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合成樹脂製手袋 - オカモト株式会社
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発明の名称 合成樹脂製手袋
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−303330(P2001−303330A)
公開日 平成13年10月31日(2001.10.31)
出願番号 特願2000−127331(P2000−127331)
出願日 平成12年4月27日(2000.4.27)
代理人 【識別番号】100089406
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 宏 (外1名)
【テーマコード(参考)】
3B033
4F071
4F210
【Fターム(参考)】
3B033 AB08 AC01 BA00 
4F071 AA12X AA15X AA22X AA28X AA33X AA78 AE22 AH19 BB09 BC01
4F210 AA04E AA46E AA47 AG01 AH70 QA01 QK01 QW21
発明者 伊東 義宏
要約 目的
可塑剤の溶出という問題を解決し、加工製性の優れたしなやかさおよびしっとり管を有するゴムライクな合成樹脂製手袋を提供することを目的とする。

構成
(A)エチレン系共重合体30〜90重量部と、(B)ビニル基含有化合物と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体70〜10重量部との混合物によるフィルムからなる合成樹脂製手袋である。
特許請求の範囲
【請求項1】 (A)エチレン系共重合体30〜90重量部と、(B)ビニル基含有化合物と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体70〜10重量部との混合物によるフィルムからなる合成樹脂製手袋。
【請求項2】 エチレン系共重合体がエチレン−ビニルアセテート共重合体またはエチレン−(メタ)アクリレート共重合体である請求項1記載の合成樹脂製手袋。
【請求項3】 (A)がエチレン−ビニルアセテート共重合体であり、(B)がスチレンと、ブタジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体であり、インフレーション法により製膜されたフィルムを2枚重ねてヒートシールにより成形された請求項1記載の合成樹脂製手袋。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2枚の薄い合成樹脂フィルムよりなる合成樹脂製手袋に関し、特に加工性に優れたしなやかさ及びしっとり感を有するゴムライクな合成樹脂製手袋に関する。
【0002】
【従来技術】食品製造時に衛生上の理由によって素手で作業を行ってはならない場合、或はOA機器においてトナーを交換する時のように素手で作業をしたときに手が極度に汚れてしまう場合、薄い合成樹脂フィルム製の手袋を着用して作業が行なわれている。従来よりプラスチックまたはゴム製の作業用手袋にはプラスチゾルまたはゴムラテックスに手袋型を浸漬して製造する浸漬法と薄い合成樹脂フィルムを2枚重ね合わせ、その上に手袋型を載置し、該手袋型の輪郭に沿って各フィルムを溶着、切断する方法とがある。前者の場合は、人間の手の形状と一致し、手にフィットして使い勝手は良いが、価格が高い。他方、合成樹脂フィルムより成形した手袋は人間の手の形状とあまり一致しないが、価格が安いので大いに利用されている。そして、この合成樹脂フィルムから製造される手袋について、より一層使い勝手をよくするためにいろいろな工夫が施されている。
【0003】従来の合成樹脂フィルム製手袋は製造の容易性やコストの面から主に塩化ビニル製樹脂が使用されていた。しかし、塩化ビニル樹脂は可塑剤を添加して成形するため、使用時に可塑剤が溶出するという問題が生じるおそれがあった。そのため食品等を取り扱う分野では塩化ビニル樹脂に替わる合成樹脂製手袋が求められている。塩化ビニル樹脂に替わる樹脂として、ポリエチレンとメチルメタアクリル酸メチル(EMMA)との樹脂組成物から製造することが試みられたが、前記樹脂組成物は押出し、インフレーション成形ができず、また、LLDPEなどのポリオレフィン樹脂は押出し、インフレーション法は可能であるが、シボ加工ができず、そのため得られる手袋は、しなやかさがなくて手になじめず、使い勝手が非常に悪かった。その他、ポリウレタン樹脂よりなる手袋もあるが、ポリウレタン樹脂は通常の押出し成形法ではフィルムが製造できず、キャスティング法によって得られたフィルムを使用するためコストの面で好ましくなく、更にエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)は粘着性が高いために押出し成形したフィルムより手袋型を溶着、切断することがうまく行かなかった。
【0004】特開平2−4846号公報には(メタ)アクリレート含有量10〜40重量%、MFRが0.5〜40g/10分のエチレン−(メタ)アクリレート共重合体(A)及びMFRが0.02〜50g/分のポリエチレン(B)の混合物からなり、(メタ)アクリレート含有量が7〜25重量%で且つ(A)成分/(B)成分のMFR比が0.05〜120である様に混合された混合物をフィルム状に押出成形した樹脂フィルムは絹布状の感触を有するポリエチレン系プラスチックフィルムであることが開示されており、この合成樹脂フィルムをもって手袋を成形した場合、適当な滑り(しっとり感)を有することが知られている。ところで、この種の手袋として、指の動きの邪魔にならずフィットするためには、伸びた時の応力がなるべく小さく、ゴムライクであることがより好ましい。応力が小さくゴムライクであれば、従来の手袋よりやや小さめに成形し、ジャストフィットさせても着脱が容易で指の動きを重くさせない。先の述べた特開平2−4846号に開示されている合成樹脂フィルムはゴムライクではなく、ジャストフィットサイズでは着脱がしにくく、指の動きに対して突っ張る感覚がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は可塑剤の溶出がなく、且つしなやかでしっとり感があると共に、装着しやすく、指の動きに対して追従するゴムライクな合成樹脂製手袋について種々検討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は可塑剤の溶出がなく且つしなやかでしっとり感があって指の動きに対して追従するゴムライクな合成樹脂製手袋を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明の要旨は、(A)エチレン系共重合体30〜90重量部と、(B)ビニル基含有化合物と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体70〜10重量部との混合物によるフィルムからなる合成樹脂製手袋であり、請求項2の発明の要旨は、(A)がエチレン−ビニルアセテート共重合体またはエチレン−(メタ)アクリレート共重合体である場合であり、請求項3の発明は(A)がエチレン−ビニルアセテート共重合体であり、(B)がスチレンと、ブタジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体であり、インフレーション法により製膜されたフィルム2枚重ねてヒートシールにより成形された合成樹脂製手袋である。即ち、本発明は上記の特定の樹脂組成物を使用することによって常法によって合成樹脂製手袋を容易に製造することができ、しかも得られた手袋は伸びの応力が小さくゴムライクであるため、しなやかさ及びしっとり感があると共に指の動きに対して追従する特性を有し、従来の手袋よりやや小さめに成形し、手にジャストフィットさせても着脱が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に述べる。本発明で使用する(A)成分であるエチレン系共重合体としては、エチレンとこれと共重合可能なモノマーとの共重合体であって、エチレンと共重合可能はモノマーとしては、ビニルアセテート、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、ビニルアルコール、イオン化(メタ)アクリル酸等を挙げることが出来、その共重合割合としてはエチレンが95〜60重量%、共重合可能はモノマーが5〜40重量%である。具体的に好ましい共重合体としては、ビニルアセテート5〜40重量%含有エチレン共重合体、(メタ)アクリル酸メチル5〜40重量%含有エチレン共重合体が好ましい。
【0008】この(A)成分に混合する(B)成分はビニル基含有化合物と、共役ジエンとの共重合体である。好ましいビニル基含有化合物としては、アクリロニトリル、ビニル芳香族化合物があげられる。この共重合体に使用するビニル基含有化合物としては、スチレン等を使用することが出来、また、共役ジエンとしてはブタジエン、イソプレン等が使用できる。この共重合体におけるビニル基含有化合物と、共役ジエンとの共重合体との割合としては50:50〜5:95である。ランダム型とブロック型どちらでもよいが、ランダム型が好ましい。具体的にはアクリロニトリル−ブタジエン合成ゴム(ニトリルゴム)或いはスチレン−ブタジエン合成ゴム(SBR)など、通常合成ゴムとして知られているものである。またスチレン−ブタジエン−スチレントリブロックコポリマーやスチレン−イソプレントリブロックコポリマーなどの通常熱可塑性エラストマーとして知られているものである。また、これらの共重合体の水素添加誘導物である。そして、(A)成分と(B)成分との割合としては、(A)成分が30〜90重量部、(B)成分が70〜10重量部であって、(A)成分が30重量部未満の場合はしっとり感がなく、90重量部を越える場合はしっとり感がなく、かつ、指の動きに追従しない。
【0009】本発明において、(A)成分と(B)成分との混合物の調製は、各成分を均一な混合することによって得られ、混合方法としては各成分を前記範囲で種々の公知の方法、例えばヘンシェルミクサー、タンブラーブレンダーのような混合機を用いてドライブレンドする方法、混合後更に単軸押出機、多軸押出機で溶融混練造粒する方法、あるいはバンバリーミキサー、ニーダー、ロールミル等で溶融混練造粒する方法等でえられる。本発明ではこの混合物に他の公知の配合剤例えば酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、着色剤などを必要に応じて加えることができる。
【0010】本発明では、上記の混合物をインフレーション法やTダイ押出法によって厚さ10〜80μmの薄い合成樹脂フィルムを成形する。フィルム形成手段としてはインフレーション法が好ましい。このフィルム2枚を重ね、その上に手袋型を載置し切断溶着を行なう。その際フィルムは予め延伸を施こしても良く、また、未延伸であっても良い。インフレーション法によって得られたフィルムをそのまま2枚重ね、手袋型をフィルムの長手方向に対して直角方向に載置し、切断溶着する。
【0011】
【実施例及び比較例】次に実施例をもって本発明を具体的に説明する。
実施例1ビニルアセテート18重量%含有のビニルアセテート−エチレン共重合体(USI、FAR EAST社 UE629)50重量部、スチレン−ブタジエン共重合体(JSR社ダイナロン1320P、水素添加ランダム型SBR)50重量部とアンチブロッキング剤及び離型剤をそれぞれ微量を添加した混合物インフレーション法によって厚さ0.03mmの2枚重ねのフィルムを成形した。使用したインフレーション成形機は50mm径のダイで樹脂温度190℃、ブロー比4.5の条件で行なった。この2枚重ねのフィルムから手袋型でヒートシールと同時に溶断、続けて手首の部分を切り落し手袋を製造した。得られた手袋はフィット感に優れ、滑りのレベルは良好であった。
【0012】比較例1メチルメタクリレート25重量%含有のエチレン−メチルメタクリレート共重合体50重量部と高圧法低密度ポリエチレン50重量部とを使用した以外は実施例に示されている方法によって手袋を製造した。得られた手袋は滑りのレベルは良好であったが、フィット感がなかった。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明はエチレン共重合体とアクリロニトリルまたはビニル基含有化合物と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体とを特定の割合で混合した樹脂組成物を使用することによって、可塑剤の溶出という問題を解決し、低コストでフィット感及び良好な滑りのレベルを有し、ゴムライクな合成樹脂製手袋を得ることが出来た。




 

 


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