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発明の名称 ズボン下
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−164403(P2001−164403A)
公開日 平成13年6月19日(2001.6.19)
出願番号 特願平11−351779
出願日 平成11年12月10日(1999.12.10)
代理人 【識別番号】100064584
【弁理士】
【氏名又は名称】江原 省吾 (外3名)
【テーマコード(参考)】
3B028
【Fターム(参考)】
3B028 EA00 EB09 EB19 EB20 EB31 EC12 
発明者 東 俊一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 膝の前下部から大腿前部、及び、臀部の伸縮性を大きく構成し、前腹部及び腰部周囲並びに両側の脚筒残部の伸縮性を小さく構成したことを特徴とするズボン下。
【請求項2】 右側身頃と左側身頃とを、それぞれ膝の前下部から大腿前部、及び、臀部にかけて連続した生地で構成したことを特徴とする請求項1記載のズボン下。
【請求項3】 伸縮性を大きく構成した部分と小さく構成した部分との生地を、伸縮性の異なる生地で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のズボン下。
【請求項4】 伸縮性を大きく構成した部分と小さく構成した部分との生地を、同一生地で構成すると共に、前者部分をバイアスに裁断した生地で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のズボン下。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、履き心地の快適性と運動機能性とを改善したズボン下に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ズボン下を着用する人体の下半身の皮膚は、人体の姿勢や動作によって伸縮するが、その伸縮の度合いが各部で異なっている。例えば、膝部分や臀部では、屈曲や屈伸動作によって皮膚が比較的に大きく伸縮するが、膝の裏側や前腹部、腰部周囲等では皮膚の伸縮が比較的に少ない。
【0003】それにも拘らず、従来のズボン下は、前後の身頃生地を含めた全体をクレープ生地やメリヤス生地、ニット生地等の同一生地で構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のズボン下は、人体の姿勢や動作による各部の皮膚の伸縮の差に基づいた構成にはなっておらず、履き心地の快適性と運動機能性とが中途半端なものとなっている。そのため、ゆとりを大きく採り過ぎると、履き心地の快適性が損われ、ゆとりが小さいと運動機能性が損われる不具合があった。
【0005】本発明は、履き心地の快適性と運動機能性の両方を向上させ得るズボン下を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、本発明のズボン下は、膝の前下部から大腿前部、及び、臀部の伸縮性を大きく構成し、前腹部及び腰部周囲並びに両側の脚筒残部の伸縮性を小さく構成したことを特徴とする。この構成により、人体下半身の皮膚の伸縮率の大きい部分の動作を軽快円滑にし、また、皮膚の伸縮が少ない部分に対しては、伸縮性を小さく構成して、形態保持機能を維持させ、ズボン下の型崩れを防止し、かつ、生地の伸縮性による負荷が余分にかかることを防止でき、特に、過大なゆとりによるだぶつきや過小なゆとりによる引き攣れがなく、適度にフィットして履き心地の快適性と運動機能性の両方を向上させることができる。
【0007】また、本発明のズボン下は、右側身頃と左側身頃とを、それぞれ膝の前下部から大腿前部、及び、臀部にかけて連続した生地で構成したことを特徴とする。この構成により、生地の裁断及び縫製作業を容易化できる。
【0008】さらに、本発明のズボン下は、伸縮性を大きく構成した部分と小さく構成した部分との生地を、伸縮性の異なる生地で構成したことを特徴とする。この構成により、大きい伸縮性を必要とする部分には伸縮性の大きい生地を、その他の部分には通常の生地を使用することができるため、履き心地の快適性と運動機能性とに優れたズボン下を安価に提供することができる。
【0009】また、本発明のズボン下は、伸縮性を大きく構成した部分と小さく構成した部分との生地を、同一生地で構成すると共に、前者部分をバイアスに裁断した生地で構成したことを特徴とする。この構成により、外観向上が図れ、履き心地の快適性と運動機能性とに優れたズボン下を一層安価に提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1の(A)は本発明に係るズボン下の概略正面図、(B)は概略背面図である。
【0011】本発明のズボン下は、図1の(A)(B)に示すように、膝の前下部a、aから大腿前部b、b、及び、臀部c、cの伸縮性を大きく構成し、前腹部d、d及び腰部周囲e、e並びに両側の脚筒残部f、fの伸縮性を小さく構成したものである。そして、右側身頃1と左側身頃2とを、それぞれ膝の前下部a、aから大腿前部b、b、及び、臀部c、cにかけて連続した生地で構成したものである。
【0012】上記、伸縮性を大きく構成した部分a、b、cと小さく構成した部分d、e、fとの生地を、伸縮性の異なる生地で構成する。この場合、伸縮性の大きい生地としては、メッシュ生地(網目を大きくした編み物生地)、伸縮糸(スパンデックス糸等)を使用した伸縮布地等をバイアスに裁断して使用する。そして、伸縮性の小さい生地としては、従来からズボン下に使用されているクレープ地、メリヤス地、ニット地等の一方向伸縮性生地が使用される。
【0013】なお、本発明は、伸縮性を大きく構成した部分a、b、cと小さく構成した部分d、e、fとの生地を、同一生地で構成すると共に、前者部分をバイアスに裁断した生地で構成してもよい。この場合に使用する生地としては、クレープ地、メリヤス地、ニット地等の一方向伸縮性生地が好ましい。
【0014】次に、生地の裁断及び縫製方法について説明する。本実施例では、右側身頃1と左側身頃2とを中央部で2分して展開した状態に生地を裁断する。左右の身頃生地の裁断時、膝の前下部a、aから大腿前部b、b、及び、臀部c、cにかけて連続する部分を中央部とし、その上部分及び下部分の3部分にカットした型紙を製作して、この型紙に沿って前記した生地を上部、中部、下部の3部分に裁断し、それらを右側身頃1と左側身頃2とに分けて上部と中部とを上部横方向縫合線3、3で縫合し、中部と下部とを下部横方向縫合線4、4で縫合しておき、最後に、右側身頃1と左側身頃2とを正面中央部の前立部5と背面中央部の縦方向縫合線6とに沿って縫合し、上部に穿き口部7を形成し、両側の脚筒部8、8を内側の縦方向縫合線9、9で筒状に縫合してズボン下を構成する。なお、本発明は、この実施例の生地の裁断及び縫製方法以外の方法で生地を裁断し、縫製してもよい。例えば、身頃生地を左右及び前後の4枚構成で裁断し、縫合させてもよい。なお、本発明は、スポーツウエアやワーキングウエアにも適用可能である。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、人体下半身の皮膚の伸縮率の大きい部分の動作を軽快円滑にし、また、皮膚の伸縮が少ない部分に対しては、伸縮性を小さく構成して、形態保持機能を維持させ、ズボン下の型崩れを防止し、かつ、生地の伸縮性による負荷が余分にかかることを防止でき、特に、過大なゆとりによるだぶつきや過小なゆとりによる引き攣れがなく、適度にフィットして履き心地の快適性と運動機能性の両方を向上させることができる。
【0016】また、請求項2の発明によれば、生地の裁断及び縫製作業を容易化できる。
【0017】さらに、請求項3の発明によれば、履き心地の快適性と運動機能性とに優れたズボン下を安価に提供することができる。
【0018】また、請求項4の発明によれば、外観向上が図れ、履き心地の快適性と運動機能性とに優れたズボン下を一層安価に提供することができる。




 

 


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