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携帯型草刈機 - 株式会社共立
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発明の名称 携帯型草刈機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−309709(P2001−309709A)
公開日 平成13年11月6日(2001.11.6)
出願番号 特願2000−131449(P2000−131449)
出願日 平成12年4月28日(2000.4.28)
代理人 【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2B083
【Fターム(参考)】
2B083 AA02 BA03 BA13 BA16 CA07 CA27 DA02 GA02 HA25 HA33 HA59 
発明者 島田 光雄 / 横丁 与悦 / 相山 文彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 作業部(5)に、ハンドル(50)が連結されてなる携帯型草刈機(1)において、前記ハンドル(50)は、前記作業部(5)に連結された前段部(51)と、該前段部(51)に、取付具(70)により、その長さ方向に沿う任意の部位で取付固定される後段部(52)と、からなっていて、その前記作業部(5)に対する連結点(Y)から前記後段部(52)に設けられたグリップ(57、59)までの長さ(J、K)が可変とされていることを特徴とする携帯型畔用草刈機。
【請求項2】 前記前段部(51)は、左右の側辺部(51L、51R)を有していて、該両側辺部(51L、51R)の先端部(51a、51a)付近が前記作業部(5)に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項3】 前記後段部(52)は、直線部(52A)を有する棒状に形成されていて、前記直線部(52A)が前記取付具(70)により前記前段部(51)に取付固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項4】 前記取付具(70)は、二つ割り構造又はC形構造の筒状体からなっていて、前記前段部(51)の前記底辺部(51D)を挟持するようにして取付固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項5】 前記取付具(70)に、前記後段部(52)を挟持するようにして固定する二つ割り構造又はC形構造の筒状締付挟持部(73)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項6】 前記筒状締付挟持部(73)に、前記後段部(52)を挟持して固定するための、ねじ部(75a)が設けられた締付用操作部材(75)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項7】 前記締付用操作部材は、L形レバー(75)からなっていることを特徴とする請求項6に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項8】 前記後段部(52)の前記直線部(52A)は、断面円形とされていて、前記筒状締付挟持部(73)が弛められた状態において、それが伸びる方向に対して直交する平面内で回動可能とされていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項9】 前記後段部(52)における後端部(52b)に後グリップ(59)が設けられるとともに、該後グリップ(59)より前方(F)側に前グリップ(57)が取付固定されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項10】 前記前グリップ(57)は、前記後段部(52)が伸びる方向に対して直交する平面内において回動可能とされるとともに、前記後段部(52)に対して任意の取付角度で固定できるようにされていることを特徴とする請求項9に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項11】 前記前グリップ(57)は、前記後段部(52)の長さ方向に沿う任意の部位に取付固定できるようにされていることを特徴とする請求項9又は10に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項12】 前記前グリップ(57)は、二つ割り構造又はC形構造の筒状締付挟持具(90)により、前記後段部(52)に取付固定されていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項13】 前記前グリップ(57)は、前記筒状締付挟持具(90)の締付用操作部材を兼ねるようにされていることを特徴とする請求項12に記載の携帯型畔用草刈機。
【請求項14】 前記作業部(5)は、刈刃(10)、該刈刃(10)を駆動する原動機(30)、前記刈刃(10)の一部又は全部を覆うシールドカバー(11)、及び、地面(N、M)を滑走可能な接地部材(20、20)を有し、前記ハンドル(50)が上下方向に揺動自在に連結されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の携帯型畔用草刈機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業者が手で容易に移動させることができる、比較的小型軽量の携帯型草刈機に係り、特に、高畔の法面に生えている草の刈り取りに使用される携帯型畔用草刈機に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畔用草刈機としては、例えば、特公昭62−61290号公報等にも見られるように、原動機が搭載された車輪付きの機体と、畔の上面(平面)に生えている草を刈り取るためのメイン刈刃と、畔の斜面(法面)に生えている草を刈り取るためのサイド刈刃と、を備え、前記原動機の動力を減速機や伝動軸等からなる動力伝達機構を介して前記メイン刈刃及びサイド刈刃に伝達して、それらを同時に回転駆動させながら、前記機体を畔の上面を走行させることにより、畔の上面及び法面に生えている草を同時に刈り取るようにしたものが一般的である。
【0003】かかる従来の一般的な畔用草刈機においては、機体を畔の上面に位置させて走行させることを前提としており、また、前記サイド刈刃による法面の上下幅が大きく、刈幅は、そのサイド刈刃の回転直径のみに依存しているため、通常の畔(低畔)には対応できても、段差の大きな高畔においては法面の刈幅が不足する。
【0004】この場合、メイン刈刃とサイド刈刃とを同一平面上に位置させて、機体を高畔の法面に沿って走行させれば、該法面の草刈りを行えないこともないが、高畔の法面は、傾斜がきつく、足場も悪いので、極めて危険である。また、二つの刈刃を備えていること、原動機を搭載した車輪付きの機体を備えていること、及び、原動機の動力を前記両刈刃に伝達するために比較的長大で複雑な動力伝達機構を必要としていること、等のため、装置構成が複雑で重量も重く、装置コストが高くなるとともに、作業性、操作性も良いとはいえず、高畔の法面の草刈りに使用するのは、実際には無理があった。
【0005】そこで、本発明の出願人は、前記した如くの従来の畔用草刈機に伴う問題を解消すべく、先に、刈刃、該刈刃を駆動する原動機、前記刈刃の一部又は全部を覆うシールドカバー、及び、地面を滑走可能な接地部材を有する草刈作業部に、ハンドルが上下方向に揺動自在に連結されてなる構成の携帯型畔用草刈機を提案した(特願平11−300630号等を参照)。
【0006】かかる提案の携帯型畔用草刈機においては、高畔の法面の草刈りを行う際には、通常、作業者がハンドルを持って高畔の上面に立ち、原動機により刈刃を回転駆動しながら、該刈刃やシールドケース等からなる草刈作業部を高畔の最上部に位置させるとともに、接地部材を高畔の法面に着地させ、続いて、前記ハンドルで前記草刈作業部を軽く押せば、前記草刈作業部(接地部材)が法面の最上部から底部に向けて滑走する。このとき、前記回転駆動されている刈刃により、法面の草が縦方向にその回転直径に相当する幅分刈り取られる。
【0007】次に、前記のようにして刈り取られた部分の横隣に生えている草を刈り取るべく、前記草刈作業部を一旦法面最上部まで引き上げ、続いて、前記草刈作業部を次に刈り取るべき草が生えている部分(横隣)に移動させて、前記と同様に、前記接地部材を高畔の法面最上部に着地させ、前記ハンドルで前記草刈作業部を軽く押して、該草刈作業部(接地部材)を法面の最上部から底部に向けて滑走させ、以下、同様にして、法面に生えている草を縦方向に前記刈刃の回転直径に相当する幅分ずつ刈り取るようにする。
【0008】このように、前記提案の携帯型畔用草刈機を使用すれば、作業者は高畔の上面を横移動するだけでよく、法面に降りる必要はないので、高畔法面の草刈り作業を、安全かつ容易に、しかも、迅速に行える。また、草刈作業部全体の重量を接地部材を介して地面(草刈り面)で受けるようにされているので、作業者の負担が少なくなるとともに、自走式ではないので、作業を必要に応じて任意に休み休み行え、その結果、草刈り作業に要する労力が軽減される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した如くの携帯型畔用草刈機においては、草刈等の作業を行うべき場所の状況は種々異なり(例えば高畔の法面の勾配、長さ等は一様ではない)、また、作業者がとる姿勢、足場等も様々であるので、前記ハンドルの長さや握り位置(グリップの位置、取付角度)等を、高畔法面の長さや作業姿勢等の状況に応じて任意に変えることができるようにすることが望まれるが、従来においては、かかる要望に応えられる携帯型草刈機は見当たらなかった。
【0010】本発明は、前記した如くの要望に応えるべくなされたもので、その目的とするところは、比較的簡単な構成のもとで、ハンドルの長さや握り位置(グリップの位置、取付角度)等を、作業場所の状況、例えば高畔法面の勾配、長さや作業者がとる作業姿勢、足場等に応じて任意に変えることができるようにされ、もって、草刈作業等を行える高畔等の対応範囲を広げることができるとともに、操作性、作業性、取扱性をより向上させることのできる携帯型草刈機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべく、本発明に係る携帯型草刈機は、基本的には、作業部にハンドルが連結されてなり、該ハンドルは、前記草刈作業部に連結された前段部と、該前段部に、取付具により、その長さ方向に沿う任意の部位で取付固定される後段部と、からなっていて、その前記作業部に対する連結点から前記後段部に設けられたグリップまでの長さが可変とされていることを特徴としている。
【0012】前記前段部は、好ましくは、左右の側辺部を有していて、該両側辺部の先端部付近が前記作業部に連結される。また、前記後段部は、好ましくは、直線部を有する棒状に形成されていて、前記直線部が前記取付具により前記前段部に取付固定される。さらに、前記取付具は、好ましくは、二つ割り構造又はC形構造の筒状体からなっていて、前記前段部の前記底辺部を挟持するようにして取付固定される。
【0013】本発明の好ましい態様では、前記取付具に、前記後段部を挟持するようにして固定する二つ割り構造又はC形構造の筒状締付挟持部が設けられ、より好ましくは、前記筒状締付挟持部に、前記後段部を挟持して固定するための、ねじ部が設けられた締付用操作部材が設けられる。この場合、前記締付用操作部材は、好ましくは、L形レバーで構成される。
【0014】さらに好ましい態様では、前記後段部の前記直線部は、断面円形とされていて、前記筒状締付挟持部が弛められた状態において、それが伸びる方向に対して直交する平面内で回動可能とされる。他の好ましい態様では、前記後段部における後端部に後グリップが設けられるとともに、該後グリップより前方側に前グリップが取付固定される。前記前グリップは、好ましくは、前記後段部が伸びる方向に対して直交する平面内において回動可能とされるとともに、前記後段部に対して任意の取付角度で固定できるようにされる。
【0015】また、前記前グリップは、好ましくは、前記後段部の長さ方向に沿う任意の部位に取付固定できるようにされる。より具体的な好ましい態様では、前記前グリップは、二つ割り構造又はC形構造の筒状締付挟持具により、前記後段部に取付固定され、さらに好ましい態様では、前記前グリップは、前記筒状締付挟持具の締付用操作部材を兼ねるようにされる。
【0016】本発明に係る携帯型作業機としては、携帯型畔用草刈機が代表として挙げられ、この場合は、前記作業部が、好ましくは、刈刃、該刈刃を駆動する原動機、前記刈刃の一部又は全部を覆うシールドカバー、及び、地面を滑走可能な接地部材を有し、前記ハンドルが上下方向に揺動自在に連結される。前記の如くの構成とされた本発明に係る携帯型畔用草刈機の好ましい態様においては、例えばU字状で断面円形の管材又は棒材で構成されている前段部の後端部(底辺部)に、二つ割り構造の取付具が取付固定され、この取付具に設けられている例えばC形構造(すり割り構造)の筒状締付挟持部に、例えば直線状で断面円形の管材又は棒材で構成されている後段部が挿通せしめられ、この後段部に前グリップが、例えばC形構造の筒状締付挟持具により取付固定される。
【0017】この場合、前記取付具に設けられている前記筒状締付挟持部の締付用操作部材を一方向に回して弛めると、前記後段部を前後方向(長さ方向)に移動させることが可能となるとともに、それが伸びる方向に対して直交する平面内で回動させることが可能となり、前記締付用操作部材を他方向に回して締め付けると、前記後段部が前記前段部に取付固定される。これにより、前記後段部を前記前段部に対して、その長さ方向に沿う任意の部位、及び、任意の回動角度で取付固定でき、その取付固定位置及び取付角度に応じて、前記ハンドルの長さが伸縮されるとともに、前記後段部に設けられている前記後グリップの取付角度が変更せしめられる。言い換えれば、前記ハンドルの揺動軸線(前記草刈作業部との連結点)から前記後段部に設けられたグリップまでの長さを調節することが可能となるとともに、作業者が通常は左手で握る後グリップの握り位置(握り角度)を調節することが可能となる。
【0018】これより、草刈り作業を行える高畔の対応範囲を広げることができるとともに、高畔の法面の勾配、長さ等、あるいは、作業者がとる姿勢、足場等を考慮してハンドルの長さ及び後グリップの取付角度を調節することができ、それによって、操作性、作業性が一層向上する。
【0019】また、前記前グリップを前記後段部(の直線部)に取付固定している筒状締付挟持具の締付用操作部材(好ましい態様では、前記前グリップ自体)を、例えば左回りに回して弛めると、前記前グリップを前記後段部回り、言い換えれば、前記後段部が伸びる方向に対して直交する平面内において回動可能となるとともに、前記後段部の前記直線部が伸びる方向に沿って移動可能となり、前記締付用操作部材を前記とは逆に右回りに回して締め付けると、前記後段部に前記前グリップが取付固定される。これにより、前記前グリップを前記後段部に対して任意の取付角度及び位置で固定できる。
【0020】したがって、前記前グリップを前記後段部に、作業者の足場や作業姿勢、あるいは、高畔法面の勾配、長さ等に応じて、最も適切な取付角度及び取付位置で固定しておけば、作業者の労力負担が減じられるとともに、操作性、作業性がより一層向上する。また、ハンドルの長さを伸縮でき、さらに、グリップの取付角度等も変えられることにより、運搬、保管等の便宜も図られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1、図2及び図3は、それぞれ本発明に係る携帯型畔用草刈機の一実施形態の斜視図、平面図、及び拡大側面図を示している。図示実施形態の携帯型畔用草刈機1は、短冊状の刈刃10と、該刈刃10を平面視(図2)で左回り(T方向)に回転駆動する原動機としての、比較的小型軽量(排気量は約20mL)の空冷2サイクルガソリンエンジン30と、該エンジン30をマウント部材7を介して搭載保持するとともに、前記刈刃10を覆う平面視矩形のシールドカバー11と、該シールドカバー11における両側板部11L、11Rの下端に設けられた、地面(N、M)を滑走可能な左右一対のそり状接地部材20、20と、を有する草刈作業部5を備え、この草刈作業部5における前記シールドカバー11の前記左右両側板部11L、11Rに、後述するU字状の前段部51と直線状の後段部52とからなるハンドル50が、上下方向に揺動自在に連結されている。
【0022】前記シールドカバー11は、前記エンジン30を前記マウント部材7を介して保持する上面部11Aと、該上面部11Aの左右両端から立ち下がる前記左右の側板部11L、11Rと、を有し、前記上面部11Aの前部11aが、前側開口(草刈り取り口)を大きくすべく斜め上に傾斜せしめられ、また、その後端には、後面開口を若干狭くするように垂れ下がる垂下部11bが設けられている。
【0023】前記エンジン30を前記シールドカバー11上に搭載保持する前記マウント部材7内には、回転軸35が回転自在に垂下されており、該回転軸35の下端部に、前記刈刃10が固定されている。前記左右一対のそり状接地部材20、20の前端部付近には、それぞれ遊転する車輪15、15が配設されている。
【0024】そして、前記ハンドル50は、図1〜図3に加えて図4、図5を参照すればよくわかるように、前記草刈作業部5に連結された前段部51と、該前段部51に、取付具70により、長さ方向に沿う任意の部位で取付固定される後段部52と、からなっている。前記前段部51は、左右の側辺部51L、51Rと底辺部51Dとからなる、断面円形でU字状の軽量管材で構成されていて、前記両側辺部51L、51Rにおける偏平状の先端部51a、51a付近が、前記シールドカバー11の前記両側板部11L、11Rに、ボルト類からなる揺動支軸55、55を介して、上下方向に揺動自在に連結されている。
【0025】また、前記前段部51の前記先端部51aを前方Fに引っ張るべく、前記左右両側板部11L、11Rには係止ピン62、62が設けられており、該係止ピン62、62と前記U字状前段部51の前記先端部51a、51aとの間に引っ張りコイルばね60が張装されている。また、前記先端部51における前記右側辺部51Rの前記底辺部51D近くには、詳細は図示しないが、前記内燃エンジン30の起動・停止用スイッチやスロットルレバー等の制御部材85が取り付けられている。
【0026】一方、前記後段部52は、直線部52Aを有する断面円形の軽量管材で構成されていて、前記直線部52Aが前記取付具70により前記前段部51の後端部(前記底辺部51D)に固定されている。詳細には、前記取付具70は、図6、図7、図8を参照すればよくわかるように、断面内形が半円形の上側挟持部71と下側挟持部72とからなる二つ割り構造の筒状体からなっていて、前記上側挟持部71及び前記下側挟持部72の四隅に上下方向に貫通するように挿入された四本の締付ボルト・ナット76により、前記前段部51の前記底辺部51Dに、そこを挟持するようにして固定されている。
【0027】この取付具70の前記上側挟持部71には、前記後段部52を挟持するようにして固定するC形構造(すり割り構造)の筒状締付挟持部73が一体的に設けられている。該筒状締付挟持部73は、片側は繋がり他側端面同志が所定の間隙Saをあけて対向する、断面内形が半円形の上側挟持部73Aと下側挟持部73Bとからなっており、この筒状締付挟持部73には、前記後段部52を挟持して固定するための締付用操作部材としてのL形レバー75が備えられている。
【0028】このL形レバー75は、前記上側挟持部73A及び下側挟持部73Bにおける前記間隙Saがあけられた側の中央部を貫通するように形成された挿通穴79及び六角ナット78が内嵌せしめられた六角穴74に挿入される軸部75Aと、この軸部75Aから直交する方向に折り曲がる操作レバー部75Bとからなっており、前記軸部75Aの上部寄りに鍔状部77が設けられるとともに、その下端部には前記六角穴74に内嵌せしめられた前記六角ナット78に螺合する雄ねじ部75aが形成されている。
【0029】したがって、前記C形構造の筒状締付挟持部73においては、前記L形レバー75を一方向(例えば、左)に回せば、前記鍔状部77と前記六角ナット78との離隔距離及び前記間隙Saが広げられて弛められ、これによって、前記後段部52を前後方向(長さ方向)に移動させることが可能となるとともに、それが伸びる方向に直交する平面内で回動させることが可能となり、前記L形レバー75を他方向(例えば、右)に回せば、前記鍔状部77と前記六角ナット78との離隔距離及び前記間隙Saが狭められて締め付けられ、これによって、前記後段部52が前記前段部51の後端部(底辺部51D)に固定される。
【0030】また、前記後段部52の後端部52bは、前記直線部52Aに対して直交する方向に折り曲げられてゴム材等で覆われた後グリップ59が設けられるとともに、該後グリップ59より前方F側の前記直線部52Aに、ゴム材等で覆われた前グリップ57がC形構造の筒状締付挟持具90により固定されている。
【0031】この筒状締付挟持具90は、図9、図10、図11を参照すればよくわかるように、前記取付具70に設けられている前記筒状締付挟持部73と同様な構造を持ち、前記後段部52の前記直線部52Aを挟むようにして締め付ける、片側は繋がり他側端面同志が所定の間隙Sbをあけて対向する、断面内形が半円形の第一挟持部91と第二挟持部92とからなっており、前記前グリップ57は、この筒状締付挟持部90の締付用操作部材としても用いられるようになっている。
【0032】すなわち、前記前グリップ57の一端側には、前記第一挟持部91及び第二挟持部92における前記間隙Sbがあけられた側の中央部を貫通するように形成された挿通穴93及び六角ナット98が内嵌せしめられた六角穴94に挿入される軸部95が突設されるとともに、該軸部95の前記グリップ57側には、ナット96が螺合せしめられるとともに、ワッシャ99が介装され、前記軸部95の下端部には、前記六角穴94に内嵌せしめられた六角ナット98に螺合する雄ねじ部95aが形成されている。
【0033】したがって、前記C形構造の筒状締付挟持具90においては、前記前グリップ57を、例えば左回りに回せば、前記六角ナット98との離隔距離及び前記間隙Sbが広げられて弛められ、これによって、前記グリップ57を前記後段部52回りに回動させることが可能となるとともに、前記後段部52の前後方向(長さ方向)に移動させることも可能となり、前記前グリップ57を、逆に右回りに回せば、前記六角ナット98との離隔距離及び前記間隙Sbが狭められて締め付けられ、これによって、前記前グリップ部57が前記後段部52の前記直線部52Aに固定される。
【0034】このような構成とされた本実施形態の携帯型畔用草刈機1においては、高畔の法面の草刈りを行う際には、図4に示される如くに、前記既提案のもの(特願平11−300630号等)と同様に、作業者が、通常は、右手で前記ハンドル50の前記前グリップ57を握り、左手で前記後グリップ59を握って、高畔の上面Mに立ち、前記内燃エンジン30により前記刈刃10を駆動しながら、該刈刃10、前記シールドカバー11、前記そり状接地部材20、20等からなる前記草刈作業部5を高畔の最上部に位置させるとともに、前記そり状接地部材20、20を高畔の法面Nに着地させ、続いて、前記ハンドル50で前記草刈作業部5を軽く押せば、該草刈作業部5(前記そり状接地部材20、20)が、法面Nの最上部から底部に向けて滑走降下し、前記刈刃10により、法面Nの草が縦方向にその回転直径に相当する幅分刈り取られる。
【0035】次に、前記のようにして刈り取られた部分の横隣に生えている草を刈り取るべく、前記草刈作業部5を法面を滑らすようにして一旦法面N最上部まで引き上げ、続いて、前記草刈作業部5を次に刈り取るべき草が生えている部分(横隣)に移動させて、前記と同様に、前記そり状接地部材20、20を高畔の法面N最上部に着地させ、前記ハンドル50で前記草刈作業部5を軽く押して、該草刈作業部5を法面の最上部から底部に向けて滑走させ、以下、同様にして、法面に生えている草を縦方向に前記刈刃の刈幅分ずつ刈り取るようにする。
【0036】このように、本実施形態の携帯型畔用草刈機1を使用すれば、作業者は高畔の上面Mを横方向へ移動するだけでよく、法面Nに降りる必要はないので、高畔法面の草刈り作業を安全かつ容易に、しかも、迅速に行える。また、草刈作業部5全体の重量を、そり状接地部材20、20を介して地面(草刈り面)で受けるようにされていることからも、作業者の負担が少なくなるとともに、自走式ではないので、作業を必要に応じて任意に休み休み行え、その結果、草刈り作業に要する労力が軽減される。
【0037】さらに、前記シールドカバー11に、前記ハンドル50の前記先端部51a付近が上下方向に揺動自在に支持されることに加えて、前記ハンドル50の前記先端部51aが前記引っ張りコイルばね60により前方F側に引っ張られているので、地面(高畔上面M及び法面N)が大きな凹凸を有する荒地である場合や軟弱地盤である場合等において、前記ハンドル50を上下方向に動かすことを要することなく、前記そり状接地部材20、20が地面の凹凸等にほど良く接地追従し得るともに、前記そり状接地部材20、20の前端部(前進時)あるいは後端部(後退時)が、地面凹凸部や石等に突き当たったり、草の根元部分等に引っ掛かったり、あるいは、軟弱地盤に沈み込む等して、行き止まった際、前記ハンドル50を介して前記草刈作業部5を強く押し引きしても、前記引っ張りコイルばね60の作用により、前記草刈作業部5を前後方向に反転させるモーメントが抑えられ、結果的に、走破性が向上して、多少の障害は簡単に突破できることになる。
【0038】すなわち、前進時(法面下降時)に、石等の障害物によって行き止まった際には、前記ハンドル50を上下に揺動させることにより、前記引っ張りコイルばね60の付勢力(引っ張り力)により、前記そり状接地部材20、20の前方側F部分又は後方側R部分が地面N、Mから浮き上がる方向(図3のP又はQ方向)のモーメントが生じるので、石等の障害物によって行き止まった際、従来のように、前記草刈作業部5全体を持ち上げることを要せず、前記ハンドル50を上下方向に揺動させた状態で前記草刈作業部5を押し引きするだけで、石等の障害物を乗り越えることが可能となる。
【0039】前記加え、本実施形態の携帯型畔用草刈機1では、前記ハンドル50が、U字状で断面円形の管材で構成されている前段部51の後端部(底辺部51D)に、二つ割り構造の取付具70が取付固定され、この取付具70に設けられているC形構造の筒状締付挟持部73に、直線状で断面円形の管材で構成されている後段部52が挿通せしめられ、この後段部52に前グリップ57が、C形構造の筒状締付挟持具90により取付固定される。
【0040】この場合、前記取付具70に設けられている前記筒状締付挟持部73のL形レバー75を一方向に回して弛めると、前記後段部52を前後方向(長さ方向)に移動させることが可能となるとともに、それが伸びる方向に対して直交する平面内で回動させることが可能となり、前記L形レバー75を他方向に回して締め付けると、前記後段部52が前記前段部51に固定される。これにより、前記後段部52を前記前段部51に対して、その長さ方向に沿う任意の部位で固定、及び、任意の回動角度で固定でき、その固定位置及び取付角度に応じて、前記ハンドル50の長さが伸縮されるとともに、前記後段部52に設けられている前記後グリップ59の取付角度が変更せしめられる。
【0041】言い換えれば、図4に示す如く、前記ハンドル50の前記草刈作業部5への連結点である揺動軸線Y(前記揺動支軸55、55の中心軸線)から前記後段部52に設けられた前記前グリップ57及び前記後グリップ59までの長さJ、Kを調節することが可能となるとともに、作業者が通常は左手で握る前記後グリップ59の握り位置(握り角度)を調節することが可能となる。
【0042】具体的には、前記ハンドル50の長さ(前記後グリップ59の位置)は、図4において二点鎖線で示される如くの、前記後グリップ59が最も後方(R)側に引き出されているとき、最大長Jmaxとなり、前記後グリップ59が最も前方F側に押し込まれているとき、最小長Jminとなり、それら最大長Jmaxと最小長Jminとの間の任意の長さを選定できる。
【0043】また、前記後グリップ59は、その取付角度が図では下向とされているが、前記筒状締付挟持具73を弛めて、前記後段部52全体を回すことにより、その取付角度を任意に(例えば左向きに)変えることができる。これより、草刈り作業を行える高畔の対応範囲を広げることができるとともに、高畔の法面の勾配、長さ等、あるいは、作業者がとる姿勢、足場等を考慮してハンドルの長さ及び後グリップの取付角度を調節することができ、それによって操作性、作業性が向上する。
【0044】また、前記後段部52の前記直線部52Aに取付固定している前記筒状締付挟持具90の締付用操作部材としての前記前グリップ57を、例えば左回りに回して弛めると、前記前グリップ57を前記後段部52の回り、言い換えれば、前記後段部52が伸びる方向に対して直交する平面内において回動可能とされ、前記前グリップ57を前記とは逆に右回りに回して締め付けると、前記後段部52に前記前グリップ57が固定される。
【0045】これにより、前記前グリップ57を前記後段部52に対して任意の取付角度で固定できる。したがって、前記前グリップ57を、作業者の足場や作業姿勢、あるいは、高畔法面の勾配、長さ等に応じて、最も適切な取付角度で前記後段部52に対して固定しておけば、作業者の労力負担が減じられるとともに、操作性、作業性がより一層向上する。
【0046】また、前記前グリップ57を例えば左回りに回して弛めると、前記のように回動可能となるだけでなく、前記後段部52を長さ方向に沿って移動させることも可能となり、これにより、前記前グリップ57は、図4に示される如くに、前記揺動軸線Yからの離隔長Kを最大長Kmaxと最小長Kminとの範囲内で調節することが可能となり、これにより、前記後グリップ59との相対位置関係を変えることが可能となり、操作性、作業性を向上させることができる。
【0047】上記に加え、前記後段部52を前記前段部51側に押し込むことにより、ハンドル長を短くでき、さらに、前記グリップ57、59の取付角度等も変えられるので、運搬、保管等の便宜も図られる。また、前記筒状締付挟持部73や筒状締付挟持具90の締弛をL形レバー75と前グリップ57で行うようにしたことにより、工具が不要となるとともに、簡単容易に、ハンドルの長さやグリップの取付角度を調節することができる。
【0048】以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更ができるものである。例えば、前記ハンドル50の前段部51は、Y字(二股)状のものとしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発明に係る携帯型草刈機は、比較的簡単な構成のもとで、ハンドルの長さやグリップの取付角度等を、作業場所の状況等に応じて任意に変えることができ、そのため、草刈り作業等を行える高畔等の対応範囲を広げることができるとともに、操作性、作業性、取扱性をより向上させることができる。




 

 


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