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発明の名称 グリル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−169927(P2001−169927A)
公開日 平成13年6月26日(2001.6.26)
出願番号 特願平11−356333
出願日 平成11年12月15日(1999.12.15)
代理人 【識別番号】100060025
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 欣一 (外3名)
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040 AA03 AA08 AB03 AC02 CA02 CB20 LA04 LA17 
発明者 遠山 学 / 山田 康雅
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 グリル庫と外気とを連通する排気筒と、該排気筒の内面に取付けられたグリル温度センサーとを備えたグリルにおいて、前記グリル温度センサーの外表面と、該センサーが取付られた排気筒内面の周辺領域とを黒色化処理したことを特徴とするグリル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガスコンロに一体的に組み込まれるグリル、特に、グリル庫と外気とを連通する排気筒に、グリル庫内の異常過熱を防止するグリル温度センサーを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚等の被調理物を調理するのに使用されるグリルは、例えば、ガスコンロに一体的に組み込まれている。該グリルは、スチール製グリル庫内での調理中に、被調理物から発生する煙を外部に排出するために、バーナーを備えたグリル庫の後側に連結され、かつガスコンロの天板に設けられた排気口に連通する排気筒を備えている。また、該排気筒の内面には、被調理物の調理中、グリル庫内部の異常過熱を防止するため、グリル温度センサーが配置されている。該グリル温度センサーは、グリルでの調理中、グリル庫からの排気温度を常時監視し、その温度が所定の温度に達すると、ガスコンロの制御ユニットを介してバーナーを自動消火させる役割を果たす。通常、グリル温度センサーとしては、サーミスタ素子を用い、該素子をステンレス製の部材内に収容したものが使用される。
【0003】ところが、グリルの使用を重ねると、被調理物の脂等によって排気筒内面とともに、グリル温度センサー、即ち、サーミスタ素子を覆う部材が汚染されてくる。そのため、グリルの使用初期と、グリルの使用を重ねた場合とでは、グリル温度センサーによるグリル庫からの排気温度の検出感度が経時変化し、グリル庫からの排気温度が所定の温度に達したことを該温度センサーが検出するまでの時間が変化する。というのは、通常、使用初期におけるセンサー素子を覆うステンレスの外表面や該センサーが取付られた排気筒内面の周辺領域は金属面であるため、バーナーからの輻射線はそれらの面で反射され、センサーの外表面やその周辺領域は蓄熱され難いので、センサーの外表面の温度は緩やかに上昇するが、グリルの使用を重ねることで、温度センサーの外表面やその周辺領域が被調理物の調理により生じる脂等で汚染されてくると、バーナーからの輻射線がそれらの面に反射されず、センサーの外表面やその周辺領域は蓄熱されやすくなるので、使用初期に比して、センサーの外表面の温度は早く上昇する。その結果、グリルの使用初期と、グリルの使用を重ねた場合とでは、温度センサーの外表面への排気熱の伝達が変化するためである。
【0004】この問題の解決策として、グリル温度センサーやその周辺領域を金属製カバーで覆って、被調理物からの脂等の飛散を防ぐことで、温度センサーの外表面や該センサーが取付られた排気筒内面の周辺領域の汚染を防止することが提案される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリル温度センサーは、グリル庫からの排気温度を測定し、グリルの異常過熱を防止するという役割を果たすものだから、グリル温度センサーを密封した形で金属製カバーで覆うことはできない。そのため、ある程度被調理物からの脂等の飛散を防ぐように、グリル温度センサーを金属製カバーで覆ったとしても、グリルを長期に渡って使用すると、グリル温度センサーが汚染され、センサー感度が経時変化するという問題は解決できなかった。
【0006】そこで本発明は、グリルの使用を重ねたとしても、グリル温度センサー感度の経時変化を可能な限り小さくでき、グリル庫からの排気温度が所定の温度に達したことを温度センサーが検出するまでの時間差を小さくできるグリルを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明では、グリル庫と外気とを連通する排気筒と、該排気筒の内面に取付けられたグリル温度センサーとを備えたグリルにおいて、前記グリル温度センサーの外表面と、該センサーが取付られた排気筒内面の周辺領域とを黒色化処理したことを特徴とする。
【0008】これにより、前記グリル温度センサーの外表面と、該センサーが取付られた排気筒内面の周辺領域とを黒色化処理し、グリル使用初期と、グリルの使用を重ね、グリル温度センサーの外表面や該センサーが取付られた排気筒内面の周辺領域が被調理物からの脂等によって汚染された場合とにおける、グリル温度センサーへの排気熱の伝達を安定させたので、センサー感度が殆ど経時変化せず、グリル使用初期と該グリルの使用を重ねた場合とにおける、グリル庫からの排気温度が設定温度に達するまでの時間差を小さくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のグリルが一体的に組み込まれたガスコンロの斜視図である。図2は図1のII−II線に沿った断面図である。図に示すように、魚等の被調理物を調理するグリル1は、両端の正面パネル21に取付けられたバーナー等の操作ボタン22や火力調節レバー23と、上面を覆う天板24の開口部25に臨ませて設けられた2個のコンロバーナー26とを備えたガスコンロ2に一体的に組み込まれている。該グリル1は、ガスコンロ2の中央部、即ち、天板24の下側であって、両端の正面パネル21の間に位置するように組み込まれている。グリル1は略直方体形状であって、スチール製のグリル庫11を備えている。該グリル庫11の開口した前面には、枠材13を備えかつガスコンロ2の前後方向に摺動自在であって、グリル庫11に着脱自在なグリル扉12が装着される。該グリル扉12の枠材13はグリル皿を支持し、グリル扉12の開閉に伴ってグリル皿をグリル庫11から出し入れする役割を果たす。グリル庫の底部に収容されるグリル皿3は、焼き網4の下方に位置し、グリルでの調理時に被調理物から発生し、該焼き網4を介して落下する脂等の焼汁を収容する。また、グリル庫11内で被調理物を保持する焼き網4の端部には、該焼き網の面に対して直角に延びる支持部材41がグリル庫11の前後方向にそれぞれ備えられ、該焼き網4は、その支持部材41を介してグリル皿3の前後のつば部31で支持される。また、グリル庫11の天井部には上火バーナー14が備えられている。該上火バーナー14は、ガス混合室の上面に、貫通する複数個のガス噴出口を備えた複数枚のセラミック製プレートを装着してなるシュバンク式バーナーで構成されている。さらに、グリル庫11の両内側壁には、ブンゼン式下火バーナー15が、その炎口を対向させて備えられている。
【0010】グリル庫11の後側には、被調理物の調理時に発生した煙をグリル庫の外側に排出するために、調理ガスコンロ2の天板24に設けられた排気口28に連通する排気筒5が連結されている。該排気筒の後側に位置する内面の一部は傾斜して形成され、その傾斜した部分51であって、焼き網の近傍に位置する所に、グリル温度センサー6が取付けられている。
【0011】グリル温度センサー6は、グリル庫内の異常過熱を防止する役割を果たすものであり、例えば、サーミスタ素子を、耐熱性を有するステンレスの被覆材で覆って構成したものが挙げられるが、これに限定されるものではない。また、該グリル温度センサー6は、被覆材で覆われたサーミスタ素子がグリル庫11の排気筒5内に突出しているように取付けられる。さらに、グリル温度センサー6はガスコンロの制御ユニット(図示せず)に接続されており、該制御ユニットが、グリル内での被調理物の調理中、グリル温度センサー6を介してグリル庫11からの排気温度を常時監視し、その温度が所定の温度に達すると、グリル庫に設けられた上火バーナー14及び下火バーナー15を自動消火する。また、該グリル温度センサー6のグリル庫11側の前方には、被調理物が該センサーに接触したり、被調理物の調理中に、被調理物から飛散した脂等が該センサー6に付着することを防止するため、該センサーのその前方及び上方を覆うセンサーカバー61が設けられている。
【0012】また、グリル温度センサー6、即ち、サーミスタ素子を覆う被覆材の外表面及びその周辺領域、即ち、該温度センサー6が取付られた排気筒5の傾斜部51の内面並びにセンサーカバー61全体が黒色化処理されている。これにより、グリル庫11からグリル温度センサー6への排気熱の伝達が安定する。そのため、グリルの使用を重ね、該温度センサー6の外表面、傾斜部51並びにセンサーカバー61が被調理物からの脂等によって汚染されたとしても、グリル温度センサー6の感度の経時変化を小さくできる。黒色化処理としては、例えば、ニッケルメッキ、または耐熱性の塗料を塗装することが挙げられる。
【0013】図3には、温度センサーが所定の温度に達するまでの時間を、グリル温度センサー6の外表面及びその周辺領域51,61を黒色化処理した場合と、従来技術と同様に、それらを黒色化処理しない場合とを比較して示すグラフである。線Aは、グリル温度センサー6の外表面をニッケル処理し、そしてその周辺領域51、61を黒色塗料処理した場合であって、グリルの使用初期における時間とグリル温度センサー6の検出温度との関係を示すものである。また、線Bは、線Aの測定後に、実際にグリルを使用して、所定の時間、魚を調理した後の時間とグリル温度センサー6の検出温度との関係を示すものである。この場合、使用初期と、使用を重ねた場合とにおいて、センサー検出温度が250℃に達するまでの時間差は約0.5分であった。また、線Cは、従来技術と同様に、グリル温度センサー6の外表面やその周辺領域51、61を黒色化処理しない場合であって、グリルの使用初期における時間とグリル温度センサー6の検出温度との関係を示すものである。また、線Dは、線Cの測定後に、実際にグリルを使用して、所定の時間、魚を調理した後の時間とグリル温度センサー6の検出温度との関係を示すものである。この場合、使用初期と、使用を重ねた場合とにおいて、センサー検出温度が250℃に達するまでの時間差は約6分であり、そのセンサー感度は著しく変化した。




 

 


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