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発明の名称 脂取り紙およびその製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−258641(P2001−258641A)
公開日 平成13年9月25日(2001.9.25)
出願番号 特願2000−77074(P2000−77074)
出願日 平成12年3月17日(2000.3.17)
代理人 【識別番号】100071515
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 景介
【テーマコード(参考)】
4L055
【Fターム(参考)】
4L055 AA01 AA05 AJ01 AJ05 BD17 EA08 EA25 GA46 
発明者 高岡 昇
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 天然繊維を主成分とする原料により二層に積層された原紙に抄合わされ、この原紙が抄入れ時における凹凸に伴う原料の高密度部および低密度部を有する抄入れ層と、この抄入れ層の抄入れ時における凹凸側を被覆して内部に埋設するように設けられ、全体にほぼ均一な密度となる被覆層とから成り、この原紙が積層方向から荷重付加処理を施された脂取り紙。
【請求項2】 原紙の坪量が15〜40g/m2である請求項1記載の脂取り紙。
【請求項3】 荷重付加処理による紙の密度が0.7〜1.1g/cm3である請求項1または2記載の脂取り紙。
【請求項4】 天然繊維を主成分とする原料により凹凸面を有する抄入れ層と、全体にほぼ均一な密度となる被覆層との二層の積層状態に抄合わせ、上記被覆層により上記抄入れ層の抄入れ時における上記凹凸に伴って生じる高密度部および低密度部を被覆して内部に埋設させた原紙を形成し、この原紙に積層方向から荷重付加処理を施すようにした脂取り紙の製造法。
【請求項5】 荷重付加処理を、加圧処理、槌打処理のいずれか、若しくは加圧処理と槌打処理の両方の組合わせで施す請求項4記載の脂取り紙の製造法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として女性が化粧する際などに顔の脂を吸収させて取り除くために用いるのに適する脂取り紙およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧用の脂取り紙として箔打ち紙が知られている。この箔打ち紙は金箔を打ち延ばす際に金箔を挟む。そして、これらの所望枚数を一束として箔打ち機により束面から万遍なく繰り返して叩くことにより、金箔を展延することができる。このような箔打ち工程を繰り返すことにより、金箔を展延する能力が低下する。この状態における箔打ち紙は、表裏が平滑化されて肌触りが良好であり、しかも、高密度化されて顔の脂を急速に吸収し、この吸収した脂により透明状態となり、古くから高品質の化粧用脂取り紙として用いられている。
【0003】しかしながら、このような化粧用脂取り紙は、箔打ちに使用した箔打ち紙の有効利用に過ぎず、供給量に自ら限界がある。また、近年、化粧用としてのみならず、清潔感を得るために顔の脂分を取り除くために使用され、性別、年齢の高低を問わず、使用者層が拡がる傾向にあり、多量の脂取り紙の提供が要望されている。
【0004】ところで、上記箔打ち紙は抄紙時に片面に凹凸層が設けられているので、箔打ちに用いられることにより、抄紙時に繊維本数の多い凸部が高密度となり、繊維本数の少ない凹部が低密度となり、この密度差により抄紙時の凹凸層が模様として残る。そして、一般的には格子模様が知られている。
【0005】そこで、近年、脂取り紙の量産化を図るに際し、肌触りにおいては上記箔打ち紙と同様の状態のものを得ることは到底できないため、模様、すなわち、意匠性において上記箔打ち紙と同様の状態のものを得ることが試みられている。従来の一例として、特開平8−56867号公報に記載されているように、原紙にスーパーキャレンダ加工を施した後、エンボス加工を施して所定の模様を形成するようにした脂取り紙が提案されている。従来の他の例として、特開平9−121939号公報に記載されているように、高吸水性の中間層とその両側の保護層の三層構造とし、中間層に凹部や孔を形成することにより透かし模様を形成するようにした脂取り紙が提案されている。従来の更に他の例として、特開平10−1900号公報に記載されているように、片面または両面に凹凸層を形成するようにした脂取り紙が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうち、特開平8−56867号公報に記載された脂取り紙は、原紙にスーパーキャレンダ加工を施した後にエンボス加工を施すことにより、模様を表出するようにしているため、意匠性を満足することができるとともに、高密度化されていることにより脂吸収時の透明性を得ることはできる。しかしながら、表面に模様に伴う凹凸層が残り、肌触りにおいて劣るばかりでなく、繊維が扁平状に潰されて滑らかな状態のままで表面積が小さくなるため、脂の吸収性に劣る。また、特開平9−121939号公報に記載された脂取り紙は所定の模様を表出することができて意匠性を満足することはできる。しかしながら、表面にスーパーキャレンダ加工が施されていない場合には、肌触りにおいて劣り、しかも、脂吸収時の透明性を得ることができず、一方、スーパーキャレンダ加工を施す場合にも中間層の高吸水性を喪失しないように加圧力を弱める必要があるため、脂吸収時の透明性の向上に限界がある。また、特開平10−1900号公報に記載された脂取り紙は脂の取り除き効果を向上させることができるとして表面に凹凸層を形成しているため、所定の模様を表出することができて意匠性を満足することはできる。しかしながら、表面に凹凸層を有することにより肌触りにおいて劣る。
【0007】本発明の目的は、上記のような従来の問題を解決しようとするものであり、所望の模様を表出することによる意匠性、また、肌触りの良好性、更には脂の吸収性および脂の吸収時における透明性について同時に満足することができ、したがって、商品価値を高めることができるようにした脂取り紙およびその製造法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の脂取り紙は、天然繊維を主成分とする原料により二層に積層された原紙に抄合わされ、この原紙が抄入れ時における凹凸に伴う原料の高密度部および低密度部を有する抄入れ層と、この抄入れ層の抄入れ時における凹凸側を被覆して内部に埋設するように設けられ、全体にほぼ均一な密度となる被覆層とから成り、この原紙が積層方向から荷重付加処理を施されたものである。
【0009】そして、上記原紙の坪量を15〜40g/m2の範囲で選択することにより、脂取り紙として必要な強度を得ることができるとともに、柔軟性を失わないようにすることができ、最適には20〜30g/m2の範囲で用いる。また、荷重付加処理による密度を0.7〜1.1g/cm3の範囲で選択することにより、皮脂吸収後の透明性および皮脂吸収時の柔軟性を満足することができ、最適には0.75〜0.9g/cm3で選択する。
【0010】上記課題を解決するための本発明の脂取り紙の製造法は、天然繊維を主成分とする原料により凹凸面を有する抄入れ層と、全体にほぼ均一な密度となる被覆層との二層の積層状態に抄合わせ、上記被覆層により上記抄入れ層の抄入れ時における上記凹凸に伴って生じる高密度部および低密度部を被覆して内部に埋設させた原紙を形成し、この原紙に積層方向から荷重付加処理を施すようにしたものである。
【0011】そして、上記荷重付加処理として、加圧処理、槌打処理のいずれか、若しくは加圧処理と槌打処理の両方の組合わせで施すことができる。
【0012】上記のような本発明によれば、抄入れ時における凹凸に伴う原料の高密度部および低密度部により模様を表出することができて意匠性を満足することができ、また、上記高密度部および低密度部を内部に埋設して表面に抄入れ時における凹凸が露出しないようにし、しかも、原紙に積層方向から荷重付加処理を施しているので、肌触りを良好にすることができ、更には脂の吸収性および脂の吸収時における透明性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る脂取り紙の抄合わせに用いる円網抄紙機の一部概略説明図、図2(a)〜(c)は同円網抄紙機による脂取り紙の製造工程説明図である。
【0014】図1に示すように、第1のバット1a、第2のバット1bが直列に配置され、各バット1a、1bにはシリンダ2a、2bが備えられている。各バット1a、1bにはスラリー状の抄紙用原料3が入れられている。ウェット毛布4が複数のロール5に無端状で走行可能に掛けられ、このウェット毛布3は各シリンダ2a、2bに対してクーチロール6a、6bで挟まれている。
【0015】原紙の主成分である天然繊維としては、特に限定されるものではなく、マニラ麻、ケナフ、ミツマタ、ガンピ、コウゾなどの靭皮繊維、木材繊維、コットン繊維、絹、羊毛などのうち、一種または二種以上を使用することができる。その他、必要に応じてタルク、炭酸カルシウム、クレーなどの無機填料やその定着剤、また、ポリアミドエピクロルヒドリン、ポリアクリルアマイド、澱粉、カルボキシメチルセルロースなどの紙力増強剤を使用することもできる。上記天然繊維をビーターにより所望の叩解度に調整し、このスラリーに無機填料を添加し、均一になるまで攪拌し、更に湿潤紙力剤、定着剤等を添加することにより、スラリー状の抄紙用原料3を得ることができ、この抄紙用原料3を各バット1a、1bに入れる。
【0016】そして、図1に示すように、ウェット毛布4に矢印方向に走行させるとともに、第1、第2の各シリンダ2a、2bを矢印方向に回転させる。これにより、まず、第1のシリンダ2aにおける抄紙ワイヤにより図2(a)に示すように、湿紙から成る抄入れ層7を抄いてウェット毛布4に移し取る。次に、第2のシリンダ2bにおける抄紙ワイヤにより図2(b)に示すように、湿紙から成る被覆層8を抄いてウェット毛布4と共に走行している抄入れ層7における抄入れ面、すなわち、凹凸面側と抄合わせる。
【0017】ここで、第1のシリンダ2aにおける抄紙ワイヤは、5〜40メッシュのものを用い、または40〜100メッシュで、所望間隔ごとに目つぶししたものを用いることができる。このような抄紙ワイヤを用いることにより、ワイヤ部分、若しくは目つぶし部分では水分が透過しないために抄紙用原料3の量が少なく、透孔部分では水分が透過するために抄紙用原料3の量が多く、したがって、抄入れ層7はウェット毛布4とは反対側、すなわち、抄紙ワイヤ側に凹凸面が形成される。一方、第2のシリンダ2bにおける抄紙ワイヤは、40メッシュ以上のものを用いる。このような抄紙ワイヤを用いることにより、被覆層8は全体がほぼ均一な密度となるフラット状に抄くことができる。このようにフラット状に抄には40メッシュ未満であると上記のように凹凸面が生じるために用いることができず、好ましくは80メッシュ以上のものを用いる。このとき、抄入れ層7、被覆層8の全体を坪量15〜40g/m2、最適には20〜30g/m2で抄合わせることにより、紙の強度を得ることができ、しかも、紙の柔軟性を失わないようにすることができる。
【0018】上記のような抄合わせ状態では多量の水分を含んでおり、これをウェット毛布4により搬送する間にサクションボックス(図示省略)により水分を吸引し、続いてプレスロールにより加圧脱水し、ヤンキードライヤ(図示省略)にタッチロール(図示省略)により加圧密着させて乾燥させる。そして、抄入れ層7と被覆層8の抄合わせ状態では上記のように多量の水分を含んでいるため、抄合わせ時に抄入れ層7における凸部は被覆層8とで圧縮させ、続いてプレスロールにより加圧し、更にヤンキードライヤにタッチロールにより加圧密着させて乾燥させることにより、抄入れ層7における凸部を強く圧縮させて右上傾斜の斜線で示す高密度状態とし、凹部を弱く圧縮させて右下傾斜の斜線で示す低密度状態とし、この高密度部と低密度部を内部に埋設させ、図2(c)に示すように、全体がほぼ均一な厚みのフラット状の原紙9を得ることができる。
【0019】次に、上記原紙9をカレンダー加工機等で高圧により加圧処理する。この加圧処理により、原紙9はその繊維が断面において円形状等から楕円状、若しくは扁平状につぶされて高密度化されるとともに、両面が平滑化される。このように、高密度化することにより、脂吸収時の透明性に優れるが、脂の吸収速度に劣ることになる。そこで、これを防止するために、上記加圧処理後の原紙9を正方形状、若しくは長方形状に裁断し、その所望枚数を一束として箔打機により束面から万遍なく槌打する。十分に槌打する必要がある場合には、槌打することにより熱が発生するため、冷ましながら槌打する作業を繰り返して行う。このようにして原紙9を槌打することにより、その高密度状態を保ちながら各繊維を複数本にほぐし、柔軟性を得るとともに、表面積を大きくした脂取り紙を得ることができる。このとき、上記原紙9と、この原紙9より堅いグラシン等から成る補助用シート状物とを互いに重ね合わせて箔打機により束面から万遍なく槌打することにより、各繊維を更に一層効果的にほぐし、柔軟性を向上させることができるとともに、表面積を大きくすることができ、更に堅い補助用シート状物との摩擦により磨くようにして光沢(艶)を得ることができる。そして、荷重付加処理後の密度が0.7〜1.1g/cm3、最適には0.75〜0.9g/cm3となるように選択することにより、皮脂吸収後の透明性を向上させ、皮脂吸収時の柔軟性を失わないようにすることができる。
【0020】上記実施形態によれば、抄入れ層7の抄入れ時における凹凸に伴う原料の高密度部および低密度部により模様を表出することができて意匠性を満足することができる。また、上記高密度部および低密度部を被覆層8の内側、すなわち、内部に埋設して表面に抄入れ時における凹凸が露出しないようにし、しかも、原紙9を束面、すなわち、二層抄合わせにおける積層方向から加圧処理して高密度化を図った後、槌打して各繊維を複数本にほぐすようにして表面積を大きくしているので、肌触りを良好にすることができ、更には脂の吸収性および脂の吸収時における透明性を向上させることができる。したがって、商品価格を高めることができる。また、補助用シート状物との摩擦により光沢を得るようにすれば、更に一層、商品価格を高めることができる。
【0021】なお、上記実施形態においては原紙9を加圧処理後に槌打して脂取り紙を作成しているが、加圧処理したままでも、表面積が多少小さく、脂の吸収性に多少劣るものの、箔打ち紙よりも脂の吸収性に優れているので、槌打しなくてもよい。また、原紙9に加圧処理を施すことなく槌打しても、高密度化に多少劣ることにより透明性に多少劣るものの、箔打ち紙よりも表面積が大きく、脂の吸収性に優れるので、加圧処理しなくてもよい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
【0023】(実施例1)マニラ麻100部、無機填料であるタルク10部、湿潤紙力剤であるポリアミドエピクロルヒドリン樹脂2.0部、定着剤であるカチオン系スチレン樹脂1.0部の配合比に選定した。そして、マニラ麻をビーターにより叩解し、叩解度を18゜SRに調整した。このスラリーにタルクを添加して均一になるまで攪拌した。更に、ポリアミドエピクロルヒドリン、カチオン系スチレン樹脂を添加して抄紙用原料3を得た。この抄紙用原料3を用い、図1に示した円網抄紙機により抄紙した。
【0024】第1のシリンダ2aは抄入れ、すなわち、凹凸面を得ることができるように16メッシュの抄紙ワイヤを用い、第2のシリンダ2bはフラット層を得ることができるように100メッシュの抄紙ワイヤを用いた。第1シリンダ2aでは12g/m2、第2のシリンダ2bでは12g/m2となるように抄紙用原料3を調整し、合計で24g/m2の坪量となるように二層抄合わせたシート状の原紙9を作成した。この原紙9をカレンダー加工機により線圧100kg/cmで加圧した後、所望の寸法に裁断して脂取り紙を作成した。
【0025】(実施例2)上記実施例1と同様にして原紙9をカレンダー加工機により線圧100kg/cmで加圧した後、21cm×21cmの正方形に裁断し、これらを堅いパルプ100%のグラシン紙と交互に重ね合わせ、500枚〜1000枚を一束として箔打ち機により大、小重さの異なるハンマーを使い分け、束面から万遍なく繰り返し槌打して脂取り紙を作成した。
【0026】(比較例1〜4)比較例1として、上記原紙9を用いた。また、比較例2として、第1のシリンダ2aに第2のシリンダ2bと同様の100メッシュの抄紙ワイヤを用いた以外は上記実施例1と同様にして作成した原紙を用いた。また、比較例3として、第1のシリンダ2aに第2のシリンダ2bと同様の100メッシュの抄紙ワイヤを用いた以外は上記実施例1と同様にカレンダー加工機により加圧して脂取り紙を作成した。また比較例4として、現在、最高級脂取り紙として市販されている箔打ち紙を用いた。
【0027】実施例1、2および比較例1〜3の脂取り紙に関し、密度、平滑度、吸脂性、肌触り、満足感について評価した。密度についてはJIS P 8118に準じて測定した。平滑度についてはJIS P 8119に準じて測定した(なお、抄紙時にヤンキードライヤに接触した面を表とし、その反対面を裏とした。吸脂性については、ひまし油とベンジルアルコールを50対50の割合で混合し、この混合液にあらかじめ重量を測定した試験片(7cm×7cm)を浸漬し、その後、試験片の角部を挟み、1分間ぶらさげて余分な混合液を滴下させた後、重量を測定した。この吸脂性については、次式により算出した。
吸脂性(%)=(浸漬後重量−浸漬前重量)/浸漬前重量×100肌触りについては官能試験であり、実際にサンプルで顔面の脂を取った際の評価を良いが○、普通が△、悪いが×で示した。満足感については顔面の脂を取り除いた後の試料を観察し、透明感を比較した。その評価を良いが○、普通が△、悪いが×で示した。これらの評価結果を次の表1に示す。
【0028】
【表1】

【0029】上記試験結果から明らかように、比較例1、2は抄紙したのみの原紙であり、密度が低いために吸脂性は高いものの、平滑度、肌触り、満足感に劣り、比較例2、3は抄入れがないため、意匠性にも劣る。比較例3はカレンダー加工により密度を高めたために平滑性を向上させ、肌触り、満足感に優れるが吸脂性においてやや劣り、しかも、抄入れがないため、意匠性にも劣る。比較例4は密度、平滑度共に高く、肌触り、満足感を得ることはできるが、吸脂性に劣る。これに対し、実施例1、2はいずれも密度を高めて平滑度を向上させ、肌触り、満足感に優れ、しかも、抄入れがあるので、意匠性にも優れている。すなわち、実施例1、2は、意匠性、肌触りの良好性、脂の吸収性および脂の吸収時における透明性のすべての点においてバランス良く優れていることが分かった。
【0030】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、抄入れ時における凹凸に伴う原料の高密度部および低密度部により模様を表出することができて意匠性を満足することができ、また、上記高密度部および低密度部を内部に埋設して表面に抄入れ時における凹凸が露出しないようにし、しかも、原紙に積層方向から荷重付加処理を施してしているので、肌触りを良好にすることができ、更には脂の吸収性および脂の吸収時における透明性を向上させることができる。したがって、商品価値を高めることができる。




 

 


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