設定値を越えると、前記蒸気発生手段6からのキャリーオーバー等が発生していると考えられる。特に、pHが8を越えかつ電気伝導度が20μs/cmを越えている場合は、前記蒸気発生手段6からのキャリーオーバーと特定される。
【0022】また、前記判定器14により、前記第一センサ12の検出値と前記第二センサ30の検出値とを比較して被滅菌物の汚れを判定する。すなわち、前記第一センサ12の検出値は設定値を越えず、前記第二センサ30の検出値のみが設定値を越えたときに、被滅菌物が汚れていると判定する。そして、前記第二センサ30の検出値の上昇度合い(前記第一センサ12の検出値との差)に応じて、被滅菌物の汚れ度合いを判定する。被滅菌物の汚れが検出されたときは、その旨の警報を発して運転管理者に知らせ、運転管理者は、被滅菌物を前記滅菌槽1から取り出し洗浄装置にて再洗浄を行う。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、滅菌槽へ供給される蒸気の清浄度を管理し、清浄な蒸気で確実に滅菌処理を行うことができる。また、被滅菌物の汚れを判定することもできる。




 

 


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