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発明の名称 長 靴
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−70001(P2001−70001A)
公開日 平成13年3月21日(2001.3.21)
出願番号 特願平11−254870
出願日 平成11年9月8日(1999.9.8)
代理人 【識別番号】100068607
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 政名 (外3名)
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050 AA06 BC03 BC10 BC20 HA55 HA70 HA73 HA87 JA22 
発明者 岸本 久雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 合成樹脂製の発泡シートを用いて長い靴下状の第1裏布を構成し、該第1裏布を略足形に形成したラストの表面に沿って被装し、且つ、合成樹脂製の発泡シートを用いて、上記ラストの甲部と胴部とに被装する2枚の裏布部材を裁断し、少なくともこれら甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合して略靴形の第2裏布を構成し、該第2裏布を上記した如く第1裏布を被装したラストの甲部表面と胴部表面とに接着して被装し、且つ、上記ラストの外層となる第2裏布の外面に、ゴム貼成形により長靴本体を被着成形して成る長靴。
【請求項2】 上記第2裏布を構成する甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合すると共に、この第2裏布における背面部中央と底面部とを開放し、この第2裏布を第1裏布を被装したラストの甲部表面と胴部表面とに前側から被覆して全面的に接着して成る請求項1記載の長靴。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長靴に関し、さらに詳しくは、長靴本体の内部に防寒用の裏布を具備する長靴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の長靴の中には、ゴム貼により成形した長靴本体の内面に、発泡ウレタン等の合成樹脂シートから成る防寒用の裏布を貼着したものがある。上記した従来の長靴は、発泡ウレタンのシートを用いて略長靴下状に縫製した裏布を略足形に形成したラストの表面に被せて密着させる。そして、上記した如くラストの表面に被装した裏布の表面に接着剤を塗布した後、長靴本体の各部位に合わせて裁断した未加硫のゴム材を順次貼着することにより、上記裏布の表面側に未加硫ゴムからなる長靴本体を形成する。そして上記長靴本体の表面にエナメル等の塗装を施した後、これを所定時間加熱,加圧して加硫することにより長靴として構成している。尚、上記した裏布は、発泡ウレタンのシートを二枚折りにしてその開放側を裁断して構成した平面的なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように長靴本体の内面に被着する裏布は、防寒と保温を主目的として設けるものであるから、適度に厚い方が良好な防寒と保温性を発揮することができる。しかし、あまり厚い裏布を使用すると、ラストに被設した状態で大きく屈曲する甲部と胴部と接合部位にしわができてしまうので、製品としては不良品となる。そこで、従来の長靴は、しわの発生しない程度の厚さの裏布を使用して構成してある。
【0004】一方、上記した如く比較的肉厚の薄い裏布を用いて構成したものの他に、上記した裏布と同じように比較的肉厚の薄い裏布を二枚重ね合わせることにより、裏布の肉厚を厚くすることが考えられる。しかし、実際に二枚合わせの裏布を構成する場合、前記した如く平面的に構成した略長靴状の裏布をラストの表面に順次被装して重ね合わせると、2枚目の裏布をラストを被装する際にやはり大きく屈曲する甲部と胴部の間等にしわが生じてしまう。そこで、従来の長靴の中には、長靴本体の胴部の範囲だけに二枚目の裏布を被着することによりしわの発生を回避しつつ、胴部の範囲の防寒と保温性を向上したものもある。しかし、この長靴は、特に保温の必要な後部胴部から下の甲部の裏布は従来通り比較的肉厚の薄い裏布が一枚被覆される構造であった。
【0005】また、従来の長靴の中には、二枚目の裏布を一枚の発泡ウレタンシートから立体裁断して略長靴形に縫製し、この立体的な裏布をラストの表面に被装した1枚目の裏布の表面に被せて接着することにより、二枚目の裏布を被装して裏布の肉厚を維持しつつ、しわの発生を防止したものがある。しかし、上記したように、発泡ウレタンシートのロールから裏布を立体裁断すると、材料の歩留まりが非常に悪くなる。また、立体裁断した裏布を縫製して立体的な裏布として構成する必要があるので手間がかかり、これが製造コストの増大を招いていた。ちなみに、従来の長靴製造にあっては、長靴の内面に被装する裏布は、一枚の発泡ウレタンシートから展開状態の裏布を裁断し、これを縫製することにより長靴下形若しくは立体的な裏布を構成することが通常の技術として定着していた。
【0006】本発明の課題は、上記した如く長靴本体の内面に裏布を二重に被装して成る長靴に関し、上記裏布厚くしたことによる影響によって、長靴本体の表面にしわが発生するの防止し得る長靴を低コストにて提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明の長靴は、合成樹脂製の発泡シートを用いて長い靴下状の第1裏布を構成し、該第1裏布を略足形に形成したラストの表面に沿って被装し、且つ、合成樹脂製の発泡シートを用いて、上記ラストの甲部と胴部とに被装する2枚の裏布部材を裁断し、少なくともこれら甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合して略靴形の第2裏布を構成し、該第2裏布を上記した如く第1裏布を被装したラストの甲部表面と胴部表面とに接着して被装し、且つ、上記ラストの外層となる第2裏布の外面に、ゴム貼成形により長靴本体を被着成形して成るものである。
【0008】上記した手段によれば、合成樹脂製の発泡シートから成る長い靴下状の第1裏布をラストの表面に被装すると、胴発泡シートの伸縮性により第1裏布がラストの表面に密着した状態で被着する。また、第2裏布は、合成樹脂製発泡シートをラストの甲部と胴部との外面に各々形状一致した状態で被装する2枚の部材に分割した状態に裁断してある。上記した如く裁断した甲部裏布部材と胴部裏布部材とは、少なくともその接合部同士を合わせて縫製若しくは接着等の手段用いて接合することにより立体的な靴形となる。尚、上記甲部裏布部材と胴部裏布部材とは上記接合部同士の他に、背面の中央部に沿う縁同士を接合してもよい。
【0009】上記した第2裏布は、ラストに被装した第1裏布の外側に接着して被装する。第2裏布は、ラストの甲部形状に合わせて裁断した甲部裏布部材と、同ラストの胴部に合わせて裁断した胴部裏布部材とを接合して構成してあるので、立体裁断して形成したものと同様に、ラストの外形と略同じ形状を維持するように立体的に構成される。よって、上記した第2裏布をラストに被装した第1裏布の甲部表面と胴部表面に沿って接着しても、上記第2裏布がラストと同様な立体的形状に形成されているため、ラストに被装した第1裏布の甲部と胴部にぴったりと被着して、しわの発生を防止し得る。
【0010】請求項2記載の発明は、上記した長靴において、第2裏布を構成する甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合すると共に、この第2裏布における背面部中央と底面部とを開放し、この第2裏布を第1裏布を被装したラストの甲部表面と胴部表面とに前側から被覆して全面的に接着して成るものである。
【0011】この場合、上記第2裏布は、甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合することにより、立体裁断したもとの同様に、ラストの外形と略同じ形状となるが、胴部の背面部中央と靴底部とは開放してある。したがって、上記第2裏布をラストに被装する際には、同第2裏布の背面中央と靴底を開いた状態で、ラストに被装した第1裏布の表面に正面側から被覆して、甲部と胴部とを上記第1裏布の甲部と胴部の表面に各々接着する。また、上記した如く開放した第2裏布の背面部の開放縁同士は、第2裏布の胴部をラストに被装した第1裏布の胴部に被着すると共に、ラストの背面側の中央に向けてに吊り込み、該中央部にて開放縁同士を付き合わせた状態で第1裏布の表面に接着する。さらに、第2裏布の甲部は、同甲部をラストに被装した第1裏布の甲部に被着した後、底面部の開放縁を第1裏布の底面側に吊り込むように接着する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2にて示す長靴Aは、ゴム貼成形により成形した長靴本体aを具備し、該長靴本体aの内面に、発泡ウレタン等のスポンジ状シートからなる第1裏布1と第2裏布2とを重ねた状態で被着してある。したがって、上記した長靴Aはボリュームのある二重の裏布1,2により良好な防寒と保温性を具備する。
【0013】図3にて示す第1裏布は、発泡ウレタンのシートを略U形に裁断して成る素材を中央から二枚合わせに折って外周縁同士を重ね合わせ、その外周縁を縫着することにより、略長靴形の袋体として構成してある。
【0014】図3にて示す様に略足形に構成したラストCは、上記した裏布1,2を被装するものであり、甲部C1と該甲部C1から上方へ立ち上がる胴部C2とから成っている。そして、上記した如く構成した第1裏布1は、上記ラストCの爪先側から被覆して同ラストCの胴部C2の最上部付近まで引込む。この状態においてラストCに被覆した第1裏布1は、適宜に引き伸ばされて上記した如く足形に形成したラストCの表面に密着した状態となる。また、この際、上記第1裏布1の縫製部分がラストCの底面側の略中央を通過するように被装する。尚、上記した如く略長い靴下状に形成する第1裏布1の外形は、ラストの形状や素材の伸縮具合に対応して適宜に変更してもよい。
【0015】図4にて示す第2裏布2は、上記した如くラストCの表面に被装した第1裏布1の表面に略形状一致した状態で無理なく被着できるようにラストCの外形に合わせて立体的に成形したものである。尚、上記第2裏布2は略くるぶし付近を境にして上下に2分割してある。即ち、第2裏布2は、ラストCの甲部C1に密着する甲部裏布部材2aと、同ラストCの胴部C2に密着する胴部裏布部材2bとからなる。そして、上記した甲部裏布部材2aと、胴部裏布部材2bとは、接合部となる縁部同士を付き合わせ、該接合部に沿って千鳥ミシン等を用いて縫製することにより、図4にて示すように、胴部の背面部中央と靴底部とが開放する略長靴形の裏布として構成される。即ち、上記した如く構成した第2裏布2は、背面部の中央の開放縁2c同士を接合することにより、底面が開口する長靴形の部材となる。また、上記した第2裏布2の胴部裏布部材2bには、胴部の周囲に沿うように略波形のデザインステッチ21を入れてある。尚、このデザインステッチ21は、完成時において長靴本体aの胴部a2の周囲に凹状のデザインステッチ21’として現れる。尚、本実施例においては、上記第2裏布2の胴部裏布2bにデザインステッチ21を入れて内側の第1裏布1と重ね合わせるように構成してある。通常、発泡ウレタンシート等からる裏布にデザインステッチ21を入れると、その裏布が幾分薄くなるが、上記したように靴下状に縫製した裏布1の表面にデザインステッチ21を入れた裏布2を接着することにより、デザインステッチ21を入れたことによる肉厚の減少を表面側の裏布2だけに止めて、胴部に十分なボリューム感を維持することができる。しかし、仮に長靴の胴部の裏布を上記両裏布1,2を重ね合わせた場合と同じ肉厚を有する1枚の裏布を使用し、これに上記したデザインステッチを入れたならば、胴部の裏布の肉厚は、大きく減少してしまい、その結果、長靴胴部のボリューム感を損なってしまう。
【0016】上記した第2裏布2をラストCに被装した第1裏布1の表面に被着する際には、ラストCに被装した第1裏布1の表面と第2裏布2の裏面とに各々接着材を塗布する(図5−a,図5−b)。そして、上記した第2裏布2の背面中央と靴底を開いた状態で、第1裏布1が被装されるラストCに対して正面側から被覆する。さらに、第2裏布2の甲部裏布部材2aと胴部裏布部材2bとを、ラストCに被装される第1裏布1の甲部と胴部の表面に各々密着させながら接着する。この際、上記した如く開放した第2裏布2の背面部中央の開放縁2c同士は、ラストCの背面側の中央向けてに吊り込んで、同開放縁2cの端面同士を付き合わせた状態で第1裏布1の表面に接着する。
【0017】一方、第2裏布2の甲部裏布部材2aは、該甲部裏布部材2aをラストCに被装した第1裏布1の甲部に被着した後、底面部の開口縁部2dを第1裏布1の底面側に吊り込むように接着する(図5−c)
上記した如く、第2裏布2の貼着作業は、同第2裏布2の背面中央と、底面とを開いた状態でラストCに被装した第1裏布1の表面に被着することができるので、2層目の裏布を被着する作業を円滑に行なうことができる。
【0018】尚、上記した第2裏布2は、背面中央と底面とを開放してあるが、第1裏布1の表面に被覆して接着した状態では、第2裏布2の背面中央の開放縁2c部分は第1裏布1によって裏側が連絡し、また、底面の開放部は、第1裏布1の底面によって内側からカバーされるので、強度的及び長靴内側の外観の点で不具合なことは全くない。
【0019】上記した如くラストCの表面に第1,第2両裏布1,2を被装したならば、ラストCの底面を被覆する第1裏布1の底面と、同底面の外周部に吊り込んだ第2裏布2の底面部開口縁部dを覆う様にゴム製の中底31を接着する(図6)。ラストCの表面に裏布1,2の被装と中底31の接着をおこなったならば、裏布2の表面に、所定の形状に裁断した未加硫ゴムを貼り付けて長靴本体aを構成する。
【0020】まず、ラストCの表面に被覆した第2裏布2の表面にゴム糊を塗布した後、その上に、上記第2裏布2の甲部裏布部材2a及び胴部2bを1枚で全面的に被覆する未加硫の胴ゴム32を被着する。そして、この胴ゴム32を少しずつ変形させながら、ラストCに被装した第2裏布2表面の甲部裏布部材2aと胴部2bの表面に沿って順次被覆する。上記胴ゴム32の背面側の縁部32c同士は、ラストC背面の中央部にて正確に重ね合わせる(図8)。また、胴ゴム32の靴底側の縁部は、上記中底31の外周縁をカバーするように吊り込んで同中底31外周縁部の下面に貼着する。
【0021】次ぎに、甲部及び該甲部と胴部との接合部とを形成する甲ゴム33を上記した如く第2裏布2の表面に被覆した胴ゴム32の表面に被覆し、ラストCの表面に被覆した胴ゴム32の甲部と接合部の外形に沿って少しずつ変形させながら被着する。そして、上記甲ゴム33の背面側の両縁部同士は、前記した場合と同様に、ラストC背面の中央部にて重ね合わせる(図8)。また、上記した胴ゴム32と甲ゴム33との背面部中央の重ね合わせ部には、化粧テープ34を貼着して上記したゴム材32,33の縁同士の重ね合わせを覆い隠している。また、上記した甲ゴム33の接合部の正面には補強ゴム35を貼着し、さらに踵ゴム36や爪先ゴム37も貼着する。
【0022】次いで、図9にて示すように、予め加硫成形して置いた本底36を上記中底31の底面、及びその外周縁に沿って吊り込んだゴム材32,33の縁部に対して接着する。本底36を接着したならば、履き口となる胴部の外周や、甲ゴム33の最下部と本底36の外周との間に出来る溝を覆い隠すように、化粧テープ38,39を貼着する。尚、上記した踵ゴムや爪先ゴム及び補強ゴムの形状や色彩は任意に変更してもよい。
【0023】上記した如く形成した未加硫状態の長靴本体a’の表面には、エナメル塗装を行なう。そして、所定時間、所定の温度にて長靴本体a’を加硫する。加硫した長靴本体aは、ラストCから引き抜いて、履き口a3よりも上に突出する余分な裏布1,2を鋏等を使用して切断する。これにより、長靴Aが完成する。また、完成した長靴Aの胴部の周囲には、前記した第2裏布2に設けたデザインステッチ21の形状を写したように波形のデザインステッチ21’が形成される。さらに、上記した長靴A内部の底部には、フェルト等から構成した中敷34を内設することにより、靴底内面における保温効果を良好に維持することができる。また、上記した実施例においては、長靴本体aの履き口a3の周囲に比較的薄い合成皮革等から成るカバー40を装着するが、このカバー40の装着は任意である。
【0024】尚、上記実施例においては、第2裏布2の背面中央と靴底部とを開放し、ラストcに被装される裏布1の表面に接着して被覆する作業を円滑に行なえるように構成した。しかし、本発明の主旨によれば、上記第2裏布は背面部中央の縁同士を縫合して構成してもよい。上記したように背面部中央の縁同士を縫合した第2裏布は、第1裏布を被装したラストの爪先に第2裏布の履き口を被せて引き上げることにより、第1裏布の表面に第2裏布2を被着する。この場合、第1裏布の爪先に第2裏布の爪先を合わせる作業を簡単に行なえる利点がある。また、上記したものと同様に、背面中央の縁同士を縫合した第2裏布を用いる場合は、上記したものとは逆に、ラストcに被装した裏布1の表面に、底面部の開口する裏布2を上方から被せるようにして両裏布を重ね合わせても良い。この場合、ラストcに被装した裏布1の表面に上記第2裏布を被装する作業をより簡単に行なうことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の長靴は、発泡シートからなる長い靴下状の第1裏布をラストの表面に被装し、且つ、発泡シートを用いて、ラストの甲部と胴部とに被装する2枚の裏布部材を裁断し、少なくともこれら裏布部材の接合部を接合して略靴形の第2裏布を構成し、該第2裏布を、第1裏布を被装したラストの甲部表面と胴部表面とに接着して被装し、ラストの外層となる第2裏布の外面に、ゴム貼成形により長靴本体を被着成形して成るものである。
【0026】すなわち、第2裏布を甲部と胴部の2部材から構成し、その接合部同士を接合することにより第2裏布をラストの外形と略同様な足形状に構成したので、上記した如く第1裏布を被装したラストの表面に第2裏布を被装して接着しても、第2裏布が第1裏布の甲部と胴部とにぴったりと被着した状態で接着できる。よって、発泡シートからなる裏布を二重に被装しても、従来のもののように、裏布にしわ生じることがなく、そのしわの影響で長靴の表面のゴム層にしわが発生することを防止でき、さらには、二重の裏布により爪先から胴部まで良好な防寒と保温性を発揮し得る。
【0027】また、上記第2裏布は、2部材となる甲部と胴部の接合部を接合することにより発泡シートを立体裁断する場合と同様な効果を発揮するが、本発明の第2裏布は甲部と胴部との2部材から構成してあるので、従来のように、2枚目の裏布を一枚状に立体裁断する場合と比較して、発泡シートから第2裏布の部材を裁断する際の歩留まりがよく、その結果、製造コストも低減することができる。
【0028】請求項2記載の発明は、上記した長靴において、第2裏布を構成する甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合すると共に、この第2裏布における背面部中央と底面部とを開放し、この第2裏布を第1裏布を被装したラストの甲部表面と胴部表面とに前側から被覆して全面的に接着して成るものである。
【0029】上記した手段によれば、第2裏布は、甲部裏布部材と胴部裏布部材との接合部を接合することにより、立体裁断したもとの同様に、ラストの外形と略同じ形状に成形されるが、胴部の背面部中央と靴底部とを開放してある。よって、上記第2裏布をラストに被装した第1裏布の表面に接着剤を塗布して被着する際には、同第2裏布の背面中央と底面を開いた状態でラストの正面側から被覆して、同第2裏布の甲部と胴部とをラスト表面に被装した第1裏布の甲部と胴部の表面に対して簡単に被着することができる。また、上記した如く第2裏布の背面中央と底面とを開放しても、第1,第2両裏布が接着された状態では、第2裏布の背面中央の開放縁と底面の開放部とは第1裏布によって内側から連結され且つカバーされるので、強度的及び長靴内側の外観には全く問題ない。




 

 


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