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散布装置 - 株式会社共立
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発明の名称 散布装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−275543(P2001−275543A)
公開日 平成13年10月9日(2001.10.9)
出願番号 特願2000−98912(P2000−98912)
出願日 平成12年3月31日(2000.3.31)
代理人 【識別番号】100059959
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 稔 (外10名)
【テーマコード(参考)】
2B121
4D074
【Fターム(参考)】
2B121 CB04 CB33 CB34 CB48 
4D074 AA05 BB06 CC04 CC15
発明者 田中 健治 / 千葉 直樹 / 福泉 和宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 一対の導風板(12)によって角度範囲(α)が規制されて半径方向外方に向かって拡開する扇形の空気放出通路(P)を有し、該空気放出通路(P)内を流れる気流によって散布剤を搬送させ、且つ、前記空気放出通路(P)の出口(16)が左向き、上向きまたは右向きになるように回動して、散布剤を所定の方向に散布する噴頭部(10)をもつ散布装置(2)であって、前記各導風板(12)に隣接して前記空気放出通路(P)内に並設された揺動板(34)を有し、該揺動板(34)は、前記導風板(12)から所定間隔(D)を隔てて配置され、前記空気放出通路(P)内の気流を通過させる第一位置(p1)と、気流の流れ方向に対して上流側の端部(34a)が前記導風板(12)に当接して該導風板(12)との間を閉じ、前記出口(16)の幅を狭める第二位置(p2)との間で揺動可能に設けられ、前記出口(16)が左向きまたは右向きに揺動したとき、上方に位置する前記揺動板(34)が、前記第二位置(p2)をとり、下方に位置する前記揺動板(34)が、前記第一位置(p1)をとる、ことを特徴とする散布装置。
【請求項2】 前記揺動板(34)は、実質的な有効長さ(L)が変化するロッド手段(40)に連結され、該ロッド手段(40)によって前記揺動板(34)が前記第一位置(p1)と前記第二位置(p2)との間で揺動する、ことを特徴とする請求項1に記載の散布装置。
【請求項3】 前記ロッド手段は、一端(40a)が、前記揺動板(34)に対して連結点(42)において連結され、他端(40b)が、前記噴頭部(10)の回動軸線(X−X)から上方に所定の偏位距離(d)だけ偏位した枢着点(44)に対して連結された棒状部材(40)によって構成され、前記枢着点(44)は、前記噴頭部(10)に対して不動側部材となる装置本体(20)側に設けられ、前記他端(40b)が前記回動軸線(X−X)から前記偏位距離(d)だけ上方へ偏位して枢着されていることによって、前記噴頭部(10)の回動に伴って、前記連結点(42)と前記回動軸線(X−X)との間の実質的な有効長さ(L)が変化することによって、前記揺動板(34)が揺動する、ことを特徴とする請求項2に記載の散布装置。
【請求項4】 前記揺動板(34)は可撓性を有している、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の散布装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、散布剤を気流によって搬送させる噴頭部をもつ散布装置に関し、より詳細には、散布可能領域が拡大された散布装置に関する。
【従来技術】従来から、半径方向外方に向かって拡開する扇形の空気放出通路を有する噴頭部を持つ散布装置が知られており、例えば、実開昭51−100768号公報、特開平8−66646号公報、実公昭38−12937号公報および特公平5−77467号公報に記載された装置がある。前記噴頭部は、前記空気放出通路の角度範囲を規制する一対の導風板と、該導風板を間に挟むようにして設けられた側板とによって形成されている。前記噴頭部の前記空気放出通路の出口近傍には、複数のノズルが互いに間隔を隔てて設けられている。また、前記空気放出通路の上流側には、送風機が設けられ、該送風機によって生成された気流が前記空気放出通路の中を介して出口から流出し、前記ノズルから吐出された散布剤を搬送して散布する。
【0002】前記散布装置は、例えば、ぶどう園において使用する場合のように、ぶどう棚の下方を走行し、前記噴頭部の前記出口を上方に向けて、前記散布剤を上向きに散布して使用する場合がある。また、前記散布装置を、例えば、特開平9−313086号公報に記載されているように、急傾斜地に設けられたみかん園の木の間に敷設されたレールに沿って走行させて使用する場合がある。このような場合には、散布剤を散布すべき木が、通常、前記散布装置の斜め下方に位置し、散布剤を前記噴頭部によって斜め下方に向けて散布する必要がある。しかも、前記散布装置が前記レールに沿って移動するため、時には、充分に樹木に近づくことができずに、若干離れた位置にある樹木に向かって散布する必要のある場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】散布装置によっては、前記実開昭51−100768号公報に記載されている装置のように、前記空気放出通路の前記出口が、上向きのみならず、左向きおよび右向きに回動可能に設けられた前記噴頭部をもつものがある。しかし、前記公報に開示された装置においては、前記出口を横方向に向けることができるものの、前記のようなみかん園の場合において、斜め下方に向けて散布する状況に対応できない場合がある。そこで、本発明の目的は、特に、斜め下方の領域にも散布剤を良好に散布することができる散布装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、一対の導風板によって角度範囲が規制されて半径方向外方に向かって拡開する扇形の空気放出通路を有し、該空気放出通路内を流れる気流によって散布剤を搬送させ、且つ、前記空気放出通路の出口が左向き、上向きまたは右向きになるように回動して、散布剤を所定の方向に散布する噴頭部をもつ散布装置であって、前記各導風板に隣接して前記空気放出通路内に並設された揺動板を有し、該揺動板は、前記導風板から所定間隔を隔てて配置され、前記空気放出通路内の気流を通過させる第一位置と、気流の流れ方向に対して上流側の端部が前記導風板に当接して該導風板との間を閉じ、前記出口の幅を狭める第二位置との間で揺動可能に設けられ、前記出口が左向きまたは右向きに揺動したとき、上方に位置する前記揺動板が、前記第二位置をとり、下方に位置する前記揺動板が、前記第一位置をとる、ことを特徴とする散布装置によって達成することができる。
【0005】本発明においては、前記出口が左向きまたは右向きに揺動したとき、前記揺動板のうち上方に位置する前記揺動板が前記第二位置をとって、前記出口の上方領域を閉じて前記出口を狭め、また、下方に位置する前記揺動板が前記第一位置をとって前記気流を通過させる。本発明によれば、前記出口が左向きまたは右向きに揺動したとき、散布剤を散布するのに不要な前記出口の上方領域を閉じることによって、気流を散布に必要な領域に集中させることができ、また、前記出口を狭めることによって流速を速くすることができる。したがって、例えば、装置の構造上、前記噴頭部の回動運動範囲に限界があり、前記噴頭部の前記出口を充分に下方に向けることができない場合においても、散布剤を従来に比べて、更に斜め下方に散布することができる。また、気流の流速が増すので、散布剤を葉などにより強く吹き付けることができ、散布剤を葉などに確実に付着させることができる。更に、例えば、前記散布装置がモノレール上を走行する場合のように、散布すべき樹木に充分に近づけない場合においても、流速を増すことによって、散布剤を遠くまで散布することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ、本発明にかかる散布装置の種々の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる散布装置の側面図であり、また、図2は、図1に示す散布装置の背面図であり、更に、図3は、図1に示す噴頭部の要部平面図を示す。更に、図4は、噴頭部を最大限に回動させた状態を示す図2に対応する図である。図1乃至図3に示す散布装置2は、支持フレーム4を有し、該支持フレーム4の水平部分4aに、モノレール(図示せず)に係合するローラ(図示せず)が取付けられ、例えば、急傾斜地に設けられたみかん園の樹木の間に敷設された前記モノレール上を走行させて使用される。前記散布装置2は、遠隔操作可能な無人式としても、また、前記散布装置2の前方に作業者用の座席と操縦装置とを有する車体を設け、これによって前記散布装置2を前記モノレール上で牽引するようにしてもよい。前記散布装置2は、前記モノレールに沿ってみかん園内を蛇行して走行し、その間に、前記モノレールの斜め下方に位置するみかんの木に散布剤を噴霧して防除する。
【0007】前記散布装置2は、前記支持フレーム4に支持された図示しない噴霧用ポンプや内燃機関等を含む駆動部6と、該駆動部6によって回転駆動される軸流送風機8と、該送風機8によって生成された気流を受けて、殺虫液剤等の散布剤を噴霧するための噴頭部10と、を有する。図2を見て分かるように、該噴頭部10は、互いに所定角度だけ、より具体的には、100°の角度αだけ離間して設けられた左右一対の導風板12と、該導風板12を挟むようにして設けられた前後一対の側板14と、によって形成されている。前記噴頭部10は、機体の縦中心軸線O−Oに対して左右対称の形状を有し、また、内部には、略扇状の空気放出通路Pが形成されている。該空気放出通路Pは、上流側において前記送風機8に連通し、また、下流側においては、扇型の弧状縁部18に沿った出口16を有する。前記弧状縁部18には、それに沿って等間隔に設けられた複数のノズル(図示省略)が設けられている。該ノズルは、前記空気放出通路Pの前記出口16の近傍に向かって差し向けられており、前記ノズルから吐出される散布剤は、前記送風機8から前記空気放出通路Pを介して前記出口から出る空気によって搬送されて周囲へ散布される。
【0008】前記複数のノズルは、図2に示す如く、前記出口16に沿って中央領域A、左側領域Bおよび右側領域Cの三つの領域に作動上分割されている。作業者は必要に応じて、手元の操作スイチによって、それぞれの領域に位置する前記ノズルを、別個独立に開閉操作することが可能である。すなわち、ぶどうの木のように、上方に向けてのみ散布する場合には、すべての前記ノズルを開放して使用する。また、例えば、前記のように、前記噴頭部10を左または右方向へ回動せしめ、前記モノレール上から機体の一側の斜め下方に向けてのみ散布する場合においては、上方に位置する領域BまたはCの前記ノズルを閉じ、前記中央領域Aおよび下方に位置する領域BまたはCの前記ノズルだけから散布剤を吐出させることができる。
【0009】前記噴頭部10は、該噴頭部10に対して不動側部材となる装置本体20と、前記支持フレーム4の垂直部分4bと、によって支持された、前記送風機8の回転軸線X−Xに沿った枢支軸22によって、回動自在に支持されている。前記噴頭部10は、図2に示すように、前記出口16が上向きの位置を中心として、図4に示すように、前記一対の導風板12のうち下方の導風板12が、前記支持フレーム4の水平部分4aと当接する右向き一杯の回動位置と、図4に示す位置と鏡面対象の左向きの回動位置と、の間で回動可能である。前記噴頭部10は、作業者の手元にある操作スイッチ(図示せず)によって作動される回動駆動手段24によって回動される。該回動駆動手段24は、モータ26と、前記噴頭部10の前記送風機8の風胴8aと同軸状に設けられた、前記噴頭部10の円筒部10aの上部に固着されたチェーン固定金具28と、前記モータ26の回転軸に固着された駆動小スプロケット30と、それらに巻き掛けられた無端チェーン32と、によって構成されている。
【0010】更に、前記噴頭部10の前記前後一対の側板14の間には、左右一対の適度の可撓性を有する合成樹脂材等によりなる揺動板34が設けられている。該揺動板34は、前記前後の側板14の間の離間距離と実質的に同じ幅wを有する。前記揺動板34のそれぞれは、前記送風機8による気流の流れ方向に対して上流側の端部34aが、前記前後の側板14の間に延びる揺動軸36によって揺動自在に設けられている。該揺動軸36は、前記側板14を貫通して後方(図1において右側)に、前記空気放出通路Pの外に延びている。図2および図4を見て分かるように、前記側板14の外側には、基端が前記揺動軸36に対して固定され、且つ、前記揺動板34と整列して延びる、前記揺動板34の揺動腕38が露出している。該揺動腕38は、前記揺動軸36を介して前記揺動板34と一体的に動く。更に、前記揺動腕28の揺動端部と、前記支持フレーム4の前記垂直部分4bと、の間には、ロッド手段である棒状部材40が設けられている。該棒状部材40の先端部40aと前記揺動腕38の端部とは、連結点42において互いに回動自在に枢着されている。また、前記棒状部材40の基端部40bは、図1および図2を見てわかるように、前記枢支軸22に対して上方に、所定の偏位距離d(本実施例においては15mm)だけ偏位して設けられた枢着点44に対して枢着されている。前記枢支軸22から上方へ偏位した前記枢着点44に枢着された前記棒状部材40で、前記揺動板34のアクチュエータ手段としてのロッド手段が構成されている。なお、前記棒状部材40および前記揺動板34は、図2に示す中立位置においては、前記噴頭部10の前記縦中心軸線O−Oを中心として左右対称に配置されている。
【0011】前記揺動板34は、図2に示すように、前記噴頭部10の前記出口16が上向きの場合には、左右いずれの前記揺動板34においても、前記導風板12に並設され、且つ、該導風板12から所定間隔Dだけ離間して位置している。この位置においては、前記空気放出通路P内の気流は前記揺動板34を通過し、これらは本来の気流に対して何らの作用も有しない。なお、図2に示す前記噴頭部10の中立位置における、前記連結点42と前記枢支軸22との間の距離を、前記ロッド手段の基準長さLとする。
【0012】本実施形態にかかる散布装置2は、以下の通り作動する。まず、例えば、ぶどう園における散布作業のように、散布装置2をぶどう棚の下方を走行させて使用する場合には、作業者は、手元の前記操作スイッチを操作して、前記噴頭部10の前記出口16が、図2に示すように上向きになるように、前記噴頭部10を前記回転駆動手段24によって回転させて使用すればよい。この中立位置においては、前記一対の揺動板34はいずれも、前記導風板12から離間した並設位置にあり、前記出口は、上向き100°の前記角度αにわたって全開している。かかる状態で前記送風機8が起動され、気流が前記空気放出通路P内を流れると、前記出口16の近傍において前記ノズルから噴出された散布剤が、空気によって搬送され、上方のぶどうの枝葉に向かって散布される。ぶどうの木に散布する場合には、通常、前記ノズルは、すべての前記A、BおよびC領域において開放し、100°の前記角度α全体にわたって、散布剤が吐出される。
【0013】一方、例えば、急傾斜地に設けられたみかん畑の木の間に敷設されたモノレール上から、散布剤を散布する場合には、作業者は、手元の前記操作スイッチを操作して必要に応じて、図4に示すように、前記噴頭部10の前記出口16を、右向き最大回動位置または左向き最大回動位置まで回動させる。この過程で、前記棒状部材40の実質的な有効長さ、すなわち、前記連結点42と前記枢支軸22との間の距離は、前記基準長さLと比較して長い伸長長さL’を有する。すなわち、上方に位置する前記棒状部材40においては、前記偏位距離d(本実施形態においては15mm)より若干短い長さ分だけ、前記基準長さLより延長される。延長される長さは、前記棒状部材40が前記縦中心軸線O−Oから小さな角度βだけ偏位しているので、前記偏位距離dより若干短い距離となる。前記有効長さが前記延長長さ分だけ伸長されることによって、上方の前記揺動腕38の前記連結点42が前記棒状部材40によって押し上げられ、前記揺動板34が、前記揺動軸36を中心として上方へ揺動する。すなわち、上方の前記揺動板34が、前記噴頭部10の右への回動運動と連動して揺動する。これによって、前記空気放出通路P内の気流の流れ方向に対して上流側における前記揺動板34の端部34aは、前記噴頭部10の回動と連動して、前記導風板12に当接する。前記噴頭部10が前記最大回動位置まで回動すると、前記揺動板34の上流側端部34aは、前記導風板12に対して押圧され、該導風板12に沿って撓む。前記最大回動位置においては、上方の前記揺動板34によって前記出口16の上方領域が、角度α2(例えば、20°)分だけ閉じられる。
【0014】一方、下方に位置する前記棒状部材40における実質的な有効長さは、前記偏位距離dより若干短い長さ分だけ短縮した長さL’’を有する。前記棒状部材40が、前記縦中心軸線O−Oから小さな角度βだけ偏位しているので、前記短縮する長さは、前記偏位距離dより若干短くなる。これによって、下方の前記揺動板34の前記揺動腕38の前記連結点42が、前記棒状部材40によって引張られて、前記揺動板34が上方へ揺動する。これによって、前記揺動板34の、前記空気放出通路P内の気流の流れ方向に対して上流側の端部34aは、前記導風板12から離れる方向に移動して開放され、角度α3(例えば、10°)分だけ前記下方の導風板12より更に下方に向けて気流が流れる。このように、前記最大回動位置においては、上方の前記導風板12と下方の前記導風板12とで規制されて、前記空気放出通路Pの角度範囲は、上方が20°カットされる一方、下方へは10°広げられ、差し引き90°の角度α1に狭められる。したがって、前記空気放出通路Pを通る気流は、本来不必要な上方部分が大きくカットされて、より右下方に向かって集中される。また、前記出口16が狭められるので、流れ全体の流速が増す。作業者は、また、手元の操作スイッチによって、前記複数のノズルのうち、前記左側領域Bの前記ノズル(上方に位置する領域の前記ノズル)を閉じ、前記中央領域Aおよび前記右側領域Cの前記ノズルのみを開放する。これによって、右斜め下方に位置するみかんの葉に向けて、散布剤が速い気流によって、より強く吹き付けられ、葉等に確実に付着される。
【0015】なお、前記噴頭部10の前記出口16が左向きの位置においても、上方の前記棒状部材40の実質的な有効長さが長くなり、上方の前記揺動板34が揺動されて、前記出口16の上方領域が閉じられ、下方の前記棒状部材40の実質的な有効長さは短縮する。本実施形態においては、斜め下方の領域に前記散布剤を散布する場合には、上方に位置する前記揺動板34が、前記出口16の上方領域を閉じ、前記出口16を狭めるとともに、下方に位置する前記揺動板34は、より下方へ向けられるので、気流を斜め下方の方向に集中させることができる。したがって、前記噴頭部10が構造上の理由等によって、充分に前記出口16を下方に向けるように回動できない場合においても、散布剤を下方に向けて散布することができる。また、前記出口16を狭めることで流速が増し、散布剤を葉に対して強く吹き付けられることができ、これによって散布剤が確実に葉等に付着される。また、流速が速められるので、離れた木まで散布剤を噴霧することができる。
【0016】また、前記揺動板34の前記揺動軸36が、前記揺動板34の基端部に位置しており、また、前記揺動腕38の前記連結点42が前記揺動軸36に近接して配設されているので、前記棒状部材40の前記有効長さのわずかな変化でも、前記揺動板34を大きく揺動させることができる。更に、前記揺動板34が可撓性素材で形成されているので、前記上流端部34aが前記導風板12に沿って撓み、該導風板12に対して緊密に係合するので、前記空気放出通路Pの上方部分を確実に閉じることができるとともに、前記導風板12、前記揺動板34、前記棒状部材40、前記偏位距離dなどの位置関係を精密に設計する必要がなく、設計および組立条件が緩和される。更に、前記揺動板34が、前記噴頭部10の回動運動と連動して自動的に前記出口16の上方または下方領域を開放したり、閉じたりするので、作業者による風向変更の設定し忘れを防止することができる。更に、前記揺動板34が前記噴頭部10の回動運動に伴った前記棒状部材40の有効長さの変化によって作動されるので、別途、動力源を設ける必要がなく、また、簡易な機構によって作動させることができる。
【0017】本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。本実施形態においては、前記揺動板34の揺動運動が前記棒状部材40の有効長さの変化によって作動され、簡易な機構で前記噴頭部10の回動運動と連動させることができる点で有利である。しかし、前記揺動板34を、前記噴頭部10の回動と同期させて、例えば、モータで回動させてもよく、また、前記棒状部材40の代わりに、例えば、シリンダのロッドを前記連結点42に連結し、前記ロッドの突出および退避によって、前記有効長さを変化させて前記揺動板34を揺動させるようにしてもよい。
【0018】前記偏位距離dの大きさは、前記噴頭部10の回動角度と、前記出口16の上方領域を閉じるタイミングとの関係で決定すればよい。すなわち、前記噴頭部10が前記最大回動位置に到達する直前まで、前記出口16を狭めたくない場合には、前記偏位距離dを小さくすればよく、また、逆の場合には、大きくすればよい。
【発明の効果】本発明によれば、斜め下方の領域にも散布剤を良好に散布することができる散布装置を提供することができる。




 

 


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