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発明の名称 フック装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−103588(P2000−103588A)
公開日 平成12年4月11日(2000.4.11)
出願番号 特願平10−335486
出願日 平成10年11月26日(1998.11.26)
代理人 【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也 (外4名)
【テーマコード(参考)】
3F004
【Fターム(参考)】
3F004 CB03 CB06 
発明者 木谷 友彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 トラニオンの中央部にフックを回動自在に支承し、トラニオンの左右両側にワイヤロープが掛回されるシーブを回転自在に取付け、トラニオンの左右両端部には、それぞれサイドプレートを回動自在に嵌合し、左右のサイドプレートの上端部を連結板によって互いに連結したフック装置であって、前記サイドプレートとトラニオンとの間に、相互の回動を規制する規制具を弾設したことを特徴とするフック装置。
【請求項2】 左右のサイドプレートの内側部の上端を連結する一対のブリッジ板の間に規制具ブラケットを設け、ばねで付勢されてトラニオンを挟持する一対の挟持アームを、規制具ブラケットに枢支したことを特徴とする請求項1記載のフック装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンにおいて荷を吊り下げるためのフック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12〜図15に示すように、従来のフック装置101は、トラニオン2の中央部にフック3がスラスト軸受4を介して鉛直軸回りに回動自在に、且つフック抜止5によって下方へ抜落ちないように支承されている。
【0003】トラニオン2の左右両側には、それぞれラジアル軸受6を介して、シーブ7がトラニオン2の軸線を中心として回転自在に取付けられている。左右のシーブ7には、クレーンのブームの先端に設けられたシーブ(図示略)からのワイヤロープ8が掛回されており、このワイヤロープ8によってフック装置101がクレーンのブームの先端から吊下げられている。
【0004】トラニオン2の左右両端部には、それぞれサイドプレート9が回動可能に嵌合されており、トラニオン2の左右両端面には、サイドプレート9の側方への抜出しを防止するための抜止板10が抜止ボルト11で取付けられている。左右のサイドプレート9には、シーブ7の内側を覆う内側部29が一体に形成されている。
【0005】左右のサイドプレート9の上端部は、連結板12によって互いに連結されている。また、左右のサイドプレート9の内側部29の上端は一対のブリッジ板30で互いに連結されている。このようにトラニオン2とサイドプレート9とが互いに回動可能に嵌合されているのは、フック3に吊荷側のワイヤロープを玉掛けする際に、フック装置101全体を傾けるのは大変なので、サイドプレート9に対してフック3のみを傾動できるようにして、玉掛け作業を行い易くするためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図16に示すような車両搭載用クレーン13では、走行時には、フック装置101のフック3と車両14側に設けたフック掛け20との間にフック掛け用ワイヤロープ19を掛けてフック装置101を固定しているが、車両14の走行中にサイドプレート9が揺れてトラニオン2に対して回動し、フック装置101の上端部の連結板12がワイヤロープ8に当たって連結板12やワイヤロープ8が損傷するという問題があった。
【0007】これに対し、走行中にサイドプレート9が揺れてトラニオン2に対して回動するのを防止するため、トラニオン2とサイドプレート9との嵌合部15の嵌め合いを、自由に回動しないようある程度きつくしておくと、例えば発錆等により嵌合部15が必要以上にきつくなって、図17に示すように、サイドプレート9がトラニオン2に対して傾いたところで、正常な位置へ戻らなくなるような状態を生じることがある。このような状態になると、フック装置101の連結板12がワイヤロープ8に当たって連結板12やワイヤロープ8が摩耗あるいは損傷することになる。
【0008】本発明は、クレーンのフック装置における上記問題を解決するものであって、トラニオンに対するサイドプレートの回動を規制して、車両走行中のサイドプレートの揺れを少なくし、ワイヤロープや連結板の損傷を防止することのできるフック装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフック装置は、トラニオンの中央部にフックを回動自在に支承し、トラニオンの左右両側にワイヤロープが掛回されるシーブを回転自在に取付け、トラニオンの左右両端部には、それぞれサイドプレートを回動自在に嵌合し、左右のサイドプレートの上端部を連結板によって互いに連結したフック装置であって、サイドプレートとトラニオンとの間に、相互の回動を規制する規制具を弾設している。
【0010】この構成により、本発明のフック装置では、トラニオンに対するサイドプレートの回動が規制されており、両者の間に作用する力が所定の規制力の範囲内にある間は、サイドプレートはトラニオンの動きに追随して動くので、サイドプレートがトラニオンに対して傾くことはなく、所定の相対位置関係に保たれる。
【0011】両者の間に大きい力が作用すると、一旦サイドプレートがトラニオンに対して傾くが、規制具の弾性力により直ちに所定の相対位置関係に復帰する。従って、車両走行中のサイドプレートの揺れが少なくなり、連結板やワイヤロープの損傷が防止される。
【0012】玉掛け作業の際には、フックを急激に動かせばトラニオンをサイドプレートに対して回動させることができるので、フック装置全体を傾けることなく玉掛けを行うことができる。フック装置の規制具は、左右のサイドプレートの内側部の上端を連結する一対のブリッジ板の間に規制具ブラケットを設け、ばねで付勢されてトラニオンを挟持する一対の挟持アームを、規制具ブラケットに枢支するよう構成すると、規制具の組立を容易に行うことができる。
【0013】また、一対のブリッジ板を規制具ブラケットで連結することで、左右のサイドプレート間の剛性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の一形態を示すフック装置の縦断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3はフック装置の作動の説明図、図4は玉掛け作業時のフックの作動の説明図である。
【0015】ここで、フック装置1の基本的な構成は、図12乃至図15に示す従来のフック装置101と同様である。すなわち、トラニオン2の中央部にフック3がスラスト軸受4を介して鉛直軸回りに回動自在に、且つフック抜止5によって下方へ抜落ちないように支承されている。
【0016】トラニオン2の左右両側には、それぞれラジアル軸受6を介して、シーブ7がトラニオン2の軸線を中心として回転自在に取付けられている。左右のシーブ7には、クレーンのブーム13の先端に設けられたシーブからのワイヤロープ8が掛回されており、このワイヤロープ8によってフック装置1がクレーンのブーム13の先端から吊下げられている。
【0017】トラニオン2の左右両端部には、それぞれサイドプレート9が回動可能に嵌合されており、トラニオン2の左右両端面には、サイドプレート9の側方への抜出しを防止するための抜止板10が抜止ボルト11で取付けられている。左右のサイドプレート9には、シーブ7の内側を覆う内側部29が一体に形成されている。左右のサイドプレート9の上端部は、連結板12によって互いに連結されている。また、左右のサイドプレート9の内側部29の上端は一対のブリッジ板30で互いに連結されている。
【0018】サイドプレート9とトラニオン2との間には、相互の回動を規制する規制具として線材ばね16が設けられている。この線材ばね16は、図2に示すようにJ字を左右対称に結合したような形状となっていて、その下部中央が取付ボルト17でサイドプレート9の内側部29の下部に取付けられており、線材ばね16の上部は断面方形のトラニオン2の側面を弾性的に挟持している。
【0019】この線材ばね16によって、トラニオン2に対するサイドプレート9の回動が規制されており、両者の間に作用する力が線材ばね16の規制力の範囲内にある間は、サイドプレート9はトラニオン2の動きに追随して動くので、サイドプレート9がトラニオン2に対して傾くことはなく、所定の相対位置関係に保たれる。通常、トラニオン2は下方に連結されたフック3が鉛直方向に垂下される方向を向き、サイドプレート9は連結板12が真上にくる位置に保持される。
【0020】両者の間に大きい力が作用すると、図3のように一旦サイドプレート9がトラニオン2に対して傾くが、変形した線材ばね16の弾性力により直ちに所定の相対位置関係に復帰する。従って、車両14走行中のサイドプレート9の揺れが少なくなり、連結板12やワイヤロープ8の損傷が防止される。
【0021】玉掛け作業の際には、フック3を急激に傾けるか、又はフック3を一定角度以上に傾けてやれば、図4のように線材ばね16の上部が開いてトラニオン2をサイドプレート9に対して回動させることができるので、従来どおりフック装置1全体を傾けることなく玉掛けを行うことができる。
【0022】規制具としては、線材ばね16に代えて板ばねを用いてもよい。また、図5及び図6に示すような構造のものとすることもできる。ここでは、サイドプレート9とトラニオン2との間には、相互の回動を規制する規制具として一対の挟持アーム21、22が設けられている。挟持アーム21、22は、下端部が取付ボルト23でサイドプレート9の内側部29の下部に回動自在に取付けられ、挟持アーム21、22の間にはコイルばね24が取付けられており、挟持アーム21、22の上部が断面方形のトラニオン2の側面を弾性的に挟持する。
【0023】さらに、規制具を図7乃至図9に示すような構造のものとすることもできる。ここでは、左右のサイドプレート9の内側部29の上端を連結する一対のブリッジ板30の間に、一対のブリッジ板30を連結する一対の規制具ブラケット31が設けられ、この規制具ブラケット31に一対の挟持アーム32、33がピン34で枢支されている。ピン34にはコイルばね35が装着され、コイルばね35の端部が挟持アーム32、33にそれぞれ係合されており、このコイルばね35によって、一対の挟持アーム32、33は、その下部が断面方形のトラニオン2の側面を弾性的に挟持するように付勢されている。
【0024】この挟持アーム32、33によって、トラニオン2に対するサイドプレート9の回動が規制されており、両者の間に作用する力がコイルばね35の規制力の範囲内にある間は、サイドプレート9はトラニオン2の動きに追随して動くので、サイドプレート9がトラニオン2に対して傾くことはなく、所定の相対位置関係に保たれる。通常、トラニオン2は下方に連結されたフック3が鉛直方向に垂下される方向を向き、サイドプレート9は連結板12が真上にくる位置に保持される。
【0025】両者の間に大きい力が作用すると、図10のように一旦サイドプレート9がトラニオン2に対して傾くが、変形したコイルばね35の弾性力により直ちに所定の相対位置関係に復帰する。従って、車両14走行中のサイドプレート9の揺れが少なくなり、連結板12やワイヤロープ8の損傷が防止される。
【0026】玉掛け作業の際には、フック3を急激に傾けるか、又はフック3を一定角度以上に傾けてやれば、図11のように一対の挟持アーム32、33の下部がが開いてトラニオン2をサイドプレート9に対して回動させることができるので、従来どおりフック装置1全体を傾けることなく玉掛けを行うことができる。
【0027】このように規制具を上部に設けると、図1や図5に示すように、規制具を下部のサイドプレート9とフック3との間の狭いスペースに設ける場合に比べて、規制具の組立を容易に行うことができる。取付けのためスペースを拡げてフック装置1自体の大型化を招くおそれもない。
【0028】また、一対のブリッジ板30を規制具ブラケット31で連結することで、左右のサイドプレート9間の剛性が向上する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のフック装置は、トラニオンに対するサイドプレートの回動が規制されるので、車両走行中のサイドプレートの揺れを少なくすることができる。
【0030】また、トラニオンに対するサイドプレートの回動が規制されて、サイドプレートがトラニオンに対して傾くことなく所定の相対位置関係に保たれるので、連結板やワイヤロープの損傷が防止される。玉掛け作業の際には、フックを急激に動かすか、又はフック3を一定角度以上に傾けてやればトラニオンをサイドプレートに対して回動させることができるので、従来通りフック装置全体を傾けることなく玉掛けを行うことができる。
【0031】フック装置の規制具は、左右のサイドプレートの内側部の上端を連結する一対のブリッジ板の間に規制具ブラケットを設け、ばねで付勢されてトラニオンを挟持する一対の挟持アームを、規制具ブラケットに枢支するよう構成すると、規制具の組立を容易に行うことができる。
【0032】また、一対のブリッジ板を規制具ブラケットで連結することで、左右のサイドプレート間の剛性が向上する。




 

 


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