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発明の名称 組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−247414(P2001−247414A)
公開日 平成13年9月11日(2001.9.11)
出願番号 特願2000−394071(P2000−394071)
出願日 平成12年12月26日(2000.12.26)
代理人 【識別番号】100103517
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 寛之
【テーマコード(参考)】
4H011
4J002
【Fターム(参考)】
4H011 AA03 AD01 BA01 BA06 BB09 BB10 BC03 BC06 BC07 BC18 BC19 BC20 DA02 DA13 DA15 DC04 DC05 DC06 DC08 DH02 DH03 DH10 DH14 
4J002 AA001 BB111 BD031 CP031 EU166 EV326 FD186 GH01 GJ01 GJ02 GL00
発明者 亀田 康二 / 田中 昭次
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を含有していることを特徴とする組成物。
【請求項2】 防かび剤であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】 防藻剤であることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】 イソチアゾリン系化合物が、一般式(1)
【化1】

(式中、Y1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、X1およびX2は、同一または相異なって水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。)で表わされる化合物であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】 一般式(1)の式中、Y1が、水素原子、メチル、n−ブチル、n−オクチルのいずれかであり、X1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原子で他方がハロゲン原子、ともにハロゲン原子のいずれかであることを特徴とする、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】 イソチアゾリン系化合物が、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、および/または、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】 トリアゾール系化合物が、一般式(2)
【化2】

(式中、Y2、Y3およびY4は同一または相異なって水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、A1は置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)、および/または、一般式(3)
【化3】

(式中、Y5およびY6は同一または相異なって水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、A2は置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)で表わされる化合物であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】 トリアゾール系化合物が、一般式(2)で表わされる化合物であり、一般式(2)の式中、Y2、Y3およびY4が同一または相異なって水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基であり、A1がハロゲン置換フェニル基またはハロゲン置換フェニルアルキル基であることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】 トリアゾール系化合物が、一般式(3)で表わされる化合物であり、一般式(3)の式中、Y5およびY6が、ともに水素原子、または、一方が水素原子で他方が炭素数1〜4の炭化水素基であり、A2がハロゲン置換フェニル基であることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】 トリアゾール系化合物が、α−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−α−(1,1−ジメチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、α−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノールからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組成物、詳しくは、防かび剤および/または防藻剤として有用な組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種産業製品の防かびおよび/または防藻にその効力を示す防かび剤および/または防藻剤として、イソチアゾリン系化合物がよく知られている。このイソチアゾリン系化合物は、幅広い抗菌スペクトルを有し、各種の産業分野で幅広く使用されているが、その一方で、単独で使用した場合には、微生物の抵抗性がしばしば生じ、効力や耐熱性にやや劣ることも知られている。
【0003】また、従来より、種々のトリアゾール系化合物が、木材保存剤および種子の保護剤として知られているが、工業用保存剤としては知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の産業製品の多様化につれて、より優れた効力を有し、かつ耐熱性に優れる防かび剤および/または防藻剤の開発が要望されている。
【0005】そこで本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、より優れた効力を有し、かつ耐熱性に優れる防かび剤および/または防藻剤として有用な組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の組成物は、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を含有していることを特徴としており、防かび剤および/または防藻剤として好適に用いることができる。
【0007】また、本発明において、イソチアゾリン系化合物は、一般式(1)
【0008】
【化4】

(式中、Y1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、X1およびX2は、同一または相異なって水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。)で表わされる化合物であることが好ましく、とりわけ、一般式(1)の式中、Y1が、水素原子、メチル、n−ブチル、n−オクチルのいずれかであり、X1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原子で他方がハロゲン原子、ともにハロゲン原子のいずれかであることが好ましい。より具体的には、イソチアゾリン系化合物が、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、および/または、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンであることが好ましい。
【0009】また、本発明において、トリアゾール系化合物は、一般式(2)
【0010】
【化5】

(式中、Y2、Y3およびY4は同一または相異なって水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、A1は置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)、および/または、一般式(3)
【0011】
【化6】

(式中、Y5およびY6は同一または相異なって水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、A2は置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)で表わされる化合物であることが好ましく、とりわけ、トリアゾール系化合物が、一般式(2)で表わされる化合物である場合は、一般式(2)の式中、Y2、Y3およびY4が同一または相異なって水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基であり、A1がハロゲン置換フェニル基またはハロゲン置換フェニルアルキル基であることが好ましく、また、トリアゾール系化合物が、一般式(3)で表わされる化合物である場合は、一般式(3)の式中、Y5およびY6が、ともに水素原子、または、一方が水素原子で他方が炭素数1〜4の炭化水素基であり、A2がハロゲン置換フェニル基であることが好ましい。より具体的には、トリアゾール系化合物が、α−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−α−(1,1−ジメチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、α−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノールからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の組成物は、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を含有している。
【0013】イソチアゾリン系化合物としては、例えば、下記一般式(1)で表わされる化合物が挙げられる。
【0014】
【化7】

(式中、Y1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、X1およびX2は、同一または相異なって水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。)
上記一般式(1)中、Y1で示される置換されていてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基およびアリール基などが挙げられる。
【0015】Y1で示されるアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、sec−オクチル、tert−オクチル、ノニル、デシルなどの炭素数1〜10のアルキル基が挙げられる。好ましくは、メチル、エチル、プロピル、n−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基およびn−オクチルなどの炭素数8のアルキル基が挙げられる。より好ましくは、メチル、n−ブチル、n−オクチルが挙げられる。
【0016】Y1で示されるアルケニル基としては、例えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニルなどの炭素数2〜4のアルケニル基が挙げられる。好ましくは、ビニル、アリルなどの炭素数2〜3のアルケニル基が挙げられる。
【0017】Y1で示されるアルキニル基としては、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、ブチニル、ペンチニルなどの炭素数2〜5のアルキニル基が挙げられる。好ましくは、エチニル、プロピニルなどの炭素数2〜3のアルキニル基が挙げられる。
【0018】Y1で示されるシクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどの炭素数3〜8のシクロアルキル基が挙げられる。好ましくは、シクロペンチル、シクロヘキシルなどの炭素数5〜6のシクロアルキル基が挙げられる。
【0019】Y1で示されるアリール基としては、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリルなどの炭素数6〜14のアリール基が挙げられる。好ましくは、フェニルなどの炭素数6のアリール基が挙げられる。
【0020】Y1で示される置換されていてもよい炭化水素基の置換基としては、例えば、ヒドロキシル基、ハロゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素など)、シアノ基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシなどの炭素数1〜4のアルコキシ基など)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基など)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオなどの炭素数1〜4のアルキルチオ基など)およびアリールチオ基(例えば、フェニルチオ基など)などが挙げられる。好ましくは、ハロゲン原子およびアルコキシ基が挙げられる。これらの置換基は同一または相異なって1〜5個、好ましくは1〜3個置換していてもよい。
【0021】上記した、Y1で示される置換されていてもよい炭化水素基のうちでは、置換されていない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基、とりわけ、メチル、エチル、プロピル、n−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基およびn−オクチルなどの炭素数8のアルキル基が好ましく、より好ましくは、メチル、n−ブチルおよびn−オクチルが挙げられる。したがって、Y1の最も好ましい例としては、水素原子、メチル、n−ブチルおよびn−オクチルが挙げられる。
【0022】上記一般式(1)で表わされるイソチアゾリン系化合物において、X1およびX2で示されるハロゲン原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。好ましくは、塩素が挙げられる。
【0023】X1およびX2で示される炭化水素基としては、Y1で示される炭化水素基として上記したものと同様のものを挙げることができ、好ましくは、アルキル基、より好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。また、X1およびX2は、2価の炭化水素基で環形成されていてもよく、このような2価の炭化水素基としては、例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレンなどの炭素数1〜4の2価のアルキレン基が挙げられる。好ましくは、トリメチレンが挙げられる。
【0024】X1およびX2の好ましい例としては、ハロゲン原子、水素原子が挙げられ、好ましい態様としては、例えば、X1およびX2がともに水素原子、X1およびX2のうち、いずれか一方が水素原子であって他方がハロゲン原子、X1およびX2がともにハロゲン原子である態様が挙げられる。また、トリメチレンで環形成されているものも、好ましい態様の1つである。
【0025】このようなイソチアゾリン系化合物は、以下に示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造することができる。その具体例としては、例えば、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−t−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。これらのうち、好ましくは、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンが挙げられる。より好ましくは、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンが挙げられる。これらイソチアゾリン系化合物は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0026】トリアゾール系化合物としては、例えば、下記一般式(2)および/または下記一般式(3)で表わされる化合物が挙げられる。
【0027】
【化8】

(式中、Y2、Y3およびY4は同一または相異なって水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、A1は置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)、【0028】
【化9】

(式中、Y5およびY6は同一または相異なって水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を、A2は置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)
上記一般式(2)中、Y2、Y3およびY4で示される置換されていてもよい炭化水素基としては、Y1で示される置換されていてもよい炭化水素基として、上記したものと同様のものを挙げることができ、その中でも、置換されていない炭化水素基、とりわけ、アルキル基、シクロアルキル基が好ましい。
【0029】Y2、Y3およびY4で示されるアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、とりわけ、メチルが好ましい。また、Y2、Y3およびY4で示されるシクロアルキル基としては、シクロプロピルが好ましい。
【0030】Y2、Y3およびY4の好ましい例としては、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基が挙げられ、好ましい態様としては、例えば、Y2、Y3およびY4がともに水素原子、Y2、Y3およびY4がともにアルキル基、Y2、Y3およびY4がともにシクロアルキル基である態様、例えば、Y2、Y3およびY4のうち、いずれか2つがアルキル基で、残りがシクロアルキル基または水素原子、Y2、Y3およびY4のうち、いずれか2つがシクロアルキル基で、残りがアルキル基または水素原子、Y2、Y3およびY4のうち、いずれか2つが水素原子で、残りがシクロアルキル基またはアルキル基である態様、例えば、Y2、Y3およびY4のうち、いずれか1つがアルキル基で、いずれか1つがシクロアルキル基で、残りが水素原子である態様が挙げられる。これらの態様のうち、Y2、Y3およびY4がともにアルキル基である態様、および、Y2、Y3およびY4のうち、いずれか1つがアルキル基で、いずれか1つがシクロアルキル基で、残りが水素原子である態様がより好ましい。
【0031】また、A1で示される置換されていてもよいアリール基のアリール基としては、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリルなどの炭素数6〜14のアリール基が挙げられる。好ましくは、フェニルが挙げられる。また、A1で示される置換されていてもよいアラルキル基のアラルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル、4−フェニルブチル、ジフェニルメチルなどの炭素数7〜13のアラルキル基が挙げられる。好ましくは、1−フェニルエチルが挙げられる。さらに、A1で示される置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基の置換基としては、例えば、ヒドロキシル基、ハロゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素など)、シアノ基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシなどの炭素数1〜4のアルコキシ基など)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基など)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオなどの炭素数1〜4のアルキルチオ基など)およびアリールチオ基(例えば、フェニルチオ基など)などが挙げられる。好ましくは、ハロゲン原子が挙げられる。これらの置換基は同一または相異なって1〜5個、好ましくは1〜3個置換していてもよい。
【0032】これらのうち、A1で示される置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基の最も好ましい例としては、ハロゲン置換されているフェニル、ハロゲン置換されている1−フェニルエチルが挙げられる。
【0033】なお、上記一般式(2)で表わされるトリアゾール系化合物において、nは、1であることが好ましい。
【0034】また、上記一般式(3)で表わされるトリアゾール系化合物において、Y5およびY6で示される置換されていてもよい炭化水素基としては、Y2、Y3およびY4で示される置換されていてもよい炭化水素基として上記したものと同様のものを挙げることができ、その中でも、置換されていない炭化水素基、とりわけ、アルキル基が好ましい。より好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。Y5およびY6の好ましい例としては、水素原子、アルキル基が挙げられ、好ましい態様としては、例えば、Y5およびY6がともに水素原子、Y5およびY6のうち、いずれか一方が水素原子であって他方がアルキル基、Y5およびY6がともにアルキル基である態様が挙げられる。
【0035】また、A2で示される置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基としては、A1で示される置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいアラルキル基として上記したものと同様のものを挙げることができ、好ましくは、置換されていてもよいアリール基、より好ましくは、ハロゲン置換されているフェニルが挙げられる。
【0036】なお、上記一般式(3)で表わされるトリアゾール系化合物において、nは、1であることが好ましい。
【0037】このようなトリアゾール系化合物は、以下に示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造することができる。その具体例としては、例えば、次式(4)で示されるα−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−α−(1,1−ジメチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(慣用名:テプコナゾール)、【0038】
【化10】

次式(5)で示される1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール(慣用名:プロピコナゾール)、【0039】
【化11】

次式(6)で示される1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール(慣用名:アザコナゾール)、【0040】
【化12】

次式(7)で示されるα−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(慣用名:シプロコナゾール)
【0041】
【化13】

などが挙げられる。より好ましくは、α−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−α−(1,1−ジメチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(慣用名:テプコナゾール)が挙げられる。これらトリアゾール系化合物は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0042】このような、イソチアゾリン系化合物とトリアゾール系化合物とが配合される割合は、例えば、イソチアゾリン系化合物5〜95重量%に対して、トリアゾール系化合物が95〜5重量%、好ましくは、イソチアゾリン系化合物10〜90重量%に対して、トリアゾール系化合物が90〜10重量%、さらに好ましくは、イソチアゾリン系化合物50〜80重量%に対して、トリアゾール系化合物が50〜20重量%である。イソチアゾリン系化合物がこれより少ないと、抗菌スペクトルが狭くなる場合があり、また、トリアゾール系化合物がこれより少ないと、効力の持続性が低下する場合がある。また、イソチアゾリン系化合物とトリアゾール系化合物との配合は、例えば、物理的に混合するなど、公知の配合方法を用いればよい。
【0043】このようにして得られる本発明の組成物は、防かびおよび/または防藻において、優れた効力を有するため、好ましくは、防かび剤および/または防藻剤として用いられる。本発明の組成物を、防かび剤および/または防藻剤として用いる場合には、その目的および用途に応じて、例えば、液剤、懸濁剤、粉剤、粒剤、ペースト剤などの公知の剤型に製剤化することが好ましい。
【0044】液剤または懸濁剤として、製剤化する場合には、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を、上記した割合において、その合計量が、得られる製剤に対して1〜70重量%、好ましくは5〜50重量%の割合となるように調製し、適宜溶剤に溶解または分散すればよい。このときに用いられる溶剤としては、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を溶解しまたは分散し得る溶剤であれば特に制限されない。
【0045】このような溶剤としては、例えば、水、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノールなどのアルコール系溶剤、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコール系溶剤、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチルエーテルなどのエーテル系溶剤、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルナフタレン、ソルベントナフサなどの芳香族系溶剤、例えば、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレンなどのハロゲン化炭化水素系溶剤、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなどの極性溶剤などが挙げられる。これらのうち、好ましくは、水、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤およびケトン系溶剤が挙げられる。また、例えば、ジオクチルアジペート、ジイソノニルフタレートなどのフタル酸系可塑剤や、例えば、ジオクチルフタレートなどのアジピン酸系可塑剤などの可塑剤を溶剤として用いてもよい。これら溶剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0046】また、粉剤または粒剤として、製剤化する場合には、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を、上記した割合において、その合計量が、得られる製剤に対して、2〜50重量%、好ましくは、5〜30重量%の割合となるように調製し、例えば、クレー、モンモリロナイト、ベントナイト、カオリンなどの粘土鉱物やシクロデキストリンなどとともに、乾式または湿式混合すればよい。
【0047】また、このような粉剤または粒剤には、固体の担体あるいは希釈剤として、植物性粉末(例えば、大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉など)、鉱物性粉末(例えば、カオリン、ベントナイト、酸性白土などのクレー類)、滑石粉、ロウ石粉などのタルク類、硅藻土(例えば、ラジオライト、雲母粉などのシリカ類など)、炭酸カルシウム、硫黄粉末、活性炭なども用いることができ、これらを単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0048】また、ペースト剤として、製剤化する場合には、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を、上記した割合において、その合計量が、得られる製剤に対して、2〜50重量%、好ましくは、5〜30重量%の割合となるように調製し、例えば、フタル酸ジイソノニルなどのフタル酸エステルとともに、混練すればよい。
【0049】さらに、本発明の組成物は、防かび剤および/または防藻剤として用いる場合には、その目的および用途によって、公知の添加剤、例えば、分散剤、界面活性剤、流動助剤、酸化防止剤、他の防かび剤および/または防藻剤、防腐剤、共力剤、などを添加してもよい。
【0050】分散剤としては、例えば、エチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
【0051】界面活性剤としては、例えば、石鹸類、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両イオン系界面活性剤、高分子界面活性剤など、公知の界面活性剤が挙げられ、好ましくは、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤が挙げられる。ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、酸化エチレンと酸化プロピレンとのブロック共重合物などのポリオキシアルキレン系界面活性剤などが挙げられる。アニオン系界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、アルキルナフタレンスルホン酸金属塩、ポリカルボン酸型界面活性剤、ジアルキルスルホコハク酸エステル金属塩、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルサルフェートアンモニウム塩、リグニンスルホン酸金属塩などが挙げられる。また、これらの金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩などが挙げられる。
【0052】流動助剤としては、例えば、ホワイトカーボンなどが挙げられる。
【0053】また、酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−t−ブチルフェノール]などのフェノール系酸化防止剤、例えば、アルキルジフェニルアミン、N,N’−ジ−s−ブチル−p−フェニレンジアミンなどのアミン系酸化防止剤などが挙げられる。
【0054】これら、分散剤、界面活性剤、流動助剤および酸化防止剤は、例えば、製剤100重量部に対して0.1〜30重量部添加される。
【0055】他の防かび剤および/または防藻剤としては、例えば、3−ヨード−2−プロピニル−ブチル−カーバメイト、ジヨードメチル−p−トリルスルホンおよびp−クロロフェニル−3−ヨードプロパルギルフォルマールなどの有機ヨウ素系化合物、例えば、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オンなどのジチオール系化合物、例えば、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドなどのチオフェン系化合物、例えば、テトラメチルチウラムジスルフィドなどのチオカーバメート系化合物、例えば、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリルなどのニトリル系化合物、例えば、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミドおよびN−(フルオロジクロロメチルチオ)−N,N’−ジメチル−N−フェニル−スルファミドなどのハロアルキルチオ系化合物、例えば、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)ピリジンなどのピジリン系化合物、例えば、ジンクピリチオンおよびナトリウムピリチオンなどのピリチオン系化合物、例えば、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾールなどのベンゾチアゾール系化合物、例えば、2−メチルチオ−4−t−ブチルアミノ−6−シクロプロピルアミノ−s−トリアジンなどのトリアジン系化合物、例えば、3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレアなどの尿素系化合物、例えば、メチル−2−ベンズイミダゾールカーバメイト、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールなどのイミダゾール系化合物などが挙げられる。
【0056】これら他の防かび剤および/または防藻剤は、例えば、製剤100重量部に対して0.1〜20重量部添加される。
【0057】防腐剤、共力剤としては、例えば、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。これら防腐剤、共力剤は、例えば、製剤100重量部に対して0.1〜20重量部添加される。
【0058】このようにして得られる本発明の組成物は、防かびおよび/または防藻において、優れた効力を有し、かつ耐熱性に優れているため、防かび剤および/または防藻剤として、各種の工業製品に適用することにより、優れた防かびおよび/または防藻効果を発現することができる。とりわけ、高温において成形されるプラスチック製品や樹脂製品(例えば、塩化ビニル樹脂からなる壁紙、シリコンシーラント、ポリプロピレン、目地材など)に練り込んだり、あるいは、屋内外用途の塗料(例えば、水性塗料やエマルジョン塗料など)、接着剤(例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、ラテックス、ポリ酢酸ビニル樹脂などを主成分とする各種の接着剤)および建材(例えば、石膏ボード、プラスター、天井材、繊維壁など)などに配合することにより、非常に優れた防かびおよび/または防藻効果を発現することができる。
【0059】なお、本発明の組成物は、防かび剤および/または防藻剤として用いる場合には、その適用対象に応じて添加量を適宜決定すればよいが、約0.005〜20%、好ましくは0.01〜5%程度の有効成分濃度として作用させることが好ましい。
【0060】
【実施例】以下に実施例、比較例および製剤例を挙げ、本発明をより具体的に説明する。
【0061】(1)実施例および比較例の組成物の調製実施例1メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)に、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン(以下、OITと略す。)と、テプコナゾールとを、OITが7重量%、テプコナゾールが3重量%となるような割合で配合し、混合することにより、均一な溶液として組成物を調製した。
【0062】実施例2〜6表1に示す各成分を表1に示す割合で、メチルカルビトールに配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により組成物を調製した。
【0063】比較例1〜5表1に示す各成分を表1に示す割合で、メチルカルビトールに配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により組成物を調製した。
【0064】(2)防かび試験各実施例および各比較例の組成物について、JIS Z−2911(第7頁)の塗料かび抵抗性試験法に従って防かび試験を実施した。その結果を表1に示す。なお、供試液としては、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger、黒かび)、ペニシリウム・シトリナム(Penicillium citrinum 、青かび) 、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides クロカワかび)、およびアルタナリア・スピーシーズ(Alternaria sp.)の4種を混合した懸濁液を用いた。また、供試試料は、ろ紙(直径3cm×3cm)に、有効成分濃度として表1に示す所定濃度の各実施例および各比較例の組成物を浸漬し、室温で1日風乾したものを用いた。
【0065】
【表1】

なお、表1において、生育の程度は、次の基準による。
【0066】−:試料面にかびの生育が認められない。
【0067】+:試料面上の約1/3以下の面積にかびの生育が認められる。
【0068】++:試料面上の約1/3〜2/3の面積にかびの生育が認められる。
【0069】+++:試料面上の約2/3以上の面積にかびの生育が認められる。
【0070】(3)防藻試験下記に示す組成のAllenの液体培地を用いて、chlorella vulgarisを培養し、その菌液の0.2mlを、新規のAllenの液体培地に接種後、表2に示す所定の濃度となるように希釈した実施例1、比較例1および2の各組成物を添加した。23℃、8時間蛍光灯照射(約3000ルクス)で、35日間静置培養後の藻の生育による濁度(O.D)を、波長660nmで測定した。その結果を表2に示す。
【0071】
【表2】

Allenの液体培地組成: NH4 Cl 50mg NaNO3 1000mg K2 HPO4 250mg FeCl3 ・6H2 O 5mg MgSO4 ・7H2 O 513mg CaCl2 ・2H2 O 50mg 滅菌水 1000ml(4)耐熱試験実施例1、比較例1および2の各組成物について、JIS Z−2911(第7頁)の塗料かび抵抗性試験法に従って防かび試験を実施した。その結果を表3に示す。なお、供試液としては、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger、黒かび)、ペニシリウム・シトリナム(Penicillium citrinum 、青かび) 、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides クロカワかび) 、およびアルタナリア・スピーシーズ(Alternaria sp.)の4種を混合した懸濁液を用いた。また、供試試料は、ろ紙(直径3cm×3cm)に、有効成分濃度として表3に示す所定濃度の各実施例および各比較例の組成物を浸漬し、室温で1日風乾したものを試料試験片とした。さらに、試験試料片を、それぞれ、加熱しないもの、200℃で2分間および200℃で10分間、恒温槽で加熱したものを用いた。
【0072】
【表3】

なお、表3において、生育の程度は、次の基準による。
【0073】−:試料面にかびの生育が認められない。
【0074】±:試料面にかびの生育がわずかに認められる。
【0075】+:試料面上の約1/3以下の面積にかびの生育が認められる。
【0076】++:試料面上の約1/3〜2/3の面積にかびの生育が認められる。
【0077】+++:試料面上の約2/3以上の面積にかびの生育が認められる。
【0078】(5)製剤例製剤例1(懸濁剤)
水77.1重量部にフタル酸水素カリウム0.1重量部を加えて、攪拌機で混合溶解した。次に、ベンゲル11(白色ベントナイト、日本有機粘土(株)製)を7重量部添加した。攪拌機で攪拌しつつ、順次、デモールNL(β−ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮合物、花王(株)製)を2.5重量部、エマルゲンA−90(ポリオキシエチレン誘導体、花王(株)製)を2重量部、ノプコサイド8034−L(消泡剤、サンノプコ(株)製)を0.4重量部、プリベントールA8(バイエル(株)製)を3.2重量部(テプコナゾールとして3.0重量部)、ゾーネンO/100(OIT、ケミクレア社製)を7重量部、AGガム(カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、第一工業製薬(株)製)を0.2重量部、セロゲンWSC(カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、第一工業製薬(株)製)を0.3重量部、ケルザン(キサンタンガム、モンサント社製)を0.1重量部およびスラオフAB(防腐剤、武田薬品工業(株)製)を0.05重量部を添加して懸濁液を調製した。
【0079】この懸濁液をビーズミルを用いて粉砕し、1N塩酸または2N塩酸を加え、pH5.5〜6.5に調整した後、攪拌機で均一に混合することにより懸濁剤を得た。
【0080】製剤例2(液剤)
DINP(フタル酸ジイソノニル)89.8重量部に、OITを8重量部、プリベントールA8(バイエル(株)製)を2.2重量部(テプコナゾールとして2重量部)配合し、攪拌機で混合することにより液剤を得た。
【0081】製剤例3(液剤)
ジエチレングリコール88.8重量部に、OITを8重量部、テプコナゾールを2重量部、ハイテノールNE−08(ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩系界面活性剤、第一工業製薬(株)製)を1重量部配合し、攪拌機で混合することにより液剤を得た。
【0082】製剤例4(粉剤)
デキシパールβ−100(β−シクロデキストリン、パールエース(株)製)84.8重量部に、水15重量部を加え混合した。さらに、OITを12重量部、テプコナゾールを3重量部配合して、乳鉢で混合粉砕した。60℃で3日間乾燥することにより粉剤を得た。
【0083】製剤例5(粉剤)
ベンゲル11(白色ベントナイト、日本有機粘土(株)製)84.8重量部に、水15重量部を加え混合した。さらに、OITを12重量部、テプコナゾールを3重量部配合して、乳鉢で混合粉砕した。60℃で3日間乾燥することにより粉剤を得た。
【0084】製剤例6(粉剤)
ホワイトカーボン(トクシールGUN(微粉末硅酸)、徳山ソーダ(株)製)20重量部に、水15重量部を加え混合した。さらに、OITを12重量部、テプコナゾールを3重量部、デキストリンND−S(日澱化学(株)製)を64.8重量部を加え、乳鉢で混合粉砕した。60℃で3日間乾燥することにより粉剤を得た。
【0085】製剤例7(粉剤)
ホワイトカーボン(トクシールGUN(微粉末硅酸)、徳山ソーダ(株)製)20重量部に、水15重量部を加え混合した。さらに、OITを12重量部、テプコナゾールを3重量部、水和剤用クレーA((株)勝光山鉱業所製)を64.8重量部を加え、乳鉢で混合粉砕した。60℃で3日間乾燥することにより粉剤を得た。
【0086】製剤例8(粒剤)
ホワイトカーボン10重量部に、OITを8重量部、テプコナゾールを2重量部、ニューカルゲンBX−C(アルキル・ナフタレンスルホネート塩、竹本油脂(株)製)を4重量部、リグニンスルホン酸ソーダを1重量部、デキストリンを8重量部、水和剤用クレーA((株)勝光山鉱業所製)を67重量部配合し、混合機で混合した後、水12重量部を加えて練合した。造粒機で造粒後、振動乾燥機で乾燥することにより粒剤を得た。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の組成物は、防かびおよび/または防藻において、優れた効力を有し、かつ耐熱性に優れているため、防かび剤および/または防藻剤として、各種の工業製品に適用することにより、優れた防かびおよび/または防藻効果を発現することができる。とりわけ、高温において成形されるプラスチック製品や樹脂製品に練り込んだり、あるいは、屋内外用途の塗料、接着剤および建材などに配合することにより、非常に優れた防かびおよび/または防藻効果を発現することができる。




 

 


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