米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 家具 -> リンナイ株式会社

発明の名称 食器洗浄機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−204673(P2001−204673A)
公開日 平成13年7月31日(2001.7.31)
出願番号 特願2000−15637(P2000−15637)
出願日 平成12年1月25日(2000.1.25)
代理人 【識別番号】100077805
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 辰彦 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3B082
【Fターム(参考)】
3B082 BA01 BA05 BD02 BD04 
発明者 水野 利光
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】食器類を収容して該食器類を洗浄する洗浄槽と、該洗浄槽の前側壁を開放して形成された食器類の出し入れ口と、該出し入れ口の下方位置にヒンジを介して連結されて該出し入れ口を開閉自在とし、該出し入れ口の周縁にシール部材を介して当接し該洗浄槽を封止する扉と、前記洗浄槽の下方位置に設けられて該洗浄槽から漏れた水を受けるトレー状の水受けパンとを備え、前記扉の下方位置に蹴込みが形成される食器洗浄機において、前記出し入れ口の下方位置における前記シール部材の下縁に沿って前記蹴込みの上方に延設され、該シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたとき、該封止部から出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を受ける樋状の出し入れ口水受け部と、該出し入れ口水受け部の水を前記水受けパンへ導出する導出路とを備えることを特徴とする食器洗浄機。
【請求項2】食器類を収容して該食器類を洗浄する洗浄槽と、該洗浄槽の前側壁を開放して形成された食器類の出し入れ口と、該出し入れ口の下方位置にヒンジを介して連結されて該出し入れ口を開閉自在とし、該出し入れ口の周縁にシール部材を介して当接し該洗浄槽を封止する扉と、前記洗浄槽の下方位置に設けられて該洗浄槽から漏れた水を受けるトレー状の水受けパンと、該水受けパンに溜まった水を検知する水検知手段と、該水検知手段による水の検知に応じて水漏れを報知する報知手段とを備える食器洗浄機において、前記出し入れ口の底縁部に連設され、前記扉の開閉時に該扉の内面に付着する洗浄水の滴下を受けて前記洗浄槽内に回収する洗浄槽水受け部と、前記出し入れ口の下方位置における前記シール部材の下縁に沿って延設され、該シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたとき、該封止部から出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を受ける樋状の出し入れ口水受け部と、該出し入れ口水受け部の水を前記水受けパンへ導出する導出路とを備えることを特徴とする食器洗浄機。
【請求項3】前記扉は、前記洗浄槽に臨む内壁板と、該内壁板に所定の間隙を存して対向して外側に露出する外壁板と、前記内壁板を貫通しシール部材を介して該内壁板に連結保持された洗剤投入器とを備え、前記扉の内壁板と外壁板との間隙における前記洗剤投入器のシール部材の下方位置に、該シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたときに該封止部から扉の内壁板の下方へ滴下又は流下する水を受ける樋状の扉水受け部を設け、該扉水受け部の水を前記水受けパンへ導出する導出路を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の食器洗浄機。
【請求項4】前記扉水受け部の導出路の終端部は、前記出し入れ口水受け部の導出路に接続されていることを特徴とする請求項3記載の食器洗浄機。
【請求項5】食器類を収容して該食器類を洗浄する洗浄槽と、該洗浄槽の前側壁を開放して形成された食器類の出し入れ口と、該出し入れ口の下方位置にヒンジを介して連結されて該出し入れ口を開閉自在とし、該出し入れ口の周縁にシール部材を介して当接し該洗浄槽を封止する扉と、前記洗浄槽の下方位置に設けられて該洗浄槽から漏れた水を受けるトレー状の水受けパンと、該水受けパンに溜まった水を検知する水検知手段と、該水検知手段による水の検知に応じて水漏れを報知する報知手段とを備える食器洗浄機において、前記出し入れ口の底縁部に、前記扉の開閉時に該扉の内面に付着する洗浄水の滴下を受けて前記洗浄槽内に回収する洗浄槽水受け部を連設し、前記水受けパンに、前記シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたときに該封止部から出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を受ける位置に露出状態で延出する水受け部を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項6】前記扉は、前記洗浄槽に臨む内壁板と、該内壁板に所定の間隙を存して対向して外側に露出する外壁板と、前記内壁板を貫通しシール部材を介して該内壁板に連結保持された洗剤投入器とを備え、前記水受けパンの水受け部は、前記扉の下方であって前記洗剤投入器のシール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたときに該封止部から扉の下方へ滴下又は流下する水を受ける位置に露出状態で延設されていることを特徴とする請求項5記載の食器洗浄機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前面に設けられた扉を介して洗浄槽への食器類の出し入れを行なう食器洗浄機が知られている。洗浄槽内には、食器類に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズルが設けられている。更に、この種の食器洗浄機には、前記洗浄ノズルに洗浄水を供給する循環ポンプや、洗浄槽から汚水を排出する排水ポンプが洗浄槽の下方位置に設けられており、それに伴う複数の給排水管が設けられている。
【0003】また、この種の食器洗浄機においては、循環ポンプや排水ポンプと各給排水管との接続部等から水漏れが生じた場合に、該食器洗浄機を設置した床面が水浸しになることを防止するために、該食器洗浄機の底部に上記水漏れを受けるトレー状の水受けパンが設けられている。更に、該水受けパンに溜まった水を検知するセンサ及び該センサによる水検知に応じて使用者に水漏れを報知する報知手段が設けられており、これによって、水漏れが生じたとき速やかに使用者に修理を促すことができる。
【0004】ところで、食器洗浄機の運転中には、前記洗浄槽内の洗浄ノズルから噴射される洗浄水が洗浄槽の内壁や扉に衝突して洗浄槽内が加圧状態となる。このため、前記洗浄槽を開閉する扉は、該洗浄槽に形成された食器類の出し入れ口をゴム製のシール部材を介して封止するようになっており、食器洗浄機の運転中の扉からの水漏れが防止されている。
【0005】しかし、食器洗浄機を長期に亘って使用すると、前記シール部材の劣化によって該シール部材に弾力の低下や亀裂が生じ、食器洗浄機の運転中に扉からの水漏れが発生するおそれがある。そのため、前記シール部材を定期的に交換することで、扉による洗浄槽の封止状態を良好に維持することができるが、万一劣化したシール部材の交換を怠ったために扉からの水漏れが生じた場合には、扉の直下位置に設けられた所謂蹴込みの床面を濡らしてしまう不都合がある。
【0006】また、この種の食器洗浄機においては、洗浄運転が終了して食器類を取り出すために前記扉の開閉を行なった際に、扉の内面側に付着する洗浄水が流下して床にこぼれ落ちることがある。そのため、扉の開閉時に流下する洗浄水を前記水受けパンによって受けるようにした食器洗浄機が知られている(例えば、特開平10−94509号公報参照)。
【0007】この構成を採用することにより、扉の開閉時に流下する水だけでなく、シール部材の劣化によって漏れた水をも水受けパンで受けることができ、床が濡れるといったことを防止することができる。
【0008】しかし、扉の開閉時に流下する洗浄水とシール部材の劣化によって漏れた水とを共に前記水受けパンによって受けられるようにすると、水受けパンに水が溜まる度に前記センサが検知して使用者に報知され、水漏れ(即ち、前記シール部材の交換や各配管の修理が必要となる事態)であるのか、単に扉の開閉に伴う水の流下(即ち、修理等が不要な正常な状態)であるのかが判断できないために、使用者に混乱が生じる不都合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消して、本発明は、扉の封止のために設けられたシール部材の劣化等によって扉から水が漏れても、床面を濡らすことなく該水を前記水受けパンにより確実に回収することができ、しかも、水漏れのみを報知して使用者の混乱を防止することができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を達成するためになされたものであり、食器類を収容して該食器類を洗浄する洗浄槽と、該洗浄槽の前側壁を開放して形成された食器類の出し入れ口と、該出し入れ口の下方位置にヒンジを介して連結されて該出し入れ口を開閉自在とし、該出し入れ口の周縁にシール部材を介して当接し該洗浄槽を封止する扉と、前記洗浄槽の下方位置に設けられて該洗浄槽から漏れた水を受けるトレー状の水受けパンとを備える食器洗浄機の改良に関するものである。
【0011】即ち、本発明の第1の態様は、前記扉の下方位置に蹴込みが形成され、前記出し入れ口の下方位置における前記シール部材の下縁に沿って前記蹴込みの上方に延設され、該シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたとき、該封止部から出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を受ける樋状の出し入れ口水受け部と、該出し入れ口水受け部の水を前記水受けパンへ導出する導出路とを備えることを特徴とする。
【0012】前記出し入れ口水受け部を設けたことにより、例えば、前記シール部材が劣化して扉のシール性が低下しても、食器の洗浄運転中にシール部材による封止部を介して洗浄槽から漏れて出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を、該出し入れ口水受け部によって確実に受けることができ、前記蹴込みの床面が水浸しとなることを防止することができる。
【0013】更に、前記出し入れ口水受け部は、前記蹴込みの上方に設けたので、該蹴込みの邪魔になることがなく、例えば、食器洗浄機をシステムキッチンに設置する場合にも良好な外観を得ることができる。
【0014】また、本発明の第2の態様は、水受けパンに溜まった水を検知する水検知手段と、該水検知手段による水の検知に応じて水漏れを報知する報知手段とを備え、前記出し入れ口の底縁部に連設され、前記扉の開閉時に該扉の内面に付着する洗浄水の滴下を受けて前記洗浄槽内に回収する洗浄槽水受け部と、前記出し入れ口の下方位置における前記シール部材の下縁に沿って延設され、該シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたとき、該封止部から出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を受ける樋状の出し入れ口水受け部と、該出し入れ口水受け部の水を前記水受けパンへ導出する導出路とを備えることを特徴とする。
【0015】本発明の第2の態様によれば、前記シール部材が劣化して扉のシール性が低下した場合に、食器の洗浄運転中にシール部材による封止部を介して洗浄槽から漏れた水は、前記出し入れ口水受け部によって受けられ、前記導出路を経て前記水受けパンに溜まる。これによって、食器洗浄機を設置した床面が水浸しとなることを防止することができる。そして、該水受けパンに溜まった水が前記水検知手段により検知され、前記報知手段によって水漏れが生じたことが使用者に報知される。これにより、シール部材の交換を使用者に速やかに促すことができる。
【0016】一方、洗浄運転後の扉の開閉動作に伴って該扉に付着する水が流下した場合には、前記洗浄槽水受け部によって洗浄槽内に回収され、前記水受けパンに流下することはない。これによって、使用者への報知は水漏れとして修理が必要な事態に限定され、使用者の混乱を回避することができる。
【0017】更に、本発明によれば、前記導出路を設けたことによって、出し入れ口水受け部によって受けた水を前記水受けパンに円滑に導出することができ、出し入れ口水受け部及び導出路以外の部分、例えば、食器洗浄機のハウジング等に漏れた水が付着することが無いので、食器洗浄機のハウジング等の腐食や汚染を防止することができる。
【0018】また、本発明の第1又は第2の態様において、前記扉は、前記洗浄槽に臨む内壁板と、該内壁板に所定の間隙を存して対向して外側に露出する外壁板と、前記内壁板を貫通しシール部材を介して該内壁板に連結保持された洗剤投入器とを備え、前記扉の内壁板と外壁板との間隙における前記洗剤投入器のシール部材の下方位置に、該シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたときに該封止部から扉の内壁板の下方へ滴下又は流下する水を受ける樋状の扉水受け部を設け、該扉水受け部の水を前記水受けパンへ導出する導出路を設けたことを特徴とする。
【0019】前記扉には、食器類の洗浄運転に際して洗浄槽内に洗剤を投入する洗剤投入器が扉の内壁板を貫通して該内壁板に保持されている場合がある。この場合には、扉の内壁板と洗剤投入器との間にシール部材を介在させることで、洗浄槽内から扉の外壁板と内壁板との間への水漏れが防止されている。しかし、該シール部材が劣化したときには、該シール部材のシール性が低下して扉の外壁板と内壁板との間への水漏れが生じるおそれがある。
【0020】そこで、前記扉水受け部を設けたことにより、扉の内壁板と洗剤投入器との間のシール部材が劣化してそのシール性が低下し、扉の外壁板と内壁板との間への水漏れが生じても、扉の内壁板の下方へ滴下又は流下する水を前記扉水受け部により確実に受けることができ、更に、前記導出路によって該水を前記水受けパンに円滑に導出することができるので、食器洗浄機を設置した床面が水浸しとなることを防止することができる。
【0021】また、このとき、前記扉水受け部の導出路の終端部を、前記出し入れ口水受け部の導出路に接続しておくことが好ましい。これによって、前記扉水受け部の導出路から導出される水を、出し入れ口水受け部の導出路からの水に合流させて前記水受けパンに導出させることができるので、扉水受け部の導出路の距離を短縮してコンパクトに構成することができる。
【0022】また、本発明の第3の態様は、水受けパンに溜まった水を検知する水検知手段と、該水検知手段による水の検知に応じて水漏れを報知する報知手段とを備え、前記出し入れ口の底縁部に、前記扉の開閉時に該扉の内面に付着する洗浄水の滴下を受けて前記洗浄槽内に回収する洗浄槽水受け部を連設し、前記水受けパンに、前記シール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたときに該封止部から出し入れ口の下方へ滴下又は流下する水を受ける位置に露出状態で延出する水受け部を設けたことを特徴とする。
【0023】本発明の第3の態様においては、前記洗浄槽水受け部を設けると共に水受けパンに前記水受け部を設けることによって、扉のシール部材による封止部から漏れた水のみを確実に水受けパンで受けることができる。しかも、該水受け部は、水受けパンの一部を延出させたものであるので、極めて構造簡単であり、部品点数を増加させることなく安価に形成することができる。
【0024】また、前記水受けパンの水受け部は露出状態に設けられているので、水受け部に溜まった水が前記水検知手段による検知が困難なほど僅かであっても容易に視認することができ、扉からの水漏れを早期に確認することができるので、劣化した前記シール部材の交換を迅速に促すことができる。
【0025】また、本発明の第3の態様において、前記扉は、前記洗浄槽に臨む内壁板と、該内壁板に所定の間隙を存して対向して外側に露出する外壁板と、前記内壁板を貫通しシール部材を介して該内壁板に連結保持された洗剤投入器とを備え、前記水受けパンの水受け部は、前記扉の下方であって前記洗剤投入器のシール部材による封止部から前記洗浄槽内の水が漏れたときに該封止部から扉の下方へ滴下又は流下する水を受ける位置に露出状態で延設されていることを特徴とする。
【0026】前記水受け部を設けたことにより、洗剤投入器のシール部材が劣化してその封止部から水漏れが生じても、前記水受けパンで確実に受けることができるので、食器洗浄機を設置した床面が水浸しとなることを防止することができる。
【0027】しかも、前述したように、前記水受けパンの水受け部は露出状態に設けられているので、僅かな水漏れを容易に視認でき、扉や洗剤投入器からの水漏れを早期に確認することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の食器洗浄機の概略構成を示す説明的縦断面図、図2は本実施形態の食器洗浄機の要部を平面視して示す横断面説明図、図3は出し入れ口水受け部の構成を示す説明的斜視図、図4は扉水受け部の構成を示す説明的斜視図、図5は水漏れ検知センサの取り付け構造を示す説明図、図6は他の実施形態の食器洗浄機の概略構成を示す説明的縦断面図である。
【0029】本実施形態の食器洗浄機1は、図1に示すように、ハウジング2の内部に洗浄槽3を備え、該洗浄槽3の内部に食器類Wを出し入れする出し入れ口4を開閉自在に閉塞する扉5を前方側に備えている。該食器洗浄機1は床Fに設置されたとき、扉5の下方位置に蹴込みSが形成される。
【0030】前記洗浄槽3は、食器カゴXに支持した食器類Wを収容して該食器類Wの洗浄を行なう。該洗浄槽3には、食器類Wに向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズル6が設けられている。また、洗浄槽3の上部には内部の水蒸気を排出する排気ダクト7が接続されている。該洗浄槽3の下部には、図示しない残菜フィルタを介して洗浄水を貯留する貯水槽8が設けられており、該洗浄槽3の下方には貯水槽8の洗浄水を前記洗浄ノズル6に向かって循環供給する洗浄ポンプ9が設けられている。なお、図示しないが、ハウジング2の内部には吸水や排水を行なう複数の弁装置や複数の配管が設けられている。そして、これらの弁装置や配管等からの水漏れを受けるために、図1に示すように、ハウジング2の底部にはトレー状の水受けパン10が設けられている。
【0031】該水受けパン10は、前端部に把持部11が形成されており、ハウジング2の底板12上から前方に引き出し自在に設けられている。該水受けパン10の後側上部には水漏れ検知センサ(水検知手段)13が設けられている。該水漏れ検知センサ13は、図示しない報知手段に接続されており、水受けパン10に溜まる水を検知して水漏れを使用者に報知する。また、該水漏れ検知センサ13は、後述するように水受けパン10の引き出しや押し込みに際して該水受けパン10の起立する後縁部14との干渉を防止する干渉防止手段15を備えている。
【0032】前記扉5は外壁板16と内壁板17とを備えて構成されている。外壁板16には、運転操作パネル18や開閉操作を行なう際の図示しない把持部が設けられている。内壁板17の下縁には、洗浄槽3の底板19に当接して洗浄水の溢れ出しを防止するゴム製ブレード20が設けられている。
【0033】また、内壁板17は、該内壁板17の内側に張り出す後述の垂れ受け(洗浄槽水受け部)21の上端縁にゴム製シール部材22を介して圧接する底部封止板23を備えている。該垂れ受け21は、扉5の開閉時に内壁板17に付着する水が流下したとき、その水を受けて洗浄槽3内に回収する。更に、内壁板17には、該内壁板17を貫通して洗剤投入器24がゴム製シール部材25を介して固定支持されている。該洗剤投入器24は洗浄運転に際して洗浄槽3の内部に洗剤を投入するものである。
【0034】該扉5は、図2(a)に示すように、洗浄槽3の両側の下部から前方に延出する一対のヒンジ26によって揺動自在に軸支されている。これによって、該扉5は、その上端側が引き倒されて洗浄槽3を開放する。また、図1に示すように、該扉5が洗浄槽3を閉塞した状態にあるときには、洗浄槽3の上端縁に設けられたゴム製シール部材27によって扉5の内壁板17の上縁が封止されると共に、図2(a)に示すように、洗浄槽3の両側端縁に設けられた一対のゴム製シール部材28,29によって扉5の内壁板17の両側縁が封止される。該洗浄槽3の下端縁(前記垂れ受け21の上端縁)は、前述したように、扉5の底部封止板23に設けられたゴム製シール部材22によって封止される。これによって、扉5と洗浄槽3の出し入れ口4とが当接される全周には各シール部材22,27,28,29によって洗浄槽3内の洗浄水の漏れを防止する第1封止部30が形成される。
【0035】また、図1及び図2(a)に示すように、前記洗剤投入器24の外周全周においては、前記シール部材25が設けられていることによって、扉5の内壁板17の内方への水漏れを防止する第2封止部31が形成される。
【0036】そして、図1に示すように、洗浄槽3の出し入れ口4の下方位置には、第1水受けユニット32が設けられており、扉5の外壁板16と内壁板17との間には第2水受けユニット33が設けられている。
【0037】前記第1水受けユニット32は、前記第1封止部30の下方であって蹴込みSの上方に設けられた樋状の第1水受け案内部材(出し入れ口水受け部)34と、該第1水受け案内部材34に始端が接続されて前記水受けパン10の上部に終端が開口するように延設された第1導出パイプ(導出路)35とによって構成されている。該第1水受け案内部材34は、図2(b)及び図3に示すように、両側が一対のヒンジ26によって支持されている。該第1水受け案内部材34はその周囲に起立する周壁36を備え、底部に長手方向に延びる水案内溝37が形成されている。該水案内溝37は、該第1水受け案内部材34の両側から略中央部に向かって下降方向に傾斜しており、該水案内溝37の最下位置には、前記第1導出パイプ35の始端部が連結されている。
【0038】前記第2水受けユニット33は、図1に示すように、前記第2封止部31の下方であって且つ扉5の前記底部封止板23の下方において、扉5の外壁板16と内壁板17との間に収納された状態に設けられた樋状の第2水受け案内部材(扉水受け部)38と、該第2水受け案内部材38に始端が接続されて前記第1水受けユニット32の第1導出パイプ35内部に終端部が挿入された第2導出パイプ(導出路)39とによって構成されている。該第2水受け案内部材38は、図2(a)及び図4に示すように、扉5の外壁板16の内面側に一体に設けられ、扉5の幅方向に延びる板状の底板部40と、扉5の内壁板17側の側縁に起立する側壁41とによって構成されている。該底板部40は、該第2水受け案内部材38の両側から略中央部に向かって下降方向に傾斜しており、該底板部40の最下位置には、前記第2導出パイプ39の始端部が連結されている。該第2導出パイプ39は、扉5の開閉揺動に追従して撓ませることができるように柔軟性を有するものが採用されており、具体的には、ビニール製パイプや蛇腹状の軟質合成樹脂製パイプを採用することが好ましい。
【0039】前記第1水受けユニット32及び第2水受けユニット33を設けたことにより、食器洗浄機1の運転中に前記第1封止部30及び第2封止部31から洗浄水が漏れても、漏れ出した洗浄水を確実に前記水受けパン10に導出させることができ、蹴込みSの床Fが濡れることを防止することができる。即ち、図1を参照して説明すれば、前記第1封止部30の各シール部材22,27,28,29が劣化してシール性が低下すると、食器洗浄機1の運転中に前記第1封止部30から洗浄水が漏れするおそれがある。該第1封止部30から漏れた水は、洗浄槽3の出し入れ口4の周囲に沿って流下するが、その下方に設けられている前記第1水受けユニット32の第1水受け案内部材34によって受けられる。第1水受け案内部材34によって受けられた水は、水案内溝37に沿って中央部に集められ、第1導出パイプ35によって水受けパン10に導出される。
【0040】一方、前記第2封止部31のシール部材25が劣化してシール性が低下した場合にも、食器洗浄機1の運転中に前記第2封止部31から洗浄水が漏れするおそれがある。該第2封止部31から漏れた水は、扉5の内壁板17の裏面を伝って底部封止板23上を流下する。そしてこのとき流下した水は、前記第2水受けユニット33の第2水受け案内部材38によって受けられる。第2水受け案内部材38によって受けられた水は、底板部40の傾斜に沿って中央部に集められ、第2導出パイプ39によって前記第1導出パイプ35内に排出され、該第1導出パイプ35の終端から水受けパン10に導出される。これにより、食器洗浄機1の運転中に万一前記第1封止部30及び第2封止部31から洗浄水が漏れても、蹴込みSの床Fを濡らすことなく、漏れた水を水受けパン10に確実に導出させることができる。
【0041】そして、水受けパン10に溜まった水は、前記水漏れ検知センサ13により検知され、図示しない報知手段によって水漏れが生じた旨が使用者に報知される。ここで、該水受けパン10は、把持部11を把持して前方に引き出すことができ、水受けパン10に溜まった水を早期に捨ることができるので、水の溜まり過ぎによる溢れ等を防止することができる。また、使用者が水受けパン10を引き出して水受けパン10に付着するハウスダスト等の汚染を取り除くことができるので、前記水漏れ検知センサ13による検知精度を高い状態に維持することができる。
【0042】更に、前記垂れ受け21によって扉5の開閉時に流下する水が洗浄槽3に回収されるので、水受けパン10に流下して水漏れ検知センサ13によって検知されることがなく、扉5の開閉時に水が流下する場合のように修理等が不要な正常な状態についての使用者への報知を防止して、使用者の混乱を回避することができる。
【0043】また、図1に示すように、本実施形態においては、前記干渉防止手段15を設けて、水受けパン10の引き出しや押し込みに際して、水受けパン10の起立する後縁部14と水漏れ検知センサ13との干渉が防止されている。該干渉防止手段15は、図5(a)に示すように、ハウジング2の後壁42から水平方向に延設された支持部43と、該支持部43に回転軸44を介して揺動自在に支持された揺動部材45とを備えている。該揺動部材45は水平に延びて先端に前記水漏れ検知センサ13を支持するセンサ保持部46と、該センサ保持部46の後端から下方に延びる押圧部47とを備え、前記回転軸44に外挿されて揺動部材45を図中において右回り(時計回り)となる回転方向に付勢するバネ48を備えている。図5(a)においては、水受けパン10の押し込み状態を示しており、該水受けパン10の後縁部14が揺動部材45の押圧部47を押圧して水漏れ検知センサ13が検知可能な状態に支持される。水受けパン10を引き出したときには、図5(b)に示すように、該水受けパン10の後縁部14による揺動部材45の押圧部47の押圧が解除され、バネ48の付勢によって、水漏れ検知センサ13が上昇される。このように、該干渉防止手段15を設けておけば、水受けパン10と水漏れ検知センサ13との干渉が防止されるだけでなく、水漏れ検知センサ13の先端(図中下端)を水受けパン10の上面近傍に位置させることができ、水受けパン10に溜まる水が僅かであっても確実に検出することができる。
【0044】なお、本実施形態においては、前記第1水受けユニット32の第1水受け案内部材34を一対のヒンジ26によって支持したものを示したが、これに限るものではなく、例えば、図示しないが、洗浄槽3の出し入れ口4の下方に位置するハウジング2の前面側にステー等を用いて第1水受け案内部材34を支持するようにしてもよい。
【0045】また、本実施形態においては、前記第2導出パイプ39の後端部を前記第1導出パイプ35の先端部に挿入してコンパクトに構成したものを示したが、例えば、図示しないが、第2導出パイプ39の後端を第1導出パイプ35の側壁に連通させて接続してもよく、また、前記第2導出パイプ39を前記第1導出パイプ35と異なる位置に延設して、該第2導出パイプ39の終端を水受けパン10の上方で開放させるように構成してもよい。
【0046】また、本実施形態においては、前記第1水受けユニット32及び第2水受けユニット33を設けて、食器洗浄機1の運転中に前記第1封止部30及び第2封止部31から漏れた洗浄水を前記水受けパン10に導出させる構成を採用した。本発明においては、更に、前記第1水受けユニット32及び第2水受けユニット33を設けることなく、前記第1封止部30及び第2封止部31から漏れた洗浄水を前記水受けパン10によって受ける構成を採用することができる。
【0047】即ち、図6に示すように、水受けパン10の前端部を、前記第1封止部30や第2封止部31から漏れた水が滴下又は流下する位置に延出させることにより該水受けパン10の一部を水受け部49としてもよい。なお、図6において図1と同一の符号を付したものは前述した構成と同様である。こうすることにより、極めて構造が簡単となり、安価に構成することができる。しかも、水受けパン10の水受け部49によって前記第1封止部30や第2封止部31から漏れた水を確実に受けることができるだけでなく、該水受け部49が前記蹴込みSに延出して露出し、水漏れが生じていることを使用者が容易に視認することができるので、前記水漏れ検知センサ13による検知が困難な極めて僅かな水漏れであっても容易に確認することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013