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発明の名称 炊飯器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−190405(P2001−190405A)
公開日 平成13年7月17日(2001.7.17)
出願番号 特願2000−2940(P2000−2940)
出願日 平成12年1月11日(2000.1.11)
代理人 【識別番号】100075557
【弁理士】
【氏名又は名称】西教 圭一郎
【テーマコード(参考)】
4B055
【Fターム(参考)】
4B055 AA04 BA37 CA22 CA24 CA25 CA33 CC23 CC32 CC33 DA02 
発明者 市川 惠 / 村中 彦司 / 阿部 真千子 / 桑原 和子
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ハウジングに収納された炊飯かまの上部を開閉する蓋を、横方向の軸線まわりに折曲げ可能としたことを特徴とする炊飯器。
【請求項2】 蓋は、ハウジングに開閉用ヒンジを介して取付けられ、横に延びる開閉用ヒンジピンの軸線まわりに揺動し、ハウジングを開閉可能に覆う外蓋と、外蓋にハウジングの内方を臨んで着脱可能に取付けられ、炊飯かまの上部を開閉可能に覆う内蓋とを含み、外蓋および内蓋は、外蓋用ヒンジおよび内蓋用ヒンジによってハウジングの内方に向ってそれぞれ折曲げ可能であり、外蓋用ヒンジピンおよび内蓋用ヒンジピンの軸線は、前記開閉用ヒンジピンの軸線に平行であることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
【請求項3】 内蓋は、内蓋のほぼ中心の位置で支持部材によって外蓋の内面に取付けられており、外蓋用ヒンジおよび内蓋用ヒンジは支持部材に関して開閉用ヒンジと同じ側または反対側に配置されることを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
【請求項4】 内蓋用ヒンジには、内蓋が折り曲げられたとき、内蓋の広がる方向にばね力を発揮するばね部材が設けられることを特徴とする請求項2または3記載の炊飯器。
【請求項5】 外蓋には、ハウジング内方に向けて突出したヒンジ取付片が設けられており、ヒンジ取付片の先端部には外蓋用ヒンジが設けられることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の炊飯器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炊飯器、特に蓋の構成に特徴のある炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、米飯を炊飯して保温する炊飯器は、保温中ラックなどに収納されることが多い。ラック内はスペースが狭く、炊飯器の上方に充分な距離がないので、炊飯器の蓋を開けるとき、蓋がつかえて蓋を充分に開くことが困難である。したがって、ご飯をよそうとき炊飯器をわざわざラックから引出す必要があり、面倒で手間を要するという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記問題を解決し、狭いラック内に収納したままで、蓋の開閉が可能な炊飯器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングに収納された炊飯かまの上部を開閉する蓋を、横方向の軸線まわりに折曲げ可能としたことを特徴とする炊飯器である。
【0005】本発明に従えば、蓋が折曲げ可能であるので、蓋を開くとき、蓋の高さを低くすることができ、上方に充分な距離がないラック内であっても蓋を容易に開閉することができる。したがって、収納スペースの省スペース化を図ることができる。
【0006】また本発明で蓋は、ハウジングに開閉用ヒンジを介して取付けられ、横に延びる開閉用ヒンジピンの軸線まわりに揺動し、ハウジングを開閉可能に覆う外蓋と、外蓋にハウジングの内方を臨んで着脱可能に取付けられ、炊飯かまの上部を開閉可能に覆う内蓋とを含み、外蓋および内蓋は、外蓋用ヒンジおよび内蓋用ヒンジによってハウジングの内方に向ってそれぞれ折曲げ可能であり、外蓋用ヒンジピンおよび内蓋用ヒンジピンの軸線は、前記開閉用ヒンジピンの軸線に平行であることを特徴とする。
【0007】本発明に従えば、外蓋用ヒンジピンおよび内蓋用ヒンジピンの軸線が開閉用ヒンジピンの軸線と平行であるので、蓋を開く動作と連動して外蓋および内蓋をハウジングの内方に向って折り曲げることができる。
【0008】また本発明で内蓋は、内蓋のほぼ中心の位置で支持部材によって外蓋の内面に取付けられており、外蓋用ヒンジおよび内蓋用ヒンジは支持部材に関して開閉用ヒンジと同じ側または反対側に配置されることを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、外蓋用および内蓋用ヒンジが、たとえば支持部材に関して開閉用ヒンジと反対側に設けられるので、折曲げられる部分が短くなり、外蓋および内蓋を容易に折曲げることができる。また、外蓋用および内蓋用ヒンジが、たとえば支持部材に関して開閉用ヒンジと同じ側に設けられるので、折曲げられる位置が開閉用ヒンジに接近する。したがって、蓋を開くときの蓋の高さを低くすることができ、蓋の開閉に必要なスペースを小さくすることができる。
【0010】また本発明は、内蓋用ヒンジには、内蓋が折り曲げられたとき、内蓋の広がる方向にばね力を発揮するばね部材が設けられることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、内蓋が折曲げられたとき内蓋の広がる方向にばね力が作用するので、蓋を閉じるとき、内蓋を容易に広げることができ、炊飯かまの上部を内蓋で確実に覆うことができる。
【0012】また本発明は、外蓋には、ハウジング内方に向けて突出したヒンジ取付片が設けられており、ヒンジ取付片の先端部には外蓋用ヒンジが設けられることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、外蓋に設けられたヒンジ取付片がハウジング内方に向けて突出しており、ヒンジ取付片の先端部には外蓋用ヒンジが設けられるので、蓋を折曲げるとき外蓋の内方に内蓋が存在していても、内蓋を包込むことができ、外蓋の折曲げ角度を小さくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態である炊飯器1の構成を簡略化して示す断面図であり、図2は図1に示す炊飯器1をラックに収納して蓋を開閉した状態を示す断面図である。炊飯器1は、米飯を炊飯して保温する厨房用品である。保温中、炊飯器1は、図2(1)に示すようにラック3内に収納される。ラック3内には、他の厨房用品、たとえば電子レンジ5なども収納されている。
【0015】炊飯器1は、炊飯かま7を収納するハウジング8と、ハウジング8の上部に設けられ、炊飯かま7の上部を開閉する折曲げ可能な蓋9とを備える。炊飯かま7は、アルミニウムなどの金属から成り、炊飯かま7内には米飯が収納される。ハウジング8内の炊飯かま7の下方には、炊飯バーナ10と電気ヒータ11とが配置される。炊飯バーナ10は、たとえばブンゼンバーナなどのガスバーナであり、米飯を炊飯するために炊飯かま7を加熱する。電気ヒータ11は発熱抵抗線によって実現され、米飯を保温するために炊飯かま7を加熱する。炊飯バーナ10は、電気ヒータまたは誘導加熱コイルなどであってもよい。
【0016】ハウジング8は下枠13と外枠14とを含む。ハウジング8内には円筒状の内胴16が固定される。内胴16内には、炊飯かま7が上方に取出すことができるように着脱可能に設けられる。外枠14および内胴16の上部には、内胴16の外周面と外枠14の内周面との間の空間を覆う上枠17が設けられる。上枠17は、炊飯かま7を支持する。上枠17の上面には、つゆ受け枠18および入力手段19が設けられる。
【0017】入力手段19は、押釦などによって実現され、炊飯器1の炊飯操作を行う。下枠13には、炊飯バーナ10の燃焼用空気を導入する空気導入口20が形成され、内胴16および外枠14の上部には、炊飯バーナ10からの燃焼排ガスを排出する排気口21,22がそれぞれ形成されている。空気導入口20の近傍には、空気導入口20を開閉するシャッタ板23が設けられている。下枠13には脚24が固定される。これによって、炊飯器1の下部に隙間が形成され、空気導入口20への外気からの空気の導入が円滑に行われる。
【0018】蓋9は、折曲げ可能な外蓋26と、折曲げ可能な内蓋27とを含む。外蓋26および内蓋27は、ハウジング8の内方に向って折曲げ可能に後述のように構成される。外蓋26は、ハウジング8の上部に開閉用ヒンジ28を介して取付けられる。さらに外蓋26は、開閉用ヒンジピン29の横に延びる軸線まわりに揺動し、ハウジング8の上部を開閉可能に覆う。開閉用ヒンジピン29の横に延びる軸線は、水平であってもよく、水平面に対して少し傾いていてもよい。
【0019】外蓋26は、蓋9が閉じた状態でロック片30によってハウジング8にロックされる。ロック片30は、図示しないばね部材によって弾発的に外蓋26に押付けられ、外蓋26に形成されたロック突起31と係合して外蓋25をロックする。内蓋27は、外蓋26の内面に支持部材32を介して着脱自在に取付けられ、炊飯かま7の上部を開閉可能に覆う。支持部材32は、内蓋27のほぼ中心を支持する。内蓋27が着脱可能であるので、内蓋27を外して洗浄することができる。蓋9の構成についてはさらに後述する。
【0020】空気導入口20からの燃焼用空気は、矢符33で示されるように内胴16内に侵入し、炊飯バーナ10におけるガス燃料の燃焼のために用いられる。炊飯バーナ10の燃焼排ガスは、主として排ガス経路34を経て排気口21に導かれ、さらに排気口22を経て矢符35で示されるように大気放散される。炊飯かま7からの蒸気は、内蓋27と炊飯かま7との接触面から噴出し、外蓋26に形成された蒸気口36から大気放散される。
【0021】図3は図1に示す蓋9の構成を簡略化して示す断面図であり、図4は図3に示す蓋9の折曲げた状態を示す断面図である。蓋9の外蓋26は、第1外蓋部材38と第2外蓋部材39と、外蓋用ヒンジ46とを含む。第1外蓋部材38は、開閉用ヒンジ28に連結され、開閉用ヒンジ28から炊飯かま7側に延びる部材であり、その長さは開閉用ヒンジ28から炊飯かま7の中心までの距離よりも長い。第1外蓋部材38の一端部(図3の左側)は開閉用ヒンジ28の一方のヒンジ片を形成する。第1外蓋部材38の他端部寄りの内面には、保持部材43が設けられている。保持部材43は、炊飯かま7の中心を臨む位置に設けられ、支持部材32を保持する。第1外蓋部材38の他端部には、ハウジング8の内方に向けて突出した第1ヒンジ取付片44が設けられている。
【0022】第2外蓋部材39は、第1外蓋部材38の他端部に連なって延びる部材であり、その長さは第1外蓋部材38よりも短い。第2外蓋部材39の一端部には、第1ヒンジ取付片44と対向して第2ヒンジ取付片45が設けられている。さらに、第2外蓋部材39の外面には開閉用取っ手41が形成されており、第2外蓋部材39の他端部(図3の右側)の外面にはロック突起31が形成されている。
【0023】外蓋用ヒンジ46は、第1および第2ヒンジ取付片44,45の先端部に設けられ、第1および第2外蓋部材38,39を折曲げ可能に連結する。外蓋用ヒンジ46は、外蓋用ヒンジピン47を備える。第1および第2外蓋部材38,39は、外蓋用ヒンジピン47の軸線まわりにハウジング8の内方に向けて折曲げられる。前述のように第1外蓋部材38の長さは、開閉用ヒンジ28から炊飯かま7の中心までの距離よりも長いので、外蓋用ヒンジ46は支持部材32に関して開閉用ヒンジ28と反対側に存在する。
【0024】第1および第2ヒンジ取付片44,45は、蓋9を閉じた状態では図3に示すように当接しており、蓋9を折曲げた状態では図4に示すように離間している。第1および第2ヒンジ取付片44,45の突出長さは、同一であり、蓋9の頂部から底面までの距離L1に等しい。したがって、蓋9が閉じた状態では、外蓋26の底面と第1および第2ヒンジ取付片44,45の先端部、すなわち外蓋用ヒンジ46とは同一平面内に存在する。
【0025】蓋9の内蓋27は、略円盤状の形状を有し、第1内蓋部材48と、第2内蓋部材49と、内蓋用ヒンジ53とを含む。第1および第2内蓋部材48、49はアルミニウムなどの金属から成り、その周縁部はゴムパッキン52によって被覆されている。第1内蓋部材48は、第1外蓋部材38の内側に配置され、内蓋27のほぼ中心の位置で支持部材32によって外蓋26に支持される。内蓋27のほぼ中心の位置は、第1内蓋部材48の他端部(図3の右側)寄りに存在する。第1内蓋部材48の他端部には、ハウジング8の内方に向けて突出した第3ヒンジ取付片50が設けられている。
【0026】第2内蓋部材49は、第2外蓋部材39の内側に配置され、第1内蓋部材48に連なる。第2内蓋部材49の一端部には、第3ヒンジ取付片50と対向して第4ヒンジ取付片51が設けられている。内蓋用ヒンジ53は、第3および第4ヒンジ取付片50,51の先端部に設けられ、第1および第2内蓋部材48,49を折曲げ可能に連結する。内蓋用ヒンジ53は、内蓋用ヒンジピン54を備える。第1および第2内蓋部材48,49は、内蓋用ヒンジピン54の軸線まわりにハウジング8の内方に向って折曲げられる。前述のように支持部材32は、第1内蓋部材48に取付けられるので、内蓋用ヒンジ53は支持部材32に関して外蓋用ヒンジ46と同様に開閉用ヒンジピン28と反対側に存在する。さらに、内蓋用ヒンジ53と外蓋用ヒンジ46との位置はずれており、内蓋用ヒンジ53は支持部材32と外蓋用ヒンジ46との間に存在する。
【0027】第3および第4ヒンジ取付片50,51は、蓋9を閉じた状態では図3に示すように当接しており、蓋9を折曲げた状態では図4に示すように離間している。第3および第4ヒンジ取付片50,51の突出長さは同一であり、蓋9が閉じた状態では内蓋27の底面と内蓋用ヒンジ53とは外蓋26の場合と同様に同一平面内に存在する。
【0028】前記開閉用ヒンジピン29の軸線は、ハウジング8の上下の軸線56に垂直な仮想平面57内に存在する。外蓋用および内蓋用ヒンジピン47,54は、仮想平面57に平行な仮想平面58,59内にそれぞれ存在する。さらに、外蓋用および内蓋用ヒンジピン47,54の軸線は、開閉用ヒンジピン29の軸線に垂直な仮想平面に対して垂直である。したがって、外蓋用ヒンジピン47、内蓋用ヒンジピン54および開閉用ヒンジピン29の軸線は相互に平行である。ハウジング8の上下の軸線56は鉛直であってもよく、鉛直面に対して少し傾いていてもよい。またハウジング8の軸線56と炊飯かま7の軸線は同軸であってもよく、ずれていてもよい。これによって、外蓋26および内蓋27を蓋9を開く動作と連動して外蓋用および内蓋用ヒンジピン47,54の軸線まわりにハウジング8の内方側に折曲げることができる。
【0029】以上述べたように、内蓋27には、ハウジング8の内方に突出した第3および第4ヒンジ取付片50,51が設けられているので、蓋9を閉じた状態で内蓋27の底面と内蓋用ヒンジ53とを同一平面内に存在させることができる。したがって、内蓋27を図4に示すようにほぼ折重なる状態まで折曲げることができる。また外蓋26には、ハウジング8の内方に突出した第1および第2ヒンジ取付片44,45が設けられているので、蓋9を閉じた状態で外蓋26の底面と外蓋用ヒンジ46とを同一平面内に存在させることができる。したがって、外蓋26を図4に示すように内蓋27に接触するまで折曲げることができる。すなわち、内蓋27を包込むように折曲げることができ、折曲げ角度を小さくすることができる。
【0030】また前述のように、内蓋用ヒンジ53が外蓋用ヒンジ46と支持部材32との間に存在するので、内蓋用および外蓋用ヒンジ53,46が支持部材32から等距離に存在する場合に比べて折曲げ時に外蓋26が内蓋27に接触しにくくなり、外蓋26の折曲げ角度をさらに小さくすることができる。また外蓋用および内蓋用ヒンジ46,53が支持部材32に関して開閉用ヒンジ28と反対側に存在するので、換言すれば第2外蓋部材39および第2内蓋部材49が第1外蓋部材38および第1内蓋部材48よりも短いので、折曲げられる部分が短くなり、外蓋26および内蓋27を容易に折曲げることができる。さらに、このように長さが異なるので、折曲げられた第2外蓋部材39および第2内蓋部材49の下端部は図4に示すように開閉用ヒンジ28よりも上方に位置する。したがって、折曲げられた第2外蓋部材39および第2内蓋部材49の下端部とハウジング8との衝突を防止することができる。
【0031】図5は図3に示す外蓋用ヒンジ46の構成を簡略化して示す分解斜視図であり、図6は図5の切断面線VI−VIから見た断面図であり、図7は図5の切断面線VII−VIIから見た断面図である。外蓋用ヒンジ46は、第1外蓋部材38の第1ヒンジ取付片44の先端部に一体的に形成される複数の第1ヒンジ片63と、第2外蓋部材39の第2ヒンジ片45の先端部に一体的に形成される複数の第2ヒンジ片64と、外蓋用ヒンジピン47とを含んで構成される。
【0032】第1および第2ヒンジ片63,64は、外蓋用ヒンジピン47の軸線に沿って間隔をあけてそれぞれ形成される。第1ヒンジ片63は、図6に示すように第1外蓋部材38の第1ヒンジ取付片44の外方に突出しており、その断面形状は略L字状である。第2ヒンジ片64は、図7に示すように第2外蓋部材39の第2ヒンジ取付片45の内方に突出しており、その断面形状は略半円状である。第1および第2ヒンジ片63,64には、外蓋用ヒンジピン47を挿通するための挿通孔65が形成されている。第1ヒンジ片63と第2ヒンジ片64とは交互に組合わされ、各挿通孔65が一直線上に並ぶように配置される。各挿通孔65には、外蓋用ヒンジピン47が挿通される。第1ヒンジ片63の個数は、たとえば2個であり、第2ヒンジ片64の個数は、たとえば3個である。
【0033】図8は、図3に示す内蓋用ヒンジ53の構成を簡略化して示す分解斜視図であり、図9は図8の切断面線IX−IXから見た断面図であり、図10は図8の切断面線X−Xから見た断面図である。内蓋用ヒンジ53は、第1内蓋部材48の第3ヒンジ取付片50の先端部に一体的に形成される複数の第3ヒンジ片66と、第2内蓋部材49の第4ヒンジ取付片51の先端部に一体的に形成される複数の第4ヒンジ片67と、内蓋用ヒンジピン54とばね部材68とを含んで構成される。
【0034】第3および第4ヒンジ片66,67は、内蓋用ヒンジピン54の軸線に沿って間隔をあけてそれぞれ形成される。第3ヒンジ片66は、図9に示すように第1内蓋部材48の第3ヒンジ取付片50の外方に突出しており、その断面形状は略円形リング状である。第4ヒンジ片67は、図10に示すように第2内蓋部材49の第4ヒンジ取付片51の内方に突出しており、その断面形状は略円形リング状である。ばね部材68は、たとえばピアノ線などから成るねじりコイルばねである。
【0035】第3および第4ヒンジ片66,67は交互に組合わされて内蓋用ヒンジピン54の軸線に沿って一直線上に並ぶように配置される。さらに第3および第4ヒンジ片66,67の間にはねじりコイルばね68が同様に一直線上に並ぶように配置される。第3ヒンジ片66、第4ヒンジ片67およびねじりコイルばね68には、内蓋用ヒンジピン54が挿通される。第3ヒンジ片66の個数は、たとえば2個であり、第4ヒンジ片67の個数は、たとえば3個である。内蓋27が折曲げられるとき、ねじりコイルばね68の腕68aは第3および第4ヒンジ取付片50,51の内面に当接し、内蓋27に対して内蓋27が広がる方向にばね力を発揮する。
【0036】これによって、蓋9を閉じるとき、内蓋27を容易に所要角度まで広げることができる。所要角度は、上方からの押圧力によって内蓋27をスムースに広げることのできる角度である。したがって、内蓋27が広がらないうちに蓋9が閉じられるような不具合の発生を防止することができ、炊飯かま7の上部を内蓋27で確実に覆うことができる。ねじりコイルばね68のばね力は、内蓋27を所要角度まで広げるのに必要なばね力に設定すればよく、内蓋27を180°広げるのに必要なばね力に設定する必要はない。したがって、ねじりコイルばね68を小形化することができるともに個数を減少することができる。ねじりコイルばね68の個数は、たとえば2個である。
【0037】図11は、図3に示す支持部材32の構成を簡略化して示す縦断面図である。支持部材32は、上下に延びる支持軸70と保持リング71とを含む。支持軸70は、軸部70aと軸部70aの上端部に形成される上突出部70bと、軸部70aの下端部に形成される下突出部70cとを含む。軸部70a、上突出部70bおよび下突出部70cの軸直角断面形状は円形である。上および下突出部70b,70cの直径は、軸部70aの直径よりも大きくなるように形成されている。保持リング71は、上下に延びる中心孔72を有する略ドーナツ状の部材である。中心孔72には、金属製の支持軸70が嵌合される。中心孔72の直径は、支持軸70の軸部70aおよび下突出部70cの直径よりも小さく形成されているけれども、シリコンゴムなどの弾発性を有する材料からなる保持リング71の弾性変形によって嵌合することが可能である。
【0038】保持リング71の外周面には、周方向に延びる無端状の嵌合溝73が形成されている。嵌合溝73には内蓋27が嵌合される。支持軸70の上端部に形成された上突出部70bは、外蓋26の内面に設けられた保持部材43の嵌合溝43aに嵌合される。これによって、内蓋27は外蓋26の内面にハウジング8の内方を臨んで着脱可能に取付けられる。
【0039】図12は、本発明の実施の他の形態の炊飯器75の構成を簡略化して示す断面図であり、図13は図12に示す炊飯器75の蓋9を開いた状態を示す断面図である。炊飯器75は図1に示す実施の形態の炊飯器1と類似し、対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。注目すべきは、炊飯器75の外蓋用および内蓋用ヒンジ46,53が支持部材32に関して開閉用ヒンジ28と同じ側に設けられている点である。これによって、折曲げられる位置が開閉用ヒンジ28に接近するので、図13に示すように折曲げられた状態の蓋9の高さを炊飯器1の蓋9の高さよりも低くすることができる。したがって、炊飯器75をラック3に収納するとき、蓋9の開閉に必要なスペースを炊飯器1よりも小さくすることができ、さらに省スペース化を図ることができる。炊飯器75のその他の構成は、内蓋用ヒンジ53が外蓋用ヒンジ46と支持部材32との間に設けられる点を含めて炊飯器1の構成と同一である。
【0040】以上述べたように、図1および図12に示す実施の形態では、炊飯器1,75の蓋9が外蓋26と、外蓋26に着脱可能に設けられる内蓋27とから構成されているけれども、蓋の構成はこれに限定されるものではなく、外蓋と内蓋とが一体的に形成された蓋であってもよい。また図12に示す実施の形態では、図13に示すように折曲げられた蓋9の折曲げ角度はほぼ90°になるように構成されているけれども、折曲げ角度が180°になるように、すなわち折曲げられた蓋がハウジング8の背後に倒れるように構成してもよい。また、蓋はヒンジによって折曲げられるように構成されているけれども、他の構成であってもよい。さらにばね部材はねじりコイルばねによって構成されているけれども、他の構成であってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によれば、蓋が折曲げ可能であるので、蓋の高さを低くすることができ、上方に充分な距離がないラック内であっても蓋を容易に開閉することができる。したがって、収納スペースの省スペース化を図ることができる。
【0042】また請求項2記載の本発明によれば、外蓋用ヒンジピンおよび内蓋用ヒンジピンの軸線が開閉用ヒンジピンの軸線と平行であるので、蓋を開く動作と連動して外蓋および内蓋を折曲げることができる。
【0043】また請求項3記載の本発明によれば、外蓋用および内蓋用ヒンジがたとえば支持部材に関して開閉用ヒンジと反対側に設けられるので、折曲げられる部分が短くなり、外蓋および内蓋を容易に折曲げることができる。また外蓋用および内蓋用ヒンジが、たとえば支持部材に関して開閉用ヒンジと同じ側に設けられるので折曲げられる位置が開閉用ヒンジに接近する。したがって蓋を開くときの蓋の高さを低くすることができ、蓋の開閉に必要なスペースを小さくすることができる。
【0044】また請求項4記載の本発明によれば、内蓋が折曲げられたとき内蓋の広がる方向にばね力が作用するので蓋を閉じるとき、内蓋を容易に広げることができる【0045】また請求項5記載の本発明によれば、外蓋に設けられたヒンジ取付片がハウジング内方に向けて突出しており、ヒンジ取付片の先端部には外蓋用ヒンジが設けられるので、蓋を折曲げるとき内蓋を包込むことができ、外蓋の折曲げ角度を小さくすることができる。




 

 


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