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発明の名称 全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2001−2511(P2001−2511A)
公開日 平成13年1月9日(2001.1.9)
出願番号 特願平11−176746
出願日 平成11年6月23日(1999.6.23)
代理人 【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆 (外2名)
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011 AC01 AC02 AC03 AC04 AC05 BA01 BB11 BC03 BC08 BC18 DA21 
発明者 田中 康順 / 千保 聡
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン、(b)ベンジルアルコール及び炭酸プロピレンからなる群より選ばれる1種の極性溶剤、(c)水、及び(d)噴射剤全重量の50重量%以上のジメチルエーテルを含有する噴射剤を含有することを特徴とする全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物。
【請求項2】極性溶剤がベンジルアルコールであり、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンとベンジルアルコールとの重量比が1:4〜1:100の範囲である請求項1に記載の全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物。
【請求項3】極性溶剤が炭酸プロピレンであり、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンと炭酸プロピレンとの重量比が1:9〜1:100の範囲である請求項1に記載の全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンは特開平7−179448号公報に記載の殺虫性化合物であり、該化合物のエアゾール用組成物については特開平8−217606号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平8−217606号公報に記載のエアゾール用組成物を用いた場合、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンの殺虫効果が十分に発揮されないとの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる状況下に鋭意検討を重ねた結果、(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン、(b)ベンジルアルコール及び炭酸プロピレンからなる群より選ばれる1種の極性溶剤、(c)水、及び(d)噴射剤全重量の50重量%以上のジメチルエーテルを含有する噴射剤を含有する全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物が、有害害虫に対して優れた駆除効果を発揮し得ることを見い出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン(以下、本化合物と記す。)、(b)ベンジルアルコール及び炭酸プロピレンからなる群より選ばれる1種の極性溶剤、(c)水、及び(d)噴射剤全重量の50重量%以上のジメチルエーテルを含有する噴射剤を含有する全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物(以下、本発明組成物と記す。)を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明組成物中の極性溶剤と水との重量比は、2:1〜1:20の範囲である。本化合物と極性溶剤との重量比は、極性溶剤がベンジルアルコールの場合は、1:4〜1:100の範囲であり、極性溶剤が炭酸プロピレンの場合は、1:9〜1:100の範囲である。また、本発明組成物において、本化合物、極性溶剤及び水からなる液体部と、噴射剤との重量比は通常、4:6〜1:9の範囲であり、好ましくは3:7〜1:9の範囲である。
【0006】本発明組成物において噴射剤は、噴射剤全重量の50重量%以上のジメチルエーテルを含有するものであり、ジメチルエーテル以外の成分としては、プロパン、n−ブタン、イソブタン等があげられる。
【0007】本発明組成物を含有する全量噴射型エアゾールは例えば、以下のようにして製造することができる。本化合物を室温または加温下に極性溶剤に溶解した後、該溶液と水とをエアゾール容器に充填する。該容器にエアゾールバルブを装着し、噴射剤をステムを通して充填し、振とうした後、トータルリリース用(全量噴射型アクチュエーター)を装着する。
【0008】本発明組成物は、更にピレスロイド系化合物やカーバメート系化合物などの他の殺虫活性化合物、忌避剤や共力剤等を加えることにより殺虫効力を高め、より優れたエアゾール用組成物を得ることができる。かかる他の殺虫活性成分としては、例えば、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、フラメトリン、イミプロトリン、エトフェンプロックス、フェンバレレート、フェンプロパスリン、シラフルオフェン、トランスフルスリン、2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−シクロペント−2−エニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド化合物、ジクロルボス、フェニトロチオン、テトラクロロビンホス、フェンチオン、クロルピリホス、ダイアジノン等の有機燐化合物、プロポキサー、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ジフルベンズロン、シロマジン、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]ウレア等のキチン形成阻害物質、ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若ホルモン様物質、N−フェニルピラゾール系化合物等が挙げられ、忌避剤としては、例えば、N,N−ジエチル−m−トリアミド、リモネン、リナロール、シトロネラール、メントール、メントン、ヒノキチオール、ゲラニオール、ユーカリプトール、インドキサカルブ、カラン−3,4−ジオール等が挙げられ、共力剤としては、例えば、PBO、MGK264、S421、IBTA、サイネピリン500等が挙げられる。また、本発明組成物には、必要に応じ、界面活性剤、緩衝剤、香料、防錆剤、防黴剤等を加えることができる。
【0009】本発明組成物はチャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)等のゴキブリ類の駆除に最も適するが、他の害虫についても十分な効果が得られる。かかる他の害虫としては例えば以下のものがあげられる。衛生害虫としてはイエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のハエ類、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のカ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等の屋内ダニ類、コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)等のシラミ類が挙げられる。木材害虫としてはヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)等のシロアリ類、キクイムシ類等が挙げられる。不快害虫としてはユスリカ類、チョウバエ類、アリ類、ハチ類等が挙げられる。衣料害虫としてはイガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等が挙げられる。動物害虫としてはネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等のノミ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、オウシマダニ(Boophilus microplus)等のマダニ類、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)等のシラミ類等が挙げられる。農業害虫としてはモモアカアブラムシ(Myzus persicae)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)等のカメムシ類、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)等のウンカ類、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)等のコナジラミ類等が挙げられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例にてより詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0011】製剤例11−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン(本化合物)0.1重量部とd・d−T−シフェノトリン0.15重量部とを炭酸プロピレン10重量部に溶解しエアゾール缶に入れ、水を加えて全体で20重量部とする。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル/液化石油ガス9/1混合物80重量部を充填し、振とうを加えた後、トータルリリース用アクチュエーターを装着することにより本エアゾール製剤を得る。
【0012】製造例1本化合物29.0mgをベンジルアルコール0.971g(和光純薬工業株式会社製)に溶解し、該溶液を50ml容エアゾール缶に入れ、水4.00gを加え、全体で5.00gとした。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、20.0gのジメチルエーテルを充填し、振とうを加えた後、トータルリリース用アクチュエーターを装着することにより本エアゾール製剤1を得た。
【0013】製造例2製造例1においてベンジルアルコール0.971gの代わりに炭酸プロピレン0.971g(和光純薬工業株式会社製)を用いる以外は同様の操作により本エアゾール製剤2を得た。
【0014】参考製造例1製造例1においてベンジルアルコール0.971gの代わりにイソプロピルアルコール0.971g(関東化学株式会社製)を用いる以外は同様の操作により参考エアゾール製剤1を得た。
【0015】参考製造例2本化合物29.0mgをベンジルアルコール4.971g(和光純薬工業株式会社製)に溶解し、該溶液を50ml容エアゾール缶に入れた。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、20.0gのジメチルエーテルを充填し、振とうを加えた後、トータルリリース用アクチュエーターを装着することにより参考エアゾール製剤2を得た。
【0016】参考製造例3参考製造例2においてベンジルアルコール4.971gの代わりに炭酸プロピレン4.971g(和光純薬工業株式会社製)を用いる以外は同様の操作により参考エアゾール製剤3を得た。
【0017】参考製造例4参考製造例2においてベンジルアルコール4.971gの代わりにイソプロピルアルコール4.971g(関東化学株式会社)を用いる以外は同様の操作により参考エアゾール製剤4を得た。
【0018】参考製造例5本化合物29.0mgを50ml容エアゾール缶に入れ、その上から水4.971gを加えた。エアゾール缶にエアゾールバルブを装着した後、20.0gのジメチルエーテルを充填し、振とうを加えた後、トータルリリース用アクチュエーターを装着することにより参考エアゾール製剤5を得た。
【0019】比較製造例1本化合物29.0mgをキシロール1.75gに溶解し、脱臭ケロセン(アイソパーG、エクソン化学)を加え全体で3.75gとし、該溶液を50ml容エアゾール缶に入れた。エアゾールバルブを装着した後、21.25gの液化石油カ゛スを充填し、振とうを加えた後、トータルリリース用アクチュエーターを装着することにより比較エアゾール製剤1を得た。
【0020】試験例1(クロゴキブリ効力試験)
5.8m3(縦1.8m、横1.8m、高さ1.8m)の試験室の床中央に、製造例1で得た本エアゾール製剤1を設置した。試験室の2隅にクロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)6頭(雄3頭、雌3頭)を入れたプラスチック製容器(860ml)を設置した。該エアゾール製剤全量を噴霧し、供試虫を2時間薬剤に曝露させた後、全供試虫を清潔なプラスチック容器に移し、24時間後に致死率を調査した。同様の操作にて、製造例2で得た本エアゾール製剤2、参考製造例1、2、3、4及び5で得た参考エアゾール製剤1、2、3、4及び5、比較製造例1で得た比較エアゾール製剤1を噴霧処理した際のクロゴキブリの致死率を調査した。試験は本エアゾール製剤1、参考エアゾール製剤1、2及び5は各1反復、本エアゾール製剤2、参考エアゾール製剤3、4及び比較エアゾール製剤1は各2反復実施した。結果を表1に示す。
【0021】
【表1】

【0022】
【発明の効果】本発明の全量噴射型殺虫水性エアゾール用組成物は、有害害虫に対して優れた駆除効果を発揮する。




 

 


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