米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 家具 -> リンナイ株式会社

発明の名称 グリル装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−204634(P2001−204634A)
公開日 平成13年7月31日(2001.7.31)
出願番号 特願2000−20482(P2000−20482)
出願日 平成12年1月28日(2000.1.28)
代理人 【識別番号】100060025
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 欣一 (外3名)
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040 AA02 AC01 AD04 AE13 CA02 CB10 GD23 LA04 LA11 
発明者 森口 誠治 / 山田 康雅 / 立松 徹雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 グリルの調理を手動で停止する停止手段を備え、該停止手段を作動させなくてもグリルの調理を強制的に停止する最長調理時間が設定されているグリル装置において、調理開始時におけるグリル庫内の温度の高さに応じ、最長調理時間を短くすることを特徴とするグリル装置。
【請求項2】 グリルの調理時間を表示する時間表示手段と、該時間表示手段によって表示された調理時間を手動で変更して設定可能な時間設定手段とを備え、時間表示手段によってグリル装置の操作開始時に表示される初期表示時間が決められており、時間設定手段で設定された調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置において、グリル庫内の温度の高さに応じ、初期表示時間を小さくすることを特徴とするグリル装置。
【請求項3】 グリルの調理時間を手動で設定する時間設定手段と、該時間設定手段で設定されたグリルの調理時間を表示する時間表示手段とを備え、時間設定手段で設定可能な調理時間の上限である最大表示時間が決められており、時間設定手段で設定された調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置において、グリル庫内の温度の高さに応じ、最大表示時間を小さくすることを特徴とするグリル装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来のグリル装置として、グリルの調理を手動で停止する停止手段を備え、該停止手段を作動させなくても所定の時間経過時に強制的に調理を停止するグリル装置であって、該所定の調理時間として、グリル庫内が常温の状態から調理を開始した場合、いわゆるコールドスタートで調理した場合(以下、コールドスタートで調理した場合」とする)に標準的な調理条件で被調理物が焼き過ぎにならない最長の調理時間を設定したものが知られている。ここで、標準的な調理条件とは、標準的な量の標準的な被調理物を調理する場合(例えば一般的に良く調理されるサンマやアジ等を2匹程度調理する場合)をいう。
【0003】また、グリルの調理時間を表示する時間表示手段と、該時間表示手段によって表示された調理時間を手動で変更して設定可能な時間設定手段とを備え、時間表示手段によってグリルの調理開始時に表示される初期表示時間が決められており、時間設定手段で設定された調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置であって、コールドスタートで調理した場合に標準的な調理条件で被調理物が良好に調理される時間を前記初期表示時間としたものが知られている。
【0004】また、グリルの調理時間を手動で設定する時間設定手段と、該時間設定手段で設定されたグリルの調理時間を表示する時間表示手段とを備え、時間設定手段で設定可能な調理時間の上限である最大表示時間が決められており、時間設定手段で設定された調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置であって、コールドスタートで調理した場合に標準的な調理条件で被調理物が焼き過ぎにならない最長の調理時間を前記最大表示時間としたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の、グリルの調理を手動で停止する停止手段を備え、該停止手段を作動させなくてもコールドスタートで調理した場合を基準に設定された所定の時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置では、基本的には調理者が前記停止手段で調理の停止を行う。したがって、所定の時間経過時に強制的に調理が停止するのは調理者が調理場所から離れる等でグリルの調理中であることを忘れ、グリルの調理を停止し忘れた場合等である。ここで、コールドスタートで調理した場合を基準に設定された所定の調理時間には、実際に被調理物を焼成する時間のほかに、グリル庫内の温度を常温から被調理物を焼成可能な温度に上げるまでの時間が含まれている。一方、グリルで一度調理した後それほど時間を置かずに次の調理をする場合、いわゆるホットスタートで調理した場合(以下、「ホットスタートで調理した場合」とする)には、グリル庫内に前回の調理の余熱が残っており、グリル庫内の温度を被調理物を焼成可能な温度に上げるまでの時間は短くて済む。そのため、ホットスタートで調理した場合に調理者がグリルの調理を停止し忘れると、実際に被調理物を焼成する時間が長くなるので調理物を焼き過ぎてしまう場合がある。
【0006】また、上記従来の、コールドスタートで調理した場合に標準的な調理条件で被調理物が良好に調理される時間を初期表示時間とし、該初期表示時間を時間表示手段によってグリルの調理開始時に表示するグリル装置では、調理者は初期表示時間を参考にし、被調理物の種類、量等を考慮して調理時間を適宜変更して設定する。この初期表示時間はコールドスタートで調理した場合を基準に決められている。一方、ホットスタートで調理した場合にはグリル庫内に前回の調理の余熱が残っており、グリル庫内の温度を被調理物を焼成可能な温度に上げるまでの時間は短くて済む。そのため他の条件が同じであればコールドスタートで調理した場合よりも調理物が良好に調理される調理時間は短くなる。したがって、コールドスタートで調理した場合を基準に決められている初期表示時間を参考にすると、調理者は被調理物の種類、量等を考慮するほかに調理開始時のグリルの庫内温度を考慮して初期表示時間を変更しなければならないので、調理時間の設定が煩雑である。また、ホットスタートでの調理が標準的な調理条件でされる場合でも、グリルの庫内温度を考慮して初期表示時間を変更しなければならないので調理時間の設定が煩雑である。
【0007】また、上記従来の、コールドスタートで調理した場合に標準的な調理条件で被調理物が焼き過ぎにならない最長の調理時間を最大表示時間とし、該最大表示時間を時間設定手段で設定可能な調理時間の上限とするグリル装置では、調理者が調理時間の設定を大きくしようとしても、最大表示時間以上には設定することができない。この最大表示時間はコールドスタートで調理した場合を基準に決められている。一方、ホットスタートで調理した場合にはグリル庫内に前回の調理の余熱が残っており、グリル庫内の温度を被調理物を焼成可能な温度に上げるまでの時間は短くて済む。そのため、グリル庫内に余熱が残っている場合に最大表示時間に調理時間を設定すると、被調理物を焼きすぎてしまう場合がある。
【0008】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、グリルの調理を手動で停止する停止手段を備えたグリル装置であって、ホットスタートで調理した場合で調理者が停止手段で調理を停止し忘れた場合でも被調理物を焼き過ぎることがないグリル装置を提供することを目的とする。また、手動で調理時間を設定する時間設定手段を備えたグリル装置であって、ホットスタートで調理した場合でも調理時間の設定が煩雑でなく、被調理物を焼き過ぎることがないグリル装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、グリルの調理を手動で停止する停止手段を備え、該停止手段を作動させなくてもグリルの調理を強制的に停止する最長調理時間が設定されているグリル装置において、調理開始時におけるグリル庫内の温度の高さに応じ、最長調理時間を短くすることを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、グリル庫内の温度の高さに応じて最長調理時間を短くするので、グリル庫内の温度が被調理物を焼成可能な温度に達してから強制的に調理を停止するまでの時間が、調理開始時のグリル庫内の温度にかかわらずほぼ一定となる。
【0011】請求項2記載の発明は、グリルの調理時間を表示する時間表示手段と、該時間表示手段によって表示された調理時間を手動で変更して設定可能な時間設定手段とを備え、時間表示手段によってグリル装置の操作開始時に表示される初期表示時間が決められており、時間設定手段で設定された調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置において、グリル庫内の温度の高さに応じ、初期表示時間を小さくすることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、グリル庫内の温度の高さに応じて初期表示時間を小さくするので、調理者はグリルの庫内温度を考慮せずに、被調理物の種類、量等のみを考慮して調理時間の設定をすることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、グリルの調理時間を手動で設定する時間設定手段と、該時間設定手段で設定されたグリルの調理時間を表示する時間表示手段とを備え、時間設定手段で設定可能な調理時間の上限である最大表示時間が決められており、時間設定手段で設定された調理時間の経過時に強制的に調理を停止するグリル装置において、グリル庫内の温度の高さに応じ、最大表示時間を小さくすることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、グリル庫内の温度の高さに応じて最大表示時間小さくするので、被調理物が焼き過ぎになる時間に調理時間を設定するおそれがない。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1及び図2を参照して、1はガステーブルであり、該ガステーブル1は、上面に2つのガスコンロを備え、内部に、ガスグリル2と、ガスグリル2の点火及び消火等を制御する制御装置7と、ガスグリル2の点火に用いられるイグナイタ8とを備える。また、該ガステーブル1の前面にはガスグリル2の引出し口2cと、ガスグリル2の点火及び消火を手動でするための点・消火ボタン4と、ガスグリル2の上火バーナ2aのガス量を調節する上火バーナ調節レバー5と、ガスグリル2の下火バーナ2bのガス量を調節する下火バーナ調節レバー6とを備える。
【0016】ガスグリル2のグリル庫内には、上火バーナ2aと、下火バーナ2bと、グリル庫内の温度を測定するサーミスタ9と、イグナイタ8に接続され、上火バーナ2a及び下火バーナ2bに点火するための放電をする点火用電極10と、上火バーナ2a及び下火バーナ2bの炎を検出するための熱電対TCとが備えられている。サーミスタ9はガスグリルの排気口付近に設置されている。
【0017】なお、ガスグリルは、上火バーナ2aと下火バーナ2bとを有するいわゆる両面焼きガスグリルだけでなく、上火バーナのみを有する片面焼きガスグリルであっても良い。また、下部に水を張って調理する汁受け皿を備えたガスグリルであっても、水を張らずに調理するグリルパンを備えたガスグリルであっても良い。
【0018】上火バーナ2a及び下火バーナ2bには混合管11が接続され、混合管11にはメインバルブMVとセーフティバルブSVとが設けられている。メインバルブMV及びセーフティバルブSVの双方が開いているときにはガスが混合管11を通じて上火バーナ2a及び下火バーナ2bに導かれ、メインバルブMV及びセーフティバルブSVの双方が閉じているとき、または、どちらか一方のバルブが閉じているときにはガスが遮断される。
【0019】制御装置7は、調理の終了やエラーを報知するブザー7aを有し、セーフティバルブSVを制御する。制御装置7はスイッチSW1を介して電池12と接続され、イグナイタ8はスイッチSW2を介して電池12と接続されている。スイッチSW1は、ONにすることによって制御装置7と電池12とが接続され、OFFにすることによって制御装置7と電池12との接続が切断される。スイッチSW2は、ONにすることによってイグナイタ8と電池12とが接続され、OFFにすることによってイグナイタ8と制御装置7との接続が切断される。制御装置7と電池12とが接続されると制御装置7に電源が入る。イグナイタ8と電池12とが接続されるとイグナイタ8がONとなり、点火用電極10が放電する。
【0020】図3を参照して、点・消火ボタン4は、ガスグリル2の点火操作前は41の位置にある。この状態においてはスイッチSW1、スイッチSW2ともにOFFになっている。ガスグリル2に点火するために点・消火ボタン4を押すと、点・消火ボタン4は43の位置まで押される。この際、点・消火ボタン4が42の位置にきたときに前記スイッチSW1がONになり、点・消火ボタン4が43の位置にきたときスイッチSW2がONとなる。ガスグリル2への点火が終了し、点・消火ボタン4の押圧を解除すると、点・消火ボタン4は42の位置まで戻り、その位置で保持される。この際、点・消火ボタン4が43の位置を離れるのでスイッチSW2がOFFとなる。点・消火ボタン4が42の位置で保持されている状態からガスグリル2を消火するために再度点・消火ボタン4を押すと、点・消火ボタン4は41の位置まで戻り、点・消火ボタンが42の位置を離れたときスイッチSW1がOFFとなる。
【0021】また、点・消火ボタン4は、メインバルブMVとセーフティバルブSVとにそれぞれ機械的に連動しており、ガスグリル2に点火するために点・消火ボタンを押すと、点・消火ボタン4は43の位置まで押される。この際、点・消火ボタン4が42の位置にきたときにメインバルブMVが開き、点・消火ボタン4が43の位置にきたときにセーフティバルブSVが開く。ガスグリル2への点火が終了し、点・消火ボタン4の押圧を解除すると、点・消火ボタン4は42の位置まで戻り、その位置で保持される。正常に点火した場合、点・消火ボタン4が43の位置を離れてもセーフティバルブSVは保持電流により閉じないようになっている。点・消火ボタン4が42の位置で保持されている状態からガスグリル2を消火するために再度点・消火ボタン4を押すと、点・消火ボタン4は41の位置まで戻り、点・消火ボタンが42の位置を離れたときメインバルブMVが閉じる。
【0022】ここで、ガスグリル2の点火時及び消火時の制御装置7による制御を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0023】ガスグリル2に点火するために点・消火ボタン4を押すと(S1)、点・消火ボタン4が前記41の位置から43の位置まで押され、その際、点・消火ボタン4が42の位置まできたときにメインバルブMVが開き、スイッチSW1がONになり(S2)制御装置7に電源が入る。つづいて点・消火ボタン4が43の位置に達したときにセーフティバルブSVが開き、スイッチSW2がONになりイグナイタ8がONになる(S3)。イグナイタ8がONになるとイグナイタ8に接続された点火用電極10によって上火バーナ2a及び下火バーナ2bに対して点火動作がされる。点火動作がされると、次にサーミスタ9によって庫内温度が測定され、制御装置7が、サーミスタ9によって測定された庫内温度が130度よりも低いかどうかを判定し(S4)、その判定に応じてお知らせ時間を設定する。お知らせ時間とは、ガスグリル2が調理中であることをブザー7aで報知し調理者に知らせる時間間隔のことをいう。庫内温度が130度よりも低い場合にはお知らせ時間を3分とし(S5)、庫内温度が130度よりも高い場合にはお知らせ時間を2分48秒とする(S6)。続いてお知らせタイマが開始し、お知らせカウンタを1にセットする(S7)。
【0024】次に、制御装置7が、熱電対TCの電圧が所定の点火レベル以上かどうかを判定する(S8)。熱電対TCの電圧が所定の点火レベル以上の場合には、セーフティバルブSVの保持電流をONにする。(S9)。セーフティバルブSVの保持電流がONになっていると、セーフティバルブSVは開いたまま保持される。熱電対TCの電圧が所定の点火レベルより小さい場合には再度熱電対TCの電圧が点火レベル以上かどうかを判定する(S8)。
【0025】そしてガスグリル2への点火が終了し、点・消火ボタン4の押圧を解除すると(S10)、点・消火ボタン4は前記42の位置まで戻り、スイッチSW2がOFFとなり、イグナイタ8もOFFとなる(S11)。
【0026】続いて制御装置7は、お知らせ時間として設定した時間がお知らせタイマの開始から経過しているかどうかを判定する(S12)。お知らせ時間として設定した時間がお知らせタイマの開始から経過している場合には、次にお知らせカウンタが5かどうかを判定し(S13)、お知らせカウンタが5でない場合にはブザー7aで調理中であることを報知し、お知らせタイマを再び開始し、お知らせカウンタを1加算する(S14)。お知らせカウンタが5の場合にはセーフティバルブSVの保持電流をOFFにし、ブザー7aで調理が終了したことを報知する(S15)。セーフティバルブSVの保持電流がOFFになるとセーフティバルブSVが閉じるのでガスグリル2は消火される。お知らせカウンタが5になって調理が終了すると、サーミスタ9によって測定された庫内温度が130度よりも低かった場合、すなわちコールドスタートで調理した場合にはお知らせ時間3分を5セット繰り返すので調理時間は合計15分となる。庫内温度が130度よりも高かった場合、すなわちホットスタートで調理した場合にはお知らせ時間2分48秒を5セット繰り返すので調理時間は合計14分になる。
【0027】お知らせ時間として設定した時間がお知らせタイマの開始から経過していない場合及びお知らせカウンタを1加算した場合には、次にスイッチSW1がOFFになっているかどうかを判定する(S16)。スイッチSW1がOFFになっている場合、すなわち調理中に点・消火ボタンを押して消火操作した場合にはセーフティバルブSVの保持電流をOFFにする(S17)。セーフティバルブSVの保持電流がOFFになるとセーフティバルブSVが閉じるのでガスグリル2は消火される。スイッチSW1がOFFになっていない場合には、再度、お知らせ時間として設定した時間がお知らせタイマの開始から経過しているかどうかを判定する(S12)。
【0028】このようにして、お知らせ時間の5倍の時間の調理が終了し、お知らせカウンタが5になって調理終了となるか、または点・消火ボタン4を調理中に押すことにより消火操作してガスグリルが消火するか、どちらかの状態になるまで制御装置7による制御で調理が続くこととなる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図5及び図6に示すように、第1の実施の形態のグリル装置において、ガスグリル2の調理開始から調理終了までの時間、すなわち調理時間を表示し、かつ、該調理時間を手動で設定するためのガスグリル操作部3を持つものである。以下、ガスグリル操作部3以外の部分については第1の実施の形態と同じ符号を用いて説明する。
【0030】ガスグリル操作部3は、図7に示すように、グリルの調理時間を7セグで表示する調理時間表示部3aと、押すことによりグリルの調理時間を1分加算する時間加算ボタン3bと、押すことによりグリルの調理時間を1分減算する時間減算ボタン3cとを有する。調理時間表示部3aは調理時間として設定された時間から実際に調理した時間を引いた時間を表示する。例えば、調理時間を12分に設定し、調理が5分間経過したときには調理時間表示部3aは7分を表示する。なお、調理時間表示部は7セグによる表示でなくとも良く、例えば液晶表示であっても良い。調理時間表示部3bは制御装置7に制御される。
【0031】以下、ガスグリル2の点火時及び消火時の制御装置7による制御を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】ガスグリル2に点火するために点・消火ボタン4を押すと(S31)、点・消火ボタン4が前記41の位置から43の位置まで押される。その際、点・消火ボタン4が42の位置まできたときにメインバルブMVが開き、スイッチSW1がONになり(S32)制御装置7に電源が入る。つづいて点・消火ボタン4が43の位置に達したときにセーフティバルブSVが開き、スイッチSW2がONになりイグナイタ8がONになる(S33)。イグナイタ8がONになるとイグナイタ8に接続された点火用電極10によって上火バーナ2a及び下火バーナ2bに対して点火動作がされる。点火動作がされると、次にサーミスタ9によって庫内温度が測定され、制御装置7が、サーミスタ9によって測定された庫内温度が130度よりも低いかどうかを判定し(S34)、その判定に応じて、調理時間の設定時に調理時間表示部3bに初期値として表示する初期表示時間と、手動で設定可能な最大表示時間とを決定する。庫内温度が130度よりも低い場合には初期表示時間を9分、最大表示時間を15分とし(S35)、庫内温度が130度よりも高い場合には初期表示時間を8分、最大表示時間を14分とする(S36)。初期表示時間は、標準的な調理条件で調理した場合に被調理物を良好に焼き上げるための時間であり、最大表示時間は、標準的な調理条件で調理した場合に被調理物が焼きすぎとならない最長の時間である。
【0033】次に、制御装置7が、熱電対TCの電圧が所定の点火レベル以上かどうかを判定する(S37)。熱電対TCの電圧が所定の点火レベル以上の場合には、初期表示時間を調理時間表示部3aで表示し、セーフティバルブSVの保持電流をONにする(S38)。セーフティバルブSVの保持電流がONになっていると、セーフティバルブSVは開いたまま保持される。熱電対TCの電圧が所定の点火レベルより小さい場合には再度熱電対TCの電圧が所定の点火レベル以上かどうかを判定する(S37)。
【0034】ガスグリル2への点火が終了し、点・消火ボタン4の押圧を解除すると(S39)、点・消火ボタン4前記42の位置まで戻り、スイッチSW2がOFFになり、イグナイタ8もOFFとなる(S40)。
【0035】ガスグリル2の点火が終了すると、時間加算ボタン3bと時間減算ボタン3cとにより手動で調理時間を設定できるようになる(S41〜S46)。時間加算ボタン3bを押すと(S41)、制御装置7が、調理時間表示部3aに表示されている時間が最大表示時間かどうかを判定する(S42)。調理時間表示部3aに表示されている時間が最大表示時間の場合には調理時間を加算せず、調理時間表示部3aに表示されている時間が最大表示時間でない場合には調理時間を1分加算する(S43)。時間減算ボタン3cを押すと(S44)、制御装置7が、調理時間表示部3aに表示されている時間が1分かどうかを判定する(S45)。調理時間表示部3aに表示されている時間が1分の場合には調理時間を減算せず、調理時間表示部3aに表示されている時間が1分でない場合には調理時間を1分減算する(S46)。なお、上述したように、調理時間表示部3aは調理時間として設定された時間から実際に調理した時間を引いた時間を表示する。そのため、調理中に調理加算ボタン3bを押すと、調理時間を延長し、最大表示時間よりも長い時間調理することも可能である。例えば、コールドスタートで調理して最大表示時間である15分に調理時間を設定し、7分間調理が進むと調理時間表示部3aの時間表示は8分となっている。このとき時間加算ボタン3bを7回押すことにより調理時間を7分延長し15分まで調理時間を設定することができ、全部で22分の調理をすることも可能である。最大表示時間には標準的な調理条件で被調理物が焼き過ぎとならない時間が設定されているので、被調理物が多い場合や調理に時間のかかる被調理物の場合にはこのような時間の延長が有用である。また、このような場合には調理者が被調理物の焼き具合を考慮して時間を設定するので被調理物を焼きすぎるおそれはない。
【0036】続いて制御装置7は、調理時間として設定した時間が経過しているかどうかを判定する(S47)。調理時間として設定した時間が経過している場合にはセーフティバルブSVの保持電流をOFFにし、ブザー7aの鳴動と調理時間表示部3aの時間表示の点滅とにより調理が終了したことを報知する(S48)。セーフティバルブSVの保持電流がOFFになるとセーフティバルブSVが閉じるのでガスグリル2は消火される。調理時間として設定した時間が経過していない場合には、続いてスイッチSW1がOFFになっているかどうかを判定し(S49)、スイッチSW1がOFFになっている場合、すなわち調理中に点・消火ボタンを押して消火操作した場合にはセーフティバルブSVの保持電流がOFFになる(S50)。セーフティバルブSVの保持電流がOFFになるとセーフティバルブSVが閉じるのでガスグリル2は消火される。スイッチSW1がOFFになっていない場合には、再度、時間加算ボタン3bと時間減算ボタン3cとにより手動で調理時間を設定可能となる(S41〜S46)。
【0037】このようにして、調理時間として設定した時間の調理が終了するか、または点・消火ボタン4を調理中に押すことにより消火操作してガスグリルが消火するか、どちらかの状態になるまで制御装置7による制御で調理が続くこととなる。
【0038】なお、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態のグリル装置では、サーミスタ9をガスグリル2の排気口付近に設置し、排気の温度を測ることにより庫内温度を間接的に測っているが、調理がコールドスタートかホットスターとかを判別できれば良く、温度の測定は上記実施の形態のように間接的に庫内温度を測るものでも、直接庫内温度を測るものでもよい。
【0039】また、上記第2の実施の形態のグリル装置ではガスグリル2の点火操作後にグリルの調理時間を手動で設定が可能となるが、ガスグリル2の点火操作前にグリルの調理時間を手動で設定できるものでもよい。この場合、庫内温度の測定は調理時間の設定開始時に行うこととなる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明は、グリル庫内の温度の高さに応じ、グリルの最長調理時間を短く設定するので、ホットスタートで調理する場合であって、調理者が調理場所から離れる等でグリルの調理中であることを忘れ、手動で調理を停止しなかった場合でも被調理物を焼き過ぎることがない。
【0041】また、手動で調理時間を設定できるグリル装置にあっては、グリル庫内の温度の高さに応じ、時間表示手段で表示する初期表示時間を小さくするので、ホットスタートで調理する場合でも庫内温度を考慮せずに被調理物の種類、量等のみを考慮して調理時間の設定ができるので調理時間の設定が煩雑でない。また、標準的な調理条件の場合には初期表示時間を設定しなおす必要がないので使い勝手が良い。また、グリル庫内の温度の高さに応じ、手動で設定できるグリルの最長の調理時間を小さくするので、庫内に余熱が残っている場合に最長の調理時間を設定しても被調理物を焼きすぎることがない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013