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走行式動力散布機 - 株式会社共立
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発明の名称 走行式動力散布機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−238587(P2001−238587A)
公開日 平成13年9月4日(2001.9.4)
出願番号 特願2000−53767(P2000−53767)
出願日 平成12年2月29日(2000.2.29)
代理人 【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔 (外1名)
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121 CB09 CB24 CB33 CB45 CB61 CB66 CB69 EA25 FA15 
発明者 島田 光雄 / 松林 龍彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 前輪(6)及び後輪(7)が前後一直線上に配設されるとともに操縦ハンドル(31,32)が配設された基体フレーム(2)と、該基体フレーム(2)に揺動自在に軸支され、散布物が貯留される貯留タンク(75)と該貯留タンク(75)内の散布物を散布するための搬送風を生成する送風機(65)と該送風機(65)を駆動する原動機(60)とから成る搭載重量部分(5)が搭載保持された揺動フレーム(50)と、を備えた走行式動力散布機(1)であって、前記貯留タンク(75)の後方側に、散布物収納袋(S)を乗せておくための荷台(100)が設置されていることを特徴とする走行式動力散布機。
【請求項2】 前記荷台(100)の乗せ置き部(110)は、前記貯留タンク(75)の投入口元(75a)と略同じ高さ位置に配在されていることを特徴とする請求項1に記載の走行式動力散布機。
【請求項3】 前記荷台(100)は、前記前輪(6)と前記操縦ハンドル(31、32)とに支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行式動力散布機。
【請求項4】 前記荷台(100)の前記乗せ置き部(110)は、パイプ材で籠状に組まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の走行式動力散布機。
【請求項5】 前記荷台(100)の前記乗せ置き部(110)は、略水平に配在されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の走行式動力散布機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畦畔等を走行しながら、農薬、肥料、種子等の粉粒状ないし液状の散布物の散布作業を行うようにされた走行式動力散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】水田の防除、施肥等に使用される動力散布機としては、従来、背負い式のものが一般的であるが、この背負い式の動力散布機は、貯留タンク、送風機及び原動機等の機体部分だけでも相当重いのに、それに加えて前記貯留タンクに貯留された散布すべき農薬、肥料、種子等の散布物の重量も付加されるので、それを背負って足場の悪い畦畔や圃場を歩行しながら散布作業を行うことは極めて重労働となり、最近における農業従事者の高齢化等を考慮すると、貯留タンク、送風機及び原動機等を台車に搭載して走行させながら散布作業を行えるようになすことが望まれる。
【0003】このような要望に応えるべく、例えば、実公平4−50929号公報にも見られるように、車輪を備えた基体フレーム(台車)に、散布物が貯留される貯留タンクと、該貯留タンク内の散布物を散布するための搬送風を生成する遠心式送風機と、該遠心式送風機の駆動源となる原動機としての内燃エンジンと、を搭載保持するとともに、押動ハンドルを設け、該押動ハンドルを押して畦畔等の凹凸のある細い不整地を走行させながら前記内燃エンジンにより前記送風機を駆動し、この送風機に連結された直噴管等の管状散布具を通じて散布作業を行うようにされた走行式動力散布機が提案されている。
【0004】しかしながら、前記の如き従来の走行式動力散布機にあっては、車輪を備えた基体フレームに、遠心式送風機、原動機としての内燃エンジン、貯留タンク等の重量物が背負い式の状態そのままで搭載保持されているので、その搭載重量物部分(貯留タンク、内燃エンジン、送風機等からなる部分)の全高が高くなるとともに重心位置も高くなって姿勢安定性が悪くなり、特に、凹凸のある畦畔等の細い不整地を走行させる際、機体を制御し難く、傾斜、転倒、転落等を生じやすい。
【0005】より詳しく述べれば、前記従来の走行式動力散布機を、凹凸のある畦畔等の不整地で走行させると、前記車輪が不整地の凹凸を拾うので、前記基体フレーム及び搭載重量物部分が上下だけでなく左右にも大きく振れ、それらの重心位置が左右に大きく変動して左右のバランスをとり難くなり、前記搭載重量物部分及び基体フレームと一体のハンドルも左右に大きく揺動し、その結果、ハンドルをとられて不所望な方向に進み、畦畔から田圃の用水溝等に車輪が転落したり、機体の安定性が損なわれてその傾きを抑えきれず、甚だしい場合には転倒してしまうといった問題が生じる。
【0006】このような問題を解消すべく、本発明の出願人は、先に、次のような構成の走行式動力散布機を提案した(特開平10−192757号公報等参照)。すなわち、前後方向に伸びる揺動支軸を備えた基体フレームに主車輪(前輪、後輪)が前後一直線上に配設されるとともに操縦ハンドルが配設され、前記揺動支軸に揺動フレームが左右揺動自在に支持されるとともに、該揺動フレームにおける機体進行方向に対して左右方向の片側に側車が配設され、かつ、前記揺動フレームに、散布物が貯留される貯留タンクと、該貯留タンク内の散布物を散布するための搬送風を生成する送風機と、該送風機を駆動する原動機と、からなる搭載重量部分が搭載保持され、前記揺動フレームが前記搭載重量物部分により前記側車を地面に押し付ける方向に荷重されるようになっていることを特徴としたものを提案した。
【0007】かかる走行式動力散布機においては、操縦ハンドルや主車輪が配設された基体フレームに備えられる揺動支軸に、貯留タンク、送風機、原動機等が搭載保持されるとともに側車が配設された揺動フレームが、左右揺動自在に支持されているので、凹凸のある畦畔等の不整地走行時には、主車輪が不整地の凹凸を拾うと、基体フレームに配設された操縦ハンドルが左右に多少は振れるが、前記貯留タンク、送風機、原動機等の搭載重量物部分は、前記基体フレームとは独立して左右揺動自在に、言い換えればフローティング支持されているので、主車輪の左右の振れには影響を受けず、したがって、前記操縦ハンドルの制御が困難な程の大きな振れにはつながらない。
【0008】逆にいえば、前記揺動フレーム側に配設された側車が不整地の凹凸を拾うと、前記搭載重量物部分が左右に振れるが、この場合、前記搭載重量物部分は側車と基体フレーム(主車輪)の両方で支持されているので、主車輪のみで支持している場合に比して、その重心位置の変動がやわらげられて安定性が増すとともに、前記搭載重量物部分の振れは、操縦ハンドル側には伝わり難くなる。そのため、畦畔等の不整地を走行する際にも、操縦ハンドルによる操縦操作を容易に行えて機体を制御しやすくなり、姿勢安定性及び走行安定性が増して、転倒、転落等を招き難くなり、散布作業を容易かつ適正にしかも効率良く行える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の走行式動力散布機においては、走行しながら貯留タンク内の散布物を散布するのであるが、貯留タンク内に散布物が無くなれば、当然のことながら、散布作業を中断して、散布物を補給する必要がある。従来、散布物を貯留タンクに補給するにあたっては、本機を散布物置場に戻すか、あるいは、本機を散布物が無くなった地点に残して、作業者が散布物置場に戻り、散布物収納袋(通常20kg程度の重さ)を、本機の所まで持って行くようにしている。
【0010】このため、従来においては、散布物補給に手間と時間がかかり、作業効率が悪かった。また、通常、貯留タンクは、機体の前部に配置されているので、特に、貯留タンクに散布物が沢山に入っている(通常、最大で40kg程度入る)状態では、機体前部側が重くなるため、前後方向のバランスがとりにくくなり、姿勢安定性、走行安定性が悪くなる傾向があった。
【0011】本発明は、上記した如くの問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、散布物補給に要する手間を可及的に低減し得て、作業効率を向上させることができるとともに、前後方向のバランスがとりやすく、姿勢安定性、走行安定性を向上できるようにされた走行式動力散布機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべく、本発明に係る走行式動力散布機は、基本的には、前輪及び後輪が前後一直線上に配設されるとともに操縦ハンドルが配設された基体フレームと、該基体フレームに揺動自在に軸支され、散布物が貯留される貯留タンクと該貯留タンク内の散布物を散布するための搬送風を生成する送風機と該送風機を駆動する原動機とから成る搭載重量部分が搭載保持された揺動フレームと、を備えた走行式動力散布機であって、前記貯留タンクの後方側に、散布物収納袋を乗せておくための荷台が設置されていることを特徴としている。
【0013】本発明の走行式動力散布機において、前記荷台の乗せ置き部は、好ましくは、前記貯留タンクの投入口元と略同じ高さ位置に配在される。また、前記荷台は、好ましくは、前記前輪と前記操縦ハンドルとに支持される。前記荷台の乗せ置き部は、好ましくは、パイプ材で籠状に組まれ、さらに好ましくは、前記荷台の前記乗せ置き部は、略水平に配在される。
【0014】このような構成とされた本発明に係る走行式動力散布機においては、前記した先願のものと同様な作用効果が得られることに加えて、散布物収納袋を乗せておくための荷台が設けられているので、散布作業を行う際には、前記貯留タンクに散布物を可能な限り入れておくとともに、前記荷台の乗せ置き部に補給用の散布物収納袋を乗せて本機を走行させながら散布作業を行う。
【0015】そして、前記貯留タンク内に散布物が無くなるか、あるいは、半分以下になる等したときには、散布物の補給を行うべく、本機を停止させて、前記貯留タンクの投入口元に取り付けられている蓋を取り外し、前記荷台の前記乗せ置き部に乗せられている散布物収納袋を、例えば、前方に引き出して、その取出口を開くとともに、前記貯留タンクの投入口元に当てがって、散布物を前記貯留タンクに入れるようにされる。
【0016】このように、本発明の走行式動力散布機においては、補給用の散布物収納袋を乗せる荷台が設けられているので、散布物補給に要する手間が可及的に低減され、作業効率を向上させることができ、さらに、荷台に散布物収納袋を乗せておくことにより、機体前後方向のバランスもとりやすくなり、姿勢安定性、走行安定性を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係る走行式動力散布機の一実施形態を示す平面図、左側面図、後面図である。図示実施形態の走行式動力散布機1は、粉粒状の散布物の散布作業に適したものの一例であり、基本的には、機体進行前後方向(水平方向)に伸びる中心軸線M−Mを有する揺動支軸10を備えた基体フレーム2の前後に、畦畔上を安定走行できるように、主車輪としての空気入りタイヤからなる遊転前輪6及びゴムラグ付きの広幅の駆動後輪7が、前後一直線上に配設されるとともに、その後部に、操縦ハンドルとして左右一対のハンドル31,32が配設され、前記揺動支軸10には、それに緩く外嵌される管状メンバ51を有する揺動フレーム50が、機体左右方向へ揺動自在に支持されるとともに、該揺動フレーム50における機体進行方向に対して左右方向の左側、言い換えれば、前記前輪6と後輪7との間で、かつ、後方から見て前記前輪6及び後輪7より左側方に突出した位置に側車70が配設され、かつ、前記揺動フレーム50に、搭載重量物部分5とされる、散布物が貯留される貯留タンク75、該貯留タンク75内の散布物を散布するための搬送風を生成する遠心式送風機65、該遠心式送風機65の駆動源となる原動機としての空冷4サイクルガソリンエンジン60(以下単にエンジン60と略称する)等が搭載保持されている。
【0018】より詳細には、前記基体フレーム2に備えられる前記揺動支軸10の前端部側には、並列取付メンバ13,13等を介して前記前輪6が軸架され、前記並列取付メンバ13,13に側面視(図2)7字状の支持具91が固定保持されている。また、前記揺動支軸10の後端部側には、左右一対の側板21,22等を介して前記ハンドル31,32が非回転状態で連結固定されており、前記左右一対の側板21,22間に前記後輪7が軸架されるとともに、左右一対の支持板24,24を介して変速機40が保持固定さている。
【0019】一方、前記揺動フレーム50は、前記揺動支軸10に緩く外嵌された前記管状メンバ51に加えて、揺動側台形リング状メンバ55を備え、この揺動側台形リング状メンバ55に側車位置替え用スリーブ14が取り付けられ、この側車位置替え用スリーブ14に前記側車70の湾曲支持杆6Aがピン14Aにより取り付け位置可変に保持固定されている。
【0020】ここでは、前記側車70は、図3に示される如くに、前輪6及び後輪7に対して外側に傾くように、所定角度だけ傾斜して配置されている。このように前記側車70を傾斜させておくことにより、前記走行式動力散布機1が凹凸のある畦畔Jを走行するときには、前記側車70が田圃の法面や畦畔の路肩部分に接地することになるので、走行安定性が向上し、前記法面の下側に前記側車が落ち込み難くなるとともに、前記前輪や後輪がその側へ引き寄せられ難くなる。
【0021】そして、前記揺動フレーム50の箱型支持部材52の上面側に前記エンジン60が搭載保持され、該エンジン60の前方斜め下に、前記遠心式送風機65が、前記搭載重量物部分5の重心位置を低くして安定性を向上させるべく、バーチカル形式で前記揺動支軸10の下側に搭載保持されている。前記エンジン60は、前記遠心式送風機65と前記後輪7の兼用駆動源とされている。すなわち、前記エンジン60には、下方に向けて突出する散布作業用出力軸61と、後方に向けて突出する走行用出力軸62と、が設けられている。
【0022】前記散布作業用出力軸61の動力は、前記遠心式送風機65に伝達されるようになっており、該動力伝達を断接すべくVベルト式巻掛伝動機構64には、ベルトテンションクラッチ63(図1参照)が添設されている。また、前記エンジン60の動力は、前記走行用出力軸62から前記変速機40に伝達され、この変速機40からチェーン式巻掛伝動機構45を介して前記後輪7に伝達されるようになっている。
【0023】一方、前記遠心式送風機65のファンボリュートケース65aにおける前側上面部には、散布すべき農薬、肥料、種子等の散布物が貯留される前記貯留タンク75の接続部75bが連結支持されており、前記貯留タンク75内の散布物は、図示しないシャッターが開かれると下方に落下せしめられて、前記遠心式送風機65により生成される搬送風に乗って、前記ファンボリュートケース65aの終端(後方から見て右側)の吹出口65dに連結された、後述する管状散布具80を介して外部に噴射放出されて散布される。
【0024】ここでは、前記前記揺動フレーム50に搭載保持された前記貯留タンク75及び前記遠心式送風機65は、前記揺動支軸10(の中心軸線M−M)より若干左側に偏位して配置され、また、前記エンジン60は、前記中心軸線Mより若干右側に偏位して配置されているが、それら貯留タンク75、遠心式送風機65及びエンジン60等からなる前記搭載重量物部分5を備えた前記揺動フレーム50側全体の重心位置は、前記貯留タンク75内の散布物の残量如何にかかわらず、常時前記中心軸線M−Mより若干左側に偏位した位置に在するようになっており、そのため、前記揺動フレーム50は、それに搭載保持された前記貯留タンク75、前記遠心式送風機65及び前記エンジン60等からなる前記搭載重量物部分5の重さにより、前記側車70を地面Gに押し付ける方向に荷重される。
【0025】しかしながら、前記貯留タンク75が前記揺動支軸10(の中心軸線M−M)より若干左側に偏位して配置されている関係上、前記貯留タンク75内の散布物の残量如何によっては、前記搭載重量物部分5による前記側車70を地面Gに押し付ける方向の荷重量、言い換えれば、前記側車70の接地圧が異なってくる。つまり、前記貯留タンク75内に散布物が沢山入っているときと空に近いときとでは、前記側車70の地面Gへの押し付け力が異なり、散布物が沢山入っているときには、前記側車70はしっかりと地面Gを捕捉するが、空に近いときには、前記側車70が地面Gの凹凸状況等によって浮き上がり易くなり、ハンドル操作及び機体の制御が難しくなって姿勢安定性及び走行安定性が損なわれ易くなる。
【0026】このような不具合が生じるのを防ぐべく、本実施形態においては、前記基体フレーム2側と前記揺動フレーム50側との間に、前記側車70を地面Gに押し付ける方向に強制的に付勢すべく、前記揺動フレーム50側全体を前記揺動支軸10を揺動中心線(M−M)として、後方から見て反時計回りの方向に付勢揺動させるための付勢手段として、引張コイルスプリング56が、前記振動中心軸線の右側において、前記ファンボリュートケース65aと前記基体フレーム2との間に介装されている。
【0027】そして、前記管状散布具80は、支持具91に取り付け固定された管固定具9により下記のように支持固定されている。すなわち、前記管状散布具80は、前記遠心式送風機65の前記吐出口65dに連結されて、後方から見て右側方に張り出す、伸縮及び撓曲可能で適度の弾性復元力を有する蛇腹状たわみ曲噴管82と、この蛇腹状たわみ曲噴管82に連結されて前記搭載重量物部分5の上側において斜め左上に向けて伸びる長さが約3m程度の直噴管84と、を備えており、該直噴管84の噴口(先端部)84aは、前記搭載重量物部分5より左側方に突出して配置されている。
【0028】前記構成に加えて、本実施形態の走行式動力散布機1では、前記貯留タンク75の後方側に、散布物収納袋Sを乗せておくための荷台100が設けられている。この荷台100は、パイプ材で断面上向きコ字形の籠状に組まれた平面視長方形の乗せ置き部110を有し、この乗せ置き部110の前端部中央が、平面視コ字状の前支持桿90及び前記散布具80用の前記支持具9を介して前記前輪6に支持され、その後端部寄り部分が、前記左右一対の操縦ハンドル31、32に挟まれるようにして保持固定されており、前記乗せ置き部110は、前記貯留タンク75の取入口元75aと略同じ高さ位置となるように略水平に配在されている。
【0029】前記の如くの構成とされた本実施形態の走行式動力散布機1においては、ハンドル31,32や前輪6及び後輪7が配設された基体フレーム2に備えられる揺動支軸10に、貯留タンク75、送風機65、エンジン60等が搭載保持されるとともに側車70が配設された揺動フレーム50が、左右揺動自在に支持されているので、凹凸のある畦畔等の不整地走行時には、前記前輪6及び後輪7が不整地の凹凸を拾うと、前記基体フレーム2に配設されたハンドル31,32が左右に多少は振れるが、前記貯留タンク75、送風機65、エンジン60等の搭載重量物部分5は、前記基体フレーム2とは独立して揺動自在に、言い換えればフローティング支持されているので、前記前輪6及び後輪7がつられて大きく振られてしまうことはないので、前記ハンドル31,32の振れも生じない。
【0030】逆にいえば、前記揺動フレーム50側に配設された側車70が不整地の凹凸を拾うと、前記搭載重量物部分5が左右方向に振れるが、この場合、前記搭載重量物部分5は、前記側車70と前記基体フレーム2(前記前輪6及び後輪7)の両方で支持されているので、従来のもののように主車輪のみで支持している場合に比して、その重心位置の変動がやわらげられて走行安定性が増すとともに、前記搭載重量物部分5の振れは、ハンドル31,32側には伝わり難くなる。
【0031】そのため、畦畔J等の不整地を走行する際にも、ハンドル操作を容易に行えて機体を制御しやすくなり、姿勢安定性及び走行安定性が増して、転倒、転落等を招き難くなり、散布作業を容易かつ適正に、しかも効率良く行える。それに加えて、前記基体フレーム2側と前記揺動フレーム50側との間に、前記側車70を地面Gに押し付ける方向に付勢すべく、前記揺動フレーム50側全体を、前記揺動支軸10を揺動中心軸として、後方から見て反時計回りの方向に付勢する付勢手段として、引張コイルスプリング56が張設されているので、貯留タンク75内に散布物が沢山入っているときは勿論、空に近いときにも、前記引張コイルスプリング56の付勢力によって、前記側車70は、地面Gにしっかりと押し付けられる。
【0032】そのため、前記貯留タンク75内の散布物の残量が少ないときにおいても、前記側車70が浮き上がり難くなって、しっかりと地面Gを捕捉することになり、その結果、ハンドル操作及び機体の制御が一層容易となって、姿勢安定性及び走行安定性が向上する。上記に加え、散布物収納袋Sを乗せておくための荷台100が設けられているので、散布作業を行う際には、前記貯留タンク75に散布物を予め可能な限り入れておくとともに、前記荷台100の乗せ置き部110に補給用の散布物収納袋Sを乗せて本機1を走行させながら散布作業を行う。
【0033】そして、前記貯留タンク内75に散布物が無くなるか、あるいは、半分以下になる等したときには、散布物の補給を行うべく、本機1を停止させて、前記貯留タンク75の取入口元75aに取り付けられている蓋76を取り外し、前記荷台100の乗せ置き部110に乗せられている前記散布物収納袋Sを、例えば、前方に引き出して、その取出口を開くとともに、前記貯留タンク75の投入口元75aに当てがって、散布物を前記貯留タンク75に入れるようにされる。
【0034】このように、本実施形態の走行式動力散布機1においては、補給用の散布物収納袋Sを乗せる荷台100が設けられているので、散布物補給に要する手間が可及的に低減され、作業効率を向上させることができ、さらに、前記荷台100に散布物収納袋Sを乗せておくことにより、前後方向のバランスがとりやすくなり、姿勢安定性、走行安定性を向上できる。また、荷台の取り付け構造により、基体フレーム2の補強もできる。以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱することなく、設計において種々の変更ができるものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発明による走行式動力散布機は、散布物収納袋を乗せる荷台が設けられているので、散布物補給に要する手間を可及的に低減でき、作業効率を向上させることができるとともに、前記荷台に散布物収納袋を乗せることで、前後方向のバランスがとりやすくなるので、姿勢安定性、走行安定性を向上できる。




 

 


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