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発明の名称 触媒燃焼式暖房手袋
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−140117(P2001−140117A)
公開日 平成13年5月22日(2001.5.22)
出願番号 特願平11−315164
出願日 平成11年11月5日(1999.11.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【テーマコード(参考)】
3B033
3K065
【Fターム(参考)】
3B033 AA16 AA31 AA32 AB03 AC05 AC08 AC10 
3K065 TB13 TC05 TD05 TK02 TK04 TP08
発明者 薮内 秀隆 / 日下 貴晶 / 宇野 浩 / 中島 信市
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、燃料ガスを触媒燃焼する触媒燃焼加熱部と、前記触媒燃焼加熱部の発熱を全体に熱伝導する熱伝導手段とを有する触媒燃焼式暖房手袋。
【請求項2】 熱伝導手段は、天然繊維または化学繊維の繊維糸と、金属線とを製織し、手袋の手形に合わせて裁断した熱伝導体と、前記熱伝導体を触媒燃焼加熱部に接触させる熱伝導板とによって構成した請求項1に記載した触媒燃焼式暖房手袋。
【請求項3】 熱伝導手段は、触媒燃焼加熱部と手袋の指部との間を接続する排気通路によって構成した請求項1に記載した触媒燃焼式暖房手袋。
【請求項4】 熱伝導手段は、熱伝導液体を収容した放熱体によって構成した請求項1に記載した触媒燃焼式暖房手袋。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化石油ガス等の燃料ガスを触媒燃焼させて発生する熱を利用して手袋の暖房を行なう触媒燃焼式暖房手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特に寒冷地における屋外でのスポーツや釣り、あるいは寒風にさらされるオートバイや自転車による走行には、防寒のために、電池を電源とするヒータを備えた手袋や、鉄などの金属と酸化剤の化学反応を利用するいわゆる使い捨てカイロを装着した暖房手袋が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の暖房手袋は、暖房効果が十分ではないという課題を有している。
【0004】すなわち、電池を電源とするヒータを使用するものでは、電池の電圧によって加熱温度が変化するものであり、使用中の暖房効果が一定しなかったり、また、手袋に装着できる電池の容量に制約があることから長時間継続して使用することはできないものである。また、使い捨てカイロを装着したものでは、長時間の使用は可能ではあるが、逆に一度使用を開始すると途中で停止できないものであり、また、発熱するまでに時間がかかるため短時間での繰り返し使用には適さないものである。また発熱量が少なく、手袋の全体を十分に暖房することはできないものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒燃焼加熱部が燃料タンクから供給された燃料ガスを触媒燃焼して、発生する熱量を熱伝導手段によって手袋の全体に熱伝導するようにして、一定の加熱温度で長時間の使用が可能で、また運転の開始・停止が任意にでき十分な暖房効果が得られる触媒燃焼式暖房手袋としている。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、触媒燃焼加熱部が燃料タンクから供給された燃料ガスを触媒燃焼して、発生する熱量を熱伝導手段によって手袋の全体に熱伝導するようにして、一定の加熱温度で長時間の使用が可能で、また運転の開始・停止が任意にでき十分な暖房効果が得られる触媒燃焼式暖房手袋としている。
【0007】請求項2に記載した発明は、熱伝導手段は、天然繊維または化学繊維の繊維糸と、金属線とを製織し、手袋の手形に合わせて裁断した熱伝導体と、前記熱伝導体を触媒燃焼加熱部に接触させる熱伝導板とによって構成して、軽量で柔軟性に富んだ構成で、触媒燃焼加熱部の熱を効率よく手袋の指部にまで伝導でき、しかも手袋の多種多様な形状に対しても製造が容易にできる触媒燃焼式暖房手袋としている。
【0008】請求項3に記載した発明は、熱伝導手段は、触媒燃焼加熱部と手袋の指部との間を接続する排気通路によって構成して、触媒燃焼加熱部の燃焼ガスの排熱を直接利用して指部の加温を行なうことができ、短時間で十分な暖房効果を得ることができる触媒燃焼式暖房手袋としている。
【0009】請求項4に記載した発明は、熱伝導手段は、熱伝導液体を収容した放熱体によって構成して、非常に柔軟で使い勝手の良い触媒燃焼式暖房手袋としている。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の構成を示す平面図である。手袋1の手甲部には、燃料ガスを貯蔵する燃料タンク1と、燃料ガスを触媒燃焼する触媒燃焼加熱部3と、操作部4を配置している。操作部4は、燃料タンク1が貯蔵している燃料ガスを燃料通路5から前記触媒燃焼加熱部3に供給する開閉弁を有している。
【0011】図2は、前記触媒燃焼加熱部3の構成を示す断面図である。前記開閉弁が開くと、燃料タンク1が貯蔵している燃料ガスは、燃料通路5を通って触媒燃焼加熱部3に供給される。すなわち、燃料ガスはノズル6から噴出され、エゼクター部6aを通過するときに、エゼクター効果によって吸気口7から吸引した空気と混合部8で混合されて可燃性の燃料ガスとなる。この可燃性の燃焼ガスは、燃焼室9に供給される。燃焼室9は、内部に白金等の貴金属で構成した触媒体10と、点火装置11と、排気口12を備えている。点火装置11は、操作部4を操作することによって、スパークを発生して、前記可燃性の燃焼ガスを着火するものである。
【0012】また、前記触媒燃焼加熱部3は、手袋1の表布13と内布14の間に設けた枠体15に収容されている。前記枠体15の空間部は、排気口12から排出される燃焼ガスが通過する排気通路6となっている。この排気通路6は、手袋1の指先まで続いており、指先に設けている図示していない排出孔を通って外部に排出されるようになっている。前記排気通路6は、触媒燃焼加熱部3の発熱を排気口12から受けて各部に熱伝導する熱伝導手段を構成している。
【0013】17は前記枠体15の下部に設けている熱伝導体で、図3に示すような構成となっている。すなわち、天然繊維または化学繊維等でできた柔軟性を有する繊維糸18と、銅やアルミなどの熱伝導率の高い金属で構成した金属線19とを製織した熱伝導性布によって構成しているものである。また、熱伝導体17は、手袋1の表布13と内布14の間に設けており、熱伝導体17の下部には、熱伝導率の高いアルミ等の金属板あるいは金属箔で構成した伝熱板20を設けている。伝熱板20は、前記熱伝導体17を触媒燃焼加熱部3に接触させるとともに、触媒燃焼加熱部3の熱量を平均化して均一に分布させる作用を有している。つまり、前記熱伝導体17と伝熱板20とは、触媒燃焼加熱部3の発熱を全体に熱伝導する熱伝導手段を構成しているものである。
【0014】以下、本実施例の動作について説明する。使用者が操作部4を操作すると、操作部4が内蔵している開閉弁が開いて、燃料タンク2から触媒燃焼加熱部3に燃料ガスが供給される。同時に、点火装置11にスパークが発生する。このため、ノズル6から噴出した燃料ガスは、混合部8で空気と混合された可燃性のガスとなって燃焼室9内で点火される。このため、触媒体10の下流には前記可燃性のガスの火炎が形成される。この火炎によって触媒体10が加熱される。こうして触媒体10の温度が上昇して、触媒体10の活性温度に達すると、触媒体10は触媒燃焼を開始する。触媒燃焼に入ると、可燃性の混合ガスは全て触媒燃焼に消費されるため、火炎は消滅する。この触媒燃焼によって触媒燃焼加熱部3の外郭の温度は、100〜150℃の間で温度制御される。この触媒燃焼加熱部3の発熱は、前記排気通路16から各部に熱伝導されるものである。また、熱伝導体17と、熱伝導板20とによって全体に熱伝導されるものである。
【0015】なお本実施例では、触媒燃焼加熱部3の発熱を全体に熱伝導する熱伝導手段として、熱伝導体17と熱伝導板20によって構成したものと、排気通路16によって構成しているものの両方を使用するようにしているが、もちろん、いずれかの一つを使用する構成としても支障はないものである。
【0016】また本実施例では、触媒燃焼加熱部3を手袋1の手甲部に設けるようにしているが、手首部に設けるようにしても支障はないものである。ただし、この場合は指先までの距離が長くなるため、指先の温度は若干低下する。
【0017】以上のように本実施例によれば、燃料ガスを貯蔵する燃料タンク2と、燃料ガスを触媒燃焼する触媒燃焼加熱部3と、触媒燃焼加熱部3の発熱を全体に熱伝導する熱伝導手段とを有する構成として、一定の加熱温度で長時間の使用が可能で、また運転の開始・停止が任意にでき十分な暖房効果が得られる触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0018】また本実施例によれば、熱伝導手段は、天然繊維または化学繊維の繊維糸18と、金属線19とを製織し、手袋の手形に合わせて裁断した熱伝導体と、この熱伝導体を触媒燃焼加熱部3に接触させる熱伝導板20とによって構成して、軽量で柔軟性に富んだ構成で、触媒燃焼加熱部の熱を効率よく手袋の指部にまで伝導でき、しかも手袋の多種多様な形状に対しても製造が容易にできる触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0019】また本実施例によれば、熱伝導手段は、触媒燃焼加熱部3と手袋の指部との間を接続する排気通路16によって構成して、触媒燃焼加熱部3の燃焼ガスの排熱を直接利用して指部の加温を行なうことができ、短時間で十分な暖房効果を得ることができる触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0020】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例について説明する。図4は本実施例の構成を示す平面図である。本実施例では、熱伝導手段として、熱伝導液体を収容している放熱体21を使用している。放熱体21は、手形に合わせて裁断した合成樹脂やゴム等の2枚のシートの周囲を接着剤を使用したり、または溶着等によって接合しており、内部にシリコンオイルや不凍液等の熱伝導液体を密封して収容している。また、実施例1で説明したと同様に、触媒燃焼加熱部3を取り付けている取付部23に、触媒燃焼加熱部3と伝熱板20とにより夾んで取り付けている。つまり、触媒燃焼加熱部3と熱的に接続している。
【0021】以上のような構成で、触媒燃焼加熱部3が動作し外郭温度が上昇すると、触媒燃焼加熱部3に熱的に接続している放熱体21に、この熱エネルギーが伝達されるものである。この状態で手袋1の装着者が通常に手を動かせば、熱伝導液体が放熱体21内を自由に流動して、指先にまで熱が伝達されるものである。以上のように本実施例によれば、加熱された熱伝導液体が熱媒となって、放熱体21内を流動して手袋の全体を加温できるものである。また、不凍液を使用しているため、使用しない状態で保管しておいても、極寒地であっても凍結したりするおそれはなく、いつでも使用できるものである。また、不凍液を使用しているために非常に柔軟で手袋の装着感のよい触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、燃料ガスを触媒燃焼する触媒燃焼加熱部と、前記触媒燃焼加熱部の発熱を全体に熱伝導する熱伝導手段とを有する構成として、一定の加熱温度で長時間の使用が可能で、また運転の開始・停止が任意にでき十分な暖房効果が得られる触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0023】請求項2に記載した発明は、熱伝導手段は、天然繊維または化学繊維の繊維糸と、金属線とを製織し、手袋の手形に合わせて裁断した熱伝導体と、前記熱伝導体を触媒燃焼加熱部に接触させる熱伝導板とによって構成して、軽量で柔軟性に富んだ構成で、触媒燃焼加熱部の熱を効率よく手袋の指部にまで伝導でき、しかも手袋の多種多様な形状に対しても製造が容易にできる触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0024】請求項3に記載した発明は、熱伝導手段は、触媒燃焼加熱部と手袋の指部との間を接続する排気通路によって構成して、触媒燃焼加熱部の燃焼ガスの排熱を直接利用して指部の加温を行なうことができ、短時間で十分な暖房効果を得ることができる触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。
【0025】請求項4に記載した発明は、熱伝導手段は、熱伝導液体を収容した放熱体によって構成して、非常に柔軟で使い勝手の良い触媒燃焼式暖房手袋を実現するものである。




 

 


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