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発明の名称 ベッド用温水暖房装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−231661(P2001−231661A)
公開日 平成13年8月28日(2001.8.28)
出願番号 特願2000−45576(P2000−45576)
出願日 平成12年2月23日(2000.2.23)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3L070
【Fターム(参考)】
3L070 AA01 BB01 BB18 DD01 DE04 DF05 DG06 
発明者 和多 潔 / 団栗 知男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 表面側に温水通路が設けられた温水暖房パネルによりベッド上面材を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水通路は、ベッドの幅方向に沿って延び且つベッドの縦方向に隔設される複数の横長通路部と各横長通路部を互いに連通させる連絡通路部とが連なって形成されると共に、ベッドの足元側に位置する横長通路部を温水の入側とし、頭部側に位置する横長通路部を温水の出側としたことを特徴とするベッド用温水暖房装置。
【請求項2】 表面側に温水通路が設けられた温水暖房パネルによりベッド上面材を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水暖房パネルをベッドの縦方向に分割された複数のパネル単体で構成すると共に、身体の上半身側のパネル単体の温度が下半身側のパネル単体の温度よりも高くなるように、各パネル単体の表面温度を制御する制御部を設けたことを特徴とするベッド用温水暖房装置。
【請求項3】 表面側に温水通路が設けられた温水暖房パネルによりベッド上面材を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水通路は、ベッドの幅方向に沿って延び且つベッドの縦方向に隔設される複数の横長通路部と各横長通路部を互いに連通させる連絡通路部とが連なって形成されると共に、温水通路が足元側の温水通路部分と頭部側の温水通路部分とに分割され、足元側の温水通路部分に供給される温水の温度を頭部側の温水通路部分に供給される温水の温度よりも高くしたことを特徴とするベッド用温水暖房装置。
【請求項4】 制御部は、各パネル単体の温水通路内に供給される温水の温度を制御することを特徴とする請求項2記載のベッド用温水暖房装置。
【請求項5】 温水暖房パネルの表面材が畳であることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のベッド用温水暖房装置。
【請求項6】 制御部は、下半身側のパネル単体が温水が供給されないオフ状態のときには、上半身側のパネル単体が温水が供給されるオン状態とならないように制御することを特徴とする請求項2又は請求項4記載のベッド用温水暖房装置。
【請求項7】 温水暖房パネルからの温水を熱源機に戻す復路管と熱源機からの温水を温水暖房パネルに供給する往路管との間で熱交換を行うための熱交換器を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のベッド用温水暖房装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド用温水暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のベッド市場では、ベッド暖房の代表的なものとして、例えば特開平9−187349号公報の冷暖ベッドとか、実用新案登録第3029094号の電気式冷温水循環マットレス等が知られている。これらの従来例では、身体に対して平行方向に延びた屈曲循環温水路をベッドの幅方向の一端から他端に亘って隔設し、ベッドの幅方向の一端側に位置する屈曲循環温水路から温水を入れて暖房を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例にあっては、温水を通すための屈曲循環温水路が身体に対して平行方向に延びているため、身体の頭部側と足元側とを同じように暖めてしまい、身体に良いとされる頭寒足熱効果を得ることができなかった。しかも、従来ではベッドの幅方向の一端側の温度が高く、他端側の温度が低くなるために、身体の左右に温度差が生じるという問題もあった。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、身体の足元と頭部との間で温度差をつくることができて頭寒足熱効果が得られ、しかも身体の左右で温度差が生じることがない快適なベッド暖房システムを実現できるベッド用温水暖房装置を提供するにあり、他の目的とするところは、温水暖房パネルの表面材の面一性を確保し且つ表面材の数量の増加防止を図りながら、足元側と頭部側とで温度差をつくることができるベッド用温水暖房装置を提供するにあり、他の目的とするところは、布団をずれにくくでき、また、上半身側と下半身側との個別の暖房が可能であり、さらに、供給される温水の温度上昇を抑制できるベッド用温水暖房装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明にあっては、表面側に温水通路7が設けられた温水暖房パネル4によりベッド上面材5を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水通路7は、ベッド1の幅方向Bに沿って延び且つベッド1の縦方向Aに隔設される複数の横長通路部7aと各横長通路部7aを互いに連通させる連絡通路部7bとが連なって形成されると共に、ベッド1の足元側に位置する横長通路部7aを温水の入側とし、頭部側に位置する横長通路部7aを温水の出側としたことを特徴としており、このように構成することで、身体の足元側で温度が高くなり頭部側で温度が低くなるように、身体の足元と頭部との間で温度差をつくることができ、頭寒足熱効果のある温水暖房ができ、さらに横長通路部7aをベッド1の幅方向Bに延ばすことにより、身体の左右で温度差が生じるのも同時に防止できるようになる。
【0006】また本発明は、表面側に温水通路7が設けられた温水暖房パネル4によりベッド上面材5を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水暖房パネル4をベッド1の縦方向Aに分割された複数のパネル単体4A,4Bで構成すると共に、身体の下半身側のパネル単体4Aの温度が上半身側のパネル単体4Bの温度よりも高くなるように、各パネル単体4A,4Bの表面温度を制御する制御部35を設けることを特徴としており、このように構成することで、上半身側と下半身側との個別の暖房が可能となり、ユーザーの好みにあった暖房ができ、パネル表面の温度差を明確化しやすくなり、特に頭寒足熱効果を容易に得ることができる。
【0007】また本発明は、表面側に温水通路7が設けられた温水暖房パネル4によりベッド上面材5を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水通路7は、ベッド1の幅方向Bに沿って延び且つベッド1の縦方向Aに隔設される複数の横長通路部7aと各横長通路部7aを互いに連通させる連絡通路部7bとが連なって形成されると共に、温水通路7が足元側の温水通路部分と頭部側の温水通路部分とに分割され、足元側の温水通路部分に供給される温水の温度を頭部側の温水通路部分に供給される温水の温度よりも高くしたことを特徴としており、このように構成することで、温水暖房パネル4の表面材として1枚物を使用でき、これにより表面材の面一性を確保し且つ表面材の数量の増加防止を図りながら、足元側と頭部側とで温度差をつくることができるようになる。
【0008】また上記制御部35は、各パネル単体4A,4Bの温水通路7内に供給される温水の温度を制御するのが好ましく、この場合、下半身側のパネル単体4Aに供給される温水の温度を上半身側のパネル単体4Bに供給される温水の温度よりも高くすることで、頭部だけを暖めてしまうといった誤使用を未然に防止できるようになる。
【0009】また上記温水暖房パネル4の表面材を畳6で構成するのが好ましく、この場合、温水暖房パネル4の一層の軽量化、薄型化を図ることができると共に、畳6表面によって布団のずれを防止できる。
【0010】また上記制御部35は、下半身側のパネル単体4Aが温水が供給されないオフ状態のときには、上半身側のパネル単体4Bを温水が供給されるオン状態とならないように制御するのが好ましく、この場合、上半身側のパネル単体4Bの表面温度を常に下半身側のパネル単体4Aの表面温度以下に設定でき、上半身側のパネル単体4Bだけを暖めてしまうといった誤使用を確実に防止できる。
【0011】また上記温水暖房パネル4からの温水を熱源機8に戻す復路管10と熱源機8からの温水を温水暖房パネル4に供給する往路管9との間で熱交換を行うための熱交換器11を備えているのが好ましく、この場合、温水暖房パネル4から戻される温水との熱交換を利用して、熱源機8から温水暖房パネル4に供給される温水の温度をある程度低下させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0013】図1は本実施形態のベッド1の分解斜視図を示している。平面視長方形状をした基枠2内の片側半分には、ベッド1の側方に出し入れされる引き出しを収納する引き出し収納箱12が設けられており、他の片側半分には後述の制御パネル14を収納する中空部15が設けられている。制御パネル14の両側部は基枠2の側板と引き出し収納箱12との対向面に突設させた左右一対の支持突起16(図6)により支持されている。中空部15の上面開口は、上記引き出し収納箱12の上面と略面一状に取り付けられる蓋板13にて覆われている。蓋板13及び引き出し収納箱12の上面はそれぞれ基枠2の上端部よりも段落ちしており、蓋板13の上面から引き出し収納箱12の上面に亘って断熱材層17(図3)が敷設され、この断熱材層17上に温水暖房パネル4が積層されている。上記蓋板13は支持突起16a(図6)上に取り外し自在に載置されており、これにより制御パネル14に設置された制御ボックス34或いは配管部分のメンテナンスが容易に行えるようになっている。なお蓋板13の開閉操作を容易にするために、蓋板13の端面に指掛け凹所を設けるのが望ましい。また温水暖房パネル4の端面にも同様な指掛け凹所を設けるのが望ましい。
【0014】上記断熱材層17は、図3、図4に示すように、断熱材18の外周部を枠材19で囲み、断熱材18及び枠材19の下面全体に合板20を取着して構成されている。断熱材層17の上面には、ベッド上面材5となる温水暖房パネル4が敷設されている。温水暖房パネル4は、後述の温水通路7を有するパネル基材4aの表面に畳6を積層して構成されている。なお、図3に示す例では、合板20の厚さd1を9mm、断熱材18の厚さd2を15mm、パネル基材4aの厚さd3を11.5mm、畳6の厚さd4を10mmとしているが、もちろんこれら数値には限定されない。
【0015】本例では、上記温水暖房パネル4は、図1、図2、図7に示すように、ベッド1の縦方向Aに分割された2枚のパネル単体4A,4Bで構成されている。2枚のパネル単体4A,4Bは同じ構造、大きさ、形状をしており、身体の下半身側のパネル単体4Aがベッド1の足元側に配置され、上半身側のパネル単体4Bがベッド1の頭部側に配置されている。
【0016】上記各パネル単体4A,4Bは、図5に示すように、パネル基材4aの上面を凹溝状に掘り込んで温水通路7が形成されており、この温水通路7内に金属製又は樹脂製の温水パイプ21が埋設されている。本例の温水パイプ21は、その上面がパネル基材4aの上面と略面一状となるように温水通路7に埋め込まれており、温水パイプ21の上方に畳6を配置することで、温水通路7内に納まり良く収納されている。なお、パネル基材4aの材質は特に限定されず、例えば、合板などの比較的硬質の材質の他、多少撓むことができる比較的軟質の材質であってもよい。
【0017】上記温水通路7は、パネル単体4A,4Bごとに設けられている。温水通路7は、図2に示す例では、ベッド1の幅方向Bに沿って延び且つベッド1の縦方向Aに隔設される複数の横長通路部7aと各横長通路部7aを互いに連通させる連絡通路部7bとが蛇行状に連なって形成されている。さらにベッド1の足元側に位置する横長通路部7aが温水の入側イとされ、頭部側に位置する横長通路部7aが温水の出側ロとされている。
【0018】下半身側のパネル単体4A(上半身側のパネル単体4Bも同様)の温水の入側イには、接続パイプ21aの一端が接続され、温水の出側ロには、接続パイプ21bの一端が接続されている。接続パイプ21aの他端は、図7に示す往き側温水ヘッダー22、樹脂管24(或いは金属管でもよい)、継手部材26、ゴム管27を介して温水プラグ29に接続されており、接続パイプ21bの他端は、図7に示す戻り側温水ヘッダー23、樹脂管25(或いは金属管でもよい)、継手部材26、ゴム管28を介して温水プラグ29に接続されている。
【0019】ここで上記継手部材26は、図7(b)に示すように、樹脂管24(又は25)が嵌め込まれる凹凸筒状部26bと、ゴム管27(又は28)が嵌め込まれる直筒状部26aとを備えており、凹凸筒状部26bの外面を凹凸面とすることで樹脂管24(又は25)が食い込んで容易に外れなくなる。さらに、樹脂管24(又は25)及びゴム管27(又は28)には、止めバンドを装着することで、一層外れにくくなる。従って、樹脂管24とゴム管27のように材質の異なる管状体であっても容易且つ確実に接続できる構造となっている。
【0020】また上記往き側温水ヘッダー22及び戻り側温水ヘッダー23は、図7(a)に示すように、制御パネル14上に設置されている。この制御パネル14の一端14aとベッド1の基枠2の端板2aとの間には、下方に開口した開口部30が設けられており、先端が温水プラグ29に接続されているゴム管27,28は開口部30からベッド1の外側に引き出されている。
【0021】上記温水プラグ29は、図2に示す熱源機8からの往路管9と復路管10とが接続される温水給排ボックス31のコンセント部に対して抜き差し自在となっている。温水プラグ29を上記コンセント部に差し込むことによって、往路管9からの温水が温水プラグ29を介して、ゴム管27→継手部材26→樹脂管24→往き側温水ヘッダー22→接続パイプ21aを経て、パネル単体4A(4B)の足元側に供給されるようになり、また、パネル単体4A(4B)の頭部側からの温水が、接続パイプ21b→戻り側温水ヘッダー23→樹脂管25→継手部材26→ゴム管28→温水プラグ29を経て、復路管10に戻るようになっている。この温水循環回路は、下半身側のパネル単体4A、上半身側のパネル単体4Bごとに各々形成されている。
【0022】一方、ベッド用リモコン33は、図2に示すように、下半身側運転スイッチSW1、上半身側運転スイッチSW2を備えており、各スイッチSW1,SW2の信号線32a,32bが、制御パネル14に設置した制御ボックス34内の制御部35に接続されており、さらに信号線32c及び温水プラグ29を介して熱源機8側の信号線32dに接続されている。そして下半身側運転スイッチSW1(又は上半身側運転スイッチSW2)を操作すると、その運転信号が制御部35に入力され、更に制御部35からの運転信号が熱源機8にも入力される。制御部35は、熱源機8を運転し、ベッド用リモコン33の温度設定により、制御部35は下半身側用熱動弁37及び上半身側用熱動弁38に通電して、下半身側のパネル単体4A側の入側の接続パイプ21a及び上半身側のパネル単体4B側の入側の接続パイプ21aを各々開閉制御するものである。
【0023】しかして、ベッド1の幅方向Bに沿って延びる複数の横長通路部7aをベッド1の縦方向Aに隔設すると共に、各横長通路部7aを連絡通路部7bを介して互いに連通させて温水通路7とし、ベッド1の足元側に位置する横長通路部7aから温水を入れ、頭部側に位置する横長通路部7aから温水を戻すようにしたので、身体の足元側で温度が高くなり、頭部側で温度が低くなるように、温度差をつくることができ、頭寒足熱効果のある温水暖房ができるようになる。つまり、身体の足元側で温度が最も高く、足元から頭部側(図2の矢印イ´で示す方向)に向かう程、温度が徐々に低下していくので、頭部と身体全体とを同じように暖めてしまうという問題がないものであり、しかも、横長通路部7aが身体に対して直角方向に延びているため、身体の左右に温度差が生じるという問題もないものである。また、熱動弁37、38を用いたことによって、弁の切替が静かになり、睡眠の妨げになることもないものである。またベッド式なので、寝たり起きたりがしやすく、特に高齢者や身体障害者にとって使い易いものであり、また温水暖房の熱により布団乾燥効果、ダニ等の防虫効果もある。さらに、ポンプ等の電磁波や騒音の発生源をベッド1以外の場所、例えば屋外の熱源機などに設けるのが望ましく、このように構成することで、屋内での電磁波や騒音、振動などの影響をなくすことができるものであり、特に就寝中の人体への悪影響を防止できて有益である。
【0024】また、温水暖房パネル4の表面材を畳6で構成したので、軽量化、薄型化を図ることができると共に、畳6表面なので、布団がずれにくくなり、使い勝手が向上する。また複数のパネル単体4A,4Bに分割したので、パネル単体4A,4Bの軽量化によって組立が容易となり、施工性を改善できるものとなり、さらに折り畳ベッドにも容易に適用できるものとなる。
【0025】さらに、温水暖房パネル4を下半身側のパネル単体4Aと上半身側のパネル単体4Bとで構成し、パネル単体4A,4Bごとに温度を制御するようにしたので、上半身側と下半身側との個別暖房が可能となる。ここで、上半身側と下半身側のリモコン設定温度が同じ場合には、制御部35より下半身側用熱動弁37及び上半身側用熱動弁38にそれぞれ通電して両方の熱動弁37,38を同時に開閉する。開放時には温水通路7の温水が流動して熱源機8からの熱が温水暖房パネル4(パネル単体4A、4B)に供給され、閉塞時には温水通路7の温水流動が停止して熱源機8からの熱供給が止まる。つまり、熱動弁37,38の開時間、閉時間を調節することで、パネル単体4A,4Bの温度を調節している。
【0026】また、上半身側と下半身側のリモコン設定温度が違う場合には、制御部35より下半身側用熱動弁37及び上半身側用熱動弁38に通電して、各熱動弁37,38をそれぞれの異なる時間で開閉するようにする。これにより、下半身側のパネル単体4Bの温度が上半身側のパネル単体4Aの温度よりも高くなるように、各パネル単体4A,4Bの表面温度を制御できるようになる。なお、熱動弁37,38の他、流量調節弁により熱源機8から温水通路7への流量を調節してパネル単体4A,4Bを温度調節するようにしてもよい。
【0027】さらに、下半身側のパネル単体4Aが温水が供給されないオフ状態のときには、上半身側のパネル単体4Bを温水が供給されるオン状態とならないように制御することによって、上半身側のパネル単体4Bの表面温度を常に下半身側のパネル単体4Aの表面温度以下に設定することができ、上半身側のパネル単体4Bだけを暖めてしまうといった誤使用を確実に防止でき、特に高齢者にとって使いやすいものとなる。
【0028】また、パネル単体4A,4B内に入る温水の温度が高くなりすぎるのを防止する手段として、図2に示すように、温水暖房パネル4からの温水を熱源機8に戻す復路管10と熱源機8からの温水を温水暖房パネル4に供給する往路管9との間で熱交換を行うための熱交換器11を設けるのが望ましい。これにより、温水暖房パネル4から熱源機8に戻される温水との熱交換を利用して、熱源機8から温水暖房パネル4に供給される温水の温度をある程度低下させることができる。なお熱交換器11の設置場所は図2の例に限定されるものではない。
【0029】また本例では温水コンセント式としたので、ベッド1の下や周囲を掃除するときに、温水給排ボックス31のコンセント部から温水プラグ29を抜くことで、ベッド1の移動がしやすくなる。つまり、熱源機8からの温水供給を容易にすると共に、ベッド1の移動も簡単に行うことができるという利点がある。
【0030】次に、上記温水通路7の変形例を図8〜図16に説明する。
【0031】図8は温水暖房パネル4の1本の温水通路7の入側イを足元側に寄せ、出側ロを頭部側に寄せると共に、入側イと出側ロとを温水暖房パネル4の一辺側にそれぞれ設けた場合を示しており、図9は、温水の入側イを温水暖房パネル4の一辺側に設け、温水の出側ロを該一辺と対向する他辺側に設けた場合を示している。なお、図9の変形例として、温水の出側ロを温水暖房パネル4の前記一辺側に設け、温水の入側イを前記他辺側に設けてもよい。これら図8、図9及び図9の変形例の場合は、いずれも、足元側から温水を入れることによって、足元側の温度を頭部側の温度よりも高くなるように設定できるものである。
【0032】図10は、下半身側及び上半身側のパネル単体4A,4Bごとに、1本の温水通路7の入側イと出側ロとを頭側に寄せて配置すると共に、入側イから入れた温水を足側に流し、さらに頭側に戻して出側ロから温水を戻すようにしている。このとき、下半身側のパネル単体4Aに供給される温水の温度を、上半身側のパネル単体4Bに供給される温水の温度よりも高くすることによって、下半身側のパネル単体4Aの表面温度を上半身側のパネル単体4Bの表面温度よりも高くすることができる。
【0033】図11は、温水暖房パネル4に複数本(例えば3本)の温水通路7を互いに平行且つ蛇行状に形成すると共に、複数本の温水通路7の各入側イをそれぞれ足側に寄せ、各出側ロをそれぞれ頭側に寄せた場合を示しており、足側から3本の温水通路7に同時に温水を入れることによって、温水暖房パネル4の足側の温度をいち早く上昇させることができる。
【0034】図12は、温水暖房パネル4の足側に寄せてヘッダー部70を配置すると共に、2本の温水通路7を互いに平行に且つ蛇行状に形成した場合を示しており、入側イから入れた温水をヘッダー部70を介して足側に流し、さらに頭側に流した後に、足側に戻すようにしている。またヘッダー部70を介して供給される温水を2本の温水通路7に分流することで、足側の広い面積をいち早く上昇させることができる。なお、温水の入側イと出側ロは、図12の例には特定されないものである。
【0035】図13は、複数枚(例えば4枚)のパネル単体4A〜4Dのそれぞれに、1本の蛇行ループ状の温水通路7を形成し、各温水通路7の途中にそれぞれ入口50と出口51とを設けてある。入側の接続パイプ21aからの温水は、足側に位置するパネル単体4Aの入口50から温水通路7内に供給される。この温水は、図13の矢印チ,リで示すように、蛇行ループ状の温水通路7を通り、出口51から送りパイプ21cを介して隣接するパネル単体4Cの温水通路7の入口50に入り、同様にして出口51から出て隣接するパネル単体4Dを経て最後に、頭側に位置するパネル単体4Bの温水通路7の入口50に入り、出口51から出側の接続パイプ21bに吐出されて熱源機に戻るようになっている。これにより、足側のパネル単体4Aの温度が最も高く、頭側のパネル単体4Bの温度が最も低くなるように温水温度を段階的に下げていくことができる。なお、上記各パイプ21a,21b,21cはパネル単体4A〜4Dの下面側に配管されている。
【0036】また、前記各実施形態では、温水通路7を平面視にて蛇行状に形成したが、温水通路7の形状として蛇行状に限定されるものではなく、例えば図16に示すような形状に形成してもよいものである。
【0037】ここで、上記図8〜図13、図16の温水通路7の各態様は、温水暖房パネル4を複数枚に分割した場合にそれぞれ適用できる。またこのうち、図8、図9、図11、図16の温水通路7の各態様は、温水暖房パネル4が1枚の場合に適用できる。温水暖房パネル4が1枚の場合の温水通路の代表例を図14及び図15(b)に示す。図14では、1本の蛇行状に形成された温水通路7のうち、足側に位置する横長通路部7aを温水の入側イとし、頭側に位置する横長通路部7aを温水の出側ロとし、入側イから温水を入れることによって、足側の温度が高く、頭部側の温度が低くなるように温度差をつくることができる。一方、図15(b)では、3本の温水通路7を足側と頭側と中間側とに独立して配置し、各温水通路7ごとに温度差のある温水を供給する場合を示しており、この場合でも足側の温度が高く、頭部側の温度が低くなるように温度差をつくることができる。
【0038】更に他の例として、温水暖房パネル4を複数のパネル単体4A,4B…に分割せずに、1枚の温水暖房パネル4内で、温水通路7を足元側の温水通路部分と頭部側の温水通路部分とに分割し、足元側の温水通路部分に供給される温水の温度を頭部側の温水通路部分に供給される温水の温度よりも高くするようにしてもよいものである。その一例を図17に示す。図17では、2枚のパネル基材4aと1枚の畳6とを組み合わせた場合を示しており、足元側のパネル単体4A内の温水通路に供給される温水の温度を、頭部側のパネル単体4B内の温水通路に供給される温水の温度よりも高く設定することで、足元側と頭部側とで温度差をつくることができるものである。しかも、温水暖房パネルの表面材として1枚の畳6を用いることができるので、畳6表面に段差が生じなくなり、表面の面一性を確保できると共に畳6の数量増加を防止できるという利点もある。なお、図17ではパネル基材4aを2枚に分割した場合を説明したが、例えば図15(a)に示すように、パネル基材4aを3分割して、足側のパネル単体4A、頭部側のパネル単体4B及び中間側のパネル単体4C内に、それぞれ、平面視にて蛇行状の温水通路7を形成してもよいものである。
【0039】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっては、表面側に温水通路が設けられた温水暖房パネルによりベッド上面材を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水通路は、ベッドの幅方向に沿って延び且つベッドの縦方向に隔設される複数の横長通路部と各横長通路部を互いに連通させる連絡通路部とが連なって形成されると共に、ベッドの足元側に位置する横長通路部を温水の入側とし、頭部側に位置する横長通路部を温水の出側としたので、身体の足元側で温度が高くなり頭部側で温度が低くなるように、身体の足元と頭部との間で温度差をつくることができ、頭寒足熱効果のある温水暖房ができるようになり、しかも、横長通路部をベッドの幅方向に延ばすことにより、身体の左右で温度差が生じることもなく、快適なベッド暖房システムを実現できるものである。
【0040】また、請求項2記載の発明は、表面側に温水通路が設けられた温水暖房パネルによりベッド上面材を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水暖房パネルをベッドの縦方向に分割された複数のパネル単体で構成すると共に、身体の下半身側のパネル単体の温度が上半身側のパネル単体の温度よりも高くなるように、各パネル単体の表面温度を制御する制御部を設けたので、上半身側と下半身側との個別の暖房が可能となり、ユーザーの好みにあった暖房ができ、パネル表面の温度差を明確化しやすくなり、頭寒足熱効果のある温水暖房を容易に実現できる。さらに、温水暖房パネルを複数のパネル単体に分割することで、パネル単体の軽量化によって組立が容易となり、施工性を改善できるものである。
【0041】また請求項3記載の発明は、表面側に温水通路が設けられた温水暖房パネルによりベッド上面材を構成するようにしたベッド用温水暖房装置であって、上記温水通路は、ベッドの幅方向に沿って延び且つベッドの縦方向に隔設される複数の横長通路部と各横長通路部を互いに連通させる連絡通路部とが連なって形成されると共に、温水通路が足元側の温水通路部分と頭部側の温水通路部分とに分割され、足元側の温水通路部分に供給される温水の温度を頭部側の温水通路部分に供給される温水の温度よりも高くしたので、温水暖房パネルとして大型パネルを用いることができ、温水暖房パネルの表面に分割による段差が生じなくなり、また、温水通路を足元側と頭部側とに分割することで、温水暖房パネルの表面材として1枚物を使用でき、これにより表面材の面一性を確保し且つ表面材の数量の増加防止を図りながら、足元側と頭部側とで温度差をつくることができ、より快適なベッド暖房システムを実現できるものである。
【0042】また請求項4記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、制御部は、各パネル単体の温水通路内に供給される温水の温度を制御するので、下半身側のパネル単体に供給される温水の温度を上半身側のパネル単体に供給される温水の温度よりも高くすることで、頭部だけを暖めてしまうといった誤使用を未然に防止できる。
【0043】また請求項5記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の効果に加えて、温水暖房パネルの表面材を畳で構成したので、温水暖房パネルの一層の軽量化、薄型化を図ることができると共に、畳表面によって布団のずれを防止でき、使い勝手が向上する。
【0044】また請求項6記載の発明は、請求項2又は請求項4記載の効果に加えて、制御部は、下半身側のパネル単体が温水が供給されないオフ状態のときには、上半身側のパネル単体を温水が供給されるオン状態とならないように制御するので、上半身側のパネル単体の表面温度を常に下半身側のパネル単体の表面温度以下に設定でき、上半身側のパネル単体だけを暖めてしまうといった誤使用を確実に防止でき、特に高齢者にとって使いやすくなる。
【0045】また、請求項7記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の効果に加えて、温水暖房パネルからの温水を熱源機に戻す復路管と熱源機からの温水を温水暖房パネルに供給する往路管との間で熱交換を行うための熱交換器を備えているので、温水暖房パネルから戻される温水との熱交換を利用して、熱源機から温水暖房パネルに供給される温水の温度をある程度低下させることができ、温水暖房パネルの表面温度が上昇しすぎるのを防止できる。




 

 


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