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発明の名称 棒状化粧材繰出容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−190327(P2001−190327A)
公開日 平成13年7月17日(2001.7.17)
出願番号 特願2000−1897(P2000−1897)
出願日 平成12年1月7日(2000.1.7)
代理人
発明者 大庭 淳
要約 目的
容器本体前端に開閉自在な蓋体を備えた棒状化粧材繰出容器であって、棒状化粧材芯を進退させる機能と、この機能自体を軸方向に移動させる手段を分離しているため、部品点数が少なく、簡単な構造のキャップレス容器として使用可能な棒状化粧材繰出容器を提供する。

構成
前端に開閉自在な蓋体43を備えた本体40内に、筒体10と基体20の回動によって棒状化粧材Aを進退させる棒状化粧材繰出ユニット1を内挿し、この棒状化粧材繰出ユニット1を、前記蓋体43より筒体10を突出させる手段を設けて、本体40と基体20とを同期に回転する手段を取り、本体40と筒体10を回動させることによって、棒状化粧材Aの進退を可能としている。
特許請求の範囲
【請求項1】前端に開閉自在な蓋体を備えた本体内に、筒体と基体の回動により、内挿された化粧材保持部に支持された棒状化粧材が進退する棒状化粧材繰出ユニットを収容し、この棒状化粧材繰出ユニットを軸方向に移動し、本体より前記筒体を突出させる手段と、前記本体と前記棒状化粧材繰出ユニットの筒体の回動によって棒状化粧材芯の進退を可能としたことを特徴とする棒状化粧材繰出容器。
【請求項2】前記本体の軸方向にスリットを設け、前記棒状化粧材繰出ユニットを構成する基体より棒軸をスリットを介して突出させ、この棒軸の移動により前記筒体を前記本体より突出させるとともに、前記スリットの端部に棒軸の載置部を設けたことを特徴とする請求項1記載の棒状化粧材繰出容器。
【請求項3】前記開閉自在な蓋体を備えるとともに、軸方向にスリットを設けた本体内に収容される棒状化粧材繰出ユニットは、筒体が軸方向に長く基体が短いことを特徴とする請求項1、2記載の棒状化粧材繰出容器。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイライナーやアイブロウ、リップライナー、口紅等の棒状化粧材の繰出容器に関する。特に、容器にスライド式に保持されたキャップを有し、さらにキャップが容器から脱落しない棒状化粧材繰出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】キャップが容器本体から脱落しないように工夫された棒状化粧材繰出容器は、棒状化粧材を繰出し、引き込みするための機構と、キャップを容器本体から脱落不能に保持する機構との兼ね合いを考慮した発明のため、容器そのものの構造が複雑になり、使用方法もあわせて複雑化するために、棒状化粧材繰出容器が高価になるとともに、容器としても使用しづらいものとなっていた。
【0003】例えば実開昭62−69935や実開平1−101420等がこのタイプの容器では知られているが、詳細な説明は省くが実開昭62−69935においては、図7,図8に示されているように外筒部材7より容器主筒6をスライドさせることによって繰出メカニズムが働き、棒状化粧材19が突出するという機構になっている。当然ながら繰り出し時には限度まで容器主筒6をスライドすることによって、棒状化粧材は同じように一緒に限度まで繰り出されてしまう。
【0004】しかしながら通常において、使用者が棒状化粧材を使用する際にストロークの限度まで繰り上げて棒状化粧材を完全に露出させて使用することは、まずあり得ない。通常の太めの径の口紅ですら、そのように繰り出して使用すれば、簡単に折れたり欠けたりするためであり、線を引くのに使用する細径のアイブロウやリップライナーにおいては、言わずもがなのことである。従って、通常使用者が棒状化粧材繰出容器を用いる際は、棒状化粧材を使用に足る程度少量繰り出し使用する。
【0005】しかし、実開昭62−66935において述べられている棒状化粧材繰出容器で少量繰り出して使用するためには、繰り出しストロークの途中で使用しなければならないこととなり、蓋体3が使用の際には邪魔になるのみならず、完全にストローク分繰り出していないために外筒部材1と容器主筒6をスライドしてしまわないように固定しながら使用しなければならず、目や眉、唇などの繊細なポイントメイクに使用される棒状化粧材繰出容器としては、甚だ使用しづらいものになってしまうことになる。
【0006】また、実開平1−101420においては、記載されているだけでも13もの部材が必要であり、蓋体を後方に引き下げる機能と棒状化粧材を繰り出し引き込みする機能を連動させているため、構造も複雑で、上記のような多量な部品点数を必要とするわけであるが、当然故障も起こりやすいものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような問題点に鑑みて考案なされたもので、以下のような利点を有する棒状化粧材繰出容器を提供することを目的としている。
【0008】(1) 棒状化粧材芯を進退させる機能と、この機能自体を軸方向に移動させる手段が分離しているため、部品点数が少なく、構造が単純である。
(2) 蓋体がワンタッチ式で開閉可能であり、なおかつ繰り出し時には蓋体と棒状化粧材がある程度の距離が出来るために蓋体が化粧時の邪魔にならない。(3) 操作が簡単で、故障しにくい。
(4) 本体と蓋体とが一体のヒンジ方式で製造可能である。
(5) 通常時はコンパクトで携帯可能でありながら、使用時には安定した長さで使用することが出来る。
【0009】以上のことにより、安価で安全な、信頼性の高いキャップレスの棒状化粧材繰出容器を提供できるものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため、第1の発明の棒状化粧材繰出容器は、前端に開閉自在な蓋体を備えた本体内に、筒体と基体の回動により、内挿された化粧材保持部に支持された棒状化粧材が進退する棒状化粧材繰出ユニットを収容し、この棒状化粧材繰出ユニットを軸方向に移動し、本体より前記筒体を突出させる手段と、前記本体と前記棒状化粧材繰出ユニットの筒体の回動によって棒状化粧材芯の進退を可能とした。第2の発明では、前記本体の軸方向にスリットを設け、前記棒状化粧材繰出ユニットを構成する基体より棒軸をスリットを介して突出させ、この棒軸の移動により前記筒体を前記本体より突出させるとともに、前記スリットの端部に棒軸の載置部を設けた。第3の発明では、前記開閉自在な蓋体を備えるとともに、軸方向にスリットを設けた本体内に収容される棒状化粧材繰出ユニットは、筒体が軸方向に長く基体が短いことを特徴とするものである。
【0011】
【作用及び効果】以上の手段を講じることにより、第1の発明ではキャップレスの棒状化粧材繰出容器においては、前端に蓋体を備えた本体内に、筒体、基体及び螺旋筒等により構成された棒状化粧材繰出ユニットを収容し、使用時には棒状化粧材繰出ユニットの筒体を本体開口孔より突出するよう移動させた状態で、筒体と本体を回動させて、棒状化粧材繰出ユニット内に収容されている棒状化粧材の進退を行い、使用可能とするものである。
【0012】第2の発明においては、本体にスリットを設け、棒状化粧材繰出ユニットの基体より棒軸を、そのスリットを介して突出させ、この棒軸を移動させることにより棒状化粧材繰出ユニットの筒体を本体開口孔より突出させるとともに、スリットの端部に棒軸が載置される載置部を設けたことを特徴としている。従って使用時に棒軸をスリット前端まで移動させた際、棒軸は脱落することなく、載置部にしっかりと載置されるものである。
【0013】第3の発明においては、本体はスリット、及び開閉可能な蓋体を備えたものであり、本体内部に収容される棒状化粧材繰出ユニットは、筒体が軸方向に長くとってあり、基体が短くなっていることを特徴とする。
【0014】本発明は、棒状化粧材繰出ユニットによって、棒状化粧材芯を進退させる機能と、蓋体付きの本体前端より前記棒状化粧材繰出ユニットを突出させるという機能とを分離してあるため、操作及び機構がシンプルな、トラブルの少ないキャップレスの棒状化粧材繰出容器を提供できるものである。
【0015】また、棒状化粧材繰出ユニットの軸方向の移動手段は、棒軸を本体に形成されているスリットから突出させ、その棒軸を移動させることにより前記棒状化粧材繰出ユニットを本体から突出させることが可能である。更に、棒軸によって、棒状化粧材繰出ユニットは本体下部の開口孔より脱落することもなく。また、回動の際には基体と本体とを同期に回動させる手段として使用でき、前端部における載置部に棒軸が載置される状態においてはスリットへの脱落防止と、下端にあるときは前部への棒状化粧材繰出ユニットの突出を防止することができる。
【0016】もちろんこの載置部は、前端後端の端部のみならず、スリットの途中に段階的につけて、棒状化粧材繰出ユニットの突出を段階的に定められるようにしてもよいものである。
【0017】本発明の棒状化粧材繰出容器は、コンパクトな長さで携帯性に優れ、使用時には棒状化粧材繰出ユニットを突出させることにより、安定した長さで本体をホールドして使用可能としてある。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に沿って、さらに詳細に説明する。図1は本発明の一実施例としてのキャップレスの棒状化粧材繰出容器1Aを示し、図2及び図3はキャップレスの棒状化粧材繰出容器1Aの外観を示し、図3は本体40より筒体10が突出した状態を示す外観図である。
【0019】図1における棒状化粧材繰出ユニット1の構造は、図4、及び図5に明らかなように、筒体10、これに回動可能に連結される基体20及び筒体10内に内挿され、先端に化粧材Aの尾部を保持する化粧材保持部31を備えた螺旋筒30,及び筒体10の表面に巻装されるOリング2により構成される。
【0020】筒体10は、先端に化粧材Aの進退する開口孔11を備えた縦長の筒体で、その先端方向の前部半身内には、4本の摺動溝12を設け、後部は基体20と回動可能に連結するための嵌合凹部14を設け、表面にはOリング2を巻装するための凹溝15を備えている。
【0021】この筒体10内には、先端に爪片32より構成される化粧材保持部31を備え、後方には内周に螺旋溝34を設けた螺旋筒30が内挿されている。爪片32は、筒体10内の4本の摺動溝12内に4本の爪片として摺動可能に位置し、爪片基部33が筒体10の摺動溝12に係合する事によって、回転止め機能を構成している。
【0022】筒体10に回動可能に連結される基体20は、相互に回動させるための突出部24と、この突出部24に後述する棒軸50を固着させるための貫通孔23を有し、軸方向に螺旋筒30内に挿入可能な棒状部22及び棒状部22の先端に螺旋筒30の螺旋溝34に係合する突起21を設けてある。
【0023】上記のように構成した棒状化粧材繰出ユニット1において、基体20の突出部24と筒体を手に持って、相互に回動させると、基体20の棒状部22の先端に設けてある突起21は螺旋筒30の内部螺旋溝34に係合しているため、繰出機構が始動し、また螺旋筒30の前端の化粧材保持部31を構成する爪片32の爪片基部33が筒体10の摺動溝12に係合して回転止め機構として働くため、螺旋筒30は筒体10と同期の回転をしながら上昇を始める。そのため、爪片32により保持された棒状化粧材Aは、筒体10と同期の回転をしながら開口孔11より繰り出される。
【0024】さらに回動を続けると、螺旋筒30の下部大径部35の上端面36が筒体10内の摺動溝12の始まりである下向段部13に当接する事によって繰上上昇限となる。
【0025】また、筒体10と基体20とを逆に回動させれば、上記繰出機構のメカニズムによって、棒状化粧材Aは下降を始め、螺旋筒30下部大径部35の下端面37は基体20に当接することによって下降限となる。
【0026】本発明の棒状化粧材繰出ユニット1の構造は、図4に記載されている形態のものに限定されるものではなく、筒体10と基体20を相互に回動する事により棒状化粧材が進退するものであればよいのであるが、図4における繰出構造のものにしておくと、筒体が長く取れるため、後述する本体より筒体10を突出させる部分の長さを長く出来るため、ヒンジ等による蓋体が化粧のじゃまを気にしない距離まで筒体10を伸ばすことが出来る。
【0027】図1,図2,図3に沿って、棒状化粧材繰出容器1を更に説明する。本体40は、前端にヒンジ部42で連結された蓋体43を備えた筒体であり、棒状化粧材繰出ユニット1を完全に収容している。図2に見られる如く、本体40の軸方向にはスリット45が設けられ、ここに、棒状化粧材繰出ユニット1の基体20の突出部24に設けた貫通孔23に固着された棒軸50を突出した状態で係合させることによって、棒状化粧材繰出ユニット1の本体40内の軸方向のガイドにするとともに、棒状化粧材繰出ユニット1が本体40の後部開口孔より脱落するのを防止している。
【0028】また、スリット45の前端後端にはそれぞれ前端載置部46、後端載置部47を設けてある。棒状化粧材繰出ユニット1は、後端載置部47より前端載置部46まで棒軸50によって移動可能である。
【0029】図3は本体40の蓋体43をその突出部44を指でかけて蓋体43を開け、さらに棒軸50を本体40のスリット45の後端載置部47より前端載置部46まで移動した状態を示す。
【0030】実際に棒状化粧材Aを繰り出すためには、この状態でさらに本体40より突出した筒体10と本体40を相互に回転させると、本体40に係合している棒軸50は基体20に固着されているので、結局棒状化粧材繰出ユニット1の筒体10と基体20を回動する事となり、前述の繰出機構のメカニズムにより、棒状化粧材Aが筒体10の先端開口孔11より突出を始める。
【0031】また、棒状化粧材Aを引き込むには、逆に回動すればよいのだが、この際棒状化粧材繰出ユニット1が棒軸50のスリット45への落ち込みを防止するために、載置部46には凸部48aを設けて棒軸50のスリット45への落ち込みを防止している。
【0032】棒状化粧材Aが完全に筒体10内に収容されたら、棒軸50をスリット45に沿って後端載置部47に引き込み、蓋体43を閉じて本体内に棒状化粧材繰出ユニツトの収容が完了する。
【0033】棒状化粧材繰出ユニット1の筒体10に巻装してあるOリング2は、本体40内でその内周に当接する事によって摩擦を生み、棒軸50による棒状化粧材繰出ユニット1の軸方向の移動に適度な重みをつけるのと同時に、図3の状態においては本体40と筒体10をぐらつかせることなく、保持することを可能にする。
【0034】本実施例においては、本体40と蓋体43は、ヒンジ部42によってつながれた一体成形としているが、蓋体43と本体40を別体としてスプリングによって常に閉状態なるタイプの方を使用してもよい。本実施例は、通常使用するキャップ取り外しタイプの容器と同様に安価なキャップレスの棒状化粧材繰出容器を可能とするために、一体成形されたヒンジ部42による本体40と蓋体43の連結を行っている。
【0035】また、図4の如く筒体10が軸方向に長い棒状化粧材繰出ユニット1を使用することによって、図3における本体40より筒体10の突出量をスリット45の軸方向の長さで調整できるため、蓋体43が化粧を施す際のじゃまにならない程度に筒体の突出量を多くすることが可能となる。
【0036】本発明の特徴としては、棒状化粧材芯を進退させる機能と(棒状化粧材繰出ユニット)、この機能自体を軸方向に移動する手段が分離しているため、トラブルが起きないキャップレス容器を提供できるという点である。
【0037】具体的には、筒体と基体との回動によって、内挿される棒状化粧材が繰出可能な棒状化粧材繰出ユニットを製作し、このユニットを前端に開閉自在な蓋体を備えた本体内に完全に収容する。さらに、棒状化粧材繰出ユニットの筒体を本体前端より十分に突出させる手段を用いて、基体と本体とを同期に回動させる係合部をそれぞれに設けることによって、本体と筒体とを回動させることで棒状化粧材繰出ユニット内の棒状化粧材の進退を行う方法をとっている。
【0038】キャップレス容器として本体に蓋をした状態ではコンパクトで短い化粧材容器のために携帯性に優れているとともに、実際に使用する際には棒状化粧材繰出ユニットを構成する筒体は本体前端より長めに突出することが可能なため、使用者は安定した長さで本体をホールドすることが可能な上、本体前端に取り付けられた蓋体が化粧を施す際のじゃまにならない。
【0039】また、棒状化粧材を本体内に引き込む際には、本体と筒体の回動で逆に回転をさせ、棒状化粧材繰出ユニットを作動させ、棒状化粧材芯が引き込まれた状態では棒状化粧材繰出ユニット全体を本体内に収容するため、作動による棒状化粧材芯の欠損や折れなどが生じない事を特徴とする。




 

 


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