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発明の名称 食器洗浄機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−87204(P2001−87204A)
公開日 平成13年4月3日(2001.4.3)
出願番号 特願平11−266663
出願日 平成11年9月21日(1999.9.21)
代理人 【識別番号】100077805
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 辰彦 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3B082
【Fターム(参考)】
3B082 BD01 BD02 BD05 
発明者 森口 誠治 / 岸根 秀明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】貯水部を有するとともに食器を収容する洗浄槽と、該貯水部に給水する給水手段と、前記貯水部内の水の水位が所定の洗浄水位以上となったことを検出する洗浄水位センサと、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも高く且つ前記貯水部から水が溢れる水位よりも低い範囲で設定した上限水位以上となったことを検出する上限水位センサと、前記貯水部内の水を排水する排水手段とを有し、前記上限水位センサにより前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが検出されたときに、前記給水手段による前記貯水部への給水を停止して前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する上限排水処理を行う水位監視手段を備えた食器洗浄機において、前記水位監視手段は、前記上限排水処理の終了後、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄水位センサによって検出されるか、又は前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが前記上限水位センサによって検出される度に、前記排水手段により前記貯水部内の水を排水することを特徴とする食器洗浄機。
【請求項2】貯水部を有するとともに食器を収容する洗浄槽と、該貯水部に給水する給水手段と、前記貯水部内の水の水位が所定の洗浄水位以上となったことを検出する洗浄水位センサと、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも高く且つ前記貯水部から水が溢れる水位よりも低い範囲で設定した上限水位以上となったことを検出する上限水位センサと、前記貯水部内の水を排水する排水手段とを有し、前記上限水位センサにより前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが検出されたときに、前記給水手段による前記貯水部への給水を停止して前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する上限排水処理を行う水位監視手段を備えた食器洗浄機において、前記貯水部から水が溢れたことを検出する溢水センサと、該溢水センサにより前記貯水部から水が溢れたことが検出されたときに、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する溢水排水処理を行い、該溢水排水処理の終了後、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄水位センサによって検出される度に、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する再溢水防止処理を行う再溢水防止手段とを設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項3】前記溢水センサは、前記貯水部からの漏水を検出する漏水センサであることを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、貯水部に貯めた水を使用して食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器を収容する洗浄槽に貯水部を有し、該貯水部に貯められた水を食器に噴出して食器を洗浄する食器洗浄機が知られている。かかる食器洗浄機においては、食器を洗浄する際に貯水部内に所定の洗浄水位まで水を貯めるために、該貯水部内の水の水位が該洗浄水位以上となったときにONする洗浄水位センサが設けられる。
【0003】そして、貯水部と接続された給水管には該給水管を開閉する給水電磁弁が設けられ、該給水電磁弁を開弁して貯水部への給水を開始し、洗浄水位センサがONしたときに該給水電磁弁を閉弁して貯水部への給水を終了することで、貯水部内に洗浄水位まで給水していた。このように、洗浄水位センサが正常に作動していれば、貯水部内に前記洗浄水位を越えて給水が行われることはない。
【0004】しかし、洗浄水位センサが故障して貯水部内の水の水位が洗浄水位以上となったことを検出することができなくなったときには、洗浄水位を超える給水が行われて貯水部から水が溢れてしまう。
【0005】そこで、貯水部内の水の水位が、前記洗浄水位よりも高く、且つ、貯水部から水が溢れる水位(溢水水位)よりもわずかに低い水位に設定された上限水位以上となったときにONする上限水位センサを設け、該上限水位センサがONしたときは、給水電磁弁を閉弁して貯水部への給水を停止し、貯水部内の水を強制的に排出する上限排水処理を行うことで、貯水部から水が溢れることを防止するようにした食器洗浄機が知られている。
【0006】このように、上限水位センサを設けて前記上限排水処理を行うことによって、洗浄水位センサが故障した場合に貯水部から水が溢れてしまうことを防止することができる。しかし、本願発明者らは、前記上限排水処理を行っても貯水部から水が溢れてしまうことが生じ得ることを知見した。即ち、給水電磁弁が開弁故障した場合には、貯水部への給水を停止することができなくなり、貯水部への給水が継続される状態となる。そのため、前記上限排水処理を行って貯水部内の水を排出しても、前記上限排水処理が終了すると、貯水部への給水により貯水部内の水の水位が再び上昇して貯水部から水が溢れてしまうという不都合があることを知見した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合を解消し、貯水部から水が溢れることを防止した食器洗浄機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、貯水部を有するとともに食器を収容する洗浄槽と、該貯水部に給水する給水手段と、前記貯水部内の水の水位が所定の洗浄水位以上となったことを検出する洗浄水位センサと、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも高く且つ前記貯水部から水が溢れる水位よりも低い範囲で設定した上限水位以上となったことを検出する上限水位センサと、前記貯水部内の水を排水する排水手段とを有し、前記上限水位センサにより前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが検出されたときに、前記給水手段による前記貯水部への給水を停止して前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する水位監視手段を備えた食器洗浄機の改良に関する。
【0009】そして、本発明の第1の態様は、前記水位監視手段は、前記上限排水処理の終了後、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄水位センサによって検出されるか、又は前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが前記上限水位センサによって検出される度に、前記排水手段により前記貯水部内の水を排水することを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記給水手段が故障して前記貯水部への給水が継続して行われる状態となり、前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となると、前記水位監視手段は先ず前記上限排水処理を行って前記貯水部内の水を排水する。そして、前記上限排水処理が終了すると、前記給水手段からの給水により、前記貯水部内の水の水位が再び上昇するが、前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄水位センサにより検出されるか、又は前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが前記上限水位センサによって検出される度に、前記水位監視手段は、前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する。そのため、前記給水手段が故障して前記貯水部への給水が継続される状態となっても、前記貯水部から水が溢れることはない。
【0011】また、本発明によれば、前記給水手段が故障し、且つ、前記洗浄水位センサが故障して前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことを検出することができなくなった場合であっても、前記貯水部の水の水位が前記上限水位以上となったことが前記上限水位センサによって検出される度に、前記水位監視手段により前記貯水部内の水の排水処理が行われる。そのため、前記貯水部から水が溢れることを防止することができる。
【0012】次に、前記給水手段が故障すると共に前記上限水位センサも故障していたときには、前記水位監視手段による前記上限排水処理は行われず前記貯水部から水が溢れ続けてしまう状況となる。
【0013】そこで、かかる状況となることを防止するため、本発明の第2の態様は、前記貯水部から水が溢れたことを検出する溢水センサと、該溢水センサにより前記貯水部から水が溢れたことが検出されたときに、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する溢水排水処理を行い、該溢水排水処理の終了後、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄水位センサによって検出される度に、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する再溢水防止処理を行う再溢水防止手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】かかる本発明によれば、前記上限水位センサと前記給水手段の故障が生じ、前記貯水部内の水の水位が前記上限水位を超えて前記貯水部から水が溢れたことが前記溢水センサによって検出されると、前記再溢水防止手段は前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段によって前記貯水部内の水を排水する。これにより、前記貯水部から水が溢れ続けることを防止することができる。
【0015】そして、前記再溢水防止手段が前記貯水部内の水の排水を終了すると、故障した前記給水手段から前記貯水部への給水により、前記貯水部内の水の水位が再び上昇するが、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄水位センサにより検出される度に、前記再溢水防止手段は前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段によって前記貯水部内の水を排水する。そのため、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以下に保たれ、前記貯水部から再び水が溢れることはない。
【0016】また、前記溢水センサは、前記貯水部からの漏水を検出する漏水センサであることを特徴とする。前記貯水部から水が溢れると、前記貯水部の亀裂等により前記貯水部から水が漏れた場合と同様に貯水部の下に水が貯まる状態となる。そのため、前記食器洗浄機が前記貯水部の亀裂等により前記貯水部から漏水したことを検出するために漏水センサを備えている場合は、該漏水センサにより前記貯水部から水が溢れたことを検出することができる。そして、前記漏水センサによって前記貯水部から水が溢れたことを検出することにより、新たに前記溢水センサを設けることを不要とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例について、図1〜図4を参照して説明する。図1は本実施の形態の食器洗浄機の要部を示す縦断面図、図2は図1に示した食器洗浄機の制御ブロック図、図3は溢水防止処理のフローチャート、図4は再溢水防止処理のフローチャートである。
【0018】図1を参照して、本実施の形態の食器洗浄機1においては、食器(湯飲みL,皿M,椀N等)は食器カゴ2にセットされて洗浄槽3から出し入れされる。洗浄槽3の上部には水道管(図示しない)と接続されて給水電磁弁4により開閉される給水管5が接続され、給水管5を介して洗浄槽3の下部の貯水部6に給水される。尚、給水電磁弁4と給水管5により本発明の給水手段が構成される。
【0019】貯水部6に貯められた水は洗浄ポンプ7により固定ノズル8及び回転ノズル9から食器に向かって噴出される。貯水部6には貯められた水を昇温させる電気ヒータ10と水温を検出するサーミスタ11とが設けられている。
【0020】また、貯水部6内の水の水位が食器を洗浄する際の水位である洗浄水位L0 以上であるときにONするフロート式の洗浄水位スイッチ12a(本発明の洗浄水位センサに相当する)と、貯水部6内の水の水位が、洗浄水位L0 よりも高く且つ貯水部6から水が溢れる水位(溢水水位)よりも低い範囲で設定された上限水位L1 以上であるときにONするフロート式の上限水位スイッチ12b(本発明の上限水位センサに相当する)とが設けられている。
【0021】13は貯水部6に溜められた水を排出するための排水ポンプであり、該排水ポンプ13により貯水部6内の水が残菜フィルタ14を介して排水管15から排出される。尚、排水ポンプ13と排水管15により本発明の排水手段が構成される。16は乾燥ファンであり、ダクト17を介して食器に送風することで食器の乾燥を行う。
【0022】また、18は貯水部6からの漏水を検出する電極センサ(本発明の漏水センサ及び溢水センサに相当する)である。電極センサ18は2個の電極を有して貯水部6の下側に設けられ、貯水部6の亀裂等により貯水部6から水が漏れて該2個の電極間に水が満たされた状態となったときにONするものである。
【0023】食器カゴ2を出し入れするためのドア19の上部には、電源スイッチ20や運転開始/停止スイッチ21等を備えた操作パネル22が設けられ、また、ドア19の開閉状態を検出するためのドアスイッチ23が設けられている。
【0024】24はマイクロコンピュータ等により構成される制御ユニットである。図2を参照して、制御ユニット24は、マイクロコンピュータ30(以下、マイコン30という)と、給水電磁弁4,洗浄ポンプ7,排水ポンプ13,電気ヒータ10,及び乾燥ファン16をそれぞれ駆動する駆動回路31〜35とを備えている。
【0025】マイコン30は、主要な構成部分として、給水電磁弁駆動回路31,洗浄ポンプ駆動回路32,排水ポンプ駆動回路34,及び乾燥ファン駆動回路35を介して、給水電磁弁4,洗浄ポンプ7,排水ポンプ13,及び電気ヒータ10の作動をそれぞれ制御して食器の洗浄制御を行う洗浄制御手段40と、電気ヒータ駆動回路34と乾燥ファン駆動回路35を介して、電気ヒータ10と乾燥ファン16の作動をそれぞれ制御して食器の乾燥制御を行う乾燥制御手段41と、貯水部6内の水の水位が上限水位L1 以上となったときに、貯水部6から水が溢れることを防止する溢水防止処理(詳細は後述する)を行う水位監視手段42と、貯水部6から水が溢れ続けることを防止する再溢水防止処理(詳細は後述する)を行う再溢水防止手段43とを備える。
【0026】マイコン30には、操作パネル22からのスイッチ操作信号,洗浄水位スイッチ12aと上限水位スイッチ12bからの水位検出信号,サーミスタ11からの温度検出信号,電極センサ18からの漏水検出信号及びドアスイッチ23からの開閉検出信号が入力される。そして、マイコン30は、これらの信号に基づいて、給水電磁弁4,洗浄ポンプ7,排水ポンプ13,電気ヒータ10,及び乾燥ファン16の作動を制御して、食器の洗浄運転を実行する。
【0027】次にマイコン30による食器洗浄機1の作動の制御について説明する。食器洗浄機1が商用電源と接続されると、マイコン30への作動用電源の供給が開始されてマイコン30が作動を開始する。そして、マイコン30は、使用者による電源スイッチ20のON操作待ちとなる。電源スイッチ20がON操作されるまでは、マイコン30は食器の洗浄運転の開始を指示する運転/停止スイッチ22の操作を受け付けないため、電源スイッチ20がON操作されるまでは食器の洗浄運転は開始されない。
【0028】使用者が食器カゴ2を洗浄槽3内にセットし、洗剤を投入してドア19を閉め、操作パネル22の電源スイッチ20を操作すると、マイコン30は、使用者による運転/停止スイッチ21の操作の受け付けを開始し、運転/停止スイッチ21のON操作(洗浄運転の開始指示)待ちとなる。
【0029】そして、使用者が運転/停止スイッチ21をON操作すると、マイコン30は食器の洗浄運転を開始する。洗浄運転においては、マイコン30は、食器を洗剤入の水で洗浄する洗剤洗浄工程と、該洗剤洗浄工程の終了後に食器を水ですすぐすすぎ洗浄工程と、該すすぎ洗浄工程の終了後に食器を乾燥させる乾燥工程とを実行する。
【0030】洗剤洗浄工程とすすぎ洗浄工程は洗浄制御手段40によって実行される。洗剤洗浄工程においては、洗浄制御手段40は、先ず、給水電磁弁4を開弁して洗浄槽3への給水を開始し、洗浄水位スイッチ12aがONするのを待って給水電磁弁4を閉弁することで、洗浄水位L0 まで貯水部6に水を貯める。続いて、洗浄制御手段40は、電気ヒータ10への通電を開始して貯水部6に貯められた水を加熱すると共に洗浄ポンプ7を作動させる。これにより、貯水部6内に貯められた洗剤入りの洗浄水が、残菜フィルタ14,洗浄ポンプ7を介して固定ノズル8と回転ノズル9から食器に噴出されて食器が洗浄される。
【0031】食器の洗浄中は、洗浄制御手段40は、サーミスタ11の検出温度が一定(例えば60℃)に保たれるように、電気ヒータ10をON/OFF制御する。そして、所定の洗剤洗浄時間が経過した時に、洗浄制御手段40は洗浄ポンプ7と電気ヒータ10の作動を停止し、排水ポンプ13を一定時間作動させて、汚れた洗剤入りの洗浄水を残菜フィルタ14,排水ポンプ13,排水管15を介して排出して洗剤洗浄工程を終了する。
【0032】続いて、洗浄制御手段40はすすぎ洗浄工程を実行する。すすぎ洗浄工程においては、洗浄制御手段40は、前記洗浄運転と同様の処理を数回繰り返すことで食器に水を噴きつけてすすぎを行う。そして、最後のすすぎは、食器を滅菌処理するため、貯水部6内の水を電気ヒータ10で昇温して(例えば70℃)食器をすすぐ高温すすぎを行う。
【0033】すすぎ洗浄工程が終了すると、マイコン30は乾燥工程を実行する。乾燥工程は乾燥制御手段41により実行される。乾燥制御工程においては、乾燥制御手段41は、電気ヒータ10を作動させて洗浄槽3内の温度を上昇させると共に乾燥ファン16を作動させ、食器に温風をあてることで食器を乾燥させる。そして、乾燥工程の終了により、マイコン30は食器の洗浄運転を終了する。
【0034】次に、食器の洗浄運転中は、上述したように、マイコン30は洗浄水位スイッチ12aがONするまで貯水部6に給水するため、通常は貯水部6内から水が溢れることはない。しかし、洗浄水位スイッチ12aがOFF故障したときは貯水部6内の水位がL0 以上となったことが検知できなくなる。また、給水電磁弁4が開弁故障したときは給水管5から貯水部6への給水を停止することができなくなる。
【0035】そのため、食器の洗浄運転中に洗浄水位スイッチ12aの故障が生じると、貯水部6への給水を開始したときに貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0 以上となっても給水が停止されず、貯水部から水が溢れてしまう。また、給水電磁弁4の開弁故障が生じると、食器の洗浄運転中であるか否かに拘わらず、貯水部6への給水が連続的に行われ、貯水部6から水が溢れてしまう。
【0036】そこで、食器洗浄機1が商用電源と接続されてマイコン30への作動用電力の供給が開始されると、水位監視手段42は、洗浄水位スイッチ12aのOFF故障及び給水電磁弁4の開弁故障が生じた場合に、貯水部6から水が溢れることを防止するため、図3に示した溢水防止処理の実行を開始する。
【0037】図3を参照して、水位監視手段42は、STEP1で、上限水位スイッチ12bがON状態であるか否かを検知することで、貯水部6内の水の水位が上限水位L1 以上となったか否かを監視する。そして、上限水位スイッチ12bがON状態であることを検知したときは、STEP2に進んで給水電磁弁4を閉弁する。これにより貯水部6内の水位が上限水位L1 以上まで上昇した要因が洗浄水位スイッチ12aのOFF故障である場合は、貯水部6への給水が停止される。
【0038】続くSTEP3とSTEP4は、使用者に貯水部6内の水位が上限水位L1 以上となったことを報知(水位異常報知)するための処理であり、水位監視手段42は、STEP3で操作パネル22に備えられたブザー(図示しない)を鳴動させ、STEP4で操作パネル22に備えられたエラーランプ(図示しない)を点灯させる。
【0039】そして、水位監視手段42は、次のSTEP5で2分タイマをスタートしてSTEP6で排水ポンプ13を作動させ、貯水部6内からの水の排水を開始する。そして、STEP7で2分タイマがタイムアップするのを待って、水位監視手段42はSTEP8で排水ポンプ13を停止する。ここで2分というタイマの設定時間は、貯水部6内に上限水位L0 まで貯められた水を排水するのに十分な時間に設定したものである。
【0040】このように、水位監視手段42は、貯水部6内の水を排水して貯水部6内の水の水位を下げることで、貯水部6から水が溢れることを防止する。次いで、水位監視手段42は、STEP9で洗浄水位スイッチ12aがONしたか否かを確認し、また、STEP10で上限水位スイッチ12bがONしたか否かを確認しながら、STEP11で使用者により運転/停止スイッチ21がOFF操作(エラー解除操作)されるのを待つ。STEP11で運転/停止スイッチ21がOFF操作されると、水位監視手段42はSTEP12でブザーの鳴動を停止し、STEP13でエラーランプを消灯して水位異常報知を終了してSTEP1に戻る。
【0041】ここで、貯水部6内の水の水位が上限水位L1 以上となった要因が給水電磁弁4の開弁故障であるときは、給水管5から貯水部6への給水が継続されているため、STEP8で排水ポンプ13の作動が停止されると貯水部6内の水の水位が再び上昇する。しかし、貯水部6内の水の水位が上昇して洗浄水位L0 以上となって、洗浄水位スイッチ12aがONしたときは、STEP9からSTEP5に分岐して、水位監視手段42はSTEP5〜STEP8の処理を実行して排水ポンプ13を2分間作動させる。
【0042】これにより、水位監視手段42は、給水電磁弁4が開弁故障した場合に貯水部6内の水の水位が上昇して貯水部6から水が溢れることを防止している。そして、このように貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0に達した時点で貯水部6内の水を排水することにより、貯水部6内の水の水位が上限水位L1 に達した時点で貯水部6内の水を排水する場合よりも、貯水部6内の水の水位を低く保つことができる。
【0043】また、給水電磁弁4が開弁故障し、且つ、洗浄水位スイッチ12aもOFF故障した場合は、貯水部6内の水の水位がL0 以上となっても洗浄スイッチ12aがONしないが、貯水部6内の水の水位がさらに上昇して上限水位L1 以上となると、上限水位スイッチ12bがONする。そのため、この場合には、図3のSTEP10からSTEP5に分岐して、水位監視手段42はSTEP5〜STEP8の処理を実行して排水ポンプを2分間作動させる。これにより、水位監視手段42は、給水電磁弁4が開弁故障し、且つ、洗浄水位スイッチ12aがOFF故障した場合に貯水部6から水が溢れることを防止している。
【0044】このように、上限水位スイッチ12bが正常に作動していれば、洗浄水位スイッチ12aのOFF故障や給水電磁弁4の開弁故障が生じても、上述した図3のSTEP3以下の処理が行われるため貯水部6から水が溢れることはない。しかし、上限水位スイッチ12bがOFF故障した場合には、図3のSTEP2以下の処理は行われず、貯水部6内の水の水位が上昇して貯水槽6から溢れ続けてしまう。
【0045】そこで、このような上限水位スイッチ12bのOFF故障に対処するため、マイコン30への作動用電力の供給が開始されると、再溢水防止手段43が図4に示した再溢水防止処理の実行を開始する。
【0046】図4を参照して、再溢水防止手段43は、STEP20で、電極センサ18がON状態であるか否かを検知する。貯水部6から水が溢れると貯水部6の下部に水が貯まり、貯水部6から水が漏れた場合と同じ状態となるため(図1参照)、電極センサ18がONする。そこで、再溢水防止手段43は、電極センサ18がON状態であることを検知したときに貯水部6から水が溢れたと判断する。このように、貯水部6からの漏水を検出するために設けられた電極センサ18を利用して貯水部6から水が溢れたことを検出することで、貯水部6から水が溢れたことを検出するセンサを専用に設ける必要がなくなり、食器洗浄機1の製造コストを抑制することができる。
【0047】そして、再溢水防止手段43は、電極センサ18がON状態にあることを検知して貯水部6から水が溢れたと判断したときは、STEP20からSTEP21に進んで給水電磁弁4を閉弁する。これにより貯水部6からの溢水が生じた原因が洗浄水位スイッチ12aのOFF故障と上限水位スイッチ12bのOFF故障にある場合は、貯水部6への給水が停止される。
【0048】続くSTEP22とSTEP23は、使用者に貯水部6から水が溢れたことを報知(溢水異常報知)するための処理であり、再溢水防止手段43は、STEP22で操作パネル22に備えられたブザー(図示しない)を鳴動させ、STEP23で操作パネル22に備えられたエラーランプ(図示しない)を点灯させる。
【0049】そして、再溢水防止手段43は、次のSTEP24で2分タイマをスタートしてSTEP25で排水ポンプ13を作動させ、STEP26で2分タイマがタイムアップするのを待ってSTEP27で排水ポンプ13の作動を停止する。このように排水ポンプ13を2分間作動させることで、上述した水位監視手段42による処理と同様に、貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0 よりも下がり、貯水部6から水が溢れることを防止することができる。
【0050】次いで、再溢水防止手段43は、STEP28で洗浄水位スイッチ12aがONしたか否かを検知しながら、STEP29で使用者により運転/停止スイッチ21がOFF操作(エラー解除操作)されるのを待つ。STEP29で運転/停止スイッチ21がOFF操作されれば、再溢水防止手段43はSTEP30でブザーの鳴動を停止し、STEP31でエラーランプを消灯して溢水異常報知を終了してSTEP20に戻る。
【0051】ここで、洗浄水位スイッチ12aは正常だが、給水電磁弁4が開弁故障していたときは、給水管5から貯水部6への給水が継続されているため、STEP27で排水ポンプ13の作動を停止すると貯水部6内の水の水位が再び上昇する。しかし、貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0 以上となって洗浄水位スイッチ12aがONすると、STEP28からSTEP24に分岐して、再溢水防止手段43はSTEP24からSTEP27の処理を実行して排水ポンプ13を2分間作動させる。そのため、給水電磁弁4が開弁故障し、且つ、上限水位スイッチ12bもOFF故障した場合であっても貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0 以下に保たれ、貯水部6から再び水が溢れることはない。
【0052】尚、本実施の形態では、貯水部6の亀裂等により貯水部6から水が漏れたことを検出するために設けられた電極センサ18がON状態にあるか否かを検知することで、貯水部6から水が溢れたか否かを認識したが、貯水部6からの溢水を検出するセンサはこれに限らず、例えば貯水部6内の水の水位が上限水位L1 を越えたときにONする水位スイッチを設け、該水位スイッチがONしたときに貯水部6から水が溢れたと認識するようにしてもよい。




 

 


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